JP2829125B2 - 連続ミキサー - Google Patents

連続ミキサー

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JP2829125B2
JP2829125B2 JP2311930A JP31193090A JP2829125B2 JP 2829125 B2 JP2829125 B2 JP 2829125B2 JP 2311930 A JP2311930 A JP 2311930A JP 31193090 A JP31193090 A JP 31193090A JP 2829125 B2 JP2829125 B2 JP 2829125B2
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cement
water
water tank
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continuous mixer
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寛 吉永
秋雄 入澤
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NIPPON KENSETSU KIKAI SHOJI KK
NITSUSEI ENJINIARINGU KK
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NIPPON KENSETSU KIKAI SHOJI KK
NITSUSEI ENJINIARINGU KK
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、粉体状のセメントに水を供給して混練
し、ペースト状のモルタルやセメントミルク等を連続的
に製造する,連続ミキサーに関するものである。
(従来の技術) 従来から連続ミキサーにおいては、例えば第3図に示
すように、混練室40の上方にセメントの投入口41を設
け、この投入口41から粉体状のセメントCを連続的に落
下させ、この落下中のセメントCの周囲から水Wを連続
的に供給し、水Wの供給されたセメントCが混練室40に
至り、この混練室40で撹拌混練されることによって、モ
ルタルやセメントミルク等が連続的に製造されるように
なっている。
ところで、従来の連続ミキサーにおいては、投入口41
から落下するセメントCに対して、水Wを供給するため
の構造としては、セメントCが落下する,セメント通路
42の外側周囲に上開きの環状の水タンク43を形成し、こ
の環状の水タンクの内壁44の上縁44aを一定の所要の高
さに設定することとして、この内壁44の上縁44aから水
Wをオーバフローさせることによって行なっている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このようにセメント通路の外側周囲に設置
した環状の水タンクからの水の供給をオーバーフロー式
で行なう場合、連続ミキサーを傾斜して設置すると、水
タンクの内壁の全域から均等に水を供給することができ
ないので、均質なモルタル等を製造する上では好ましく
ない。
そのため、かかる従来の連続ミキサーにおいては、厳
格に水平となるように設置することが求められている。
この発明は、このような事情に基づいてなされたもの
で、設置に若干の傾斜があっても、均質なモルタル等の
製造を確実に行なうことのできる連続ミキサーを提供す
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するために、この発明は、混練室の上
方に位置するセメントの投入口と、この投入口から直下
の混練室に至るセメント通路と、このセメント通路の外
側周囲を囲む水タンクとを有し、前記セメント通路を経
るセメントに対しその周囲から前記水タンクからの水を
供給する連続ミキサーにおいて、前記水タンクを給水口
と複数の吐出口を有する密閉型に形成して前記給水口に
加圧水を供給することとし、前記吐出口をこの水タンク
の内側に形成するとともに、前記吐出口の内側には前記
セメント通路の外側周囲を囲むように下開きのテーパ型
筒状に形成された分散部材を配置したことを特徴とする
連続ミキサーである。
(作用) この発明によれば、水タンクが密閉型で、給水口から
加圧水が供給されるので、ミキサーの多少の傾斜にかか
わらず、その加圧力によって水タンク中の水は内側の吐
出口から常にセメントに均一に一定量を供給することが
できる。
そのため、ミキサーの設置に若干の傾斜があっても、
均質なモルタル等の製造を確実に行なうことができる。
(実施例) 以下、図面に示す一実施例によりこの発明を説明す
る。
第1図において、1は連続ミキサーを示し、2は混練
室である。
3はセメントの投入口で、セメント通路4はこの投入
口3から下方の混練室2に向けて鉛直方向に形成され、
この投入口3の下部から円筒状の案内ダクト3aが垂下し
て設置されている。
そして、前記セメント通路4の外側開周囲を囲んで環
状に水タンク5が形成されている。
この水タンク5は、平面視で環状の密閉容器状に形成
されたもので、外側壁6には給水口7が形成されてお
り、この給水口7には不図示のポンプにより加圧された
水Wが供給されている。
また、この水タンク5の内側壁8の上部で、前記セメ
ント通路4まわりを均等に分割した位置には、複数の吐
出口11が形成されている。
そして、これらの吐出口11の前方(内側)には、下開
きのテーパ型筒状に形成された分散部材12が設置されて
いる。
この分散部材12は、表面が周方向に凸曲面に形成され
ているので、前記吐出口11から吐出した水Wが凸曲面で
ある分散部材12の表面で周方向に広く分散され、前記案
内ダクト3aの下端から出る粉体状のセメントCにその全
周方向から均等に水Wを供給するものである。
また、この分散部材12が下開きのテーパ型筒状に形成
されて前記吐出口11の前方に配置されているので、粉体
状のセメントCへの水Wの添加や,混練室2でのこれら
の混練に伴うモルタル飛沫等が分散部材12に捕捉され、
モルタル飛沫等が吐出口11に到達することを抑制し、吐
出口11へのモルタル等の付着による吐出口11の閉塞を軽
減するものである。
そして、前記混練室2の内部には、回転円板15が設置
