JP2815156B2 - 温熱治療装置 - Google Patents

温熱治療装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、温熱療法(ハイパーサーミア)によって腫
瘍を治療するのに用いる温熱治療装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の装置として、例えば1個の体外電極と
1個の体内電極とを用いるものや、特開昭53−48389号
公報に開示されているように複数組の体外電極を用い、
対向する2個の電極を切換え選択するようにしたものが
ある。
第5図は1個の体外電極5と1個の体内電極4を用い
る従来の温熱治療装置の構成を示すものである。この従
来例においては、生体1の体腔2内に腫瘍3と対向する
ように体内電極4を挿入するとともに、生体1の外表面
に上記体内電極4と対応して体外電極5を配置する。そ
して、これら体内電極4および体外電極5間にRF発振装
置6からRF電磁波を印加して電極4,5間の生体1に高周
波エネルギーを与えることにより、この部分を誘電加熱
するようにしている。
第6図は体外電極7のみを用いる場合の従来の温熱治
療装置の構成を示すものである。この従来例において
は、腫瘍3を有する部分の生体1の表裏に体外電極7,8
を対向して配置し、これら両電極7,8間に第5図で示し
たと同様にRF発振装置9によりRF電磁波を印加して電極
間の生体1を誘電加熱するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、従来の温熱治療装置には、特に治療対象部
位である腫瘍の位置検出手段がなく、正確に体外電極を
腫瘍の位置に対して位置決めすることなく治療を行なっ
ていたので、治療効率(効果)が悪かった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、患部に対して正確かつ適切に体外電極を位置
決めできるようにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段および作用] 上記課題を解決するために、本発明は、体外より生体
に治療エネルギーを与えて加温治療する温熱治療装置に
おいて、加温治療対象部位に集結した腫瘍集積性物質に
マーキングされた、ラジオアイソトープから放出される
放射線を検出する手段と、この手段で検出したデータに
よりその加温治療対象部位の位置を判別する手段とを設
け、これにより患部の位置を正確に検出し、温熱治療用
アプリケータを正確かつ適切に位置決めし、効率的に患
部を温熱治療できるようにしたものある。
[実施例] 第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示すも
のである。第1図はその全体のシステムを示すものであ
り、第2図はその温熱治療用アプリケータ10を示し、第
3図は放射線検出手段部を示している。
第1図において、生体1内の治療対象患部である腫瘍
3をはさむように生体1の表裏に配置される温熱治療用
アプリケータ10,11は、アプリケータ位置制御用アーム1
4によって支持されている。このアプリケータ位置制御
用アーム14はアーム回転制御装置15、アーム制御装置16
により回転、上下および左右の各方向へ自由に位置制御
されるようになっている。温熱治療用アプリケータ10,1
1はそれぞれアプリケータ位置制御用アーム14にアプリ
ケータ支持装置12,13を介して支持されている。アーム
制御装置16の本体はキャスタ17によって移動可能であ
る。また、アーム制御装置16にはこの装置全体を制御す
る図示しないCPU等からなるコンピュータが内蔵された
制御装置18、外部入力装置(キーボード)19およびモニ
タ20が接続されている。
ここで、温熱治療用アプリケータ10,11は第2図で示
すような構成となっている。すなわち、このアプリケー
タ本体21には電極22が取り付けられており、この電極22
には電極コード23が接続されている。さらに、電極22の
前面には図示しない潅流装置により供給された生理食塩
水等の冷却液が満たされているバルーン24が設けられて
いる。アプリケータ本体21の、電極22が取り付けられて
いる反対側には、放射線検出手段25がアプリケーターカ
バー26の内側に取り付けられている。この放射線検出手
段25は放射線を受けると蛍光を発するファイバー、また
は放射線を可視光に変換するファイバー、例えばオプテ
クトロン(CPTECTRON…商品名)を用いてある。このフ
ァイバー25aは第3図に示すようにアプリケータ本体21
の周囲に沿って環状に形成した溝27内に配設されてい
る。さらに、このファイバー25aの一端は電極コード23
とともにアプリケータ位置制御用アーム14の中を通って
アーム制御装置16へと導かれている。そして、この放射
線検出手段25により検出したデータを後述する判別手段
で処理し、その患部の位置等を判別するようになってい
る。
次に、この装置を使用する場合にはその治療前の所定
の時期に、ラジオアイソトープでマークした腫瘍抗体や
腫瘍に集り易いデオキシグルコース等を、静脈注射等に
よって体内に注入する。腫瘍3には、これらの試薬が集
結し、この腫瘍3から放射線、例えばガンマ線が放出さ
れる。
このようにして腫瘍3から放射線が放出されると、温
熱治療用アプリケータ10,11内に設けられた各放射線検
出手段25がその放射線を検出し、蛍光を発するか、また
は放射線を可視光に変換し、アーム制御装置16側へと送
る。さらに、このアーム制御装置16から制御装置18に送
られる。この制御装置18内には図示しない蛍光または放
射線を可視光に変換した光線を検出する手段(例えばCC
D)が設けられ、これによって放射線の有無、つまり腫
瘍3の有無を検知する。
さらに、治療前に患者のほぼ患部位置を、上述したよ
うに放射線検出手段25を内蔵した温熱治療用アプリケー
タ10,11によって走査し、検出強度の変化等のデータを
得る。そして、上述した判別する手段によりその放射線
を放出している腫瘍3の位置を正確に把握し、また、そ
のデータは制御装置18の図示しないコンピュータで画像
処理され、モニタ20に写し出す。術者はモニタ20に写し
出された腫瘍3の位置、大きさ等のデータよりもっとも
効率よく治療の行なえるように温熱治療用アプリケータ
10,11を制御装置18の外部入力装置19よりデータ入力
し、アーム回転制御装置15およびアーム制御装置16によ
り、アプリケータ位置制御用アーム14およびアプリケー
タ支持装置12,13を介して位置決めする。そしてアーム
制御装置16内の図示しないRF波発生装置をONして電極22
間にRF波を発生させ治療を行なう。術者はモニタ20に写
し出された腫瘍3の大きさ、位置によって電極22から発
生するRF波を絞ったり温熱治療用アプリケータ10,11を
傾けたり、効率よく治療できる温熱治療用アプリケータ
10,11の大きさ、組み合わせを選んだりすることができ
る。以上の操作を術者は適宜繰り返すことにより効果的
に腫瘍3を治療することができる。また、ここで用いた
放射線検出手段25ではファイバーを用いているためにRF
波による電磁的影響を受けないので、治療中にモニタす
ることによって腫瘍3の直っていくようすを充分に観察
することができる。以上のように腫瘍3の大きさ、位置
を治療前、治療中に直接モニタすることができるので、
温熱治療用アプリケータ10,11をもっとも効率よく治療
できるように配置でき、治療効率(効果)が大幅に向上
する。さらに、この実施例では放射線検出手段25をアプ
リケータ10,11に設けてあるので、その腫瘍の位置検出
が容易かつ正確に行なうことができる。
なお、この実施例では体外式の温熱治療用アプリケー
タ10,11のみを用いた例について述べたが、一方が体内
式でもう一方が体外式のものを用いるときにもその体外
式のものの方をここで述べたように位置決めして治療で
きることはいうまでもない。
第4図は本発明の第2の実施例を示すものである。全
体のシステムについては第1の実施例に同じであるの
で、異なるアプリケータ35について説明する。
このアプリケータ35は腫瘍3を治療するエネルギーと
しての超音波を発生する圧電素子からなる凹面振動子30
を設けてなり、この凹面振動子30はその周縁をラバー31
でアプリケータ本体32に固定している。この凹面振動子
30の前面はバルーン33で覆われ、このバルーン33内には
脱気水が満されている。この脱気水は図示しない潅流装
置によって潅流することができるようになっている。さ
らに、凹面振動子30の周囲には放射線検出手段25が配設
されている。放射線検出手段25は上記同様のファイバー
25aからなり、このファイバー25aの一端は凹面振動子30
に接続された電極コード34とともにアプリケータ位置制
御用アーム14中を通ってアーム制御装置16へと導かれて
いる。
そして、この温熱治療用アプリケータ35を生体の腫瘍
3の位置にバルーン33と生体1との間に空気が入らない
ように押し当ててアーム制御装置16内の超音波発生装置
をONにして凹面振動子30より超音波を発生してこれを腫
瘍3に照射して治療を行なう。その他は第1の実施例と
同じである。この実施例の基本的な作用効果は第1の実
施例と同じであるが、これは超音波を用いる方が効果的
に治療できる腫瘍の場合に用いる。例えば表在性の腫瘍
などに適する。
その他温熱治療用アプリケータには体外式のマイクロ
波発生式のものにも同じように用いることができる。ま
た、その他の実施形態として、以上述べてきた温熱治療
用アプリケータを適宜組み合せて用いることは当然可能
である。また、放射線検出手段を温熱治療用アプリケー
タと独立に設けて、独立に腫瘍の状態を検出するのに用
いることもできる。
さらに、放射線検出手段としては以上述べてきたファ
イバーの他に半導体放射線検出器、シンチレータ(放射
線が当たると光を発生する物質…クリスタル)等を用い
ることもできる。
なお、治療中、検出している放射線量が突然少なくな
ったときは温熱治療用アプリケータが治療対象部位であ
る腫瘍の位置から大きくはずれたとみなしてRF波、超音
波、マイクロ波等の治療用エネルギーの発生をOFFする
ようにして安全性を高めることもできる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、温熱治療装置に
患部に集結した腫瘍集積性物質にマーキングされたラジ
オアイソトープから放出される放射線検出手段を設けた
ことにより、その患部の位置、大きさ等を治療前、治療
中、治療後に適宜チェックできるので、最も効率よく治
療を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における全体システムを
示す構成図、第2図は同じくその実施例におけるアプリ
ケータの側断面図、第3図は同じくその実施例のアプリ
ケータの内部の下面図、第4図は本発明の第2の実施例
におけるアプリケータの側断面図、第5図および第6図
は従来の方式の説明図である。 1……生体、3……腫瘍、10,11……アプリケータ、22
……電極、25……放射線検出手段、30……凹面振動子、
35……アプリケータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体外より生体に治療エネルギーを与えて加
    温治療する温熱治療装置において、加温治療対象部位に
    集結した腫瘍集積性物質にマーキングされた、ラジオア
    イソトープから放出される放射線を検出する手段と、こ
    の手段で検出したデータによりその加温治療対象部位の
    位置を判別する手段とを設けたことを特徴とする温熱治
    療装置。
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