JP2815276B2 - ライダ用防護具 - Google Patents

ライダ用防護具

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JP2815276B2
JP2815276B2 JP5019530A JP1953093A JP2815276B2 JP 2815276 B2 JP2815276 B2 JP 2815276B2 JP 5019530 A JP5019530 A JP 5019530A JP 1953093 A JP1953093 A JP 1953093A JP 2815276 B2 JP2815276 B2 JP 2815276B2
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    • A42B3/00Helmets; Helmet covers ; Other protective head coverings
    • A42B3/04Parts, details or accessories of helmets
    • A42B3/0406Accessories for helmets
    • A42B3/0473Neck restraints

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  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車のライダを
防護するライダ用防護具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なライダ用防護具はライダ
の頭部を覆うヘルメットであり、着用が法規で義務づけ
られている。また、レース等においては、ひざ,ひじ,
肩部等を覆う防護具も着用されていたが、これらはヘル
メットとは別々のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のライダ用防護具
によってもライダの安全性が相当高められはするもの
の、まだ十分とは言えない。例えば、自動二輪車が衝突
してライダが飛ばされ、頭部から物体に衝突したり、ス
リップ等によって転倒した後ライダが路面上を滑って頭
部から物体に衝突したりすることがあるが、そのような
場合に、頭部が受けた圧縮力が首に伝達され、首に大き
な圧縮力がかかることがあったのである。以上の事情を
背景として、本発明は、ライダの首に大きな圧縮力がか
かることを回避し、ライダをより安全に保護し得るライ
ダ用防護具を得ることを課題として為されたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ライダ
用防護具を、硬質材料製の空気の通過を許容する枠体で
あって、ライダの頭部をその頭部から離れて覆う頭部防
護枠と、ライダの少なくとも肩部全体を上方から覆う硬
質材料製部を備えた胴体部とを含み、かつ、それら胴体
部の硬質材料製部と頭部防護枠とが少なくとも上下方向
に限られた距離以上相対移動不能に結合されたものとし
たことにある。本発明の最も端的な実施態様は、胴体部
の硬質材料製部と頭部防護枠とが一体に形成される等、
あらゆる方向に相対移動不能に固定された態様である
が、両者は少なくとも上下方向に相対移動不能に結合さ
れていればよく、例えば、胴体部の硬質材料製部と頭部
防護枠とが上下方向の軸線まわりに相対回転可能に連結
された態様とすることも可能である。胴体部の硬質材料
製部と頭部防護枠とを相対回転可能とすれば、ライダ用
防護具の自由度が増す。例えば、後述のエアバッグが設
けられる場合には、エアバッグが膨張した状態では頭部
の頭部防護枠に対する相対移動が抑制されるため、頭部
防護枠が胴体部に完全に固定であれば、ライダが側方や
後方を見るために首を捩じることが困難になるが、頭部
防護枠が胴体部に対して回転可能であれば容易に側方や
後方を見ることができる。胴体部の硬質材料製部は少な
くとも肩部全体を覆うものであればよく、胸部,背部等
をも覆うものであってもよい。頭部防護枠の内側に、
縮状態では頭部の全周に隙間を生じさせているが膨張状
態では頭部と頭部防護枠との隙間を頭部の実質的に全周
にわたって埋める状態となるエアバッグが配設され、そ
のエアバッグに、エア供給通路により、一定以上の衝撃
を受けた場合に作動してエアバッグに圧力気体を供給す
るエアバッ作動装置が接続されることが望ましい。
【0005】
【作用】本発明のライダ用防護具は、頭部防護枠と胴体
部とを備えたものであり、ライダの頭部だけでなく肩部
全体をも覆うものである。また、頭部防護枠はライダの
頭部をその頭部から離れた状態で覆うものであり、か
つ、胴体部の硬質材料製部と頭部防護枠とが、少なくと
も上下方向に限られた距離以上相対移動不能に結合され
ているため、本発明のライダ用防護具が着用された状態
頭部防護枠に力が作用した場合には、その力がライダ
の首を介さないで胴体部の硬質材料製部に伝達され、ラ
イダの肩部全体がその伝達された力を受ける。頭部防護
の頂部付近に胴体部に向かう向きの力が加えられた場
合は勿論、後頭部,側頭部,前頭部等に力が加えられた
場合でも、それらの力はすべて胴体部の硬質材料製部に
伝達され、肩部全体で受けられる。胴体部の硬質材料製
部が肩部のみならず胸部や背部をも覆う場合には、後頭
部,側頭部,前頭部等に加えられた力が一層良好にライ
ダの胴体全体で受けられる。
【0006】
【発明の効果】したがって、頭部防護枠に大きな力がか
かっても、ライダの首に大きな力がかかることが回避さ
れる。従来のヘルメットと肩用防護具とが着用された場
合より安全にライダを保護することができるのである。
しかも、頭部防護枠は空気の通過を許容するため、ライ
ダは顔や頭に風を受けることとなり、あたかも防護具を
装着していないような解放感を感じることができ、ツー
リングを十分に楽しむことができる。 頭部防護枠内にエ
アバッグが配設された望ましい態様では、通常はエアバ
ッグが収縮状態にあるため、ライダが頭部防護枠内で頭
部を自由に動かすことができ、防護具装着の不快感が著
しく軽減される。そして、緊急時にはエアバッグが膨張
状態となって頭部と頭部防護枠との隙間を頭部の実質的
に全周にわたって埋める状態となるため、頭部が頭部防
護枠内で自由に移動して鞭打ち症を発生させたり、硬質
材料から成る頭部防護枠に衝突して損傷を受けたりする
ことが良好に防止される。頭部防護枠の内側に弾性体等
を配設することによっても、ある程度目的を達すること
ができるが、この場合は通常時の頭部移動の自由度確保
と、緊急時における頭部移動の防止との両方を十分に実
現することが困難である。それに対し、エアバッグを配
設すれば両者を十分に実現することができるのである。
また、胴体部に対して相対回転可能な頭部防護枠の内側
にエアバッグが配設された態様においては、エアバッグ
の膨張により頭部防護枠に対する頭部の相対移動が抑制
された状態においても、頭部防護枠の回転によりライダ
が首を捩じることが許容されるため、ライダは容易に側
方や後方を見ることができる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例としてのライダ用防護具を
図面を用いて詳細に説明する。図1および図2におい
て、10は頭部防護枠であり、12は胴体部である。
部防護枠10は頂部が半球状をなした円筒状となってお
り、硬質プラスチックスで形成されている。
【0008】また、頭部防護枠10にはエアバッ装置
が取り付けられている。エアバッ装置はエアバッ
2,エアバッ作動装置24,エアバッ22とエアバ
作動装置24とを接続する図示しないホース等を備
えている。エアバッ22は円環状をなすものであり、
頭部防護枠10の上部内周面に沿って配設され、エア
バッ作動装置24は頭部防護枠10の後面に取り付け
られている。エアバッ作動装置24は、図3に示す衝
撃センサ26,ガス発生装置28,電池29等を備えて
いる。衝撃センサ26によって衝撃が検出されると、ガ
ス発生装置28がガスを発生し、そのガスがホースを経
てエアバッ22に供給されるのである。
【0009】衝撃センサ26は、本体30と、慣性体3
2と、スプリング34とを備えている。本体30は球状
をなしており、その内部に、金属製の慣性体32が配設
され、その慣性体32が6個の金属製のスプリング34
によって支持されているのである。本体30には、それ
の中心に原点を有し、互いに直交するX,Y,Z軸上に
それぞれ2個、合計6個の穴36が形成されており、そ
の穴36にはそれぞれスプリング34が配設され、プラ
グ38で閉塞されている。スプリング34は圧縮コイル
スプリングであり、スプリング34の一端が慣性体32
に当接させられ、他端が金属製のプラグ38に支持され
ているのである。また、本体30の内周面の穴36の開
口部周辺を除いた部分には金属層40が設けられ、外周
面および穴36の外周側開口部付近には金属層42が設
けられている。
【0010】金属層40,42は、予め決められた位置
に穴36が形成された2個の樹脂製の半球状部材の両面
に金属メッキが行われることによって形成されたもので
ある。半球状部材のそれぞれの穴36にスプリング34
が配設され、プラグ38によって閉塞された後、半球内
に慣性体32が各スプリング34を圧縮した状態で配設
され、2個の半球体が閉じられ、衝撃センサ26が組み
立てられている。なお、2個の金属製の半球体を、隙間
を隔てて配設し、その内部に溶融樹脂を注入して本体3
0の半分を製造してもよい。
【0011】金属層40にはリード線44が接続され、
6個のプラグ38のうちの1個にはリード線45が接続
されている。リード線44,金属層40,慣性体32,
スプリング34,金属層42,プラグ38,リード線4
5,ガス発生装置28,電池29によって電気回路46
が形成されているのである。図示する原位置において
は、金属層40と慣性体32とが離間させられているた
め、電気回路46が開かれていて電流は流れず、ガス発
生装置28は作動させられないが、慣性体32がスプリ
ング34の弾性力に抗して移動し、金属層40に接触す
れば電気回路46が閉じて電流が流れ、ガス発生装置2
8が作動させられる。また、すべてのプラグ38が本体
30の外周面を覆う金属層42によって電気的に接続さ
れているため、1個のプラグ38にリード線45を接続
しておけば、慣性体32の移動に伴って一部のスプリン
グ36が万一慣性体32から離れても、複数のスプリン
グ36が慣性体32との接触を保ち、慣性体32と金属
層40とが接触すれば、必ず電気回路46が閉じて電流
が流れる。
【0012】本体30は、ライダ用防護具に固定されて
いるためライダと一体的に運動する。しかし、慣性体3
2は、スプリング34を介して本体30に支持されてい
るため、ライダおよびライダ用防護具がいずれかの方向
に加速されれば、その加速度に比例する慣性力によって
本体30に対して相対移動する。この相対移動量は加速
度が大きいほど大きく、加速度が設定値を越えると、慣
性体32が金属層40に接触するに到る。衝撃センサ2
6は、ライダに設定値以上の加速度が生じたことを検出
する加速度センサなのである。
【0013】ガス発生装置28は、よく知られたもので
あるため、図示を省略するが、イグナイタ,着火剤,ガ
ス発生剤,フィルタ等を備えたものである。電気回路4
6に電流が流れると、着火剤に着火されてガス発生剤が
燃焼し、ガスが発生する。そのガスがフィルタ,図示し
ないホースを経てエアバッ22に供給されるのであ
る。
【0014】エアバッ22は、通常は、図に実線で示
すように、縮められた状態にあるが、エアバッ作動装
置24が作動し、エアバッ22にガスが供給される
と、図の二点鎖線で示すように膨張させられる。すなわ
ち、本実施例のライダ用防護具が着用された状態におい
て、通常は、頭部防護枠10の内部には、ライダの頭が
自由に動ける空間が存在するのであるが、エアバック2
2が膨張させられると、ライダの頭が固定され、保護さ
れることになる。
【0015】胴体部12は、頭部防護枠10の下端部に
固定されており、肩部48,胸当部49,背当部50お
よび帯部52を備えている。肩部48は弾性体が硬質材
で覆われることによって形成されている。背当部50,
胸当部49の一部(図2における部分Xおよび部分Y)
は肩部48と同様に弾性体が硬質材で覆われることによ
って形成され、胸当部49および帯部52の残りの部分
は弾性体が軟質材によって覆われて形成されている。帯
部52の両端部にはマジックテープ(登録商標)のフッ
ク53と起毛部54とがそれぞれ固着されており、着用
時に胸回りが調節可能とされている。本実施において
は、肩部48全体と背当部50および胸当部49の一部
とが、胴体部12の硬質材料製部を構成しているのであ
る。
【0016】以上のように構成されたライダ用防護具が
着用された場合には、頭部防護枠10が視界を遮ること
が少ないものであり、かつ、頭部防護枠10内で頭を自
由に動かし得るため、ライダの視界が制限されることが
回避される。また、頭部防護枠10は空気の通過を許容
するため、走行時に空気抵抗が小さく、その小さな空気
抵抗も胴体部に受けられるため、首が疲れない上、ライ
ダはライダ用防護具を装着していない場合と同様に顔や
頭に風を感じつつツーリングを楽しむことができる。
【0017】そして、ライダが頭から物体に衝突するよ
うな事態が発生した場合には、頭が頭部防護枠10の頂
部が受けた圧縮力がライダの首を介さないで胴体部12
に伝達され、その伝達された力をライダの肩が肩部48
を介して受ける。したがって、ライダの首に大きな圧縮
力がかかることが回避され、頸椎に損傷が生じることが
良好に回避される。また、本実施例においては、頭部防
護枠10と胴体部12とが固定されているため、頭部防
護枠10のどの方向から力が作用しても胴体部に伝達さ
れ、ライダの首に大きな力がかかることが良好に回避さ
れる。また、本実施例のライダ用防護具は胴体部12を
備えているため、ライダの肩,胸等が良好に保護され
る。
【0018】しかも、本実施例においては、ライダの頭
が物体に衝突する前にエアバッ22が膨張させられ
る。例えば、図に示すように自動二輪車56が車両5
7に追突し、ライダ58が上方へ飛ばされる瞬間に、本
体30が慣性体32に対して相対的に上方へ移動させら
れ、金属層40に接触させられることによってエアバッ
作動装置24が作動させられる。スプリング34のば
ね係数および慣性体32の質量が、ライダが自動二輪車
の衝突によって飛ばされる瞬間に、慣性体32がその加
速度に応じた慣性力によって金属層40に接触させられ
るように設定されているのである。
【0019】また、ライダの加速度は、スリップ等によ
って自動二輪車が転倒し、ライダが横転した瞬間にも設
定値以上になる。ライダが横転した瞬間に慣性体32が
本体30に対して相対的に横方に移動させられ、金属層
40に接触させられることによってエアバッ22が膨
張させられる。したがって、ライダの頭が頭部防護枠
0内で急激に移動してライダの首に大きな力がかかるこ
とが良好に回避され、また、頭が頭部防護枠10に強く
衝突して損傷を受けることが防止される。
【0020】なお、上記実施例においては、衝撃センサ
28にスプリング36が6個取り付けられていたが、6
個より多くすることも可能である。
【0021】また、上記実施例においては、ガス発生装
置28および衝撃センサ26等を備えたエアバッ作動
装置24が頭部防護枠10の後面に取り付けられていた
が、自動二輪車に取り付けられるようにしてもよい。そ
の場合には、ガス発生装置28とエアバッ22とをガ
スを供給するためのホースで接続する必要がある。ま
た、衝撃センサを自動二輪車に取り付け、ガス発生装置
をライダ用防護具に取り付けることも可能であり、この
場合には衝撃センサとガス発生装置とをリード線で接続
する必要がある。
【0022】後者の態様の一例を、図4に基づいて説明
する。自動二輪車に固定される衝撃センサ60は、円錐
形の本体62と、慣性体64と、慣性体64を支持する
棒ばね66とを備えている。本体62の内周面には金属
層68が設けられ、金属層68にはリード線70が接続
されている。また、本体62の上端には棒ばね66によ
って慣性体64がつり下げられており、棒ばね66には
リード線72が接続されている。また、リード線70,
72はライダ用防護具に取り付けられたガス発生装置7
3,電池74に接続されている。水平方向に設定値以上
の加速度が生じると、棒ばね66が撓み、慣性体64が
金属層68に接触する。それによって、リード線70と
リード線72とが導通し、ガス発生装置73が作動す
る。慣性体64の質量および棒ばね66のばね係数は、
自動二輪車が衝突した場合に、慣性体64が金属層68
に接触させられるように設定されている。
【0023】リード線70,72の途中にはコネクタ7
6が取り付けられている。ライダが自動二輪車に乗って
コネクタ76をつなげば衝撃センサ60がガス発生装置
73に接続されるのである。
【0024】前記実施例においては、エアバッ22
が、通常は、二点鎖線で示すように十分に縮められてい
る状態で取り付けられていたが、ある程度ガスが入れら
れた状態で取り付けられるようにしてもよい。すなわ
ち、ライダの頭の動きが許容される程度まで予めガスを
入れておくのである。そのようにすれば、ガス発生装置
の作動時に供給するガスの量が少なくてすむため、ガス
発生装置を小形化することが可能となる。また、たとえ
エアバッ作動装置24が作動しなくても、何とかライ
ダの頭が防護される。また、エアバッ22を頭部防護
10の内側の全周に渡って連続的に取り付ける必要は
く、部分的に少なくとも3個取り付ければよい。
【0025】さらに、頭部防護枠10と胴体部12とを
固定することは不可欠ではなく、頭部防護枠80を胴体
部82に相対回転可能に取り付けてもよい。例えば、図
6,7に示すように、頭部防護枠80の下端部を外方に
曲げる一方、胴体部82のえりぐり付近に断面がコの字
型の円環状の係合部84を設け、両者を係合させるので
ある。また、頭部防護枠80の内側には弾性体86が環
状に取り付けられている。弾性体86の内周面によって
囲まれた空間は前後方向に長い楕円状とされ、ライダの
頭の形に合うようにされている。本実施例においては、
頭部防護枠80と胴体部82とが相対回転可能に取り付
けられ、頭部防護枠80に頭が相対回転不能に固定され
るようにされているのである。その結果、ライダ用防護
具を着用したライダが頭を回転すると、頭は頭部防護枠
80と一体的に胴体部82に対して相対回転する。
【0026】上記実施例において、係合部84の内部の
空間をやや大きくし、その空間が許容する範囲におい
て、頭部防護枠80を多少傾けたり、上下方向に動かし
たりすることができるようにすることも可能である。さ
らに、頭部防護枠と胴体部とを脱着可能にすることもで
きる。
【0027】 また、衝撃センサを自動二輪車とライダ用
防護具との両方に取り付けてもよい。さらに、図6,7
に記載されたライダ用防護具にエアバック作動装置を取
り付けたり、図1,2に記載されたライダ用防護具の内
側に弾性体を取り付ける等、ライダ用防護具はそれぞれ
の実施例に記載された態様に限定されるわけではなく、
それぞれの態様の構成要素を互いに組み合わせた態様と
することもできる。
【0028】 その他、いちいち例示することはしない
が、特許請求の範囲を逸脱することなく当業者の知識に
基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのライダ用防護具の正
面図である。
【図2】上記ライダ用防護具の側面図である。
【図3】上記ライダ用防護具に備えられた衝撃センサの
概念図(一部断面図)である。
【図4】本発明の別の実施例であるライダ用防護具に使
用される衝撃センサの概念図(一部断面図)である。
【図5】ライダ用防護具を着用したライダが衝突する場
合の図である。
【図6】さらに別の実施例であるライダ用防護具の正面
図である。
【図7】上記ライダ用防護具の側面図である。
【符号の説明】10,80 頭部防護枠 12,82 胴体部22 エアバッグ 24 エアバッグ作動装置 48 肩部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A62B 3/00 A41D 13/00 A42B 3/00 B62J 27/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬質材料製の空気の通過を許容する枠体
    であって、ライダの頭部をその頭部から離れて覆う頭部
    防護枠と、ライダの少なくとも肩部全体を上方から覆う
    硬質材料製部を備えた胴体部とを含み、かつ、それら胴
    体部の硬質材料製部と頭部防護枠とが少なくとも上下方
    向に限られた距離以上相対移動不能に結合されたことを
    特徴とするライダ用防護具。
  2. 【請求項2】 前記頭部防護枠と前記硬質材料製部とが
    上下方向の軸線まわりに相対回転可能に連結されたこと
    を特徴とする請求項1に記載のライダ用防護具。
  3. 【請求項3】 前記頭部防護枠の内側に、収縮状態では
    頭部の全周に隙間を生じさせているが膨張状態では頭部
    頭部防護枠との隙間を頭部の実質的に全周にわたって
    埋める状態となるエアバッグが配設され、そのエアバッ
    グに、エア供給通路により、一定以上の衝撃を受けた場
    合に作動してエアバッグに圧力気体を供給するエアバッ
    作動装置が接続されたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載のライダ用防護具。
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