JP2837055B2 - 長尺状車体修繕作業設備 - Google Patents
長尺状車体修繕作業設備Info
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- JP2837055B2 JP2837055B2 JP799693A JP799693A JP2837055B2 JP 2837055 B2 JP2837055 B2 JP 2837055B2 JP 799693 A JP799693 A JP 799693A JP 799693 A JP799693 A JP 799693A JP 2837055 B2 JP2837055 B2 JP 2837055B2
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- Spray Control Apparatus (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
備、特に電車車両の車体の再塗装を行う設備に関するも
のである。
装膜が紫外線や走行時の振動などによりその耐候性が低
下し、またワレが発生する。この結果、雨水の浸入など
により外板の腐食発生につながるため、一定期間に達す
ると、車両を検修場へ入場し、車両の修繕作業と称され
る対策、すなわち車両の再塗装を実施している。
9の配置図に基づいて説明する。図9において、1,2
は車両3を車体前後方向とは直角な方向(縦方向)に移
動させるトラバーサ、4はトラバーサ1を介して入場し
た車両3を洗浄し、乾燥する洗浄作業ライン、5は洗浄
された車両3にマスキングを行うマスキング作業ライ
ン、6はマスキングされた車両3を塗装する塗装作業ラ
イン、7は塗装された車両3を乾燥する乾燥作業ライン
であり、各作業ラインは車両3の車体前後方向(横方
向)に敷設された走行用レール8で順に繋がれている。
を介して洗浄作業ライン4へ移動され、洗浄工程が実施
される。この洗浄作業ライン4において、車両3は洗浄
装置により洗浄され、水切り乾燥装置(いずれも図示せ
ず)により乾燥される。 2.次に、車両3は洗浄作業ライン4よりトラバーサ2
を介してマスキング作業ライン5へ移動され、マスキン
グ工程が実施される。このマスキング作業ライン5にお
いて、車両3の窓などの部分が塗料が付着しないように
型紙などにより被覆される。 3.次に、車両3はマスキング作業ライン5より塗装作
業ライン6へ移動され、塗装工程が実施される。この塗
装作業ライン6において、車両3は塗装装置により塗装
され、塗装終了後マスキングの型紙が除去される。 4.次に、車両3は塗装作業ライン6より乾燥作業ライ
ン7へ移動され、乾燥工程が実施される。この乾燥作業
ライン7において、車両3は熱風発生炉からの熱風によ
り乾燥される。 5.次に、車両3は乾燥作業ライン7よりトラバーサ1
を介して入出場口Aより出場して作業を終了する。
来の長尺状車体塗装設備では、車両3を横方向に移動さ
せるため、横長の敷地が必要となることから、用地の確
保が難しく、また余分な敷地が必要であるという問題が
あった。さらに、各作業ラインが横方向に分散すること
から、各ライン間を作業員が移動する時間が必要であ
り、作業効率が悪く、また管理上好ましくないという問
題があった。
用地の確保が容易で、作業ラインを集約して作業効率を
向上可能な長尺状車体修繕作業設備を提供することを目
的とするものである。
本発明の長尺状車体修繕作業設備は、長尺状の車体を仮
台車に載せて一定経路上を移動させながら修繕する長尺
状車体修繕作業設備であって、前記仮台車を、前記一定
経路上を移動する車輪を支持する台車本体と、この台車
本体上に、前記車体を回転自在に支持する回転支持部か
ら構成し、前記一定経路を、前記車体の前後方向に敷設
した横走行用レールと、車体を載せた仮台車の間隔で前
記車体の前後方向とは直角な方向に敷設した縦走行用レ
ールとから循環搬送ラインとして形成し、一方の縦走行
用レールに沿って前記車体の前後方向とは直角な方向に
修繕工程の各作業ラインを順に配置し、前記横走行用レ
ールと縦走行用レールの交差部に、前記仮台車の台車本
体の向きを前後方向とその直角な方向に切換えるターン
テーブルを設けたことを特徴とするものである。
走行用レール上を移動し、仮台車がターンテーブル上に
位置すると停止し、ターンテーブルにより仮台車の台車
本体の向きが前後方向から前後方向と直角な方向(縦方
向)に切換えられる。このとき、車体は回転支持梁によ
りその向きが変わることなく前後方向を向いている。以
後、車体は縦走行用レール上を縦方向に移動されながら
修繕工程の各作業が実施される。
配置することにより、各作業ラインが接近し、作業員の
移動時間が短縮され、作業効率が向上し、また敷地が角
型に近くなり、用地確保が容易になる。
明する。図1は本発明の長尺状車体修繕作業設備の一実
施例である長尺状車体塗装設備の配置図である。
向(以下、横方向と称す)に横走行用レール12Aが敷設
されており、車体11は図2、図3に示す2台の仮台車13
上に載置され、この横走行用レール12A上を入出場口A
から入場する。なお、車体11に対する仮台車13の位置
は、予め定められている。また、この横走行用レール12
Aに平行に同じ長さの横走行用レール12B,12Cが敷設
されている。これら横走行用レール12A,12B,12Cの
長さは、車体11の横の幅の約2倍〜3倍の長さとしてい
る。
ールに載置される4台の車輪14を支持する台車本体15
と、この台車本体15の中心部に垂直に支持される回転支
持梁16から構成されている。回転支持梁16の旋回軸17
は、台車本体15に設けた調心コロ軸受を使用した旋回ベ
アリング部18により支持されている。
の停止位置に対応して、4か所にターンテーブル19が設
けられている。このターンテーブル19上には横走行用レ
ール12Aに連続するレール19aが設けられ、図2〜図4
に示すように、その下部には円筒状のピット20が設けら
れている。ターンテーブル19は、その下部に固定され、
ピット20の内周に設けられた棚20a上を移動する4台の
旋回ローラ21により支持され、またターンテーブル19の
下部の中心に旋回軸22が固定されている。この旋回軸22
は、ピット20の底部に固定された旋回支持筒23により旋
回ベアリング24を介して支持されている。また、旋回軸
22の回りに従動スプロケット25が固定され、この従動ス
プロケット25に対向して、ピット20内に駆動スプロケッ
ト26が設けられ、これらスプロケット25,26はチェーン
27により連結されており、旋回駆動装置(モータ)28の
駆動により駆動スプロケット26が回転されることによ
り、従動スプロケット25が駆動され、旋回軸22が回転
し、ターンテーブル19が回転する。
方向と直角な方向(以下、縦方向と称す)に回転した時
に、ターンテーブル19のレール19aに連続するように縦
走行用レール30A,30B,30C,30Dが横走行用レール
12Bを横切って横走行用レール12Cまで敷設されてお
り、またこの縦走行用レール30A,30B,30C,30Dと
横走行用レール12A,12B,12Cが交差する位置に同じ
ターンテーブル19が設けられている。また、この設備の
奥のエリア(図1においては右のエリア)には、縦走行
用レール30A,30Bに沿って、横走行用レール12Aから
12Cに向かって順に、乾燥(作業)ライン31,塗装(作
業)ライン32,マスキング(作業)ライン33、および洗
浄(作業)ライン34が設けられている。
イン32を乾燥ライン31とマスキングライン33から分離
し、塗料の飛散を防止するために、また洗浄ライン34の
片サイドに、マスキングライン33と洗浄ライン34を分離
し、水滴の飛散を防止するために、帯状の不燃材の帆布
から形成されたカーテンウォール35が横方向に設けられ
ている。
は、図5に示すように、横方向に、カーテンウォール35
の荷重を支える溝体36が敷設され、カーテンウォール35
の下方の床部には、図6に示すように、横方向に溝体38
が埋設されており、カーテンウォール35の上端には上記
溝体36に沿って移動する滑車37が取付けられ、下端には
カーテンウォール35を旋回自在に支持し、上記溝体38内
を移動する車輪39が設けられている。また、溝体38内に
は、図7,図8に示すように、縦走行用レール30A,30
Bの上端に向かってそれぞれ傾斜板40が設けられてお
り、この傾斜板40により、またカーテンウォール35は布
地で旋回可能となっていることにより、車輪39は縦走行
用レール30A,30Bを横切って移動可能になっている。
また、図5に示すように、溝体36の一端には、モータ41
が設置され、このモータ41に連結されたプーリー42と、
溝体36の他端に設置されたプーリー43間にワイヤー44が
張設され、このワイヤー44にカーテンウォール35の滑車
37の軸が固定されており、モータ41の回転により、ワイ
ヤー44に固定された滑車37が移動することによって、カ
ーテンウォール35は開閉される。
ル30C,30Dと横走行用レール12Aが交差する位置のタ
ーンテーブル19上で停止し、ターンテーブル19の回転に
より、車体11は回転支持梁16によりその向きが変わるこ
となく、仮台車13の台車本体15の向きが縦方向に換えら
れ、以後車体11は縦走行用レール30C,30D上を縦方向
に移動され、縦走行用レール30C,30Dと横走行用レー
ル12Cが交差する位置のターンテーブル19上で停止し、
さらにターンテーブル19の回転により、車体11は回転支
持梁16によりその向きが変わることなく、仮台車13の台
車本体15の向きが横方向に換えられ、次に横走行用レー
ル12Cを移動され、洗浄ライン34へ入り、縦走行用レー
ル30A,30Bと横走行用レール12Cが交差する位置のタ
ーンテーブル19上で停止する。 2.この洗浄ライン34において、洗浄工程が実施され
る。まずモータ41の駆動により、カーテンウォール35が
閉められ、洗浄機45が一定経路46を移動しながら車体11
を洗浄し、その後水切り乾燥機47が一定経路46を移動し
ながら車体11を乾燥する。洗浄工程が終了すると、モー
タ41の駆動により、カーテンウォール35が開けられ、次
にターンテーブル19が回転し、仮台車13の台車本体15の
向きが縦方向に換えられ、以後車体11は縦走行用レール
30A,30B上を縦方向にマスキングライン33へ移動さ
れ、縦走行用レール30A,30Bと横走行用レール12Bが
交差する位置のターンテーブル19上で停止する。 3.マスキングライン33において、マスキング工程が実
施される。このマスキング工程では、作業員により昇降
式作業台車などを使用して、車体11の窓などが塗料が付
着しないように型紙などにより被覆される。マスキング
工程が終了すると、車体11は縦走行用レール30A,30B
上を縦方向に塗装ライン32へ移動され、停止する。 4.この塗装ライン32において、塗装工程が実施され
る。まずモータ41の駆動により、両サイドのカーテンウ
ォール35が閉められ、塗装機48が一定経路49を移動しな
がら車体11を塗装する。この塗装工程が終了すると、モ
ータ41の駆動により、カーテンウォール35が開けられ、
マスキングの型紙が除去され、次に車体11は縦走行用レ
ール30A,30B上を縦方向に乾燥ライン31へ移動され、
縦走行用レール30A,30Bと横走行用レール12Aが交差
する位置のターンテーブル19上で停止する。 5.この乾燥ライン31において、乾燥工程が実施され
る。乾燥ライン31において、車体11は熱風発生炉からの
熱風により乾燥される。
車体11は回転支持梁16によりその向きが変わることな
く、仮台車13の台車本体15の向きが横方向に切換えら
れ、横走行用レール12A上を横方向に移動され、次の色
の塗装が行われないとき、入出場口Aからそのまま出場
されて作業を終了する。 6.また、次の色の塗装が行われるとき、車体11は縦走
行用レール30C,30Dと横走行用レール12Aが交差する
位置のターンテーブル19上で停止し、次にターンテーブ
ル19の回転により、車体11は回転支持梁16によりその向
きが変わることなく、仮台車13の台車本体15の向きが縦
方向に換えられ、車体11は縦走行用レール30C,30D上
を縦方向に移動され、縦走行用レール30C,30Dと横走
行用レール12Bが交差する位置のターンテーブル19上で
停止する。このターンテーブル19の回転により、車体11
は回転支持梁16によりその向きが変わることなく、仮台
車13の台車本体15の向きが横方向に切換えられ、横走行
用レール12B上を横方向に移動され、マスキングライン
33内へ入り、縦走行用レール30A,30Bと横走行用レー
ル12Bが交差する位置のターンテーブル19上で停止す
る。以下、同様に、このマスキングライン33において、
マスキング工程が実施され、終了後、車体11は塗装ライ
ン33、乾燥ライン31へ移動されて、塗装、乾燥工程が実
施される。この循環は最後の色の塗装終了まで続けられ
る。
を配置したことにより、各作業ライン31〜34が接近し、
作業員の移動時間を短縮でき、作業効率を向上すること
ができる。さらに管理場所が接近し、安全、作業、工程
管理を容易にすることができる。また、敷地が角型に近
くなり、用地確保を容易することができる。
により、洗浄時の水滴の飛散、塗装時の塗料の飛散を防
止しているが、カーテンウォール35に代えて、エアーカ
ーテン,シャッタなどを使用してもよい。
ンテーブルにより、車体は回転支持梁によりその向きが
変わることなく、仮台車の台車本体の向きが縦方向に換
えられ、以後車体は縦走行用レール上を縦方向に移動さ
せながら修繕工程の各作業を実施することができる。ま
た、修繕工程の各作業ラインを縦方向に配置することに
より、各作業ラインが接近し、作業員の移動時間が短縮
されることによって、作業効率を向上することができ、
また敷地が角型に近くなり、用地確保を容易することが
できる。
の配置図である。
る。
テーブルの正面図である。
図である。
面図である。
端の溝部の断面図である。
端の溝体の要部側面断面図である。
端の溝体の要部平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 長尺状の車体を仮台車に載せて一定経路
上を移動させながら修繕する長尺状車体修繕作業設備で
あって、 前記仮台車を、前記一定経路上を移動する車輪を支持す
る台車本体と、この台車本体上に、前記車体を回転自在
に支持する回転支持部から構成し、 前記一定経路を、前記車体の前後方向に敷設した横走行
用レールと、車体を載せた仮台車の間隔で前記車体の前
後方向とは直角な方向に敷設した縦走行用レールとから
循環搬送ラインとして形成し、 一方の縦走行用レールに沿って前記車体の前後方向とは
直角な方向に修繕工程の各作業ラインを順に配置し、前
記横走行用レールと縦走行用レールの交差部に、前記仮
台車の台車本体の向きを前後方向とその直角な方向に切
換えるターンテーブルを設けたことを特徴とする長尺状
車体修繕作業設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP799693A JP2837055B2 (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 長尺状車体修繕作業設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP799693A JP2837055B2 (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 長尺状車体修繕作業設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06210215A JPH06210215A (ja) | 1994-08-02 |
JP2837055B2 true JP2837055B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=11681013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP799693A Expired - Lifetime JP2837055B2 (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 長尺状車体修繕作業設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2837055B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100968910B1 (ko) * | 2008-06-20 | 2010-07-14 | 우림이엔지 주식회사 | 철도차량의 외부표면 도료 자동도포 장치 |
JP5378332B2 (ja) * | 2010-09-07 | 2013-12-25 | 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 | 廃棄物の処理方法及び処理設備 |
-
1993
- 1993-01-21 JP JP799693A patent/JP2837055B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06210215A (ja) | 1994-08-02 |
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