JP2839029B2 - 半導体集積回路の配線構造 - Google Patents

半導体集積回路の配線構造

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JP2839029B2 JP13161698A JP13161698A JP2839029B2 JP 2839029 B2 JP2839029 B2 JP 2839029B2 JP 13161698 A JP13161698 A JP 13161698A JP 13161698 A JP13161698 A JP 13161698A JP 2839029 B2 JP2839029 B2 JP 2839029B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体デバイスの構
造に関するものであり、詳しくは溝埋め込み配線の構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の加工技術の発達によ
り、最小パターンサイズが0.25μmあるいはそれ以
下になりつつある技術環境にあって、特に半導体素子を
接続する金属配線の幅あるいはピッチの減少に伴う金属
配線の信頼性の低下や配線間容量の増大といった技術的
な問題が顕在化している。また、多層配線に関して、微
細化による接続面積の減少に伴って、多層配線間のスル
ーホール抵抗(接続抵抗)の増大が懸念されている。特
に、配線間容量の増大あるいはスルーホール抵抗の増大
は、配線内の信号遅延時間を大きくする効果があるた
め、半導体集積回路の高速動作を阻害する。これらの問
題に対して、従来の技術は以下に述べる方法で対処して
いる。
【0003】まず、金属配線の信頼性低下は、基板に作
用する機械的応力(ストレスマイグレーション)や電子
と金属との衝突によって引き起こされる応力(エレクト
ロマイグレーション)による金属配線のダメージによ
る。金属配線としてアルミ配線に注目すると、その信頼
性低下に対して従来の技術として最も一般に用いられて
いる方法は、アルミに銅等の不純物を添加する方法であ
る。不純物はアルミと反応して金属間化合物粒子を形成
するが、配線幅が小さくなってその金属間化合物粒子径
に近づくにつれて、高抵抗の金属間化合物がアルミ配線
を局所的にブロックして配線抵抗を増大させ、さらに金
属間化合物粒子前後のアルミ配線にボイドが形成してし
まう等の問題が顕在化してきた。
【0004】そこで、図10(a)に示すように、シリ
コン基板1上のシリコン酸化膜2の上に、アルミ膜4の
上面と下面とに硬質導電材料であるTiN膜5を形成し
た積層膜をドライエッチングで加工し、硬質層5でサン
ドイッチされたアルミ配線4を形成したり(ガードナー
ら、IEEE トランザクション、エレクトロンデバイ
ス ED−32、p174、1985)、あるいは図1
0(b)に示すように、アルミ配線4の上面の薄い領域
(〜500オングストローム)にひ素をイオン注入して
表面に硬質層6を形成して、アルミ配線を機械的に補強
する方法が試みられている(特開平5−67610号公
報「半導体装置およびその製造方法」あるいは特開平5
−90266号公報「半導体装置」参照)。
【0005】また、図10(c)に示すように、アルミ
のドライエッチングを用いない方法、すなわちダマシン
法を用いる場合は、溝が掘られている酸化膜2に、溝深
さの4分の3程度のアルミを成膜し、さらにブランケッ
トCVD法によってタングステンを成膜した積層膜を化
学機械研磨して、溝部にタングステン層21でキャップ
されたアルミ配線4を形成している(ローエルら、19
92 VMIC会議講演集、22〜28ページ)。タン
グステンキャップ21はアルミへの研磨キズ発生を抑制
することを主目的としているため2000オングストロ
ーム程度と厚いが、硬質材料であるタングステンキャッ
プの存在でアルミの機械的強度は補強される。
【0006】このように、硬質膜の積層によりアルミを
機械的に補強して、配線信頼性を向上させている。
【0007】また、図11に示すように、ダマシン法で
埋め込みタングステン配線を形成している例があるが
(上野ら、1992、アイ・イー・イー・イー国際電子
デバイス会議、テクニカルダイジェスト、305〜30
8ページ)、タングステンは硬く、十分な機械的強度を
有するものの、その抵抗が高いため局所配線以外の領域
に用いることはできない。ここで、上野らはタングステ
ン溝配線22にデバイス層に達するコンタクトホール1
4を自己整合的に形成しているが、単層構造の層間絶縁
膜2に溝3とその下の自己整合コンタクトホール14を
形成しているため、溝3の底は層間絶縁膜2内に位置し
ている。従って、エッチングで溝を形成する際、そのエ
ッチング停止層がなく、溝深さのバラツキによる埋め込
み配線抵抗のバラツキが問題になる。なお図11におい
て、10は素子分離酸化膜である。
【0008】一方、配線間容量の増大に対して最も一般
的に行われる方法は、図12(a)に示すように、配線
間距離を広くする方法である。例えば、加工の最小寸法
を0.4μmとした場合、配線幅L′を0.4μmと
し、その間隔S′を0.6μmとする。その結果、配線
のピッチP′は最小加工寸法の2倍(ここでは、0.8
μm)よりも大きくなってしまっている(ここでは、
1.0μm)。
【0009】他の方法として、図12(b)に示すよう
に、金属配線4を形成した後シリコン酸化膜(比誘電
率:3.9)よりも低誘電率の絶縁膜11で配線間を埋
め込む方法も行われている。例えば、ECR−CVD法
を利用して、比誘電率が3.0程度のフッ素添加シリコ
ン酸化膜が成膜されている(福田ら、1933、SSD
M国際会議講演論文集、158〜160ページ)。配線
ピッチをP″とすると、図12(a)の配線ピッチP′
よりも小さくできる。
【0010】さらに、低誘電率の有機材料を用い、配線
間容量を低減する方法も提案されている(パラズザック
ら、1993、国際電子デバイス会議、テクニカルダイ
ジェスト、261〜264ページ)。
【0011】このように、配線間容量を低減するため、
(1)ドライエッチングで金属膜を加工して配線を形成
する際、配線ピッチを大きくして配線間距離を確保する
方法、あるいは(2)金属配線間に従来のシリコン酸化
膜よりも低誘電率の膜を埋め込む方法が行われている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
技術で加工最小寸法が0.25μm以下となった配線の
信頼性向上や配線間容量の低減を図ろうとする場合、以
下に述べる問題が顕在化してきた。まず、アルミ配線を
機械的に補強するため、図10(a),(b)に示した
ように配線の上面・下面にTiN層5やAsのイオン注
入層6を形成したとしても、アルミ配線側面のダメージ
に対しては効果ない。特に、配線幅が微細になるほど厚
みを大きくして配線抵抗を下げる必要があるため、側面
積の割合が増大する傾向があり、このような従来の技術
は有効でないといった問題がある。
【0013】また、図10(c)に示したように、予め
溝の形成されたシリコン酸化膜にAl/Wからなる積層
膜を形成し、化学機械研磨法でシリコン酸化膜上の積層
膜を選択的に除去してやれば、上面がタングステン21
でキャップされたアルミ配線が得られる。しかしなが
ら、タングステンキャップ21は化学機械研磨法による
アルミ層4への機械的ダメージ(傷)回避を主目的とし
ているため、その膜厚を薄くすることはできない。この
ため、溝に埋め込まれた金属配線層内で高抵抗のタング
ステンが占める割合が大きくなってしまっている。さら
に、Al/Wの界面にさらに高抵抗の金属間化合物が形
成されるといった問題があった。
【0014】さらに、従来の埋め込み配線方法では、図
11に示したように、層間絶縁膜2に溝3をドライエッ
チングで形成する際、溝形成のエッチング停止層が存在
しないため、溝の深さを制御することが困難であった。
その結果、埋め込み配線の抵抗値が一定にならないとい
った問題もあった。
【0015】一方、配線間容量の低減に関して従来の技
術では、図12(a)に示したように、配線間の距離
S′を大きくし容量を低減するようにしているが、この
ため配線形成ピッチP′が増大してしまうといった問題
がある。また、図12(b)に示したように、シリコン
酸化膜より低誘電率のフッ素添加のシリコン酸化膜11
を層間絶縁膜として用いる場合、膜中に存在するフッ素
あるいは膜に吸収された水分との反応生成物であるフッ
酸がアルミ配線4を腐食してしまうといった問題があ
る。
【0016】また、アルミ配線にダメージを与えない、
例えば300℃以下で0.25μm以下のスペースを完
全に埋め込むことは非常に困難である。同様に、低誘電
率の有機膜を埋め込むことも困難であるといった問題が
あった。
【0017】また、図13に示すように、多層配線間の
