JP2836042B2 - 透明な細長い領域を持つ着色セルロースケーシング - Google Patents

透明な細長い領域を持つ着色セルロースケーシング

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソーセージケーシング
のようなセルロース材料の食品ケーシング及びそれらの
光学特性及び視覚的な外観に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】加工食
品産業において用いられる食品のケーシングは、一般
に、再生されたセルロース、セルロース誘導体等から製
造された種々の直径の薄い壁で囲まれた管である。
【0003】一般にセルロース食品ケーシングは、そこ
に入れられた食品の加工の間、容器として用いられそし
てまた最終製品用の保護包装材料として働き得る点で多
機能的な用途を有する。ソーセージ用の味つけひき肉産
業において、フランクフルトのような種々のタイプのソ
ーセージを種々の寸法で製造するには、最終的な包装の
前に、ケーシングをほぼ加工された肉から除去すること
が含まれる。ケーシングが除去されるこれらのソーセー
ジは一般に非繊維補強された(非繊維質の)セルロース
ケーシング中で加工される。しかしながら、サラミのよ
うな一層大きな直径のソーセージは、しばしばケーシン
グを残したまま販売されている。これらのソーセージ
は、通常、繊維補強された(繊維質の)セルケーシング
中にパッケージされている。
【0004】非繊維質の再生されたセルロースのソーセ
ージケーシングの製造において、典型的には、ビスコー
スが環状ダイを通じて凝固及び再生浴中に押出され、再
生されたセルロースの管を形成する。次いで、この管
は、洗浄され、例えば、グリセリンにより可塑化され、
そして例えば、十分な空気圧の下でのインフレーション
により乾燥される。乾燥後、ケーシングがリールに巻き
取られ、次いで、米国特許第2,984,574号、
3,451,827号、3,454,981号、3,4
54,982号、3,461,484号、3,988,
804号及び4,818,551号に記載されたような
高速ひだ付け器によりひだ付けされる。ひだ付け工程に
おいて、典型的には、ケーシングの約40から約200
フィートの長さは約4〜約30インチの管状のスチック
に圧縮(ひだ付け)される。ひだ付けされたケーシング
スチックは、包装され、そして肉加工者に提供されて、
典型的には、極めて高速でケーシングスチックがひだ解
きされる一方でひだ解きしたケーシングに肉エマルショ
ンが充填される。続いて、肉が熱処理され、そしてケー
シングはそこで加工された肉から高速ピーリング器で処
理される。
【0005】繊維質のケーシングに関して、非繊維質の
ケーシングに関する製造方法と同様の製造方法が用いら
れるが、ビスコースは、対立する側端部が重り合うよう
に紙のウェブを巻くことによって通常形成される管の一
方または両側上に押出される。繊維質ケーシングの製造
において、ビスコースを紙の管に含浸しそこでビスコー
スは凝固しそして再生して再生セルロースの繊維補強さ
れた管を造る。繊維質補強または紙の補強は、特に肉エ
マルションを充填する間に寸法安定性をもたらすため
に、一般には、直径40mm以上を有する環状ケーシング
に用いられる。非繊維質及び繊維質の両方のケーシング
の製造はこの分野でよく知られており、本発明はかかる
よく知られた方法を用い得る。
【0006】セルロースケーシングは、典型的には、ケ
ーシングがもろいことにより誤って破断しないようにひ
だ付けするのに十分な程度に加湿するが、それでも、加
湿はひだ付け操作の間にケーシングのひだ付け装置、例
えば、マンドレルへの過度の粘着を防止するのに十分低
いレベルでなければならない。しばしば、湿潤剤を用い
て湿分の保持及びケーシングの膨張を適度にし、ひだ付
け操作の間に過度の膨張または粘着のない十分な柔軟性
を有するケーシングを製造する。典型的には、オイルの
ような潤滑剤もまた用いてケーシングがひだ付け装置を
通過すること、例えば、ひだ付けマンドレル上を通過す
ることを促進する。
【0007】ひだ付け工程の間に、水及び潤滑剤の霧を
ひだ付けマンドレルを通じて噴霧することによってセル
ロースケーシングを潤滑しそして内部加湿することが有
益である。これは、ケーシングを、過度の有害な粘着、
ケーシングの裂けまたは破断なく、潤滑及び加湿してケ
ーシングの柔軟性を増加してそして高速のケーシングの
ひだ付けを促進する経済的で、迅速で且つ便利な方法で
ある。
【0008】本発明の方法で使用するのに好適なセルロ
ース食品ケーシングは絶対乾燥セルロース(BDC)の
重量を基準にして約100重量%未満の水分含有量を有
する。本文中に用いたような「絶対乾燥セルロース」の
用語は、セルロースを滞留オーブン中で160℃で1時
間加熱して水分を除去することによって乾燥した再生セ
ルロース及び/または紙のようなセルロースをいう。例
えば、ビスコースプロセスによるセルロース系ケーシン
グの形成において、再生されたセルロースは100重量
%BDCを超える高水分含有量を有するゲル貯蔵(gelst
ock) ケーシングとして知られるケーシングを形成す
る。このゲル貯蔵ケーシングは肉エマルションのような
食品を充填して、例えば、ソーセージを形成するのに適
さない。なぜなら、充填物(詰め物)の直径の調節を維
持するのにそして通常の充填圧力の下で破裂によるケー
シングの破損を防止するのに十分な強度を持たない。ゲ
ル貯蔵ケーシングは、典型的には、100重量%(BD
C)より十分に低い水分レベルに乾燥する。かかる水分
レベルは再生されたセルロースを増大した分子間結合
(増大した水素結合)により一層緻密にさせる。この乾
燥ケーシングの水分レベルを、例えば、再加湿により調
節して、充填を促進し得る。例えば、特定のレベルに乾
燥することによるかかる再加湿または加湿調整は、非繊
維質ケーシングに関して、典型的には、約5〜約40重
量%BDCの範囲である。ひだ付けの前に小さい直径を
有する非繊維ケーシングは、典型的には、約10〜20
重量%BDCの水分含有量を有し、ひだ付けされたとき
にかかる小さな直径の非繊維ケーシングは約20〜40
重量%BDCに調節された水分含有量を有する。
【0009】繊維質ケーシングに関して、約4重量%B
DC〜約70重量%BDCの範囲の水分含有量を有する
ケーシングが商業的に製造されるている。典型的には、
約4〜約25重量%BDCの水分レベルを有する繊維補
強ケーシングは、食品化工者によって充填前に浸漬され
る。予め加湿された、充填準備ができた繊維質のケーシ
ングもまた商業化されている。予め加湿された繊維質ケ
ーシングは、追加の浸漬または加湿の必要なく、典型的
には約26〜約70重量%BDCの水分含有量を有す
る。
【0010】米国特許第1,631,723号(フロイ
ンド(Freund))に記載されたように、皮無し(ケーシン
グが除去された)フランクフルトソーセージの形成にお
いて、ソーセージ蛋白質は、特にソーセージ表面上で凝
固して皮を形成して且つこの形成された皮とケーシング
との間の液体相の形成を可能にする。この分野におい
て、皮無し「フランクフルトソーセージ」の用語は、ケ
ーシングが除去されまたは除去されるように意図される
ことそしてフランクフルトソーセージの表面上に凝固し
た蛋白質の第2の「皮」が形成されるためかかるケーシ
ングが除去され得ることを意味すると理解される。この
第2の皮はいわゆる「皮無しフランクフルトソーセー
ジ」の外側表面を形成する。皮の形成は、ガス燻煙によ
る伝統的な燻煙硬化、低温乾燥、クエン酸、酢酸若しく
は酸性燻煙液のような酸の適用またはそれらの組み合わ
せを含む種々の手段により製造されることが知られてい
る。この第2の皮は滑らかであり且つフランクフルトの
表面を覆うことが望ましい。ケーシングとフランクフル
ト皮との間の液体層の形成は、肉エマルションの配合、
調理環境における%相対湿度、続くひだ付け及び冷蔵し
たフランクフルトへの蒸気の適用に関係する。
【0011】伝統的な燻煙保存工程の間に、フランクフ
ルトソーセージの外側表面はガス燻煙との相互作用によ
り着色する。この着色は視覚的に認識される。加工者が
着色用の顔料を添加することなくビスコースプロセスか
らできた典型的な透明のケーシングを用いるとき、フラ
ンクフルトソーセージ表面のこの燻煙着色をケーシング
を通して見ることができる。この方法において、ガス燻
煙したソーセージの保存及び着色の後に、燻煙処理の間
に起こるソーセージ表面の増強した暗色化または褐色化
のようなケーシングの視覚的変化を通じて観測する。同
様に、燻煙液処理したケーシングを用いる燻煙発色が起
こり得るように、例えば、酸の降り注ぎによるような酸
との接触によって生じるピンクまたは赤色の発色は透明
なケーシングを通じて見得る。作業者は、これらの視覚
的な表示を用いてプロセスパラメータを調整しまたはプ
ロセス条件の操作性または有効性を修正し得る。
【0012】非繊維質ケーシングが肉物質から除去され
るとき、場合によりケーシングが包装した肉から不完全
に剥離する傾向がある。場合により、ケーシング部分は
ピーリングの後に肉と共に残るかもしれない。特に、ピ
ーリング操作の後に、節全体が剥離されないままにな
り、ケーシングの束は製品を取り囲んだままになり、種
々の形状及び/または寸法のケーシングの部分はソーセ
ージ上に残るかもしれない。再生されたセルロースの非
繊維質ケーシングは、外観上、典型的には、透き通って
おり、極めて透明である。この透明は加工者に包装され
た製品を透視することを可能にするが、個々の剥離され
なかった節または付着したケーシングの部分を有する剥
離された節の鑑定を不都合に妨害する。
【0013】また、典型的な充填操作において、ケーシ
ングのひだ付け長さで充填することによって形成された
初期及び最後の節は、しばしば、長さ、重量及び/また
は外観において均一でない。充填機の運転者は典型的に
は不均一な節を充填されたケーシング長の両端から取り
出す。ケーシングの前部すなわち初めに充填された端部
は閉止部を有し、該閉止部はケーシング自体が捩り合わ
されてできたものにない得る。操作者はこの閉鎖部を切
り離し、そして操作者は指で肉エマルションを不均一な
節から取出桶に絞り出しまたは取り出す。次いで肉が取
出されたケーシングは同じように充填されたケーシング
長に結ぶかあるいは残る均一な節に折り返されて節を分
離するために働く既存の捩じれた部分にてケーシング自
体の周りに捩られるために適当な長さに切り取られる。
この結びまたは捩りは開口端を通じて肉エマルションが
移動することを防止するために行われる。
【0014】操作者は、最後に形成された節について充
填長の後端で同様の操作を実行する。典型的には充填機
は、ケーシングのひだ付けされた長さの末端に達する直
前に肉エマルションをポンピングするのを止める。次い
で操作者は環状ナイフを使用してケーシングの充填され
ていない部分を切り離し処理して、次に、不均一な節か
ら肉エマルションを取出桶に取り出し、そして包装され
たソーセージの残る鎖を通じて、肉を取り出したケーシ
ング後端から結ぶかあるいは折り返すかしてそしてケー
シングの適当な長さに捩って、充填したケーシングの前
端で行ったのと同様に末端を封止して且つ残った節の均
一性を維持する。また、取り出し操作はケーシング長で
充填する操作の途中で実行し得る。これは、通常、破損
が生じまたは不均一な節を生じる他の欠陥が生じたとき
に実行される。
【0015】取出桶中に堆積した肉は処分し得るが、し
ばしば、それを充填機に戻してケーシングに再び充填す
ることによって再循環される。場合によって、ケーシン
グの摘み取られた囲いまたはケーシング部分は取出桶中
に不注意に落下するかそこに入る。普通、例えば、再生
されたセルロースの透明なケーシングは容易に人目に付
かなくなるだろう。そして再び充填されるために充填機
中に戻されるかもしれず、それはケーシング片で汚染さ
れた欠陥製品をもたらす。
【0016】剥離されてない節、節に付着したケーシン
グ部分を有する節、取出桶に誤って入ったケーシングの
ような問題の操作者の鑑定を補助するために、ケーシン
グ製造者は着色したケーシングを加工業者を提供してき
た。かかる着色ケーシングのひとつのタイプは、ビスケ
ース社(イリノイ州、シカゴ)により製造され且つSE
NTRY NOJAXのブランド名称の下で市販されて
いる透き通った青の非繊維質の補強された再生セルロー
スケーシングである。このケーシングは実質的には均一
な青色で完全に着色されている。青色は環状押し出し及
び再生の前に、ビスコースに加入された水不溶性の顔料
により生じる。このケーシングは極めて視覚性があり且
つ充填機操作者及びピーラー操作者の両者の取出桶のケ
ーシング汚染及び不完全なピーリングを鑑定する能力を
促進する。
【0017】都合の悪いことに、ケーシングの色は燻煙
工程の間のソーセージ表面の漸進する着色を不明瞭にす
るために、もし、操作者がケーシングを取り外さないで
燻煙工程の進行の視覚的な表示を得ることができないな
らば、かかる着色したケーシングの使用は困難になる。
その代わりに、操作者は包装された製品からケーシング
を取り除いてソーセージ表面の着色がどの程度進んだか
を見なければならない。
【0018】加工の間に燻煙発色の追従する能力を維持
し、同時にケーシングを充填機及びピーラーの操作者に
一層視覚的にするためには、加工業者は縞模様のケーシ
ングを用いてきた。ケーシング製造業者は一以上の縦長
の不透明な縞を有する透明な再生されたセルロース系非
繊維質のケーシングを販売している。これらの縞は、典
型的には、ビスコースを押し出しダイに入れる工程及び
再生工程の直前に顔料(ビスコースキャリアーに含まれ
る)をビスコースの主流に注入することによって加えら
れる。縞模様のケーシングは一般には加工業者によって
用いられて、縞の数または色のいずれかによって包装さ
れた製品の区別を生じさせ、例えば、単一の縞または黒
色の縞は全牛製品を示し、一方、二つの縞または白色の
縞は牛−豚ブレンドを示す。しかしながら、かかる製品
の鑑定用に縞模様のケーシングを使用することとは別
に、過去において、操作者が望まない位置、例えば、取
出桶にケーシングが存在することまたは剥離したソーセ
ージ上のケーシングの部分を発見することを補助するの
に用いらてきれた。かかる縞模様のケーシングは一般に
は種々の不透明の色で提供され、一層典型的には黒また
は白である。個々の縞の厚さは一般に約3/32インチ
であったが、いくつかのケーシングにおいては1/4ま
で変化した。約3.44インチの円周及び約5/32ま
での縞幅を有する8の縞のケーシングが商業化されてお
り、そして約1/8〜1/4インチの縞幅を有する約
2.22インチの円周の4つの縞のケーシングも商業化
されていた。
【0019】不都合なことに、縞模様のケーシングは製
造に費用がかかりそして縞のインジェクターは詰まり易
くしばしばメンテナンスを要する。縞模様のケーシング
を使用して取出桶中のケーシングによる肉の汚染を検出
しそして剥離されなかったケーシング部分を持つソーセ
ージを鑑定することは、典型的には50%以上のケーシ
ング表面が透明な再生されたセルロースであるケーシン
グを用いる不利益がある。この透明のケーシング面積の
割合が大きいと、ケーシングの透明の部分が剥離された
ソーセージ上でまたは取出桶中に残るか、あるいは視察
のためにわずか数秒持ち得る操作者によってケーシング
部分が見渡されるには極めて少ない縞しか存在し得ない
というおそれが増す。上でわかるように、追加の縞を加
え得るが、これは縞製造装置の複雑性を増し、メンテナ
ンスを増し、信頼性を減じそしてケーシングの製造コス
トを増加する。
【0020】他の着色した、非繊維質及び繊維質のケー
シングがこの分野で知られている。染色した食品ケーシ
ングも知られている。例えば、米国特許第4,769,
246号は染色したコラーゲンのケーシングを開示し、
米国特許第4,038,438号は再生したセルロース
を含む、染色した食品ケーシングを開示する。米国特許
第3,695,904号は、ケーシングをゲル状にしつ
つ、補強されていないそして補強されたセルロースケー
シングを着色剤により着色することを開示する。米国特
許第2,521,101号(Thorら)はゲル貯蔵ケ
ーシングをグリセリン及び色素を含む浴に通すことによ
って製造される染色されたセルロースケーシングの製造
を開示する。米国特許第1,959,980号(Henders
onら)は一方の側(内側または外側)だけが染色または
着色されまたは管の内側に一色を有し且つ管の外側の別
の色を有する再生されたセルロースフィルムまたは管を
開示する。
【0021】自己着色ケーシングもまた米国特許第2,
301,564号、第2,477,767号及び第2,
521,101号に開示されているように知られてい
る。これらのケーシングは色をソーセージ表面に移動す
るように設計されている。かかるケーシングは、一般に
は、食品等級の水溶性の染料により被覆または含浸さ
れ、非移動性の黒色または白色の不透明の縞をもつもの
も市販されていた。また、燻煙液で含浸したケーシング
もまた知られており、それは燻煙液をケーシングに収容
されたソーセージの表面に移動しソーセージ表面上で着
色反応を起こす。移すことができないまたは移すことが
できる印、ロゴス、文字を有するケーシングもまた、例
えば、米国特許第1,959,978号及び第4、91
7、924号で知られている。
【0022】ウィンドー染色されたケーシングはまた米
国特許第2,857,283号に開示されている。この
特許は透明の管を染料または発色し得る化学物質の組み
合わせに供する直前に管上にマスキング手段を用いるこ
とを開示する。マスキング手段は、化学的または機械的
手段によってマスクされた部分の着色を防止して、ケー
シングの内容物を視覚的に検査することができる透明な
縦長の部分を有する継ぎ目のないケーシングを製造す
る。外側表面のほとんどの領域が染色されているケーシ
ングが開示されている。かかる染料は表面にだけ適用さ
れ、ケーシング壁の厚みに及んでおらず、かかる染料は
管の形成後にケーシングに適用されるに過ぎない。
【0023】繊維質のケーシングがサラミまたはチュー
リンゲンソーセージ製品のような直径の一層大きなソー
セージに関して一般に用いられ、ケーシングは除去する
ことができるけれども、特に予じめパッケージングされ
たスライスされた製品の販売用に残される。伝統的に
は、繊維質の包装された製品は着色ケーシングを用いて
いた。サラミ型の製品はしばしば褐色またはマホガニー
色を慣例として用いている。一層暗色の縦長の「継ぎ
目」部分は、多くの場合、ケーシングの製造の間に造ら
れた繊維質の紙の重ね合わせによって繊維質ケーシング
に存在するけれども、縞模様の繊維質ケーシングは用い
られていない。透明な繊維質ケーシングもまた販売され
ているが、この製品は典型的には小売りの前にソーセー
ジから剥離される。透明な繊維質ケーシングは、一般に
透明な非繊維質のケーシングより一層不透明度が大きい
のでソーセージ製品の上で容易に見ることができる。に
もかかわらずに、透明な繊維質ケーシングは肉粒子の鮮
明度を見ることを可能にし、微細に粉砕した粒子に関す
る粗さを視覚的に決定することを可能にしそしてまた脂
肪と赤み粒子、同様にしちめんちょうに対する牛のよう
な種々のエマルションの区別を可能にする。粒子の精細
度は、透明のケーシングにより表されるよりも一層困難
であるけれども、着色した繊維質のケーシングを通して
見られ得る。消費者は、ソーセージを造り出す粒子の精
細度及び脂肪/たんぱく質比のようなソーセージの特性
に関する品質の相違を認め得る。かかる認識及び消費者
の好みにより、消費者がかかる特性を見ることができる
パッケージング提供することが望ましい。
【0024】発明の要約 本発明は、ケーシングが、有利に、異なる光学的特性を
有する少なくとも二つの縦長の部分を持ち得るところの
セルロースケーシング及び包装された食品を提供するこ
とを目的とする。本発明の最も好ましい具体例におい
て、透明の無色の縦長の部分が着色されたケーシングに
提供されて、製造業者が包装された製品を、例えば、加
工の間の発色現象について見ることを可能にしあるいは
消費者が包装された製品を、例えば、肉粒子の精細度及
び品質について見ることを可能にする。この好ましい具
体例において、着色されたケーシング部分は透明部分に
比べて同じかそれより大きいケーシング表面積を形成し
て製造者が品質調節することを援助する。この着色され
た部分は、充填機のフィードホッパーに供給される間、
例えば、取出桶中で肉がケーシングにより汚染されるに
よって、ケーシングまたはケーシングセグメントが肉エ
マルションと混和しないことを確保し易くする。ケーシ
ングの着色部分は、また、剥離されなかったまたは部分
的に剥離されなかったケーシングの鑑定を容易にする。
本発明の他の具体例は、種々の不透明度を有する多色着
色された縦長の部分を有するケーシングを提供して、一
の包装された製品と他の製品とを区別することができる
ようにし且つ消費者の最終利用までケーシングが残され
ている用途についての魅力的なパッケージをもたらす。
透明なまたは比較的透き通った色彩のあるまたは無色の
部分が提供されて製品の種類及び品質の視覚的な鑑定を
可能にする。
【0025】これらの前記の利点は、本発明に従って、
絶対乾燥セルロース(BDC)の重量を基準にして10
0重量%未満の水分含有量を有する細長いセルロース管
を含む新規なセルロース系食品ケーシングによって提供
され得る。このセルロース系のケーシング管は、第1及
び第2の縦長の部分と管壁を通じて少なくとも一部分に
縦方向にそして連続的に分散されてその部分に他の部分
と異なる光学的な値をもたらす着色剤または乳白剤とを
有する。例えば、着色剤または乳白剤は他の部分に用い
ずに一部分だけに用いてよく、または種々の着色剤また
は乳白剤を用いてよく、または同じ着色剤または乳白剤
を種々の量で用いて良い。また、多数の着色剤または乳
白剤を第1及び/または第2の縦長部分で用いてもよ
く、そして第1及び第2の縦長部分はそれぞれ独立に複
数の隣接する縦長部分を含み得、または実質的に単一の
縦長部分からなり得る。本発明に従えば、第1及び第2
の部分は、少なくとも約1:1またはそれより大きい第
1の部分対第2の部分の表面積比を有する。また、第1
及び第2の部分は、以下の条件の少なくとも一つに合致
するL、a,b及び不透明度を有し得る: i)上記第1の部分の平均不透明度の値が上記第2の部
分の平均不透明度の値よりも少なくとも約0.5大き
い、 ii)上記第1の部分と上記第2の部分の平均不透明度の
差が10未満であり、そして、上記第1と上記第2部分
のそれらのそれぞれの、上記L値または上記a値または
上記b値のいずれかの平均における差が少なくとも約
5、 iii) 上記第1部分と上記第2部分の平均不透明度差が
少なくとも約10またはそれより多く、そして水とメタ
ノールによるケーシングの抽出後の第1の部分のa及び
bの絶対値の合計が少なくとも10である。
【0026】上記ケーシングは、例えば、牛、豚、しち
めんちょう、鶏、魚類またはそれらの混合物の肉エマル
ションのような食品、またはチーズのような酪農製品ま
たは大豆誘導蛋白または豆腐のような植物製品で充填さ
れ得る。動物及び植物製品の混合物が包装され得そして
これらの製品が調理されまたは調理されず、低温殺菌さ
れ、発酵され、冷凍され、乾燥されまたは種々の任意の
よく知られた食品加工方法にて加工され得ることが考え
られる。本発明の特に望ましい形態は、包装された肉ソ
ーセージであり、本発明の最も有利な用途及び具体例
は、再生セルロースの非繊維質ケーシング中に包装され
たフランクフルト型ソーセージに関する。
【0027】本文中で用いたような用語「着色剤」は、
色彩を他の材料または混合物に与えそして有彩色と同様
に黒色及び白色をつける任意の物質を言う。着色剤は、
染料または顔料のいずれにし得、そして水溶性または水
不溶性にし得る。好ましい着色剤は、水溶性であり且つ
食品接触用に採用される顔料である。
【0028】詳細な説明 本発明は、ソーセージを包装するのに好適であり且つ新
規な光学特性を有するセルロース系食品ケーシングであ
る。本発明は、特に、包装された食品の製造の間の品質
の調節及び製品の鑑定に特に有用でありそして製造後に
小売り商人及び消費者による品質及び製品の鑑定に特に
有用である。本発明は、また、経済的な多色着色した単
一のソーセージまたは糸状のソーセージパッケージを提
供することによって包装された製品の販売促進にも有用
になり得る。
【0029】本発明の新規な光学的な特性は、1以上の
着色剤及び/または乳白剤を、ケーシングがはっきりと
且つ視覚によって認められる異なる光学特性を有する少
なくとも二つの縦長の部分を有するようにケーシングの
壁を通じて1以上のセルロース系ケーシングの縦長部分
に添加することによって提供され得る。
【0030】本発明によって用いられるケーシングは、
継ぎ目のないまたは継ぎ目のある環状のフィルムを含
む、任意の好適な材料で製造し得るが、好ましくは、セ
ルロースケーシング、例えば、ビスコースプロセスによ
って製造されたよく知られた再生セルロースケーシング
で構成するのが好ましい。繊維または紙による補強のあ
るまたはその補強のないケーシングはいずれも本発明に
有用である。非繊維補強(非繊維質)及び繊維補強(繊
維質)ケーシングはこの分野でよく知られており、当業
者ならば、水分含有量、紙または繊維補強(もしあるな
らば)のタイプ、可塑剤、アンチマイコチック(antimyc
otics)等の添加剤のタイプ及び量のようなパラメータに
おける一般の変化を知っている。かかるケーシングは典
型的にはよく知られた方法及び装置を用いて上記のよう
にひだ付けスチックに集められる。ひだ付け操作の間
に、ケーシング、特に環状ケーシングの内側表面を(例
えば、スプレーによって)、アンチプリーツロック防止
剤、潤滑剤、界面活性剤、水及び/または湿潤剤のよう
な成分を含み得るシァー(shirr) 溶液と呼ばれる組成物
で被覆するのが一般的である。また、ケーシングはター
ル含有またはタール減損液状スモークにより処理し得、
タール減損液状スモーク処理したケーシングは、例え
ば、米国特許第4,540,613号の教示に従い製造
し得る。
【0031】本発明に好適なケーシングの水分含有量
は、知られた繊維及び非繊維ケーシングに関して上に記
載した通りである。水分含有量は、水分分析に関してよ
く知られたカール−フィッシャー法を用いて測定し得、
そして水分はケーシングの絶対乾燥セルロース含有量の
%として表される。
【0032】ビスコースプロセスによる非繊維質の再生
セルロースケーシングの製造において、典型的にはビス
コースは環状ダイを通じて凝固及び再生浴中に押し出さ
れて再生セルロースの管を生じる。この管は、次いで、
洗浄され、例えば、グリセリンにより可塑化され、そし
て例えば、かなりの空気圧の下でのインフレーションに
より乾燥される。乾燥後、ケーシングはリールに巻き取
られ、次いでひだ付けされ得る。繊維質ケーシングは同
様の製造方法を用いるが、ビスコースは、一般に、紙の
ウェブをその相対する側の縁部が重なり合うように折り
たたむことによって形成される管の1以上の側に被覆さ
れる。ビスコースは紙の管を含浸し、そこでビスコース
は凝固して再生して再生セルロースの繊維補強管を生じ
る。
【0033】図1を参照すると、ビスコースはパイプ1
0のような移動手段及びポンプ11のようなポンピング
手段により導入されて、Tパイプ12のようなビスコー
スの流れを複数の流れに分割する手段に送られる。Tパ
イプ12からは、ビスコースの第1の部分がパイプ13
のような移動手段により調節弁14のような調節手段を
通じて静的混合器15のような混合手段に運ばれる。ビ
スコースの静混合器15への移動の前またはそれと同時
に、着色剤または乳白剤が、パイプ16のような移動手
段を通じてビスコース流に、例えば、計量して、調節可
能に添加される。静混合器は着色剤とビスコース流を完
全に混合してそして、ビスコースは、例えば、添加され
た顔料が均一に分散されることによって光学的に改質さ
れており、パイプ17のような移動手段により層流の状
態で層流合体手段に運ばれ、そこで、静混合器15から
の染色されたビスコースの流れが、パイプ19のような
移動手段によって調節弁20のような調節手段を通じて
層流合体手段18に運ばれたビスコースの第2の部分と
合体する。
【0034】任意に、種々の着色剤若しくは乳白剤、ま
たは種々の量の同じ着色剤若しくは乳白剤を、層流合体
手段18に運ぶ前に、ビスコースの第2の部分に添加し
得る(例えば、パイプ21のような移動手段を通じて計
量して)。着色剤のような光学特性改質剤は、ビスコー
スが静混合器22のような混合手段へ移動する前にまた
はそれと同時に、ビスコースの第2の部分に加えられ得
る。
【0035】層流合体手段18は、複数の通路、典型的
には、環状の円柱形状の通路を有する管であり、それら
の通路は単一の通路に合体される。この合体手段18は
集合管または母管として機能してビスコースの第1の部
分とビスコースの第2の部分とを層流条件の下に単一の
流れに合体してビスコースの第1と第2の部分間の混合
を防止または最小にする。
【0036】ビスコースの第1の部分の第2の部分に対
する相対量は、弁14及び20を調節することによって
合体集合管に入る相対容積を調節して調整され得る。も
ちろん、プロセスを改良して光学特性改質剤を含み得む
または含み得ない1以上のに追加の流れを加えて3以上
の明確な部分の層流を生じ得る。
【0037】集合管のような層流合体手段18はビスコ
ース流れをビスコースが環状ダイまたはノズル23に入
る直前に合体させる。環状ダイまたはノズル23は、こ
の後水槽24として呼ばれるタンクのような凝固及び再
生手段に直接通じている。水槽24は凝固及び再生を起
こさせる硫酸のような酸を含む。水槽はこの分野でよく
知られたような再生の速度を修正する試薬、例えば、金
属塩をも含み得る。好ましくは、ビスコース流は、ノズ
ルの基部内で合体されそして合体された層流流れはノズ
ルの輪の軸に対して直角に入る。
【0038】任意に、例えば、紙25の繊維ウェブを管
の形にしてダイ23に入れる。そこでビスコースは水槽
に入る際に紙上に押し出される。非繊維質または繊維質
のケーシングを製造するために種々のダイが用いられ、
好適なダイはこの分野でよく知られている。
【0039】ダイ23を通じたビスコースの水槽24へ
の押し出しは部分的に凝固し且つ再生された物品を生じ
る。かかる物品は移動手段26によって一以上の連続的
な酸の浴槽のような追加の酸再生手段に運ばれる。再生
されたセルロース管は、次いで、移動手段28によっ
て、例えばpHを調整する苛性ソーダのような添加剤を
も含み得る一以上の連続した水の浴槽のような洗浄手段
29に運ばれる。次いで、再生セルロースの洗浄された
管は、典型的には、移動手段30により、グリセリンの
ような好適な可塑剤を含む1以上の浴槽のような可塑化
手段31に運ばれ、可塑化手段31からケーシングは移
動手段32を介して乾燥手段33に運ばれる。手段33
は例えば、温空気乾燥機であり、ここで形成されたセル
ロースケーシング管の水分含有量が調整される。乾燥し
て水分が調整されたケーシングは手段34を通じて巻き
取りリールまたはひだ付け操作のような収集手段35に
運ばれる。典型的な移動手段26、28、30、32及
び34はそれぞれ一以上のローラーを含み得る。
【0040】ここに図2を参照して、図はT型通路を有
する集合管40のような層流合体手段18中の層流を示
す。第1の管41は、矢印Aで示したビスコース流れの
第1部分を含む。第1の管41は、矢印Bで示したビス
コースの第2の部分を含む第2の管42と合体して単一
の管43になる。総括して44で示したビスコースの合
体した流れは、矢印A及び矢印Bにより示したビスコー
スの二つのはっきりと区別された部分を含む。集合管
は、二つのはっきりと区別された部分を含み、ビスコー
ス流A及びBの層流のため、最小の混合で集合管を出
る。層流は、層流を示すよく知られたレイノルズ数の範
囲内にあるのが好適である。レイノルズ数(Re)は流
れ内の粘性力に対する慣性力比でり、好ましくは、約2
000未満である。T及びY型の通路が過度に混合のな
い層流をもたらす合体手段を提供するのに好適である。
【0041】複数の流れを合体する別の方法は、ビスコ
ースの別々の流れを直接環状リングダイに、例えば、リ
ングの最も外部の円周表面の対立する位置にまたは押し
出し用の環状出口スロットを含むダイ表面の向い側の表
面上の対立する位置に入れることであろう。
【0042】ビスコース流のAかBのいずれかまたは両
方をケーシングの光学的に異なる部分を形成するのに改
良し得る。本発明の好ましい具体例において、ビスコー
ス流Aは、再生、洗浄及び乾燥の際に未改質のビスコー
スであり、ケーシングの透き通った且つ透明の縦長の部
分を形成する。ビスコース流Bは、着色剤または乳白剤
により改質され、特に、ビスコース流B中に、銅フタロ
シアニンブルー顔料のような水不溶性顔料を均一に分散
することによって改質されるのが好ましい。銅フタロシ
アニンブルー顔料はブランド名EX681−121Phth
alo Blueの下でニュージャージー州のダニエルプロダク
ト社から水性分散液として入手できる。別の具体例にお
いて、種々の着色剤を各々のビスコース流に加えて異な
る色の少なくとも二つの縦長の部分を有するケーシング
を形成する。
【0043】ここに図3を参照して、平面図は本発明に
従って製造された非繊維質ケーシング50の外部を一部
を切り取った部分図を表す。ケーシング50は外側面5
1及び、第2の縦長部分54とは光学的に異なる第1の
縦長部分53を有する内側面52を有する。それらの部
分の光学的な相違は任意の適当な試薬により提供され得
るが、多くの場合、加えた着色剤または乳白剤のタイプ
及び/または量の相違による。これらの着色剤または乳
白剤は、例えば、形成したケーシングを含浸することに
よって加え得るが、好ましくは、ケーシング形成前に加
える。繊維質ケーシングに関して、用いた紙ウェブまた
は管を、ビスコースでコーティングする前に着色剤及び
/または乳白剤で処理し得るが、繊維質及び非繊維質ケ
ーシングの両方に関して最も好ましくは、着色剤または
乳白剤を、図1に関して上で記載したように、再生の前
に、溶解しまたは改質したセルロース、例えば、ビスコ
ースに直接添加する。
【0044】適当な着色剤は、色彩を別の材料または混
合物に与える任意の物質であり、本文中で用いたその用
語は別の物質または混合物に黒色または白色も与える物
質に同様に適用される。着色剤は水溶性または水不溶性
のいずれにもし得るが、好ましくは水不溶性である。ま
た、着色剤は、染料または顔料のいずれにもし得るが、
好ましくは顔料である。染料及び顔料の両方は、通常、
着色剤の製造業者によって支持媒体中に提供される。染
料は、支持媒体中に本質的に可溶性であり、もし結晶性
ならば、わずかだけ維持する。本文中で用いたような用
語「顔料」は、着色した、黒色の、白色のまたは蛍光色
の粒状の有機または無機の固体であり、通常不溶性であ
り、且つそれが加えられるビヒクルまたは基体によって
実質上物理的または化学的に影響を受けない。顔料は、
光の散乱及び/または光の選択的な吸収によって光学特
性及び外観を変える。顔料は、用途により、乾燥粉末と
してまたは水のようなビヒクルまたは基質中の分散液と
して提供される。一般には、染料とは違う顔料は、ビヒ
クル中に分散されている間そして例えば、セルロースケ
ーシングのような材料上またはその中に加えられること
による使用の間にその結晶性及び粒子構造を維持する。
【0045】好適な顔料は有機または無機顔料にし得る
が、有機顔料が好ましい。好適な無機顔料は、二酸化チ
タン、金属粉末の懸濁液及びカーボンブラックのような
金属酸化物を含む。最も好ましくは、本発明は米国食品
医薬品局(FDA)により食品接触用に使用することが
認可された1以上の水不溶性の顔料を用いる。好ましく
は有機顔料は水に不溶性である。好ましい有機顔料は有
機金属化合物を含む。
【0046】光学的特性及び外観は、また、乳白剤を用
いて改質し得る。着色剤はまた乳白剤になり得る。本文
中で用いた用語「乳白剤」は、それが加えられる系また
は物質を通じて可視光の透明性または透過性を低下する
材料をいう。乳白剤は、有機または無機の、水溶性また
は水不溶性にし得、そしてケーシングに着色剤と同様の
方法によって加え得る。好ましくは、乳白剤は、ケーシ
ング形成前に、溶解したセルロースまたはビスコースに
加えられる水溶性の無機材料にし得る。
【0047】本発明に従えば、食品ケーシング、特に、
ソーセージの詰め物、加工及びパッケージング用に適し
たケーシングが、少なくとも2つの縦長の部分を有す
る、好ましくはセルロースの、最も好ましくは再生セル
ロースの細長い管として提供され、縦長の部分は、縦長
の部分の少なくとも一において少なくとも一種の着色剤
または乳白剤を他の部分中に存在するのと異なる量で存
在することにより異なる光学的特性を有する。好ましく
は、着色剤または乳白剤は、裸眼によって視覚的に容易
に検出され且つ計器によって測定可能且つ定量可能な光
学的な値を有する異なる光学的特性をもたらすように、
一の部分に加えられるが、他の部分には加えられない。
【0048】図4を参照すると、図3のケーシング部分
の線4−4に沿って切断された断面図が描写されてい
る。非繊維質のケーシング50は、もしソーセージエマ
ルションのような食品で膨張させまたは充填がされたな
らばそうなるであろうような環状の断面として示され
る。包装された充填がされたソーセージは、牛、豚、子
羊、魚、家禽もしくは植物のエマルションまたはそれら
の混合物を、ケーシングの内側面52によって周囲を囲
まれた領域55内に含む。ケーシング50は、連続的な
内面52及びケーシング壁56を画定する連続的な外側
面51を有する。例示のために、ケーシング壁の厚さは
誇張されている。一般的に、非繊維質のケーシング用の
ケーシング壁厚は約0.7〜4ミルであり、そして、ハ
ム及びしちめんちょうロール並びに肉の厚切り型の製品
を充填することが意図されたケーシングには一層大きな
厚さが用いられる。ウインナー及びフランクフルトソー
セージは、典型的には、一層直径の小さい製品であり、
かかる製品は極端に早い充填及び剥離操作に供せられそ
して微細に粉砕した肉エマルションが用いられる。これ
らの小さい直径のソーセージ製品は、取出桶の汚染によ
り生じるケーシング汚染及び工場で見られる高処理速度
による不完全な剥離に一層影響を受け易い。例えば、皮
なしのホットドッグを作るためのウインナー及びフラン
クフルト型製品を充填するのに用いる小さな直径の非繊
維質ケーシングは、典型的には、一層薄いケーシング壁
厚を有してケーシングの一層長い長さを含むひだ付けさ
れたケーシングスチックの製造を可能にする。典型的に
は、かかるフランクフルト型のソーセージ製造用のケー
シング壁56の厚さまたは幅は、約0.8〜約2.0ミ
ル、好ましくは約0.9〜約1.5ミルになるであろ
う。
【0049】本発明に従えば、異なる光学特性を有する
少なくとも二つの縦長部分が提供されるが、二つより多
い部分がまた存在していてもよい。例えば、図4におい
て、ケーシング50は、本質的に光学的に異なる特性を
有する二つの縦長部分、すなわち、第1の縦長の部分5
3及び第2の縦長部分54からなる本発明の最も好まし
い具体例を描写する。これらの縦長部分53及び54は
分割された2面に挟まれた縁部57及び58によって画
定される。2面に挟まれた縁部57から始まってケーシ
ング50の円周59に沿って時計回りに動くと、第2の
縦長の部分54は縁部57から2面に挟まれた縁部58
に断面中(縦長方向に対して横断する)を伸び、一方、
第1の縦長部分53は断面中(縦長方向に対して横断す
る)を縁部58から円周59に沿って2面で挟まれた縁
部57に伸びる。最も好ましい具体例において、第1の
部分53は視覚により光学的に均一であり且つ実質的に
均一な光学的なL,a,b及び不透明度値を有し、そし
て第2の部分54もまた視覚により光学的に均一であり
且つ実質的に均一な光学的なL,a,b及び不透明度値
を有し、それらの値についてはこの後に説明する。かか
る均一性は、品質の調節並びに顔料の分散液の均質度、
種々の粒度または汚染物の存在または不存在、並びに例
えばケーシング厚さの変動を起こし得る流量及び容積の
変動のような因子に依存して変わり得る。かかる変動は
予想されることであり、典型的には、以下の、例えば、
表Bの例に存在するデータにより示される範囲にある。
【0050】2面で挟まれた縁部57及び58は、視覚
的に認知され且つ好ましくは第1及び第2の部分の間の
明らな境界を形成すべきである。これらの2面で挟まれ
た縁部は、一般には、約3/16インチ未満の幅を有
し、好ましくは、約1/16インチ未満の幅、一層好ま
しくは約1/32インチ未満、そして最も好ましくは約
1/64インチ未満の幅を有する。幅広い縁部は、合体
したビスコース流れ間の移動を示し、ビスコースの移動
はここに記載したパラメータに従って光学的な差異が維
持される限り許容される。好ましくは、縁部は極めて狭
く、それは(a) 移動または混合がほとんどなく、そして
(b) 良好な層流を示す。
【0051】二つの縦長の部分が最も好ましいが、本発
明には、3つまたはそれより多い縦長部分が提供される
も含まれる。例えば、最も好ましい具体例において、第
1の部分53は、加えれた着色を起こす着色剤によって
着色され且つわずかに不透明であり、第2部分は、通常
のビスコースプロセスに着色剤を添加していない程に実
質的に透明且つ無色である。
【0052】別の具体例において、二つの透明な部分5
4がケーシング50の円周の回りにに提供され得る。例
えば、部分54と同様であってそれと同一または異なる
横断幅の第2の透明部分がケーシング50の円周59の
回りの任意の位置で提供され得る。他の透明部分を加え
ることはケーシングの内部中央を観測することを可能に
する利点を増すが、ケーシングのほとんどを着色したた
ままにすると前記の汚染及び剥離の問題が回避される。
一以上の追加の透明部分を加える利点はケーシングの円
周が増加する程増す。一般に、皮なしフランクフルトを
製造するのに用いる非繊維質ケーシングのような小さな
直径のケーシングに関して、単一の透明部分が好まし
く、第2の透明部分を加えても付加的な利点は果たせな
い。「透明」として例示したけれども、複数の第2の部
分は、本文中に記載した本発明に従い種々の程度に着色
したまたは不透明な形で提供され得る。同様に第1の部
分も複数の部分として存在し得る。第1の縦長の部分及
び第2の部分は、好ましくは、それぞれ、光学的に実質
的に均一であるが、これらのそれぞれ第1及び第2の部
分は各々、複数の隣接する縦長の副部分を含み得る。但
し、各々の副部分は第1の縦長部分及び第2の縦長部分
との光学的な差異を画定する光学値の要求を満たす。換
言すると、第1の部分または第2の部分の表面積、表面
積比及び横断幅に関して、種々のまたは不均一な特性を
有する隣接する副部分は、各々の副部分が、独立して、
副部分が属するそれぞれの親部分の画定された光学値の
制限を満たす限り、結合されて確定された面積および距
離をもたらす。第1部分及び第2部分の各々に関して測
定された光学値はそれぞれその部分に関する平均値であ
る。
【0053】また、細長い環状ケーシングの第1及び第
2の縦長部分は、好ましくは互いに平行に伸びる側縁
部、最も好ましくは管の縦軸に平行に伸びる側縁部を有
するが、らせん形に伸びるのもまた好適になり得る。各
々の縦長の部分の幅を画定する対立する縁部は、好まし
くは、ケーシングの縦の長さに沿ってお互に等距離であ
るが、変化してもよい。例えば、側縁部は、ビスコース
の相対流量を調節することによって周期的な形で変化し
て正弦波形の縁部を形成し得る。かかるケーシングは、
例えば、ケーシングが残されて最終消費者への販売面で
魅力的な外観をもたらす用途に用い得る。
【0054】また、相対的なビスコース流を調節して完
全に及び断続的にビスコース流を(例えば、二つの流れ
からの一つ)閉鎖してとぎれた縦長の部分を形成し得
る。これはまたバルブを用いてなし得る。縦長の部分を
測定可能な且つ視覚的に認め得る光学的な差異をもたら
すのに十分な長さにすべきである。好ましくは、縦長の
部分は、縦長部分の横断幅より大きな距離で管の長さに
沿って伸びる。好ましくは、第1及び第2の縦長部分は
(必ず互いに隣接する)、ケーシングの縦長方向に少な
くとも1/2インチ、一層好ましくは1インチ、そして
より一層好ましくは4インチ伸びる。最も好ましい具体
例において、縦長部分はとぎれてないが、ケーシング長
の一端から他方の末端に伸びる。発明の一具体例におい
て、第1及び第2の縦長部分は、少なくとも12インチ
(ケーシング長さに沿って)縦長に伸びる。発明の他の
具体例において、縦長の部分は、少なくとも50フィー
ト、好ましくは100フィート、そして最も好ましくは
200フィート縦長に伸びる。本発明の上記具体例は、
ケーシングの切断長さとして、リールストック(reelsto
ck)またはひだ付けしたケーシングとして提供され得
る。
【0055】一般に、繊維質及び非繊維質のケーシング
の両方に関して、細長い管の第1の縦長の部分の第2の
縦長の部分に対する面積比は、少なくとも1:1または
それよりも大きい。第1及び第2の縦長の部分がそれぞ
れ実質的に均一な横断寸法である場合、表面積比はケー
シングの円周の回りの各部分の相対的な横断幅を測定す
ることによって計算され得る。例えば、図4において、
縁部58から縁部57への時計回りの円周距離を測定す
ると第1の縦長部分の幅を生じ、縁部57から縁部58
の距離を時計回りに測定すると第2の縦長部分の幅を生
じる。各々の縦長部分を画定する縁部が互いに等距離に
あるとき、これらの幅の比はそれぞれの表面積の比に比
例する。典型的には、第1の縦長部分対第2の縦長部分
の表面積比は約1:1〜120:1であり、特に非繊維
質ケーシングの具体例において1:1〜20:1そして
特に約1:1〜約10:1が有利である。約3.5:1
から約10:1の最も好ましい範囲は特に小さいな直径
のケーシング、例えば、フランクフルトソーセージの製
造に有用な非繊維質ケーシングに特に望ましい。一層大
きな直径のケーシング、例えば、繊維質ケーシングは、
一般に、約10:1から約60:1の第1部分対第2部
分の表面積比を有するのが好ましく、最も好ましくは約
20:1〜約40:1の第1部分対第2部分の表面積比
を有する。
【0056】第1の縦長の部分は、ケーシングの円周の
少なくとも約50%からなる横断幅を有するのが有益で
ある。好ましくは、一層小さい直径のケーシング(11
5mm未満の円周)に関して、この幅は少なくとも75%
であり、そしてより大きな直径のケーシング(115mm
より大きい円周)に関してこの幅は少なくとも90%で
ある。
【0057】非繊維質ケーシングでは任意の寸法の円周
が適用されるが、好ましくはケーシングは約1.8〜約
3.8インチの円周を有する。同様に、繊維質ケーシン
グに関しても任意の円周が適用されるが、好ましくは、
そのケーシングは約4.1〜約21.6インチの円周を
有する。
【0058】有利には、本発明のケーシングは、透明ま
たは比較的透き通った第2の縦長の部分を用いてそれに
よって食品加工作業者が加工の間の発色を目で追うこと
を可能にしまたは包装された製品の内容物の鑑定、例え
ば、製品のタイプまたは粒子寸法に関して目で追うこと
を可能にする。有利には、かかる機能は、少なくとも約
3/16インチ、望ましくは少なくとも約1/4イン
チ、好ましくは少なくとも約3/8インチ、一層好まし
くは少なくとも約1/2インチ、最も好ましくは約3/
8インチ〜約1/2インチの横断幅を有することによっ
て促進される。また、一層大きな幅を用いても良く、特
に約115mm以上の円周を有する繊維質ケーシングによ
り包装された一層大きな直径の製品に関して特に有利に
なり得る。一層小さな横断幅は、一般に、剥離されなか
った節に関する問題に伴う高速度剥離操作にかけること
を意図した一層小さな直径のケーシングに関して好都合
である。
【0059】第5図を参照するに、本発明の別の繊維強
化具体物の断面図が示されている。繊維強化ケーシング
60は、第一縦長部分(横断面で示されている)63と
第二縦長部分64(横断面で示されている)とによる外
面61及び内面62を有する。管状ケーシング60の連
続的内面62は内部空間65を画成し、使用中該空間に
は、ソーセージを形成するミートエマルジョンの如き食
品が詰め込まれる。外面61と内面62はケーシング壁
66を画成し、該壁は繊維質ケーシングの場合典型的に
は約2.5〜4.0ミル厚である。第一縦長部分63と
第二縦長部分64は境界縁部67及び68で分離され、
ケーシング60は外部円周69を有し、そして該円周は
任意の実用寸法でありうるが、好ましくは少なくとも約
115mmである。第3図及び第4図の非繊維質ケーシ
ングに関して記述した特徴及び利点は、第5図の繊維質
ケーシング60にも概ね同じように当てはまる。
【0060】第3図及び第4図のケーシングとは異な
り、第5図のケーシング60は、重ね継ぎ73を形成す
るオーバーラップ縁部71及び72を有する紙管に形成
された紙ウェブで繊維強化されている。繊維質ケーシン
グ60の形成時、ビスコースは紙管70に滲み込み、且
つまたビスコースの外部被覆74を形成する。ビスコー
スはジョイント73の結合を助け、そして第1図に関し
記述した如く該ビスコースは再生セルロースを形成すべ
く凝固、再生される。第4図における如く、ケーシング
壁の厚さは図解のため、紙管70と同様誇張されてい
る。典型的には、紙管70の如き繊維強化材は約2.5
〜3.5ミルの厚さを有するが、より厚い管またはより
薄い管を用いることができる。
【0061】本発明に従えば、ソーセージの如き食品を
包装しうるセルロースケーシングが提供される。本発明
のケーシングは一般に細長い管でなり、それは好ましく
はセルロース系材料、より好ましくは再生セルロースか
ら作られる。再生セルロースは周知のビスコース法によ
り製造しうるが、しかしながら銅安法の如き他の方法も
知られており、それを用いることもできる。この管状ケ
ーシングには第1縦長部分と第2縦長部分とが付与さ
れ、それら部分の少なくとも一つは両部分の間に光学的
値及び外観上の相違をもたらすべくその中に長手方向で
且つ連続的に分散させた着色剤若しくは不透明剤を含有
する。これら部分は、少なくとも1:1以上の、第1部
分対第2部分の表面比を有する。本発明ケーシング及び
包装ソーセージの外観上の相違は、工程管理や品質管理
それに、例えば種類ないし品質に関する製品認定及び
(または)例えば販売時点でバイヤーを引き寄せる魅力
的外観に関する特性の有利な組合せをもたらしうる。こ
れらの利点及び特性については先に記述したが、本発明
ケーシング及び(または)包装ソーセージは従前斯界に
見られなかった上記特性ないし利点の種々の組合せを具
体化することができる。この新規な特性ないし利点を生
じさせる、管状ケーシングの第1部分と第2部分との光
学的相違は、量化し得且つ測定しうる光学的値をもたら
す。各個々の部分に関し特にL、a、b値及び不透明度
を測定することができる。ハンターL、a、b値が標準
カラースケールであり、それは、L値としての明度と、
aが赤−緑を表わし、bが黄−青を表わす座標上のa値
及びb値の組合せとしての色相及びクローマとを関係さ
せる標準カラーシステムを用いて明度、色相及び彩度上
の相違を示す。L、a、b及び不透明度の理論並びに測
定については更に、「Instruction Manual Hunter Lab
45°/0°D25-PC2 ΔColorimeter 」、 pp.1-1 index-5(H
unter Associates Laboratory Inc.、 1988 年4月号 )
に記載されているので、必要に応じ参照されたい。ハン
ターL、a、b及びカラースケール値並びに不透明度は
下記テストで測定することができる。
【0062】L、a、b及び不透明度テスト テストしようとするケーシング試料は好ましくは、滑ら
かな平面を有する巻取材である。しかしながら、ひだ付
きケーシングはひだ解きし、湿潤し、張力下に保ち且つ
乾燥して測色に適したフラットフィルムにすることがで
きる。
【0063】かかる測色用フラットフィルムを非繊維質
ないし繊維質のひだ付きケーシングから作る好ましい手
順は次の如くである。
【0064】非繊維質ケーシングの場合、或る長さのケ
ーシングをひだ解きし(例えば約10インチ)、裁断し
て或る管長にし、その折り径(円周の2/1)を測定す
る。次いで、ひだ解きしたケーシング長さを最低5分
間、時折攪拌ないしかき混ぜながら脱イオン水(約50
0ミリリットル)に浸漬する。浸漬したケーシングを次
いで水から取り出し、過剰水を吸収させるために紙タオ
ルの間でプレスする。ケーシングの一端を、例えばそこ
に結び目を作ることにより密封し、そして該ケーシング
を酸素の如き圧縮ガスで、予め(浸漬前)測定しておい
た折り径の約3倍の円周まで膨張させ、解放端部を、例
えばケーシングを捩り結び目を作ることにより密封して
この膨張状態を保持する。次いで、膨張ケーシングを約
103℃±1℃に設定した熱対流炉内に、好ましくは、
無水セルロースに対し水約13〜18重量%の水分にま
でセルロースを乾燥するのに十分な期間懸吊させる。水
分は、カール・フィッシャー分析を含む任意の適当な手
段を用いて測定することができる。試行錯誤により、適
切な乾燥時間が過度の実験を伴わずに決定しうる。典型
的には、再生セルロースの非繊維質ケーシングを約10
3℃で約60〜120秒間乾燥する。乾燥ケーシング
は、長手方向で好ましくは押出折り目に沿い裁断するこ
とによって開放される。然るにケーシングを扁平化し
て、ひだ寄せで生じたしわのない実質上平坦な表面にす
ることができる。而して、ケーシングはそのL、a、b
値及び不透明度の測定にすぐにも使用しうる。また、
L、a、b値及び不透明度の読みの前または後、例えば
上記の水分分析器を用いて水分の読みを得ることができ
る。L、a、b値及び不透明度の4組の平均値が得らる
ように別のケーシング試料で上記プロセスを反復する。
【0065】繊維質ケーシングの場合、或る長さのケー
シングをひだ解きし(例約10インチ)、裁断して或る
管長にした。裁断した管長さを最低5分間、時折攪拌な
いしかき混ぜながら脱イオン水(約500ミリリット
ル)に浸漬する。次いで、浸漬したケーシングを水から
取り出し、過剰水を吸収させるべく紙タオルの間でプレ
スする。次いで、湿潤ケーシングを押出折り目に沿い長
手方向で裁断し、適当な定寸フープ上に延伸させる。そ
の上に、ケーシングが適所でしっかり保持されるよう付
属スクリューで寸法調整しうる別のフープを嵌合させる
ことによりケーシングを適所に保つ。いかなるしわも除
去して滑らかな平面とするために、この第2フープを調
整して湿潤ケーシングが第1フープ上に緊張状態で保た
れるようにする。フープにより緊張状態に保持された湿
潤ケーシングを、約103℃±1℃に設定した熱対流炉
内に、好ましくは無水セルロースと紙の重量を基準に約
8〜12重量%の水分にまでケーシングを乾燥するのに
十分な時間懸吊させる。水分は、例えば、ひだ解きした
非繊維質ケーシングの調製方法に関し記述した如く任意
の適当な手段で測定しうる。典型的には、繊維質ケーシ
ングを103℃で約2分間乾燥し、次いで外気中室温
(約22〜25℃)で約15分間放置してケーシングを
冷却させる。乾燥した繊維質ケーシングはほぼ平坦で、
ひだ寄せで生じたしわがない。冷却したケーシングをフ
ープから切り離し、L、a、b値及び不透明度、%を巻
取材の場合の如く測定する。四つの値の平均が得られる
ように上記のひだ解き/平滑化プロセスを反復する。
【0066】水溶性着色剤ないし不透明剤並びに液薫の
如き添加剤のないケーシングのL、a、b値及び不透明
度値を得るために、測定に先立ちケーシングを下記の如
く抽出しうる。
【0067】或る長さの巻取材またはひだ解きした繊維
質ないし非繊維質ケーシング(例約10インチ)を、該
ケーシングからいかなるメタノール可溶成分をも抽出す
るために時折攪拌ないしかき混ぜながら約250ミリリ
ットルの試薬用メタノールに約10分間浸漬する。抽出
剤を流去し、透明な洗浄物を作るために浸漬/抽出プロ
セスを少なくとも更に2回(必要なら、より多い回数)
反復する。次いで、抽出ケーシングを約5分間攪拌ない
しかき混ぜながら500ミリリットルの脱イオン水に浸
漬し、次いで水洗液を流去する。この水洗工程を更に2
回反復し、次いで過剰水を吸収させるべくケーシングを
紙タオルの間でプレスする。湿潤ケーシングを次いで、
非繊維質ないし繊維質ケーシングの方法に関し上記した
如く乾燥する。
【0068】L、a、b値及び不透明度は、Hunter Ass
ociates Laboratory Inc. (バージニア州レストン所
在)から入手される Hunter Lab D25-PC2 ΔColorimete
r の如き比色計を用いて測定する。
【0069】比色計(製造業者の指示に従い標準タイル
を用いて検量)の試料板上にケーシング試料を載せ、石
英−ハロゲンランプ(透明電球)からの45°入射光で
試料を照明する。0°(試料板に対し垂直)に置いた光
学センサーは、光源C用CIE2°スタンダードオブザ
ーバーに近似するようフィイルターした反射光を測定す
る。標準ハンターL、a、bカラースケールを用いて値
を記録する。ケーシング試料の配置は次の如く遂行す
る。単一の厚さを有するフィルムを形成すべく、管状ケ
ーシング試料を長手方向で(シームがあればその反対側
を)切開する。比色計の覗き戸を開く。ケーシング試料
を白色タイル上に置き、その際、いかなるシームも或は
折り目もサンプリング領域に位置しないよう測定試料に
関して注意を払う。次いで、ケーシングとタイルを、試
料ポートに対してこれらを密に接触した状態に保つバネ
荷重式支持体に載置する。ポートには、適当な定寸孔を
有する試料ポートインサートが設置されている。該孔は
サンプリング領域よりも大きくすべきでない。ケーシン
グは、石英−ハロゲンランプ光源から試料へと流れる入
射光路に垂直な長手方向(縦方向)を軸線として載置さ
れる。裁断ケーシングは概ね、管の前外面が試料ポート
に近接するように位置付けられる。ケーシング試料の整
合を覗き戸を通しチェックして乾燥機折り目ないし明白
な欠陥を排除する。覗き戸を閉じ、L、a、b値を測定
する。次いで、ケーシング試料を、その異なる領域に位
置変えし、再度(シーム及び折り目を排除するように注
意を払いながら)L、a、b値を測定する。平均を出す
ため4組の値が得られるように位置変え及び再測定を反
復する。
【0070】不透明度(コントラスト比)は、黒で裏打
ちした試料の拡散反射率(CIEY)対白で裏打ちした
同一試料の拡散反射率の比である。用いられる黒及び白
の裏材料は、かかる目的のために比色計製造業者が備え
たタイルである。これらのタイルはまた、0〜100%
(100%=完全に不透明)の尺度で不透明度を測定す
る比色計を検量するのにも使用しうる。ケーシング試料
を先ず、白い試料タイルに対向して置き、測定後、同じ
ように黒い試料タイルに対向して位置させ、測定する。
次いで、不透明度、%を算定する。試料上の(いかなる
シームも折り目も排除した)異なる位置で二つの不透明
度の読みを行い、平均を記録する。測定の間、ケーシン
グ試料が確実に、各々黒及び白の裏材料に対する測定の
ため試料板上に同じように位置付けられるよう、注意を
払う。この位置付けは、用いられる試料ポートインサー
トの孔より僅かに大きな直径の孔を有する型板を用いて
試料上に円の輪郭を描くことにより容易になる。作業者
は覗き戸から試料を調べ、試料が適正に中央部に来るよ
う円の輪郭のいかなる部分も試料ポートインサートから
見えないようにその位置を調整する。ケーシングの長手
方向軸(縦方向)が石英−ハロゲンランプ光源から試料
へと流れる入射光路に垂直になるよう常時位置づけられ
るケーシング試料に注意を払い、それが回転しないよう
保護する。L、a、b値も亦、ケーシングの長手方向軸
がランプから試料へと流れる照明灯の光路に直角で整合
した類似整合のケーシング試料を以て測定される。この
光路は試料板に対し45°に位置付けられる。
【0071】一般に、本発明は、第1縦長部分と第2縦
長部分を有する細長い食品ケーシング管にして第1部分
対第2部分の表面積比が少なくとも約1:1またはそれ
以上のケーシングを提供する。これら部分の少なくとも
一つは、そこに長手方向で連続的に分散した着色剤ない
し不透明剤により他の部分とは異なる光学的値を有す
る。第1部分と第2部分のいずれか一方ないし両方に関
し種々の光学的値及び範囲を有する本発明の各種具体物
を下記に示す。
【0072】本発明の一つの具体化で、ケーシング管の
第1部分の平均的不透明度値は第2部分の平均的不透明
度値より少なくとも約0.5単位大きい。例えば、不透
明度3.0%の第1部分と不透明度2.5の第2部分を
有するケーシングはこの条件を満たす。第1部分の平均
的不透明度値は第2部分の平均的不透明度値より少なく
とも約1.0まで大きく、有利には少なくとも約5.
