JP2826882B2 - 受精能力についてヒト精液をテストするための方法およびキット - Google Patents

受精能力についてヒト精液をテストするための方法およびキット

Info

Publication number
JP2826882B2
JP2826882B2 JP5258290A JP5258290A JP2826882B2 JP 2826882 B2 JP2826882 B2 JP 2826882B2 JP 5258290 A JP5258290 A JP 5258290A JP 5258290 A JP5258290 A JP 5258290A JP 2826882 B2 JP2826882 B2 JP 2826882B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semen
dye
sperm
color
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5258290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03100465A (ja
Inventor
ロナルド、ジェームス、エリクソン
スコット、アラン、エリクソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ANDOROSUKOA CORP
Original Assignee
ANDOROSUKOA CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US07/404,467 external-priority patent/US5055411A/en
Application filed by ANDOROSUKOA CORP filed Critical ANDOROSUKOA CORP
Publication of JPH03100465A publication Critical patent/JPH03100465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2826882B2 publication Critical patent/JP2826882B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の背景 本発明は、ヒト男性精液の受精能力を試験するための
方法およびキットに関する。さらに詳しくは、本発明
は、試験管内において精液サンプル中の精子代謝のテス
トによってヒト男性精液の受精能力をテストする方法お
よびキットに関する。
一般に、精子の受精能力の評価を提供するテストは臨
床医によって注文される。これは臨床医のオフィスを訪
問し、臨床医の診療費および注文費用を払わなければな
らないので比較的費用のかかる操作である。もしその男
性が不妊症の治療を受けているのであれば、試験のため
臨床医のオフィスをしばしば訪問するのはさらに費用が
かかり、その上不便である。加えて、治療を求める客観
的根拠を持っていないため、臨床医に治療を求めるのを
ためらう人も多い。もし個人が自宅で彼の精子の受精能
力を客観的に少なくとも予備的に評価することができる
ならば、現在のテスト方法に関連する欠点の多くを避け
ることができる。自己テストの提供も重要であるが、テ
ストが比較的安価な、容易に入手可能な設備を使用して
実施できる精子サンプルの試験室テストのための一層便
利なアプローチを提供することも有用である。
精子カウントと精子運動性が一次的因子である慣用の
精子分析においては、不妊症には常に伴う運動する精子
の不存在の場合を除いては、受精能力を不妊から区別す
る厳格なしきい値レベルは存在しない。1mlあたり2000
万またはそれ以上の精子カウントが一般に受精範囲内で
あると考えられ、他方これより低いカウントは低受精性
と考えられる。しかしながら一部の検査所および臨床医
は受精しきい値として精子3000万mlまたは4000万/mlの
割合を使用しているように、これはいくらかの不一致が
ある。精子2000万/ml以下のカウントを有する男性の20
%が子供の父となり、そして正常精子カウントを有する
男性の15%もの多くが受精を妨害する他の理由による精
子機能障害のいくらかの程度を有することが観察されて
いるから、これらの値は一定しない。正常精子カウント
または正常精子運動性を持っている精液標本はその人個
人の受精能力を不変的に確立しない。加えて、与えられ
たサンプル中の精子の40%ないし60%の間の範囲の推計
をもってしては、何が正常または受精可能と判定できる
精子運動性の下限であるかについて一致しない。要約す
るに、精子分析は男性患者を受精能力があるかそれとも
不妊症であるかを特徴化するに100%確実ではなく、こ
の特徴化の正確度は90%よりも低い。
ヒト男性受精能力の測定は射精液中の精子の集団的代
謝率であることが発見された。そのような測定は精子カ
ウントおよび精子運動性を考慮に入れ、理論的に卵子を
受精することができる総精子個数の比率を計算するため
のベースを提供する。
レザズリンそれにメチレンブルーはウシ精子サンプル
の受精能力をテストするために使用されているが、レザ
ズリンが受精能力についてヒト男性の精液サンプルのテ
ストに効果的に使用できるという示唆はなかった。これ
は、一般に雄ウシ精液はヒト精液よりもかなり高い精子
密度を有し、例えば受精可能ヒト男性については精子70
00万ないし1億/mlに対し、受精可能雄ウシについては