接続に関して、例えば第1層目の配線15と第2層目の
配線19との間は、配線の幅よりも微細な径のスルーホ
ール16を介しているが、配線幅の微細化によりスルー
ホール径も微細化せざるをえず、その接触面積の増大で
スルーホール抵抗が大きくなってしまうといった問題が
あった。
【0018】本発明の目的は、かかる従来技術の問題を
解決するため、すなわち高信頼性あるいは低配線間容量
を可能とする配線構造をそれぞれ提供することにあり、
さらにはそれらを統合化して高信頼性かつ低配線間容量
を可能ならしめる配線構造およびその製造方法を提供す
ることにある。
【0019】特に本発明は、高信頼性かつ低配線間容量
を可能ならしめる多層配線構造を提供することを目的と
する。
【0020】
【課題を解決するための手段】また本発明の配線構造
は、半導体基板に形成された下地デバイス層上に平坦な
第1の絶縁膜と第2の絶縁膜と第3の絶縁膜とが積層さ
れ、第2の絶縁膜に側壁膜の形成された配線溝を有し、
第1の絶縁膜には前記配線溝底部領域から下地デバイス
層に達する側壁膜を有さない第1の孔が形成されてお
り、前記配線溝と第1の孔に第1の配線金属が埋め込ま
れ、さらに第3の絶縁膜を貫き第2の絶縁膜内部に達し
かつ第1の金属の幅よりも大きい第2の孔に第2の配線
金属が埋め込まれ、かかる第1の配線金属の上面と側面
とで第2の配線金属が接続されていることを特徴とす
る。このようにすれば縦接続抵抗を低減化させた多層配
線構造が形成できる。
【0021】このような多層化が可能な配線構造は、ト
ランジスタの形成された半導体基板上に第1の絶縁膜を
形成する工程と、第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜を形成
する工程と、第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形成する
工程と、第1の絶縁膜をストッパーとして第3の絶縁膜
と第2の絶縁膜とを貫く溝を形成する工程と、前記溝の
側面に絶縁膜を形成する工程と、第3の絶縁膜をエッチ
ング保護膜として前記溝の底部に下地トランジスタ領域
に達し、かつ前記第3の絶縁膜と第2の絶縁膜に形成し
た溝の幅よりも前記溝の側面に形成した前記絶縁膜の厚
さ分だけ開口径の小さいコンタクトホールを形成する工
程と、前記溝およびコンタクトホール表面に硬質導電膜
を形成する工程と、前記溝およびコンタクトホールに一
括して金属を埋め込む工程と、第3の絶縁膜上の硬質絶
縁膜と金属とを除去する工程と、から製造することがで
きる。
【0022】(作用)先ず、配線信頼性向上に関して、
アルミ配線の側面と底面とがTiN等の薄い導電性硬質
材料で覆われ、かつその上面にイオン注入技術を利用し
て薄いAs注入層を形成した構造、すなわちアルミ配線
の表面層全面が薄い導電性硬質材料で覆われた構造であ
るため、アルミ配線全面が機械的に補強されている。硬
質膜の電気伝導度はアルミよりも大きいが、その膜厚が
薄いため配線断面積に占めるその割合は無視できる程度
としている。従って、配線抵抗の増大をもたらさない。
【0023】この配線構造は、Cu等の不純物をいれた
Al配線にも適用できるが、これらの不純物を添加しな
くても十分な機械的強度を有するため、純アルミあるい
は固溶度以下の極微量のシリコンを添加したアルミ配線
に適用できる。このため、添加物とアルミとの高抵抗の
金属間化合物がアルミ配線をブロックしてしまうことも
なくなる。
【0024】さらに、層間絶縁膜に任意のピッチで溝を
形成しておき、その側壁に絶縁膜を形成した後に金属材
料を埋め込むことで、配線のピッチを変えずに絶縁性側
壁膜をつけた厚さ分だけ配線間に存在する絶縁膜の厚さ
が増加し、その結果配線間容量を減少させることができ
る。絶縁性側壁膜厚分だけ埋め込み配線金属の幅が減少
してしまうが、それに伴う抵抗の増加はその分に見合っ
ただけあらかじめ溝を深く形成しておけばよい。
【0025】さらに、シリコン酸化膜より低誘電率のフ
ッ素添加のシリコン酸化膜を層間絶縁膜として用いる場
合、膜中に存在するフッ素あるいは膜に吸収された水分
との反応生成物であるフッ酸がAlを腐食してしまうと
いった問題に対しては、この絶縁性側壁膜の存在でアル
ミ配線ダメージが回避される。低誘電体膜へ溝埋め込み
配線を形成する方法を採用することで、低誘電体膜は微
細な配線間を回り込みよく埋め込むことは困難であった
