JP2818592B2 - 使い捨てパンツ型着用物品 - Google Patents
使い捨てパンツ型着用物品Info
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Description
物品に関し、さらに詳しくは、いわゆるトレニングパン
ツ、使い捨ておむつなどの、脚開口部に二重の弾性伸縮
シール構造を有する使い捨てパンツ型着用物品に関す
る。
トレニングパンツとして、胴開口部および一対の脚開口
部に弾性部材を取り付けたものが知られている。しか
し、活発な歩行ないし運動をする程度に成長した幼児の
場合、その歩行や運動によって排泄物が脚開口部から漏
れることがある。
も内側に、伸縮弾性を有するバリヤーフラップを備える
ことなどで、前記欠点を除去することができる使い捨て
のパンツ型着用物品を提供することにある。
の本発明は、透水性内面シートと、不透水性外面シート
と、これら間に介在する吸収性コアとを有する積層体か
ら構成され、股下域を介して位置する前後胴回域の対向
側縁が接合され、第1弾性部材が伸縮可能に取り付けら
れた胴開口部と、第2弾性部材の各々が伸縮可能に取り
付けられた一対の脚開口部とを有する使い捨てパンツ型
着用物品の改良に係わる。
2弾性部材が第2Aおよび第2B弾性部材とからなるこ
と、前記第2Aおよび第2B弾性部材の各々が中央部分
とこれに連続する各側部分とからなること、前記第2A
弾性部材の前記中央部分が前記股下域のほぼ中央部に位
置するとともに前記第2A弾性部材の前記各側部が前記
一対の脚開口部のほぼ前半分の湾曲縁に沿って位置して
いること、前記第2B弾性部材の前記中央部分が前記股
下域のほぼ中央部に前記第2A弾性部材の前記中央部分
と並列して位置するとともに前記第2B弾性部材の前記
各側部が前記一対の脚開口部のほぼ後半分の湾曲縁に沿
って位置していること、付根縁部と自由縁部とを有する
一対のバリヤーフラップが、少なくとも前記股下域の内
面の対向側部に前記物品の縦方向へ互いに並行に、しか
も前記第2Aおよび第2B弾性部材の前記各側部分の内
側に隣接して配置されていること、および、前記バリヤ
ーフラップが着用者の肌側へ起き上がり可能に第3弾性
部材が前記自由縁部に沿って取り付けられていることを
特徴とする。
を説明すると、以下のとおりである。
胴開口部2と、一対の脚開口部3とを有し、それぞれの
内部にそれらの周囲に沿って弾性部材4,5をそれぞれ
取り付けてある。物品1は、各脚開口部3において弾性
部材5が位置する部分よりも内側にバリヤーフラップ6
をそれぞれ備え、それらの内部には弾性部材7をそれぞ
れ取り付けてある。物品1は、図2に示す展開状態にあ
る積層体11において股下域8を除く前後胴回域9,1
0の対向側部を接合することで、パンツ型に構成してあ
る。
は、弾性伸縮性かつ透水性不織布から構成され物品の内
面を形成する内面シート12と、これと実質的に同じ不
織布13aおよびその内面に重ね合わせられたプラスチ
ックまたはゴムの弾性伸縮性かつ不透水性フィルム13
bから構成されていて物品の外面を形成する外面シート
13と、フラッフパルプ、熱可塑性繊維および水不溶性
かつ超吸水性ポリマーのパウダーから砂時計型に成形さ
れたマットまたはシート状の吸収性コア14を含んでい
る。
は、目付25〜45g/m2であって、繊度0.5〜3
dの熱捲縮繊維をカーディングしてウエブを形成し、こ
れを熱処理してシート状形態を賦与したものが好まし
い。
bは、不織布12,13aよりも大きい弾性強力(伸長
応力)を有していることが好ましいが、両者のそれが実
質的に同等であってもよい。
2,13の対向側縁には、脚開口部3を画成するための
凹欠部8aを形成してあり、全体的に内方向へ湾曲して
いる。前後胴回域9,10の胴回端縁部および凹欠部8
aの縁部に沿うそれら部位における内面シート12とフ
ィルム13bとの間には、弾性部材4,5を配置してあ
る。胴回用の弾性部材4は、前後胴回域9,10の端縁
部と平行にかつ伸長下に、内面シート12および/また
はフィルム13bにホットメルト型接着剤で接着してあ
る。脚回用の弾性部材5は、部材5Aと、部材5Bとか
ら構成してある。部材5A,5Bは、中央部分5A2,
5B2と、これらにそれぞれ連続する各側部分5A 1,5
B1とから構成してある。部材5Aは、中央部分5A2を
股下域8のほぼ中央部に位置させるとともに、部材5A
の各側部5A 1を一対の脚開口部3,3(凹欠部8a,
8a)のほぼ前半分の湾曲縁に沿って位置させてある。
部材5Bは、中央部分5B2を股下域8のほぼ中央部に
部材5Aの中央部分5A2と並列して位置させるととも
に、部材5Bの各側部5B1を一対の脚開口部3,3
(凹欠部8a,8a)のほぼ後半分の湾曲縁に沿って位
置させてある。部材5A,5Bは、股下域8の両側縁近
傍において互いに交差させてある。この交差部から外端
へ延びる両側部分5A 1,5B1を伸長下に、フィルム1
3bの内面に前記同効接着剤で接着するとともに、中央
部分5A2,5B2をフィルム13bならびにコア14の
いずれにも前記同効接着剤で接着することなく該コアの
中央区域下面に位置させてある。部材5A,5Bは、物
品の縦方向にほぼU字状の対称形をなしている。
ドット状に付着した前記同効接着剤を介して固定してあ
る。このようにすることで、コア14が最少限移動しな
いようにすることができるとともに、内面シート12が
コア14の上面から浮くことにともなう排泄液の内面シ
ート12からコア14への吸収阻害をなくすことがで
き、しかも、内面および外面シート12,13の弾性伸
縮をあまり阻害しないようにすることができる。
に隣接する部位における内面シート12の上面には、付
根縁部6aと自由縁部6bを有する一対のバリヤーフラ
ップ6を積層体11の縦方向に互いに並行に延在するよ
うに配置してある。バリヤーフラップ6は、透湿性かつ
不透水性の一枚の不織布を折り返してスリーブを形成
し、少なくとも自由縁部6b内に弾性部材7を伸長下に
前記同効接着剤で接着し、付根縁部6aを内面シート1
2の上面に前記同効接着剤で接着するとともに、該バリ
ヤーフラップを外側へ倒してその長さ方向端部を内面シ
ート12の上面に前記接着剤で接着してある。ただし、
バリヤーフラップ6は、これを内側へ倒してその長さ方
向端部を内面シート12の上面に前記接着剤で接着して
もよい。バリヤーフラップ6は、内外側のいずれに倒し
てその長さ方向端部内面シート12の上面に固定して
も、弾性部材7の収縮力で起き上がる。また、バリヤー
フラップ6の内面シート12の上面に対する接着は融着
手段でもよいことはいうまでもない。
プ6よりも外側に位置する前後胴回域9,10の互いに
重なり合う内面および外面シート12,13の部位に、
これらシートを貫通する複数の通気孔15を設けてあ
る。通気孔15は、径0.2〜2mmであって、所与の
配列間隔を有する加熱針または突起群で形成され、該通
気孔の内周縁における不織布12,13aは、フィルム
13bを介して一体的に融着していることが好ましい。
周縁は、ヒートシールもしくはソニックシールまたは前
記同効接着剤で接合することができる。
ト12が内側に位置するように股下域8の中央部で縦方
向に二つに折り重ねて前後胴回域9,10の対向側縁を
ヒートシールまたはソニックシールすることで、図1に
示すパンツ型の物品1に構成してある。このシールは、
物品1を着用しているときには前後胴回域9,10の対
向側縁が不用意に引き裂かれない一方、物品1を着用者
から脱がせるときには比較的容易に引き裂くことができ
るようになしてある。こうしたシールの好ましい一つの
態様として、シールを前後胴回域9,10の対向側縁に
沿って間欠的に施こすことができる。
1においては、弾性部材5の長さ方向両端部5a,5b
が実質的に互いに連結している。ここにおいて、実質的
に互いに連結しているとは、両端部5a,5bが、互い
に直接ではなく、内面シート12を介して間接的に接合
しているからであるが、両端部5a,5bどうしが厳密
に一直線状に位置していなくても、両端部5a,5bに
おいて弾性部材5が作る弾性伸縮線が実質的に連らなる
ことを意味する。
を奏する。
大腿を包囲しこれに密接するとともに、その内側に第3
弾性部材を有するバリヤーフラップが該弾性部材の収縮
力で着用者の肌側へ起き上がるから、前記脚開口部はそ
の内外側が二重にシールされることになる。したがっ
て、着用者の歩行ないし運動が活発であっても、前記脚
開口部から排泄物が漏れるのを防止することができる。
置する場合には、製造ラインの方向すなわち機械方向と
直交する横方向へ最終の各製品が向いて製造ラインへ並
列する、いわゆる横取りが可能になる。それは、胴開口
部の弾性部材も脚開口部の弾性部材も製造ラインの方向
へ連続的に供給することができ、製品を高速生産するこ
とが可能であるという利点がある。本願発明の実施例に
おける脚開口部の第2Aおよび第2B弾性部材のように
これらが股下域で交差すると、その交差部の伸縮性が低
下してその部位の股下域部分が着用者の身体に密接せず
排泄物の漏れの原因となる一方、こうした欠点をなくす
ため、そのように交差しないように、第2Aおよび第2
B弾性部材の中央部分の間を僅かでも離間させると、そ
の部位の股下域部分が着用者の身体に密接せず前記同様
に排泄物の漏れの原因となる。しかしながら、本願発明
においては、少なくとも股下域に第3弾性部材を有する
一対のバリヤーフラップを第2Aおよび第2B弾性部材
の各側部分の内側に隣接して配置してあるから、これら
バリヤーフラップが、第2Aおよび第2B弾性部材にか
わって前記密接しない部分を着用者の身体に密着させ、
前記欠点をなくすとともに前記利点を生かすことができ
る。
の作用で胴および脚回りがやや収縮した状態の展開斜視
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 透水性内面シートと、不透水性外面シー
トと、これら間に介在する吸収性コアとを有する積層体
から構成され、股下域を介して位置する前後胴回域の対
向側縁が接合され、第1弾性部材が伸縮可能に取り付け
られた胴開口部と、第2弾性部材の各々が伸縮可能に取
り付けられた一対の脚開口部とを有する使い捨てパンツ
型着用物品において、 前記脚開口部の第2弾性部材が第2Aおよび第2B弾性
部材とからなり、 前記第2Aおよび第2B弾性部材の各々が中央部分とこ
れに連続する各側部分とからなり、 前記第2A弾性部材の前記中央部分が前記股下域のほぼ
中央部に位置するとともに前記第2A弾性部材の前記各
側部が前記一対の脚開口部のほぼ前半分の湾曲縁に沿っ
て位置しており、 前記第2B弾性部材の前記中央部分が前記股下域のほぼ
中央部に前記第2A弾性部材の前記中央部分と並列して
位置するとともに前記第2B弾性部材の前記各側部が前
記一対の脚開口部のほぼ後半分の湾曲縁に沿って位置し
ており、 付根縁部と自由縁部とを有する一対のバリヤーフラップ
が、少なくとも前記股下域の内面の対向側部に前記物品
の縦方向へ互いに並行に、しかも前記第2Aおよび第2
B弾性部材の前記各側部分の内側に隣接して配置され、
前記バリヤーフラップが着用者の肌側へ起き上がり可能
に第3弾性部材が前記自由縁部に沿って取り付けられて
いることを特徴とする前記物品。 - 【請求項2】前記第2Aおよび第2B弾性部材が前記股
下域で互いに交差している請求項1に記載の物品。 - 【請求項3】前記第2Aおよび第2B弾性部材が前記物
品の縦方向に対称形をなしている請求項1に記載の物
品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9154014A JP2818592B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 使い捨てパンツ型着用物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9154014A JP2818592B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 使い捨てパンツ型着用物品 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2259834A Division JP2826185B2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-09-27 | 使い捨てパンツ型着用物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1057410A JPH1057410A (ja) | 1998-03-03 |
JP2818592B2 true JP2818592B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=15575031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9154014A Expired - Lifetime JP2818592B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 使い捨てパンツ型着用物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2818592B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4907795B2 (ja) * | 2001-08-15 | 2012-04-04 | ユニ・チャーム株式会社 | ペット用オムツ |
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-
1997
- 1997-06-11 JP JP9154014A patent/JP2818592B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1057410A (ja) | 1998-03-03 |
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