JP2840749B2 - 高級脂肪酸金属塩水性分散物の製造方法 - Google Patents
高級脂肪酸金属塩水性分散物の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高級脂肪酸金属塩水性分散物の製造方法に
関し、詳しくは、従来の製造方法におけるように、予備
乳化の後に高圧乳化機等を用いて、強制分散させること
なしに、極めて微細で且つ粒度分布の狭い高級脂肪酸金
属塩水性分散物の製造方法に関する。
関し、詳しくは、従来の製造方法におけるように、予備
乳化の後に高圧乳化機等を用いて、強制分散させること
なしに、極めて微細で且つ粒度分布の狭い高級脂肪酸金
属塩水性分散物の製造方法に関する。
従来の技術 高級脂肪酸の周期律表第II族金属塩、例えば、カルシ
ウム塩の水性分散物は、従来、コート紙やコート板紙等
の製造時、特に、カレンダー処理時におけるフラワリン
グやダステイングの防止のために、コート液に添加され
て用いられているほか、その疎水性と平滑性とを利用し
て、撥水剤、耐水化剤、離型剤、流動化剤等として、種
々の産業分野において広く用いられている。
ウム塩の水性分散物は、従来、コート紙やコート板紙等
の製造時、特に、カレンダー処理時におけるフラワリン
グやダステイングの防止のために、コート液に添加され
て用いられているほか、その疎水性と平滑性とを利用し
て、撥水剤、耐水化剤、離型剤、流動化剤等として、種
々の産業分野において広く用いられている。
かかる高級脂肪酸金属塩は、従来、脂肪酸ナトリウム
塩の水溶液に周期律表第II族金属塩の水溶液を加えて、
目的とする第II族金属塩を遊離させる複分解法、脂肪酸
と第II族金属化合物とを高温下に溶融反応させる溶解法
等が知られている。
塩の水溶液に周期律表第II族金属塩の水溶液を加えて、
目的とする第II族金属塩を遊離させる複分解法、脂肪酸
と第II族金属化合物とを高温下に溶融反応させる溶解法
等が知られている。
上記複分解法によれば、副生する無機塩を洗浄除去し
た後、得られた脂肪酸金属塩を脱水、乾燥し、粉砕した
後、これを界面活性剤の存在下に加圧下又は無加圧下に
高速撹拌機、ホモミキサー、ピスト型高圧乳化機等を用
いて、水中に分散させて、水性分散物を得る。また、溶
融法によれば、反応生成物を冷却、粉砕した後、同様
に、これを界面活性剤の存在下に水に分散させて、水性
分散物を得る。しかし、かかる方法によれば、多くの工
程数を必要としながら、得られる水性分散物は、高級脂
肪酸金属塩の粒径が大きく、また、水性分散物の粘度が
不安定であるので、前述した用途に用いるに際して、種
々の不都合を引き起こしている。
た後、得られた脂肪酸金属塩を脱水、乾燥し、粉砕した
後、これを界面活性剤の存在下に加圧下又は無加圧下に
高速撹拌機、ホモミキサー、ピスト型高圧乳化機等を用
いて、水中に分散させて、水性分散物を得る。また、溶
融法によれば、反応生成物を冷却、粉砕した後、同様
に、これを界面活性剤の存在下に水に分散させて、水性
分散物を得る。しかし、かかる方法によれば、多くの工
程数を必要としながら、得られる水性分散物は、高級脂
肪酸金属塩の粒径が大きく、また、水性分散物の粘度が
不安定であるので、前述した用途に用いるに際して、種
々の不都合を引き起こしている。
そこで、例えば、特公昭63−57414号公報には、高級
脂肪酸と周期律表等II族金属の水酸化物を界面活性剤の
存在下で水中にて反応させて、高級脂肪酸のII族金属塩
を生成させると同時に、予備的に乳化させた後、引き続
いて、得られた高級脂肪酸金属塩を高圧下にピストン型
高圧乳化機によつて強制的に水中に分散させることによ
つて、高級脂肪酸金属塩の水性分散物を得る方法を提案
している。しかし、かかる方法によれば、前述したよう
に、高級脂肪酸のII族金属塩を一旦製造した後に、これ
を高圧下にピストン型高圧乳化機にて水中に強制分散さ
せることが必要であり、しかも、得られる高級脂肪酸金
属塩は、その粒径が尚、大きい。
脂肪酸と周期律表等II族金属の水酸化物を界面活性剤の
存在下で水中にて反応させて、高級脂肪酸のII族金属塩
を生成させると同時に、予備的に乳化させた後、引き続
いて、得られた高級脂肪酸金属塩を高圧下にピストン型
高圧乳化機によつて強制的に水中に分散させることによ
つて、高級脂肪酸金属塩の水性分散物を得る方法を提案
している。しかし、かかる方法によれば、前述したよう
に、高級脂肪酸のII族金属塩を一旦製造した後に、これ
を高圧下にピストン型高圧乳化機にて水中に強制分散さ