精子10億/mlのオーダーであるからである。また、雄ウ
シ精液についての研究は、主として家庭内テストを意図
するキットに使用するのに適さない、該染料がピンクま
たは無色になる度合いをテストしており、そして全部で
なくても大部分の雄ウシ射精液は受精可能であり、そし
てこのテストの目的は受精性と低受精性もしくは不妊症
射精液を区別しようと試みるのではなくて受精能力の程
度を測定することであった。ウシ精液分析にレザズリン
の使用は、R.E.Erb et al.,“Resazurin Reducing Time
as an Indicator of Bovine Semen Fertility Capacit
y",Journal of Dairy Science, p.853,1950年12月およ
びR.E.Erb et al.,“Modified Resazurin Reduction Te
st for Estimating Fertility Capacity of Bull Seme
n"同誌p.881,1952年に掲載されている。雄ウシ精液をテ
ストするためレザズリンの利用は、ミルクのテストにお
いて試薬としてレザズリンの使用にその起源を有する。
本発明の概要 本発明の目的は、別個に精子運動性および精子カウン
トの測定を必要としない、精子の受精能力を評価するた
めのキットを提供することである。他の目的は、そのよ
うな方法を家庭においてまたは実験室において実施する
方法を提供することである。
前記およびその他の目的に鑑み、本発明はその一具体
例において精液サンプルと混合した還元し得る染料がそ
の色が変化するように還元される程度を視覚的に観察す
ることにより、精液サンプル中の精子の受精能力を評価
する方法を提供する。精液サンプル中の精子の代謝プロ
セスへ一定時間露出した後染料が取る色または色相は、
次に精液サンプル中の精子の受精能力を視覚的に評価す
るため、カラーチャート上のカラースタンダードと合わ
される。
生存している精液サンプル中の精子の受精能力は、精
子カウントおよび精子運動性の両方の関数であり、その
両方が精液サンプル中の精子の総数の集団的代謝率に直
接関係している。従って精子の染料を還元する能力はヒ
ト男性精液の受精能力の測定である。
本発明の第2の具体例によれば、精液サンプルは還元
し得る染料と混合され、そして分光光度計で検査され
る。染料を還元するのに不十分なカウントおよび運動性
の精液サンプルは、染料を還元するのに十分なカウント
および運動性の精液サンプルとは異なる吸光度を持って
いる。代わりに色彩計を分光光度計の代わりに用いても
よい。
本発明の第3の具体例によれば、精液サンプルは染料
と混合した後螢光顕微鏡または螢光計により螢光につい
て検査される。もし染料が還元され、十分な精子カウン
トおよび運動性を指示すれば、実質的な螢光が発生する
か、または誘発することができる。もし染料の還元が発
生しないかまたは最小であって、低い精子カウントおよ
び運動性を指示するならば、螢光は存在しないかまたは
最小である。
方法面において、本発明は精液サンプルの測った量を
還元できる染料のあらかじめ定めた量と混合する方法に
関する。代謝している精子の存在下では、染料は当初の
色から第2の色へ変化することができる。精液サンプル
と混合する染料の量は、もし精液サンプルが潜在的に最
大に受精性であれば染料溶液/精液サンプル混合物に色
の状態に最大変化が得られ、そしてもし精液サンプルが
低いまたは皆無の潜在的受精性を持っていれば最小また
は皆無の色彩変化が得られるように、精液サンプルの容
積に対して調整される。この方法はさらに、染料/精液
サンプルを該染料と高度に受精性であることが既知の精
液サンプルとの対応する混合物によって色彩変化が実現
する温度および/または時間に維持することを含み、そ
してその後本発明の第1の具体例に従い、精液サンプル
と該染料の混合物の色を、該染料の同じ量と混合した時
高度に受精性であることが既知の精液サンプルによって
つくられる色に相当する少なくとも一種の色を含んでい
るカラーチャートと比較することを含む。本発明の第2
の具体例に従えば、混合物は吸光度を測定するため分光
光度計または色彩計で検査され、そして本発明の第3の
具体例によれば、混合物は螢光走査および顕微鏡または
螢光計で検査される。
キット面において、本発明は精液サンプルの受精能力
を測定するためのテストキットに関し、該テストキット
は、 精液サンプルの容積を決定するための目盛を有する、
精液サンプルを収容するための、採取手段つき容器と、 代謝している精子の存在下にある色の状態から他の色
の状態へ還元されることができる染料の測った量を分注
するための分注器具と、 染料と精液サンプルの混合物を上昇温度に維持するた
めの手段と、 該染料と、不妊症精子サンプルを含む既知の種々の精
子カウントおよび精子運動性の精液サンプルの対応する
混合物によって発現する色変化に対応する複数のカラー
サンプルを含んでいるカラーチャート とを含んでいる。
詳細な議論 本発明方法に使用する精液は、好ましくは新鮮な採取
射精液である。しかしながら室温、冷蔵庫温度または液
体窒素温度であれ、貯蔵後の精子の生存率の損失は良く
知られているため、この生存率の損失は、以後記載する
キットにおいて貯蔵したサンプルによって発現する色変
化に基いて該サンプルへ与えられた受精能力採点に適切
な調整を加えることによって処理することができる。
本発明による好ましい染料はレザズリン(ジアゾレゾ
ルシノールとしても知られる)であり、これは未還元状
態においてその水溶液に対し濃紫色、暗青色または黒色
を与える。本発明によるテストは、この染料の適切な量
と精液サンプルとをあらかじめ選定した比率で混合し、
混合物を精液が代謝する温度に放置し、精液の選定した
容積中の精子の集団代謝による染料還元の選定したレベ
ルを指示する少なくとも一つのカラーチップを有するカ
ラーチャート上のスタンダードと合わされる。
典型的には、カラーチャートは前記精液の選定した量
と混合した直後の、すなわち染料の還元前の出発染料の
色に対応する色のカラーチップを持っているであろう。
このカラーチップはチャート上に“不妊”カラーチップ
と同定される。すなわち、もし色変化が生起しなけれ
ば、染料の還元の測定可能量を得るのに必要な個数の代
謝している生存精子が精液中に存在しないことになる。
“受精”カラーチップと同定される第2のカラーチップ
は、典型的には運動性精子の最高数、すなわち集団代謝
率が最高である同じ容積の精液サンプルで達成可能であ
る最大色変化に相当する色を持っている。精液容積に対
する染料の比は、そのような精液サンプルで最大の色ま
たは色相変化が得られるように選定される。その色また
は色相が“受精”および“不妊”カラーチップの間の勾
配スタンダードを提供するための第1および第2のカラ
ーチップ間の中間である追加のカラーチップもカラーチ
ャート上に存在する。
代わりに、キットは最低に受精性の射精液、例えば運
動性精子約2000万/mlを含有するもので得られる色変化
に相当するたった一つのカラーチップを含むことができ
る。もしテスト射精液で得られた色変化がこの標準カラ
ーチップの色以下であれば、より精密な評価のため臨床
医との相談をこの指示は勧告することができ、そしてよ
り大きい色変化は受精能力ある射精液であると説明する
ことができる。
種々のカラーチップはまた、代謝率に加え、他の変動
要因、例えばもしサンプルが新鮮な射精液でなければ精
液サンプルの令、精液サンプルの貯蔵温度、テストが実
施される温度および/または時間、および染料のもっと
希薄溶液の使用による、または例えば生理食塩水による
射精液の希釈による、採取および測定を容易にするため
の射精液の希釈量に相関させることができる。これは潜
在的に高度に受精能力あることが既知の新鮮な精液サン
プルの精子カウントおよび運動性を測定し、そしてその
評価を前記変動因子をテスト方法へ導入してその精液サ
ンプルについて家庭内テストを実施した時に得られる色
変化に対応するカラーチップへ割当てることによって実
施される。
前述の配慮は、本発明を本発明方法を実施するための
新規なキットに従って慣用の遠心用チューブに匹敵する
プラスチック採取チューブが精液サンプルの採集のため
に用意される家庭内使用に特に適したものにする。採取
手段はその上に目盛、例えば精液標本の容積を指示する
数字でマークした試験管壁上の何本かの線を有する。該
キットは精液含有採取手段中へ染料の測った量を分注す
るための手段、例えば精液によって還元される染料の標
準溶液をその中へ貯えたピペットをさらに含んでいる。
染料のあらかじめ定めた量が例えばピペットから採集チ
ューブ中へ一時に一滴づつ精液サンプル中へ分注され、
それとよく混合され、分注される量は採集チューブ中の
精液の容積に基づいたあらかじめ定めた量である。例え
ば、染料溶液は採集チューブを振とうすることによって
精液と混合される。その後採集チューブはあらかじめ選
定された温度、例えば水浴中あらかじめ選定された温度
に完全に受精能力ある精液サンプルが染料の最大還元を
達成するのに十分な時間維持される。好ましい具体例に
おいては、水浴は室温以上へ上昇させた当初温度(30〜
50℃,好ましくは約46〜48℃)を有する。便利には、水
浴は飲用コップ中に維持され、キットと共に供給される
断熱スリーブによって絶縁される。家庭内検査に特に適
した本発明の第1の具体例によれば、採集チューブを最
高に染料を還元するのに十分なあらかじめ定めた時間
(一具体例によれば48℃において約1時間)水浴中に維
持した後、試験管を水浴から出し、カラーチップと比較
のためカラーチャートへ近付ける。カラーチャートは精
液サンプル中の精子の代謝に染料の還元度によって生じ
た染料を含んでいる精液サンプルの色彩または色相の期
待される変化に応じて等級化されたカラーチップの配列
を有する。該カラーチップ列の一端にあるカラーチップ
は、精液サンプルの最低可能な受精能力の精液サンプル
を指示する色を有し、列の他端にあるカラーチップは最
高可能な受精能力の精液サンプルを指示する色を有す
る。チップは好ましくは精液サンプルが色彩比較をする
時常に同じ白色背景に対向して合わされるように白色背
景上にある。
試験室および診療所に対して特に関心のある本発明の
第2の具体例によれば、混合物は染料が十分な精子カウ
ントおよび運動性を示すように代謝されたかどうかを決
定するため分光分析によって検査される。再び試験室お
よび診療所に対し特に関心ある本発明の第3の具体例に
よれば、混合物はサンプル中の精子の代謝従って精子カ
ウントおよび運動性の指示である螢光の程度を測定する
ため、染料還元の間螢光顕微鏡によってモニターされ
る。
レザズリンが好ましい染料である。酢酸レザズリンお
よびメチレンブルーが代謝試薬である。精液サンプル中
の生存精子に対して無毒性でそして生存し代謝している
精子の存在下異なる色または色相例えば無色へ還元され
る任意の他の染料も使用することができる。本発明の好
ましい一具体例によれば、染料溶液は、レザズリン結晶
を水、例えば生理食塩水(0.9%)中にその部分標本を
