JP2828455B2 - たばこフィルター素材 - Google Patents
たばこフィルター素材Info
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- JP2828455B2 JP2828455B2 JP1082136A JP8213689A JP2828455B2 JP 2828455 B2 JP2828455 B2 JP 2828455B2 JP 1082136 A JP1082136 A JP 1082136A JP 8213689 A JP8213689 A JP 8213689A JP 2828455 B2 JP2828455 B2 JP 2828455B2
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- tow
- filter
- tobacco filter
- fibers
- tobacco
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- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24D—CIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
- A24D3/00—Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
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- A24D3/06—Use of materials for tobacco smoke filters
- A24D3/08—Use of materials for tobacco smoke filters of organic materials as carrier or major constituent
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たばこフィルター素材に関し、さらに詳し
くは結晶性ポリオレフィン繊維の束（トウ）を用いたた
ばこフィルター素材、該素材をたばこフィルターを紙巻
き機に供給し、接着剤、熱接着等の接着手段を用いずに
繊維の絡合のみで成形することができるたばこフィルタ
ーおよび製法に関する。
くは結晶性ポリオレフィン繊維の束（トウ）を用いたた
ばこフィルター素材、該素材をたばこフィルターを紙巻
き機に供給し、接着剤、熱接着等の接着手段を用いずに
繊維の絡合のみで成形することができるたばこフィルタ
ーおよび製法に関する。
たばこフィルターの素材としては、アセテート繊維が
最も多く用いられており、たばこフィルター製造機械で
ある紙巻き上げ機自体も一般にアセテート繊維用に統一
されている。一方、アセテート繊維に代わる繊維素材と
して、主にコスト面からポリオレフィン繊維、特にポリ
プロピレン繊維が提案され、一部実用に供されている
（特開昭61−247368号公報、米国特許4,546,040号公
報、特公昭55−40231号公報等。）ポリプロピレン繊維
を用いたたばこフィルターの製法としては、例えば約4
0.000〜60.000のバルクデニールを有するトウを空気ま
たは水蒸気を用いた糸解繊機構に通して解繊処理し、こ
れに適当な結合剤を付加するか、または熱融着よりして
トウの収束性を向上させた後、たばこフィルター製造機
械である紙巻き上げ機に供給し、トウを円形に成形しつ
つその周囲に紙を巻き上げて固化させ、製品とされる
（特開昭61−247368号公報）。この方法は、繊維の結合
剤およびその付着工程が必要であり、結合剤による環境
汚染、作業上の不利、コスト高等の問題がある。また米
国特許4,546,040号公報にはポリオレフィン複合繊維を
用い、三次元捲縮（５〜７山/cm）を有する3,000〜10,0
00のマルチフラメントからなるスライバーを15〜70℃の
範囲の温度で延伸した後、たばこフィルター素材を製造
することが記載されている。上記繊維の延伸中に微細な
空隙および微孔が形成される。このスライバーは、70〜
140℃で熱安定化された後、たばこフィルター紙巻き機
で紙に巻かれ、所定の長さにカットされ製品とされる。
しかしながら、このような三次元捲縮を利用したポリオ
レフィン複合繊維のスライバーを用いて製造したたばこ
フィルターは目付（単位断面積当たりの重量）が大きい
割りにいわゆる巣（空隙部分）があり、また硬度も不充
分で、かつ白度が劣り、商品価値としてはかなり低いも
のしか製造することができなかった。
最も多く用いられており、たばこフィルター製造機械で
ある紙巻き上げ機自体も一般にアセテート繊維用に統一
されている。一方、アセテート繊維に代わる繊維素材と
して、主にコスト面からポリオレフィン繊維、特にポリ
プロピレン繊維が提案され、一部実用に供されている
（特開昭61−247368号公報、米国特許4,546,040号公
報、特公昭55−40231号公報等。）ポリプロピレン繊維
を用いたたばこフィルターの製法としては、例えば約4
0.000〜60.000のバルクデニールを有するトウを空気ま