され、この回転円板15は混練室2の下方に設置された駆
動軸16とプーリ17およびベルト18を介して不図示のモー
タ等の駆動源によって回転駆動されている。
なお、第1図中20は連続ミキサー1の支持台である。
回転円板15の上面中央には、セメントCの分散羽根21
が固定されており、この分散羽根21は前記案内ダクト3a
の下部内部に位置して回転駆動され、案内ダクト3a中を
落下してくる粉体状のセメントCを周方向に均等に分散
させるものである。
また、前記分散羽根21の基部21aは、案内ダクト3aの
中央直下に位置するので、セメントが付着するおそれが
あるが、これに対し、この実施例ではかき落とし棒19を
設置してある。
このかき落とし棒19は、その形状を基部21aに沿わせ
て屈曲形成した棒材からなり、その上端部を前記案内ダ
クト3aの下部に固定して設置したものである。
そして、前記回転円板15の上面には、第2図に示すよ
うに、多数のピン22が固定されており、これらのピン22
は渦巻ポンプの羽根形状に沿って配列(第2図中の仮想
線参照)してある。
これらの多数のピン22によって、セメントCと水Wと
の混練工程において、モルタルMあるいはセメントミル
ク中に空気を巻き込ませ、その流動性等の物性を良好に
することができる。
また、この回転円板15の上面には、それぞれ2本の支
持ピン23の上端に、回転円板15の半径方向に延びるかき
落し板材24を設置してある。
このかき落し板材24は、回転円板15を混練室2中に組
み込んだ場合に、その上面は混練室2の天井面2aの直下
を旋回するので、この天井面2aに付着したモルタルMや
セメントミルクをかき落とすことができる。
さらに、この回転円板15の縁部下面には、混練室2の
側壁2bに付着したモルタルMやセメントミルクをかき落
とす,かき落としブレード25が溶接で支持されており、
また、この混練室2での混練がなされ、混練室2の底部
2cに溜ったモルタルMやセメントミルクを吐出口2dに移
送する排出ブレード26が固定されている。
このように構成された実施例で、モルタルを製造する
場合、前記投入口3から投入される粉体状のセメントC
は、投入口3から案内ダクト3aを経て混練室2の中央部
分に供給される。
このとき、案内ダクト3aの下部中央に分散羽根21が設
置され、回転駆動しているので、セメントCが一側部に
偏って到達した場合、この分散羽根21によってセメント
Cの分散が図られる。
一方、かかるセメントCに供給される水Wは、不図示
のポンプの加圧力によって、水タンク5の吐出口11から
加圧力に応じてそれぞれ均等な所要の分量が吐出する。
各吐出口11から吐出した水Wは、吐出口11の前面に設
置された分散部材12に到達し、ここで周方向に広がり、
分散部材12の周方向に均等な量に分散される。
そして、供給された水Wは分散部材12を伝って流れ落
ち、その下方に位置する内側壁8の表面を伝い,流れ落
ちて混練室2の回転円板15上に至る。
このようにして、回転円板15の中央部分に到達したセ
メントCと水Wとは、この回転円板15上で互いに接触
し、混練が行なわれるが、セメントCと水Wとの混練の
際に生じるモルタル飛沫等は、吐出口11の下方から前方
に渡って配置されている分散部材12で捕捉され、吐出口
11に飛沫が付着して閉塞することが防止される。
すなわち、回転円板15は回転駆動されており、かつそ
の上面に多数のピン22を有するものであるので、これら
のピン22と回転円板15の回転による遠心力とによって、
セメントCは水Wとの混練が行なわれる。
そして、この混練作用で製造されたモルタルMは、回
転円板15の遠心力によって、混練室2の外周部に移動さ
れ、底部2cに集められる。
この底部2cには回転円板15に固着された前記排出ブレ
ード26が旋回されているので、この排出ブレード26によ
って、かき集められて出口2dに移送され、混練室2の外
部に排出される。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、水タンクが
密閉型で、給水口から加圧水が供給されるので、ミキサ
ーの多少の傾斜にかかわらず、その加圧力によって水タ
ンク中の水は内側の吐出口から常にセメントに均等に一
定量を供給することができる。
そのため、ミキサーの設置に若干の傾斜があっても、
均質なモルタル等の製造を確実に行なうことができる。
そのうえ、下開きテーパ型筒状の分散部材を吐出口の
内側に配置してあるので、吐出口から吐出する水を周方
向に広く分散させてセメントに周方向から一層均等に給
水することができるとともに、セメントと水との混練に
よるモルタル等の飛沫が吐出口に到達することを妨げて
吐出口にモルタル等が付着して閉塞する事態の発生を軽
減することができるという副次的な利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の連続ミキサーの断面図、第2図は第1
図のII−II線に沿う矢視図、第3図は従来例における水
の供給装置である。 C;セメント、M;モルタル、W;水、 1;連続ミキサー、2;混練室、3;投入口、 4;セメント通路、5;水タンク、7;給水口、 8;壁部(内側壁)、11;吐出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28C 7/14 B28C 5/16 B28C 7/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】混練室の上方に位置するセメントの投入口
    と、この投入口から直下の混練室に至るセメント通路
    と、このセメント通路の外側周囲を囲む水タンクとを有
    し、前記セメント通路を経るセメントに対しその周囲か
    ら前記水タンクからの水を供給する連続ミキサーにおい
    て、 前記水タンクを給水口と複数の吐出口を有する密閉型に
    形成して前記給水口に加圧水を供給することとし、前記
    吐出口をこの水タンクの内側に形成するとともに、前記
    吐出口の内側には前記セメント通路の外側周囲を囲むよ
    うに下開きのテーパ型筒状に形成された分散部材を配置
    したことを特徴とする連続ミキサー。
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