JP2831657B2 - 液圧ダンパ - Google Patents

液圧ダンパ

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JP2831657B2
JP2831657B2 JP63180438A JP18043888A JP2831657B2 JP 2831657 B2 JP2831657 B2 JP 2831657B2 JP 63180438 A JP63180438 A JP 63180438A JP 18043888 A JP18043888 A JP 18043888A JP 2831657 B2 JP2831657 B2 JP 2831657B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/44Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction
    • F16F9/46Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall
    • F16F9/466Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は自動車本体枠又はシャーシと例えば車の路上
車輪の如き懸垂されてない部分との間に取付けるように
した液圧ダンパに関する。
<従来の技術> 本発明は特に、ダンパピストン棒の内方(圧縮)運動
の特殊な割合から制動力を減少させるようにした制御弁
を包含するダンパに関する。この種のダンパは既知で、
例えば仏国特許第74 34 286号(SIRVEN)に記載され、
前記目的のため、液圧流体圧力に応答し、開口時にはダ
ンパピストン棒によって駆動する主要ピストンによって
ダンパシリンダ内にて画定される2個の室相互間を連通
させる制御弁を包含する。制御弁を制御する圧力は、ピ
ストン棒をシリンダの室の一方に貫通させる結果として
シリンダの有効容積の減少による余分な流体をタンクの
方へ遅れて流すことによって得られる。急速な内方運動
中、ピストン棒の速度が限界値を越えた場合、制御弁の
両側に働く圧力差は増加し、所定の限界値を越えると制
御弁が開き、制動力が急速に減少する。従って制動力は
ダンパピストンの内方運動の割合で減少する。
同様に制御弁にほぼ一定の基準圧力が作用し、制御弁
の片側は、基準流体、例えば所定圧力のガスを充填した
基準室を画定する面の1部を構成可能である。該基準室
は閉鎖及び隔離可能か又は大気に通じるか或いは圧力を
均一にするようにガスを充填した流体のタンクの一部と
連結可能である。
欧州特許出願第79 14073号(SIRVEN)に記載されてい
る前記種類のダンパは制御弁をシリンダ内に固定する代
りにピストンに取付ける。液圧流体タンクはピストン棒
と反対の末端部にてシリンダを画定する管の上部に設け
るのが望ましい。
かかる両者の既知ダンパの場合、急速なピストン棒の
内方運動中にダンパの有効容積を変え、従ってダンパ内
の圧力を増加させるように制御弁を開くことによる急激
な圧縮中の作動特性を変化させることが可能な例えばエ
ラストマ材製の弾性ブロックをダンパ内部に更に設け
る。
かかる既知のダンパの場合、ピストン棒の外方(膨
張)運動中のタンクからシリンダへの液圧流体は実際に
タンクをダンパシリンダに連結する通路を無制限に通過
し、この場合該通路にはタンクからシリンダへの流れの
みを可能にする逆止め弁を設ける。
単管又は双管構造の従来型車両用ダンパの作動特性を
変えるための装置も既知である。一般にかかる変化装置
は、油の通路を開閉するソレノイド弁又はダンパ内の油
が通る流量限定装置内にプランジャを移動させるように
した電動モータを使用する。かかる通路又は該限定装置
によって圧力が降下するが、これが制動力の源である。
圧縮運動中通路がより小さくなる故に制動力は増加し、
この作動変化はあるゆる圧縮率に適用される。
圧縮時にて従来のダンパの特性を変えるために単管ダ
ンパの場合ピストン内に限定装置の制御装置を設ける
が、この場合制御装置の位置決めが困難であり、又該装
置を外側から操作することも困難である。双管ダンパの
場合、すなわちタンクを包含する外側円筒形ジャケット
内部にダンパシリンダを取付ける場合、圧縮中のダンパ
の特性を変えるようにした限定装置用制御装置を、シリ
ンダ末端に位置する弁の付近又はピストン内のいずれか
に設ける。
膨張運動中に従来のダンパの特性を変えるためには、
ピストン自体に設ける流量限定装置を通る流量を変える
ための制御装置を設けるがこの場合も制御装置の位置決
め及び操作が困難になることに留意されたい。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明の目的は作動特性を自由に変化させ、特に車の
運動に関する各種パラメーターが可能な前記種類のダン
パを改良することである。
<問題点を解決するための手段> 本発明の目的は、液圧流体を入れるようにしたシリン
ダと、該シリンダ内にて第1室と第2室を画定する該シ
リンダ内のピストンと、該第2室内のピストン棒と、該
第1室と選択により連通する液圧流体タンクと、ほぼ一
定圧力のガスを入れるようにした基準室と、制御弁と、
該制御弁用の戻しばねであって、該第1室内の流体圧力
増加が該戻しばねに抗して該弁を開くように作用し、該
戻しばねと、該基準室内の圧力と、該第2室内の流体圧
力増加に伴う該第1室内の流体圧力減少とが共に該制御
弁を閉じるように作用する該戻しばねと、該タンクと該
第1室との間に設けられ液圧流体が該第1室から該タン
クへのみ流動できるようにし、かつ所定限界値を越えて
該ピストン棒の内向き移動率に応答して該弁を開くよう
な制御圧力にする流量限定装置と、該流量限定装置が許
す流量を変える流量変更手段であって該所定限界値とは
異なる内向き移動率にて該弁が開くようにする該流量変
更手段とを具備することを特徴とするダンパを提供する
ことである。
該流量可変装置はダンパ外側の車体に取付けるのが効
果的な電動モータを包含してもよい。
制御弁に作用する基準ガス圧は大気圧であってもよ
い。代案として、該圧力は大気圧以上でもよく、その場
合、基準室は例えばダンパの外側に設ける導管を介して
タンクと連通するのが望ましい。
本発明によるダンパが単管の場合、ピストン棒とは反
対の末端にて車体に固定したシリンダ上部にタンクを配
置するのが望ましい。制御弁はピストン自体に取付ける
のが望ましい。
本発明の好適実施例において、シリンダは、該シリン
ダの周囲壁の一部を構成する弾性ブロックによって車体
に固定されるが、この場合該ブロックによりシリンダの
内容積が変化可能であり、従って突然の圧縮運動の場合
にピストンが移動する以前でさえも制御弁を開口させ
る。
別のいわゆる双管型構造の場合、シリンダは制御弁を
有し、流量限定装置を介して流体タンクと連通する円筒
形ジャケット内部に設けられる。該実施例において、円
筒形ジャケットは、それの内容積を変化させることが可
能な弾性ブロックによって車体に取付けるのが望まし
く、この場合前述の如くピストンが運動する以前の突然
の圧縮運動をする時に制御弁を開口する。
圧縮運動中、第1室からタンクまでの液圧流体の流れ
を可能にする流量限定装置の制御装置の故に、この種の
ダンパの場合に圧縮中の作動特性を変えることができ
る。従来型ダンパにて生じるのとは異なり、圧縮中にタ
ンクへ流量が減少して制御弁がよりはやく開口すると、
該限定装置を通る流量の減少によりピストン棒の内方運
動率がより低い値の場合に制動力が減ずることになる。
膨張運動中、制御弁は作動しない。膨張制動力は従来
通りピストン内に設ける流量限定装置により決定され
る。タンクからの液圧流体は、タンクからシリンダダン
パへの方向へのみ流体を流す簡単な補給弁を通るが、こ
の場合該補給弁は実際に大きなヘッドロスを生じさせる
ことが全くない。
突然の圧種運動の場合に制御弁をすぐ開くためにダン
パのシリンダに取付ける部材と車体に取付ける部材との
間に弾性ブロックを配置する前記種類のダンパの場合、
膨張運動中にダンパの作動特性を変えるように配慮可能
である。かかるダンパの場合、車輪と車体との間にダン
パのみならず弾性ブロック型式のばね部材をも包含する
継手が存在する。膨張運動中、該弾性ブロックは膨張運
動により伸長し、ダンパの第1室の有効容積が増加す
る。膨張運動の最後に、ピストン棒が新しく急激に圧縮
運動しはじめると、弾性ブロックは元の状態に戻り、圧
力が急に増加して圧縮運動の開始で制御弁は突然開く。
かくて、実際圧縮運動の初めに制動力を起すのが僅かに
遅れる。車が比較的低速度で又は比較的滑らかな路面を
走行する場合に該効果は僅かであるが、高速度の場合又
は起伏の激しい路面を走行する場合は大きなものにな
る。
従って本発明の別の目的は、車輪と連結するダンパの
部分と車体との間の弾性結合の剛性を変化させることで
ある。
従って別の点において本発明の目的は液圧流体を入れ
るようにしたシリンダと、該シリンダ内にて第1室と第
2室を画定する該シリンダ内のピストンと、該第2室内
のピストン棒と、該第1室と選択により連通する液圧流
体タンクと、ほぼ一定圧力のガスを入れるようにした基
準室と、制御弁と、該制御弁用の戻しばねであって、該
第1室内の流体圧力増加が該戻しばねに抗して該弁を開
くように作用し、該戻しばねと、該基準室内の圧力と、
該第2室内の流体圧力増加に伴う該第1室内の流体圧力
減少とが共に該制御弁を閉じるように作用する該戻しば
ねと、液圧流体が該第1室から第タンクへのみ流動でき
るようにし、かつ所定限界値を越えて該ピストン棒の内
向き移動率に応答して該弁を開くような制御圧力にする
もので該タンクと該第1室との間に設ける流量限定装置
と、該流量限定装置が許す流量を変える流量変更手段で
あって該所定限界値とは異なる内向き移動率にて該弁が
開くようにする該流量変更手段と、ダンパを作動位置に
取付ける時に使用し、該シリンダの周囲壁の一部を構成
して該ダンパの作動容積を変えるようにした弾性ブロッ
クと、該ピストン棒の急速な外側運動中に該タンクから
の液圧流体を該第1室に供給する時に通過する第2流量
限定装置及び逆止め弁とを具備し、該逆止め弁が、該第
1室内の圧力を減少させ、急速な該外側運動による該ブ
ロックの変形に抗して該弾性ブロックに液圧作用を与え
るようにしたものであり、該基準室が該タンクと連通す
ることを特徴とするダンパを提供することである。
該限定装置を通る流量を変えるための装置を設けても
よい。この場合装置の剛性を自由に変えることができ
る。ダンパの外側の車体に電動モータを使用するのが望