せることが必要であり、しかも、得られる高級脂肪酸金
属塩は、その粒径が尚、大きい。
発明が解決しようとする課題 本発明は、上記したような従来の高級脂肪酸金属塩の
水性分散液の製造における問題を解決するためになされ
たものであつて、従来の製造方法におけるように、予備
乳化の後に高圧乳化機等を用いて、強制分散させること
なしに、極めて微細で且つ粒度分布の狭い高級脂肪酸金
属塩水性分散物の製造方法を提供することを目的とす
る。
水性分散液の製造における問題を解決するためになされ
たものであつて、従来の製造方法におけるように、予備
乳化の後に高圧乳化機等を用いて、強制分散させること
なしに、極めて微細で且つ粒度分布の狭い高級脂肪酸金
属塩水性分散物の製造方法を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 本発明による高級脂肪酸金属塩水性分散物の製造方法
は、高級脂肪酸と周期律表第II族金属の水酸化物とを水
中にて100℃を越える温度にて加圧下に反応させること
を特徴とする。
は、高級脂肪酸と周期律表第II族金属の水酸化物とを水
中にて100℃を越える温度にて加圧下に反応させること
を特徴とする。
本発明において、高級脂肪酸は、飽和又は不飽和のい
ずれであつてもよく、例えば、カプロン酸、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ロジン酸等を挙げる
ことができ、これらは単独にて、又は２種以上の混合物
として用いられる。
ずれであつてもよく、例えば、カプロン酸、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ロジン酸等を挙げる
ことができ、これらは単独にて、又は２種以上の混合物
として用いられる。
また、周期律表第II族金属の水酸化物としては、例え
ば、マグネシウム、カルシウム及びバリウムのほか、亜
鉛の水酸化物が用いられる。かかる周期律表第II族金属
の水酸化物は、高級脂肪酸に対して、当量以上の量にて
用いられる。好ましくは、周期律表第II族金属の水酸化
物は、高級脂肪酸に対して、約1.0〜1.1当量の範囲で用
いられる。
ば、マグネシウム、カルシウム及びバリウムのほか、亜
鉛の水酸化物が用いられる。かかる周期律表第II族金属
の水酸化物は、高級脂肪酸に対して、当量以上の量にて
用いられる。好ましくは、周期律表第II族金属の水酸化
物は、高級脂肪酸に対して、約1.0〜1.1当量の範囲で用
いられる。
本発明の方法においては、好ましくは、界面活性剤の
存在下、水中にて、高級脂肪酸と周期律表第II族金属の
水酸化物とを100℃を越える温度にて加圧下に撹拌下に
反応させることによつて、直ちに極めて微細で且つ粒度
分布の狭い高級脂肪酸金属塩水性分散物を得ることがで
きる。即ち、本発明によれは、予備乳化の後に高圧乳化
機等を用いて、強制分散させる必要がない。
存在下、水中にて、高級脂肪酸と周期律表第II族金属の
水酸化物とを100℃を越える温度にて加圧下に撹拌下に
反応させることによつて、直ちに極めて微細で且つ粒度
分布の狭い高級脂肪酸金属塩水性分散物を得ることがで
きる。即ち、本発明によれは、予備乳化の後に高圧乳化
機等を用いて、強制分散させる必要がない。
上記界面活性剤としては、特に、限定されるものでは
ないが、通常、非イオン系界面活性剤又はアニオン系界
面活性剤が好ましく用いられる。例えば、非イオン系界
面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンステア
リルアルコールエーテル、ポリオキシエチンレンセチル
アルコールエーテル、ポリオキシエチレンオレイルアル
コールエーテル等のようなポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフエノールエー
テル等のようなポリオキシアルキレンアリールエーテ
ル、その他ポリオキシアルキレンカルボン酸エステル、
ポリオキシアルキレンアルキルアミド、ポリオキシアル
キレンアミン、ポリオキシアルキレンアルキルメルカプ
タン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン、ポリ
オキシアルキレン多価アルコール脂肪酸エステル等を挙
げることができる。
ないが、通常、非イオン系界面活性剤又はアニオン系界
面活性剤が好ましく用いられる。例えば、非イオン系界
面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンステア
リルアルコールエーテル、ポリオキシエチンレンセチル
アルコールエーテル、ポリオキシエチレンオレイルアル
コールエーテル等のようなポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフエノールエー
テル等のようなポリオキシアルキレンアリールエーテ
ル、その他ポリオキシアルキレンカルボン酸エステル、
ポリオキシアルキレンアルキルアミド、ポリオキシアル
キレンアミン、ポリオキシアルキレンアルキルメルカプ
タン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン、ポリ
オキシアルキレン多価アルコール脂肪酸エステル等を挙
げることができる。
また、アニオン系界面活性としては、例えば、高級ア
ルコール硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸
塩、ナフタレンスルホン酸−ホルマリン縮合物の塩、ア
ルキルスルホ琥珀酸塩、アルキルスルホン酸塩、ポリオ
キシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリ
オキシアルキレンアルキルフエニルエーテル硫酸エステ
ル塩、ポリオキシアルキレンポリオール脂肪酸部分エス
テルの硫酸化物、ポリオキシエチレンアルキルフエニル
エーテルスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル
エーテルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアル
キルフエニルエーテルリン酸エステル塩等を挙げること
ができる。
ルコール硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸
塩、ナフタレンスルホン酸−ホルマリン縮合物の塩、ア
ルキルスルホ琥珀酸塩、アルキルスルホン酸塩、ポリオ
キシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリ
オキシアルキレンアルキルフエニルエーテル硫酸エステ
ル塩、ポリオキシアルキレンポリオール脂肪酸部分エス
テルの硫酸化物、ポリオキシエチレンアルキルフエニル
エーテルスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル
エーテルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアル
キルフエニルエーテルリン酸エステル塩等を挙げること
ができる。
上記した界面活性剤は、単独で用いられてもよく、或
いは２種以上が併用されてもよい。また、界面活性剤
は、通常、高級脂肪酸100重量部に対して、１〜10重量
部の範囲で用いられる。
いは２種以上が併用されてもよい。また、界面活性剤
は、通常、高級脂肪酸100重量部に対して、１〜10重量
部の範囲で用いられる。
本発明の方法においては、好ましくは、界面活性剤の
存在下、水中にて、高級脂肪酸と周期律表第II族金属の
水酸化物とを100℃を越える温度、好ましくは101〜160
℃の温度にて加圧下に撹拌下に反応させる。しかし、本
発明に従つて103〜150℃、特に、110℃を超えて、例え
ば、115℃から150℃以下で反応させることによつて、極
めて微細で且つ粘度分布の狭い高級脂肪酸金属塩水性分
散物を得ることができる。反応温度が100℃以下のとき
は、微細で且つ粒度分布の狭い高級脂肪酸金属塩水性分
散物を得ることができない。
存在下、水中にて、高級脂肪酸と周期律表第II族金属の
水酸化物とを100℃を越える温度、好ましくは101〜160
℃の温度にて加圧下に撹拌下に反応させる。しかし、本
発明に従つて103〜150℃、特に、110℃を超えて、例え
ば、115℃から150℃以下で反応させることによつて、極
めて微細で且つ粘度分布の狭い高級脂肪酸金属塩水性分
散物を得ることができる。反応温度が100℃以下のとき
は、微細で且つ粒度分布の狭い高級脂肪酸金属塩水性分
散物を得ることができない。
本発明による高級脂肪酸金属塩水性分散物は、特に、
コート紙、コート板紙を製造するためのコート液への添
加剤として有用である。即ち、本発明による高級脂肪酸
金属塩水性分散物を含むかかるコート液は、その粘度の
経時変化が少なく、特に、スーパーカレンダーに対する
汚染性がない。
コート紙、コート板紙を製造するためのコート液への添
加剤として有用である。即ち、本発明による高級脂肪酸