たは水蒸気を用いた糸解繊機構に通して解繊処理し、こ
れに適当な結合剤を付加するか、または熱融着よりして
トウの収束性を向上させた後、たばこフィルター製造機
械である紙巻き上げ機に供給し、トウを円形に成形しつ
つその周囲に紙を巻き上げて固化させ、製品とされる
（特開昭61−247368号公報）。この方法は、繊維の結合
剤およびその付着工程が必要であり、結合剤による環境
汚染、作業上の不利、コスト高等の問題がある。また米
国特許4,546,040号公報にはポリオレフィン複合繊維を
用い、三次元捲縮（５〜７山/cm）を有する3,000〜10,0
00のマルチフラメントからなるスライバーを15〜70℃の
範囲の温度で延伸した後、たばこフィルター素材を製造
することが記載されている。上記繊維の延伸中に微細な
空隙および微孔が形成される。このスライバーは、70〜
140℃で熱安定化された後、たばこフィルター紙巻き機
で紙に巻かれ、所定の長さにカットされ製品とされる。
しかしながら、このような三次元捲縮を利用したポリオ
レフィン複合繊維のスライバーを用いて製造したたばこ
フィルターは目付（単位断面積当たりの重量）が大きい
割りにいわゆる巣（空隙部分）があり、また硬度も不充
分で、かつ白度が劣り、商品価値としてはかなり低いも
のしか製造することができなかった。
さらに前述の特公昭55−40231号公報には融点の異な
る二種以上の成分を複合紡糸し、潜在捲縮を有するポリ
オレフィン繊維を作成し、これを前記両成分の融点間の
温度で熱処理してこれらの繊維を互いに熱融着によって
自己接着させ、繊維束を安定化するたばこフィルターの
製造方法が記載されている。この方法は、熱接着のため
の処理工程が必要であり、また得られたトウは上記と同
様に目付が大で、生産速度も極めて低いものであった。
る二種以上の成分を複合紡糸し、潜在捲縮を有するポリ
オレフィン繊維を作成し、これを前記両成分の融点間の
温度で熱処理してこれらの繊維を互いに熱融着によって
自己接着させ、繊維束を安定化するたばこフィルターの
製造方法が記載されている。この方法は、熱接着のため
の処理工程が必要であり、また得られたトウは上記と同
様に目付が大で、生産速度も極めて低いものであった。
また従来、ポリオレフィン100％の繊維を用い、接着
剤なしでたばこフィルター等を製造すると、得られた製
品はアセテート繊維と較べてヤング率が低いため、たば
こフィルターとしての硬度も小さく、また接着されてい
ないため抜け毛等が多く、さらにフィルターに「す」が
でき易く、白度むらも大きいという欠点があった。
剤なしでたばこフィルター等を製造すると、得られた製
品はアセテート繊維と較べてヤング率が低いため、たば
こフィルターとしての硬度も小さく、また接着されてい
ないため抜け毛等が多く、さらにフィルターに「す」が
でき易く、白度むらも大きいという欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕 本発明の目的は、上記従来技術の欠点をなくし、接着
剤、熱接着等の一切の接着手段を用いずに、繊維の絡合
のみでフィルターに成形することができ、またフィルタ
ーとしての硬度が適度で、白度の高い結晶性ポリオレフ
ィンからなるたばこフィルター素材、たばこフィルター
およびその製法を提供することにある。
剤、熱接着等の一切の接着手段を用いずに、繊維の絡合
のみでフィルターに成形することができ、またフィルタ
ーとしての硬度が適度で、白度の高い結晶性ポリオレフ
ィンからなるたばこフィルター素材、たばこフィルター
およびその製法を提供することにある。
本発明は、結晶性ポリオレフィンと繊維間摩擦係数を
調整するための油剤とからなる、捲縮数40〜60山/25m
m、捲縮弾性率2.5〜5.0、繊維間摩擦係数0.20〜0.37、
および高さ比（高さ／幅）0.01〜0.1のトウであるたば
こフィルター素材である。
調整するための油剤とからなる、捲縮数40〜60山/25m
m、捲縮弾性率2.5〜5.0、繊維間摩擦係数0.20〜0.37、
および高さ比（高さ／幅）0.01〜0.1のトウであるたば
こフィルター素材である。
また本発明のたばこフィルターの製法は、前記記載の
たばこフィルター素材としてのトウを一般のたばこフィ
ルター紙巻き機に供給し、繊維の絡合のみでフィルター
を成形することを特徴とするものである。
たばこフィルター素材としてのトウを一般のたばこフィ
ルター紙巻き機に供給し、繊維の絡合のみでフィルター
を成形することを特徴とするものである。
本発明に用いる結晶性ポリオレフィンとしては、繊維
形成性能のあるポリオレフィン、例えば結晶性ポリプロ
ピレン、結晶性ポリエチレン、プロピレン−エチレン共
重合体等があげられる。これらのうち特に特開昭58−10
4907号公報に記載されている製造方法で製造された結晶
性ポリプロピレン、すなわち密度が0.905（g/cm3）以上
で、沸騰ｎ−ヘプタン不溶部のアイソタクチックペンタ
ッド分率（P0）が0.950以上、かつ２個の異種コンフィ
ギュレーションを有するペンタッド分率（P2）が0.002
以下のポリプロピレンが適している。ここでアイソタク
チックペンタッド分率とは、A.Zambell等によってMacro