ましい。
制御装置を2個使用し、一方を圧縮行程中に働くよう
にし、他方を膨張行程中に働くようにした場合、懸垂体
を取付ける車の運動に関するパラメータに応じて別個に
制御される2個の別個の駆動モータを使用することに留
意されたい。代案として両方の制御装置に働くようにし
た伝達システムを有する単一制御モータを使用してもよ
い。
別の点において、本発明による前記型式のダンパは、
液圧流体を入れるようにしたシリンダと、該シリンダ内
にて第1室と第2室を画定する該シリンダ内のピストン
と、該第2室内のピストン棒と、該第1室と選択により
連通する液圧流体タンクと、ほぼ一定圧力のガスを入れ
るようにした基準室と、制御弁と、該制御弁用の戻しば
ねであって、該第1室内の流体圧力増加が該戻しばねに
抗して該弁を開くように作用し、該戻しばねと、該基準
室内の圧力と、該第2室内の流体圧力増加に伴う該第1
室内の流体圧力減少とが共に該制御弁を閉じるように作
用する該戻しばねと、液圧流体が該第1室から該タンク
へのみ流動できるようにし、かつ所定限界値を越えて該
ピストン棒の内向き移動率に応答して該弁を開くような
制御圧力にするもので該タンクと該第1室との間に設け
る流量限定装置と、車体に連結したダンパの部分とダン
パの他の部分との間に配置し、該ピストン棒の急速な圧
縮運動中にダンパの有効容積を変える、該シリンダの周
囲壁の一部を構成する弾性ブロックと、該ピストン棒の
外方運動中該タンクから液圧流体を該第1室に供給する
時に通過させる第2流量限定装置及び逆止め弁とを包含
し、該基準室が該タンクと連通することを特徴とする。
本発明によれば該第2流量限定装置に設ける該逆止め弁
は、該急激な外方運動による該ブロックの変形に抗して
該弾性ブロックに液圧作用を生じさせるように該第1室
内の圧力を減少させるような構造を有する。
好適実施例において、流量限定装置はそれを通過する
流量を変えるための装置と協働する。かかる装置はダン
パの外側の車体に取付ける電動モータを包含する。
<「作用」及び「実施例」> 本発明の他の特徴及び利点は、本発明の各種実施例
(これに制限されるものではない)を添附の図面を参照
して以下に詳述する。
第1図及び第3図に示すように、本発明により単管型
ダンパは、シリンダ2の内部を摺動し、該シリンダ内に
てピストン1の前方の第1室2aとねじ切り端4によって
ピストン1に取付けたピストン棒3を含む第2室2bを画
定する。ピストン棒3を通過させるリングシール5aを備
える中央中ぐり部を包含する閉鎖部材5をシリンダ2の
下端部に取付ける。ピストンロッドの下端には自動車の
車輪に連結可能な固定リング6aを設ける。
ピストンは中空部材であり、それの中芯部7に設ける
螺子部はピストン棒3のねじ切り端4を受け、液圧流体
の自由通路を残すリブ8によりピストン1の壁側に取付
けられる。中芯部7は、それと一体になっている環状壁
10によって側部が画定される基準室として働くハウジン
グ9を包含する。基準室9には、例えばガス等の基準流
体を充填するが、その圧力は室9の容積が僅かしか変化
しないのでほぼ一定である。室9の頂部は、流体を通さ
ないように室9内を摺動可能な軸方向のピストン11aの
型式の制御弁11の下面部によって移動可能に画定され
る。このために、制御弁11は室9内を摺動する下部11a
と、締付けリング13によってピストン1の側壁に固定し
たワッシャ12上にてシートと上部面が密着接触する大径
頂部プレート11bとを有する。
制御弁11は、ばね14によってワッシャ12上のシートに
抗して閉鎖位置の方へ押しやられる。このばねはピスト
ン1の中芯部7と制御弁11の下部11aを包囲する環状カ
ップ部材14aのふちに支持される。制御弁11のプレート1
1bは逆止弁16と協働する穿孔部15を有し、該逆止弁16は
第1室2aと第2室2bとの間を液圧流体が限定流動可能な
ようにばね14とカップ部材15とによってプレート11bの
下面に保持される。ワッシャ12は、更にこれと締付けリ
ング13との間に締付けられる逆止め弁18と協働する中ぐ
り部17を包含し第2室2bから第1室2aへの液圧流体の流
れを限定可能にしている。
ダンパ上部には車体20に直接固定した液圧流体用タン
ク19を設ける。シリンダ2の上部はエラストマ製弾性ブ
ロック21によって包囲され、このブロックはシリンダ2
の外側壁と、タンク19を形成するように上方に延長して
ねじ23によって自動車本体20に固定するフランジを上端
部に有する円筒形スリーブ22の内側壁に取付けられる。
タンク19内の液圧流体を第1室2a内の液体から分離する
ためにスリーブ22の内部にセパレータ部材24を固定す
る。
セパレータ24は回転可能な軸25を収容する中央中ぐり
部を包含し、該回転軸25はダンパ外側の車体20に直接取
付けた駆動モータ26までタンク19を通って上方へ垂直に
延長する。軸25は適当なシール28を有する密閉案内スリ
ーブ27を介してタンク19に挿入される。セパレータ部材
24を通過した後、軸25は固定セパレータに対する軸25の
回転を容易にする減摩ワッシャ30に対して螺入リング29
によって締付けられる。リング29は、中ぐり部33を包含
する弁32を閉鎖するように作動する螺旋ばね31を付けた
肩部を有する。弁32はリング29とワッシャ33との間に保
