JP2827412B2 - サーモスタット - Google Patents
サーモスタットInfo
- Publication number
- JP2827412B2 JP2827412B2 JP6469090A JP6469090A JP2827412B2 JP 2827412 B2 JP2827412 B2 JP 2827412B2 JP 6469090 A JP6469090 A JP 6469090A JP 6469090 A JP6469090 A JP 6469090A JP 2827412 B2 JP2827412 B2 JP 2827412B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- fixed
- bimetal
- contact plate
- movable contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Thermally Actuated Switches (AREA)
- Irons (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衣類のしわ伸ばしをおこなうアイロン等の熱
器具に使用されるサーモスタットに関するものである。
器具に使用されるサーモスタットに関するものである。
従来の技術 従来、この種のサーモスタットは、例えば実公昭42−
1065号公報に示されているように、第２図のような構造
になっていた。
1065号公報に示されているように、第２図のような構造
になっていた。
すなわち、ブラケット板101の一端には、電源端子板1
02aおよび102bと、先端部に接離自在の接点103を有する
上下の開閉接点板104aおよび104bを互いに絶縁部材105
を介して軸着固定するとともに、他端には板状のバイメ
タル106を固定したものであって、温度によって変化す
るバイメタル106のたわみを開閉接点104aに伝え、接点1
03を開閉する絶縁突子107はバイメタル106側に固定され
ていた。
02aおよび102bと、先端部に接離自在の接点103を有する
上下の開閉接点板104aおよび104bを互いに絶縁部材105
を介して軸着固定するとともに、他端には板状のバイメ
タル106を固定したものであって、温度によって変化す
るバイメタル106のたわみを開閉接点104aに伝え、接点1
03を開閉する絶縁突子107はバイメタル106側に固定され
ていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の構成ではバイメタル
が温度上昇によって弯曲し、絶縁突子107を介して開閉
接点板104aを上方に押し上げ接点103を開くわけだが、
絶縁突子107と開閉接点板104aとの接触点はバイメタル1
06の固定側を中心に略円弧線上を移動する。
が温度上昇によって弯曲し、絶縁突子107を介して開閉
接点板104aを上方に押し上げ接点103を開くわけだが、
絶縁突子107と開閉接点板104aとの接触点はバイメタル1
06の固定側を中心に略円弧線上を移動する。
このことは開閉接点板104aの固定側からみると作用点
がより先端側に移動することになり接点103を開くまで
に時間がかかる。この結果、通電のON,OFF時の温度差、
すなわち、ディファレンシャルが大きくなってしまう欠
点があった。
がより先端側に移動することになり接点103を開くまで
に時間がかかる。この結果、通電のON,OFF時の温度差、
すなわち、ディファレンシャルが大きくなってしまう欠
点があった。
そこで本発明は、ディファレンシャルの小さい温度制
御が行えるサーモスタットを得ることを第１の目的とし
ている。
御が行えるサーモスタットを得ることを第１の目的とし
ている。
第２の目的は、可動接点板とブラケット板の接触によ
る感電を防止した安全性の高いサーモスタットを得るこ
とにある。
る感電を防止した安全性の高いサーモスタットを得るこ
とにある。
課題を解決するための手段 そして、上記第１の目的を達成するために本発明は、
絶縁突子を可動接点板に固定したものである。
絶縁突子を可動接点板に固定したものである。
また、第２の目的を達成するために、本発明は、絶縁
突子を可動接点板に固定して、その一端をバイメタル側
に突出させるとともに、他端をブラケット板に突出させ
たものである。
突子を可動接点板に固定して、その一端をバイメタル側
に突出させるとともに、他端をブラケット板に突出させ
たものである。
作用 本発明のサーモスタットは、上記構成により、バイメ
タルは温度上昇によって弯曲し絶縁突子を介して開閉接
点板を上方に押し上げ接点を開く。この時、絶縁突子は
可動接点板に固定されているので可動接点板の固定側を
支点としてみると、作用点は遠ざかることなく常に一定
となるのである。
タルは温度上昇によって弯曲し絶縁突子を介して開閉接
点板を上方に押し上げ接点を開く。この時、絶縁突子は
可動接点板に固定されているので可動接点板の固定側を
支点としてみると、作用点は遠ざかることなく常に一定
となるのである。
したがって、接点を開くまでに時間がかかるというこ
とがなくなるため、通電のON,OFF時の温度差、すなわち
ディファレンシャルを小さくすることができるようにな
るのである。
とがなくなるため、通電のON,OFF時の温度差、すなわち
ディファレンシャルを小さくすることができるようにな
るのである。
さらに、バイメタルが温度上昇によって弯曲し、絶縁
突子を介して開閉接点板を上方に押し上げて接点を開く
とき、充電部である開閉接点板と非充電部であるブラケ
ット板が接近して接触しそうになっても、ブラケット板
側に突出させた絶縁突子によって接近したり、接触する
ことを防止できるようになり、電気的絶縁を確保するこ
とができるのである。
突子を介して開閉接点板を上方に押し上げて接点を開く
とき、充電部である開閉接点板と非充電部であるブラケ
ット板が接近して接触しそうになっても、ブラケット板
側に突出させた絶縁突子によって接近したり、接触する
ことを防止できるようになり、電気的絶縁を確保するこ
とができるのである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。第１図において、１は金属製のブラケット板で、
このブラケット板１の一端下方には、端子部2a,2bと、
それぞれ接点3a,3bを有した固定接点板４および可動接
点板５を互いに絶縁部材7a,7bを介して軸着固定し、開
閉接点部６を構成している。また、上記ブラケット板１
の他端下方には、一端を可動接点板５に対して下方から
対向させて板状のバイメタル８を固定している。９は可
動接点板５の先端にプッシュナット10で固定した絶縁突
子で、一端を前記ブラケット板１側に突出させ、他端を
バイメタル８側に突出させてある。11はブラケット板１
の上方に取りつけられた操作板で、その先端部分を上下
動させることにより碍子12を介して可動接点板５を上下
させ、接点開閉位置を変えることによって調節される温
度が任意に設定できるようになっている。
する。第１図において、１は金属製のブラケット板で、
このブラケット板１の一端下方には、端子部2a,2bと、
それぞれ接点3a,3bを有した固定接点板４および可動接
点板５を互いに絶縁部材7a,7bを介して軸着固定し、開
閉接点部６を構成している。また、上記ブラケット板１
の他端下方には、一端を可動接点板５に対して下方から
