JP2836173B2 - コンパクトなズームレンズ - Google Patents

コンパクトなズームレンズ

Info

Publication number
JP2836173B2
JP2836173B2 JP7722190A JP7722190A JP2836173B2 JP 2836173 B2 JP2836173 B2 JP 2836173B2 JP 7722190 A JP7722190 A JP 7722190A JP 7722190 A JP7722190 A JP 7722190A JP 2836173 B2 JP2836173 B2 JP 2836173B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
aspherical
max
group
conditional expression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7722190A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03274516A (ja
Inventor
淳司 橋村
尚士 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP7722190A priority Critical patent/JP2836173B2/ja
Priority to US07/595,389 priority patent/US5327290A/en
Publication of JPH03274516A publication Critical patent/JPH03274516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2836173B2 publication Critical patent/JP2836173B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンパクトなズームレンズに関するもので
あり、更に詳しくはズームレンズ内蔵型レンズシャッタ
ーカメラ等に用いるズームレンズに関するものである。
従来の技術 ズームレンズ内蔵型レンズシャッターカメラのコンパ
クト化,低コスト化を達成するために、撮影レンズのコ
ンパクト化,低コスト化が要望されている。ズーミング
に際するレンズの移動量も含め、レンズ系をコンパクト
化するには、各レンズ群の屈折力を強くする必要がある
が、性能を維持しながら屈折力を強くしていくのはレン
ズ枚数を増加させる方向であるといえる。一方、低コス
ト化のためにはレンズ枚数を削減するのが効果的であ
る。このように、レンズ系のコンパクト化と低コスト化
には相反する要素が多分に含まれているのである。
ところで、最近、プラスチック成形やガラスモールド
等の技術進歩が著しく、非球面が安価に生産されうるよ
うになってきている。その結果、プラスチックレンズ,
非球面等を用いた様々なズームレンズが提案されている
(特開昭62−251710号,同63−148223号,同63−139314
号,同63−266413号,特開平1−191114号,同1−1938
07号,同1−193808号等)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、かかるズームレンズにおいても前記コ
ンパクト化及び低コスト化は充分に達成されているとは
いえない。
そこで、本発明ではレンズ枚数が少なく低コスト、且
つコンパクトなズームレンズを提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明のズームレンズは、
物体側より順に正の屈折力を有する前群と負の屈折力を
有する後群との2成分から成り、前群と後群との間の空
気間隔を変化させることによって全系の焦点距離を変化
させるズームレンズにおいて、前群・後群共にそれぞれ
2枚のレンズから成り、次の条件式及びを満足する
か又は次の条件式を満足する硝材から成るレンズを前
記前群及び後群中にそれぞれ少なくとも1枚設けた構成
になっている。
Nd≦1.60 …… ν≦35.0 …… Nd≦1.50 …… 但し、Nd:硝材のd線に対する屈折率 νd:硝材のd線に対するアッベ数 である。
前述の如く、一般にズームレンズにおいてコンパクト
化を図るためには、全長を短くし更に移動量も少なくす
る必要があり、これらを達成するためには各ズーム成分
の屈折力を強くしなければならない。本発明のような正
負の2成分ズームレンズにおいてこれを行い、且つ充分
なバックフォーカスを確保しようとすると、後群の負の
屈折力を強くしなければならなくなる。結局、それによ
ってペッツバール和が負の大きな値になってしまい、像
面が正方向に倒れる傾向が著しくなる。
本発明においては、この傾向を防ぐために前群・後群
共にそれぞれ2枚のレンズで構成し、且つ上記条件式
及び、又はを満足する低屈折率の硝材から成るレン
ズを用いている。例えば、このような硝材を凸レンズに
用いると、ペッツバール和が負に大きくなることによっ