molecules ６,925（1973）に発表されている方法、す
なわち13C−NMRを使用して測定されるポリオレフィン分
子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチック分率を意
味する。従ってアイソタクチックペンタッド分率とは、
プロピレンモノマー単位が５個連続してアイソタクチッ
ク結合したプロピレンモノマー単位の分率である。ま
た、２個の異種カンフィギュレーションを有するペンタ
ッド分率とは、分子鎖中の５個のモノマー単位のコンフ
ィギュレーションのうち３個が共通のコンフィギュレー
ションであり、他の２個がその反対のコンフィギュレー
ションを持つようなペンタッドの分率である。
形成性能のあるポリオレフィン、例えば結晶性ポリプロ
ピレン、結晶性ポリエチレン、プロピレン−エチレン共
重合体等があげられる。これらのうち特に特開昭58−10
4907号公報に記載されている製造方法で製造された結晶
性ポリプロピレン、すなわち密度が0.905（g/cm3）以上
で、沸騰ｎ−ヘプタン不溶部のアイソタクチックペンタ
ッド分率（P0）が0.950以上、かつ２個の異種コンフィ
ギュレーションを有するペンタッド分率（P2）が0.002
以下のポリプロピレンが適している。ここでアイソタク
チックペンタッド分率とは、A.Zambell等によってMacro
molecules ６,925（1973）に発表されている方法、す
なわち13C−NMRを使用して測定されるポリオレフィン分
子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチック分率を意
味する。従ってアイソタクチックペンタッド分率とは、
プロピレンモノマー単位が５個連続してアイソタクチッ
ク結合したプロピレンモノマー単位の分率である。ま
た、２個の異種カンフィギュレーションを有するペンタ
ッド分率とは、分子鎖中の５個のモノマー単位のコンフ
ィギュレーションのうち３個が共通のコンフィギュレー
ションであり、他の２個がその反対のコンフィギュレー
ションを持つようなペンタッドの分率である。
本発明で好ましく使用されるポリプロピレンは、沸騰
ｎ−ヘプタン不溶部のアイソタクチックペンタッド分率
（P0）が0.950以上であり、かつ２個の異種コンフィギ
ュレーションを有するペンタッド分率（P2）が0.002以
下である。このポリプロピレンを用いた場合は、得られ
るトウの剛性が高く、本発明で規定する諸物性を充分満
足するたばこフィルターを容易に得ることができる。
ｎ−ヘプタン不溶部のアイソタクチックペンタッド分率
（P0）が0.950以上であり、かつ２個の異種コンフィギ
ュレーションを有するペンタッド分率（P2）が0.002以
下である。このポリプロピレンを用いた場合は、得られ
るトウの剛性が高く、本発明で規定する諸物性を充分満
足するたばこフィルターを容易に得ることができる。
以下、本発明をポリオレフィンの代表例として結晶性
ポリプロピレン（以下、単にポリプロピレンという）を
用いた場合について説明する。
ポリプロピレン（以下、単にポリプロピレンという）を
用いた場合について説明する。
上記ポリプロピレンからトウを製造するには、ポリプ
ロピレンを常法により溶融紡糸し、得られた未延伸糸
（トウ）をフィラメント束の交差を極力避けながら整列
させ、15〜40℃の温度で2.0〜6.0倍に延伸し、次いでス
タッファー型クリンパーに供給して均一なジグザグ捲縮
を付与し、さらに必要に応じ熱処理することによって得
られる。上記延伸工程は、紡糸方法、例えば巻き取り速
度を高速にすることにより、省略することができる。
ロピレンを常法により溶融紡糸し、得られた未延伸糸
（トウ）をフィラメント束の交差を極力避けながら整列
させ、15〜40℃の温度で2.0〜6.0倍に延伸し、次いでス
タッファー型クリンパーに供給して均一なジグザグ捲縮
を付与し、さらに必要に応じ熱処理することによって得
られる。上記延伸工程は、紡糸方法、例えば巻き取り速
度を高速にすることにより、省略することができる。
延伸機からクリンパーに延伸トウを供給する際、延伸
トウの交絡を極力なくすようにトウを整列させてクリン
パーに供給するこが望ましい。クリンパーに供給する前
に延伸トウの交絡を生じた場合には紙巻き上げ機でトウ
を開繊する際に局部的に開繊されない部分が生じ、密度
むらを生じることになる。
トウの交絡を極力なくすようにトウを整列させてクリン
パーに供給するこが望ましい。クリンパーに供給する前
に延伸トウの交絡を生じた場合には紙巻き上げ機でトウ
を開繊する際に局部的に開繊されない部分が生じ、密度
むらを生じることになる。
本発明に用いる捲縮トウは捲縮数40〜60山/25mm、好
ましくは45〜60山/25mmを有する。この捲縮数はたばこ
フィルター用のアセテート繊維の有する捲縮数15〜25山
/25mmからみると異常に多い捲縮数である。
ましくは45〜60山/25mmを有する。この捲縮数はたばこ
フィルター用のアセテート繊維の有する捲縮数15〜25山
/25mmからみると異常に多い捲縮数である。
捲縮数が40に達しないとトウの開繊性が劣り、高速紙
巻き上げ機に供給したときに必要な短時間の開繊が得ら
れず、また60を超えると捲縮の際にクリンパーに高圧を
要し、繊維の融着等のトラブルを生じ易く、実用的では
ない。またその捲縮形状は鋭い角度をもつジクザグ型の
二次元的クリンプである。スパイラルクリンプ等の三次
元クリンプではたばこフィルターとしての硬度、目付等
が得られにくくなる。
巻き上げ機に供給したときに必要な短時間の開繊が得ら
れず、また60を超えると捲縮の際にクリンパーに高圧を
要し、繊維の融着等のトラブルを生じ易く、実用的では
ない。またその捲縮形状は鋭い角度をもつジクザグ型の
二次元的クリンプである。スパイラルクリンプ等の三次
元クリンプではたばこフィルターとしての硬度、目付等
が得られにくくなる。
またトウの捲縮弾性率、すなわち2mg/dの荷重をトウ
に与えて測定した長さ（Ａ）と理論上のトウの長さ（捲
縮がないと仮定してみた長さ）（Ｂ）の比“（Ｂ）／
（Ａ）”が2.5〜5.0、好ましくは3.0〜4.0である。この
値が2.5未満ではトウの剛性が劣り、適度の硬さのフィ
ルターが得られず、また5.0を超えると鋭角のジグザグ
捲縮が掛かりにくくなり、製造上の限界がある。
に与えて測定した長さ（Ａ）と理論上のトウの長さ（捲
縮がないと仮定してみた長さ）（Ｂ）の比“（Ｂ）／
（Ａ）”が2.5〜5.0、好ましくは3.0〜4.0である。この
値が2.5未満ではトウの剛性が劣り、適度の硬さのフィ
ルターが得られず、また5.0を超えると鋭角のジグザグ
捲縮が掛かりにくくなり、製造上の限界がある。
前記高捲縮を与えるクリンパーとしてはボックスの形
状が浅くて長いこと（例えばボックス開口部の高さ比
（高さ／幅）0.01〜0.1、ボックス幅と奥行きの比1.0〜
2.5）が好ましく、またボボックス圧は2.0〜4.0kg/cm2
が好ましい。
状が浅くて長いこと（例えばボックス開口部の高さ比
（高さ／幅）0.01〜0.1、ボックス幅と奥行きの比1.0〜
2.5）が好ましく、またボボックス圧は2.0〜4.0kg/cm2
が好ましい。
また本発明に用いる捲縮トウの繊維間摩擦係数は0.20
〜0.37である。この摩擦係数が0.20未満では高速開繊性
に劣り、また0.37を超えると捲縮が不均一になり易くな
る。トウをクリンパーに供給する際に油剤を付着させ、
繊維間摩擦係数が上記特定の範囲を満足するようにコン
トロールすることができる。
〜0.37である。この摩擦係数が0.20未満では高速開繊性
に劣り、また0.37を超えると捲縮が不均一になり易くな
る。トウをクリンパーに供給する際に油剤を付着させ、
繊維間摩擦係数が上記特定の範囲を満足するようにコン
トロールすることができる。
本発明に用いる捲縮トウの高さ比（トウ幅方向断面の
高さ／幅）は0.01〜0.1、好ましくは0.04〜0.1の範囲で
ある。このように極めて薄い広幅のトウを用いることに
よって高速紙巻き上げ機（後述）で瞬時に開繊するトウ
とすることができる。この高さ比が0.01未満ではトウが
薄すぎて密度が不均一になることがあり、また0.1を超
えると繊維の密度が高すぎてたばこフィルターとしての
規格に合わなくなる。製品としての捲縮トウのデニール
としては、単糸デニール（以下、d/fと記す）１〜6d/
f、トータルデニール（以下、Ｄと記す）30,000〜60,00
0D、特に35,000〜50,000が好ましい。
高さ／幅）は0.01〜0.1、好ましくは0.04〜0.1の範囲で
ある。このように極めて薄い広幅のトウを用いることに
よって高速紙巻き上げ機（後述）で瞬時に開繊するトウ
とすることができる。この高さ比が0.01未満ではトウが
薄すぎて密度が不均一になることがあり、また0.1を超
えると繊維の密度が高すぎてたばこフィルターとしての
規格に合わなくなる。製品としての捲縮トウのデニール
としては、単糸デニール（以下、d/fと記す）１〜6d/
f、トータルデニール（以下、Ｄと記す）30,000〜60,00
0D、特に35,000〜50,000が好ましい。
上記捲縮トウを用いてたばこフィルターを製造するに
は、例えば通常のアセテート用たばこフィルター製造機
械である高速紙巻き上げ機に前記捲縮トウを供給し、開
繊工程、収束成形、紙巻きおよび切断の各工程を経てた
ばこフィルターが製造される。この際、通常のフィルタ
ー製法に用いられる接着剤等の付加工程、乾燥工程は不
要である。たばこフィルターの製造用の高速巻き上げ機
については、特開昭54−46900号公報、特公昭61−39032
号公報等に記載されている。
は、例えば通常のアセテート用たばこフィルター製造機
械である高速紙巻き上げ機に前記捲縮トウを供給し、開
繊工程、収束成形、紙巻きおよび切断の各工程を経てた
ばこフィルターが製造される。この際、通常のフィルタ
ー製法に用いられる接着剤等の付加工程、乾燥工程は不
要である。たばこフィルターの製造用の高速巻き上げ機
については、特開昭54−46900号公報、特公昭61−39032
号公報等に記載されている。
本発明に用いる捲縮トウは前述のようにその密度が高
く、接着剤を用いなくても極めて抱合性に優れ、またそ
のトウは鋭いエッジを有する高い捲縮数を有するため、
高速紙巻き上げ機に付設される簡単な開繊機により瞬時
に開繊し、また収束成形時には接着剤を用いなくても繊
維の絡合のみにより低目付で高い嵩高性を有し、通気抵
抗が小さく、しかも適度の硬度を有するたばこフィルタ
ーを形成することができる。
く、接着剤を用いなくても極めて抱合性に優れ、またそ
のトウは鋭いエッジを有する高い捲縮数を有するため、
高速紙巻き上げ機に付設される簡単な開繊機により瞬時
に開繊し、また収束成形時には接着剤を用いなくても繊
維の絡合のみにより低目付で高い嵩高性を有し、通気抵
抗が小さく、しかも適度の硬度を有するたばこフィルタ
ーを形成することができる。
本発明に用いる捲縮トウは前記特定範囲の捲縮弾性率
を有することにより、たばこフィルター製造の際の高速
巻き上げ（例えば200〜600m/分）に耐えるトウ収束性お
よび捲縮保持性を有する。また低温延伸で、高い捲縮数
のトウを使用したことにより、得られるたばこフィルタ
ーの白度が代く、後述するようにガス吸着性にも優れた
ものとなる。
を有することにより、たばこフィルター製造の際の高速
巻き上げ（例えば200〜600m/分）に耐えるトウ収束性お
よび捲縮保持性を有する。また低温延伸で、高い捲縮数
のトウを使用したことにより、得られるたばこフィルタ
ーの白度が代く、後述するようにガス吸着性にも優れた
ものとなる。
本発明によれば、極めて高い捲縮数を有する嵩高の高
性能たばこフィルターを接着剤なしで、高速度で形成す
ることができる。またこのフィルターのミクロ空間は均
一でかつ無数に形成されるので、通気抵抗が低い割りに
はニコチン、タール等の吸着率が極めて良好である。
性能たばこフィルターを接着剤なしで、高速度で形成す
ることができる。またこのフィルターのミクロ空間は均
一でかつ無数に形成されるので、通気抵抗が低い割りに
はニコチン、タール等の吸着率が極めて良好である。
通気抵抗およびガス吸着性について本発明によるたば
こフィルターを一般のアセテートフィルターと比較すれ
ば第１表のようである。
こフィルターを一般のアセテートフィルターと比較すれ
ば第１表のようである。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例および比較例を示す。
・繊維間摩擦係数:JIS Ｌ 1015 による。
・メルトフローレート（MFR）:JIS Ｋ 7210 表１の
条件14による。
条件14による。
・通気抵抗：フィルタチップの一端から加圧空気を通過
させるとき、空気通過量が17.5ml/secとなるに必要な加
圧空気の圧力をmmH2Oで表示する。
させるとき、空気通過量が17.5ml/secとなるに必要な加
圧空気の圧力をmmH2Oで表示する。
・ニコチン濾過率及びタール濾過率：市販のたばこ「マ
イルドセブン」のフィルター部分を取り除き、前記のた
ばこ用フィルタチップをそれぞれ取り付けて自動喫煙器
で喫煙させ、フィルタを通過した煙の中のニコチン及び
タールの量とフィルタに捕捉されたニコチン及びタール
の量とを、分光光度計法及び重量法によって定量して、
フィルタに捕捉されたニコチン及びタールの量の割合を
それぞれの除去率として重量％で算出した。
イルドセブン」のフィルター部分を取り除き、前記のた
ばこ用フィルタチップをそれぞれ取り付けて自動喫煙器
で喫煙させ、フィルタを通過した煙の中のニコチン及び
タールの量とフィルタに捕捉されたニコチン及びタール
の量とを、分光光度計法及び重量法によって定量して、
フィルタに捕捉されたニコチン及びタールの量の割合を
それぞれの除去率として重量％で算出した。
実施例１ MFR30、密度0.910（g/cm3）のアイソタクチックポリ
プロピレン（P00.935、P20.018）を280℃の紡糸温度で7
00m/分の紡糸速度で紡糸し、10.5d/fの未延伸糸とし、
フィラメント束の交差を極力排してこれらを整列させた
後、ロール温度30℃で3.5倍に延伸し、次いでロール幅
（入口幅）60mm、ボックス高さ30mm、ボックス奥行き18
0mmのスタッファー型クリンパーに供給し、圧力2.5kg/c
m2で捲縮を付与し、トータルデニール32,000D（単糸デ
ニール3.0d/f）の捲縮ポリプロピレントウを得た。この
トウの捲縮弾性率（Ｂ）／（Ａ）は3.0、高さ比0.046
（幅60mm、高さ2.8mm）で、42山/25mmの鋭角なエッジを
もつ均一なジグザグ捲縮を有していた。また、繊維間摩
擦係数は0.30であった。
プロピレン（P00.935、P20.018）を280℃の紡糸温度で7
00m/分の紡糸速度で紡糸し、10.5d/fの未延伸糸とし、
フィラメント束の交差を極力排してこれらを整列させた
後、ロール温度30℃で3.5倍に延伸し、次いでロール幅
（入口幅）60mm、ボックス高さ30mm、ボックス奥行き18
0mmのスタッファー型クリンパーに供給し、圧力2.5kg/c
m2で捲縮を付与し、トータルデニール32,000D（単糸デ
ニール3.0d/f）の捲縮ポリプロピレントウを得た。この
トウの捲縮弾性率（Ｂ）／（Ａ）は3.0、高さ比0.046
（幅60mm、高さ2.8mm）で、42山/25mmの鋭角なエッジを
もつ均一なジグザグ捲縮を有していた。また、繊維間摩
擦係数は0.30であった。
このようにして得られたトウを通常のアセテートタバ
コフィルターに使用される紙巻き上げ機で4,000r.p.m.
のスピードで巻き上げ、開繊、紙巻しカットし、102mm
のロッド状に形成した。なおこの時、アセテートフィル
ターの場合に用いられるトリアセチン、トウへの接着剤
等は使用せず、これらの工程は省略された。
コフィルターに使用される紙巻き上げ機で4,000r.p.m.
のスピードで巻き上げ、開繊、紙巻しカットし、102mm
のロッド状に形成した。なおこの時、アセテートフィル
ターの場合に用いられるトリアセチン、トウへの接着剤
等は使用せず、これらの工程は省略された。
得られたフィルタープラグの仕様を第２表に示す。ま
たそのフィルターに煙草を装着し、吸着試験を行った結
果を第３表に示す。
たそのフィルターに煙草を装着し、吸着試験を行った結
果を第３表に示す。
上記実施例によって得られたたばこフィルターは、高
捲縮の開繊繊維により程よく絡合されていたため、繊維
の脱落もなく、白度も高く、また喫煙の際の香喫味も良
好で、タバコフィルターとして極めて優れたものであっ
た。
捲縮の開繊繊維により程よく絡合されていたため、繊維
の脱落もなく、白度も高く、また喫煙の際の香喫味も良
好で、タバコフィルターとして極めて優れたものであっ
た。
実施例２ MFR25、密度0.902（g/cm3）のアイソタクチックポリ
プロピレン（P00.919、P20.025）を300℃の紡糸温度で6
00m/分の紡糸速度で紡糸し、12d/fの未延伸糸とし、フ
ィラメント束の交差を極力排して整列させた後、ロール
温度50℃で3.0倍に延伸し、次いでロール幅40mm、ボッ
クス高さ15mm、ボックス奥行き140mmのスタッファー型
クリンパーに供給し、圧力3.6kg/cm2で捲縮を付与し、
トータルデニール35,000D（単糸デニール4.0d/f）のポ
リプロピレン捲縮トウを得た。このトウの捲縮弾性率
（Ｂ）／（Ａ）は4.0、高さ比0.053（幅40mm、高さ2.1m
m）で、50山/25mmの鋭角なエッジをもつ均一なジグザグ
捲縮を有していた。また、繊維間摩擦係数は0.28であっ
た。
プロピレン（P00.919、P20.025）を300℃の紡糸温度で6
00m/分の紡糸速度で紡糸し、12d/fの未延伸糸とし、フ
ィラメント束の交差を極力排して整列させた後、ロール
温度50℃で3.0倍に延伸し、次いでロール幅40mm、ボッ
クス高さ15mm、ボックス奥行き140mmのスタッファー型
クリンパーに供給し、圧力3.6kg/cm2で捲縮を付与し、
トータルデニール35,000D（単糸デニール4.0d/f）のポ
リプロピレン捲縮トウを得た。このトウの捲縮弾性率
（Ｂ）／（Ａ）は4.0、高さ比0.053（幅40mm、高さ2.1m
m）で、50山/25mmの鋭角なエッジをもつ均一なジグザグ
捲縮を有していた。また、繊維間摩擦係数は0.28であっ
た。
このようにして得られたトウを通常のアセテートタバ
コフィルターに使用される紙巻き上げ機で4,000r.p.m.
のスピードで巻き上げ、開繊、紙巻しカットし、102mm
のロッド状に形成した。なおこの時、アセテートフィル
ターの場合に用いられるトリアセチン、トウへの接着剤
等は使用せず、これらの工程は省略された。
コフィルターに使用される紙巻き上げ機で4,000r.p.m.
のスピードで巻き上げ、開繊、紙巻しカットし、102mm
のロッド状に形成した。なおこの時、アセテートフィル
ターの場合に用いられるトリアセチン、トウへの接着剤
等は使用せず、これらの工程は省略された。
得られたフィルタープラグの仕様を第４表に示す。ま
たそのフィルターに煙草を装着し、吸着試験を行った結
果を第５表に示す。
たそのフィルターに煙草を装着し、吸着試験を行った結
果を第５表に示す。
比較例１ ボックス高さ70mm、ボックス奥行き150mmのスタッフ
ァ型クリンパーを用いた以外は実施例１と同様にして捲
縮トウを得た。このトウのトータルデニールは32,000D
（単糸デニール3.0d/f）、捲縮弾性率（Ｂ）／（Ａ）は
2.0、高さ比0.133（幅60mm、高さ8mm）で、28山/25mmの
ジグザグ型捲縮を有していた。また、繊維間摩擦係数は
0.18であった。このトウを実施例１と同様にタバコフィ
ルター用紙巻き上げ機にかけて、102mmのフィルタープ
ラグを得た。このフィルタープラグは、円周が23.90mm
と細くしか巻けず、またフィルターとしての硬度がでな
いことが判った。またフィルターの切り口の白度ムラ
（くすみと対応）の大きく、抜け毛も起こりやすいもの
で、フィルターとしては使用に適さないものであった。
ァ型クリンパーを用いた以外は実施例１と同様にして捲
縮トウを得た。このトウのトータルデニールは32,000D
（単糸デニール3.0d/f）、捲縮弾性率（Ｂ）／（Ａ）は
2.0、高さ比0.133（幅60mm、高さ8mm）で、28山/25mmの
ジグザグ型捲縮を有していた。また、繊維間摩擦係数は
0.18であった。このトウを実施例１と同様にタバコフィ
ルター用紙巻き上げ機にかけて、102mmのフィルタープ
ラグを得た。このフィルタープラグは、円周が23.90mm
と細くしか巻けず、またフィルターとしての硬度がでな
いことが判った。またフィルターの切り口の白度ムラ
（くすみと対応）の大きく、抜け毛も起こりやすいもの
で、フィルターとしては使用に適さないものであった。
実施例３ MFR30、密度0.913（g/cm3）の特開昭63−135549号公
報に示されたポリプロピレン（P00.964、P20.002以下）
を280℃の紡糸温度で700m/分の紡糸速度で紡糸し、10.5
d/fの未延伸糸とし、フィラメント束の交差を極力排し
てフィラメント群を整列させた後、ロール温度30℃で3.