正常な射精液と混合した時高度に着色した溶液を与え、
そしてもし射精液が潜在的に受精可能であれば放置する
時その色の有意量を失うかまたは、色相が有意義に変化
する濃度に、例えば50mg/100mlに溶解することによって
つくられる。テストを実施する時、50mg/100mlの1滴
(0.05ml)が典型的には精液1ml当り混合される。
図面の簡単な説明 本発明の種々の他の目的、特徴および利益は、添付図
面を参照して考慮した時より良く理解され、完全に認識
されるであろう。
第1図は、本発明方法を実施するための新規なキット
の一部分をなす漏斗、採集チューブ、チューブキャップ
および採集チューブホルダーの斜視図である。
第2図は、水道水浴を収容するための飲用コップの斜
視図であり、コップは断熱ジャケット中に収容され、そ
して本発明によるキットの一部を形成するその中へ挿入
された温度計を持っている。
第3図は、本発明のキットと共に供給されるピペット
の斜視図であり、ピペットは精子の代謝によって還元さ
れ、そしてピペットから採集チューブ中へ分配される染
料を収容している。
第4図は、振とう下にある採集チューブの斜視図であ
る。
第5図は、第2図の水浴中に浮いている採集チューブ
の側面図である。
第6図は、採集チューブが水浴から取出された後白熱
灯の存在下カラーチャートと比較されている精液/染料
混合物の斜視図である。
第7図は、染料が精液サンプル中の精子によって還元
された程度を決定するためクベット中の精液染料混合物
が分光光度計、色彩計または螢光計のような機器によっ
て検査されている本発明の代替具体例の概略図である。
第8図は、螢光顕微鏡で検査されている精液サンプル
/染料混合物を示す本発明の追加の具体例の斜視図であ
る。
詳細な説明 本発明の方法に従えば、レザズリン(ジアゾレゾルシ
ノール)水溶液が典型的には1回の射精液の全部である
精液サンプル中の代謝している精子によって部分的にま
たは完全に還元される。精液サンプル中の精子の集団的
代謝率は精液サンプルの受精能力の測定である。レザズ
リンの溶液は代謝している精子の存在下変色する。これ
らの変色は例えばチャート上の標準カラーチップうのよ
うな標準カラーサンプルと比較する時容易に見えるよう
に適切な濃度の水溶液中で十分に目立つ。従ってそのよ
うな色変化は精液サンプルの受精能力に向けられた測定
である。
本方法の好ましい具体例によれば、レザズリン溶液は
レザズリン結晶を生理食塩水(0.9%)中に便利な濃
度、例えば生理食塩水100ml中レザズリン50mgに溶解す
ることによって調製される。これは当初濃い青色または
殆ど黒色の試薬染料溶液を生成する。この試薬染料は精
液サンプルと精液約1ml当り染料溶液1滴(0.05ml)の
比で混合する時、精液サンプルは青色または紫色にな
る。もっと薄いレザズリン溶液は対応してより劇的でな
い色変化を与えるが、これは評価が一層困難であり、そ
してもっと濃い溶液は染料対精液の所望比を維持するの
に問題がある。48℃において選定した時間、例えば1時
間の間に、もしその中の精子がサンプル中の染料を有意
な程度に還元するのに十分な程多数でそして運動性であ
れば、サンプルはより赤味を帯びた色に変化する。サン
プルの色変化の程度はサンプル中の精子の集団的代謝率
の結果レザズリンが還元される程度の指示であり、そし
てその当初の青または紫色からの僅かの変化からピンク
までのどこかの範囲内であろう。
本発明の方法を実施するために使用される新規なキッ
トは、精子がレザズリンのような選定された試薬染料を
還元する能力と、そしてプロセスにおいて、試薬染料の
色の変化を効果に依存する。この色変化は精子カウント
および運動性の両方の関数であり、この両方は受精能力
に関係するため、このテスト方法は該精子を含んでいる
精液サンプルの潜在的受精能力の評価を提供する。しか
しながら妊娠はしばしば低い精子カウントおよび貧弱な
精子運動性でも起こり得るため、精子の特徴と受精能力
との相関性は絶対ではないことに留意しなければならな
い。さらに正常な精子標本を持っている一部の男性は彼
らのパートナーと妊娠に達することができない。100%
正確な精子の潜在的受精能力のテストは知られていない
が、一回の射精液中の全精子の集団的代謝率の測定はヒ
ト男性ドナーの潜在的受精能力の最も正確な基準である
と信じられる。
男性不妊症に常に関連する運動性精子の完全不存在を
除いて、本発明に従った家庭用テストキットに対する精
子カウントおよび精子運動性に基づく精子分析の価値
は、受精性と不妊性とを分けるきまったしきい数値がな
いため正確性がないことで比較される。1mlあたり2000
万またはそれ以上の精子カウントが一般に受精範囲であ
ると考えられ、他方これより低いカウントは低受精性と
考えられる。しかしながらこれにはいくらかの不一致が
あり、一部の検査所および臨床医は受精能力決定に1ml
あたり精子4000万のレベルを使用する。しかしながら1m
lあたり精子2000万以下の精子カウントを有するヒト男
性の20%は子供の父となり、そして正常精子カウントを
有する男性の15%もの多くが受精を妨害する他の理由に
よる精子機能障害のいくらかの程度を有することが発見
されている。同様に、正常な運動性以下の精子標本は不
妊症と不変的に関連するものではない。また40%ないし
60%の範囲の推計をもってしては、正常と考えられる精
子運動性の下限を構成するものについても不一致があ
る。それ故ヒト男性受精能力を評価するための現行の標
準は100%正確ではなく、そしてあらゆる可能性におい
てヒト男性を受精可能または不能にカテゴリー化するの
に90%未満しか正確でない。加えて研究室精子分析にお
いては偽の陽性および偽の陰性結果もまれではない。本
発明に従った家庭内テスト方法およびキットは慣用の精
子分析につきものの不正確性の一部を反映し得るが、そ
れはキットは集団的精子代謝を測定する点において実験
室によって一般に行われる精子分析よりも正確である。
従って、本発明に従って実施した家庭内テストの結果
と、慣用の実験室精子分析の結果の間の食い違いは家庭
内テストが誤りであることを必ずしも意味しない。ヒト
男性受精能力のためのもっと精密なテストが存在しない
ため、標準的実験室精子分析が本発明による家庭用キッ
トに現在利用し得る唯一の標準比較である。
この家庭用キットの主要利益は、潜在的受精能力の低
い評価を有する男性が医学的注意を求めることを奨励す
ることであり、他方潜在的受精能力の高い評価を有する
男性はどこかほかに受精能力の欠陥が存在し得るとの指
示を持つであろう。一般にテストキットが受精能力の高
い評価を指示する状況においては、カップルは彼らの受
精能力に関する医学的アドバイスを求める前に4月の間
妊娠するように務めることをアドバイスされるであろ
う。
本発明に従ったテストキットの使用には多数の利点が
存在し、その一つは個人がその家庭内でプライバシーを
保って彼の精子標本の潜在的受精能力を評価できること
である。他の利点は不妊症の治療を受けている男性がそ
の治療が有利かどうかを決定するため精子代謝の変化を
モニターするため家庭用テストキットを利用できること
である。他の利益は評価が新鮮な精液サンプルについて
いつも実施でき、そして精子が実験室への途上で遭遇し
得る冷たい温度へ露出されないことである。他の利益
は、家庭用テストキットは、それを利用する個人にとっ
ては彼の精子を実験室で分析させるよりも費用がかから
ない点においてヒト男性受精能力評価のコストを下げる
ことである。このテストキットは慣用の精子分析を実施
する設備を持っている検査所へ容易なアクセスを持たな
いまたはそれを利用することを選択しない医師によって
も使用できる。このテストキットは貯蔵した、例えば液
体窒素冷凍精子の受精能力を評価するためにも使用でき
る。
本発明に従ったテストキットおよび本発明方法を実施
するためのその使用をさらに詳しく検討すると、キット
は箱の中に包装できる比較的簡単な部品の複数を含んで
いることが見られる。部品は採集チューブ10,漏斗11,キ
ャップ12,試験管10のための支持体13,飲用コップ16(キ
ット中には供給されない)のための断熱ジャケット14,
精液サンプル中の精子によって還元すべき染料を入れた
ピペット17,使い捨て温度計18,そして試験官内のサンプ
ルが普通の白熱ランプ21からの光の存在下それと比較さ
れるカラーチャート19よりなる。
彼の受精能力をテストしようと欲する人は以下の操作
に従って前記のキットの部品を使用する。少なくとも72
時間射精から禁欲した後、チューブ内の射精液を案内す
るためそのねじつきマウスへねじ込まれた漏斗11を用い
て射精液をチューブ10中へ収集する。収集の便利性を増
すため、漏斗11の軸はチューブ10の軸に対して45℃の角
度にある。漏斗11のついたチューブ10はチューブ10を例
えば紙箱でよい支持体13中の穴23へ差込むことによって
垂直に支持され、そして漏斗11中の精液がチューブ10中
へ流下するのを許容するため室温で20分間その位置に保
たれる。精液の全部がチューブ10へ流下する必要はな
く、少量は漏斗11中に残ってもよい。
精液の実質的部分がチューブ10中へ流下した後、漏斗
11は除去され、捨てられる。チューブ10は数字で支持さ
れたミリリットルまたは流体オンスの分数を表わすその
側面に記入された目盛または線を持っている。チューブ
10中の精液サンプルのレベルはその表面に最も近い試験
管上の線と比較される。これはチューブ10中の標本の容
積を指示し、精液サンプル容積を推計する。精液サンプ
ルの容積を指示するチューブ10上の数字は精液サンプル
中へピペット17から分注すべき染料溶液の滴数を決定す
る。
染料溶液を収容しているピペット17は好ましくは慣用
のプラスチック包装フィルム内に包装され、そしてその
中にシールされた染料溶液を有する。染料溶液を分注す
るため、ピペット17の小直径端24がはさみで切り取ら
れ、染料溶液の2滴がピペットのチューブ状部分26から
空気を追出すためにピペット17から押出され、例えばト
イレに捨てられる。次にピペットはチューブ10の頂部と
整列され、そして精液サンプルの頂部が最も近い整列す
る目盛と並んだ数字に対応する滴数を分注するようにゆ
っくり圧縮される。例えば、もし精液のレベルが数字2
へ上昇すれば、その時50mg/ml染料溶液の2滴がピペッ
ト17から分注され、もし試験官10内のレベルが数字3へ
上昇すれば、その時染料溶液3滴がピペットから分注さ
れる。もしもっと薄い染料溶液が採用されるならば、染
料溶液の適切にもっと多い滴数が分注される。次に試験
管を閉鎖するためキャップ12が試験管10にかぶされる。
このテストの実施において続ける次の操作は、標準的
8オンス飲用コップ16を断熱ジャケット14中へ挿入する
ことである。キットに提供される断熱ジャケット14はコ
ップ16の円筒形表面を囲み、そしてコップの底の下に横
たわる寸法のものである。水欲はコップを熱いしかし沸
とうしていない水道水で3分の2満たすことによって準
備される。次にプラスチック条片温度計18がすべての数
字が沈むように水中へ挿入される。プラスチック条片温
度計は好ましくは慣用の使い捨て温度計であり、そして
水浴の温度に相当する数字の直上に出現する緑色の円に
よって温度を指示する。染料がレザズリンである本発明
によれば、水浴の当初温度は約46ないし48℃でなければ
ならない。もし緑色の円が50℃以上であれば、コップ中
の水の一部を捨てた後適量の冷水を追加しなければなら
ない。正確な温度、すなわち本発明に使用する好ましい
染料に従って46〜48℃に達した時、条片温度計18は浴か
ら取出され、捨てられる。
第4図に見られるように、キャップ12をかぶせたチュ
ーブ10は精液と染料溶液をよく混合するために3回ない
し4回振ることによってかきまぜられる。もし使用した
染料溶液が以前に記載した50mg/100mlレザズリン溶液で
あれば、標本は混合後濃青色または濃紫色になるであろ
う。
第5図に見られるように、チューブ10は次に試験官の
キャップ端を上にして水浴中に入れられる。チューブ10
はその上部がコップの縁によりかかって部分的に浮くで
あろう。次にテストを実施する人はチューブ10を浴に入
れた時刻を記入し、そしてチューブを浴内に1時間放置
する。この間チューブ10は浴内にあり、そしてコップ14
は浴を例えば約34℃以下へ過剰に冷却し得る開いた窓ま
たはエアコンデショナーから離れた平らな表面上に保持
される。またサンプルを50℃以上に熱し得る何物からも
サンプルを離すことの注意を含むのが好ましい。非常に
冷たい室内では、テスト混合物が冷え過ぎないことを確
実にするため1時間の保持期間水をもっと熱い水で取り
換えることが必要かも知れない。
1時間経過後、試験官10は浴から取出され、2回ない
し3回振られる。試験結果は、試験管10の標本の色を、
カラーチャートとおよび試験管を日光または慣用の白熱
ランプ21からの光を浴びせながらカラーチャート19上の
種々の色と比較することによって決定される。螢光灯は
チャートおよび標本から反射した色を歪曲するので普通
使用できない。カラーチャート19は白色の背景32上の一
縁に隣接して配置した複数のカラーチップ31a〜31kを有
する。カラーチャート19は好ましくはマイナス符号また
は“陰性”の表示で指示された低い受精能力区域33と、
そしてプラス符号または“陽性”の表示で指示された高
い受精能力区域とに分けられる。試験管10は透明のた
め、精液/染料混合物の色はカラーチャート19の白い背
景に対して見ることができ、そして濃紫色から明るいピ
ンクまでの範囲の種々のチップ31a〜31kと比較される。
精子の潜在的受精能力に関する評価において、精液/染
料混合物の色と最も密接に合うカラーチップ31a〜31k中
のチップがそのサンプルの精子代謝の指示である。もし
カラーチップ31a〜31k中の合ったチップが陽性域36内で
あれば、対象者は精液サンプルを採取した時彼の潜在的
受精能力は高いことを知り、一方もしそのチップが低い
域33内であれば、対象者は彼の精液を採取した時彼の潜
在的受精能力は低いことを知る。色の無変化は不妊症の
強い指示である。
精液サンプルを受精能力について検査する代替方法を
概略的に図示する第7図を参照すると、第6図に示した
ように視覚的に検査する代わりに、精液サンプルは分光
光度計、色彩計または螢光計のような装置40によって検
査される。装置に容易に挿入できるクベットの形の適当
な試験官10の使用により、精液サンプルが卵子を受精で
きるかどうかに関して自動的に決定することができる。
装置40が分光光度計であると仮定すると、蒸留水中に
希釈または希釈しない精液サンプルは分光光度計クベッ
ト10内に入れられる。本発明の目的を達成できる分光光
度計の実例は、パーキンエルマー、ラムダIII UV/VIS分
光光度計であり、これは自動的に較正され、そしてクベ
ット中の標本を個別的に読む。不妊症を指示する陰性精
液サンプルは波長600nmにおいて最大吸光度を与える。
陰性の読みにおいては、精液サンプルの当初および最終
色は暗青色である。陽性精液サンプルは暗青色の当初の
色を持っているが、しかし赤味がかったピンクへ変化
し、そしてベースライン吸光度を与えるに過ぎない。装
置40は分光光度計または均等の色彩計のどちらでもよ
い。これら機器は同じ結果を与えるように同じ物理的原
理で作動し、互換性があるからである。
もし装置40がデジタル螢光計ターナーモデル112およ
び450のような螢光計であれば、螢光の定量分析は暗青
色であるレザズリンが細胞代謝によってピンク色のレゾ
ルフィンへ還元される化学反応の間に実施される。
第8図を参照すると、精液サンプルが第6図に図示す
るように視覚的に分析される代わりに螢光顕微鏡48によ
って分析される、本発明の追加の具体例が示されてい
る。このアプローチでは、精液サンプルの一部分が顕微
鏡スライド46上に置かれ、カバー片47でカバーされ、そ
して例えば標準的ツアイス螢光顕微鏡でよい螢光顕微鏡
48を通して観察される。もし精液サンプルが受精能力に
関して陽性であれば、もしローダミンのような螢光染色
のためのフィルターを使用した時は赤に見えるであろ
う。フルオレインのためのフィルターを使用した時は、
暗い背景のみが見える。フルオレセインはローダミンと
は異なる波長で螢光を発する他の螢光染色剤である。も
し精液サンプル中の精子の個数および運動性が染料を還
元するのに十分な程高くなければ、観察下にあるサンプ
ルをローダミンのためのフィルターまたはフルオレセイ
ンのためのフィルターを通して見る時螢光がないであろ
う。
以上の説明から、当業者は本発明の本質的特徴を容易
に確かめることができ、そしてその精神および範囲を逸
脱することなく種々の用途および条件に適応させるため
本発明の種々の変更および修飾をなすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するためのキットの斜視図、
第2図は断熱用ジャケット内に収容したコップと温度計
の斜視図、第3図はピペットと試験官の斜視図、第4図
は本発明方法の振とう操作を示す図、第5図は水浴中の
試験管の側面図、第6図は精液/染料混合物の色をカラ
ーチャートと比較している斜視図、第7図は精液/染料
混合物を収容したクベットと測定機器の斜視図、第8図
は検体を螢光顕微鏡で検査している斜視図である。 10は試験官、11は漏斗、12はキャップ、13は支持体、14
は断熱ジャケット、16はコップ、18は温度計、17はピペ
ット、19はカラーチャート、40は測定機器、48は螢光顕
微鏡である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 33/50 BIOSYS

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒト精液のサンプルをカテゴリー化するこ
    とによりその潜在的受精能力を評価する方法であって、 精液サンプルの測った容積を、代謝している精子の存在
    下当初の着色したまたは着色していない状態から第2の
    着色していないまたは着色した状態へ還元されることが
    できる染料のあらかじめ定められた量と、もし精液サン
    プルが最高に受精可能であれば色の状態の最大変化が染
    料/精液サンプル混合物中に得られるように精液サンプ
    ルと混合される染料の量を精液サンプルの容積に応じて
    調整して混合するステップと、 染料/精液サンプル混合物をあらかじめ定めた当初温度
    においてそして該染料と受精可能であることが既知の精
    液サンプルとの対応する混合物において測定可能な色変
    化が発現するあらかじめ定めた時間維持するステップ
    と、 その後染料/精液サンプル混合物の色を、染料の同じ量
    を同じ条件下で混合した時受精可能であることが既知の
    精液によって生ずる色変化に対応する少なくとも1種の
    色を含むカラーチャートと比較するステップ を含むことを特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】精子サンプルの容積を決定する目盛を備え
    た精液サンプルを収容するための採集手段つき容器と、 代謝している精子の存在下当初の着色状態から他の着色
    状態へ還元されることができる染料の測った量を分注す
    るための分注器具と染料と精液の混合物を上昇温度に維
    持するための手段と、 前記染料と、不妊症精子サンプルを含む、mlあたり既知
    の種々の運動性精子個数の精液サンプルの対応する混合
    物に発現する色変化に対応する複数のカラーサンプルよ
    りなるカラーチャート を備えていることを特徴とする精液サンプルの受精能力
    を決定するためのテストキット。
JP5258290A 1989-09-08 1990-03-02 受精能力についてヒト精液をテストするための方法およびキット Expired - Lifetime JP2826882B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US404,467 1989-09-08
US07/404,467 US5055411A (en) 1988-09-09 1989-09-08 Methods used in testing human males for fertility

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03100465A JPH03100465A (ja) 1991-04-25
JP2826882B2 true JP2826882B2 (ja) 1998-11-18

Family

ID=23599717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5258290A Expired - Lifetime JP2826882B2 (ja) 1989-09-08 1990-03-02 受精能力についてヒト精液をテストするための方法およびキット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2826882B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100949923B1 (ko) 2008-04-21 2010-03-30 중앙대학교 산학협력단 번식능력이 불량한 수퇘지 선별법

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE455291T1 (de) * 2004-03-29 2010-01-15 Inguran Llc Verwendung einer oxidations-/reduktionsreaktionen intrazellulär und/oder extrazellulär regulierenden zusammensetzung in einem anfärbe- oder sortierungsverfahren für spermatozoen
JP5417262B2 (ja) * 2010-06-08 2014-02-12 株式会社エスアールエル 検体認識装置
WO2018132838A2 (en) * 2017-01-15 2018-07-19 Arex Life Sciences Methods for improving fertility in artificial insemination

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100949923B1 (ko) 2008-04-21 2010-03-30 중앙대학교 산학협력단 번식능력이 불량한 수퇘지 선별법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03100465A (ja) 1991-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5068089A (en) Kit for testing human males for fertility
CA1333557C (en) Method of and kit used in testing human males for fertility
Woodman Food Analysis: Typical Methods and the Interpretation of Results
US4125372A (en) Method and device for testing liquids
Comhaire et al. Human semen analysis
Dahlke et al. Identification of semen in 500 patients seen because of rape
Dubin Assessment of fetal lung maturity: practice parameter
JP2826882B2 (ja) 受精能力についてヒト精液をテストするための方法およびキット
US5753451A (en) Process for determining specific gravity of adulterants in urine employing an automatic analyzer
US6689617B1 (en) Agent for detecting malondialdehyde, method of making the same, and test kit for use thereof
Panko et al. Lack of correlation of a histochemical method for estrogen receptor analysis with the biochemical assay results
CZ2001921A3 (cs) Zařízení ke sledování ženské plodnosti pozorováním fyzikálních změn v tělních tekutinách
Wang et al. Resazurin reduction assay for ram sperm metabolic activity measured by spectrophotometry
RU2362167C1 (ru) Способ диагностики мужского бесплодия
US5801060A (en) Method of using automated analyzer testing of urine for presence of a pH abnormality with single reagent indicator
US6051393A (en) Method of detecting malignant and pre-malignant conditions of the cervix, and test kits therefor
JP4583685B2 (ja) 哺乳動物の、特にヒトの受精能を測定する方法
Liu et al. Prediction of fetal lung maturity from near‐infrared spectra of amniotic fluid
RU2726207C1 (ru) Способ комбинированного измерения концентрации пероксидазо-положительных клеток (нейтрофильных гранулоцитов) и сперматозоидов в эякуляте человека с использованием вариаций на основе цитохимического окрашивания
CN107315092A (zh) 一种快速评估睾丸生精功能的免疫荧光染色法及其试剂盒
Free et al. Studies with a simple test for the detection of occult blood in urine
Woodman Food analysis: typical methods and the interpretation of results
Chapman et al. Current methods for evaluating fetal lung maturity
Hilson A disposable counting chamber for urinary cytology
Foster The early history of clinical pathology in Great Britain