JP2818854B2 - 交流式抵抗溶接機におけるサイリスタ電圧検出装置 - Google Patents

交流式抵抗溶接機におけるサイリスタ電圧検出装置

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JP2818854B2 JP6139416A JP13941694A JP2818854B2 JP 2818854 B2 JP2818854 B2 JP 2818854B2 JP 6139416 A JP6139416 A JP 6139416A JP 13941694 A JP13941694 A JP 13941694A JP 2818854 B2 JP2818854 B2 JP 2818854B2
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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流式抵抗溶接機にお
けるサイリスタの端子間電圧を検出するサイリスタ電圧
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交流式抵抗溶接機では、サイリスタを介
して主電源電圧を溶接トランスの一次側コイルに供給
し、溶接トランスの二次側コイルより溶接電流(二次側
電流)を被溶接材に流して、被溶接材の溶接部をジュー
ル熱で冶金的に接合する。サイリスタの点弧角を変える
ことで、溶接電流の大きさを制御することができる。
【0003】このような抵抗溶接機において溶接電流を
測定したり力率角を算出するには、各サイクルの中で溶
接電流の流れ始めるタイミングと流れが止まるタイミン
グをみる必要がある。溶接電流はサイリスタが導通して
いる間に流れ、サイリスタが遮断している間は流れない
ので、溶接電流とサイリスタの端子間(カソード・アノ
ード端子間)電圧とは互いに逆相の関係にある。このこ
とから、サイリスタの端子間電圧を検出し、その電圧波
形から溶接電流の通電時間のタイミングをみるようにし
ている。
【0004】従来は、降圧トランスの一次側コイルをサ
イリスタの端子間に接続し、該トランスの二次側コイル
に、サイリスタ端子間電圧波形を標準波形(一般には二
値または矩形波形)に変換するための、たとえばフォト
カプラからなる波形変換回路を接続していた。
【0005】主電源電圧は200×21/2 または400
×21/2 ボルトのピーク値を有する高圧の交流電圧であ
り、サイリスタ端子間電圧もそれに近いピーク値を有し
ている。降圧トランスの二次側コイルには、サイリスタ
端子間電圧波形に相似なピーク値20×21/2 ボルト程
度の電圧波形が得られる。この二次側電圧がフォトカプ
ラの発光ダイオードに印加されている間だけこの発光ダ
イオードが発光してフォトカプラの出力側半導体素子た
とえばフォトトランジスタがオンすることにより、その
出力端子にTTLレベル(0〜5ボルト)の矩形波の電
圧信号が得られる。この矩形波信号の立ち下がりおよび
立ち上がりのタイミングは、溶接電流の通電開始時間お
よび通電終了時間のタイミングにそれぞれ対応する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のサ
イリスタ電圧検出回路では、高圧のサイリスタ端子間電
圧を波形変換回路(フォトカプラ)の耐圧可能な電圧ま
で降圧するために専用の降圧トランスを用いているの
で、抵抗溶接制御装置が大型化し、コスト高になってい
た。また、抵抗溶接が行われていない間も、降圧トラン
スの二次側回路で電流が流れ、電力が無駄に消費されて
いた。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、降圧トランスを不要にするとともに無駄な電力
消費をなくし、小型化および低コスト化を実現する交流
式抵抗溶接機におけるサイリスタ電圧検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1の抵抗溶接機におけるサイリスタ電
圧検出装置は、交流式抵抗溶接機の一次側回路に設けら
れたサイリスタの端子間電圧を検出するためのサイリス
タ電圧検出装置において、前記サイリスタに対して並列
に接続され、前記サイリスタの端子間電圧波形を所定の
標準波形に変換する波形変換手段と、前記サイリスタと
前記波形変換手段との間に直列に接続された抵抗と、前
記サイリスタと前記波形変換手段との間に直列に接続さ
れた開閉手段とを具備する構成とした。
【0009】また、本発明の第2のサイリスタ電圧検出
装置は、上記第1のサイリスタ電圧検出装置において、
前記波形変換手段は、前記サイリスタに対して並列に接
続された発光ダイオードと前記発光ダイオードからの光
によって導通して二値レベルの出力信号を発生する半導
体素子とからなるフォトカプラを備える構成とした。
【0010】また、本発明の第3のサイリスタ電圧検出
装置は、上記第2のサイリスタ検出装置において、前記
波形変換手段は、それぞれの前記発光ダイオードが前記
サイリスタに対して逆向きで並列接続され、それぞれの
前記半導体素子が出力回路において同じ向きで並列接続
される一対の前記フォトカプラを備える構成とした。
【0011】また、本発明の第4のサイリスタ電圧検出
装置は、上記第1のサイリスタ検出装置において、前記
開閉手段は、開閉制御信号に応じて条件的に発光する発
光ダイオードと、前記サイリスタと前記波形変換手段と
の間に直列に接続され、前記発光ダイオードからの光に
よって導通する高耐圧型のスイッチング素子とからなる
フォトカプラを備える構成とした。
【0012】
【作用】上記の構成において、開閉手段が閉じていると
き、サイリスタの端子間電圧は開閉手段および抵抗を介
して波形変換手段に印加される。該抵抗の抵抗値が適当
な高い抵抗値に選ばれることによって、サイリスタ端子
間電圧の大部分がこの抵抗で降下し、あるいは電流がこ
の抵抗で制限され、波形変換手段には適正な電圧および
電流が供給される。このように、降圧トランスを用いた
場合とほぼ等価な電圧および電流が波形変換手段に供給
され、標準波形たとえば矩形波形への波形変換が行われ
る。開閉手段が開くと、回路が遮断され、該抵抗および
波形変換手段には電流が流れず、電力は消費されない。
【0013】
【実施例】以下、添付図を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例によるサイリス
タ電圧検出装置を適用した単相交流式抵抗溶接機の基本
構成を示す。
【0015】この交流式抵抗溶接機において、入力端子
10,12に入力された商用周波数の交流電源電圧(主
電源電圧)Eは、一対のサイリスタ14,16からなる
コンタクタを介して溶接トランス18の一次側コイルに
供給される。溶接トランス18の二次側コイルに発生し
た交流の誘導起電力(二次側電圧)は二次導体および一
対の電極チップ20,22を介して被溶接材24,26
に印加され、二次側回路に溶接電流I2 が流れる。二次
側回路で溶接電流I2 が流れている間、一次側回路には
I2 と相似な波形の小さな電流(一次側電流)I1 が流
れる。
【0016】溶接電流I2 の大きさ(実効値)は、通電
角によって決まるが、点弧角と通電角との間にはほぼ一
定の関係があるので、点弧角によって決まるともいえ
る。この抵抗溶接機では、点弧回路(図示せず)より点
弧制御信号Ga ,Gb が両サイリスタ14,16にそれ
ぞれ与えられ、両サイリスタ14,16の点弧タイミン
グが制御されることによって、溶接電流I2 の実効値が
制御される。
【0017】この実施例において、サイリスタ14,1
6の端子間電圧を検出するためのサイリスタ電圧検出装
置100は、波形変換用の一対のフォトトランジスタ出
力型フォトカプラ102,104と、電流制限用の抵抗
106と、開閉制御用のフォトMOSFET出力型のフ
ォトカプラ108とから構成されている。
【0018】フォトカプラ102,104は、それぞれ
の発光ダイオード102a,104aがサイリスタ1
4,16に対して互いに逆向きで並列接続されている。
フォトカプラ102,104のそれぞれのフォトトラン
ジスタ102b,104bは、たとえば5ボルトのバッ
テリからなる直流電源110と抵抗112とからなる出
力回路に同じ向きで並列に接続され、両フォトトランジ
スタ102b,104bのコレクタ端子より装置出力端
子114が引き出されている。装置出力端子114は、
抵抗溶接制御装置(図示せず)の入力端子に接続されて
いる。
【0019】サイリスタ(14,16)とフォトカプラ
(102,104)との間に、電流制限用の抵抗108
と開閉制御用のフォトカプラ108の出力スイッチング
素子108bとが直列に接続されている。抵抗106
は、たとえば30kΩ程度の高い抵抗値を有している。
フォトカプラ108のスイッチング素子108bは、開
閉スイッチとして図示されているが、フォトMOSFE
Tからなるものである。フォトMOSFETは、100
0ボルトの高電圧に耐えられるほど耐圧性が大きい半導
体素子である。フォトカプラ108の発光ダイオード1
08aには、増幅器116および抵抗118を介して抵
抗溶接制御装置より二値レベルの開閉制御信号CSが与
えられる。
【0020】次に、図2の各部の波形を参照してこのサ
イリスタ電圧検出装置100の作用を説明する。いま、
開閉制御信号CSがHレベルであるとすると、フォトカ
プラ108の発光ダイオード108aに順電圧が印加さ
れてこれが発光し、その光でフォトMOSFET108
bがオン(閉成)状態になる。
【0021】かかる状態の下で、抵抗溶接が実行され、
サイリスタ14,16が所定の点弧角でスイッチング制
御されると、二次側回路で溶接電流I2 が流れ、一次側
回路でもI2 と波形の相似な一次側電流I1 が流れる
(図2の(B) )。サイリスタ14,16の端子間(アノ
ード・カソード端子間)には、電流I1 およびI2 が流
れていない間、つまり両サイリスタ14,16が同時に
オフ状態になっている間に電圧VTHが現れる(図2の
(C) )。
【0022】このサイリスタ端子間電圧VTHは、開閉制
御用フォトカプラ108のフォトMOSFET108b
および電流制限用抵抗106を介して波形変換用の両フ
ォトカプラ102,104の発光ダイオード102a,
104aに印加される。この場合、フォトMOSFET
108bはほぼ短絡状態になっているが、電流制限用抵
抗106が相当高い抵抗値を有しているため、この抵抗
106でVTHの大部分が降下し、発光ダイオード102
a,104aに流れる電流は、たとえば最大値20ミリ
アンペア程に制限される。
【0023】しかして、サイリスタ端子間電圧VTHが正
極性レベルの電圧波形になっている間は、フォトカプラ
104の発光ダイオード104aが発光して、フォトト
ランジスタ104bがオンし、出力端子114はアース
レベル(0ボルト)になる。また、VTHが負極性レベル
の電圧波形になっている間でも、フォトカプラ102の
発光ダイオード102aが発光して、フォトトランジス
タ102bがオンし、出力端子114はアースレベル
(0ボルト)になる。VTHが0レベルになっている間
は、両フォトカプラ102,104の発光ダイオード1
02a,104aのいずれも発光せず、それぞれのフォ
トトランジスタ102b,104bのいずれもオフ状態
で、出力端子114は電源110の電圧レベルVBB(+
5ボルト)になる。
【0024】この結果、出力端子114には、サイリス
タ端子間電圧VTHと同じタイミングを有し、かつVTHの
波形とは異なる二値レベルまたは矩形の波形を有する電
圧信号STHが得られる。この矩形波信号STHの立ち上が
りおよび立ち下がりのタイミングは、一次側電流I1
(または溶接電流I2 )の立ち下がりおよび立ち上がり
のタイミングにそれぞれ一致している(図2の(B) およ
び(D) )。抵抗溶接制御装置は、この信号STHのタイミ
ングを基に溶接電流I2 の測定演算を行ったり、通電角
や力率等を求めることができる。また、サイリスタ1
4,16が故障または破壊すると、その異常事態がSTH
に反映されるので、サイリスタ14,16の異常検出に
も信号STHを利用することができる。
【0025】このように、この実施例のサイリスタ電圧
検出装置100では、サイリスタ(14,16)の端子
間電圧を検出するために、降圧トランスを用いず、代わ
りに抵抗値の高い電流制限用抵抗106をサイリスタ
(14,16)と波形変換用フォトカプラ(102,1
04)との間に直列に接続することで、降圧トランスを
用いた場合とほぼ等価な電圧および電流をフォトカプラ
(102,104)に供給し、標準波形(矩形波形)へ
の波形変換を行うようにしている。
【0026】一般に、抵抗溶接機の電源装置ないし制御
装置では、トランスが大きなスペースとコストを占めて
いる。本実施例によれば、溶接トランス18はやむを得
ないにしても、サイリスタ端子間電圧検出用の降圧トラ
ンスを設けなくて済むため、装置の大幅な小型化および
低コスト化を達成することができる。
【0027】また、このサイリスタ電圧検出装置100
では、開閉制御用のフォトカプラ108のフォトMOS
FET108bをサイリスタ(14,16)と波形変換
用フォトカプラ(102,104)との間に直列に接続
し、開閉制御信号CSによりフォトカプラ108の発光
ダイオード108aを介してフォトMOSFET108
bのオン・オフ状態を制御するようにしている。これに
より、抵抗溶接または通電が行われない間は、開閉制御
信号CSをLレベルにしフォトMOSFET108bを
オフにして回路を遮断することにより、装置100内で
電流が流れないようにし、消費電力を零にすることがで
きる。
【0028】なお、本抵抗溶接機の強電部(溶接機本
体)と弱電部(制御装置)とはフォトカプラ102,1
04,108によって電気的に分離されているため、強
電部側の電圧・電流・ノイズ等が制御装置側に直接及ぶ
おそれはなく、制御装置の安全が確保されている。
【0029】図3は、本実施例によるサイリスタ電圧検
出装置を含む抵抗溶接制御装置の具体的構成例を示す。
この抵抗溶接制御装置は、マイクロプロセッサ28、点
弧回路30、CTコイル(電流センサ)32、溶接電流
測定回路34、入出力インタフェース回路35、入力装
置36、メモリ38、表示装置40、ゼロ電流検出回路
42およびゼロ電圧検出回路44から構成されている。
【0030】これら各部のうち、ゼロ電流検出回路42
が、上記した本実施例によるサイリスタ電圧検出装置1
00に相当する回路であって、一次側電流I1 または溶
接電流I2 の導通開始時点および導通終了時点のタイミ
ングを表す信号STHをマイクロプロセッサ28と溶接電
流測定回路34とに与える。
【0031】CTコイル32は、一次側回路の導体に掛
けられ、一次側電流I1 の微分波形を表す出力電圧を発
生する。溶接電流測定回路34は、タイミング信号STH
に基づいてCTコイル32を時間積分し、溶接電流I2
の実効値[I]を求める。マイクロプロセッサ28は、
溶接通電中の各サイクル毎に溶接電流測定値[I]をメ
モリ38に格納されている設定電流値[IREF ]と比較
して、その比較誤差に対応したサイリスタ点弧角を求
め、次のサイクルではそのサイリスタ点弧角で点弧回路
30を通じてサイリスタ14,16を点弧させる。この
ように、溶接電流I2 を一定の電流値[IREF ]にする
ためのフィードバック式定電流制御回路が構成されてい
る。
【0032】ゼロ電圧検出回路44は、各半サイクル毎
に主電源電圧Eの極性が変わる時点(ゼロクロス点)を
検出し、そのゼロクロス点のタイミングを表すゼロ電圧
検出信号SEをマイクロプロセッサ28に与える。マイ
クロプロセッサ28は、ゼロ電流検出回路42からのゼ
ロ電流検出信号STHとゼロ電圧検出回路44からのゼロ
電圧検出信号SEとに基づいて所定の演算式またはテー
ブルより各サイクル毎の力率角θを求める。
【0033】交流式抵抗溶接機では、スプラッシュが発
生すると、電極チップ20,22間の抵抗値が急激に低
下し、この抵抗の急激な低下によって力率角が急激に増
大する特性がある。マイクロプロセッサ28は、各サイ
クル毎の力率角θを監視し、力率角θが設定値を越えた
時はスプラッシュが発生したものと判定し、判定結果を
表示器40に表示したり、所要の処置を行うために各部
を制御する。また、マイクロプロセッサ28は、力率角
θの測定値を基に、次の溶接通電におけるサイリスタ点
弧角の初期値を求めることもできる。
【0034】マイクロプロセッサ28は、入出力インタ
フェース回路35を通じて外部からの溶接指令信号に応
動して溶接通電を実行するよう各部を制御する。特に、
本実施例では、ゼロ電流検出回路42が溶接通電中だけ
動作し、それ以外の時間は動作しないよう、マイクロプ
ロセッサ28は開閉制御信号CSをゼロ電流検出回路4
2(図1のサイリスタ電圧検出装置100)に与える。
【0035】入力装置36は、たとえばキーボードから
なり、各種設定値等のデータをマイクロプロセッサ28
に入力するために用いられる。メモリ38には、マイク
ロプロセッサ28の演算または制御に関係する各種プロ
グラム、演算データ、ルック・アップ・テーブル等が格
納される。
【0036】以上好適な実施例について説明したが、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、その技術
思想の範囲内で種々の変形・変更が可能である。
【0037】たとえば、図1のサイリスタ電圧検出装置
100において、上記実施例では開閉制御用フォトカプ
ラ108のスイッチング素子はフォトMOSFETであ
ったが、たとえばフォトトライアックでも可能である。
波形成形用フォトカプラ102,104においても、フ
ォトトランジスタ出力型のものに換えてフォトダイオー
ド出力型のものでもよい。電流制限用の抵抗106は、
1個の抵抗から構成されてもよく、あるいは複数の抵抗
が直列または並列に組み合わさったものでもよい。ま
た、本発明は、単相交流式の抵抗溶接機に限るものでは
なく、3相交流式の抵抗溶接機にも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
降圧トランスを用いることなくサイリスタ端子間電圧を
検出するとともに、抵抗溶接が行われていない間は無駄
な電力消費をなくすことが可能であり、サイリスタ電圧
検出装置ないし交流式抵抗溶接機の小型化および低コス
ト化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるサイリスタ電圧検出装
置を適用した単相交流式抵抗溶接機の基本構成を示す回
路図である。
【図2】実施例における各部の電圧または電流波形を示
す波形図である。
【図3】単相交流式抵抗溶接機において実施例によるサ
イリスタ電圧検出装置を含む抵抗溶接制御装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
14,16…………… サイリスタ 18…………………… 溶接トランス 20,22…………… 電極チップ 24,26…………… 被溶接材 28…………………… マイクロプロセッサ 42…………………… ゼロ電流検出回路 100………………… サイリスタ電圧検出装置 102,104……… 波形変換用フォトカプラ 102a,104a… 発光ダイオード 102b,104b… フォトトランジスタ 106………………… 電流制限用抵抗 108………………… 開閉制御用フォトカプラ 108a……………… 発光ダイオード 108b……………… フォトMOSFET

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流式抵抗溶接機の一次側回路に設けら
    れたサイリスタの端子間電圧を検出するためのサイリス
    タ電圧検出装置において、 前記サイリスタに対して並列に接続され、前記サイリス
    タの端子間電圧波形を所定の標準波形に変換する波形変
    換手段と、 前記サイリスタと前記波形変換手段との間に直列に接続
    された抵抗と、 前記サイリスタと前記波形変換手段との間に直列に接続
    された開閉手段と、を具備することを特徴とするサイリ
    スタ電圧検出装置。
  2. 【請求項2】 前記波形変換手段は、前記サイリスタに
    対して並列に接続された発光ダイオードと前記発光ダイ
    オードからの光によって導通して矩形波形の出力信号を
    発生する半導体素子とからなるフォトカプラを備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のサイリスタ電圧検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記波形変換手段は、それぞれの前記発
    光ダイオードが前記サイリスタに対して逆向きで並列接
    続され、それぞれの前記半導体素子が出力回路において
    同じ向きで並列接続される一対の前記フォトカプラを備
    える請求項2に記載のサイリスタ電圧検出装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉手段は、開閉制御信号に応じて
    条件的に発光する発光ダイオードと、前記サイリスタと
    前記波形変換手段との間に直列に接続され、前記発光ダ
    イオードからの光によって導通する高耐圧型のスイッチ
    ング素子とからなるフォトカプラを備えることを特徴と
    する請求項1に記載のサイリスタ電圧検出装置。
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