持される。弁32は縁部はセパレータ部材24内の複数個の
軸方向通路35を閉鎖する。弁32はピストン1の膨張運動
中にタンク19から第1室2aまでの通路35を通過する流体
に実際いかなる遅延現象も生じさせない程度の剛性を有
する。従って弁32の機能の主たるものは、液圧流体が決
して逆方向に流れないようにすること、すなわちピスト
ンの圧縮運動中に第1室2aからタンク19へ流れないよう
にすることである。
内部にて回転可能な軸25とそれの下面又は前面に2群
の穿孔部37を設けたリング36は、セパレータ部材24に固
定した中間部材38の上面又は前面と接触する。リング36
及び中間部材38の構造をよりよく理解するためには第3
図を参照されたい。中間部材38の2個の通路39の上面又
は前面は、リング36が軸25と共に回転する時にリング36
の中ぐり部37と連通可能となる2個の曲線長溝40と連通
する。
通路38はセパレータ部材24を介して通路41と連通す
る。中間部材38とセパレータ部材24との間に逆止め弁42
を設け第1室2aからタンク19へ流体が流れるように、
又、逆方向の流体流を全て回避するようにする。
リング36の上方に付加の逆止め弁43を設けてばね41と
協働して弁42のようにタンク19から第1室2aまでの液圧
流体の通過を回避する。
軸25を回転させるモータ26の作用によってリング36が
回転すると、数の多少に拘らず穿孔部37により流体が中
ぐり部39から流れる。閉鎖されてない通路はセパレータ
部材24の下部から、すなわちダンパの第1室2aから流れ
るオイルを絞る。オイルが上方へのみ流動可能なように
逆止め弁42は比較的剛性が高い。
ピストン棒3の圧縮運動中、すなわち第1図の上方運
動中のダンパの働きに関しては以下に詳述する。比較的
低速度の圧縮運動中、容積が減少し第1室2aから第2室
2bまで、閉鎖したままの制御弁11の通路15を介して液圧
流体が流れる。室2a内の圧力増加により制動力が生じる
が、これはピストン棒の内方運動率と共に急速に増加す
る。制御弁11は4つの異なる力によって働く、該4つの
力はそれぞれ、 −弁11を閉鎖する傾向にあるばね14の力 −該制御弁を開くことになる方向に制御弁11のプレート
11bの表面区域Sに働く第1室2a内の圧力P1、 −補助ピストン11aの表面区域Sに作用し、制御弁11を
閉鎖する基準流体又はガスのほぼ一定の圧力、及び −プレート11bの残りの下方表面区域(S−s)に働
き、制御弁11を閉鎖する圧力P2である。
第1室2aの圧力P1は圧縮率Vに比例して増加する。同
様にP1とP2の圧力差も圧縮率に比例して増加する。圧力
P1は常に圧力差P1−P2より大きくなければならず、従っ
て第2室2bの圧力P2が大気圧以下になってダンパの作用
に悪影響を及ぼす空洞現象が生じることがない。これは
圧力P1の増加を可能にする弁42の剛性を適当に選択する
ことによって達成される。
室2a内の圧力が圧縮率の所定の限界に対応する限界値
に到達すると制御弁11が開き、液圧流体は第1室2aから
プレート11bの上面とワッシャ12上のシートとの間の第
2室2bまで直接流れる。室2aと2bとの圧力差は制御弁11
が開くとすぐに減少し、すなわち前記圧縮限界率を越え
る。その結果として圧縮率が該限界を越えると制御力は
減少する。第2図の実線はピストン棒の圧縮率Vの関数
としての制動力Fの変化曲線である。制動力の最大値F1
は限界率V1の時に表れ、室9内の基準圧力とばね14に予
応力を加える度合とによって変化する。同様に中間部材
38とリング36を介するセパレータ部材24を通る液圧流体
の流量によって変化する。
従って流体を通過可能にする通路37の数を変化させる
リング36の回転により、制御弁11が開く時間を変化させ
ることによってダンパの特性を種々のものにすることが
できる。修正曲線を第2図に鎖線で示す。これはモータ
26が作動してリング36を通る流量が減ると、制御弁11の
作動圧力は増加し、圧縮率の最大限界値V2にて開くが、
これは(V1)にて制御弁が開く場合の値より低い。従っ
て、最大制御力F1に相応する限界値V1は、全ての穿孔部
37が対向溝40で流体をタンク19へ流動可能にする時に最
大流量として得られる。僅かな穿孔部37しか作動しない
場合、V1以下の新限界値V2が表われ、最大制動力F2は最
大力F1以下となる。流量を更に減少することによって、
V2より低い制御弁11が開くのに相応して最大圧縮率V3が
得られ、相応する制動力F3は制動力F2以下となる。
第1図に示す実施例の場合、シリンダ2の頂部は前述
の弾性のブロック21によって画定される。この種の弾性
ブロック21は絶対に不可欠であるという訳ではなく、本
発明によるダンパはかかる弾性ブロックがなくても完全
なる機能を果すことに留意されたい。
しかしながら、この弾性ブロック21は、ダンパが突然
に又は急激なる圧縮力を受けた場合に働くことになる。
この場合、ピストン棒3が運動する前に弾性ブロックが
圧縮される。従って、第1室2aの活動容積が減少して該
室の圧力が増加し、制御弁11は早期に開く。従って弾性
ブロックの存在により制動力が急激に生じることがなく
なり、第2図の曲線で示すように最大値が僅かに丸味を
おびているので停止時をより快適にすることができる。
伸長運動中、制動力は完全に弁18によって生じ、ピス