問題も回避される。
【0026】また、層間絶縁膜を2層構造とすること
で、下部にある第1の絶縁膜をエッチング停止層をして
第2の絶縁膜に溝を形成すれば、溝深さは一定となる。
すなわち、溝埋め込み配線抵抗が均一となる。ここで、
微小ピッチの埋め込み配線の形成される第2の絶縁膜に
低誘電体絶縁膜を用いれば、配線間容量が低減される。
さらに、溝底部より第1の絶縁膜を貫いて下地デバイス
層に達する自己整合的に形成されたコンタクトホールと
に一括して金属を埋め込むことで、配線形成のプロセス
マージンが向上する。
【0027】さらに、上述した発明の統合化、すなわち
多層構造層間絶縁膜の上層低誘電体絶縁膜に形成された
絶縁性側壁膜付きの溝と、下部絶縁膜とに自己整合的に
形成されたコンタクトホールとに、TiN等の硬質膜や
イオン注入層からなる薄い導電性硬質膜で表面の覆われ
た金属を一括して埋め込み、さらに下層配線の上面およ
び側面とを利用して上層配線と接続させることで、高信
頼性・低配線間容量でかつ多層配線間の接続抵抗の小さ
い配線構造が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を用いて説明する。
【0029】(参考例1)図1は、層間絶縁膜に形成さ
れた埋め込み配線の構造に本発明を適用した参考例であ
り、詳しくはシリコン基板1上の層間絶縁膜であるシリ
コン酸化膜2に形成された溝3にアルミ4を埋め込んだ
場合である。このアルミ埋め込み配線の底面および側面
には、チタンナイトライド(TiN)5が形成されてお
り、その上面にはヒ素(As)のイオン注入層6が形成
されている。すなわち、埋め込みアルミ配線の表面層が
完全に導電性硬質膜で覆われている。
【0030】アルミ配線に高密度の電流が流れると、酸
化膜に向かってアルミ配線の一部が飛び出す領域(ヒロ
ック)が生じると、それと同体積のボイドがアルミ配線
内に生じる。すなわち、ヒロックの発生を完全に抑制す
れば、ボイドは発生しない。
【0031】本参考例ではこの点に注目し、層間絶縁膜
に埋め込まれたアルミ配線の全表面を薄い導電性硬質膜
で覆ってヒロックの発生を抑制することで、ボイドの発
生も抑制している。さらに、薄い導電性硬質膜の存在に
より配線の機械的強度が増加して、応力下でのアルミの
塑性変形をも抑制している。
【0032】自明のことではあるが、従来の方法のよう
に層間絶縁膜形成時の応力がアルミ配線に作用しないた
め、このような薄い硬質膜でアルミ配線を覆わなくても
その配線信頼性が十分に大きいことは知られているが
(菊田ら、信学技報、SDM93−190(1994−
01)、53〜58ページ)、埋め込み構造で多層配線
を形成する場合には上層配線を埋め込むための層間絶縁
膜形成工程が行われるため、アルミ配線を導電性硬質膜
で完全に覆って機械的に十分な強度を持たせておく必要
がある。なお、ここでアルミ配線を覆う膜として、窒化
シリコン等の非導電性硬質膜を用いることもできるが、
多層配線形成を考えた場合には配線間の縦接続を困難と
させることから望ましくない。
【0033】図2は、上述した配線構造を得るための工
程断面図である。まず、図2(a)に示すように、シリ
コン基板1上のシリコン酸化膜2にフォトリソグラフィ
ー工程とドライエッチング工程で溝3を形成する。しか
る後、スパッタ法により密着層として50〜100オン
グストロームのチタン(Ti)を成膜し(図示せず)、
さらに図2(b)に示すように導電性硬質膜である窒化
チタン(TiN)5を50〜500オングストローム程
度成膜する。窒化チタン5の成膜は、通常のスパッタリ
ング法やコリメータスパッタ法あるいはCVD法を用い
る。さらに、溝部3を埋め込むようにアルミ4を成膜す
る。ここでは、通常のスパッタリング法よりも埋め込み
性のよいCVD法、コリメータスパッタリング法あるい
は高温リフロースパッタリング法をアルミ成膜に用い、
その膜厚は2000〜10000オングストローム程度
である。
【0034】さらに、図2(c)に示すように化学機械
研磨法(Chemical Mechanical P
olishing:CMP)でシリコン酸化膜2上のア
ルミ4およびTiN5/Tiを除去する。Al/TiN
/Ti膜のCMPでは、pH3〜5程度の酸性水溶液に
50〜1000オングストローム程度のアルミナ粒子を
分散させたスラリー(ベイヤーら、米国特許第4944
836号明細書)やpH8〜10程度のアルカリ性水溶
液に10〜1000オングストローム程度のシリカ粒子
を分散させたスラリー液あるいは研磨剤粒子の含まれな
いアミン水溶液(林ら、特願平4−276866号明細
書)を加工液として用いる。
【0035】しかる後、図2(d)に示すように、1×
1016cm-2以上のヒ素(75As+)を10〜50ke
Vで、アルミ表面層にイオン注入する。この表面注入層
6の存在で、配線上面の硬度が純アルミの約2倍程度増
加する(吉川ら、Applied Physics L
etter,63(11),1495(1993)、あ
るいは吉川ら、Journal of Vacuum
Science and Technology,B1
1(2),228(1993))。
【0036】なお、50〜100オングストローム程度
の薄い酸化膜を埋め込みアルミ配線上に形成した後に、
イオン注入を行ってもよいが、その際アルミ表面層に達
するAsの濃度が1×1016cm-2以上となるように留
意することが必要である。アルゴン等の不活性物質を注
入しても同様の効果が得られるが、アルミと反応して金
属間化合物を形成し、かつ比較的重い原子量を有する物
質である方が望ましい。例えば、TiやCu等の遷移金
属でも良い。一方、酸素やシリコン等を注入しても同様
の効果を得ることができるが、埋め込みアルミ配線上面
にアルミナ(Al2 3 )やSiの高抵抗の析出が現れ
ることから、縦接続の必要となる多層配線を形成する場
合には適さない。
【0037】上述した製造工程により、表面層が薄い導
電性硬質膜で覆われた埋め込みアルミ配線が形成され
る。ここでは、埋め込む配線材料としてアルミを用いた
場合の実施例を示したが、銅、金や銀等の低抵抗金属で
もよい。また、側面あるいは底面に形成する導電性硬質
膜として、遷移金属のシリサイド(WSix やTiSi
x )でもよい。また、導電性を示す酸化物(酸化ルテニ
ウム等でもよい)。
【0038】(参考例2)ここでは、配線間容量の低減
を目的とした発明を説明するための参考例を述べる。配
線間容量を低減させるには配線間の距離を大きくすれば
よいが、超高集積回路の場合それに伴って配線形成ピッ
チが増大してはならない。すなわち、配線形成ピッチを
変化させずに、配線間隔を大きくしてやる必要がある。
【0039】図3は、上述した要求事項を満たすために
提案された実施例を説明するための工程断面図である。
【0040】まず、図3(a)に示すように、シリコン
基板1上のシリコン酸化膜2に、幅L0 の溝3を間隔S
0 で形成する。従って、溝の形成ピッチP0 は(L0
0)となっている。
【0041】しかる後、図3(b)に示すように、CV
D法によりシリコン酸化膜を成膜し、さらにRIE(R
eactive Ion Etching)法で異方性
エッチングして溝3に幅δの絶縁性側壁膜7を形成す
る。
【0042】さらに、図3(c)に示すように、この溝
3を埋め込むようにアルミを成膜し、CMP法で酸化膜
2上のアルミを選択的に除去することで、埋め込みアル
ミ配線4を形成する。ここで、絶縁性側壁膜7の存在に
より、アルミ配線幅が2δ減少し、配線間隔Sが2δ増
加している。但し、埋め込みアルミ配線のピッチPは溝
配線形成のピッチP0 と同じであることに注意された
い。配線幅をLとすると、図3(a)の配線幅L0 、配
線間隔S0 とは、L=L0 −2δ<L0 S=S0+2δ
>S0 の関係がある。本実施例によれば、フォトリソグ
ラフィーの最小ピッチで酸化膜を加工しておいた場合に
おいても、最小ピッチを保ったまま埋め込み配線の間隔
を増加させ、配線間容量を低減させることができる。
【0043】ところで、絶縁性側壁膜7の存在による配
線幅の減少は配線抵抗増加につながるが、酸化膜2に形
成する溝を予め深くしておくことで回避できる。また、
集積回路の配線では、信号のクロストークを回避するた
め特に配線間容量を低減したい配線領域と、一方電流駆
動力を確保したい配線領域とが存在する。従って、電流
駆動力を確保したい領域では、酸化膜2に形成する溝3
の幅を予め絶縁性側壁膜厚の2倍以上(2δ以上)大き
くしておき、絶縁性側壁膜7が形成されたとしても十分
な埋め込み配線幅が確保されるよう留意する必要があ
る。
【0044】なお、上述した実施例では、絶縁性側壁膜
としてシリコン酸化膜を用いた場合を示したが、シリコ
ン窒化膜等の低誘電体の無機材料でもよく、さらにはパ
リレン(Parylenes:N.Majid,et.
