JP2820010B2 - プロテクタ付ホースの製造方法 - Google Patents

プロテクタ付ホースの製造方法

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JP2820010B2
JP2820010B2 JP30483293A JP30483293A JP2820010B2 JP 2820010 B2 JP2820010 B2 JP 2820010B2 JP 30483293 A JP30483293 A JP 30483293A JP 30483293 A JP30483293 A JP 30483293A JP 2820010 B2 JP2820010 B2 JP 2820010B2
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protector
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hose
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一成 長川
洋介 波多野
智之 浅野
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Sumitomo Riko Co Ltd
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用のクーラーホ
ースやガソリンホース、その他油圧配管用ホース等のゴ
ムあるいは樹脂等からなる可撓性ホースの外周に筒状の
弾性プロテクタを外装したプロテクタ付ホースの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種プロテクタ付ホースの製造
方法は、筒状のゴム製プロテクタ13を片手で把持する
一方、他方の手で可撓性ホース11を把持して、プロテ
クタ内に軸方向一端から他端に挿通して製造されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造方法は、可撓性ホースが一般にドラムに巻取ら
れた長尺の可撓性ホースを所定の長さに切断して用いら
れるため、切断された所定の可撓性ホースは曲がり癖を
有している。一方所定の筒状の弾性プロテクタも所定の
可撓性ホースと同様にして得られるので曲がり癖を有す
ると共に、断面形状も真円でなく偏平になり易かった。
しかも、可撓性ホース11をプロテクタ13に挿入する
際、可撓性ホース11の外周面とプロテクタ13の外周
面に摩擦抵抗が生じるので、かかるプロテクタ付ホース
の製造にスキルを要すると共に多くの労力を必要とする
問題を有していた。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み発明されたも
のであって、スキルを要せず極めて容易に可撓性ホース
とプロテクタとを相対的に嵌挿することができ、多くの
労力を必要としない安価なプロテクタ付ホースの製造方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑み発明されたものであって、成形された所定の可撓性
ホースの外周に、該可撓性ホースの外径に略均しい内径
を有する筒状のプロテクタを外装せしめたプロテクタ付
ホースの製造方法であって、前記プロテクタを該プロテ
クタの外径と略均しい内径をもつ直ぐ延びる筒状の保持
筒内に軸方向に摺動可能に保持する一方、前記所定の可
撓性ホースを該可撓性ホースの内径と略等しい外径をも
つ直ぐ延びる保持棒に嵌挿して保持して、該保持筒およ
び該保持棒を互いに対向して同軸的に支持し、該保持筒
の後方に該保持筒と同軸に設けられ、軸方向に可動せし
めて該保持筒を前進後退できる該プロテクタの外径と略
等しい外径をもつ筒状のプロテクタ押し筒と該プロテク
タ押筒内に摺動可能に支持されて該保持筒内を前進後退
できる該可撓性ホースの外径と略等しい外径をもつ軸方
向に直ぐ延びる案内棒とを備えたプロテクタ押し込み手
段により、先ず該案内棒を前進させ該案内棒と該保持棒
を互いに軸方向に凹凸係合せしめて直線的に連結し、次
にプロテクタ押し筒を該案内棒に沿わせて前進させ、該
プロテクタ押し筒で該プロテクタを該保持筒から押出し
つつ該保持筒に保持された該可撓性ホースの外周面に嵌
挿することを特徴とするプロテクタ付ホースの製造方法
を構成したものである。
【0006】
【作用】本発明は上述のごとく構成されているので、所
定の可撓性ホースをたとえ曲り癖があったとしても直ぐ
延びる保持棒に沿わせて軸方向に直ぐ保持することでき
る。一方、プロテクタを保持筒の一端側から保持筒内に
挿入でき、保持筒および保持棒を互いに対向して同軸的
に保持できる。従って、保持筒の後方に設けたプロテク
タ押し込み手段により、先ず案内棒を前進させ案内棒を
保持棒に突き当て互いに軸方向に凹凸係合せしめて直線
的に連結できるので、プロテクタ押し筒を案内棒に沿わ
せて前進させ、プロテクタ押し筒で該プロテクタを保持
筒から容易に押出し、且つスムーズに可撓性ホースの外
周面に嵌挿させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図7に
基づいて説明する。図において1は自動車に用いられる
ゴム製の所定の可撓性ホースであり、所定の可撓性ホー
ス1は加硫成形された長尺のゴムホースを所定の長さに
切断して形成される。また、3はEDPM等のゴムから
なる筒状のプロテクタであり、このプロテクタ3はチュ
ーブ状に押出し成形した後、加硫成形され長尺体を所定
の長さに切断して得られる。そして、この所定の可撓性
ホース1の外周上にこのプロテクタ3を外装することに
よりプロテクタ付ホースが製造される。
【0008】以下、かかるプロテクタ付ホースの製造方
法を具体的に説明する。図1に示すように、可撓性ホー
ス1は、先ずこの可撓性ホース1の内径と略同外径をを
有する金属製の直ぐ延びた保持棒2に一端から他端に嵌
挿される。一方、プロテクタ3は、先ず軸を平衡にして
配設された筒状の保持筒4に軸方向一端から挿入されて
保持される。即ち、保持筒4は金属あるいはプラスチッ
クで形成され、内径はプロテクタ3の外径と略等しくな
されている。
【0009】ここで、保持棒2に保持された可撓性ホー
ス1は、図2に示すように、可撓性ホース1の軸方向両
端部の外周面がそれぞれハンドリング装置の把持具2
1、21に把持した状態で保持棒2と一緒に搬送され、
保持筒4に対して保持筒4と対向して保持筒4と同軸的
に支持されると共に位置決めされる。この時、保持棒2
の一端は図に示すように、把持装置30に固定的に支持
される。
【0010】なお、この時、保持筒4と支持された可撓
性ホース1との間に配設されたセンタリング装置40の
複数の穴内爪41は放射状に大きく開口している。保持
筒4の後方には保持筒4と間隔を隔てて保持筒4と同軸
的に軸を有するプロテクタ押し込み手段5が配設さてい
る。従って、プロテクタ3を保持筒4内に保持筒4の軸
方向両端の開口のいずれかからでも挿入できるように構
成されている。
【0011】プロテクタ押し込み手段はプロテクタの外
径と略等しい外径を持つ筒状のプロテクタ押し筒51と
プロテクタ押し筒51内に軸方向に摺動可能に支持され
た可撓性ホース1の外径と略等しい外径を持つ軸方向に
延びる案内棒52とを備え、プロテクタ押し筒51は保
持筒4内を前進後退できるように支持されている一方、
案内棒52はプロテクタ押し筒51を後退させた状態で
プロテクタ押し筒51内をプロテクタ押し筒51に沿わ
せて保持筒4内を前進および後退できるように構成され
ている。
【0012】従って、上述の如く可撓性ホースを支持し
た後、図3に示すように、案内棒52を前進させつつ、
案内棒52が保持筒4内を前進し、保持棒2と軸方向に
凹凸係合で案内棒52と保持棒2とが一直線状で連結さ
れる。なお、この時センタリング装置40の複数個の案
内爪41は放射状に内方に移行し保持棒2と案内棒52
とが同軸的に容易に連結できるように構成されている。
【0013】次に、図4に示すように、案内棒52に沿
わせてプロテクタ押し筒51を前進させると、プロテク
タ押し筒51の端面がプロテクタ3の端面に押し当てら
れ、プロテクタ3を保持筒4に沿わせて押し出すことが
できると共にプロテクタ4の内周面を案内棒52から、
これと直線的に平滑に連結されている可撓性ホース1の
外周面にスムーズに嵌挿することができる。
【0014】そして、図5に示すように、可撓性ホース
1の外周の所定位置までプロテクタを嵌挿した後、矢印
で示すように、プロテクタ押し筒51を案内棒52と一
緒に保持筒4内を後退させると、保持棒2の外周上に保
持された可撓性ホース1の外周にプロテクタ3を外装し
た状態で、把持装置30に支持でき、把持装置30を解
除した後、可撓性ホース1から保持棒2を取除くことに
より、図6に示すプロテクタ付ホース10を製造するこ
とができる。
【0015】この実施例では、可撓性ホース1の内径は
7.5mmであり、外径は14mmであり、長さは350mm
である。一方、プロテクタは内径は15.5mmに設定さ
れ、可撓性ホース1の外周に外装した際に容易に抜けな
い程度に嵌装されている。そして外径は20.5mmで、
長さは285mmである。
【0016】保持筒4の内径は20.0mmで、プロテク
タ3を保持筒4内に比較的容易に保持できるように設定
されている。また、プロテクタ押し込み手段のプロテク
タ押し筒51の外径は20mmであり、内径は14.5mm
である。そして、案内棒52の外径は14.5mmで、可
撓性ホース1の外径よりやや大径になっており、案内棒
52を前進する際、保持筒4に保持されたプロテクタ3
内をスムーズに挿通できると共に、プロテクタ押し筒5
1を前進させた時、案内棒52に沿わせて保持筒51を
スムーズに前進できるように、図7に示すように外周面
に軸方向に延びる凹条溝51aが複数個施されている。
【0017】なお、プロテクタ3としてソリッドゴムが
好適に用いられる。また、可撓性ホース1としては樹脂
ホースであっても差し支えない。なお、この実施例にお
いては、可撓性ホース1を保持棒2に保持した後、保持
筒4と同軸的に把持装置30により固定的に支持されて
いるが、可撓性ホース2のみを先に把持具21、21に
把持した状態で、保持筒4と対向して保持筒4と同軸的
に位置決めした後、把持装置30に換えて保持棒駆動装
置(図示せず)により支持された保持棒を軸方向に前進
せしめて、可撓性ホース1に挿入して嵌挿保持しても差
し支えない。以上説明したように本発明は本発明の主旨
を逸脱しない範囲において他の形態で実施することがで
きる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、スキルを要せず極めて
容易に可撓性ホースとプロテクタとを相対的に嵌挿する
ことができ、多くの労力を必要としない安価にプロテク
タ付ホースを製造できるプロテクタ付ホースの製造方法
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法における可撓性ホースを保持
棒に嵌挿した状態を示す正面図である。
【図2】本発明の製造方法において、保持筒にプロテク
タを保持する一方、図1の可撓性ホースを保持棒と一緒
に保持筒および保持棒を互いに対向して支持した状態を
示す要部を断面で示す装置全容概略正面図である。
【図3】図2において、保持筒の後方に設けられたプロ
テクタ押し込み手段に支持された案内棒を前進させて案
内棒と保持棒を直線的に連結した状態を説明する説明図
である。
【図4】図3において、プロテクタ押し筒を前進させプ
ロテクタをプロテクタ押し筒で押出しつつ可撓性ホース
の外周面に嵌挿させる状態を説明する説明図である。
【図5】図4において、プロテクタを可撓性ホースの外
周面に嵌挿した後、プロテクタ押し筒を案内棒と一緒に
後退させた状態を説明する説明図である。
【図6】プロテクタホースの縦断面図である。
【図7】案内棒の縦断面図である。
【符号の説明】
1:可撓性ホース 2:保持棒 3:プロテクタ 4:保持筒 5:プロテクタ押し込み手段 51:プロテクタ押し筒 52:案内棒 10:プロテクタ付ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−141588(JP,A) 特開 平1−169197(JP,A) 特開 平2−112909(JP,A) 実開 平4−111992(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29D 23/00 - 23/24 F16L 57/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形された所定の可撓性ホースの外周
    に、該可撓性ホースの外径に略等しい内径を有する筒状
    のプロテクタを外装せしめたプロテクタ付ホースの製造
    方法であって、 前記プロテクタを該プロテクタの外径と略等しい内径を
    もつ直ぐ延びる筒状の保持筒内に軸方向に摺動可能に保
    持する一方、前記所定の可撓性ホースを該可撓性ホース
    の内径と略等しい外径をもつ直ぐ延びる保持棒に嵌挿し
    て保持せしめ、該保持筒および該保持棒を互いに対向し
    て同軸的に支持し、該保持筒の後方に該保持筒と同軸に
    設けられ、軸方向に可動せしめて該保持筒を前進後退で
    きる該プロテクタの外径と略等しい外径を持つ筒状のプ
    ロテクタ押し筒と該プロテクタ押筒内に摺動可能に支持
    されて該保持筒内を前進後退できる該可撓性ホースの外
    径と略等しい外径を持つ軸方向に直ぐ延びる案内棒とを
    備えたプロテクタ押し込み手段により、先ず該案内棒を
    前進させ該案内棒と該保持棒を互いに軸方向に凹凸係合
    せしめて直線的に連結し、次にプロテクタ押し筒を該案
    内棒に沿わせて前進させ、該プロテクタ押し筒で該プロ
    テクタを該保持筒から押出しつつ該保持筒に保持された
    該可撓性ホースの外周面に嵌挿することを特徴とするプ
    ロテクタ付ホースの製造方法。
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