対向させて板状のバイメタル８を固定している。９は可
動接点板５の先端にプッシュナット10で固定した絶縁突
子で、一端を前記ブラケット板１側に突出させ、他端を
バイメタル８側に突出させてある。11はブラケット板１
の上方に取りつけられた操作板で、その先端部分を上下
動させることにより碍子12を介して可動接点板５を上下
させ、接点開閉位置を変えることによって調節される温
度が任意に設定できるようになっている。
上記構成において、次に動作を説明すると、バイメタ
ル８が温度上昇によって一端が上方へ弯曲し、絶縁突子
９を介して開閉接点板５を上方を押し上げて接点3a,3b
を開く。このとき、絶縁突子９は可動接点板５に固定さ
れているので、可動接点板５の固定側を支点としてみる
と作用点は常に一定となり、支点より遠ざかることはな
くなる。
ル８が温度上昇によって一端が上方へ弯曲し、絶縁突子
９を介して開閉接点板５を上方を押し上げて接点3a,3b
を開く。このとき、絶縁突子９は可動接点板５に固定さ
れているので、可動接点板５の固定側を支点としてみる
と作用点は常に一定となり、支点より遠ざかることはな
くなる。
したがって、その分だけ接点3a,3b間を開くまで必要
な可動接点板５のたわみ代、すなわち反転ストロークは
短くなり、結果的に通電ON,OFF時の温度差すなわちディ
ファレンシャルを小さくすることができる。
な可動接点板５のたわみ代、すなわち反転ストロークは
短くなり、結果的に通電ON,OFF時の温度差すなわちディ
ファレンシャルを小さくすることができる。
また、絶縁突子９の一端をブラケット板１側に突出さ
せたことにより、充電部の開閉接点板５が非充電部であ
るブラケット板１に接近して接触しそうになっても、直
接接触することはなくなる。
せたことにより、充電部の開閉接点板５が非充電部であ
るブラケット板１に接近して接触しそうになっても、直
接接触することはなくなる。
発明の効果 以上のように本発明のサーモスタットは、絶縁突子を
可動接点板に固定したことより、可動接点板の作用点が
支点より遠ざかることはなく常に一定となり、接点を早
く開かせることができる。したがって、通電ON,OFF時の
温度差、すなわち、ディファレンシャルが小さく、設定
温度に対して誤差の少ない正確な温度制御ができる。
可動接点板に固定したことより、可動接点板の作用点が
支点より遠ざかることはなく常に一定となり、接点を早
く開かせることができる。したがって、通電ON,OFF時の
温度差、すなわち、ディファレンシャルが小さく、設定
温度に対して誤差の少ない正確な温度制御ができる。
また、絶縁突子を可動接点板に固定して、その一端を
バイメタル側に突出させるとともに、他端をブラケット
板に突出させたことにより、可動接点板とブラケット板
の接近を防止して、安全性の高いサーモスタットが提供
できるものである。
バイメタル側に突出させるとともに、他端をブラケット
板に突出させたことにより、可動接点板とブラケット板
の接近を防止して、安全性の高いサーモスタットが提供
できるものである。
第１図は本発明の一実施例を示したサーモスタットの側
面図、第２図は従来のサーモスタットを示した一部切欠
斜視図である。 １……ブラケット板、４……固定接点板、５……可動接
点板、６……開閉接点部、８……・バイメタル、９……
絶縁突子。
面図、第２図は従来のサーモスタットを示した一部切欠
斜視図である。 １……ブラケット板、４……固定接点板、５……可動接
点板、６……開閉接点部、８……・バイメタル、９……
絶縁突子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−69575（ＪＰ，Ａ) 実開 昭50−37059（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭35−28247（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭37−22618（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭38−20632（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭39−37206（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭42−1065（ＪＰ，Ｙ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) D06F 75/00 - 75/40 H01H 37/00 - 37/74
Claims (2)
- 【請求項１】固定接点板、可動接点板からなる開閉接点
部と、絶縁突子を介してこの開閉接点部を開閉する板状
のバイメタルと、一端に前記開閉接点部を軸着し、他端
には前記バイメタルを固定したブラケット板とを備え、
前記絶縁突子を可動接点板に固定したサーモスタット。 - 【請求項２】固定接点板、可動接点板からなる開閉接点
部と、絶縁突子を介してこの開閉接点部を開閉する板状
のバイメタルと、一端に前記開閉接点部を軸着し、他端
には前記バイメタルを固定したブラケット板とを備え、
前記絶縁突子を可動接点板に固定するとともに、この絶
縁突子の一端をバイメタル側に突出させ、かつ他端をブ
ラケット板側に突出させたサーモスタット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6469090A JP2827412B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | サーモスタット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6469090A JP2827412B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | サーモスタット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03266323A JPH03266323A (ja) | 1991-11-27 |
| JP2827412B2 true JP2827412B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=13265402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6469090A Expired - Lifetime JP2827412B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | サーモスタット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2827412B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-15 JP JP6469090A patent/JP2827412B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03266323A (ja) | 1991-11-27 |
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