JP2815049B2 - スートブロア部を並設した蒸気ボイラ装置 - Google Patents

スートブロア部を並設した蒸気ボイラ装置

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JP2815049B2
JP2815049B2 JP1136793A JP13679389A JP2815049B2 JP 2815049 B2 JP2815049 B2 JP 2815049B2 JP 1136793 A JP1136793 A JP 1136793A JP 13679389 A JP13679389 A JP 13679389A JP 2815049 B2 JP2815049 B2 JP 2815049B2
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尚久 前田
義則 小林
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株式会社前田鉄工所
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は一定周期毎に蒸気を使用する間欠的なスー
トブロア部を並設した蒸気ボイラ装置に関する。
(従来の技術) 燃料として木くずや石炭等が使用される焼却炉タイプ
のボイラにおいては、ボイラ本体を構成している煙管や
水管の外側にススやばい塵が付着して熱伝導が悪くなる
ため、前記付着物を定期的に吹き飛ばしクリーニングす
るための、いわゆるスートブロア(soot blower)が定
期的に行われる。
このスートブロアは、ボイラとその蒸気を使用するユ
ーザを接続する管路にスートブロア用の管路を設けて、
通常2、3時間おきに約16ないし20分間程度ボイラの蒸
気供給管より一定圧(10kg/cm2程度)の蒸気を吹付けて
行われている。しかしながら、スートブロア時には、間
欠的とはいえボイラー管路に一時的に高い蒸気負荷が生
じるために、該ボイラーから他のユーザへの供給蒸気圧
力が低下して工場生産等に支障をきたすおそれがある。
このような一時的な蒸気負荷を吸収する手段としては、
ボイラの容量を大きくすることが考えられるが、このこ
とは装置の大型化を意味し、エネルギー消費等のコスト
的にも好ましい方法ではない。
(発明が解決しようとうる課題) そこで、この発明は上記状況に鑑み、一定周期毎に生
ずるスートブロア部の間欠的な蒸気負荷に対し、ボイラ
に急激な蒸気負荷を与えることなく、安定した一定条件
の下で連続運転することができるスートブロア部を並設
した蒸気ボイラ装置を提案することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) ずなわち、この発明に係る蒸気ボイラ装置は、蒸気ボ
イラとその蒸気を使用するユーザを接続する管路にスー
トブロア用の管路を設けて、一定周期時間(T1)毎に所
定圧力(P1)の蒸気を使用するスートブロア部を並設し
た装置であって、前記スートブロア部の並設管路に圧力
計を備えたスチームアキュムレータが設置され、前記ア
キュムレータの上流側管路には、前記スートブロア部の
蒸気使用時以外にオンしかつ前記アキュムレータの圧力
計に接続されて一定周期時間(T1)内に所定圧力(P1)
の蒸気を蓄積するように該アキュムレータへの蒸気流量
を制御する切替制御弁が設けられているとともに、前記
アキュムレータの下流側管路には前記スートブロア部の
蒸気使用時にオンして前記アキュムレータに蓄積された
所定圧力(P1)の蒸気を前記スートブロア部に供給しか
つ前記アキュムレータの圧力計に接続されて該アキュム
レータ内の圧力が初期圧力(P2)に下降したときにはオ
フする切替弁が設けられていることを特徴とするスート
ブロア部を並設した蒸気ボイラ装置に係る。
(実施例) 以下添付の図面に従ってこの発明の実施例を説明する
と、第1図はこの発明に係る蒸気ボイラ装置の概略を示
す配管構成図、第2図はその制御例を示す波形図であ
る。
第1図に図示した蒸気ボイラ装置は、蒸気ボイラBと
その蒸気を使用するユーザ12,12…を接続する管路に、
一定周期時間(T1)毎、例えば2時間間隔で、17〜18分
間、所定圧力(P1)の蒸気を使用するスートブロア部20
として並設したものである。
この発明装置では、このスートブロア部20の並設管路
15,16に圧力計11を備えたスチームアキュムレータ10が
設置される。
前記スートブロア部20の並設管路のアキュムレータ上
流側管路15には、切替制御弁V1が設けられている。この
切替制御弁V1は前記スートブロア部20における蒸気使用
時以外にオンとなって、ボイラBからの余剰蒸気をアキ
ュムレータ10に蓄積する。第2図から理解されるよう
に、切替制御弁V1は、一定周期時間T1によって周期的に
制御され、前記スートブロア部20が蒸気を使用しないス
ートブロア時以外の時間T1(実施例では2時間)はオ
ン、蒸気を使用するスートブロア時T2(実施例では17〜
18分間)はオフとなるように構成される。また、切替制
御弁V1にはアキュムレータ10の圧力計11が接続され、所
定時間内、ここではT1時間内にアキュムレータ10内に所
定圧力P1の蒸気が蓄積されるようにアキュムレータ10へ
の蒸気流量の制御が行われる。従って、T1の時間内に、
アキュムレータ10の内圧は初期圧力P2(ここでは11kgm/
cm2)からP1(ここでは18kg/cm2)まで上昇する。
一方、前記スートブロア部20の並設管路のアキュムレ
ータ下流側管路16には切替弁弁V2が設けられている。こ
の切替弁V2は前記スートブロア部20の蒸気使用周期に対
応して一定周期時間毎に、その使用時間T2内(実施例で
は17〜18分間)だけオンとなって、アキュムレータ10に
蓄積された所定圧力P1の蒸気を蒸気使用部20へ供給す
る。このとき、切替弁V2は前記アキュムレータの圧力計
11に接続されていて、アキュムレータ10の圧力が初期圧
力P2(11kg/cm)に下降したときはただちにオフとなる
ように構成されている。このように、スートブロア時T2
の間に、アキュムレータ10の内圧はP1からP2へ下がる。
なお、この実施例においては、制御切替弁V1と切替弁
V2とは、第2図のように互い違いにその開閉が制御され
るようになっている。
次にこの発明の蒸気ボイラBの蒸気負荷および蒸気供
給圧力について第2図の波形図にもとづいて説明する。
まず、ボイラの蒸気負荷について、従来のボイラ装置
は2点鎖線で示したようにT1では間欠蒸気使用部20で蒸
気を使用しないためほぼ一定値を維持しているが(な
お、ユーザ12、12…の蒸気負荷はほぼ一定とする)、T2
において間欠蒸気使用部20で蒸気を使用するため蒸気負
荷が急増しピークになる。
一方、実線で示したこの発明のボイラ装置にあって
は、T2においてアキュムメータ10に蓄積された蒸気を供
給するのでボイラ蒸気負荷はT1,T2を通じて従来よりや
や高い値ではあるがほぼ一定値を維持する。T1にて示さ
れる従来と本発明との負荷の差MとT2に表される従来の
ピーク蒸気負荷分Nはほ同面積であり、この部分Nがア
キュムレータ10に蓄積されT2時にスートブロア部20に供
給される蒸気負荷分であることは言うまでもない。従っ
て、ボイラの蒸気供給圧力は、図示のように、2点鎖線
で示した従来のボイラがT2にて急に減少するのに対し、
実線で示した本発明は一定値を維持することができる。
(効果) 以上図示し説明したように、この発明に係る蒸気ボイ
ラ装置にあっては、平均的な蒸気負荷にてアキュムレー
タ圧力を徐々に上げ、ピーク負荷発生時にアキュムレー
タよりスートブロア部に蒸気供給を行うので、ボイラに
急激な負荷を与えず、一定条件の下で、連続運転するこ
とができる。従って、この発明によれば、効率良くかつ
効果的に、ボイラ装置の煙管や水管に付着しているスス
やばい塵を除去することができる。とともに、このスー
トブロアによって他のユーザへ供給される蒸気圧力が低
下することがないので、工場等生産機関に対して安定し
た動力を供給することができる。また、スートブロア部
を並設することによって、ボイラの容量を大きくする必
要がなくなり、さらに、小容量のボイラでもスートブロ
アが可能になるなど、この発明はエネルギー消費等のコ
スト的にも好ましく、実際的で有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る蒸気ボイラ装置の概略を示す構
成図、第2図はその制御例を示す波形図である。 10……アキュムレータ、11……圧力計、12……ユーザ、
15,16……蒸気管路、20……スートブロア部、B……ボ
イラ、V1,V2……開閉制御弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01K 1/08 F22B 35/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸気ボイラとその蒸気を使用するユーザを
    接続する管路にスートブロア用の管路を設けて、一定周
    期時間(T1)毎に所定圧力(P1)の蒸気を使用するスー
    トブロア部を並設した装置であって、 前記スートブロア部の並設管路に圧力計を備えたスチー
    ムアキュムレータが設置され、 前記アキュムレータの上流側管路には、前記スートブロ
    ア部の蒸気使用時以外にオンしかつ前記アキュムレータ
    の圧力計に接続されて一定周期時間(T1)内に所定圧力
    (P1)の蒸気を蓄積するように該アキュムレータへの蒸
    気流量を制御する切替制御弁が設けられているととも
    に、 前記アキュムレータの下流側管路には前記スートブロア
    部の蒸気使用時にオンして前記アキュムレータに蓄積さ
    れた所定圧力(P1)の蒸気を前記スートブロア部に供給
    しかつ前記アキュムレータの圧力計に接続されて該アキ
    ュムレータ内の圧力が初期圧力(P2)に下降したときに
    はオフする切替弁が設けられている ことを特徴とするスートブロア部を並設した蒸気ボイラ
    装置。
JP1136793A 1989-05-30 1989-05-30 スートブロア部を並設した蒸気ボイラ装置 Expired - Lifetime JP2815049B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58118184A (ja) * 1982-01-06 1983-07-14 Nec Corp 埋め込みヘテロ構造半導体レ−ザ
JPS6394011A (ja) * 1986-10-08 1988-04-25 Hitachi Ltd 高温水貯留槽を有する蒸気発電プラント
JPS63223310A (ja) * 1987-03-12 1988-09-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 発電装置

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