0、好ましくは少なくとも約10.0、より好ましくは
少なくとも約20.0以上大きい。本発明のいくつかの
具体化で、第1部分の平均的不透明度値は第2部分のそ
れより少なくとも50.0まで大きく、有利には少なく
とも約90.0以上大きい。
【0073】本発明の好ましい具体化では、適当には約
10%未満、好ましくは約5%未満、より好ましくは約
2.0%未満、最も好ましくは約1.5%未満の不透明
度を有するケーシングの第2縦長部分を有する非繊維質
ケーシングが提供される。本発明のこの具体化では、例
えばソーセージの粒子輪郭の如き包装品の特性を調べる
のに非常に透明な縦長部分が付与される。また、第2縦
長部分が低い不透明度を有することに加えて比較的無色
であるとき、包装品の色を容易に見ることができ、また
脂肪と蛋白質粒子が区別され、そして(或は)包装品
(例 ミートソーセージ)の発色が加工時観察される。
【0074】本発明の別の好ましい具体化では、第2部
分が適当には約35%未満好ましくは25%未満最も好
ましくは約20%未満の不透明度を有する繊維質ケーシ
ングが提供される。直径のより大きなケーシングでのか
かる不透明度値はミート粒子の輪郭を目視するのを可能
にし、また製品の種類の区別、例えばビーフサラミとシ
チメンチョウロールとの区別を助ける。
【0075】本発明の別の具体化では、第1部分と第2
部分との間に、適当には50%未満好ましくは20%未
満最も好ましくは10%未満の平均的不透明度における
光学的相違、並びに適当には少なくとも約5単位好まし
くは少なくとも約10単位より好ましくは少なくとも約
20単位最も好ましくは少なくとも約50単位のL、a
若しくはbの平均値における相違がある。本発明の有利
な具体化は、第1部分と第2部分との間に平均L、a若
しくはb値で少なくとも約10単位の相違、また平均的
不透明度で約50%未満好ましくは約20%未満の相違
を有しうる。
【0076】本発明の別の具体化では、ケーシングの第
1縦長部分と第2縦長部分との間に光学的性質の相違が
あり、それによって平均的不透明度は適当には少なくと
も約10以上、好ましくは少なくとも20以上、より好
ましくは少なくとも50以上、最も好ましくは少なくと
も90以上であり、水及びメタノールによるケーシング
の抽出に続く第1部分のa及びbの絶対値の和は適当に
は少なくとも約10、有利には少なくとも約20、好ま
しくは少なくとも約30、より好ましくは少なくとも約
40、最も好ましくは少なくとも約60である。
【0077】有利には、ケーシングの第1縦長部分ない
し第2縦長部分のいずれか一方または双方は実質上光学
的に一様な単一連続部分でありうる。ケーシングは、扁
平管形状であり得、而してそれは個々のソーセージを詰
め込むのに適当な寸法長さに裁断し得(繊維質ケーシン
グはしばしばこの方法で提供され)或は扁平化ケーシン
グを巻取材としてワインディングしうる。別法として、
ケーシングをひだ付き管若しくはケーシングスティック
に集め寄せることができる。ひだ付きケーシングは、非
繊維質ケーシングが食品加工業者に商業的に提供される
際の典型的形状である。繊維質ケーシングも亦ひだ寄せ
することができる。
【0078】本発明の最も好ましい具体化で、管の第1
部分は管壁全体に一体的に分散された着色剤を含有す
る。この着色剤は好ましくは水不溶性であり、また好ま
しくは顔料である。
【0079】第6図を参照するに、本発明に従った鎖状
包装ソーセージ80の平面図が示されている。包装ソー
セージの1節81は向き合った節82、83(破断図と
して示されている)に、節81の向き合った端部を画成
する各捩りケーシング部分84、85で連結している。
各節は第1縦長部分86と第2縦長部分87を有する。
本発明の最も好ましい具体化では、第1縦長部分は実質
上光学的に一様な単一連続部分であり、顔料着色剤を含
む。該着色剤は、a及びbの絶対値の和が少なくとも約
30、また不透明度が少なくとも約5%になるよう管壁
に長手方向で連続的に一体的に分散される。第2縦長部
分は比較的透明(約20%未満の不透明度)で、a及び
bの絶対値の和が10未満好ましくは5未満であり、添
加した着色剤ないし不透明剤を何ら含まない。
【0080】第6図を再び参照するに、ケーシング管8
8は、その中に詰め込まれるソーセージエマルジョン好
ましくは加工ミートソーセージの如き食品89を含有す
る。第2縦長部分87は好ましくは、包装食品粒子90
の透視観察を許容し且つ観察者をして包装品の種類及び
色が観察しうるよう透明で、しかも比較的無色(a及び
bの絶対値の和が低い)である。
【0081】本発明は、下記例と一緒に考慮するとき一
層明らかとなろう。而して、下記例は本発明を単に例示
するためのもので、いかなる態様にもこれを限定するも
のではない。特記しない限り、すべての部及び%は重量
による。
【0082】例1〜6 ビスコースプロセスによって再生セルロースから作られ
たいくつかの非繊維質及び繊維質ケーシングに関する
L、a、b値及び不透明度が計測される。これらの光学
的値は、ビスコースプロセスによって作られ、本発明に
従い光学的に異なる第1及び第2縦長部分を有する再生
セルロースケーシングに関して計測されたL、a、b値
及び不透明度と比較される。表Aは、様々なソーセージ
ケーシング並びに本発明の2つのケーシングの例の典型
的な平均L、a、b及び不透明度の値を報告する。もし
以下に別途示さなければ、L、a、b及び不透明度の値
は、前記の手順によって得られ、計測される。
【0083】例(1〜6)の全ては、ひだ着けされない
(前もってひだ付けしていない)リールストックケーシ
ングによるものであるが、前記の様にひだ解きされ、浸
潤され、張力下に置かれ、そして乾燥されているひだ付
きケーシングに関して同様の値が期待される。
【0084】表Aは、各々の例のケーシング厚及び含水
率の典型的な範囲を一覧にする。実際の含水率及びケー
シング厚は計測されなかったが、特定された範囲内にあ
ると考えられる。L、a、b及び不透明度の値は、示さ
れた厚さ及び水分の範囲に関して同様であると予期され
る。
【0085】
【表1】
【0086】例1〜4は比較例(本発明の例ではない)
であり、例5〜6は本発明の例である。例1〜4に関す
る表Aに記載されたL、a、b値は、ケーシングの5つ
の別々の部分で計測された平均値であり、各々のケーシ
ング部分が2つの異なる位置で計測されて10個の計測
値の平均値を提供する。例5及び6は、各々1つの試料
で計測された4つの計測値の平均値である。不透明度
は、例1〜4に関しては5つのケーシング部分の2つの
値の同様の平均値であり、例5及び6に関しては単一の
ケーシング部分に関する4つの値の平均値である。L、
a、b及び不透明度は、両方ともケーシングの外面で計
測されて、各々のケーシング部分に関する値が得られ
た。表B1及びB2は、これらの平均値が得られた測定
値を一覧にする。
【0087】例1は、典型的な工業用ビスコースプロセ
スによって作られた非繊維補強再生セルロースの比較的
無色で透明なケーシングによるものである。例2は、例
1のケーシングと同様のケーシングであるが、外観上ケ
ーシングを透き通った青にする着色銅フタロシアニン着
色剤を含む。この青色は、無移行性着色剤を用いて達成
される。この着色剤は、ソーセージの如き包装された食
品に移行せず、また降り注ぎ、酸浴、或は液燻又はガス
燻煙処理を含む典型的なソーセージ加工段階の間に洗い
落とされない。そしてまたそれは、ケーシングの透過性
に有害な影響を及ぼさず、ケーシングは水分及び燻煙に
透過性であり続ける。例3は、ビスコースで外側面を通
じて紙チューブを含浸させ、続いて再生されてセルロー
スになる典型的なビスコースプロセスによって作られた
繊維補強再生セルロースの比較的無色なケーシングであ
る。例4は、例3と同様であるが、外観上ケーシングを
赤味がかった色にする着色有機着色剤を含む。
【0088】例5及び6は本発明に属する。例5は、再
生セルロースで作られ、視覚的に異なる光学特性を有す
る2つの縦長部分を備える非繊維補強セルロースケーシ
ングである。第1縦長部分は、例2のケーシングを着色
するために使用したものと同一の銅フタロシアニン顔料
を含有した。両方の例において顔料は、再生の前にビス
コースに添加された。L、a、b値の相違は、2つの例
に使用された異なる配合のためと考えられる。例5の第
2縦長部分は、添加された着色剤を含まず、そのL、
a、b及び不透明度の値は比較例1の値に殆ど同一であ
った。
【0089】例5において、ケーシングの第1縦長部分
の平均不透明度の値は、第2縦長部分の値より約8.7
%ポイント大きかった。平均不透明度におけるこの相違
は、10単位未満であった。また、平均L、a、b値の
各々の相違は、それぞれ45.4、7.5そして65.
7になった。従って、第1及び第2部分に関する各々の
平均ハンターカラースケール値は少なくとも5単位の差
で異なった。L及びb値は少なくとも10単位の差で異
なり、なぜならば両方の値が20単位を十分超える相違
を示したからであった。bの平均値は、50単位以上の
差で異なった。例5のケーシングの第1部分は、色彩が
透き通った青として視覚的に知覚可能であり、そして第
2の部分は、無色、透き通った且つ透明であることが知
覚された。
【0090】例5のケーシングは、有利にはソーセージ
の如き食品加工に使用され得る。例えばケーシングは、
牛、豚又は七面鳥の如き肉エマルションによって詰めら
れ、熱処理され、剥離され、そして小売りのために再包
装され得る。第1(青着色された)部分対第2(透明)
部分の表面積比は、約4:1であり、第2縦長部分が約
9/16インチの横断幅を有した。第1部分は、包装さ
れた製品と十分に光学的に異なる呈色でケーシング表面
積の十分な量を提供する約2 5/16インチの横断幅
を有し、それはケーシングの存在を視覚的に知覚可能な
表示を提供して例えば取出桶におけるケーシングの破片
による肉の汚染を避け、そして剥離操作後に剥離されな
いか又は不完全に剥離されたソーセージを示す。同時に
9/16インチ幅の第2部分は、酸降り注ぎ又は燻煙室
工程の間の発色を追跡するのに十分である。また、肉エ
マルションは、比較的透明な第2部分を通して確認及び
検査され得る。本発明の更なる利点は、第1部分の色
が、製品の種類を区別するために使用され得る点であ
る。
【0091】例6は、再生セルロースから作られる繊維
補強セルロースケーシングであり、視覚的に異なる光学
特性を持つ2つの縦長部分を有する。第1縦長部分は、
比較例4のケーシングを着色するために使用されたもの
と同様の茶色がかった赤の有機顔料を含有した。両方の
例で顔料は、再生の前にビスコースに添加された。L、
a、b及び不透明度の値の相違は、顔料配合量の違いの
ためと考えられる。第2縦長部分は、添加された着色剤
を含まず、そのL、a、b及び不透明度の値は、比較例
3の値とほとんど同じである。
【0092】例6において、繊維質ケーシングの第1縦
長部分の平均不透明度の値は、10単位より大きく、第
2縦長部分に関する不透明度の値より約48.8単位
(%ポイント)大きくなることが計測値から計算され
た。水又はメタノール可溶性着色剤を含まないこのケー
シングは、第1部分のa及びbの絶対値の和が少なくと
も10である様なa及びbの値を有し、そして実際には
26.9と見積もられて、少なくとも約25であった。
【0093】例6の繊維質ケーシングは、有利には、ソ
ーセージの如き食品を加工又は包装するのに使用され得
る。例えばケーシングが、肉エマルションで詰められ、
加工され、そしてケーシングが着けられたままの用途で
販売され得る。第1(赤味がかった茶色)部分対第2
(比較的無色)部分の表面積比は、約10対1であり、
第2縦長部分が約9/16インチの横断幅を有した。第
1部分は、約5 11/16インチの横断幅を有した。
9/16インチ幅の第2部分は、食品粒子の画成の視覚
的表示及び製品の種類のある程度の区別を可能にし、そ
して同時に着色された第1部分が伝統的な外観を示し、
色彩に基づく製品の同定を可能にする。
【0094】ここに、表B1及びB2を参照して、L、
a、b及び不透明度の実際に計測された値が、表の形で
示される。これらの値は、表Aに示された平均値を計算
するために使用された。実際の値は、実質上光学的に均
一性である連続的に分散された着色剤を有するケーシン
グに存在する、典型的な変化を説明するために一覧にさ
れる。従って、計測された値のいくらかの変化が予測さ
れるものであり、そしてそれは比色計の感度、比色計に
提供された試料の変化、ケーシング厚又は含水率のわず
かな変化、顔料及びビスコースの混合及び/又はビスコ
ースの老化のわずかな変化などのような可変性に起因さ
れ得る。用語「実質上光学的に均一性」を使用する場
合、これらの小さな変形を含むことを意図する。表B1
及びB2はまた、ケーシングの二重厚に関する値を記載
する。これらの値は、ケーシング厚の変化によると予想
される計測における予想された変化及び変形を表し、そ
して例えばケーシングの重ね継ぎ領域の如きシームに行
われた計測を表す。これらの値は、例示のために表され
る。一般にケーシングのL、a、bカラースケール値及
び%不透明度は、シーム或は押出又は乾燥機折り目の如
き容易に目につく欠陥から離れたケーシングの単一厚で
計測されるべきであり、好ましい具体例において、計測
は、もし可能ならば、ばらばらの不連続の光学的値を示
す文字及び略符の如き印刷された表示を回避する。
【0095】
【表2】
【0096】
【表3】
【0097】例7〜11 L、a、b値及び不透明度は、再生セルロースで作られ
たいくつかの非繊維質及び繊維質ケーシングに関して計
測される。例7〜10は、比較例(本発明の例ではな
い)であり、そして例11は本発明の例である。例7及
び8において、計測はリールストックケーシングでされ
た。これはひだ付けされなかったひだ付きでないケーシ
ングであった。例9〜11は、すべて前記のプロセスに
従ってひだ解きされ、滑らかにされたひだ付きケーシン
グを利用した。L、a、b及び不透明度の値は、ひだ付
けされない及びひだ解きしたケーシングに関して計測さ
れ、そして表Cにデータが報告される。この一連の例
は、示した方法に従うひだ解き及び平滑化のL、a、b
及び不透明度の測定値への影響を示す。使用された方法
は、ここに記載されたことを除いてL、a、b及び不透
明度テストに関して前記した通りだった。リールストッ
クケーシングは、直接計測され、すなわち抽出は必要な
R>かった。リールストックケーシング試料は、一般に直
接計測するのに十分滑らかである。ひだ付き試料は、前
記のプロセスに従ってひだ解きされ、平滑化された。5
つのケーシング試料が試験され、各々の試料に関して2
回計測された。表Cに記載されたL、a、b及び不透明
度の値は、10個の計測値の平均である。
【0098】
【表4】
【0099】例9を例7と比較すると、L、a、b及び
不透明度の値がリールストック(前もってひだ付けされ
ない)ケーシングと前記のプロセスで滑らかにされたひ
だ解きケーシングとでは同様であることがわかる。同様
に、青着色したリールストックとひだ解きケーシングの
例8と10を比較すると、L及びaが同様の値を示す。
不透明度及びb値の偏差は、計測されるケーシング試料
中の顔料の配合量がわずかに異なるためであると考えら
れる。
【0100】本発明の例11は、着色剤を含まない例7
及び9のL、a、b及び不透明度の値と殆ど同じ値を示
す第2縦長部分(着色剤が添加されてない)を示す。例
11の第1縦長部分は、例8及び10に使用された着色
剤を示すL、a、b及び不透明度の値を有していた。値
の相違は、主として異なる顔料配合量のためであると考
えられる。
【0101】例7〜11では、特に例11の「着色剤が
添加されなかった」部分と例7及び9とを比較すると、
同様のL、a、b及び不透明度の値がひだ付けされなか
ったケーシング及びひだ解きしたケーシングにして得ら
れ、ケーシングはその他の点では、ここに記載した試験
操作に従うことによって同様であることが示されると考
えられる。着色剤の配合量並びにケーシングの水分及び
厚さの如き他のパラメーターの変化が、計測される値に
影響を与え得る。
【0102】例11の本発明の非繊維質ケーシングは、
第1及び第2部分の不透明度の平均差5.4を有してお
り、第1部分がより不透明である(より大きい不透明度
の値である)。第1及び第2部分のL、a、b値の差
は、各々16.9、12.6及び20.7であった。
「透明な」第2縦長部分は、約9/16インチの横断幅
を有し、青着色した第1部分は、約1 7/16インチ
の横断幅を有した。第1縦長部分対第2縦長部分の表面
積比は約2.5:1になった。この非繊維質ケーシング
は、肉ソーセージの如き食品を詰めるために好適であ
り、例5の非繊維質リールストックケーシングに関して
前記の利点を有していた。
【0103】前記の例、詳細な説明及び図面を考慮する
と、異なる具体例、改良及び変更は当業者には明らかで
あろうし、すべてのこれらの改良、具体例及び変更は特
許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内にある
とみなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うケーシングを製造する方法を表す
概念図である。
【図2】ビスコース合体管内の層流を示す概念図であ
る。
【図3】本発明のケーシングの部分平面図である。
【図4】図3のケーシングの断面図である。
【図5】本発明の別の具体例のケーシング断面図であ
る。
【図6】本発明に従う包装された食品の平面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ・リチャード・ハンセン 米国イリノイ州チンレイ・パーク、リン デン9055 (56)参考文献 特開 平2−57138(JP,A) 特開 平2−57139(JP,A) 特開 平2−303460(JP,A) 特開 昭57−58847(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A22C 13/00 A23L 1/317 JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 完全乾燥セルロース(BDC)の重量を
    基準にして100重量%よりも少ない水分含有量を有す
    る細長いセルロース系の薄い壁で取り囲まれた管を含む
    セルロース系の食品ケーシングであって、該管が第1及
    び第2の長手部分並びに該第1部分の該管壁全体にわた
    って長手方向にかつ連続に分散された着色剤又は乳白剤
    を有して該部分に他の該部分と異なる光学的な値を付与
    し、該部分は少なくとも1:1又はそれより大きい該第
    1部分対該第2部分の表面積比を有し、そしてここに、
    該第1及び第2の部分は、以下の条件の内の少なくとも
    一つを満足するL,a,b及び不透明度値を有するセル
    ロース系の食品ケーシング: i)該第1部分の平均不透明度の値が該第2部分の平均
    不透明度の値よりも少なくとも0.5大きい; ii)該第1部分と該第2部分との間の平均不透明度の
    差が10よりも小さく、そして、該第1部分と該第2部
    分との間の該L値又は該a値又は該b値のいずれかの各
    平均値の差が少なくとも5であり;或は iii)該第1部分と該第2部分との間の平均不透明度
    の差が少なくとも10又はそれより大きく、そしてケー
    シングを水及びメタノールで抽出した後の第1部分のa
    及びbの絶対値の合計は少なくとも10である。
  2. 【請求項2】 前記第2部分の平均不透明度値よりも少
    なくとも0.5大きい前記第1部分の平均不透明度値を
    有する請求項1に記載のケーシング。
  3. 【請求項3】 前記第1部分と前記第2部分との間の平
    均不透明度の差が10よりも小さく及び該第1部分と該
    第2部分との間の前記L値又は前記a値又は前記b値の
    いずれかの各平均値の差が少なくとも5である請求項1
    に記載のケーシング。
  4. 【請求項4】 前記第1部分と前記第2部分との間の平
    均不透明度の差が少なくとも10又はそれよりも大き
    く、前記ケーシングを水及びメタノールで抽出した後の
    第1部分のa及びbの絶対値の合計が少なくとも10で
    ある請求項1に記載のケーシング。
  5. 【請求項5】 L、a又はbの値のいずれかの前記差が
    少なくとも10である請求項3に記載のケーシング。
  6. 【請求項6】 前記第1の長手部分が、前記ケーシング
    の円周の少なくとも50%からなる横断幅を有する請求
    項1に記載のケーシング。
  7. 【請求項7】 前記第1部分対前記第2部分の前記表面
    積の比が1:1から120:1である請求項1に記載の
    ケーシング。
  8. 【請求項8】 前記第2の長手部分が少なくとも4.8
    mm(3/16インチ)の横断幅を有する請求項1に記
    載のケーシング。
  9. 【請求項9】 非繊維補強再生セルロースからなる請求
    項1に記載のケーシング。
  10. 【請求項10】 前記第2の部分が2.0未満の不透明
    度を有する請求項1に記載のケーシング。
  11. 【請求項11】 ひだ付けされている請求項1に記載の
    ケーシング。
  12. 【請求項12】 前記管が再生セルロースから構成され
    かつ前記着色剤又は乳白剤が再生する前に再生セルロー
    ス内に分散されている請求項1に記載のケーシング。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載のケーシングに肉エマ
    ルションを充填して被包されたソーセージを形成し、該
    被包されたソーセージを調理し、そして該ケーシングの
    前記第2の長手部分を通して被包されたソーセージ表面
    の色の変化を見ることによって調理する間の被包された
    ソーセージの発色をモニターすることを含む被包された
    ソーセージ製品の発色をモニターする方法。
  14. 【請求項14】 更に、前記発色をモニターすることに
    応じて調理工程のパラメータの内の少なくとも一つを調
    整する工程を含む請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 光学的に異なる隣接部分を有する再生
    セルロースケーシングを製造する方法であって: (a)層流条件下で複数のビスコース流を合体させ、か
    かるビスコース流の少なくと一つは着色剤又は乳白剤を
    中にに分散させて含有し; (b)該ビスコースを押し出しノズルを通して凝縮及び
    再生手段に押し出して再生セルロースの管を形成し;及
    び (c)洗浄し、可塑化しそして該管の水分含有量を調整
    して肉エマルションを充填しかつソーセージに加工する
    のに適したセルロース系ケーシングを形成するに、該管
    は絶対乾燥セルロースの重量を基準にして100重量%
    よりも少ない水分含有量を有することを含む再生セルロ
    ースケーシングを製造する方法。
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