al.,Journal of Electronic
Materials,Vol.18,No.2,p
p.301−311,1989参照)やポリイミドやテ
フロン等の低誘電体有機膜であってもよいことは自明で
ある。
【0045】特に、低誘電体有機膜には吸湿性や機械的
強度に問題があったが、図4に示すように、低誘電体有
機膜8を側壁膜として局部的に用い、さらに吸湿性のな
いプラズマCVD法による酸化膜(プラズマ酸化膜9)
でキャップすることで、低配線間容量で層間膜強度も十
分な配線構造が得られることも自明である。
【0046】また、埋め込まれる金属として、金、銀や
銅等の低抵抗金であってもよいことも自明である。
【0047】(参考例3)ここでは、溝配線と下地デバ
イスへのコンタクトホールとを自己整合的に埋め込む際
に問題となる溝深さのばらつきを低減させることを目的
とした発明について述べる。
【0048】図5は、本発明によるエッチング速度の異
なる積層間絶縁膜に埋め込み配線を形成する場合の製造
工程断面図である。
【0049】まず、図5(a)に示すように、素子分離
酸化膜10で分離された電界効果トランジスタの形成さ
れたシリコン基板1上に第1の層間絶縁膜としてシリコ
ン酸化膜2を成膜する。必要に応じてCMP法でシリコ
ン酸化膜2の表面を平坦化させた後、さらに第1の層間
絶縁膜よりもエッチング速度の速い第2の層間絶縁膜1
1を成膜する。第2の層間絶縁膜11に低誘電体である
フッ素添加のシリコン酸化膜を用いれば、下地第1の層
間絶縁膜であるシリコン酸化膜2に対して、CHF3
のフッ素系ガスによるそのドライエッチング速度は2〜
5倍程度速い。さらに、第1の層間絶縁膜2および第2
の層間絶縁膜11よりもエッチング速度の遅い第3の層
間絶縁膜12を成膜する。ここで、第3の層間絶縁膜1
2としてシリコン窒化膜を用いた場合、条件を選べばシ
リコン酸化膜に対して10〜30倍程度そのエッチング
速度を遅くできる。
【0050】しかる後、図5(b)に示すように、フォ
トリソグラフィー工程およびドライエッチング工程でシ
リコン窒化膜12をパターニングし、さらにフッ素添加
酸化膜11に溝3を形成する。このフッ素入り酸化膜1
1に溝を形成する際、下地シリコン酸化膜2がエッチン
グのストッパーとなるため、溝3の深さがばらつくこと
はない。
【0051】しかる後、図5(c)に示すように、フォ
トリソグラフィー工程でコンタクトホールのレジストパ
ターン13を形成し、第1の層間絶縁膜2をエッチング
する。この際、第2の層間絶縁膜11上のシリコン窒化
膜12がエッチング保護膜として作用するため、レジス
トパターン13は溝3の幅よりも多少大きくてもよい。
すなわち、エッチング保護膜12の存在により、図5
(d)に示すように、第1の層間絶縁膜2に形成される
コンタクトホール14は、自己整合的に溝3の直下に形
成される。
【0052】しかる後、図5(e)に示すように、CV
D法それに続くCMP法によりアルミ等の金属を溝3お
よびコンタクトホール14部に一括して埋め込む。その
後、必要であればシリコン窒化膜12をドライエッチン
グで除去してもよい。
【0053】このように、デバイス上の層間絶縁膜を多
層構造とすることにより、溝配線深さが一定でかつ下地
デバイス層へのコンタクトホールが自己整合的に溝の直
下に形成されている、コンタクトホールと溝とが金属配
線材料で一括して埋め込まれている配線構造が得られ
る。
【0054】第1の層間絶縁膜としては、シリコン酸化
膜の他に、シリコン窒化膜、あるいはアルミナを用いる
ことができ、また第2の層間絶縁膜としては、フッ素添
加シリコン酸化膜の他に、ボロン窒化シリコンを用いる
こともできる。さらに、溝配線が形成される第2の層間
絶縁膜に、フッ素添加シリコン酸化膜、ポリイミド、テ
フロンやパリレン等の無機材料あるいは有機材料の低誘
電体膜を用いれば、配線間容量を低減できるといった効
果もある。ここでは、図示していないが低誘電体膜の吸
湿性を回避するため、第3の層間絶縁膜であるシリコン
窒化膜12との間に薄いシリコン酸化膜を形成しておい
てもよい。
【0055】(実施例4)ここでは、参考例1〜3に説
明した発明を統合化し、さらに多層配線形成に適用した
実施例について述べる。特に、多層配線間の縦接続抵抗
を低減化する方策を示している。以下、図6〜図9とに
示した工程断面図あるいは断面模式図を用いて、本発明
を多層配線形成に適用した場合の実施例を詳細に説明す
る。
【0056】まず、図6(a)に示すように、MOSF
ETの形成されたシリコン基板1に、第1の層間絶縁膜
としてCVD法によりシリコン酸化膜2を形成し、さら
にCMP法でその表面を平坦化する。
【0057】次に、図6(b)に示すように、第2の層
間絶縁膜としてフッ素添加のシリコン酸化膜(SiO
F)11を形成し、SiOF膜11への水分吸着を回避
