JP2835377B2 - 爆発性雰囲気下でのガス計量器等の機器の爆発性雰囲気下取扱装置 - Google Patents
爆発性雰囲気下でのガス計量器等の機器の爆発性雰囲気下取扱装置Info
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Description
のガス計量器等の機器の爆発性雰囲気下取扱装置に係
り、より詳細には、例えば、引火性薬品、ガス等の存在
する爆発性雰囲気下における各種取扱機器と外部機器と
の間のデータ通信や、該取扱機器への電源供給を安全性
を担保して行えるようにした爆発性雰囲気下でのガス計
量器等の機器の爆発性雰囲気下取扱装置に関する。
機器の遠隔操作等のデータ通信や電源供給は、通常、ケ
ーブルを採用し、該ケーブルを絶縁状態とすることで実
施し、該ケーブルに生じた電界エネルギーを外界と絶縁
すると共に、該ケーブル内部導体等と爆発性雰囲気下に
おける引火性物質との接触を防止することで、安全性を
確保するようにしている。
等の信号伝送もしくは電源供給路が取扱機器の邪魔にな
ると共に、該機器自体の移動がスムーズに行かない等の
問題がある。そこで、かかる場合、絶縁状態としたケー
ブルを、定位置に固定配置することで、その作業性を低
下させないように配慮されている。
転体、すなわち回転する場合は、ケーブルが該機器に絡
み合って、作業性が低下すると共に、該ケーブルの傷み
の度合いが早くなり、安全性の担保が低下する等の問題
がある。
したものであって、その目的とする処は、爆発性雰囲気
下において、回転するガス計測器等の各種取扱機器と固
定機器(操作部その他)との間のデータ通信や、該取扱
機器への電源供給を、安全性を担保して行える爆発性雰
囲気下でのガス計量器等の機器の爆発性雰囲気下取扱装
置を提供することにある。
するための手段としての本発明の爆発性雰囲気下でのガ
ス計量器等の機器の爆発性雰囲気下取扱装置は、回転台
上に1個もしくは複数個配置したガス計量器等の機器に
電源供給と信号授受を行う爆発性雰囲気下取扱装置であ
って、該回転台と、該回転台に配置したガス計量器等の
機器と、該機器に電源を供給する電源供給部と、該機器
に信号伝達するための信号授受部を備え、該電源供給部
は、該機器に一端を接続した電源ケーブルと、該ケーブ
ルの他端を耐圧ボックス内に収納したロータリーコネク
タの回転部に絶縁密封接続したコネクタを有し、また前
記信号授受部は、該機器に設けた防爆箱に収納した機器
側投受光器と、該機器側投受光器に対向する個所に設け
た固定側防爆箱に収納した外部側投受光器を有し、前記
爆発性雰囲気下で前記回転台上の機器への電源供給と信
号授受を行う構成としている。
にガスを供給すると共に、ガス重量を計測等するための
ガス充填機器における電源供給が、ガス充填機器を配置
した水平回転する回転台を回転させた場合、ガス充填機
器の電源口と、外部の電源供給源とを繋ぐ絶縁状態にさ
れているケーブルが、耐圧ボックスに内装されたロータ
リコネクタに絶縁密封接続されていることより、該ケー
ブルが、安全性を付与された状態でもって、自由回転で
き、また信号授受は、該機器に設けた防爆箱に収納した
機器側投受光器と、該機器側投受光器の上方に設けた固
定側防爆箱に収納した外部側投受光器によって、その投
受光で行うので、該機器の遠隔操作を防爆状態で行え
る。
の爆発性雰囲気下でのガス計量器等の機器の爆発性雰囲
気下取扱装置によれば、ガス充填器等の取扱機器を回転
体に配置し、該回転する取扱機器への電源供給と信号伝
達(授受)を、ケーブルが邪魔になることなく、かつ爆
発性雰囲気下であっても安全な状態で行えるという効果
を有する。
明を具体化した実施形態について説明する。ここに、図
1は本発明の概略構成図、図2はガス充填器の概略構成
図、図3(a)は、電源供給部における概略断面図、図
3(b)は側面図である。
置におけるガス充填・計量装置であって、概略すると、
ロータリー台1とガス充填器2と遠隔操作部3との三つ
箇所より構成されている。
あって、円周上に複数個のガス充填器2を、一定間隔で
配設した構成となっている。ガス充填器2の配設は、必
要に応じて、着脱できるように、チャック等で固定でき
る構成としている。また、ガス充填器2には、電源供給
用ケーブル36がそれぞれ絶縁密封状態で接続され、そ
の他端が、コネクタ27に接続され、自由な回転が許容
された構成となっている。
タであって、回転部31と固定部32を備えたロータリ
ーコネクタ33を耐圧ボックス34に内装すると共に、
回転部31と耐圧ボックス34との間に回転部1と接続
したグランド35を設け、かつ、回転部31にケーブル
36を接続した構成よりなる。
リーコネクタであって、ここでは、水銀4極ロータリー
コネクタを用いている。そして、ロータリーコネクタ3
3は、耐圧ボックス34の一端に、回転部31が位置す
るように収納され、回転側端子37にケーブル36が接
続され、また固定側端子38には電源コード39が接続
されている。
蓋41とによって構成されている。本体ケース40内に
はロータリーコネクタ33を配設するための設置部42
が形成され、その右方側にはロータリーコネクタ33の
固定側端子38に接続するための電源コード39の引込
部43が形成されている。
孔35aを有し、その後方にはグランド35を定位置に
保つための嵌合部を有するグランド配置部44、ロータ
リーコネクタ33を固定するための配置部45を有して
いる。配置部44、45は本体ケース40と一体化さ
れ、コネクタの固定部32は、配置部45によって固定
されている。また、本体ケース40の一端には電源コー
ド39を引き込むための電源接続口46を備えている。
また、グランド配置部44には、ベアリング47を介し
てグランド35がロータリーコネクタ33の回転部31
の周囲に配置されている。
れると共に、ロータリーコネクタ33の回転部31に回
転側端子(実施例ではファストン端子)37に接続され
ている。そして、グランド35およびロータリーコネク
タ33の回転部31とが連結する空所49には絶縁物5
0が介在されることにより、ロータリーコネクタ33の
回転部31は、対外的に密封される。また、耐圧ボック
ス34より導出したグランド35の外周に切った螺子に
保護パイプ51が螺合している。なお、52、52・・
・は、耐圧ボックス34を機台等に取り付けるための固
定具である。ガス充填器2は、それぞれ、台秤部4とガ
ス充填部5とサイズ検出部6、および信号伝達部7とよ
り構成されている。台秤部4は、ガスボンベの重量を計
量するための計量秤であって、ロータリー台1に載置さ
れている。そして、その周囲にガス充填器保持柱8が立
設されている。ガス充填部5は、ガス充填ノズル9とガ
スタンク10およびホース11とより構成され、ガス充
填ノズル9はガス充填器保持柱8に吊持され、ホース1
1を介してガスタンク10と接続され、ガスタンク10
内のガスをボンベに充填できるようにした構成とされて
いる(なお、ガスタンクは必要に応じて、1個の構成と
している)。
ガス充填保持柱8は、倒立L字状の柱体として形成さて
いて、ガス充填ノズル9を吊下するための吊下バランサ
ー12を備えている。なお、ガス充填器2のON、OF
Fはガスタンク10とホース12との間に設置されてい
る充填ストップバルブ13で行うようにしている。サイ
ズ検出部6は、ガスボンベのサイズ(高さ)を検出する
ためのものであって、高さ検出センサー14・・と、セ
ンサー取付枠15とより構成されていて、ガスボンベの
複数種類(通常、3種類)のものに対応できるようにガ
ス充填保持柱8に併設されているセンサー取付枠15に
上下方向の所定高さ位置に複数個配置されている。ここ
で、サイズ検出用センサーとしては、光電管センサーを
用いている。しかし、他のセンサーを用いてもよい。そ
して、検出されたサイズ値は、信号伝達部7を介して遠
隔操作部3の符号状態検出部16に、それぞれのセンサ
ーに対応する信号でもって伝達するように構成されてい
る。
配設されていて、防爆箱(防爆ケース、袋等も含む)1
7と投受光器18とより構成されている。投受光器18
は指向性の強い投受光器が用いられ、防爆箱17内に収
納されている。そして、該信号伝達部7は、それぞれの
ガス充填器2に設置されている。
部7との信号伝達を行うための信号伝達部19と操作部
20とより構成されている。信号伝達部19はロータリ
ー台1の回転中央の上方部位に配置されていて、信号伝
達部7と同様に、防爆箱(防爆ケース、袋等も含む)2
1と投受光器22とより構成され、投受光器22は防爆
箱21内に収納されている。
器が用いられている(通常、レンズ・ミラー等により全
周囲方向で投受光を投受できる構成とされている)。こ
れは、回転する複数個のガス充填器2におけるデータを
伝達することに対処したことによる。操作部20は、信
号伝達部23と、有線または無線による通信方式でもっ
て信号伝達を行うようにされていて、風袋重量入力手段
24と符号状態検出部25およびデータ表示・記録部2
6とより構成されている。
うとするガスボンベの風袋重量を入力するための機構で
あって、キーボードその他の入力手段でもって入力され
るように構成され、入力された風袋重量値(kg)は、
符号状態検出部25に信号伝達されるようになってい
る。
じて、ガス充填器2側に配置することもある。符号状態
検出部25は、サイズ検出部6よりの信号より、台秤部
4に載置されているガスボンベの『高さ』より、そのボ
ンベの種類を判別すると共に、風袋重量入力手段24よ
り入力されてくる風袋重量信号とを比較して、同一種類
のガスボンベであるかを検出するための機構であって、
通常用いられる比較回路によって構成されている。
力されたデータ、各ガス充填器2において発生する各種
データは、データ表示・記録部26に表示・記録される
ように構成されている。なお、投受光器は、投光、受光
兼用のものでも、別々の構成のものでもよいことは当然
ある。
置は、ロータリー台1の円周上に複数個載置されている
ガス充填器2の台秤部4に、それぞれガス充填しようと
するガスボンベを載置し、ガス充填ノズル9と接続し
て、該ボンベにガスが充填できるようにする。そして、
遠隔操作部3の風袋種別入力手段24によって、ガスボ
ンベの風袋重量値(ボンベが10kg用であれば、所定
重量値12kg、また20kg用であれば、21kgと
いう数値)を入力すると、遠隔操作部3内の符号状態検
出部25、データ表示・記録部26に伝達され、ここ
で、ガス充填器2のサイズ検出部6の高さセンサー1
4、・・によって、被検出ボンベの高さサイズを検出
し、該検出信号を防爆箱17に配置されている投受光器
18により光信号として対応する遠隔操作部3の信号伝
達部19を構成する防爆箱21内の投受光器22に光信
号伝達すると共に、符合状態検出部25、データ表示・
記録部26に信号伝達される。そして、風袋種別入力手
段24とサイズ検出部6とより、それぞれ入力・検出さ
れた信号は、遠隔操作部3の符合状態検出部25にて、
その信号によって、符合/一致するガスボンベであるか
否かを比較判別し、不一致の場合は、エラー表示などし
て、風袋重量値が相違し、ガスボンベに相違があること
を表示し、風袋値を変更するように指示し、これを変更
して、上記信号が一致すると、信号伝達部19、信号伝
達部7を介して、充填ストップバルブ13をONとし、
ガス充填を開始させるように信号伝達をする。
填(正味充填量より残量を引いた量)されると、定量充
填信号が信号伝達部7、信号伝達部19を介して、遠隔
操作部3の符合状態検出部25に信号伝達し、充填スト
ップバルブ13をOFFとする信号を逆に信号伝達部1
9、信号伝達部7を介してガス充填器2に伝達し、ガス
充填を停止する。また、符合状態検出部25で計量値
(風袋重量と計量充填ガス重量との合計重量値)が設定
値(風袋重量と設定充填ガス重量との合計重量値)と一
致しているか否かを判別し、一致もしくは所定誤差内で
あれば、その旨の信号を伝達し、また、不一致の場合
は、充填ストップバルブ13をリセットし、追加充填を
指示する。また、充填を完了して、台秤部4よりガスボ
ンベを取り除いた時、ガス充填器2が空所である旨の信
号を信号伝達部7、信号伝達部19を介して、遠隔操作
部3の符合状態検出部25に信号伝達する。
器2、・・について、それぞれ行い、回転する複数個の
ガス充填器と遠隔装置(固定機器)との間で、データ通
信を光伝達手段でもって行い、通常、ソフト制御により
行い、同時には、遠隔装置(固定機器)と、1個のガス
充填器とのみ通信を行うようにしている。
タリーコネクタ33の固定部32に電源を接続すること
で、ロータリーコネクタ33を介して、その回転部31
の回転側端子37に電気的に接続がされ、任意に回転す
るケーブル36に電源を供給できる。そして、耐圧ボッ
クス34と、ロータリーコネクタ33の回転部31との
間に、絶縁物50等を介して密封一体化されていること
より、ボックス34内で、ロータリーコネクタが発生す
る火花による爆発圧力は外部への波及が該部で措置さ
れ、防爆性を付与できる。なお、保護パイプ51は、前
記以外にケーブル36の回転による捩じれや、ケーブル
36よりの電界をシールドできる。
達部を構成する投受光器が防爆箱内に配置され構成とな
っているので、爆発性雰囲気下でもデータ通信を安全に
行えると共に、信号伝達手段を備えたガス充填器をロー
タリー台の円周上に配置し、該ロータリー台中央上部位
に上記信号伝達手段に対応する信号伝達手段を備えた固
定機器を配置していることよりガス充填を、電源供給の
回転自由な状態で行えると共に、効率的にコントロール
して行えることができる。
定されるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内
で変形実施できるものを含む。因みに、上述した実施例
においては、電源供給について説明したが、耐圧ボック
ス内に絶縁密封状にケーブルをはいした構成を電源供給
する場合で説明したが、回転体における種々の信号伝達
(授受)手段として用いることもできる。また、無線信
号伝達手段についても、上述した実施例に限定されるこ
となく、他の構成を用いてもよいことは当然である。
してガス充填器の場合で説明したが、他の爆発性雰囲気
下で用いる薬品、燃料その他の計量器、供給設備等にも
用いることができることは当然である。
図、図3(b)は側面図である。
遠隔操作部(遠隔操作部を内蔵した各種固定機器)、7
・・・信号伝達部、17・・・防爆箱、18・・・投受
光器、19・・・信号伝達部、21・・・防爆箱、22
・・・投受光器、31・・・回転部、32・・・固定
部、33・・・ロータリーコネクタ、34・・・耐圧ボ
ックス、35a・・・グランド導出孔、35・・・グラ
ンド、36・・・ケーブル、37・・・回転側端子、3
8・・・固定側端子、39・・・電源コード、40・・
・本体ケース、41・・・蓋、42・・・設置部、43
・・・引込部、44・・・グランド配置部、46・・・
電源接続口、47・・・ベアリング、48・・・ケーブ
ルの接続始端部、49・・・空所、50・・・絶縁物、
51・・・保護パイプ、52・・・固定具
Claims (1)
- 【請求項1】 回転台上に1個もしくは複数個配置した
ガス計量器等の機器に電源供給と信号授受を行う爆発性
雰囲気下取扱装置であって、該回転台と、該回転台に配
置したガス計量器等の機器と、該機器に電源を供給する
電源供給部と、該機器に信号伝達するための信号授受部
を備え、該電源供給部は、該機器に一端を接続した電源
ケーブルと、該ケーブルの他端を耐圧ボックス内に収納
したロータリーコネクタの回転部に絶縁密封接続したコ
ネクタを有し、また前記信号授受部は、該機器に設けた
防爆箱に収納した機器側投受光器と、該機器側投受光器
に対向する個所に設けた固定側防爆箱に収納した外部側
投受光器を有し、前記爆発性雰囲気下で前記回転台上の
機器への電源供給と信号授受を行うことを特徴とする爆
発性雰囲気下でのガス計量器等の機器の爆発性雰囲気下
取扱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35017095A JP2835377B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 爆発性雰囲気下でのガス計量器等の機器の爆発性雰囲気下取扱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35017095A JP2835377B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 爆発性雰囲気下でのガス計量器等の機器の爆発性雰囲気下取扱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09161192A JPH09161192A (ja) | 1997-06-20 |
JP2835377B2 true JP2835377B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=18408697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35017095A Expired - Lifetime JP2835377B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 爆発性雰囲気下でのガス計量器等の機器の爆発性雰囲気下取扱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2835377B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP35017095A patent/JP2835377B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09161192A (ja) | 1997-06-20 |
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