トン1を介しての通路17を通る流れを制限可能にする。
剛性を非常に低くした弁32は単に補充弁として働き、実
際タンク19からの液圧流体流にいかなる障害も与えな
い。
同一部材を同一参照番号で示す第4図の実施例は、ピ
ストン棒の膨張運動中に働くようにした部材のみのため
に示した第1図の実施例とは異なる。室2aの上部に弾性
エラストマ製ブロック21を設ける該実施例の場合、タン
ク19は大気圧より高い圧力でピストン棒3の膨張運動中
における第1室2a内の液圧流体のあらゆる空洞現象を回
避する。タンク19は、室と連通するピストン棒3内の軸
方向導管46と可撓ホース45を介して連通する。従って基
準室9はタンク19と同圧力で大気圧より高い。
第4図の実施例は、ピストン棒3の内方運動中セパレ
ータ部材24を通るオイルの流量を変えるようにモータ26
による作動する同一装置を包含する。しかしながら、こ
の実施例の場合、逆止め弁47をリング48とスペーサ48と
の間に直接取付ける。通路35を遮断する縁部を有する弁
47の剛性は、ピストン棒3の急速な内部運動中に第1室
2a内の圧力を減少させるように選択される。第1図の実
施例の弁32の場合のように、弁47はタンク12からの液圧
流量を補給する役割のみを果す。該弁は急速な膨張運動
中室2aとタンク19との間に圧力差を生じさせるためにタ
ンク19から室2aへの液圧流体流を限定する。タンク19の
圧力は大気圧以上なので、該ヘッドロスにもかかわらず
空洞現象が回避されることに留意されたい。
タンク19と第1室2aとの該圧力差は弾性ブロック21に
直接働く液圧力を引き起す。この力は、ピストン棒3の
外方運動中下方へ引張ることによって弾性ブロックを変
形させる傾向にある力と反対方向の弾性方向ブロック21
に作用する。
弁32の剛性が僅かな第1図の実施例の場合、急速な膨
張運動によって弾性ブロック21が変形し、シリンダ2は
ピストン棒3の外部運動により引き下げられる。この場
合路面車輪と車体との間に弾性玉継手に取付けたダンパ
を設ける場合と同様である。この弾性によって低速度時
の懸垂体を柔軟にする。しかしながら、その結果とし
て、車が高速度で走行中、僅かにでこぼこがある地面上
にて車輪のはね返り力を制動する効果がないことにな
る。膨張運動に続く圧縮運動中、弾性ブロック21が非伸
長状態に戻ることにより、第1室2aの活動容積が減少
し、制御弁11が開く。
第4図の実施例の場合剛性弁47を選択しているので、
膨張運動による対向力の均衡をとる室2aとタンク19との
圧力差による液圧力の結果として弾性ブロック21を膨張
運動中に全く変形しないようにすることができる。これ
は車体と路面車輪との間に全く弾性なしに玉継手にダン
パを取付けるようなものである。膨張制動曲線は変化し
てなくて、ダンパと車体とを連結する時の特徴のみが異
なる。
ピストン棒3が全く運動することなくダンパを圧縮す
る時、弾性ブロック21は静圧により変化し、液圧力は弾
性ブロック内の張力の均衡を保持することに留意された
い。
前文に説明したことは主として該静圧に対する圧力変
化に関するものであり、これはタンク19と第1室2aとの
間を限定する弁47によって生じるヘッドロスによるもの
である。
第5図の実施例は第1図及び第4図に示すダンパと同
じ全体構造を有するダンパを示すが、この場合、圧縮運
動中のみならず膨張運動中もダンパの作動特性を変える
ための制御装置を別個に包含する。この図の場合、同一
部材には同一番号を付する。セパレータ部材24を圧縮運
動中と膨張運動中に交互に機能する2個のシステムに設
ける。圧縮運動中、第1図及び第4図に既に示したもの
と同様な第5図の左側の流量限定装置用制御装置が作動
する。この場合特に軸25を回転させるモータ26を包含
し、それと共にリング36は中間部材38と協働するように
強制的に回転し、第1室2aからタンク19までの流体のよ
り広い通路又はより狭い通路を開き、流体は通路41によ
って部材24を通過する。同様に該実施例には逆止め弁42
を設ける。該実施例の場合、軸25はリング30と摩擦接触
するナットによってセパレータ部材24に対して締付けら
れるだけである。
膨張運動中ダンパの作動特性を変えるために、第5図
の右側には参照番号に文字aを付した同一種類の第2流
量限定装置用制御装置を設ける。従って該装置はリング
36aを担持する軸25aを回転させるモータ26aを包含す
る。該リング36aは同様にモータ26の側のダンパの外側
に取付けられてスリーブ27aによって案内される軸25aと
共に回転するように強制される。中間部材38aはセパレ
ータ部材24の他方の側に固定され、末端にてナットによ
り固定されて該部材を通過する回転可能な軸25aを有す
る。中間部材38aは通路39aを包含し、中間部材38内の溝
40と同じ機能を果す弯曲溝40aをセパレータ部材24の上
方前面に直接形成するが、これはリング36の通路37のよ
うに群を成して設けるリング36a内の各種通路37aと協働
させるためである。従って液圧流体は中間部材38aの通
路39aに入る前に多数の通路37aを通り、次に溝40a及び
セパレータ部材24内の通路39bを通る。剛性が極めて低
い逆止め弁83により、セパレータ部材24を通る流体が逆
方向に流れないように、言い換えれば第1室2aからタン
ク19へ流れないようになる。
第4図の実施例にて説明したように、通路37aを通る
流量を減少させるモータ26aが作動すると弾性ブロック2
1に液圧効果を与え膨張運動中にダンパと車体との連結
剛性を増加させる。
膨張率が極めて高い場合、セパレータ部材24は更に中
間部材38a上の肩部とセパレータ部材24との間の比較的
堅い逆止め弁85により閉じる通路84を包含する。
通常駆動モータ26及び26aは、各種限定部を介し制御
される流体の流量が確実に必要量となるように軸25及び
25aの位置を感知するためのポテンショメータ又は角度
エンコーダと協働する。同様に車の始動時に現在位置に
規則的に戻る段付きモータをモータ26及び26aに使用可
能である。次に1方向又は反対方向に回転させるアップ
及びダウンパルスを計算することによって軸25及び25a
の正確な位置を測定する。
回転可能なリング36及び36aを担持する回転可能な軸2
5及び25aを包含することを前文に記載したような制御装
置の構造は従来の他の種類の装置と代替可能であること
に留意されたい。特に実際に例えば、軸の回転をプラン
ジャの並進運動に変えるようにプランジャの螺子端と協
働する回転軸の作用により運動するプランジャによる限
定部を介して流量を変化させることに留意されたい。同
様にこの種のプランジャは2個の調節位置だけを提供す
るソレノイドによって充分制御可能である。
本発明によるダンパの特性は、ダンパの油充填囲撓部
の外側に電動制御装置(例えばモータ26及び26a)を設
けることを可能にする車体と連結するダンパの一部に位
置する装置によって容易に変化させることが可能なこと
に留意されたい。限定部を通る流量を変える部分とモー
タ26及び26aの如き制御部材との連結は堅牢な軸により
実施する。
モータ26及び26aはそれぞれ別個に制御可能である。
2個のモータ26及び26aを同様に作動させることによっ
て、或いは2個の適切な伝達装置により制御装置と連結
する単一モーターを使用することによって制御システム
を簡単に出来る場合もあることに留意されたい。
第6図は本発明を両管型ダンパに適用した実施例を示
す。前記図面と同一参照番号を付した第6図において、
シリンダ2の上部には制御部材6を設け、該部材には適
当な装置(図示せず)によって上方閉鎖部材50を固定す
る。シリンダ2と同心の円筒形外側ジャケット51はダン
パの構成部品を全て収容し、下方閉鎖部材5と上方閉鎖
部材50とに取付けられる。
制御部材6は上方閉鎖部材50と共に、中間スペース52
と基準室53とを画定し、該室は制御部材6の各前面と上
方閉鎖部材50と間にて締付けられる気密可撓ダイアフラ
ム54によって分離される。基準室53にはほぼ一定の基準
圧力にてガスを充填する。
制御部材6は、弁座56を上部に設ける中央中ぐり部55
を包含し、該弁座56はダイアフラム54に取付けた上部57
aを有する制御弁57のほぼ円錐形部分を支持する。
弁57の部分57aと反対の末端には、中ぐり部55を通る
弁棒57bを設け、該弁棒の末端には、制御部材6に支持
される制御弁57の戻りばね59を支持するワッシャ58を設
ける。
更に制御部材6には、中間スペース52とシリンダの第
1室2aとを連通可能にする通路60を設ける。ナット62に
固定される剛性の極めて低い逆止め弁61は、第1室2aか
ら中間スペース53までの液圧流体の循環を妨げる。更に
制御部材6は、シリンダ2と同心外側ジャケット51によ
って画定される環状スペース51bと中間スペース53との
間にて液圧流体が両方向に循環可能にする半径方向通路
63を有する。通路64及びナット66により固定される極め
て剛性の低い逆止め弁65を下方部材5内に設け、環状空
間51bから第2室2bへの液圧流体の循環を可能にし、逆
方向の循環を回避する。
上方閉鎖部材50は、環状スペース51bと閉鎖部材50の
上方に位置する外側ジャケット51の部分51aとの間を連
通する通路67を包含する。ピストン1は堅い逆止め弁69
と協働する通路68を有し、第2室2bから第1室2aまで液
圧流体の流れを限定可能にし、反対方向の循環を全て回
避する。同様にピストン1は堅い逆止め弁と協働する通
路70を有し、第1室2aから第2室2bまでの液圧流体の循
環を限定可能にし、逆方向の循環を全て回避する。シリ
ンダ2の壁部の下部及び上部付近にそれぞれ校正オリフ
ィス72及び73を設ける。
円筒形外側ジャケット51の上端部はエラストマ製弾性
ブロック74によって閉鎖し、該ブロックは、ジャケット
51の外壁に取付けられてそれの外周面は円筒形スリーブ
76の内側に取付けられ、該スリーブは上方に延長して上
部にはフランジ77を設け、該フランジによってスリーブ
76は自動車78の本体にねじ80で固定可能である。
スリーブ76はダンパのタンクを構成し、上部81にガス
を入れる。可撓ホース82は、タンクの部分81と基準室53
との間を連通し、該室とタンクが大気圧以上の圧力で加
圧されるようにする。
円筒形ジャケット51の部分51aは、第4図の実施例を
参照して既に説明したものと同じ構造を有するセパレー
タ部材24によってタンクから隔離される。従ってピスト
ン棒3の内方運動中に上方部51aからタンク81までの液
圧流体の流量を変えるようにリング36を回転させる制御
モータ26を設けるので、軸25の回転に応じて、第4図の
実施例の場合のように圧縮時の作動特性が変化すること
になる。
ここに示す剛性逆止め弁47は第4図のものと同じ特性
を有する。ピストン棒3の外方運動中、弾性ブロック74
に前述のものと同じ効果が与えられる。
単管型又は双管型のいずれにしろ図示の各種実施例
は、ダンパを内部に配置して主要懸垂ばねと同心の自動
車懸垂体、すなわちマックファーソン型懸垂装置に簡単
に適用可能である。
ダンパに直接作用することによって、或いは機械的リ
ンク装置を使用して離れたところからダンパの作動特性
を手作業で変化させることができる。
電気制御装置を使用する場合、圧縮時又は膨張時或い
はその両方においてダンパの作動特性を変える単数又は
複数個のモータを車の機能及び運動に関する多数のパラ
メータに応じて制御可能である。該パラメータの主なも
のを以下に記載する。
−車の速度。一般に懸垂装置は、圧縮運動中にタンクに
入る流体の流量限定装置を閉鎖することによって、又膨
張運動中タンクから出る流体の流量制御装置を開くこと
によって低速度にて比較的軟質に形成される。
−操縦ロック角を読み取ることによって又は横方向加速
度計或いはレートジャイロによって得られる操縦指標。
回転の外側のダンパは圧縮時より硬化する。
−ブレーキペダルの位置を読取ることによって、或いは
ブレーキ流体圧力を測定することによって、又は長手方
向加速度計によって得られるブレーキ指標。制動中、正
面のダンパは圧縮されて硬化する。
−加速装置のペダルの位置及び車の歯車箱の割合を読取
ることによって、又は長手方向加速度計によって得られ
る加速指標。加速中、圧縮時に後方ダンパは硬化する。
−ロールバーの中心位置を測定することによって各車輪
又は各車軸のいずれかにて得られる懸垂装置に関する指
標。懸垂装置が高位置にある場合、圧縮時のダンパの特
性を硬化する必要があり、又膨張時にダンパと車体との
連結を硬化可能である。位置測定の場合、例えば可変抵
抗器による直接測定又は偽りの高周波情報を回避するよ
うに少しだけふるいにかけた測定を行う。
<発明の効果> 従って本発明によるダンパを用いることによって、車
の作動及び移動を考慮してダンパの作動特性を変えるた
めにマイクロプロセッサで処理可能な前記各種パラメー
タを考慮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧縮時の作動特性を変えるための装置を包含す
る本発明のダンパの第1実施例を示す横断面図、 第2図は、圧縮率の関数として制動力の各種変化曲線を
示す図、 第3図は、ダンパの圧縮運動中第1図に示した流量限定
装置を通る流量を変えるために設ける2個の部材の裂開
斜視図、 第4図は本発明のダンパの実施例を示す第1図に類似し
た図で、膨張運動中弾性ブロックに作用するように第1
図の実施例のものよりも堅い逆止め弁を包含するもの、 第5図は本発明によるダンパの別の実施例を示す第1図
に類似した図で、圧縮運動中及び膨張運動中にダンパの
特性に働く2個の制御装置を包含するもの、そして 第6図は本発明によるダンパの更に異なる実施例を示す
第1図に類似した図で双管構造を有するものである。 1……ピストン、2……シリンダ、2a……第1室、2b…
…第2室、3……ピストン棒、11……制御弁、12,34…
…ワッシャ、14……ばね、19……タンク、20……車体、
21……弾性ブロック、22……円筒スリーブ、24……セパ
レータ部材、26……モータ、29,36,48……リング、32,4
2,47……弁、37……穿孔部、38……中間部材、39……通
路、42,43,83……逆止め弁。

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液圧流体を入れるようにしたシリンダと、
    該シリンダ内にて第1室と第2室を画定する該シリンダ
    内のピストンと、該第2室内のピストン棒と、該第1室
    と選択により連通する液圧流体タンクと、ほぼ一定圧力
    のガスを入れるようにした基準室と、制御弁と、該制御
    弁用の戻しばねであって、該第1室内の流体圧力増加が
    該戻しばねに抗して該弁を開くように作用し、該戻しば
    ねと、該基準室内の圧力と、該第2室内の流体圧力増加
    に伴う該第1室内の流体圧力減少とが共に該制御弁を閉
    じるように作用する該戻しばねと、該タンクと該第1室
    との間に設けられた液圧流体が該第1室から該タンクへ
    のみ流動できるようにし、かつ所定限界値を越えて該ピ
    ストン棒の内向き移動率に応答して該弁を開くような制
    御圧力にする流量限定装置と、該流量限定装置が許す流
    量を変える流量変更手段であって該所定限界値とは異な
    る内向き移動率にて該弁が開くようにする該流量変更手
    段とを具備することを特徴とするダンパ。
  2. 【請求項2】該流量変更手段を駆動するために該ダンパ
    の外側に取付けられた電動モータを更に具備することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のダンパ。
  3. 【請求項3】ほぼ一定の該圧力が大気圧であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のダンパ。
  4. 【請求項4】該基準室が該タンクと連通することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のダンパ。
  5. 【請求項5】該タンクが該ピストン棒の対向端にて該シ
    リンダの上部にあることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のダンパ。
  6. 【請求項6】更に、該シリンダの周囲壁の一部を構成す
    る弾性ブロックを具備し、これによってダンパを作動位
    置に取付け、該シリンダの内容積を変えるようにしてあ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のダン
    パ。
  7. 【請求項7】該制御弁を該ピストンに取付けることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のダンパ。
  8. 【請求項8】該シリンダが該制御弁を組み入れ、更に該
    シリンダを含む円筒形ジャケットを具備し、該ジャケッ
    トと該タンクとが該流量限定装置により連通することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のダンパ。
  9. 【請求項9】更に、該シリンダの周囲壁の一部を構成す
    る弾性ブロックを具備し、これによって該円筒形ジャケ
    ットを作動位置に取付け、該シリンダの内容積を変える
    ようにすることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載
    のダンパ。
  10. 【請求項10】該基準室が該タンクと連通し、更に第2
    流量限定装置と逆止め弁とを有し、該逆止め弁を介して
    該ピストン棒の急速な外側運動中に該タンクからの液圧
    流体を該第1室に供給し、該逆止め弁が急速な該外側運
    動によって該弾性ブロックの変形に対向して該ブロック
    に液圧作用を生じさせるように該第1室の圧力を減少さ
    せることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載のダン
    パ。
  11. 【請求項11】該第2流量限定装置を通る流量を変える
    ための装置を更に包含することを特徴とする特許請求の
    範囲第10項記載のダンパ。
  12. 【請求項12】該ダンパの外側に取付けるようにした電
    動モータに更に包含することを特徴とする特許請求の範
    囲第11項記載のダンパ。
  13. 【請求項13】該ダンパを取付ける車の運動に関するパ
    ラメータに相応する情報を受けるようにした該電動モー
    タを制御するための装置を更に包含することを特徴とす
    る特許請求の範囲第12項記載のダンパ。
  14. 【請求項14】該電動モータが、該ダンパのその他の電
    動モータとは別個に該制御装置によって制御されること
    を特徴とする特許請求の範囲第13項記載のダンパ。
  15. 【請求項15】液圧流体を入れるようにしたシリンダ
    と、該シリンダ内にて第1室と第2室を画定する該シリ
    ンダ内のピストンと、該第2室内のピストン棒と、該第
    1室と選択により連通する液圧流体タンクと、ほぼ一定
    圧力のガスを入れるようにした基準室と、制御弁と、該
    制御弁用の戻しばねであって、該第1室内の流体圧力増
    加が該戻しばねに抗して該弁を開くように作用し、該戻
    しばねと、該基準室内の圧力と、該第2室内の流体圧力
    増加に伴う該第1室内の流体圧力減少とが共に該制御弁
    を閉じるように作用する該戻しばねと、液圧流体が該第
    1室から該タンクへのみ流動できるようにし、かつ所定
    限界値を越えて該ピストン棒の内向き移動率を応答して
    該弁を開くような制御圧力にするもので該タンクと該第
    1室との間に設ける流量限定装置と、該流量限定装置が
    許す流量を変える流量変更手段であって該所定限界値と
    は異なる内向き移動率にて該弁が開くようにする該流量
    変更手段と、ダンパを作動位置に取付ける時に使用し、
    該シリンダの周囲壁の一部を構成して該ダンパの作動容
    積を変えるようにした弾性ブロックと、該ピストン棒の
    急速な外側運動中に該タンクからの液圧流体を該第1室
    に供給する時に通過する第2流量限定装置及び逆止め弁
    とを具備し、該逆止め弁が、該第1室内の圧力を減少さ
    せ、急速な該外側運動による該ブロックの変形に抗して
    該弾性ブロックに液圧作用を与えるようにしたものであ
    り、該基準室が該タンクと連通することを特徴とするダ
    ンパ。
  16. 【請求項16】前記流量変更手段が前記該ダンパの外側
    から駆動されるように構成されたことを特徴とする特許
    請求の範囲第15項記載のダンパ。
  17. 【請求項17】前記流量変更手段が駆動用電動モータを
    有することを特徴とする特許請求の範囲第16項記載のダ
    ンパ。
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