5倍に延伸し、次いでロール幅60mm、ボックス高さ30m
m、ボックス奥行き180mmのスタッファー型クリンパーに
供給し、圧力3.0kg/cm2で捲縮を付与し、トータルデニ
ール31,000D（単糸デニール3.0d/f）の捲縮ポリプロピ
レントウを得た。このトウの捲縮弾性率（Ｂ）／（Ａ）
は3.0、高さ比0.046（幅60mm、高さ2.8mmで、42山/25mm
の鋭角なエッジをもつ均一なジグザグ捲縮を有してい
た。また、繊維間摩擦係数は0.33であった。
報に示されたポリプロピレン（P00.964、P20.002以下）
を280℃の紡糸温度で700m/分の紡糸速度で紡糸し、10.5
d/fの未延伸糸とし、フィラメント束の交差を極力排し
てフィラメント群を整列させた後、ロール温度30℃で3.
5倍に延伸し、次いでロール幅60mm、ボックス高さ30m
m、ボックス奥行き180mmのスタッファー型クリンパーに
供給し、圧力3.0kg/cm2で捲縮を付与し、トータルデニ
ール31,000D（単糸デニール3.0d/f）の捲縮ポリプロピ
レントウを得た。このトウの捲縮弾性率（Ｂ）／（Ａ）
は3.0、高さ比0.046（幅60mm、高さ2.8mmで、42山/25mm
の鋭角なエッジをもつ均一なジグザグ捲縮を有してい
た。また、繊維間摩擦係数は0.33であった。
このようにして得られたトウを通常のアセテートタバ
コフィルターに使用される紙巻き上げ機で4,000r.p.m.
のスピードで巻き上げ、開繊、紙巻しカットし、102mm
のロッド状に成形した。なおこの時、アセテートフィル
ターの場合に用いられるトリアセチン、トウへの接着剤
等は使用せず、これらの工程は省略された。
コフィルターに使用される紙巻き上げ機で4,000r.p.m.
のスピードで巻き上げ、開繊、紙巻しカットし、102mm
のロッド状に成形した。なおこの時、アセテートフィル
ターの場合に用いられるトリアセチン、トウへの接着剤
等は使用せず、これらの工程は省略された。
得られたフィルタープラグの仕様を第６表に示す。ま
たそのフィルターに煙草を装着し、吸着試験を行った結
果を第７表に示す。
たそのフィルターに煙草を装着し、吸着試験を行った結
果を第７表に示す。
この実施例によれば、ポリプロピレンとして高剛性
（高結晶化度）ものを用いたので、嵩高性が向上し、軽
量でかつフィルター硬度の高い、しかも白度の大きいた
ばこフィルターが得られる。またこのような原料を用い
ることにより、トウの開繊性も向上し、より細デニール
化が可能となり、またフィルターとしたときのニコチ
ン、タールの吸着量も向上するという顕著な結果が得ら
れる。
（高結晶化度）ものを用いたので、嵩高性が向上し、軽
量でかつフィルター硬度の高い、しかも白度の大きいた
ばこフィルターが得られる。またこのような原料を用い
ることにより、トウの開繊性も向上し、より細デニール
化が可能となり、またフィルターとしたときのニコチ
ン、タールの吸着量も向上するという顕著な結果が得ら
れる。
Claims (6)
- 【請求項１】結晶性ポリオレフィンと繊維間摩擦係数を
調整するための油剤とからなる、捲縮数40〜60山/25m
m、捲縮弾性率2.5〜5.0、繊維間摩擦係数0.20〜0.37、
および高さ比（高さ／幅）0.01〜0.1のトウであるたば
こフィルター素材。 - 【請求項２】請求項（１）において、結晶性ポリオレフ
ィンが結晶性ポリプロピレンで、密度が0.905（g/cm3）
以上、沸騰ｎ−ヘプタン不溶部のアイソタクチックペン
タッド分率（P0）が0.950以上でかつ２個の異種コンフ
ィギュレーションを有するペンタッド分率（P2）が0.00
2以下のものであることを特徴とするたばこフィルター
素材。 - 【請求項３】請求項（１）記載のトウをたばこフィルタ
ー紙巻き機に供給し、繊維の絡合のみでフィルターに成
形することを特徴とするたばこフィルターの製法。 - 【請求項４】請求項（３）記載の方法により製造された
たばこフィルター。 - 【請求項５】請求項（２）記載のたばこフィルター素材
をたばこフィルター紙巻き機に供給し、繊維の絡合のみ
でフィルターに成形することを特徴とするたばこフィル
ターの製法。 - 【請求項６】請求項（５）記載の方法により製造された
たばこフィルター。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1082136A JP2828455B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | たばこフィルター素材 |
| US07/500,574 US5063945A (en) | 1989-03-31 | 1990-03-28 | Tobacco filter stock |
| EP90303431A EP0390586B1 (en) | 1989-03-31 | 1990-03-30 | A tobacco filter stock |
| KR1019900004389A KR900013889A (ko) | 1989-03-31 | 1990-03-31 | 담배 필터 원료 |
| CN90102666A CN1033138C (zh) | 1989-03-31 | 1990-03-31 | 一种香烟过滤嘴原料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1082136A JP2828455B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | たばこフィルター素材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02261368A JPH02261368A (ja) | 1990-10-24 |
| JP2828455B2 true JP2828455B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=13766004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1082136A Expired - Lifetime JP2828455B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | たばこフィルター素材 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5063945A (ja) |
| EP (1) | EP0390586B1 (ja) |
| JP (1) | JP2828455B2 (ja) |
| KR (1) | KR900013889A (ja) |