するため薄くシリコン酸化膜23でキャッピングした
後、さらに第3の層間絶縁膜(エッチング保護膜)とし
てシリコン窒化膜12を形成する。
【0058】次に、図6(c)に示すように、第1の層
間絶縁膜2をストッパーとして、第2および第3の層間
絶縁膜11,12に、幅L0 、間隔S0 でピッチP0
溝3を形成し、続いて図6(d)に示すように、CVD
法でシリコン酸化膜24を形成した後、図7(e)に示
すように、RIEで異方性エッチングして溝3に側壁膜
7を形成する。
【0059】次に、図7(f)に示すように、レジスト
膜13を形成し、フォトリソグラフィーでレジスト膜に
コンタクトホールパターンを形成するが、エッチング保
護膜12および側壁膜7の存在のため、レジスト膜13
のコンタクトホール径は溝幅よりも大きくて構わない。
一般に、0.25μm以下の微細なコンタクトホールパ
ターンをフォトリソグラフィー工程で形成することは非
常に困難とされているが、エッチング保護膜12と配線
溝側壁膜7との組合せで、レジスト膜13のコンタクト
ホールのパターン径を多少大きくできるように工夫がな
されている。
【0060】次に、図7(g)に示すように、第1の層
間絶縁膜2をエッチングし、自己整合的にコンタクトホ
ール14を形成する。
【0061】さらに、図8(h)に示すように、コリメ
ータスパッタ法でTi(図示せず)を50オングストロ
ーム程度成膜した後、CVD法でTiN膜5とAl膜4
を成膜する。
【0062】しかる後、図8(i)に示すように、過酸
化水素水とアンモニア水の混合溶液に5〜10wt%の
シリカ粒子を分散させた加工液、過酸化水素水とアミン
水溶液との混合液あるいはそれにシリカ粒子(5〜10
wt%)を分散させた加工液を用いて、層間絶縁膜上の
Al膜/TiN膜/Ti膜をポリッシングし、コンタク
トホールと溝部とにアルミ配線を埋め込む。
【0063】さらに、図8(j)に示すように、1×1
16cm-2程度のAsを注入して、溝埋め込みアルミ配
線層上面にAs注入層6を形成する。アルミ配線の配線
幅をL1 、配線間隔をS1 、配線ピッチをP1 とする
と、L1 <L0 、S1 >S0 、P1 =P0 である。
【0064】この一連の工程により、表面層が薄いTi
N膜やイオン注入層で完全に覆われた第1層目の埋め込
みAl配線15が低誘電体膜11に形成される訳である
が、配線溝側壁膜7の存在で配線ピッチを変化させずに
配線間隔S1 を増加させ、配線間容量をさらに低減させ
ている。なお、必要に応じてエッチング保護膜であるシ
リコン窒化膜12をドライエッチングで除去する。
【0065】図9は、図6〜図8に示した一連の工程
後、多層配線形成工程を行った場合の実施例を示す断面
模式図である。多層配線形成工程では、第1層目の埋め
込みアルミ配線15上にシリコン酸化膜17を形成し、
さらに低誘電体膜としてここでは低誘電体有機膜18
(例えば、ポリイミドやパテフロンやパリレン等)とエ
ッチング保護膜としてシリコン窒化膜25を成膜する。
シリコン窒化膜25および有機膜18に第2層目の配線
用の溝を形成するが、低誘電体有機膜18のエッチング
に酸素プラズマガスを用いるため、下地シリコン酸化膜
17がエッチングストッパーとして働き、溝の深さは容
易に一定となる。しかる後、低誘電体有機膜18上のシ
リコン窒化膜25をマスクとして、シリコン酸化膜17
にスルーホール16を形成する。この時、第1層目の埋
め込みアルミ配線15をエッチングすることなく、下地
SiOF膜11の内部に達するような深いスルーホール
16を形成する。しかる後、CVD工程とCMP工程と
によりAl膜4/TiN膜5/Ti膜をスルーホール1
6と溝とに一括して埋め込み、さらに第2層目の埋め込
みアルミ配線19の表面にイオン注入層6を形成する。
さらに、必要に応じてシリコン酸化膜あるいはシリコン
窒化膜のキャップ膜20を形成しておく。
【0066】このように、一連の工程で多層配線構造を
形成するわけであるが、第2層目の配線用の溝には配線
側壁膜を形成していないため、第2層目の配線19の幅
2およびスルーホール16の径は第1層目の配線15
の幅L1 よりも大きくなるようにしてある。さらに、下
地SiOF膜11の内部に達するような深いスルーホー
ル16を形成することで、下層配線の上面のみならず側
面とから電気的接続を得て接続面積を増加させ、スルー
ホールを低抵抗化させている。
【0067】なお、上述した実施例では、溝に埋め込む
金属としてアルミを用いたが、銅等の低抵抗金属であっ
ても同様な効果が得られることも自明である。さらに、
上述した実施例4では参考例1〜3に記載したすべての
発明を統合化したものであるが、必ずしもこれらすべて
の発明を用いる必要はない。実施例4のポイントは、下
層配線の幅よりも大きな径のスルーホールを下層配線中
腹部にまで達するように深く形成することで、下層配線
の上面および側面とを利用して上層配線と接続し、その
接続抵抗を低減化している点にある。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、本発明を適用するこ
とで、半導体素子を接続する金属配線の幅あるいはピッ
チの減少に伴って顕在化してくる金属配線の信頼性の低
下や配線間容量の増大あるいは多層配線間のスルーホー
ル抵抗の増大といった技術課題を解決することができ
る。その結果、半導体集積回路の加工寸法が極微細化さ
れたとしても、高信頼性,低配線間容量,多層配線間の
低接続抵抗化が可能となり、超高速,大容量の集積回路
デバイスの信頼性や歩留まりが著しく向上する。さら
に、半導体デバイスの製造コストが大幅に削減されると
いった効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1における薄い導電性硬質膜で表面の覆
われた金属配線の構造を示す模式図である。
【図2】参考例1における薄い導電性硬質膜で表面の覆
われた金属配線の製造工程断面図である。
【図3】参考例2における側壁膜の形成された溝に金属
の埋め込まれた埋め込み配線の製造工程断面図である。
【図4】参考例2における低誘電体有機膜を側壁膜とし
て用いた場合の実施例を示す断面図である。
【図5】参考例3におけるエッチング速度の異なる積層
層間絶縁膜に埋め込み配線を形成する場合の製造工程断
面図である。
【図6】本発明による埋め込み溝配線の工程断面図であ
る。
【図7】本発明による埋め込み溝配線の工程断面図であ
る。
【図8】本発明による埋め込み溝配線の工程断面図であ
る。
【図9】本発明による埋め込み溝配線を多層化した場合
の実施例である。
【図10】従来のアルミ配線の構造を示す断面図であ
る。
【図11】従来の自己整合コンタクトホールをもったタ
ングステン埋め込み配線の断面図である。
【図12】従来のアルミ配線に層間絶縁膜を形成した場
合の断面図である。
【図13】従来の多層アルミ配線間の縦接続構造を示す
模式図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2,23,24 シリコン酸化膜 3 層間絶縁膜に形成された溝 4 アルミ配線 5 窒化チタン薄膜層 6 Asイオン注入層 7 配線溝に形成された絶縁膜側壁膜 8 低誘電率有機膜 9 プラズマCVD酸化膜 10 素子分離酸化膜 11 低誘電体層間絶縁膜(SiOF) 12,25 エッチング保護層(Si3 4 ) 13 レジスト 14 コンタクトホール 15 第1層目埋め込み配線 16 スルーホール 17 第1層目埋め込み配線上の層間絶縁膜(シリコン
酸化膜) 18 第2層目配線を埋め込み低誘電体有機膜 19 第2層目埋め込み配線 20 キャップシリコン酸化膜

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に形成された下地デバイス層上
    に表面の平坦な第1の絶縁膜と第2の絶縁膜と第3の絶
    縁膜とが積層され、第2の絶縁膜に側壁膜の形成された
    配線溝を有し、第1の絶縁膜には前記配線溝底部領域か
    ら下地デバイス層に達する側壁膜を有さない第1の孔が
    形成されており、前記配線溝と第1の孔に第1の配線金
    属が埋め込まれ、さらに第3の絶縁膜を貫き第2の絶縁
    膜内部に達しかつ第1の金属の幅よりも大きい第2の孔
    に第2の配線金属が埋め込まれ、かかる第1の配線金属
    の上面と側面とで第2の配線金属が接続されていること
    を特徴とする配線構造。
  2. 【請求項2】前記第3の絶縁膜上に配線溝を有し、かつ
    この配線溝が前記第2の孔と電気的に導通されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の配線構造。
  3. 【請求項3】前記第1の絶縁膜が平坦化されたシリコン
    酸化膜を主成分とする無機絶縁膜であり、前記第2の絶
    縁膜が少なくとも前記第1の絶縁膜よりも誘電率の小さ
    い有機膜であることを特徴とする請求項1に記載の配線
    構造。
  4. 【請求項4】前記第1の絶縁膜が平坦化されたフッ素を
    含有しない無機絶縁膜であり、前記第2の絶縁膜がフッ
    素が添加された絶縁膜であることを特徴とする請求項1
    に記載の配線構造。
  5. 【請求項5】前記第2の絶縁膜がSiOFよりなり、か
    つ前記第2の絶縁膜が水分吸着を防止するためのキャッ
    プ層を有していることを特徴とする請求項4のに記載の
    配線構造。
  6. 【請求項6】前記キャップ層がシリコン酸化膜よりなる
    ことを特徴とする請求項5記載の配線構造。
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