金属塩水性分散物を含むかかるコート液は、その粘度の
経時変化が少なく、特に、スーパーカレンダーに対する
汚染性がない。
発明の効果 以上のように、本発明の方法によれば、高級脂肪酸と
周記律表第II族金属の水酸化物とを水中にて100℃を越
える温度にて加圧下に反応させることによつて、従来の
製造方法におけるように、予備乳化の後に高圧乳化機等
を用いて、強制分散させることなしに、通常、平均粒径
が１μｍ以下、好ましい場合には、0.5μｍ以下の極め
て微細で且つ粒度分布の狭い高級脂肪酸金属塩水性分散
物を得ることができる。
周記律表第II族金属の水酸化物とを水中にて100℃を越
える温度にて加圧下に反応させることによつて、従来の
製造方法におけるように、予備乳化の後に高圧乳化機等
を用いて、強制分散させることなしに、通常、平均粒径
が１μｍ以下、好ましい場合には、0.5μｍ以下の極め
て微細で且つ粒度分布の狭い高級脂肪酸金属塩水性分散
物を得ることができる。
実施例 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明は
これら実施例により何ら限定されるものではない。
これら実施例により何ら限定されるものではない。
実施例１ 加圧反応釜に消石灰245重量部及び水1100重量部を投
入し、加圧下に105℃に加熱し、撹拌した。次いで、こ
れにポリオキシエチレンノニルフエノールエーテル（エ
チレンオキサイド15モル付加物）60重量部をステアリン
酸1850重量部の混合物を105℃に加熱し、これを反応釜
に徐々に圧入し、３時間撹拌した。
入し、加圧下に105℃に加熱し、撹拌した。次いで、こ
れにポリオキシエチレンノニルフエノールエーテル（エ
チレンオキサイド15モル付加物）60重量部をステアリン
酸1850重量部の混合物を105℃に加熱し、これを反応釜
に徐々に圧入し、３時間撹拌した。
反応終了後、平均粒径0.49μｍのステアンリン酸カル
シウムの55重量％水性分散物を得た、第１図にその粒度
分布を示す。
シウムの55重量％水性分散物を得た、第１図にその粒度
分布を示す。
比較例１ 反応釜に消石灰245重量部及び水1100重量部を投入
し、85℃に加熱し、撹拌した。次いで、これにポリオキ
シエチレンノニルフエノールエーテル（エチレンオキサ
イド15モル付加物）60重量部とステアリン酸1850重量部
の混合物を85℃位に加熱し、これを反応釜に徐々に加
え、３時間撹拌した。
し、85℃に加熱し、撹拌した。次いで、これにポリオキ
シエチレンノニルフエノールエーテル（エチレンオキサ
イド15モル付加物）60重量部とステアリン酸1850重量部
の混合物を85℃位に加熱し、これを反応釜に徐々に加
え、３時間撹拌した。
反応終了後、ピストン型高圧乳化機を用いて、圧力30
0kg/cm2の下で強制分散させて、平均粒径1.88μｍのス
テアリン酸カルシウムの55重量％水性分散物を得た。第
２図にその粒度分布を示す。
0kg/cm2の下で強制分散させて、平均粒径1.88μｍのス
テアリン酸カルシウムの55重量％水性分散物を得た。第
２図にその粒度分布を示す。
参考例１ 以上の実施例及比較例にて得たステアリン酸カルシウ
ムの水性分散物をコート紙の製造に用いて、コート液の
粘度の経日変化及びスーパーカレンダーの汚れを評価し
た。結果を第１表に示す。
ムの水性分散物をコート紙の製造に用いて、コート液の
粘度の経日変化及びスーパーカレンダーの汚れを評価し
た。結果を第１表に示す。
コート液は、以下の組成（重量部） １級クレー 40 ２級クレー 30 重質炭酸カルシウム 30 ラテツクス（固形分） 12 デンプン ６ 分散剤（ポリアクリル酸ナトリウム） 0.3 ステアリン酸カルシウム分散物（固形分） １ とし、固形分60重量％、pH9.5に調整した。
このコート液を秤量65g/m2のコート紙にバーコーター
にて13g/m2の割合にて塗布し、160℃の熱風にて１分間
加熱乾燥させた後、160℃、125kg/m2にてスーパーカレ
ンダー掛け（１回掛通し）して、このときのスーパーカ
レンダーの汚れを３段階にて評価した。評価基準は、Ａ
は汚れが全くない、Ｂは汚れが幾らかある、Ｃは汚れが
著しい、を示す。
にて13g/m2の割合にて塗布し、160℃の熱風にて１分間
加熱乾燥させた後、160℃、125kg/m2にてスーパーカレ
ンダー掛け（１回掛通し）して、このときのスーパーカ
レンダーの汚れを３段階にて評価した。評価基準は、Ａ
は汚れが全くない、Ｂは汚れが幾らかある、Ｃは汚れが
著しい、を示す。
また、高級脂肪酸金属塩を用いない以外は、上記と同
様にして、コート液を調整し、同様にして、コート液の
粘度の経日変化及びスーパーカレンダーの汚れを評価し
た。結果を併せて第１表に示す。
様にして、コート液を調整し、同様にして、コート液の
粘度の経日変化及びスーパーカレンダーの汚れを評価し
た。結果を併せて第１表に示す。
第１図は、本発明による高級脂肪酸金属塩の水性分散物
における粒度分布を示し、第２図は、比較例による高級
脂肪酸金属塩の水性分散物における粒度分布を示す。
における粒度分布を示し、第２図は、比較例による高級
脂肪酸金属塩の水性分散物における粒度分布を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B01J 13/00 C07C 51/00 C11D 1/00 - 19/00
Claims (2)
- 【請求項１】高級脂肪酸と周期律表第II族金属の水酸化
物とを水中にて100℃を越える温度にて加圧下に反応さ
せることを特徴とする高級脂肪酸金属塩水性分散物の製
造方法。 - 【請求項２】周期律表第II族金属がマグネシウム、カル
シウム、バリウム又は亜鉛であることを特徴とする請求
項第１項記載の高級脂肪酸金属塩水性分散物の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1145589A JP2840749B2 (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | 高級脂肪酸金属塩水性分散物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1145589A JP2840749B2 (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | 高級脂肪酸金属塩水性分散物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02191539A JPH02191539A (ja) | 1990-07-27 |
| JP2840749B2 true JP2840749B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=11778571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1145589A Expired - Fee Related JP2840749B2 (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | 高級脂肪酸金属塩水性分散物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2840749B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996030585A1 (fr) * | 1995-03-30 | 1996-10-03 | Nissin Kagaku Kenkyusho Co., Ltd. | Agent de regulation de resine et procede permettant d'eviter les difficultes dues a la resine |
| FI20000957A (fi) * | 2000-04-20 | 2001-10-21 | Raisio Chem Oy | Paperinvalmistuksen lisäaine, sen valmistus ja käyttö |
| JP4709957B2 (ja) * | 2004-11-10 | 2011-06-29 | サンノプコ株式会社 | 潤滑剤用金属石けん組成物 |
| JP5145067B2 (ja) * | 2008-02-13 | 2013-02-13 | 大王製紙株式会社 | 印刷用塗工紙 |
| CN107118404A (zh) * | 2017-05-16 | 2017-09-01 | 王春雨 | 一种水性硬脂酸钙防粘剂及其制备方法 |
-
1989
- 1989-01-19 JP JP1145589A patent/JP2840749B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JPH02191539A (ja) | 1990-07-27 |
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