| CN (1) | CN1033138C (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4320303C1 (de) * | 1993-06-18 | 1995-02-16 | Rhodia Ag Rhone Poulenc | Mehrfachbreiter Faserstreifen sowie ein Verfahren und eine Vorrichtung zu dessen Herstellung |
| CA2127817C (en) * | 1993-07-13 | 2007-07-03 | Hitoshi Tsugaya | Tobacco filters and method of producing the same |
| US6169045B1 (en) | 1993-11-16 | 2001-01-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Nonwoven filter media |
| DE19519882A1 (de) * | 1995-05-31 | 1996-12-12 | Hoechst Ag | Methode zur Behandlung eines Kabels synthetischer Filamente und Verfahren zur Herstellung von Kabeln gleichmäßig gekräuselter Fasern mit hohem Anfangsmodul |
| US5817159A (en) * | 1996-12-31 | 1998-10-06 | Cahill; Scott A. | Filter with interpenetrating polymer network that biodegrades |
| DE10121310A1 (de) * | 2001-05-02 | 2002-11-28 | Rhodia Acetow Gmbh | Filter Tow |
| US8893725B2 (en) | 2011-01-28 | 2014-11-25 | R. J. Reynolds Tobacco Company | Polymeric materials derived from tobacco |
| KR101455002B1 (ko) * | 2013-06-28 | 2014-11-03 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 담배필터용 라이오셀 소재 및 그 제조방법 |
| RU2636728C2 (ru) | 2013-09-26 | 2017-11-27 | Колон Индастриз, Инк. | Лиоцелловый материал для сигаретного фильтра и способ его получения |
| KR102211219B1 (ko) | 2014-06-30 | 2021-02-03 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 담배필터용 이형단면 라이오셀 소재 및 그 제조방법 |
| KR102211186B1 (ko) | 2014-12-31 | 2021-02-03 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 담배필터용 라이오셀 소재 및 그 제조방법 |
| EP3589782B1 (en) * | 2017-02-28 | 2024-08-14 | Eastman Chemical Company | Cellulose acetate fibers in nonwoven fabrics |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3393685A (en) * | 1965-10-24 | 1968-07-23 | Eastman Kodak Co | Self-crimping, self-bonding fibrous polyolefin tobacco smoke filter |
| US3396073A (en) * | 1966-05-05 | 1968-08-06 | Eastman Kodak Co | Filter tow of crimped continuous polyolefin filaments |
| CS237872B1 (en) * | 1983-06-09 | 1985-11-13 | Rudolf Simo | Cigarette filtration stick filling and method of this filling making |
| US4579130A (en) * | 1983-12-22 | 1986-04-01 | Shell Oil Company | Tobacco filters and method for producing same |
| US5025815A (en) * | 1988-08-10 | 1991-06-25 | Filter Materials Limited | Polyolefin filter tow and method of making it |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP1082136A patent/JP2828455B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-03-28 US US07/500,574 patent/US5063945A/en not_active Expired - Fee Related
- 1990-03-30 EP EP90303431A patent/EP0390586B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-03-31 CN CN90102666A patent/CN1033138C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1990-03-31 KR KR1019900004389A patent/KR900013889A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1048493A (zh) | 1991-01-16 |
| JPH02261368A (ja) | 1990-10-24 |
| KR900013889A (ko) | 1990-10-22 |
| EP0390586B1 (en) | 1994-06-08 |
| EP0390586A2 (en) | 1990-10-03 |
| US5063945A (en) | 1991-11-12 |
| CN1033138C (zh) | 1996-10-30 |
| EP0390586A3 (en) | 1991-04-10 |
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