て生じる正方向への像面の倒れを防ぐことができる。も
しその部分に条件式及び又は条件式の上限をこえ
るような高屈折率の硝材を用いた場合、ペッツバール和
が負の大きな値となる傾向が強くなる。このような場合
には、軸上と軸外のMTF値のベスト位置のマッチングが
難しくなってしまう。
また、条件式で示されるようなν領域(高分散)
の硝材を前群の凹レンズに用いた場合には、色消しをす
る上で非常に有利である。例えば、前群の凹レンズに条
件式のν領域をこえるようなレンズを用いた場合に
は、前群中の凸レンズと凹レンズのνが殆ど同じにな
ってしまう。結局、色消しをするためにはそれぞれの凸
と凹の屈折力を上げなければならなくなるので、非球面
を用いたとしても単色の収差がとれないということにな
ってしまう。
上記条件式及び又は条件式を満たすレンズを前
群及び後群中にそれぞれ少なくとも1枚設けることによ
り、各群内での性能を良好にすることができ、且つレン
ズ系全体としての性能も高めることが可能となる。
前記前群中に非球面を少なくとも1面有しているのが
好ましい。非球面を前群に少なくとも1面用いることに
よって、画面周辺部でのコマ収差の発生を防ぐことがで
きる。また、前記後群中に非球面を少なくとも1面有し
ているのが好ましい。非球面を後群に少なくとも1面用
いることによって、広角端近辺での歪曲収差を良好に補
正することができる。
このように非球面を多用することによってレンズ系の
構成枚数を大幅に減らすことができる。例えば、従来の
38−39mm仕様のズームレンズは7〜8枚のレンズで構成
されているが、本発明によれば後述する実施例のように
4枚で構成することができるようになる。更に、レンズ
全長も従来に比べて5〜10mm短くすることが可能とな
る。
また、上記条件式で示されているような低屈
折,高分散の領域にあるものは、殆どがプラスチックで
ある。従って、これをレンズに用いた場合、レンズ系全
体が軽量化されるだけではなく低コスト化をも達成する
ことができ、量産に向いているという利点もある。
前記前群中の非球面のうち少なくとも1面は次の条件
式を満足するものであるのが好ましい。
条件式は、非球面の最大有効径をYmaxとするとき、
0.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直方向高さyに対し
て、 ここで、φ1:前群の屈折力 N:非球面の物体側媒質の屈折率 N′:非球面の像側媒質の屈折率 X(y):非球面の面形状 X0(y):非球面の参照球面形状 である。
条件式は、前群中の非球面が周辺ほど正の屈折力が
弱く(負の屈折力が強く)なるということを意味し、球
面収差を補正するための条件である。条件式の上限を
こえると、球面収差がズーム全域で補正不定となり、下
限をこえると球面収差がズーム全域で補正過剰となって
しまう。
前記後群中の非球面のうち少なくとも1面は次の条件
式を満足するものであるのが好ましい。
条件式は、非球面の最大有効径をYmaxとするとき、
0.8Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直方向高さyに対し
て、 ここで、φ2:後群の屈折力 である。
条件式は、後群中の非球面が周辺ほど負の屈折力が
弱く(正の屈折力が強く)なるということを意味し、歪
曲収差と像面湾曲とをバランスよく補正するための条件
である。条件式の上限をこえると、広角端における歪
曲収差が正の大きな値をとるようになり、下限をこえる
とズーム全域で像面が負の方向に湾曲する傾向が著しく
なってしまう。
ペッツバール和を小さく且つ諸収差を補正するために
は、レンズの屈折力配置を物体側から順に負正−正負と
することが望ましい。この構成にすることによって、各
群で色収差を補正することができる。
全長をコンパクトにするためには、前群・後群とも屈
折力を強くする必要があり、そのためには正の屈折力の
前群を負正の屈折力配置にし、負の屈折力の後群を正負
の屈折力配置にするのがよい。
ズームレンズのコンパクト化を図りつつ、収差をとる
(性能を上げる)ためには、ズームレンズ中に少なくと
も3面の非球面を用いることが望ましい。
前群中の全ての非球面は次の条件式を満足すること
が望ましい。
条件式は、非球面の最大有効径をYmaxとするとき、
0<y<0.7Ymaxの任意の光軸垂直方向高さyに対し
て、 である。
条件式の上限をこえると輪帯球面収差が負の大きな
値を持つようになり、絞り込みによるピント位置のずれ
が問題となる。また、下限をこえると輪帯光束に対する
球面収差補正効果が過剰となり他の諸収差と球面収差と
をバランスよく補正するのが困難となる。また、この場
合球面収差が波打ったような形になりやすくなる。
前群中の両面非球面のレンズを用いた場合、一方の面
は下記の条件式を満たし、他方の面は下記の条件式
を満たすことが望ましい。
条件式は、非球面の最大有効径をYmaxとするとき、
0.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直方向高さyに対し
て、 である。
条件式は、非球面の最大有効径をYmaxとするとき、
