JP2834258B2 - ゲート回路 - Google Patents

ゲート回路

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JP2834258B2 JP2049359A JP4935990A JP2834258B2 JP 2834258 B2 JP2834258 B2 JP 2834258B2 JP 2049359 A JP2049359 A JP 2049359A JP 4935990 A JP4935990 A JP 4935990A JP 2834258 B2 JP2834258 B2 JP 2834258B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ゲート回路に関し、特に、BiCMOSゲート回
路に関する。
【従来の技術】
従来のBiCMOS回路の公知例には、特開昭59-11034号公
報、特開昭60-125015号公報、または特開平1-126824号
公報などがある。 第3図に、従来例のBiCMOSインバータ回路を示す。端
子10は入力端子、端子11は出力端子である。また、端子
12は、電源電圧端子である。 第3図の回路では、Pチャネル型MOSFET108がバイポ
ーラトランジスタ112を駆動し、バイポーラトランジス
タ112が出力端子11に接続された容量性負荷に電荷を充
電する。 Nチャネル型MOSFET110は、バイポーラトランジスタ1
13を駆動し、バイポーラトランジスタ113が端子11に接
続された容量性負荷の電荷を放電する。バイポーラトラ
ンジスタ113が負荷の電荷を放電するときに、オフとな
るバイポーラトランジスタ112のベース電荷を、Nチャ
ネル型MOSFET109が引き抜き、バイポーラトランジスタ1
12、113を貫通する過大な電流を防ぐ。バイポーラトラ
ンジスタ112が負荷に電荷を充電するときに、オフとな
るバイポーラトランジスタ113のベース電荷を、Nチャ
ネル型MOSFET111が引き抜き、バイポーラトランジスタ1
12、113を貫通する過大な電流を防ぐ。端子13および14
は、GNDに接続するか、もしくは、GNDより高い電位に固
定する。後者の場合は、MOSFETのドレイン・ソース間に
印加される電圧が電源電圧よりも低くなるので、CMOSと
異なり、耐圧が電源電圧よりも低いMOSFETを用いても回
路を構成することができる。 このようにして、BiCMOS回路では、高速かつ低消費電
力の回路動作を実現できる。
【発明が解決しようとする課題】
今、回路の電源電圧をVCCで表すこととする。バイポ
ーラトランジスタのベース・エミッタ間には電位差VBE
が存在するため、第3図の従来BiCMOS回路では、バイポ
ーラトランジスタ112が負荷容量を充電したときにベー
スが達する電位VCCからVBEだけ低い電位が、ハイレベル
出力値VHとなる。すなわち、 VH=VCC−VBE 式(1) ハイレベル出力VHが次段に入力されると、次段ではN
チャネル型MOSFET110がオンになり、これがバイポーラ
トランジスタ113を駆動して、負荷容量の放電動作が起
こる。このとき、バイポーラトランジスタ113のベース
電位はVBEまで上昇しているので、Nチャネル型MOSFET1
10のソース電位もVBEとなる。Nチャネル型MOSFET110の
ゲートにはハイレベルVHが入力されているから、ゲート
・ソース間に印加される電圧VGSは、 VGS=VH−VBE=VCC−2VBE 式(2) となる。負荷容量の放電動作が始まった直後は、Nチ
ャネル型MOSFET110のドレイン電位はハイレベルVHに一
致しているので、ドレイン・ソース間に印加される電圧
VDSも、 VDS=VH−VBE=VCC−2VBE 式(3) となる。 式(2)および式(3)は、Nチャネル型MOSFET110
の動作に関して、電源電圧VCCから2VBEだけ電圧をロス
していることを意味している。もし、CMOS回路などのよ
うにバイポーラトランジスタを含まない回路であれば、
このようなVBEに起因する電圧ロスは起こらないから、
ゲート・ソース間およびドレイン・ソース間には電源電
圧VCCがそのまま印加される。 MOSFETの電流−電圧特性図(第4図)上に、2VBE
電圧ロスがない場合の動作点Aと、2VBEの電圧ロスが
生じる実際の動作点Bを示した。動作点Aに比べて動作
点Bでは、ドレイン電流が減少する。これはバイポーラ
トランジスタ113の駆動力を弱めることになり、負荷容
量放電速度を低下させる。電源電圧VCCを低下させる
と、電圧ロス2VBEがVCCに対して占める割合が増加する
ので、この現象は顕著になり、回路のスイッチング速度
は急激に低下する。このように、従来のBiCMOS回路で
は、低電圧で高速動作することができない。 ところが近年、素子の微細化に伴い、素子耐圧が低下
すること、高集積化に伴う消費電力の増大を極力抑える
必要があることなどから、電源を低電圧化することが避
けられない。これは、低電圧で高速動作できない従来の
BiCMOS回路にとって、大きな問題となりつつある。 また、一般にゲート回路の出力端子同士を結線するこ
とにより論理演算を行なうことができれば、少ない段数
で論理が構成できるので、高速な動作が実現できるが、
従来のBiCMOS回路では行なえない。これは、回路にプル
アップとプルダウンの動作があり、一方のゲート回路で
プルアップ動作を、他方のゲート回路でプルダウン動作
を行なった場合、出力論理値が定まらなくなり、しか
も、電源とGNDが短絡した状態になってしまうためであ
る。 本発明の目的は、バイポーラトランジスタのベース・
エミッタ間電圧に起因した駆動力の低下が起こらず、電
源を低電圧化しても高速動作するBiCMOS回路を実現する
ことである。 本発明の他の目的は、出力端子同士を結線した高速な
論理演算が行なうことが可能なBiCMOS回路を実現するこ
とである。
【課題を解決するための手段】
本願で開示される代表的なゲート回路は、 (1)そのコレクタが出力(3)に接続された負荷を
駆動し、そのエミッタが第1動作電位点(GND)に接続
され、該出力をプルダウンするNPNバイポーラトランジ
スタ(107)と、 (2)そのゲートが上記出力(3)の反転信号に応答
する第1のPチャネル型MOSFET(100)と、 (3)そのソース・ドレイン経路が上記第1のPチャ
ネル型MOSFET(100)のソース・ドレイン経路と直列接
続され、そのゲートが入力信号(1,2)に応答する第2
のPチャネル型MOSFET(101,102)とを具備し、 第2の動作電位点(6,VCC)と上記NPNバイポーラトラ
ンジスタ(107)のベースを結ぶ電流経路の導通/非導
通が、上記第1のPチャネル型MOSFET(100)と上記第
2のPチャネル型MOSFET(101,102)とによって制御さ
れることを特徴とする(第1図参照)。 本発明の具体的実施形態では、Pチャネル型MOSFETを
介して電源からベースに電流を供給することにより、プ
ルダウン動作を行なうバイポーラトランジスタを駆動す
る。第1図の2入力AND回路では、Pチャネル型MOSFET1
01と102がこれに相当する。 また、本発明の具体的実施形態では、プリチャージ方
式の回路とする。Pチャネル型MOSFETにより、出力とな
るバイポーラトランジスタのコレクタ端子を電源電圧V
CCまでプリチャージする。第1図の2入力AND回路で
は、Pチャネル型MOSFET103がこれに相当する。
【作用】
本願で開示される代表的なゲート回路によれば、出力
プルダウン用のNPNバイポーラトランジスタ(107)のベ
ースは第1のPチャネル型MOSFET(100)のドレイン信
号と第2のPチャネル型MOSFET(101,102)のドレイン
信号とによって駆動されるため、従来の回路で問題とな
ったベース・エミッタ間電圧VBEに起因する駆動能力の
低下は起こらない。 本発明の具体的実施形態ではPチャネル型MOSFET10
1、102のソース端子が電源電圧VCCに接続され、このP
チャネル型MOSFETのドレイン端子によってバイポーラト
ランジスタが駆動されるため、プルダウン動作のとき
に、従来回路で問題となったようなベース・エミッタ間
電圧VBEに起因する駆動力の低下が起こらず、低電圧で
も高速なスイッチングが行われる。 また、本発明の具体的実施形態によるBiCMOS回路はプ
リチャージ回路であり、プルアップ動作部がなく、プル
ダウン動作部のみを備えているので、複数の出力端子を
結線した高速な論理演算を行なうことが可能となる。
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。 第1図は、本発明の一実施例を示すゲート回路の構成
図である。 100、101、102、103、104はPチャネル型MOSFET、10
5、106はNチャネル型MOSFET、107はNPNバイポーラトラ
ンジスタである。尚、Pチャネル型MOSFET101と102はバ
イポーラトランジスタ107のベースを駆動する論理回路
構成用のFET、Pチャネル型MOSFET103はプリチャージ素
子、バイポーラトランジスタ107は出力の容量性負荷を
放電するためのトランジスタ、Nチャネル型MOSFET105
はバイポーラトランジスタ107のベース電荷を放電する
ためのFETとしてそれぞれ動作する。また、Pチャネル
型MOSFET100、104およびNチャネル型MOSFET106は、出
力をフィードバックしてFET101、102のソースと電源電
圧端子間の接続を制御する部分を構成する。1と2は入
力端子、3は出力端子、6、7、8は同一の電源電圧端
子である。 端子4と端子5には、第2図に示すようなそれぞれ互
いに逆相のクロック信号φおよびφが入力される。
なお、各ゲートごとに新たにインバータを設け、そのイ
ンバータにクロック信号φを入力してクロック信号φ
に相当する信号を発生させてもよい。この場合は、1
相クロックφのみを各ゲートに与えればよい。 まず、プリチャージを行なうために、φを低レベル
0(≡GND)、φを高レベルVCCにすると、Pチャネル
型MOSFET103とNチャネル型MOSFET105がオンとなり、P
チャネル型MOSFET103は出力端子3の電位をVCCまで引き
上げる。このとき、Pチャネル型MOSFET104がオフ、N
チャネル型MOSFET106がオンとなるので、Pチャネル型M
OSFET100はゲートの電位が0に下がってオンとなり、P
チャネル型MOSFET101と102のソースがVCCまで引き上げ
られるが、前段の出力もプリチャージされてVCCとなる
ので、入力端子1と2の電位もVCCになり、Pチャネル
型MOSFET101と102はオフになる。 また、バイポーラトランジスタ107のベース電荷は、
Nチャネル型MOSFET105を通して引き抜かれるので、バ
イポーラトランジスタ107はオフになる。 次に、プリチャージを終了するためにクロック信号φ
をVCC、φを0にすると、Pチャネル型MOSFET103と
Nチャネル型MOSFET105はオフとなる。 ここで、入力端子1と2の少なくとも一方に、低レベ
ル0の信号が入力されると、Pチャネル型MOSFET101ま
たは102がオンとなり、バイポーラトランジスタ107を駆
動する。バイポーラトランジスタ107はオンとなって、
出力3に接続された容量性負荷の放電動作を行ない、出
力3の電位が低下する。出力3の電位が低下するにつれ
てPチャネル型MOSFET104がオン、Nチャネル型MOSFET1
06がオフとなるので、Nチャネル型MOSFET100はゲート
電位がVCCに上昇してオフとなる。Nチャネル型MOSFET1
00がオフとなることによって、電源電圧端子とバイポー
ラトランジスタ107のベースとの間の電流経路が断たれ
るので、負荷の放電動作終了後にバイポーラトランジス
タ107のベースに定常的に電流が流れ込むことが防がれ
る。バイポーラトランジスタ107は、ベースに流れ込ん
だ電荷が蓄積されたままとなるので、オンの状態が保た
れ、出力電圧は0に達するまで低下する。 一方、入力端子1と2のいずれも入力電圧がVCCのま
まであった場合は、出力電圧もVCCのままとなる。した
がって、第1図の回路は、2入力のAND回路になってい
る。 ところで、Pチャネル型MOSFET101または102は、バイ
ポーラトランジスタ107を駆動するとき、ソースは電源
電圧VCCに接続され、ゲートには低レベル0が入力さ
れ、ドレインの電位はVBEになっているから、ゲート・
ソース間とドレイン・ソース間に印加される電圧の大き
さは、それぞれVCC、VCC−VBEである。これは第4図の
電流−電圧特性図では、動作点Cで表される。ドレイン
・ソース間電圧がVBEだけ低下するが、ゲート・ソース
間電圧のロスは全く起こらないので、動作点Aとほぼ等
しいドレイン電流が流れ、バイポーラトランジスタ107
を強力に駆動することができる。したがって、第5図に
示すように、本発明による回路では、3V以下の低電圧で
も、従来BiCMOS回路のように極端な駆動力の低下は起こ
らず、高速に動作する。 端子9は、GNDに接続するか、もしくは、GNDより若干
高い電位に固定する。後者の場合は、バイポーラトラン
ジスタ107のベース端子に接続された寄生容量を充電す
るために要する時間が低減され、より高速化を図ること
ができる。 なお、本実施例で、Pチャネル型MOSFET、Nチャネル
型MOSFET、NPNバイポーラトランジスタを、それぞれ、
Nチャネル型MOSFET、Pチャネル型MOSFET、PNPバイポ
ーラトランジスタに置き換えると、2入力OR回路が得ら
れる。また、以下の実施例でも、同様な置き換えができ
る。 第6図は本発明の他の実施例を示すゲート回路の構成
図で、2入力AND回路を示している。 114〜118はPチャネル型MOSFET、119、120はNチャネ
ル型MOSFET、121はNPNバイポーラトランジスタである。
15、16は入力端子、17は出力端子、20、21、22は同一の
電源電圧端子である。端子18、19には、プリチャージ制
御用のクロック信号φ、φがそれぞれ入力される。
また、端子23は第1図の実施例と同様にGNDまたはGNDよ
り若干高い電位に固定される。 第6図の実施例は、第1図の実施例とほとんど同じ構
成である。唯一の違いは、論理回路構成用のPチャネル
型MOSFET(第1図では101と102、第6図では114と115)
とゲートが出力の反転信号を受けるPチャネル型MOSFET
(第図1では100、第図6では116)の位置が互いに逆に
なっている点で、動作は第1図の実施例と全く同じなの
で、説明を省略する。 第7図は、本発明の他の実施例を示すゲート回路で
り、2入力OR回路を示している。 122〜126はPチャネル型MOSFET、127〜129はNチャネ
ル型MOSFET、130はNPNバイポーラトランジスタである。
24、25は入力端子、26は出力端子、30、31、32は同一の
電源電圧端子である。端子27にはクロック信号φ、端
子28と29にはクロック信号φがそれぞれ入力される。
また、端子33は、GNDまたはGNDより若干高い電位に固定
される。 第1図の実施例では、論理回路構成用の複数のPチャ
ネル型MOSFETを並列に接続することにより、AND演算が
行なわれた。これに対して、本実施例では、論理回路構
成用のPチャネル型MOSFET123、124を直列に接続するこ
とにより、2入力のOR演算を行なうものである。 本実施例では、バイポーラトランジスタ130のベース
電荷放電用のNチャネル型MOSFET128以外にも、クロッ
ク信号φに駆動されるNチャネル型MOSFET127を備え
ていることが、第1図の実施例と異なっている。 以下に、第1図の実施例と異なる点を重点に、動作を
説明する。 プリチャージが終了すると、入力24と25、出力26の電
位は、VCCになっている。本実施例では、論理回路構成
用のPチャネル型MOSFET123と124は、直列接続されてい
るので、2入力24と25の両方に低レベル0が入力され、
Pチャネル型MOSFET123と124の両方がオンになったとき
のみ、バイポーラトランジスタ130を駆動してプルダウ
ン動作を行ない、出力が0となる。 ところが、プリチャージが終了したときに、もし、P
チャネル型MOSFET124のソースが低レベル0よりも高い
電位に保持されていたとすると、Pチャネル型MOSFET12
3がオフのままでも、124がオンになるだけでPチャネル
型MOSFET124のソース接合容量からバイポーラトランジ
スタ130のベースへ電荷の移動が生じ、バイポーラトラ
ンジスタ130がプルダウン動作を起こしてしまう可能性
がある。このような誤動作を防ぐために、Pチャネル型
MOSFET124のソース電位を低レベル0にプリチャージす
るNチャネル型MOSFET127が接続されている。 さらに、論理回路構成用のPチャネル型MOSFETが3つ
以上直列接続されている場合は、最も電源電圧端子に近
いPチャネル型MOSFETを除くすべての論理回路構成用MO
SFETのソースに、それぞれプリチャージ用の同様なNチ
ャネル型MOSFETを接続すればよい。 第8図は、本発明の他の実施例のゲート回路の構成図
であり、2入力OR回路を示している。 131〜135はPチャネル型MOSFET、136〜139はNチャネ
ル型MOSFET、140はNPNバイポーラトランジスタである。
34、35は入力端子、36は出力端子、39、40、41は同一の
電源電圧端子である。端子37、38にはクロック信号
φ、φがそれぞれ入力される。また、端子42は、GN
DまたはGNDより若干高い電位に固定される。 本実施例では、第7図の実施例と同様に、論理回路構
成用のPチャネル型MOSFET132と133が直列接続されてお
り、2入力OR演算を行なう回路である。ただし、第7図
の実施例とは異なり、Pチャネル型MOSFET133のソース
電位を低レベル0にプリチャージするNチャネル型MOSF
ETは接続されていない。そのかわりに、バイポーラトラ
ンジスタ140のベースと端子42の間に、Nチャネル型MOS
FET137と138が並列接続されていて、ゲートがそれぞれ
入力34、35を受ける。入力34と35のいずれかが高レベル
VCCであれば、Nチャネル型MOSFET137と138のいずれか
はオンとなるので、バイポーラトランジスタ140のベー
ス電位は、端子42と同電位に保たれ、NPNバイポーラト
ランジスタ140はオンにならない。したがって、第7図
の実施例の説明中に述べたような誤動作はやはり起こら
ない。 第9図は、本発明の他の実施例を示すゲート回路の構
成図であって、2つのゲート回路の出力端子を結線する
ことにより、2入力AND演算を行なう例を示している。 141〜144、148〜151はPチャネル型MOSFET、145、14
6、152、153はNチャネル型MOSFET、147と154はNPNバイ
ポーラトランジスタである。43、50は入力端子、46〜4
8、53〜55は同一の電源電圧端子、57は2つのバッファ
ゲート回路の出力を結線した出力端子である。また、44
と51にはクロック信号φ、45と52にはφが入力され
る。端子49と56は、GNDまたはGNDより若干高い電位に固
定される。 本発明によって提供されるゲート回路では、出力が高
レベルVCCのときはバイポーラトランジスタがオフ、低
レベル0のときはオンになっているから、本実施例のよ
うに各ゲート回路の出力端子を結線すると、少なくとも
1つの出力が0であると結線したときの出力は0とな
る。即ち、結線によってAND演算が行なわれる。 本実施例では、最も簡単な例として、2入力AND演算
を行なう例を示した。第1図の2入力ANDゲート回路で
は、1つのバイポーラトランジスタを駆動するPチャネ
ル型MOSFETが2つ接続されているのに対し、本実施例で
は1つしか接続されておらず、ベースに接続された寄生
容量が小さく、より高速化が図られている。 また、ORゲートや複合ゲートなど、さらに複雑なゲー
ト回路間でも、結線によるAND演算が行なえることは、
言うまでもない。
【発明の効果】
上述のたように本発明によれば、バイポーラトランジ
スタを駆動するPチャネル型MOSFETは、ゲート・ソース
間に電源電圧と同じ大きさの電圧が印加されるので、電
源を低電圧化しても極端な駆動力低下が起こらず、高速
に動作する。 また、出力端子を結線することにより、高速なAND演
算を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すゲート回路の構成図、
第2図は第1図の回路のクロック信号および入出力信号
のタイミングチャート、第3図は従来のBiCMOS回路の構
成図、第4図はMOSFETの電流−電圧特性図、第5図はゲ
ート遅延時間の電源電圧依存性、第6図〜第9図は本発
明の他の実施例を示すゲート回路の構成図である。 符号の説明 1,2,10,15,16,24,25,34,35,43,50……入力端子 3,11,17,26,36,57……出力端子 6,10,17,25,30……電源電圧端子 100〜104,108,114〜118,122〜126,131〜135,141〜144,1
48〜151……Pチャネル型MOSFET 105,106,109〜111,119,120,127〜129,136〜139,145,14
6,152,153……Nチャネル型MOSFET 107,112,113,121,130,140,147,154……NPNバイポーラト
ランジスタ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)そのコレクタが出力に接続された負
    荷を駆動し、そのエミッタが第1動作電位点に接続さ
    れ、該出力をプルダウンするNPNバイポーラトランジス
    タと、 (2)そのゲートが上記出力の反転信号に応答する第1
    のPチャネル型MOSFETと、 (3)そのソース・ドレイン経路が上記第1のPチャネ
    ル型MOSFETのソース・ドレイン経路と直列接続され、そ
    のゲートが入力信号に応答する第2のPチャネル型MOSF
    ETとを具備し、 第2の動作電位点と上記NPNバイポーラトランジスタの
    ベースを結ぶ電流経路の導通/非導通が、上記第1のP
    チャネル型MOSFETと上記第2のPチャネル型MOSFETとに
    よって制御されることを特徴とするゲート回路。
  2. 【請求項2】そのソースが上記第2の動作電位点に接続
    され、そのドレインが上記出力に接続され、そのゲート
    がプリチャージ制御信号に応答するPチャネル型MOSFET
    を具備することを特徴とする請求項1記載のゲート回
    路。
  3. 【請求項3】そのドレイン・ソース経路が上記NPNバイ
    ポーラトランジスタの上記ベースに接続されベース電荷
    の放電を行うNチャネル型MOSFETを具備することを特徴
    とする請求項1記載のゲート回路。
  4. 【請求項4】上記第2のPチャネル型MOSFETが、ソース
    ・ドレイン経路が上記NPNバイポーラトランジスタの上
    記ベースと上記第2の動作電位点との間に並列接続され
    た複数のPチャネル型MOSFETであることを特徴とする請
    求項1記載のゲート回路。
  5. 【請求項5】上記第2のPチャネル型MOSFETが、ソース
    ・ドレイン経路が上記NPNバイポーラトランジスタの上
    記ベースと上記第2の動作電位点との間に直列接続され
    た複数のPチャネル型MOSFETであることを特徴とする請
    求項1記載のゲート回路。
  6. 【請求項6】複数の上記出力を直接接続することによ
    り、各出力論理値の論理積を生成することが可能である
    ことを特徴とする請求項1記載のゲート回路。
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JPH03253115A (ja) 1991-11-12

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