JP2831220B2 - 電磁シールド扉 - Google Patents

電磁シールド扉

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JP2831220B2
JP2831220B2 JP35190692A JP35190692A JP2831220B2 JP 2831220 B2 JP2831220 B2 JP 2831220B2 JP 35190692 A JP35190692 A JP 35190692A JP 35190692 A JP35190692 A JP 35190692A JP 2831220 B2 JP2831220 B2 JP 2831220B2
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electromagnetic shield
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博 清川
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Fujita Kk
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁シールドルームに
設けられた電磁シールド扉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電磁シールド機能を有する電
磁シールドルームが知られている。この電磁シールドル
ームには、人が出入りできるように電磁シールド扉が設
けられているが、従来ではこの扉は金属製の板材を加工
して作られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁シールド扉
は、金属製の板材を加工して作られていたため、扉自体
の重量が重くなり、さらに、剛性を高めるため扉が厚く
なってしまい、大がかりな構造になっていた。
【0004】そこで、本発明は、前記従来技術の問題点
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、重
量が軽くて安価な電磁シールド扉を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電磁シールド扉は、電磁シールドルームを
構成する電磁シールド壁面の一部に設けられた金属箔部
と、金属箔同士を繋ぎ合わせる金属製のファスナーと、
このファスナーに取り付けられ、金属箔部の一部が開閉
自在になるようにファスナーに沿って移動するスライド
部とを有する。さらに、前記金属箔同士及びファスナー
は、金属箔はんだメッキテープにより接続され、さら
に、前記ファスナーに形成される隙間部は、金属編組線
付きのベルベット式ファスナーで覆われている。
【0006】
【作用】上記本発明てば、電磁シールド扉は、電磁シー
ルド材料である金属箔で形成されている。この金属箔は
軽くて安いので、電磁シールド扉自体も重量を軽くかつ
安価に構成できる。また、金属箔部の開閉は、スライド
部をファスナーに沿って移動させることにより行われる
ので、その開閉操作は容易である。さらに、ファスナー
に形成される隙間部は、金属編組線付きのベルベット式
ファスナーにより覆われるので、シールド性能の低下を
防止できる。さらに、金属箔同士及びファスナーは、金
属箔はんだメッキテープにより接続されるので、シール
ド材料としての一体性を保ち、導電性を保障することが
可能になる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図により説明する。図1
は、本発明の電磁シールド扉の立面図で、図2は、電磁
シールド扉の断面図である。電磁シールドルームを構成
する電磁シールド壁面1の一部に、所定の大きさの金属
箔部2が設けられている。この金属箔部2は、厚さが2
5〜30μm程度であり相当薄い。また、重量は、m2
当たり200〜235g程度であり、裏打ち材料を付加
したとしても、従来の金属板製の電磁シールド扉(重量
はm2 当たり数十kg)より相当程度軽くなる。
【0008】この金属箔部2の所定の位置には、金属箔
同士を繋ぎ合わせる金属製のファスナー3が取り付けら
れている。ファスナー3には、スライド部4が取り付け
られており、このスライド部4がファスナー端部5aと
5bとの間を移動することにより金属箔部2の一部が開
閉自在になる。このようにして、電磁シールドルーム内
に出入りするための電磁シールド扉が構成される。ファ
スナー3の材質は、導電性を持つもので、錆びにくいも
のがよい。また、建築内装としての要求上、内装材13
を金属箔2の表面に取り付けてもよい。
【0009】次に、金属箔部の継目部分Aの詳細を図3
に示す。金属箔同士(2aと2b)及び金属箔2とファ
スナー3との接続は、電解鉄箔にはんだメッキを施した
金属箔はんだメッキテープ6により行われる。その際、
金属箔はんだメッキテープ6を極力、ファスナー3の突
起部7に近いところまで装着させてはんだ付けをする。
ファスナー3の突起部7を固定している織物部分12
は、金属糸で織っておく必要がある。金属糸は、柔らか
く伸びがあって錆びにくいものがよい。これにより、シ
ールド材料としての一体性を保ち、導電性を保障するこ
とができる。
【0010】ファスナー3の突起部7は、固定部の湾曲
によって突起部同士が相手方の固定部の問に入り込める
ように十分の長さを有する。スライド部4は、扉の開閉
操作が容易に行えるように2つ設ける(4a,4b)の
が好ましい。そして、スライド部4aには引っ張り器8
aが、スライド部4bには引っ張り器8bがそれぞれ取
り付けられている。ファスナー3の隙間部11は、板状
の金属編組線9を付加したベルベット式ファスナー10
により覆い隠されている。
【0011】次に、電磁シールド扉の開閉動作を説明す
る。電磁シールド扉を開ける場合には、まず、ファスナ
ー3の隙間部11を覆っているベルベット式ファスナー
10を取り外す。次に、引っ張り器8aを操作して、ス
ライド部4aをファスナー端部5aまで移動させる。さ
らに、引っ張り器8bを操作して、スライド部4bをフ
ァスナー端部5bまで移動させる。これにより、ファス
ナー3の突起部7の係合が解かれ、金属箔2bが金属箔
2aに対して開いた状態になり、金属箔部2の一部に開
口部が形成される。
【0012】一方、電磁シールド扉を閉じる場合は、引
っ張り器8a及び8bを操作して、スライド部4a,4
bを扉を開ける場合とは反対方向に移動させる。これに
より、ファスナー3の突起部7が係合し、金属箔部2b
が金属箔部2aに繋がれた状態になる。最後に、ファス
ナー3の隙間部11をベルベット式ファスナー10によ
り覆い隠す。
【0013】上記実施例によれば、電磁シールド材料で
空間を遮蔽することが可能なので、完全な電磁シールド
空間を確保できる。また、本発明の電磁シールド扉は、
現地制作及びその補修も容易に行え、さらに、金属箔を
多層化することによって、より高度なシールド性能を確
保することも可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、重量が軽くて安価な電
磁シールドルームの電磁シールド扉を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁シール扉の立面図である。
【図2】本発明の電磁シール扉の側断面図である。
【図3】金属箔の継目部の詳細を示す図である。
【符号の説明】
2 金属箔部 3 ファスナー 4 スライド部 5 ファスナー端部 6 金属箔ばんだメッキテープ 8 引っ張り器 10 ベルベット式ファスナー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁シールドルームを構成する電磁シー
    ルド壁面の一部に設れた金属箔部と、金属箔同士を繋ぎ
    合わせる金属製のファスナーと、このファスナーに取り
    付けられ、金属箔部の一部が開閉自在になるようにファ
    スナーに沿って移動するスライド部とを有し、前記金属
    箔同士及びファスナーは、金属箔はんだメッキテープに
    より接続され、さらに、前記ファスナーに形成される隙
    間部は、金属編組線付きのベルベット式ファスナーで覆
    われていることを特徴とする電磁シールド扉。
JP35190692A 1992-12-09 1992-12-09 電磁シールド扉 Expired - Fee Related JP2831220B2 (ja)

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DE102005061336A1 (de) * 2005-12-21 2007-06-28 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Gehäuse zur Abschirmung von elektromagnetischen Störungen
JP7397466B2 (ja) * 2019-09-02 2023-12-13 日本エレテックス株式会社 電磁波シールドスライドファスナー及びそれを用いた装置

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