0.7Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直方向高さyに対し
て、 である。
前群中において、条件式を満たすような非球面は周
辺になるほど正の屈折力が弱く(負の屈折力が強く)な
るということを意味しており、3次の収差領域の範囲で
球面収差のアンダーへの倒れをオーバー側へ補正するた
めの条件である。このとき、レンズの光軸から遠い場所
を通る軸上光については補正過剰になってしまいオーバ
ー側へ行ってしまうことがあるので、この光をアンダー
側へ戻すために条件式を満たすような周辺になるほど
正の屈折力が強く(負の屈折力が弱く)なる非球面を他
方の面に導入すれば良いことになる。
また、望ましくは条件式を満たす側の非球面の基準
球面からのずれ量は条件式を満たす側の非球面の基準
球面からのずれ量より大きいほうが良い。
後群中の全ての非球面は次の条件式を満足すること
が望ましい。
条件式は、非球面の最大有効径をYmaxとするとき、
0<y<0.8Ymaxの任意の光軸垂直方向高さyに対し
て、 である。
条件式の上限をこえると広角端〜中間焦点距離領域
の中間画角帯において、正の歪曲収差及び像面湾曲の正
偏移傾向が大きくなる。また、下限をこえると中間焦点
距離領域〜望遠端で負の歪曲収差が大きくなり、加えて
全ズーム域で画像湾曲の負偏移傾向が著しくなる。
後群中に両面非球面のレンズを用いた場合、一方の面
は下記の条件式を満たし、他方の面は下記の条件式
を満たすことが望ましい。
条件式は、非球面の最大有効径をYmaxとするとき、
0.8Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直方向高さyに対し
て、 である。
条件式は、非球面の最大有効径をYmaxとするとき、
0.8Ymax<y<Ymaxの任意の光軸垂直方向高さyに対し
て、 である。
後群中において、条件式を満たすような非球面は周
辺になるほど負の屈折力が弱く(正の屈折力が強く)な
るということを意味しており、これによって広角端近辺
での歪曲収差を補正している。更にこのとき、条件式
を満たすような非球面を用いることによって画像湾曲を
良好に補正しているのである。
前群及び後群は次の条件式,を満足するように構
成されているのが望ましい。
ここで、 φW:広角端における全系の屈折力 φT:望遠端における全系の屈折力 β :ズーム比 但し、φ<0 β=φW である。
これらは、レンズ全長,ズーミングのための移動量,
バックフォーカス及び諸収差の補正状態を良好なバラン
スに保つための条件である。
条件式の下限をこえると、広角端でバックフォーカ
スを適切な値(広角端の焦点距離の15%)に保つことが
困難となって、結局、後群レンズ径の増大を招いてしま
うことになる。また、上限をこえると、前群及び後群の
ズーミングによる移動量が過大となり鏡胴構成上不利に
なってしまう。
条件式の下限をこえると、ペッツバール和が負の大
きな値をとるようになり、像面が正方向に著しく倒れて
しまい、且つ広角端での歪曲収差が正の大きな値をとる
ようになる。また、上限をこえると、ズーミングに伴う
前・後群間の間隔変化を大きくとることが必要となり広
角端において前・後群間が大きく離れるためにレンズ全
長の増大を招く。
次の条件式,を満足することもレンズ全長,ズー
ミングのための移動量,バックフォーカス及び諸収差の
補正状態を良好なバランスに保つために有効である。
但し、φ<0 である。
条件式は、広角端における全系の屈折力と前群の屈
折力との比を規定するものである。条件式の上限をこ
えると、前群屈折力が過大となり、前群中に非球面を用
いたとしても前群で発生する収差差、特に球面収差の補
正が困難となる。また、下限をこえると、画面周辺で下
方性のコマ収差が発生する傾向が著しくなる。
条件式は、広角端における全系の屈折力と後群の屈
折力との比を規定するものである。条件式の上限をこ
えると、後群屈折力が過大となり、後群中に非球面を用
いたとしても後群で発生する諸収差、特に像面湾曲と歪
曲収差の補正が困難となる。また、下限をこえると画面
周辺で下方性のコマ収差が発生する傾向が著しくなると
共に充分なバックフォーカスの確保が困難となる。
実施例 以下、本発明に係るコンパクトなズームレンズの実施
例を示す。
但し、各実施例において、r1〜r10は物体側から数え
た面の曲率半径、d1〜d9は物体側から数えた軸上面間隔
を示し、N1〜N5〜νは物体側から数えた各レン
ズのd線に対する屈折率,アッベ数を示す。また、fは
全系の焦点距離、FNOは開放Fナンバーを示す。
尚、実施例中、曲率半径に*印を付した面は非球面で
構成された面であることを示し、前記非球面の面形状
(X(y))を表わす式で定義するものとする。
