JP2824204B2 - 紙巻たばこ、刻みたばこの供給方法及びその装置 - Google Patents

紙巻たばこ、刻みたばこの供給方法及びその装置

Info

Publication number
JP2824204B2
JP2824204B2 JP6057710A JP5771094A JP2824204B2 JP 2824204 B2 JP2824204 B2 JP 2824204B2 JP 6057710 A JP6057710 A JP 6057710A JP 5771094 A JP5771094 A JP 5771094A JP 2824204 B2 JP2824204 B2 JP 2824204B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
tobacco
cut
cigarette
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6057710A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06335375A (ja
Inventor
裕 奥本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Priority to JP6057710A priority Critical patent/JP2824204B2/ja
Priority to CA002123974A priority patent/CA2123974C/en
Priority to CA002181384A priority patent/CA2181384C/en
Priority to US08/246,712 priority patent/US5497794A/en
Priority to EP94303648A priority patent/EP0674848B1/en
Priority to CN94106244A priority patent/CN1042094C/zh
Publication of JPH06335375A publication Critical patent/JPH06335375A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2824204B2 publication Critical patent/JP2824204B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙巻たばこ及びその
製造に係わり、特に、外観維持性能に優れた紙巻たば
こ、並びに、この種の紙巻たばこの製造に供されるたば
こ製造機の刻みたばこの供給方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】紙巻たばこは、その品質上、喫味に優れ
ていることが最重要であるが、その他の品質項目も重要
で、例えば、外観が美しいことが望ましい。また、紙巻
たばこを廉価に供給することが望まれる。そして、紙巻
たばこの高品質化と製造コスト低減と云う相反する要求
を満たすべく、従来、種々のたばこ製造技術が創案され
実用に供されている。
【0003】即ち、刻みたばこの製造に関連して例示す
れば、米国特許第3,524,452号には、たばこの
含有水分を調整すると共に不活性有機液でたばこを湿潤
し、加熱したガス流にたばこ流を接触させた後に有機液
を迅速に蒸発させ、これにより、刻みたばこを膨張させ
る「たばこの填充効果の増大方法」が開示されている。
この方法によれば、刻みたばこの使用量を低減した場合
にも、巻紙に張りのある紙巻たばこが得られる。
【0004】また、葉たばこの葉肉部から分離した中骨
部(葉脈、支骨など)に加水したものを圧展、裁刻して
中骨刻を得、この中骨刻と葉肉刻との混合物を刻みたば
ことして使用することにより、葉たばこを有効利用する
ことが知られている(特公昭46−8440号公報など
を参照)。たばこ製造機に関しても種々の改良がなされ
ている。一般に、改良型のたばこ製造機は、巻管セクシ
ョンを一方向に走行する巻紙上にたばこの刻みを供給
し、巻紙が刻みとともに巻管セクションを通過する過程
にて、刻みを巻紙より包み込みがら、たばこロッドに成
形し、この後、このたばこロッドを所定の長さ毎に切断
して個々の紙巻たばこを製造するものとなっている。
【0005】このような製造装置によれば、紙巻たばこ
の製造速度を高速化して、その生産性の向上および製造
コストの低減を図ることができるが、この種の製造装置
において、たばこロッドの成形を可能とするには、先ず
第1に、巻紙上に刻みを安定して供給する必要がある。
それ故、従来から、刻みの供給装置には種々のものが知
られており、その一例として、特公昭40−14560
号公報に開示されたものがある。
【0006】この公知の供給装置は、吸引搬送手段とし
て、チムニの上部に配置された無端状のサクションバン
ドいわゆるたばこバンドを備えており、このたばこバン
ドはその一面に吸引面を有し、この吸引面にチムニ内を
空気流とともに上昇するたばこの刻みを吸着するものと
なっており、これにより、たばこバンドの吸引面には所
定の厚みを有した刻み層が形成されることになる。
【0007】詳しくは、図1に示すように、刻みたばこ
KTは、空気流の中で種々の姿勢をとりつつ、矢印Cで
示す方向に空気流と共に、たばこバンド1に向かって移
動する。次に、図2に示すように、矢印Dで示す方向に
走行するたばこバンド1に対して刻みたばこ軸心が直交
するような姿勢で風送されてきた刻みたばこKTは、そ
の一端がたばこバンド1に先ず吸着され、その後、図3
に示すように、その全体が吸着されるに至る。また、軸
心がたばこバンド1と平行であるような姿勢で風送され
てきた刻みたばこKTは、その全体が、略同時にたばこ
バンド1に吸着されることになる(図2)。
【0008】従って、このようなたばこバンドが一方向
に走行されると、たばこバンドの吸引面に多数の刻みた
ばこKTからなる刻み層を形成しながら、この刻み層を
その走行とともに巻紙に向けて搬送でき、そして、その
吸着を解除することで、たばこバンドから巻紙上への連
続した刻みの供給が可能となる。ところで、上述した供
給装置にあっては、図4に示されているように、たばこ
バンド1に吸着される刻みKTは必然的に層状をなし、
この後、刻み層KLがたばこバンド1から巻紙2上に供
給された後にあっても、図5に示す如く、この巻紙2上
の刻みKTは層状に維持される。従って、巻紙2が刻み
KTとともに巻管セクションを通過する際、先ず、図6
に示されるように巻紙2がU字形に曲成された後、片方
ずつの側縁が順次円弧形に曲成され、この結果、たばこ
ロッドが成形されても、このたばこロッド、すなわち、
図7に示す個々の紙巻たばこ内の刻みKTは殆ど層状の
ままに維持される。なお、図7において、紙巻たばこは
フィルタ付シガレットとして示されており、巻紙2の糊
付け部分つまりラップ部分は参照符号3で示されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した紙巻たばこの
製造工程から明らかなように、紙巻たばこ内の刻みKT
は層状となるが、個々の刻みKTでみた場合、これら刻
みKTの大部分は、方向性をもって層状となっている。
この点に関して詳述すると、刻みKTは主として、たば
この葉を裁断して得られるものであることから、これら
刻みKTは図9に誇張して示すように長さLの一対の長
辺Kleと、長さSの一対の短辺Kseとを有するような短
冊状をなしている。そして、このような短冊状の刻みK
Tは、その大部分がたばこバンド1の走行方向に対し、
その長辺Kleが沿うようにして、たばこバンド1に吸着
される傾向があり、それ故、図4乃至図8にそれぞれ示
されているように、たばこバンド1、巻紙2及び紙巻た
ばこの横断面でみたとき、この横断面に対し、個々の刻
みKTの大部分はその短辺Kse側が平行となり且つその
長辺Kle側が直交するような形態で層状となっている。
【0010】つまり、紙巻たばこ内の個々の刻みKTの
大部分は、図8に示されているようにラップ部分3に対
し、その短辺Kseが平行になるようにして充填されるこ
とになる。上述のように、刻みKTの大部分はその長辺
Kleがたばこバンド1の走行方向に沿うような姿勢でた
ばこバンド1に吸着されるが、空気流と共にたばこバン
ド1側へ移動する間に刻みKTが種々の姿勢をとり得る
ことから、全ての刻みKTの長辺Kleがたばこバンド1
の走行方向に平行になるとは限らない。しかしながら、
上述の刻み供給及びたばこロッド成形が行われる場合、
刻みKTは、少なくとも、その葉面KFが紙巻たばこ軸心
に沿って延在するように配列されることになる(図10
参照)。
【0011】ここで、個々の刻みKTに関し、その長辺
Kle及び短辺Kseの裁断縁に外力が加わる場合と、その
表裏の葉面KF(図9参照)に外力が加わる場合とで
は、その弾力性に相違を生じる。このため、紙巻たばこ
内の刻みKTが上述した如く層状をなしていると、すな
わち、刻みKTの葉面KFが紙巻たばこ軸心に沿って延在
するように刻みKTが配列されていると、図8において
A−A方向からの外力に対しては、大部分の刻みKTは
その葉面を外力の作用方向に重ね合せるような層状とな
るから、外力を葉面で受けることとなって、紙巻たばこ
は変形し易く、逆に、B−B方向からの外力に対して
は、大部分の刻みKTはその葉面が平行となるから、そ
の外力を裁断縁で受けることとなって、紙巻たばこは変
形し難くなる。
【0012】上述のようにA−A方向に比べてB−B方
向の硬さが硬い紙巻たばこは、その周方向でみて、その
硬度にむらが存在することになる。この場合、紙巻たば
こは変形し易くなる。すなわち、喫煙者が紙巻たばこを
指で挟んだとき、図11に示すように、この挟持力が刻
みKTの葉面に加わると、巻紙2に皺が生じて紙巻たば
この外観が損なわれる。また、紙巻たばこの軸心方向に
作用する衝撃が紙巻たばこに加わると、その先端の刻み
たばこが内方へ陥没し、外観を損ねる。
【0013】紙巻たばこの外観を良好に維持するには、
紙巻たばこ自体の外観保持能力を向上させるべく、紙巻
たばこの硬さを適度に硬くすれば良い。また、一般に、
刻みたばこの填充密度を大きなものにすればするほど、
紙巻たばこの硬さは硬くなる。従って、填充刻み密度を
調整することにより、適度な硬さを有し外観保持性能の
良い紙巻たばこを製造することは可能ではある。しか
し、実際には、いかに高品質の紙巻たばこでもあって
も、これを廉価に提供することが必要であるとの観点か
ら云えば、刻みたばこが高価であることからして、填充
刻み密度を相当程度増大させることはコスト高になり、
実際的ではない。
【0014】この発明は、上述した事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、紙巻たばこ及び
その製造に関し、紙巻たばこ1本当たりに刻みKTの充
填量を節減可能としつつ硬度の増大により外観保持性能
を向上可能な紙巻たばこ、並びに、この種の紙巻たばこ
の製造に供されるたばこ製造機の刻みたばこの供給方法
及びその装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の紙巻たばこ
は、刻みたばこの大部分の葉面が紙巻たばこの長手方向
軸心に直交するように刻みたばこを配列したことを特徴
とする。好ましくは、紙巻たばこの長手方向軸心に直交
する断面において、刻みたばこの大部分が放射状に配列
される。
【0016】また、この発明の刻みたばこの供給方法
は、第1の吸引搬送手段の第1の吸引面に前記刻みを吸
着して層状とし、この刻み層を第1の吸引面の走行とと
もに搬送し、第1の吸引面から連続して送出する第1工
程と、前記第1の吸引面から送出された刻み層を所定の
長さの層片に折り重ねて、これら層片の連続した層片列
を成形する第2工程と、第2の吸引搬送手段のたばこロ
ッドと略同一の速度で走行する第2の吸引面に、前記第
2工程にて得た前記層片列を受け取り、第2の吸引面の
走行に伴い、前記層片列を前記巻管セクションに向けて
搬送する第3工程とを備えており、そして、第1の吸引
搬送手段の第1の吸引面は、第2の吸引搬送手段の第2
の吸引面によりも速い速度で走行される。
【0017】好ましくは、この発明の供給方法の場合に
あっても、前記第2工程は、前記第1の吸引搬送手段と
前記第2の吸引搬送手段とを接続する成形ガイド面に、
前記第1の吸引面から前記刻み層を受け取り、前記層片
列の成形と同時に、前記成形ガイド面とともに前記層片
列を前記第2の吸引搬送手段の第2の吸引面に向けて搬
送案内し、ここで、前記成形ガイド面は前記第2の吸引
面と略同一の速度で走行する。
【0018】また、この発明の刻みたばこ供給装置は、
第1の吸引面を有し、この第1の吸引面に前記刻みを吸
着して層状として、この刻み層を第1の吸引面の走行に
伴い搬送し、第1の吸引面から連続して送出する第1の
吸引搬送手段と、第1の吸引搬送手段に引き続いて設け
られ、第1の吸引面から送出された刻み層を所定の長さ
の層片に折り重ねて、これら層片の連続した層片列を成
形する成形手段と、この成形手段に引き続いて設けら
れ、たばこロッドと略同一の速度で走行する第2の吸引
面を有して、この第2の吸引面に前記成形手段から送出
される前記層片列を吸着して受け取り、前記層片列を前
記第2の吸引面の走行に伴い、巻管セクションに向けて
搬送する第2の吸引搬送手段とを備えており、そして、
第1の吸引搬送手段の第1の吸引面は、第2の吸引搬送
手段の第2の吸引面によりも速い速度で走行されるもの
なっている。
【0019】好ましくは、成形手段は、前記第1の吸引
搬送手段と前記第2の吸引搬送手段とを接続し、前記層
片列の成形と同時に、この層片列を前記第2の吸引搬送
手段の第2の吸引面に向けて搬送案内する成形ガイド面
を有しており、この成形ガイド面は、前記第2の吸引面
と略同一の速度で走行される。更に、この発明の紙巻た
ばこは、上記刻みたばこ供給方法により製造され、刻み
たばこの大部分の葉面が紙巻たばこの長手方向軸心に直
交するように刻みたばこが配列されることを特徴とす
る。
【0020】
【作用】この発明の紙巻たばこにおいて、刻みたばこ
は、その葉面が紙巻たばこ長手方向軸心に直交するよう
に配列され、紙巻たばこは適度の硬さを有している。そ
して、紙巻たばこ長手方向軸心に直交する方向に作用す
る外力、例えば、喫煙者が紙巻たばこを指で挟んだとき
に生じる挟持力は、刻みたばこの葉面に平行に作用す
る。このため、紙巻たばこは、この種の外力に良く耐
え、巻紙に皺が生じるおそれが大幅に低減され、その外
観が良好に保持される。又、紙巻たばこは、軸心方向に
作用する衝撃力にも良く耐える。このため、この種の衝
撃力に起因する紙巻たばこ先端における刻みたばこの陥
没のおそれも大幅に低減され、これにより、紙巻たばこ
の外観が良好に保持される。
【0021】紙巻たばこ長手方向軸心に直交する断面に
おいて刻みたばこの大部分が放射状に配列される場合、
紙巻たばこの硬さが周方向に均一になって変形し難くな
る。また、上述した刻みたばこの供給方法及びその装置
によれば、先ず、第1の吸引搬送手段の第1の吸引面に
刻みが吸着されることで、刻み層が形成される。第1の
吸引面から送出される刻み層は、所定の長さの層片に折
り重ねられて、これら層片の連続した層片列に成形さ
れ、この層片列は、第2の吸引搬送手段の第2の吸引面
に吸着されて、この第2の吸引面の走行に伴い、巻管セ
クションの巻紙に向けて搬送される。
【0022】
【実施例】図12を参照すると、たばこ製造機が概略的
に示されており、このたばこ製造機は、図でみて右側か
ら、刻みたばこの供給装置10及び巻管セクション12
となっている。供給装置10はチムニ14を備え、この
チムニ14内には、図示しない供給ドラムを介してたば
この刻みが導入され、この刻みはチムニ14内を空気流
ととにもに上昇する。
【0023】チムニ14の上部には、その上端開口を閉
塞し且つ巻管セクション12に向けて延びる無端状の第
1のたばこバンド16が配置されている。この第1のた
ばこバンド16は、第1の吸引搬送手段を構成するもの
で、一対のドラム18間に掛け回され、所定の走行速度
V1で図中矢印方向に走行される。第1のたばこバンド
16は多数のサクション孔(図示しない)を有したサク
ションベルトからなり、従って、第1のたばこバンド1
6の下面にはチムニ14内の刻みが層状にして吸着され
て、所定の厚みを有した刻み層が形成される。このよう
にして形成された刻み層は、第1のたばこバンド16の
走行に伴い、チムニ14から巻管セクション12側に向
けて搬送される。
【0024】第1のたばこバンド16への刻み層の形成
は従来の場合と同様であるが、しかしながら、この場
合、本実施例では、第1のたばこバンド16の走行速度
V1は従来のたばこバンドに比べてN倍(例えば5倍)
速く、それ故、刻み層の層厚もまた1/N程度に薄くな
る。また、本実施例では、第1の吸引搬送手段として有
孔のサクションベルト、即ち、たばこバンド16が例示
されているが、たばこバンド16の代わりに、その周面
が有孔の吸引面として構成されたサクションドラムを使
用することも可能である。
【0025】第1のたばこバンド16による刻み層の搬
送終端部、すなわち、巻管セクション12側に位置し
た、そのドラム18側の下方には無端状のプレスベルト
20が配置されている。このプレスベルト20は一対の
ローラ22間に駆け回され、第1のたばこバンド16の
場合と同一の走行速度V1で、且つ、互いに対向するベ
ルト部分の走行方向を一致させて走行されるようになっ
ている。
【0026】プレスベルト20は第1のたばこバンド1
6と同一の幅を有し、これらプレスベルト20と第1の
たばこバンド16との間の間隔は、第1のたばこバンド
16に形成される刻み層の層厚よりも若干狭く設定され
ている。なお、図示していないけれども、プレスベルト
20は、第1のたばこバンド16との間の間隔の調整や
詰まりの除去を考慮して、上下方向に移動可能となって
いる。
【0027】図12でみて、第1のたばこバンド16及
びプレスベルト20の左方には、成形搬送手段、つま
り、成形搬送ユニット24を介在させて無端状の第2の
たばこバンド26が配置されている。この第2のたばこ
バンド26は、第2の吸引搬送手段を構成するもので、
第1のたばこバンド16と同様にサクションベルトから
なっている。第2のたばこバンド26は、一対のドラム
28間に掛け回されて走行されるが、その走行速度V2
は第1のたばこバンド16の走行速度V1に比べて、1
/Nに設定されている。
【0028】第2のたばこバンド26には、従来のたば
こバンドと同様にトリミングディスク30が備えられて
おり、このトリミングディスク30はその回転より、第
2のたばこバンド26に吸着されている刻みの層厚を調
整して、その刻みを巻管セクション12に供給するもの
なっている。前記成形搬送ユニット24は、図13から
より明らかなように一対のサイドベルト32を備えてい
る。各サイドベルト32は共に無端状をなし、一対のロ
ーラ34間に掛け回されているが、これらローラ34
は、前述したドラム18,28やローラ22とは異な
り、その軸線が鉛直に延びている。それ故、一対のサイ
ドベルト32は互いに対向するベルト面を垂直にして、
並列的に配置され且つ第1及び第2のたばこバンド1
6,26間に亘って同軸的に延びている。
【0029】一対のサイドベルト32間には、第1及び
第2のたばこバンド16,26のバンド幅に等しい間隔
が確保されており、これにより、一対のサイドベルト3
2は、第1及第2のたばこバンド16,26間に亘って
延びる刻み通路36を形成している。つまり、これらサ
イドベルト32は、前記刻み通路36の側壁となってい
る。
【0030】この実施例の場合、各サイドベルト32の
ベルト幅つまり刻み通路36の側壁高さは、第1のたば
こバンド16に形成される刻み層の約N倍に設定されて
いる。また、一対のサイドベルト32は、前記刻み通路
36の側壁となるベルト面が第2のたばこバンド26と
同一の走行速度V2で、図中の矢印方向、つまり、第1
のたばこバンド16から第2のたばこバンド26に向か
って走行するものとなっている。
【0031】図13には示されていないけれども、前記
刻み通路36の上下は、一対のガイドプレート38によ
り閉塞されており、刻み通路36は断面が矩形のトンネ
ル状となっている。従って、刻み通路36はその内面壁
の全てが成形ガイド面となっており、その成形ガイド面
のうち、一対のサイドベルト32により規定されるもの
が、第1のたばこバンド16から第2のたばこバンド2
6に向けて走行する成形ガイド面となっている。
【0032】更に、上述した一対のサイドベルト32も
またサクションベルトからなっており、刻み通路36を
通過する刻みを吸引可能となっている。また、一対のサ
イドベルト32のうち、たばこ製造機でみて手前側に位
置する一方のサイドベルト32は、他方のサイドベルト
32との間の間隔の調整や詰まりの除去を考慮して移動
可能となっている。
【0033】なお、前述した第1のたばこバンド16、
プレスベルト20、第2のたばこバンド26及び一対の
サイドベルト32は、たばこ製造機の駆動系にギヤ又は
ギヤベルト等からなる動力伝達系を介して接続されるこ
とで駆動されるか、又は、個々に電動モータで駆動され
る。また、第2のたばこバンド26もまた、第1のたば
こバンド16と同様に有孔のサクションドラムに置き換
え可能であるのは勿論のこと、成形搬送ユニット24に
関してもサクションドラムに置き換えることができる。
この場合、成形搬送ユニット24を構成するサクション
ドラムとしては、その外周面の一部に円弧状の刻み通路
36が形成されることになる。
【0034】次に、上述した刻みたばこ供給装置10に
よる刻みの供給方法に関して説明する。先ず、図14に
示すように、第1のたばこバンド16に形成された刻み
層KLは、第1のたばこバンド16の走行に伴い、成形
搬送ユニット24に向けて搬送される。ここで、図14
のXV方向を表す図15に示されているように刻み層K
Lを形作っている刻みKTの大部分は、その長辺Kleが第
1のたばこバンド16の走行方向に沿うようにして層状
に吸着される傾向がある。
【0035】この後、第1のたばこバンド16の刻み層
KLは、第1のたばこバンド16とプレスベルト20と
の間に進入して圧縮され、また、その吸引が解除されて
搬送された後、これらの間から成形搬送ユニット24の
前記刻み通路36内に送出される。ここで、刻み層KL
は圧縮作用を受けることで、刻み層KLの個々の刻みKT
間において、相互間の絡みが促進され、刻み層KLはそ
の層の形態を維持しつつ、刻み通路36内に送出される
ことになる。
【0036】また、刻み通路36は前述したように、そ
の上下の高さが刻み層KLに比べてN倍程度に大きなも
のであるから、第1のたばこバンド16とプレスベルト
20との間から送出された刻み層KLは、図14に示さ
れているように刻み通路36内において、波打つように
上下に振動するが、この振動の振幅は刻み通路36の上
下の壁となる一対のガイドプレート38によって規制さ
れる。
【0037】従って、刻み通路36内において、刻み層
KLは所定の長さの層片LPに折曲されながら進み、そし
て、これら層片LPは、図16に示されているように刻
み通路36の終端部で順次互いに重なり合い、この結
果、層片LPの連続した層片列LRが成形されることにな
る。図14の層片LPにおいて刻みKTは、短い線で示す
ように、層片LPの延在方向と同一の方向に延在する。
図示の便宜上、図16では、刻み通路36の始端部側の
層片LP内の刻みKTのみを短い線で示す一方、層片列L
Rを構成する層片LP内の刻みKTの図示を省略する。こ
の層片列LRにおいて刻みKTは刻み通路36の長手方向
軸線に直交する方向に延在する。
【0038】更に、前記刻み通路36の両側壁を形成す
る一対のサイドベルト32は、図17に示されるように
各層片LPを両側から吸引し、しかも、第1のたばこバ
ンド16の走行速度V1よりも遅くV2の走行速度で同一
方向に走行していることから、前記刻み通路36内に
て、各層片LPは互いに確実に密着するようにして折り
重ねられて前記層片列LRを形作り、そして、サイドベ
ルト32と共に移動する。
【0039】ここで、第1のたばこバンド16の走行速
度V1がサイドベルト32の走行速度V2に比べて速けれ
ば速い程、その刻み層KLの層厚は薄くなるので、前記
層片列LRを形作る個々の層片LPの厚みもまた薄くな
り、この結果、前記層片列LRの単位長さ当たりにおけ
る層片LPの数を増加させることが可能となる。しかし
ながら、刻み層KLの層厚が薄すぎると、層片LPの形成
が不能となるので、第1のたばこバンド16とサイドベ
ルト32の走行速度V1,V2は適切に設定されなければ
ならない。
【0040】なお、第1のたばこバンド16やプレスベ
ルト20の走行速度V1は、一対のサイドベルト32の
走行速度V2よりもN倍速いけれども、サイドベルト3
2のベルト幅つまり刻み通路36の側壁は刻み層KLの
約N倍となっていることから、第1のたばこバンド16
からの刻み層KLの送出量と、前記刻み層36からの層
片列LRの送出量は一致することになり、この結果、そ
の層片列LRは、第2のたばこバンド26に向けて安定
して供給されることになる。
【0041】第2のたばこバンド26は、前記一対のサ
イドベルト32の走行速度に一致した走行速度V2で走
行されているから、前記刻み通路36から送出される前
記層片列LRは、第2のたばこバンド26に確実に吸着
され、この第2のたばこバンド26の走行に伴い、トリ
ミングディスク30によるトリミング処理を受けた後、
前述した巻管セクション12に向けて搬送される。
【0042】ここで、前述の説明から明かなように、層
片列LRは、その長手方向に層片LPを重ね合わせたもの
となっていることから、大部分の刻みKTはその長辺Kl
eが第2のたばこバンド26の吸引面に対して平行では
なく、図18に示されているように垂直となる。つま
り、層片列LRは、第2のたばこバンド26の吸引面の
長手方向に大部分の刻みKTがその葉面を重ね合わせた
ような層状となっている。
【0043】この後、層片列LRは、第2のたばこバン
ド26から巻管セクション12の巻紙2上に移し変えら
れ、この巻管セクション12にて、巻紙2と層片列LR
とからたばこロッドが公知の如く成形される。より詳し
くは、図12に示されているように、巻管セクション1
2には、巻紙2の搬送とたばこロッドの成形に使用され
るガニチャテープ40が備えられており、このガニチャ
テープ40が図中矢印方向に走行されることで、巻紙2
はガニチャテープ40上に重ね合わされた状態で、巻管
セクション12を通過する。なお、巻紙2は図示しない
巻紙ロールから繰出し可能となっている。
【0044】巻紙2上に供給された層片列LRは、巻紙
2共に巻管セクション12のロッド成形ガイド42を通
過するとき、巻紙2に包み込まれて、これら巻紙2と層
片列LRはたばこロッドに成形され、また、このとき、
糊付け器44から巻紙2の一方の側縁に糊が塗布される
ことで、巻紙2の両側縁は互いに接着される。この後、
成形されたたばこロッドは、乾燥器46を通過すると
き、その糊付け部分の乾燥処理がなされてから、切断部
48を通過し、この切断部48にて、たばこロッドは所
定の長さ毎に切断されて、個々の紙巻たばことなる。
【0045】上述したようにして、たばこロッドが成形
されるとき、巻紙2上に供給される層片列LRは、個々
の刻みKTが巻紙2に対して垂直になっていることか
ら、たばこロッド内の個々の刻みKTは、ロッド横断面
でみて、その大部分が図19に示す如く放射状に配列さ
れることになる。図20は紙巻たばこをその長手方向断
面で示したもので、同図から明らかなように、刻みたば
こKTの大部分は、その葉面KFが紙巻たばこ軸心に直交
するように配列されている。ロッド横断面すなわち紙巻
たばこ横断面において刻みKTが放射状に配列される理
由の一つは、刻みKTが風送中ならびにたばこバンド
16への吸着時に、従来の風送および吸着工程の場合と
同様、種々の姿勢をとり得ることにあると解される。第
2には、巻管セクションでのたばこロッド成形中、巻紙
2は上述のようにU字形に曲成されるが、このとき、
記のように巻紙2上で巻紙2に対して垂直に配された刻
みのうち、主に巻紙2の近傍に配された刻みKTに、曲
成される巻紙2により回転モーメントが加えられて、刻
みKTが放射状に配列されるものと解される。
【0046】この様に、刻みたばこKTの大部分はその
葉面KFが紙巻たばこ長手方向軸心に直交するように配
列され、好ましくは、紙巻たばこ横断面において放射状
に配列されることから、成形されたたばこロッドすなわ
ち紙巻たばこは、その周方向でみた硬さが均一となるば
かりでなく、従来に比べて、その硬さを向上することが
できる。従って、この発明の装置及び方法を使用して製
造された紙巻たばこは、外力に対する強度が高まって変
形し難くなり、その外観を効果的に維持可能となる。
【0047】一方、従来の場合と同レベルの硬さを維持
するには、紙巻たばこ内の刻みKTの充填量が少なくて
済みことから、紙巻たばこ1本当たりに要する刻みKT
の使用量を低減して、その製造コストを安価にできる。
この発明の紙巻たばこの硬さを表すデータを求めるた
め、本発明者等は、種々の填充刻み密度を有する紙巻た
ばこを上述の装置及び方法を用いて製造した。そして、
以下の手順で、個々の紙巻たばこの硬さを測定した。
【0048】先ず、図21において、紙巻たばこ60を
可動側平板50と固定側平板51との間に配置し、次
に、図示しない加圧源により平板50を介して紙巻たば
こ60に所定の大きさの圧縮力を加えて紙巻たばこを変
形させ、このときの平板50、51間距離すなわち変形
後の紙巻たばこ直径を測定した。更に、斯く測定した変
形後の紙巻たばこ直径と予め測定しておいた変形前の紙
巻たばこ直径とに基づき、紙巻たばこ直径の変形量を求
め、この変形量を変形前の紙巻たばこ直径で除して、圧
縮力の印加により紙巻たばこ60に発生した歪みを算出
した。紙巻たばこ60の硬さが硬いほど、この歪みは小
さくなり、従って、斯く算出した歪みによって紙巻たば
こ60の硬さを表すことができる。
【0049】図22は、上記手順による硬さ測定結果を
表すもので、縦軸に歪みをとり、横軸に填充刻み密度を
とってある。図中、白丸マークは個々の紙巻たばこにつ
いての測定データを示す。そして、これら測定データに
基づく回帰分析により、この発明の紙巻たばこにおける
填充刻み密度と歪みとの関係を表す直線Lを求めた。図
22中、ハッチングを施した四角マークは、典型的な紙
巻たばこについての同様の測定データを示し、この紙巻
たばこの填充刻み密度(標準填充刻み密度)を図中記号
D1で示す。また、ハッチングを施した丸マークは、標
準填充刻み密度D1を通り縦軸に平行な直線と直線Lと
の交点上に位置し、従って、この丸マークは、標準填充
刻み密度D1を有するこの発明の紙巻たばこに上記所定
の圧縮力を加えると、S1の歪みが生じることを表して
いる。また、四角マークは、標準填充刻み密度D1を有
する従来の紙巻たばこに所定圧縮力を加えると、S2の
歪みが生じることを表している。この様に、填充刻み密
度が同一であれば、この発明の紙巻たばこの歪みS1は
従来の紙巻たばこの歪みS2よりも小さい。換言すれ
ば、この発明の紙巻たばこは従来品よりも硬さが硬く、
この硬さ増大率は、(S2−S1)/S2%、たとえば
約10%になる。
【0050】また、図22から明らかなように、この発
明によれば、填充刻み密度を相当に低減させても従来品
と同等の硬さを得ることができる。即ち、標準填充刻み
密度D1を有する従来品の歪みS2と同等の歪みの発生
を許容した場合、この発明の紙巻たばこの填充刻み密度
はD2となる。従って、同一の歪み、即ち、同一の硬さ
を得る場合での、この発明による填充刻み密度低減率
は、(D1−D2)/D1%、例えば約7%になる。即
ち、従来品相当の紙巻たばこの製造に使用する刻みたば
この量目を約7%節減可能となる。
【0051】次に、本発明者等は、この発明の紙巻たば
この耐衝撃性を評価するため、刻みたばこ1本当たりの
使用量が従来品と同様であるこの発明の紙巻たばこを製
造し、この発明の紙巻たばこ及び従来品の耐衝撃性を測
定した。この耐衝撃性測定では、図23に示すように、
紙巻たばこ60の下端から水平面70までの距離が20
cmであるような高さにおいて紙巻たばこ60を水平面
に対して垂直に保持し、次に紙巻たばこ60を自由落下
させた。更に、同様の自由落下を4回繰り返した。そし
て、計5回の自由落下の後、紙巻たばこ60の上端側に
生じた刻みたばこの陥没量を測定した。この測定結果に
よれば、従来品には約2mmの陥没が認められ、一方、
この発明の紙巻たばこには実質的な陥没が認められなか
った。即ち、この発明の紙巻たばこが耐衝撃性に富むこ
とが判った。
【0052】この発明は、上述した一実施例に制約され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、一
実施例では、成形搬送ユニット24の刻み通路36を一
対のサイドベルト32と上下のガイドプレート38とに
より形成してあるが、これらの代わりに、単にトンネル
形の成形部材により、刻み通路36を規定してもよい。
この場合、成形部材の内面は、層片列の成形と同時にそ
の摺動案内が可能となるように、円滑となっている必要
がある。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の紙巻た
ばこは、刻みたばこの大部分の葉面が紙巻たばこの長手
方向軸心に直交するように刻みたばこを配列したので、
刻みたばこの充填量を増大することなく紙巻たばこの硬
さを増大でき、紙巻たばこ自体の外観保持性能が向上す
る。従って、外力が加わった場合にも紙巻たばこは変形
し難く、また、巻紙の張りが強くて皺が生じ難く、更
に、衝撃力が加わっても紙巻たばこの先端における刻み
たばこの陥没が生じ難い。このため、この発明の紙巻た
ばこの外観は良好に保持され、消費者の満足度を高める
ことができる。また、紙巻たばこの硬さを従来の場合と
同一レベルに維持するのであれば、紙巻たばこ内の刻み
の充填量を少なくして、その製造コストを安価にでき
る。
【0054】紙巻たばこの長手方向軸心に直交する断面
において刻みたばこの大部分が放射状に配列される好適
な実施例によれば、周方向でみて、その硬さが均一且つ
増加して変形し難くなり、外観を維持する上で、より好
適である。また、この発明の刻みたばこの供給方法及び
その装置によれば、第1の吸引搬送手段の第1の吸引面
に刻みを層状に吸着して得た刻み層を、所定の長さの層
片に折り重ねて、これら層片の連続した層片列に成形し
た後、この層片列を第2の吸引搬送手段の第2の吸引面
に吸着して受け取り、そして、第2の吸引面から巻管セ
クションの巻紙上に供給するようにしたから、この後、
層片列が巻紙に包み込まれてたばこロッドに成形される
と、このたばこロッド、即ち、紙巻たばこ内の刻みは、
その葉面の大部分が紙巻たばこ軸心に直交するように配
列され、好ましくは、刻みの大部分が放射状に配列され
ることになる。即ち、この発明の刻みたばこの供給方法
及びその装置は、大部分の葉面が紙巻たばこ軸心に直交
するように刻みたばこを配列した紙巻たばこを確実にか
つ廉価で製造可能とし、従って、外観保持性能に優れた
安価な紙巻たばこを提供可能とする。
【0055】また、この発明の紙巻たばこは、上記刻み
たばこ供給方法により製造され、刻みたばこの大部分の
葉面が紙巻たばこの長手方向軸心に直交するように刻み
たばこが配列されるので、外観保持性能などに優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行するたばこバンド側へ刻みたばこが風送さ
れる様子を示す概略図である。
【図2】たばこバンドに対して刻みたばこ軸心が直交す
るような姿勢で風送されてきた刻みたばこの一端がたば
こバンドに吸着した状態を、たばこバンドに全体が吸着
された別の刻みたばこと共に示す概略図である。
【図3】軸心がたばこバンドに直交する姿勢で風送され
た刻みたばこの全体がたばこバンドに吸着した状態を示
す概略図である。
【図4】従来のたばこ製造機において、そのたばこバン
ドへの刻みの吸着状態を示した図である。
【図5】図4のたばこバンドから巻紙上に供給された刻
みの状態を示した図である。
【図6】図5の状態から実施される、たばこロッドの1
つの成形工程を示した図である。
【図7】たばこロッドから得られるフィルタ付シガレッ
トを示した斜視図である。
【図8】図7のフィルタ付シガレットの端面図である。
【図9】刻みを拡大して示した斜視図である。
【図10】従来の紙巻たばこにおける刻みたばこの配列
状態を示す長手方向概略断面図である。
【図11】従来の紙巻たばこを喫煙者が指で挟んだ状態
を示す概略図である。
【図12】この発明の一実施例による刻みたばこ供給装
置を含むたばこ製造機を示した概略図である。
【図13】図12の成形搬送ユニットを拡大して示した
斜視図である。
【図14】図12の供給装置において、第1のたばこバ
ンドから刻み通路に送出される刻み層を示した図であ
る。
【図15】図14中、XV部の拡大図である。
【図16】刻み通路から第2のたばこバンドに搬送され
る層片列を示した図である。
【図17】図14中、XVII−XVII線に沿う断面
図である。
【図18】図16中、XVIII部の拡大図である。
【図19】図12のたばこ製造機にて製造された紙巻た
ばこの端面図である。
【図20】図19の紙巻たばこの長手方向断面図であ
る。
【図21】紙巻たばこの硬さデータの測定原理を示す概
略図である。
【図22】填充刻み密度を横軸にとると共に歪みを縦軸
にとって示す、紙巻たばこの硬さ測定結果を表すグラフ
である。
【図23】紙巻たばこの耐衝撃性測定の原理を示す概略
図である。
【符号の説明】
2 巻紙 10 供給装置 12 巻管セクション 14 チムニ 16 第1のたばこバンド 20 プレスベルト 24 成形搬送ユニット(成形搬送手段) 26 第2のたばこバンド 30 トリミングディスク 32 サイドベルト 36 刻み通路 38 ガイドプレート 40 ガニチャテープ 42 ロッド成形ガイド 44 糊付け器 46 乾燥器 48 切断部 60 紙巻たばこ KT 刻みたばこ KF 葉面

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刻みたばこを巻紙で包み込んだ紙巻たば
    こにおいて、前記刻みたばこの大部分の葉面が前記紙巻
    たばこの長手方向軸心に直交するように前記刻みたばこ
    を配列したことを特徴とする紙巻たばこ。
  2. 【請求項2】 前記紙巻たばこの長手方向軸心に直交す
    る断面において、前記刻みたばこの大部分が放射状に配
    列されることを特徴とする請求項に記載の紙巻たば
    こ。
  3. 【請求項3】 吸引搬送手段の吸引面に層状に吸着した
    たばこの刻みを、吸引面の走行とともに搬送して、たば
    こ製造機の巻管セクションを通過する巻紙上に供給し、
    これにより、前記巻管セクションにて、前記巻紙により
    刻みを包み込んでたばこロッドとし、この後、このたば
    こロッドを所定の長さ毎に切断して紙巻たばこを製造す
    るようにしたたばこ製造機の刻みたばこの供給方法にお
    いて、 第1の吸引搬送手段の第1の吸引面に前記刻みを吸着し
    て層状とし、この刻み層を第1の吸引面の走行とともに
    搬送し、第1の吸引面から連続して送出する第1工程
    と、前記第1の吸引面から送出された刻み層を所定の長
    さの層片に折り重ねて、これら層片の連続した層片列を
    成形する第2工程と、第2の吸引搬送手段の前記たばこ
    ロッドと略同一の速度で走行する第2の吸引面に、前記
    第2工程にて得られた前記層片列を吸着して受け取り、
    第2の吸引面の走行に伴い、前記層片列を前記巻管セク
    ションに向けて搬送する第3工程とを備え、前記第1の
    吸引搬送手段の第1の吸引面は前記第2の吸引搬送手段
    の第2の吸引面よりも速い速度で走行されることを特徴
    とする刻みたばこの供給方法。
  4. 【請求項4】 前記第2工程は、前記第1の吸引搬送手
    段と前記第2の吸引搬送手段とを接続する成形ガイド面
    に、前記第1の吸引面から前記刻み層を受け取り、前記
    層片列の成形と同時に、前記成形ガイド面とともに前記
    層片列を前記第2の吸引搬送手段の第2の吸引面に向け
    て搬送案内し、前記成形ガイド面は前記第2の吸引面と
    略同一の速度で走行することを特徴とする請求項3に記
    載の刻みたばこの供給方法。
  5. 【請求項5】 一方向に走行する吸引面を有した吸引搬
    送手段を備え、この吸引搬送手段の吸引面に層状に吸着
    したたばこの刻みを、前記吸引面の走行とともに搬送し
    て、巻管セクションの巻紙上に供給し、この巻紙が刻み
    とともに巻管セクションを通過する過程にて、前記巻紙
    により刻みを包み込んでたばこロッドを成形した後、た
    ばこロッドを所定の長さ毎に切断して紙巻たばこを製造
    するたばこ製造機において、 第1の吸引面を有し、この第1の吸引面に前記刻みを吸
    着して層状として、この刻み層を第1の吸引面の走行に
    伴い搬送し、第1の吸引面から連続して送出する第1の
    吸引搬送手段と、第1の吸引搬送手段に引き続いて設け
    られ、第1の吸引面から送出された刻み層を所定の長さ
    の層片に折り重ねて、これら層片の連続した層片列を成
    形する成形手段と、成形手段に引き続いて設けられ、前
    記たばこロッドと略同一の速度で走行する第2の吸引面
    を有して、この第2の吸引面に前記成形手段から送出さ
    れる前記層片列を吸着して受け取り、前記層片列を前記
    第2の吸引面の走行に伴い、前記巻管セクションに向け
    て搬送する第2の吸引搬送手段とを備え、前記第1の吸
    引搬送手段の第1の吸引面は前記第2の吸引搬送手段の
    第2の吸引面よりも速い速度で走行されることを特徴と
    する刻みたばこの供給装置。
  6. 【請求項6】 前記成形手段は、前記第1の吸引搬送手
    段と前記第2の吸引搬送手段とを接続し、前記層片列の
    成形と同時に、この層片列を前記第2の吸引搬送手段の
    第2の吸引面に向けて搬送案内する成形ガイド面を有
    し、この成形ガイド面は、前記第2の吸引面と略同一の
    速度で走行することを特徴とする請求項5に記載の刻み
    たばこの供給装置。
  7. 【請求項7】 刻みたばこを巻紙で包み込んだ紙巻たば
    こにおいて、請求項3に記載のたばこ製造機の刻みたば
    こ供給方法により製造され、前記刻みたばこの大部分の
    葉面が前記紙巻たばこの長手方向軸心に直交するように
    前記刻みたばこが配列されることを特徴とする紙巻たば
    こ。
JP6057710A 1993-03-29 1994-03-28 紙巻たばこ、刻みたばこの供給方法及びその装置 Expired - Fee Related JP2824204B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6057710A JP2824204B2 (ja) 1993-03-29 1994-03-28 紙巻たばこ、刻みたばこの供給方法及びその装置
CA002123974A CA2123974C (en) 1994-03-28 1994-05-19 Cigarette and method and system for manufacturing the same
CA002181384A CA2181384C (en) 1994-03-28 1994-05-19 System and method and system for manufacturing cigarettes
US08/246,712 US5497794A (en) 1993-03-29 1994-05-20 Cigarette
EP94303648A EP0674848B1 (en) 1994-03-28 1994-05-20 Cigarette
CN94106244A CN1042094C (zh) 1994-03-28 1994-05-23 卷烟及其制造方法和系统

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-70280 1993-03-29
JP7028093 1993-03-29
JP6057710A JP2824204B2 (ja) 1993-03-29 1994-03-28 紙巻たばこ、刻みたばこの供給方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06335375A JPH06335375A (ja) 1994-12-06
JP2824204B2 true JP2824204B2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=26398777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6057710A Expired - Fee Related JP2824204B2 (ja) 1993-03-29 1994-03-28 紙巻たばこ、刻みたばこの供給方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2824204B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL2844088T3 (pl) 2012-04-30 2017-05-31 Philip Morris Products S.A. Substrat tytoniowy
JP6591716B1 (ja) * 2019-05-09 2019-10-16 株式会社 東亜産業 タバコ充填物集合体及び電子タバコカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06335375A (ja) 1994-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3254570B1 (en) Filter cigarette producing method, filter and filter cigarette
CA3075903C (en) Aerosol-generating material rod segment
JP5870131B2 (ja) フィルタ材料の一時的な圧縮のための方法、機構及び装置
KR20210102205A (ko) 담배 산업의 관형 세그먼트를 제조하기 위한 기계
US20170347700A1 (en) Smoking article assembly machine and method of making a smoking article
US8142598B2 (en) Filter tube making
JP2824204B2 (ja) 紙巻たばこ、刻みたばこの供給方法及びその装置
US6390099B1 (en) Apparatus for convoluting strips around groups of coaxial rod-shaped articles
GB2069310A (en) Manufacture of cigarettes
KR102022302B1 (ko) 담배용 필터의 제조장치
JPH04352862A (ja) たばこフィルター用繊維棒状体及びその製造装置
KR101978974B1 (ko) 담배용 베이스지관 및 그의 제조방법
JP3807564B2 (ja) 刻みたばこの供給装置
EP0800776B1 (en) A method for manufacturing cigarettes
US5497794A (en) Cigarette
EP0790782B1 (en) Method and apparatus for wrapping a rod of smoking material
JP2005058232A (ja) フィルタロッドを製造する方法と装置
EP0674848B1 (en) Cigarette
JP5541828B2 (ja) フィルタシガレットの製造方法及びその製造機
KR102057992B1 (ko) 담배용 필터
JPS62166874A (ja) フィルタ付きシガレット及びその製造機
US20040221856A1 (en) Filter tipping machine with double tipping paper feed
JP3002172B2 (ja) シース・コア型たばこフィルターの製造方法およびその装置
JPH10108659A (ja) たばこ巻上機の刻み給送装置および給送方法
JPS5937069B2 (ja) 紙巻たばこ製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees