JP2821458B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2821458B2
JP2821458B2 JP63251188A JP25118888A JP2821458B2 JP 2821458 B2 JP2821458 B2 JP 2821458B2 JP 63251188 A JP63251188 A JP 63251188A JP 25118888 A JP25118888 A JP 25118888A JP 2821458 B2 JP2821458 B2 JP 2821458B2
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recording paper
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由浩 虫鹿
吉輝 名本
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J23/00Power drives for actions or mechanisms
    • B41J23/02Mechanical power drives
    • B41J23/025Mechanical power drives using a single or common power source for two or more functions

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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はサーマルプリンターの如き記録装置に係り、
特に複数枚の記録紙と、これを自動的に給紙する自動給
紙装置を備えた記録装置に関する。
従来の技術 第4図は、従来の記録装置の一例における概略構成図
である。図において、201はサーマルヘッド、202はサー
マルヘッド201に連結してこれを上下に移動せしめるソ
レノイド、203はサーマルヘッド201に対向する位置に回
動自在に設けたプラテン、204はキャプスタン、205はキ
ャプスタン204に対向して設けたピンチローラ、206はピ
ンチローラ205の両端においてこれを軸支するピンチロ
ーラ支持部材、207はピンチローラ支持部材206に連結し
たソレノイドである。208はステップモータであり、図
示しないギア列を介してキャプスタン204と接続してい
る。209はピッカーローラ、210はセパレートローラ、21
1は両ローラ間に張架した給紙ベルト、212はセパレート
ローラ210に対向した位置に設けたリバースローラであ
る。213はセパレートローラ210に接続したモータであ
る。セパレートローラ210とリバースローラ212とは図示
しないギアと摩擦クラッチとを介して接続し、セパレー
トローラ210とリバースローラ212との接点において互い
に逆方向の駆動力を持たせている。214は複数枚の記録
紙を重ねてなるスタック、215はスタック214の最下層に
接してこれを支持する押上爪である。216は押上爪215に
連結したソレノイドである。217は押上爪215に連動する
記録紙搬送経路切り換え爪であり、218はモータ213と接
続した排紙ローラ、219は排紙トレイである。220は供給
リール221と巻取リール222との間で巻架されたインクシ
ートであり、Y、M、Cの3色のインクを面順次に塗布
している。なお、第4図中において、要素の回動中心に
は十字印を付して区別している。
以上のように構成した装置の動作を説明する。記録開
始を指示する指示信号が送られると装置は給紙動作を行
う。ソレノイド202、207、216を動作し、スタック214を
給紙ベルト211に当接せしめ、ピンチローラ205をキャプ
スタン204から離間せしめ、サーマルヘッド201をプラテ
ン203から離間せしめる。この状態でモータ213とを回転
させて、セパレートローラ210とピッカーローラ209と給
紙ベルト211とを、記録紙を記録部に搬送する方向に回
転させる。ピッカーローラ209がスタック214最上層の記
録紙と当接し、記録紙を記録部方向に搬送する。記録紙
はセパレートローラ210とリバースローラ212とによって
1枚分離され、キャプスタン204とピンチローラ205との
間を通り、プラテン203とサーマルヘッド201の間を通っ
て搬送される。ここでモータ213を停止し、ソレノイド2
16を動作させてスタック214とリバースローラ212を給紙
ベルト211から離間せしめる。次にソレノイド207を動作
し、ピンチローラ205をキャプスタン204に対して圧接す
る。ステップモータ208を回転させて記録紙をさらに搬
送し、記録開始位置まで移送する。ここでステップモー
タ208の回転を停止し、記録紙の送りを停止して給紙動
作を完了する。
給紙動作を完了した後に、1色目の記録を行う。ソレ
ノイド202とソレノイド216とを動作し、サーマルヘッド
201をプラテン203に記録紙とインクシートとを介して圧
接せしめ、かつスタック214を給紙ベルト211から離間せ
しめる。ステップモータ208を駆動してキャプスタン204
を反転させ、記録紙とインクシートを一体的に送りなが
らサーマルヘッド201の発熱体を加熱し、インクシート
表面のインクを記録紙に転写して記録を行う。
1色目の記録を終了した後、ソレノイド202を動作
し、サーマルヘッド201をプラテン203から離間せしめ、
ステップモータ208を反転し、記録紙を記録開始位置ま
で搬送して、1色目と同様に2、3色目の記録を行う。
3色目の記録が終了すると、記録紙搬送経路切り換え
爪217により記録紙を排出路に導きつつ、ステップモー
タ208、モータ213を駆動して、キャプスタン204と排紙
ローラ218とにより、記録紙を排出する。
記録紙を排出した後に、ソレノイド202、207を動作し
て、サーマルヘッド201をプラテン203から離間せしめ、
ピンチローラ205をキャプスタン204から離間せしめて一
連の記録動作を終了する。
しかしながら、前記のような装置においては、サーマ
ルヘッドの離接、ピンチローラの離接、スタックの離接
のためにそれぞれの駆動源を必要とするために装置が複
雑化するという課題があった。
また、給紙時にピンチローラがキャプスタンから離隔
して静止しているために給紙された記録紙の先端がピン
チローラに突き当り、ジャミングを引き起こすという課
題があった。このことについて第5図の説明図を用いて
説明する。記録紙223の搬送ガイド224はピンチローラ20
5とキャプスタン206が存在する場所では切欠かれてお
り、ピンチローラ205とキャプスタン206とが記録紙搬送
経路内にある。ここで記録紙223の先端がピンチローラ2
05に突き当ると、記録紙223の進路が妨害され、これに
よってジャミングが発生する。これは特に厚みの薄い記
録紙において発生しやすい。
第6図に示すように給紙時にピンチローラ205とキャ
プスタン206とを圧接し、記録紙を引き込む方向に回転
させながら給紙を行なう方法も考えられ、この場合には
記録紙223の先端がピンチローラ205突き当たった場合で
も、ピンチローラ205が回転しているためにそこで記録
紙223が停止することなく搬送され、ジャミングは発生
しない。
発明が解決しようとする課題 ところが、一般に記録紙223を精度よく搬送するため
には記録紙223とキャプスタン206との間にすべりを生じ
ないように相当に強いピンチローラ圧接力が要求され
る。この状態で記録紙223がピンチローラ圧接力に抗し
てピンチローラ=キャプスタン間に食い込んでいくとき
にはキャプスタンの回転に対して大きな負荷を発生し、
ステップモータ208の脱調を招くという課題があった。
この課題をは記録紙223の厚さが厚いときに特に顕著で
あった。
課題を解決するための手段 本発明は、給紙制御手段と記録ヘッド支持手段とピン
チローラ支持手段とに係合し、同一変位方向への移動に
よって第1の位置、第2の位置、第3の位置および第4
の位置を取り得て、往復移動可能な変位量変換手段を設
け、変位量変換手段が第1の位置においては、記録ヘッ
ド支持手段が記録ヘッドを記録位置に位置させ、ピンチ
ローラ支持手段が前記ピンチローラを圧接位置に位置さ
せ、給紙制御手段が給紙手段を不作動にせしめ、変位量
変換手段が第1の位置から第2の位置に移動する移動動
作に連動して記録ヘッド支持手段が記録ヘッドを退避位
置に退避させ、変位量変換手段が第2の位置から第3の
位置に移動する移動動作に連動して、ピンチローラ支持
手段が前記ピンチローラを前記解放位置に移動させ、給
紙制御手段が給紙手段を作動せしめ、変位量変換手段が
第3の位置から第4の位置に移動する移動動作に連動し
て、給紙制御手段が給紙手段を不作動にせしめることを
特徴とするものである。
また、本発明はキャプスタンを基準に給紙部と反対側
に記録紙検知手段を配設し、給紙部が記録紙を給紙する
ときには圧接手段がピンチローラに対し圧接力P1を与
え、かつ駆動手段が前記キャプスタンを回転せしめ、、
記録紙検知手段が記録紙を検出すると、圧接手段がピン
チローラに対し圧接力P2を与え、前記P1と前記P2との関
係がP2>P1>0となるようにして記録を行なうことを特
徴とするものである。
作用 本発明においては、1つの変位量変換手段に第1から
第4の位置をとらしめ、この動作に機械的に連動させて
記録ヘッドの移動、ピンチローラの移動、給紙手段の制
御を行わせているために、駆動源が1つですみ、装置を
簡単にするとともに動作を確実にすることができる。
また、給紙時にピンチローラとキャプスタンとを弱い
圧接力で圧接して記録紙を引き込む方向に回転させなが
ら給紙を行ない、記録紙がキャプスタンとピンチローラ
との間を通過した後にピンチローラとキャプスタンとを
強い圧接力で圧接しているために、大きなキャプスタン
回転負荷を与えることなく記録紙のジャミングを防止し
ている。
実施例 本発明の実施例について図を用いて説明する。第1図
は、本発明による記録装置の実施例を示した概略構成図
である。図において、101はサーマルヘッドで、長手方
向に配列された複数個ライン状の発熱素子102を有して
おり、サーマルヘッド101は一端103aを固定軸に軸支し
たヘッドアーム103に固定している。104、105、106、10
7、108はリンク群で、リンク108は一端を固定軸に軸支
し、他端108aにおいてバネ109と連結している。さらに
リンク108は切欠き108bにおいて突起110に係止される。
リンク104とリンク105を連結する節104aはカム111の溝1
11aと係合している。112はサーマルヘッド101に対向し
て設けたプラテン、113はキャプスタンであり、キャプ
スタン113はステッピングモータ114に図示しないギア列
を介して接続している。115はキャプスタンに対向して
配設したピンチローラ、116は一端においてピンチロー
ラ115を軸支するピンチローラアームである。ピンチロ
ーラアーム116の他端にはピンチローラアーム116の回動
方向を長手方向とする長穴116aを設けている。117はピ
ンチローラアーム押圧レバーであり、一端に設けたピン
117aによってピンチローラアーム116と係合している。
さらに、ピンチローラアーム押圧レバー117は他端117b
においてバネ118と連結し、また、カム111のカム突起11
1cに当接しうるように設けている。
カム111の詳細を第2図を用いて説明する。カム111は
回動軸111dに2つのカム部材111e、111fを嵌着してい
る。カム部材111fには内面にカム溝111aを設け、外面に
カム突起111cを設けている。カム部材111eには内面にカ
ム溝111gを設け、外面にカム溝111bを設けている。カム
溝111gは図中には表現されていないが、カム溝111aと対
称形に形成している。カム溝111aはリンク節104aと係合
しており、カム溝111bはピン131と係合し、カム突起111
cはピンチローラアーム押圧レバー117と当接しうる位置
にある。カム突起111cをM方向から見た図を第3図に示
す。
再び第2図においてカム溝およびカム突起の形状につ
いて説明する。カム111の外周に角度90度の間隔で反時
計方向順にA、B、C、Dとする。水平方向をX軸、鉛
直方向をY軸として、X軸とカム111の外周との交点を
Oとする。図はOとAが一致した状態を示している。カ
ム111は回動軸111dを中心として、図の状態から時計方
向に0度から270度まで回動可能である。カム111がOと
Aが一致した図のような位置にある時を第1の位置と
し、カム111を図の位置から時計方向に90度回転させて
OとBとを一致させた位置を第2の位置とし、同様に18
0度回転させてOとCとを一致させた位置を第3の位
置、270度回転させてOとDとを一致させた位置を第4
の位置とする。まずカム溝111aの形状について説明す
る。カム111が各第1〜4の位置にあるときの、回動軸1
11dの中心とリンク節104aの中心との距離をそれぞれ
ra1、ra2、ra3、ra4とすると、ra1>ra2≧ra3>ra4の関
係を持たせるようにカム溝111aの形状を与えている。次
にカム溝111bの形状について説明する。カム111がそれ
ぞれ第1〜4の位置に回動したときの、回動軸111dの中
心とピン131の中心との距離をそれぞれrb1、rb2、rb3
rb4とすると、rb3<rb1=rb2=rb4の関係を持たせるよ
うにカム溝111bの形状を与えている。すなわち、図の状
態はカム111が第1の位置にある状態を示しており、こ
のとき回動軸111dの中心とピン131の中心との距離はrb1
である。カム111を図の位置から時計方向に90度回転さ
せて第2の位置としたとき、回動軸111dの中心とピン13
1の中心との距離はrb2である。同様にカム111を図の位
置から時計方向に180度および270度回転させてそれぞれ
第3の位置、第4の位置としたとき、回動軸111dの中心
とピン131の中心との距離はrb3、rb4である。次にカム
突起111cについて、カム111が第1の位置および第2の
位置にあるときにはカム突起111cはピンチローラアーム
押圧レバー117と離間しており、カム111が第3の位置お
よび第4の位置にあるときにはカム突起111cはピンチロ
ーラアーム押圧レバー117と係合するように構成してい
る。
再び第1図において、カム111とピンチローラアーム
押圧レバー117とが離間しているときにはバネ118の引張
力がピンチローラアーム押圧レバー117とピンチローラ
アーム116とを介してピンチローラ115に伝達し、ピンチ
ローラ115をキャプスタン113に対して圧接する。カム11
1とピンチローラアーム押圧レバー117とが当接している
ときにはバネ118の引張力はカム111によって支持され
る。カム111がバネ118の引張力に抗して移動するとピン
チローラアーム押圧レバー117はカム111に連動するが、
ピンチローラアーム116は長穴116aの裕度のためにピン1
17aと当接せず、連動しない。このためピンチローラ115
はキャプスタン113から離間せず、自重による軽い圧接
力でキャプスタン113に対して圧接する。
119はピッカーローラ、120はセパレートローラで、12
1は両ローラ間に張架した給紙ベルトである。ピッカー
ローラ119は図示しないギア列を介してキャプスタン113
に接続している。122はセパレートローラ120に対向した
位置に設けたリバースローラである。セパレートローラ
120とリバースローラ122とは図示しないギアと摩擦クラ
ッチとを介して接続し、セパレートローラ119とリバー
スローラ122との接点において互いに逆方向の駆動力を
持たせている。123は複数枚の記録紙を重ねてなるスタ
ック、124はスタック123を受けるスタック底板である。
125はスタック底板124を支持する押上爪である。押上爪
125は一端125aにおいてリンク126と連結し、一端125bに
おいて紙搬送経路切り換え爪127と連結している。リン
ク126は他端においてリンク128と連結し、ガイドピン12
9、130にガイドされて直線往復動可能に取り付けられて
いる。リンク128は、ピン131によってカム111の溝部111
bと係合している。132はピッカーローラ120と図示しな
いギア列によって接続した排紙ローラ、133は排紙トレ
イである。134は供給リール135と巻取リール136との間
で巻架されたインクシートであり、Y、M、Cの3色の
インクを面順次に塗布している。137はカム111に図示し
ないギア列を介して接続したモータである。138は記録
紙の有無を検出するセンサで、記録紙搬送路の近傍でプ
ラテン112とキャプスタン113との間に設けている。な
お、第1図中において、要素の回動中心と固定軸には十
字印を付して区別している。
以上のように構成した装置の動作を説明する。記録開
始を指示する指示信号が送られると装置は給紙動作を行
う。モータ137はカム111を駆動し、第2図においてC点
がO点に一致する第3の位置に達するまで回転せしめ
る。これに連動してピン131、リンク節104aが変位す
る。カム突起111cとピンチローラアーム押圧レバー117
とは当接した状態になる。再び第1図において、ピン13
1の変位はリンク128、126を介して押上爪125に伝達され
る。リンク126がF方向に変位するため、押上爪125は反
時計方向に回転し、スタック123を給紙ベルト121に当接
せしめ、リバースローラ122を給紙ベルト121に当接せし
め、紙搬送経路切り換え爪127を押し上げて給紙のため
の搬送経路を開く。リンク節104aの変位はリンク群10
4、105、106、107を介してサーマルヘッド101に伝達さ
れ、サーマルヘッド101はプラテン112から退避した位置
に変位する。リンク108はピン110に当接している。ピン
チローラ115はバネ118の引張力が伝達されていないの
で、自重でキャプスタン113に当接した状態にある。
この状態でステップモータ114を回転させて、キャプ
スタン113とピンチローラ115、及びセパレートローラ11
9とピッカーローラ120と給紙ベルト121とを、記録紙を
記録部に搬送する方向に回転させる。給紙ベルト121が
スタック123最上層の記録紙と当接し、記録紙を記録部
方向に搬送する。記録紙はセパレートローラ119とリバ
ースローラ122との間で一枚分離され、さらにキャプス
タン113とピンチローラ115との間を通り、センサ138に
その先端を検出されるまで搬送される。
キャプスタン113とピンチローラ115とは軽く接触して
互いに回転しているため、記録紙先端がピンチローラ11
5に突き当ってジャミングを発生することがなく、ま
た、キャプスタン113ピンチローラ115との間に記録紙が
突入していくといにもステップモータ114に大きな負荷
を与えることがない。
センサ138が記録紙先端を検出すると、モータ137はカ
ム111を駆動し、第2図においてB点がO点に一致する
第2の位置に達するまで回転せしめる。これに連動して
ピン131、リンク節104a、ピンチローラアーム押圧レバ
ー117が変位する。カム突起111cとピンチローラアーム
押圧レバー117とは離間した状態になる。再び第1図に
おいて、ピン131の変位はリンク128、126を介して押上
爪125に伝達される。リンク126がR方向に変位するた
め、押上爪125は時計方向に回転し、スタック123を給紙
ベルト121から離間せしめ、リバースローラ122を給紙ベ
ルト121から離間せしめ、紙搬送経路切り換え爪127を引
き下げて排紙のための搬送経路を開く。リンク節104aの
変位はリンク群104、105、106、107を介してサーマルヘ
ッド101に伝達される。サーマルヘッド101はカム111が
第3の位置にあるときの位置よりもプラテン112に近付
く方向に変位するが、依然としてプラテン112から退避
した状態にある。ピンチローラ115にはバネ118の引張力
がピンチローラアーム押圧レバー117およびピンチロー
ラアーム116を介して伝達され、強い圧接力でキャプス
タン113に圧接した状態にある。
この状態でステップモータ114を回転させて、キャプ
スタン113とピンチローラ115とを、記録紙を記録部に搬
送する方向に回転させる。ステップモータ114を所定パ
ルス数だけ駆動して記録紙を記録開始位置まで搬送した
のちにステップモータ114を停止して給紙動作を完了す
る。
給紙動作を完了した後に、1色目の記録を行う。モー
タ137はカム111を駆動し、第2図においてA点がO点に
一致する第1の位置に達するまで回転せしめる。これに
連動してリンク節104aが変位する。ピンチローラアーム
押圧レバー117とピン131は変位しない。再び第1図にお
いて、リンク節104aの変位はリンク群104、105、106、1
07、108を介してサーマルヘッド101に伝達される。サー
マルヘッド101はプラテン112に当接する。サーマルヘッ
ド101がプラテン112に当接した後もリンク節104aはF方
向に変位する。この動作がリンク108の変位を与え、リ
ンク108とピン110との係合が解除されてバネ109の引張
力がサーマルヘッド101に伝達する。このため、サーマ
ルヘッド101は記録紙とインクシート134とを介してプラ
テン112に圧接される。
この状態でステップモータ114を駆動してキャプスタ
ン113を回転させ、記録紙とインクシート134を一体的に
F方向に送りながらサーマルヘッド101の発熱体に加熱
し、インクシート134表面のインクを記録紙に転写して
記録を行う。ステップモータ114を所定パルス数だけ駆
動して1色目の記録を終了する。
1色目の記録を終了した後、モータ137を駆動してカ
ム111を第2の位置に回転せしめる。このときの状態は
既に説明したが、サーマルヘッド101をプラテン112から
退避させた状態にある。ステップモータ114を記録時と
同数のパルス数だけ反転駆動し、記録紙を記録開始位置
まで搬送する。この後1色目と同様に2、3色目の記録
を行う。
3色目の記録が終了すると、モータ137を駆動してカ
ム111を第2の位置に回転せしめる。記録紙搬送経路切
り換え爪127は記録紙を排出路に導くように位置してい
るため、ステップモータ114を駆動してキャプスタン204
と排紙ローラ218とを回転せしめて、記録紙を排紙トレ
イ133に排出する。
記録紙を排出した後に、装置は記録待機状態に移行す
る。モータ137はカム111を駆動し、第2図においてD点
がO点に一致する第4の位置に達するまで回転せしめ
る。カム111が第2の位置から第4の位置まで移行する
間に第3の位置を経過するが、第2の位置から第3の位
置に至る動作は既述の第3の位置から第2の位置に至る
動作の逆向きの動作である。第3の位置から第4の位置
に移行する動作を説明する。カム111の回転に連動して
ピン131、リンク節104aが変位する。カム突起111cとピ
ンチローラアーム押圧レバー117とは当接した状態であ
る。再び第1図において、ピン131の変位はリンク128、
126を介して押上爪125に伝達される。リンク126がR方
向に変位するため、押上爪125は時計方向に回転し、ス
タック123を給紙ベルト121から離間せしめ、リバースロ
ーラ122を給紙ベルト121から離間せしめ、紙搬送経路切
り換え爪127を引き下げて排紙のための搬送経路を開
く。リンク節104aの変位はリンク群104、105、106、107
を介してサーマルヘッド101に伝達され、サーマルヘッ
ド101をプラテン112からさらに退避した位置に変位させ
て一連の記録動作を終了する。
発明の効果 本発明による記録装置は以上のような構成よりなり、
1つの変位量変換手段に第1から第4の位置をとらし
め、この動作に機械的に連動させて記録ヘッドの移動、
ピンチローラの移動、給紙手段の制御を行わせているた
めに、駆動源が1つですみ、装置を簡単にするとともに
動作を確実にすることができる。また、給紙時にピンチ
ローラとキャプスタンとを弱い圧接力で圧接して記録紙
を引き込む方向に回転させながら給紙を行ない、記録紙
がキャプスタンとピンチローラとの間を通過した後にピ
ンチローラとキャプスタンとを強い圧接力で圧接してい
るために、大きなキャプスタン回転負荷を与えることな
く記録紙のジャミングを防止している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の記録装置の概略構成図、第
2図および第3図は同装置に用いられるカムの斜視図、
第4図は従来の記録装置の1例を示した概略構成図であ
る。第5図および第6図は従来例の記録装置の要部説明
図である。 101……サーマルヘッド、111……カム、112……プラテ
ン、113……キャプスタン、115……ピンチローラ、116
……ピンチローラアーム、117……ピンチローラアーム
押圧レバー、121……給紙ベルト、125……押上爪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 昌己 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−257869(JP,A) 特開 昭61−118283(JP,A) 実開 平1−156942(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 13/00 - 13/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙手段と、記録紙を前記給紙手段に当接
    せしめる給紙位置と記録紙を前記給紙手段から離間せし
    める離間位置とに変位可能な給紙制御手段と、記録ヘッ
    ドと、前記記録ヘッドを記録位置と前記記録位置から退
    避する退避位置との少なくとも2つの位置に変位可能に
    支持する記録ヘッド支持手段と、前記記録位置において
    前記記録ヘッドと当接するプラテンと、記録紙搬送路に
    沿って前記給紙手段と前記プラテンとの間に位置し前記
    プラテンと平行に軸支されたキャプスタンと、前記記録
    紙搬送路を介して前記キャプスタンと対向するピンチロ
    ーラと、このピンチローラを前記キャプスタンに圧接す
    る圧接位置と前記キャプスタンへの圧接を解除する開放
    位置との間で変位可能に支持するピンチローラ支持手段
    と、前記給紙制御手段と前記記録ヘッド支持手段と前記
    ピンチローラ支持手段とに係合し、同一変位方向への移
    動によって第1の位置、第2の位置、第3の位置および
    第4の位置を取り得て、往復移動可能な変位量変換手段
    と、前記変位量変換手段に持続して、この変位量変換手
    段を駆動する駆動手段とを具備し、前記変位量変換手段
    が前記第1の位置においては、前記記録ヘッド支持手段
    が前記記録ヘッドを前記記録位置に位置させ、前記ピン
    チローラ支持手段が前記ピンチローラを前記圧接位置に
    位置させ、前記給紙制御手段が記録紙と前記給紙手段と
    を離間せしめ、前記変位量変換手段が前記第1の位置か
    ら第2の位置に移動する移動動作に連動して前記記録ヘ
    ッド支持手段が前記記録ヘッドを前記退避位置に退避さ
    せ、前記変位量変換手段が前記第2の位置から第3の位
    置に移動する移動動作に連動して、前記ピンチローラ支
    持手段が前記ピンチローラを前記解放位置に移動させ、
    前記給紙制御手段が記録紙と前記給紙手段とを当接せし
    め、前記変位量変換手段が前記第3の位置から第4の位
    置に移動する移動動作に連動して、前記給紙制御手段が
    記録紙と前記給紙手段とを離間せしめることを特徴とす
    る記録装置。
  2. 【請求項2】キャプスタンと、前記キャプスタンを駆動
    する駆動手段と、前記キャプスタンに対向して設けたピ
    ンチローラと、前記ピンチローラを前記キャプスタンに
    対して圧接する圧接手段と、前記キャプスタンと前記ピ
    ンチローラとの間に記録紙を給送する給紙部と、前記キ
    ャプスタンを基準に前記給紙部と反対側に配設した記録
    紙検知手段を具備し、前記給紙部が記録紙を給紙すると
    きには前記圧接手段が前記ピンチローラに対し圧接力P1
    を与え、かつ前記駆動手段が前記キャプスタンを回転せ
    しめ、前記記録紙検知手段が前記記録紙を検出すると、
    前記圧接手段が前記ピンチローラに対し圧接力P2を与
    え、前記P1と前記P2との関係がP2>P1>0であることを
    特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記給紙部が記録紙を
    給紙するときには、前記圧接手段が前記ピンチローラ支
    持手段と離隔して前記ピンチローラが自重のみによって
    前記キャプスタンに当接することを特徴とする記録装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記キャプスタンと前
    記給紙手段とを連動させる連動手段を備えたことを特徴
    とする記録装置。
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