非球面係数 r1:ε=0.21656×10 A4=0.14925×10-3 A6=0.12754×10-5 A8=−0.14269×10-7 r2:ε=0.11927×10 A4=0.25952×10-3 A6=0.23574×10-5 A8=0.12146×10-7 r5:ε=0.61354 A4=0.39082×10-4 A6=0.17456×10-6 A8=0.25816×10-8 非球面係数 r1:ε=0.22038×10 A4=0.22559×10-3 A6=0.47146×10-6 A8=−0.12054×10-7 r2:ε=0.12202×10 A4=0.33655×10-3 A6=0.22956×10-5 A8=0.18420×10-7 r5:ε=0.66020 A4=0.22371×10-4 A6=0.12042×10-6 A8=0.16891×10-8 非球面係数 r1:ε=−0.12243 A4=0.80992×10-4 A6=0.15371×10-5 A8=−0.15720×10-7 r2:ε=−0.51536×10 A4=0.22100×10-3 A6=0.23097×10-5 A8=0.28762×10-7 r5:ε=−0.50602×10 A4=0.31888×10-4 A6=0.21809×10-6 A8=0.44687×10-8 非球面係数 r1:ε=0.97655 A4=−0.33474×10-3 A5=−0.60425×10-5 A6=0.11236×10-6 A7=0.56836×10-8 A8=−0.75125×10-9 A9=−0.14727×10-10 A10=−0.21764×10-11 A11=−0.26297×10-12 A12=−0.29088×10-13 r2:ε=0.11103×10 A4=−0.29953×10-3 A5=−0.54132×10-5 A6=0.64104×10-6 A7=0.83544×10-7 A8=0.62675×10-8 A9=−0.20359×10-10 A10=−0.25639×10-11 A11=−0.28984×10-12 A12=−0.30917×10-13 r4:ε=0.12965×10 A4=0.34637×10-4 A5=−0.24973×10-6 A6=0.87763×10-7 A7=0.17228×10-7 A8=0.16024×10-8 A9=0.29245×10-11 A10=−0.70529×10-12 A11=−0.15113×10-12 A12=−0.20952×10-13 r5:ε=0.97478 A4=0.81649×10-4 A5=−0.59969×10-5 A6=0.58736×10-6 A7=0.44158×10-7 A8=−0.18426×10-8 A9=−0.35058×10-10 A10=−0.15637×10-11 A11=0.19821×10-12 A12=0.59421×10-13 非球面係数 r1:ε=0.95658 A4=−0.36046×10-3 A5=−0.62131×10-5 A6=0.72014×10-7 A7=0.63443×10-9 A8=−0.11660×10-8 A9=−0.43043×10-10 A10=−0.39259×10-11 A11=−0.36425×10-12 A12=−0.34643×10-13 r2:ε=0.12515×10 A4=−0.29680×10-3 A5=−0.44849×10-5 A6=0.76943×10-6 A7=0.94109×10-7 A8=0.69823×10-8 A9=0.23641×10-10 A10=0.93349×10-14 A11=−0.14338×10-12 A12=−0.22658×10-13 r4:ε=0.11804×10 A4=0.36394×10-4 A5=−0.45598×10-6 A6=0.13964×10-6 A7=0.25012×10-7 A8=0.23532×10-8 A9=0.64998×10-10 A10=0.40513×10-11 A11=0.19753×10-12 A12=0.39046×10-14 r5:ε=0.97670 A4=0.72747×10-4 A5=−0.50282×10-5 A6=0.61192×10-6 A7=0.42032×10-7 A8=−0.21139×10-8 A9=−0.51894×10-10 A10=−0.20801×10-11 A11=0.22556×10-12 A12=0.65815×10-13 非球面係数 r1:ε=0.21680×10 A4=0.15318×10-3 A6=0.12171×10-5 A8=−0.13072×10-7 r2:ε=0.11369×10 A4=0.26026×10-3 A6=0.26458×10-5 A8=0.73430×10-8 r5:ε=0.62310 A4=0.45079×10-4 A6=0.17834×10-6 A8=0.26092×10-8 r6:ε=0.10000×10 A4=0.41364×10-5 A6=0.14385×10-7 A8=0.23560×10-9 第1図〜第6図は、前記実施例1〜6に対応するレン
ズ構成図であり、図中の矢印は前記前群及び後群の最広
角端(S)から最望遠端(L)にかけての移動を模式的
に示している。
実施例1〜3は、いずれも物体側より順に物体側に凹
の負メニスカスレンズより成る第1レンズ及び両凸の正
の第2レンズから成る前群と,第3レンズ及び第4レン
ズから成る後群とから構成されている。前記第3レンズ
はノンパワーに近い正のレンズで構成され、また第4レ
ンズは物体側に凹の負メニスカスレンズで構成されてい
る。尚、負の第1レンズの物体側の面及び像側の面並び
に正の第3レンズの物体側の面は非球面である。
実施例4及び5は、物体側より順に像側に凹の負メニ
スカスレンズより成る第1レンズ及び両凸の正の第2レ
ンズから成る前群と,第3レンズ及び第4レンズから成
る後群とから構成されている。前記第3レンズはノンパ
ワーに近い正のレンズで構成され、また第4レンズは物
体側に凹の負メニスカスレンズで構成されている。尚、
負の第1レンズの物体側の面及び像側の面,正の第2レ
ンズの像側の面並びに正の第3レンズの物体側の面は非
球面である。
実施例6は、物体側より順に物体側に凹の負メニスカ
スレンズより成る第1レンズ及び両凸の正の第2レンズ
から成る前群と,第3レンズ及び第4レンズから成る後
群とから構成されている。前記第3レンズはノンパワー
に近い正のレンズで構成され、また第4レンズは物体側
に凹の負メニスカスレンズで構成されている。尚、負の
第1レンズの物体側の面及び像側の面並びに正の第3レ
ンズの物体側の面及び像側の面は非球面である。
第7図〜第12図は前記実施例1から6に対応する収差
図で、それぞれ(S)は広角端焦点距離,(M)は中間
焦点距離,(L)は望遠端焦点距離での収差を示してい
る。また、実線(d)はd線に対する収差を表わし、点
線(SC)は正弦条件を表わす。更に点線(DM)と実線
(DS)はメリディオナル面とサジタル面での非点収差を
それぞれ表わしている。
第1表は実施例1〜6における条件式中の 及び条件式中の の値をそれぞれ示している。
第2表は実施例1〜6における条件式中のφ1
及び条件式中の|φ2W|の値をそれぞれ示してい
る。
第3表〜第8表はそれぞれ実施例1〜6に対応して、
前記yの値に対する各非球面における条件式中
を(I)で表わし、条件式中の を(II)で表わしている。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、高い光学性能を
維持しながら、少ない枚数のレンズで低コスト、且つコ
ンパクトなズームレンズを実現することができる。ま
た、本発明に係るズームレンズを、ズームレンズ内蔵型
レンズシャッターカメラに適用すれば、該カメラのコン
パクト化,低コスト化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図,第3図,第4図,第5図及び第6図
は、それぞれ本発明の実施例1〜6に対応するレンズ構
成図である。 第7図,第8図,第9図,第10図,第11図及び第12図
は、それぞれ本発明の実施例1〜6に対応する収差図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 21/02 - 21/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側より順に正の屈折力を有する前群と
    負の屈折率を有する後群との2成分から成り、前群と後
    群との間の空気間隔を変化させることによって全系の焦
    点距離を変化させるズームレンズにおいて、前群・後群
    共にそれぞれ2枚のレンズから成り、次の条件式及び
    を満足するか又は次の条件式を満足する硝材から成
    るレンズを前記前群及び後群中にそれぞれ少なくとも1
    枚設けたことを特徴とするズームレンズ; Nd≦1.60 …… ν≦35.0 …… Nd≦1.50 …… 但し、Nd:硝材のd線に対する屈折率 νd:硝材のd線に対するアッベ数 である。
  2. 【請求項2】前記前群中に非球面を少なくとも1面有す
    ることを特徴とする第1請求項に記載のズームレンズ。
  3. 【請求項3】前記後群中に非球面を少なくとも1面有す
    ることを特徴とする第1請求項に記載のズームレンズ。
  4. 【請求項4】前記前群中の非球面のうち少なくとも1面
    は次の条件式を満足することを特徴とする第2請求項
    に記載のズームレンズ; 非球面の最大有効径をYmaxとするとき、0.7Ymax<y<Y
    maxの任意の光軸垂直方向高さyに対して、 ここで、φ1:前群の屈折力 N:非球面の物体側媒質の屈折率 N′:非球面の像側媒質の屈折率 X(y):非球面の面形状 X0(y):非球面の参照球面形状 である。
  5. 【請求項5】前記後群中の非球面のうち少なくとも1面
    は次の条件式を満足することを特徴とする第3請求項
    に記載のズームレンズ; 非球面の最大有効径をYmaxとするとき、0.8Ymax<y<Y
    maxの任意の光軸垂直方向高さyに対して、 ここで、φ2:後群の屈折力 N:非球面の物体側媒質の屈折率 N′:非球面の像側媒質の屈折率 X(y):非球面の面形状 X0(y):非球面の参照球面形状 である。
JP7722190A 1989-10-13 1990-03-26 コンパクトなズームレンズ Expired - Fee Related JP2836173B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7722190A JP2836173B2 (ja) 1990-03-26 1990-03-26 コンパクトなズームレンズ
US07/595,389 US5327290A (en) 1989-10-13 1990-10-10 Compact size zoom lens system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7722190A JP2836173B2 (ja) 1990-03-26 1990-03-26 コンパクトなズームレンズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03274516A JPH03274516A (ja) 1991-12-05
JP2836173B2 true JP2836173B2 (ja) 1998-12-14

Family

ID=13627796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7722190A Expired - Fee Related JP2836173B2 (ja) 1989-10-13 1990-03-26 コンパクトなズームレンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2836173B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09222556A (ja) * 1995-12-11 1997-08-26 Konica Corp 広角レンズ
JP3435364B2 (ja) * 1998-12-24 2003-08-11 ペンタックス株式会社 ズームレンズ系
WO2016033730A1 (zh) * 2014-09-02 2016-03-10 深圳市大族激光科技股份有限公司 光学镜头

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03274516A (ja) 1991-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6844991B2 (en) Fisheye lens
JP2924117B2 (ja) ズームレンズ
JP3033136B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
US20110019289A1 (en) Zoom lens and camera with zoom lens
JPH10115778A (ja) 非球面レンズを用いた超広角レンズ系
JP3033141B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP3033149B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP3033137B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP2900434B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP3033138B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JPH05173062A (ja) 写真レンズ
JP3394624B2 (ja) ズームレンズ
JPH0664232B2 (ja) 望遠対物レンズ
JP2900435B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP3033148B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP3067163B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP3021596B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JPH07168095A (ja) トリプレットレンズ
JP2924153B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP3021487B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP2836173B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JP3087303B2 (ja) コンパクトなズームレンズ
JPH07104183A (ja) 明るいトリプレットレンズ
JP2576607B2 (ja) 小型のズームレンズ
JP2900487B2 (ja) コンパクトなズームレンズ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071009

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091009

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees