JP2814026B2 - 加熱冷却装置 - Google Patents
加熱冷却装置Info
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- JP2814026B2 JP2814026B2 JP3140935A JP14093591A JP2814026B2 JP 2814026 B2 JP2814026 B2 JP 2814026B2 JP 3140935 A JP3140935 A JP 3140935A JP 14093591 A JP14093591 A JP 14093591A JP 2814026 B2 JP2814026 B2 JP 2814026B2
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- Japan
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- heating
- cooling
- heat medium
- liquid reservoir
- jacket chamber
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- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は加熱と冷却を行う加熱冷
却装置に関する。上記の加熱冷却装置としては、各種反
応釜や食品の蒸溜装置、濃縮装置、及び、殺菌装置等が
ある。また、上記装置においては、加熱と冷却を頻繁に
繰返す場合が多々ある。
却装置に関する。上記の加熱冷却装置としては、各種反
応釜や食品の蒸溜装置、濃縮装置、及び、殺菌装置等が
ある。また、上記装置においては、加熱と冷却を頻繁に
繰返す場合が多々ある。
【０００２】
【従来技術】従来の加熱冷却装置として、例えば特開昭
６３−１８９７６３号公報に示されている技術がある。
これは、加熱冷却容器の周囲にジャケット室を設け、ジ
ャケット室内に封入した熱媒体を電磁誘導発熱機構によ
り加熱し蒸発させ、この加熱蒸気によって容器を加熱
し、また、ジャケット室に設けた熱媒体を凝縮させるた
めの熱交換装置を設け、この熱交換装置で凝縮させた熱
媒体を集液し整流する集液整流装置によって容器外壁に
流下せしめることにより、液体状の熱媒体が蒸発する際
の潜熱でもって容器を冷却するものである。
６３−１８９７６３号公報に示されている技術がある。
これは、加熱冷却容器の周囲にジャケット室を設け、ジ
ャケット室内に封入した熱媒体を電磁誘導発熱機構によ
り加熱し蒸発させ、この加熱蒸気によって容器を加熱
し、また、ジャケット室に設けた熱媒体を凝縮させるた
めの熱交換装置を設け、この熱交換装置で凝縮させた熱
媒体を集液し整流する集液整流装置によって容器外壁に
流下せしめることにより、液体状の熱媒体が蒸発する際
の潜熱でもって容器を冷却するものである。
【０００３】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来の加熱冷却
装置は、熱媒体の蒸発潜熱を利用して加熱・冷却するの
で、冷却水を用いて冷却水の顕熱のみによって冷却する
ものと比較し、加熱・冷却の応答を早いものとすること
ができる。しかしながら、このものは単に熱媒体の自然
対流を利用しているだけであるので、加熱・冷却の応答
性に限界がある。
装置は、熱媒体の蒸発潜熱を利用して加熱・冷却するの
で、冷却水を用いて冷却水の顕熱のみによって冷却する
ものと比較し、加熱・冷却の応答を早いものとすること
ができる。しかしながら、このものは単に熱媒体の自然
対流を利用しているだけであるので、加熱・冷却の応答
性に限界がある。
【０００４】従って本発明の技術的課題は、熱媒体の蒸
発潜熱を利用した加熱・冷却装置において、加熱・冷却
の応答を高めることである。
発潜熱を利用した加熱・冷却装置において、加熱・冷却
の応答を高めることである。
【０００５】
【課題を解決する為の手段】本発明の加熱冷却装置の構
成は次の通りである。加熱冷却容器の外面に多孔質のウ
ィックを張付け、その周囲に真空のジャケット室を設
け、ジャケット室に液溜部を設けて熱媒体を封入し、該
液溜部の熱媒体を加熱する加熱手段及び熱媒体を冷却す
る冷却手段を液溜部に配置し、加熱時に凝縮した熱媒体
がウィックを通って液溜部に戻り、冷却時に凝縮した熱
媒体がウィックを通ってジャケット室に戻ることを特徴
とするものである。
成は次の通りである。加熱冷却容器の外面に多孔質のウ
ィックを張付け、その周囲に真空のジャケット室を設
け、ジャケット室に液溜部を設けて熱媒体を封入し、該
液溜部の熱媒体を加熱する加熱手段及び熱媒体を冷却す
る冷却手段を液溜部に配置し、加熱時に凝縮した熱媒体
がウィックを通って液溜部に戻り、冷却時に凝縮した熱
媒体がウィックを通ってジャケット室に戻ることを特徴
とするものである。
【０００６】
【作用】加熱手段により液溜部の熱媒体を加熱すると蒸
発し、蒸発した蒸気はジャケット室を流れ、加熱冷却容
器を加熱し、凝縮する。凝縮した熱媒体は毛管作用によ
ってウィックを通り液溜部に戻る。冷却手段により液溜
部の熱媒体を冷却すると、加熱冷却容器の保有する熱で
ジャケット室の熱媒体が蒸発する。この潜熱でもって容
器を冷却する。熱媒体は液溜部に流れ、液溜部で凝縮す
る。凝縮した熱媒体は毛管作用によってウィックを通り
ジャケット室に戻る。
発し、蒸発した蒸気はジャケット室を流れ、加熱冷却容
器を加熱し、凝縮する。凝縮した熱媒体は毛管作用によ
ってウィックを通り液溜部に戻る。冷却手段により液溜
部の熱媒体を冷却すると、加熱冷却容器の保有する熱で
ジャケット室の熱媒体が蒸発する。この潜熱でもって容
器を冷却する。熱媒体は液溜部に流れ、液溜部で凝縮す
る。凝縮した熱媒体は毛管作用によってウィックを通り
ジャケット室に戻る。
【０００７】蒸発した熱媒体はジャケット室を高速で移
動するので、加熱及び冷却の応答が極めて早くなる。
動するので、加熱及び冷却の応答が極めて早くなる。
【０００８】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。本実施例に
おいては、熱交換器として反応釜を用いた例を示す。加
熱冷却室としてのジャケット室１を有した反応釜２と、
ジャケット室１の下部に形成した液溜部３と、液溜部３
の熱媒体を加熱する加熱手段４と、熱媒体を冷却する冷
却手段５と、反応釜２の外面に張付けた多孔質のウィッ
ク６で加熱冷却装置を構成する。
おいては、熱交換器として反応釜を用いた例を示す。加
熱冷却室としてのジャケット室１を有した反応釜２と、
ジャケット室１の下部に形成した液溜部３と、液溜部３
の熱媒体を加熱する加熱手段４と、熱媒体を冷却する冷
却手段５と、反応釜２の外面に張付けた多孔質のウィッ
ク６で加熱冷却装置を構成する。
【０００９】ジャケット室１は真空状態にして、ジャケ
ット室の下部に形成した液溜部３に熱媒体を封入する。
ット室の下部に形成した液溜部３に熱媒体を封入する。
【００１０】液溜部３に加熱源としての蒸気を供給する
蒸気供給管７をバルブ８を介して接続する。蒸気供給管
７とバルブ８とで加熱手段４を形成する。同様に、液溜
部３に冷却源としての冷却水を供給する冷却水供給管９
をバルブ１０を介して接続する。冷却水供給管９とバル
ブ１０とで冷却手段５を形成する。
蒸気供給管７をバルブ８を介して接続する。蒸気供給管
７とバルブ８とで加熱手段４を形成する。同様に、液溜
部３に冷却源としての冷却水を供給する冷却水供給管９
をバルブ１０を介して接続する。冷却水供給管９とバル
ブ１０とで冷却手段５を形成する。
【００１１】反応釜２には、内部の被加熱冷却物を撹拌
するための撹拌器１１を取り付けると共に、被加熱冷却
物の温度を検出するための温度センサ―１２を取り付け
る。
するための撹拌器１１を取り付けると共に、被加熱冷却
物の温度を検出するための温度センサ―１２を取り付け
る。
【００１２】反応釜２を加熱する場合、蒸気供給管７に
設けたバルブ８を開いて蒸気を供給し、液溜部３内の熱
媒体を加熱して蒸発せしめる。蒸発した熱媒体は上方の
ジャケット室１に流れ、反応釜２を加熱し、凝縮する。
凝縮した熱媒体は毛管作用によってウィック６を通り液
溜部３に戻り、再び加熱される。
設けたバルブ８を開いて蒸気を供給し、液溜部３内の熱
媒体を加熱して蒸発せしめる。蒸発した熱媒体は上方の
ジャケット室１に流れ、反応釜２を加熱し、凝縮する。
凝縮した熱媒体は毛管作用によってウィック６を通り液
溜部３に戻り、再び加熱される。
【００１３】冷却する場合は、バルブ８を閉じて蒸気の
供給を停止し、冷却水供給管９に設けたバルブ１０を開
いて冷却水を供給する。反応釜２の保有する熱でジャケ
ット室１の熱媒体が蒸発し、その潜熱でもって反応釜２
を冷却する。熱媒体は下方の液溜部３に流れ凝縮する。
凝縮した熱媒体は毛管作用によってウィック６を通りジ
ャケット室１に戻る。
供給を停止し、冷却水供給管９に設けたバルブ１０を開
いて冷却水を供給する。反応釜２の保有する熱でジャケ
ット室１の熱媒体が蒸発し、その潜熱でもって反応釜２
を冷却する。熱媒体は下方の液溜部３に流れ凝縮する。
凝縮した熱媒体は毛管作用によってウィック６を通りジ
ャケット室１に戻る。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、蒸発した熱媒体が高速
でジャケット室を移動するので、加熱及び冷却の応答性
が向上する。また、熱媒体はその液と蒸気とが常に飽和
状態を保とうとするので、加熱冷却容器を均一に加熱及
び冷却することができる。
でジャケット室を移動するので、加熱及び冷却の応答性
が向上する。また、熱媒体はその液と蒸気とが常に飽和
状態を保とうとするので、加熱冷却容器を均一に加熱及
び冷却することができる。
【図１】本発明の加熱冷却装置の実施例の断面図であ
る。
る。
１ ジャケット室 ２ 反応釜 ３ 液溜部 ４ 加熱手段 ５ 冷却手段 ６ ウィック
Claims (1)
- 【請求項１】 加熱冷却容器の外面に多孔質のウィック
を張付け、その周囲に真空のジャケット室を設け、ジャ
ケット室に液溜部を設けて熱媒体を封入し、該液溜部の
熱媒体を加熱する加熱手段及び熱媒体を冷却する冷却手
段を液溜部に配置し、加熱時に凝縮した熱媒体がウィッ
クを通って液溜部に戻り、冷却時に凝縮した熱媒体がウ
ィックを通ってジャケット室に戻ることを特徴とする加
熱冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3140935A JP2814026B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 加熱冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3140935A JP2814026B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 加熱冷却装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04338242A JPH04338242A (ja) | 1992-11-25 |
| JP2814026B2 true JP2814026B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=15280242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3140935A Expired - Fee Related JP2814026B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 加熱冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2814026B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005257222A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-09-22 | Tlv Co Ltd | 密閉型熱交換装置 |
| GB2436075B (en) | 2006-03-17 | 2009-04-15 | Genevac Ltd | Evaporator and method of operation thereof |
| JP4676454B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2011-04-27 | 三井造船株式会社 | 高粘度流体分離装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0726793B2 (ja) * | 1986-05-31 | 1995-03-29 | 石川島播磨重工業株式会社 | コ−ルドプレ−ト |
| JPS63189763A (ja) * | 1987-01-30 | 1988-08-05 | 鐘淵化学工業株式会社 | 加熱−冷却容器 |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP3140935A patent/JP2814026B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04338242A (ja) | 1992-11-25 |
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