JP2810078B2 - プッシュボタンスイッチ - Google Patents

プッシュボタンスイッチ

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JP2810078B2
JP2810078B2 JP1023646A JP2364689A JP2810078B2 JP 2810078 B2 JP2810078 B2 JP 2810078B2 JP 1023646 A JP1023646 A JP 1023646A JP 2364689 A JP2364689 A JP 2364689A JP 2810078 B2 JP2810078 B2 JP 2810078B2
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ベルゲル フリッツ
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エレクトロ―アパラテバウ オルテン アクチェンゲゼルシャフト
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/02Details
    • H01H13/12Movable parts; Contacts mounted thereon
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/50Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member

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  • Push-Button Switches (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Massaging Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は広くは電気スイッチに関し、より詳しくは、
往復運動可能なプランジャ又はプランジャに類似の可動
部品が、伸長位置から押込み位置すなわち作動位置(1
つ以上の電気回路が導通状態になる位置)まで移動でき
るように構成された所謂プッシュボタンスイッチの改良
に関する。かような特徴をもつプッシュボタン式電気ス
イッチは、多数のスイッチを作業者による操作が便利な
ように1つ以上のグループ又は列に取り付けなければな
らない制御パネルや分電盤に便利に使用されている。
本発明が関連する形式のプッシュボタン式電気スイッ
チは、例えば、米国特許第4,242,544号、第4,242,545
号、第4,398,075号、第4,507,528号、第4,766,306号及
びスイス国特許第612,791号に開示されている。このス
イス特許に開示されたプッシュボタン式電気スイッチの
長所は、種々の電気接点のターミナルが、押込み可能な
プランジャの往復運動の方向に対し垂直な平面内に配置
されていて、スイッチを制御パネル等の取付けプレート
に取り付けた後でも容易にアクセスできることである。
一方、このスイス特許に係るスイッチの欠点は、プラン
ジャにより2つ以上の可動接点を同数の固定接点と係合
させようとするとき、主として製造誤差により、及び/
又はスイッチの接点及び/又は他の部品の摩耗の結果と
して、それぞれの固定接点に対して全ての可動接点を係
合させること又は係合解除することが必ずしも行えない
ことである。
従って本発明の目的は、往復運動可能なプランジャの
ような可動スイッチング部材を押込む度毎に、2つ以上
の電気回路を同時に導通状態にできるように構成されか
つ組み立てられた、新規で改良されたプッシュボタン式
電気スイッチを提供することにある。
本発明の他の目的は、従来のプッシュボタンスイッチ
に比べて、部品の摩耗及び/又は製造誤差等による影響
が殆ど無いプッシュボタンスイッチを提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、プッシュボタンと可動接点(単
数又は複数)との間に運動を伝達する新規な手段を備え
た改良されたプッシュボタンスイッチを提供することに
ある。
本発明の他の目的は、プッシュボタンをその伸長位置
すなわち非作動位置に向けて押圧する新規で改良された
手段を備えたプッシュボタンスイッチを提供することに
ある。
本発明の他の目的は、上記プッシュボタンスイッチに
使用する新規で改良されたハウジングを提供することに
ある。
本発明の他の目的は、上記プッシュボタンスイッチに
より制御される2つ以上の別個の電気回路を同時に断続
させる新規で改良された方法を提供することにある。
本発明により具現化されるプッシュボタンスイッチ
は、第1部分と第2部分とを備えたハウジングと、前記
第1部分内で伸長位置すなわち非作動位置と押込み位置
すなわち作動位置との間を移動可能なプランジャと、前
記第2部分内に設けられていて少なくとも1つの第1接
点と少なくとも1つの第2接点とを備えているスイッチ
ング手段と、前記プランジャの前記押込み位置への移動
に応答して前記第2接点を前記第1接点に係合させる係
合手段とを有している。また、この係合手段は、前記プ
ランジャと前記第2接点との間で前記ハウジング内に配
置された浮動インサートと、前記第2接点と前記浮動イ
ンサートとの間に配置されたプッシャと、該プッシャを
前記インサートに押し付ける押圧手段と、n点(nは2
を超える整数)で前記インサートと前記プランジャとの
間に運動を伝達する運動伝達手段とを備えている。好ま
しくは、前記係合手段が更に、第2接点のキャリヤを備
えており、前記押圧手段が前記プッシャに対して前記キ
ャリヤを押し付けるスプリングを備えている。前記点は
多角形(例えば、三角形、正方形、長方形、五角形等)
のコーナ(角部)に配置されており、前記プッシャが前
記多角形内で前記インサートに作用するように構成する
のが好ましい。前記運動伝達手段は前記プランジャに設
けられた複数の突出部を備えており、該突出部の各々が
前記n点の1つにおいて前記インサートと係合するよう
になっている。別の方法として、前記突出部を前記イン
サートに設けて、前記プランジャの隣接表面と係合する
ように構成することもできる。
前記プランジャは管状に構成することができ、前記イ
ンサートは、実質的に直径方向に延在しておりかつ前記
プッシャと整合又は直接接触することができる補強部分
を備えたリングで構成することができる。
本発明の好ましい実施例によれば、前記スイッチング
手段が複数(例えば3つ)の第1接点と、これらの第1
接点の各々についての第2接点とを備えている。前記係
合手段は前記第2接点の各々についてのプッシャを備え
ており、該プッシャの各々が、前記リング状インサート
の前記補強部分と整合している。
前記スイッチには更に、前記ハウジングに対して反作
用しかつ前記インサートを前記プランジャの方向に押圧
すべく作用する弾性手段を設けることができる。かよう
な弾性手段は複数のスプリングで構成することができ、
各スプリングは前記インサートを前記運動伝達手段(該
運動伝達手段は前記プランジャと一体になっている)に
押し付けるように配置されている。前記弾性手段は、前
記多角形内の1つ以上の位置で、前記インサートを前記
プランジャに対して押圧するように配置されている。前
記弾性手段は、そのスプリング(単数又は複数)が前記
インサートの前記補強部分に作用するように取り付けら
れるのが好ましい。前記押圧手段は1つ以上の第1コイ
ルスプリングで構成し、前記弾性手段は1つ以上の第2
コイルスプリングで構成することができる。
前記係合手段の各キャリヤは、前記ハウジングの第2
部分内で「てこ支点」により支持された第1部分すなわ
ちアームと、それぞれの前記第2接点を支持する第2部
分と、これらの第1部分と第2部分との間のヒンジとで
構成することができる。前記押圧手段は、それぞれの前
記プッシャに対して前記第2部分すなわちアームを押し
付けることができるように配置されている。
前記スイッチは更に、雌形センタリングエレメント
と、該雌形センタリングエレメント内に延入する補完雄
形センタリングエレメントとを更に有している。これら
のセンタリングエレメントの中の一方は前記インサート
に設けられており、他方は前記プッシャに設けられてい
る。前記押圧手段は、前記プッシャ(単数又は複数)、
前記インサート及び前記運動伝達手段を介して前記プラ
ンジャを前記伸長位置に向けて押圧するように配置され
ている。
本発明による改良されたスイッチの構造及び組み立て
及び作動モード及びその付加的な特徴及び利点は、添付
図面に関連して述べる本発明の実施例についての以下の
詳細に説明により明らかになるであろう。
第1図には本発明によるプッシュボタン式電気スイッ
チが示されている。該スイッチは複合ハウジングからな
り、該ハウジングは、管状の第1部分すなわち前方部分
1とツーピース(2片)からなる第2部分すなわち後方
部分17とを備えている。第1部分1の前端部には、手で
押込むことができる透光プッシュボタン3のための矩形
の前フレーム2が支持されており、透光プッシュボタン
3には、透光カバー(着色材料で作るのが好ましい、図
示せず)が支持されている。プッシュボタン3は管状ボ
ディからなる首部分4を有しており、該首部分4には、
互いに直径方向に対向して配置された2つの戻り止めノ
ッチ5(1つのみを図示してある)が設けられている。
これらの戻り止めノッチ5は、ハウジング部分(第1部
分)1内において伸長位置と押込み位置との間で往復運
動できる管状のプランジャ6に設けられた雄形の戻り止
めエレメント8を受け入れるようになっている。プラン
ジャ6は実質的に円筒状の内面を有しており、該内面
は、雄形の戻り止めエレメント8がそれぞれの戻り止め
ノッチ5内に受け入れられるときに、プッシュボタン3
の首部分4の円筒状の外面を、好ましくは遊びが無いよ
うに、包囲するようになっている。これにより、プッシ
ュボタン3を、ハウジング部分1内で上記伸長位置(非
作動位置)と押込み位置(作動位置)との間を軸線方向
に移動できるプランジャ6の分離可能な部品として構成
することができる。プランジャ6は、ラグの形態をなす
2つ以上の停止片7を備えている。これらの停止片7
は、ハウジング部分1の適当な肩部分(図示せず)と係
合して、プランジャ6及びプッシュボタン3をこれらの
伸長位置に拘束する作用をなす。
第1図に示すスイッチには光源(図示せず)を設ける
ことができる。この光源はハウジング部分1内に配置さ
れており、かつハウジング部分17内に別々に挿入されて
いてハウジング部分1内に向かって延在している2つの
ターミナル9を介して、エネルギ源に接続される。光源
はハウジング部分1内に取り外し可能に装着されてお
り、プッシュボタン3及びプランジャ6の押込み位置へ
の移動に応答して発光するようになっている。
プランジャ6の底端壁には、脚10の形態をなしていて
軸線方向に互いに平行に延在している4つの突出部が設
けられている。これらの脚10の各々は、ハウジング部分
1とハウジング部分17との間(好ましくは、ハウジング
部分17の第1部分15の首状延長部14内)でハウジング内
に浮動状態に挿入されたリング形インサート11の隣接側
面と接触している。ハウジング部分17の第2部分16は、
第1図の下方に示された方法(この連結方法は、本発明
の一部を構成するものではない)で、第1部分15に対し
分離可能に連結される。このため、第2部分16は幾つか
の可撓性ラグを有しており、該ラグが、第1部分15の補
完凹所すなわちソケットに嵌合されるようになってい
る。
脚10の数は、2を超えれば限定的なものではない。脚
10とインサート11のそれぞれの側面との間の接触点は、
多角形の4つのコーナに位置していて、インサート11が
前フレーム2の方向に押圧されるときに、該インサート
11がプランジャ6に対して傾かないようになっている。
ハウジング部分1は、ハウジング部分17の第1部分15
の延長部14に設けられた突起部13のための2つのソケッ
ト12を備えている。ハウジング部分17の中には、往復運
動可能な3つのプッシャ18、19、20が閉じ込められてい
る。これらのプッシャ18、19、20は、リング形インサー
ト11の実質的に直径方向に延在しているリブ形補強部分
23と整合するように配置されている。これらの3つのプ
ッシャの各々は、インサート11に隣接して配置される雌
形のセンタリング部分21を有している。該センタリング
部分21は、補強部分23の雄形のセンタリング部分22(特
に第2図参照)と補完する軸線方向の孔すなわちボアを
備えている。プッシャ18、19、20は、補強部分23を含む
平面であってインサート11とプランジャ6の運動伝達脚
10との接点により形成される多角形内にある平面内で、
インサート11に圧力を伝達できるように互いに整合され
ている。中央に配置されたプッシャ19の軸線は、インサ
ート11及びプランジャ6の軸線と一致させるのが好まし
い。このようにすれば、プランジャ6に対してインサー
ト11が傾斜する傾向を更に低下させることができる。プ
ッシャ18、20は、中央のプッシャ19の両側において、該
プッシャ19から等距離に配置されている。
インサート11の補強部分23には、2つのカップ状受容
部24が設けられている。これらの受容部24は、ハウジン
グ部分17の内部に向かって開放していて、コイルスプリ
ング25の形態をなす2つの弾性エレメントの端巻回部を
受け入れるようになっている。コイルスプリング25の他
端の巻回部はハウジング部分17のセンタリングスタッド
26(第2図参照)を包囲していて、コイルスプリング25
がハウジングに対して反力を作用し、プランジャ6の脚
10の先端部に対してインサート11を押し付けるようにな
っている。これにより、プッシュボタン3への押圧力の
付与が無くなるか或いは押圧力が充分に小さくなってコ
イルスプリング25がエネルギを消散すると、直ぐにプラ
ンジャ6及びプッシュボタン3が伸長位置を占めること
ができるようになる。カップ状の受容部24は、補強部分
23の端部に隣接している。
ターミナル9は、ハウジング部分17がハウジング部分
1に結合される前に、ハウジング部分17に挿入される。
このため、ハウジング部分17の第1部分15には、ターミ
ナル9のための実質的にU字形をしたガイドが設けられ
ている。ターミナル9は、摩擦により、それぞれのガイ
ド内に保持される。ターミナル9の半径方向外方に延在
しているフック状の端部はインサート11のそれぞれの側
面上に載っていて、インサート11を延長部14内に保持す
ると同時に、コイルスプリング25を圧縮状態に維持して
プランジャ6の脚10に対してインサート11を押し付けて
いる。また、コイルスプリング25は、延長部14内に閉じ
込められている。雄形の戻り止めエレメント(突起部)
13をそれぞれのソケット12に嵌合させるべくハウジング
部分1を延長部14内に挿入するとき、脚10の先端部によ
ってインサート11が延長部14内により深く(すなわち、
ターミナル9のフック状端部から離れる方向に)押し込
まれ、これにより、インサート11が、プッシャ18、19、
20の隣接する雌形センタリング部分21に当接し、インサ
ート11の補強部分23のそれぞれの雄形センタリング部分
22が雌形センタリング部分21内に受け入れられる。これ
により、コイルスプリング25が充分なエネルギーを蓄え
てプランジャ6及びプッシュボタン3をそれらの伸長位
置に移動できる状態になり、従って、プッシュボタン3
に作用している押圧力が弱められ或いは無くなると、ハ
ウジング内の光源用のターミナル9を含む電気回路が遮
断される。
ハウジング部分17内には、個々の可動接点30(特に第
2図参照)のための3つのキャリヤ27が収容されてい
る。各可動接点30は、プッシュボタン3の押し込みに応
答して、1対の固定接点33と係合するようになってい
る。各キャリヤ27は、ハウジング部分17の第2部分16内
の番号28で示す箇所で「てこ支点」により支持されてい
る第1部分と、それぞれの可動接点30を支持している第
2部分と、これらの第1及び第2部分を互いに枢着して
いるヒンジ32とを有している。第2図に示すように、コ
イルスプリング29の形態をなす押圧手段(バイアス手
段)が、ハウジング部分17の第1部分15に取り付けられ
ておりかつ接点キャリヤ27の左側部分と係合していて、
接点キャリヤ27の左側部分をそれぞれのプッシャ18に対
して押し付けている。これにより、プッシャ18がインサ
ート11のそれぞれの側面に対して押し付けられる。コイ
ルスプリング29により、それぞれのキャリヤ27は図示の
非作動位置に維持される。この非作動位置においては、
それぞれの可動接点30がハウジング部分17の第2部分16
に設けられた衝合部31と係合していて、それぞれの固定
接点33からは離れた状態にある。またこのコイルスプリ
ング29はコイルスプリング25と協働して、プランジャ6
及びプッシュボタン3をそれらの伸長位置すなわち非作
動位置に押圧している。
ハウジング部分17内には、可動接点30に対する1つ、
2つ、3つ又はそれ以上のキャリヤ27と、同数対の固定
接点33(すなわち、各可動接点30に対して1対の固定接
点33)とを収容することができる。プッシャの数はキャ
リヤ27の数と一致する。すなわち、図示の実施例の場合
には、ハウジング部分17が3つのキャリヤ27を収容して
いると考えることができる。キャリヤ27及びコイルスプ
リング29の数の如何に係わらず、コイルスプリング29に
より発生されかつインサート11に作用する力の合力は、
前述の多角形(すなわち、プランジャ6の脚10とインサ
ート11との接触点にコーナを有している多角形)内にお
いてインサート11に作用する。換言すれば、コイルスプ
リング29により発生される上記合力並びにコイルスプリ
ング25により発生される力の合力は、インサート11が全
ての脚10に対し一定不変に当接し、従ってプランジャ6
に対して最適な位置及び傾斜に維持されるように、イン
サート11に伝達される。コイルスプリング25及び/又は
29(コイルスプリング25は好ましくはかつ有意義である
が、任意的なものである)によるインサート11への力の
作用点を上記のように選定することによって、適当に分
散した2箇所を超える位置でインサート11がプランジャ
6に対して当接することが常に保証することができる。
このことは、ハウジング部分17内のスイッチ係合手段が
単一のコイルスプリング25及び/又は単一のコイルスプ
リング29を有している場合であっても当てはまることで
ある。合力又は複数の力の作用方向は、プランジャ6の
軸線に対して平行である。
第2図に示すように、コイルスプリング29はそれぞれ
のキャリヤ27の左側部分の自由端と係合していて、該自
由端をプッシャ18の隣接端面に押し付けると同時に、衝
合部31に対して可動接点30を押し付けている。プッシュ
ボタン3を介してプランジャ6が押し込まれることに応
答して、プッシャ18が第2図で見て下方に移動される
と、キャリヤ27の左側部分は、死点位置に向かって及び
死点位置を越えるまで、衝合部31の回りで反時計回り方
向に枢動する。このため、キャリヤ27の左側部分がヒン
ジ32の軸線の回りで右側部分に対して枢動し、従って、
可動接点30が衝合部31から持ち上げられて隣接する固定
接点33と係合し、電気回路が導通状態になる。固定接点
33を適当な電気エネルギ源(図示せず)の極と接続する
方法は、本発明の一部を構成するものではない。
その後、プッシュボタン3への押圧力が緩和され又は
無くなると、コイルスプリング29は自由にエネルギを消
散して、可動接点30が衝合部31と係合するように可動接
点30を戻す。これと同時に、プッシャ18が第2図で見て
上方に移動され、プランジャ6及びプッシュボタン3が
それらの伸長位置に戻される。第2図に示されたキャリ
ヤ27の左側部分はその死点位置に向かって移動し、その
後ヒンジ32の回りでパチンと反転して再び第2図の位置
を占める。この間、コイルスプリング29はそのエネルギ
を消散する。
この実施例に示すスイッチは所謂モーメンタリースイ
ッチ(瞬時作動スイッチ)と呼ばれるものであって、プ
ッシュボタン3の露出面に作用する押圧力が緩和され又
は無くなると、プッシュボタン3が再度自動的にその伸
長位置に戻るように構成されたものである。もしもスイ
ッチが所謂ラッチ形スイッチ又は別の作動スイッチであ
る場合には、プッシュボタン3を最初に押し込むと、プ
ランジャ6は押し込まれた位置に保持される。従って、
プランジャ6をその伸長位置に戻すには、再び(第2回
目)プッシュボタン3を押し込むことが必要である。
本発明により改良されたプッシュボタンスイッチの重
要な長所は、浮動インサート11がプッシャ18、19、20及
びプランジャ6の脚10と協働する構成であるため、製造
誤差やスイッチ部品の摩耗の有無に係わらず、可動接点
30及び同数対の固定接点33を含む電気回路を、確実に同
時導通状態にできることである。
コイルスプリング25は、インサート11を或る力(すな
わち、コイルスプリング29により発生された力の合力及
びコイルスプリング25により発生された力の合力)で押
圧することを保証するため、プランジャ6をその伸長位
置に戻すのに充分なモーメントを発生させることができ
る。また、補強部分23の平面内で全ての力がインサート
11に伝達され、次いで該インサート11は、インサート11
のリング状部分の脚10の先端部との接触点を含んでおり
かつこれらの接触点によって形成される平面内で、全て
の力をプランジャ6に伝達する。コイルスプリング25の
数はプッシャの数に基づくものではなく、プッシャの数
に反比例させることもできる。インサート11がプランジ
ャ6の脚10に衝合する力は、実質的に一定にすることが
できる。すなわち、コイルスプリング25、29の全体数
は、プッシャの数に比例して変える必要はない。
更に説明するまでもなく、以上の説明により本発明の
本旨が完全に明らかにされたものと思う。また、当業者
ならば、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく種
々の改変を行い得るであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1つの形態を具現化するプッシュボ
タン式電気スイッチの分解斜視図である。 第2図は、第1図の矢印IIの方向から見た拡大詳細図で
あり、図面の明瞭化のため幾つかの部品を省略して示す
ものである。 1、17……ハウジング部分 3……プッシュボタン、 6……プランジャ、 9……ターミナル、 10……プランジャの脚、 11……インサート、 15……ハウジング部分17の第1部分、 16……ハウジング部分17の第2部分、 18、19、20……プッシャ、 21……雌形センタリング部分、 22……雄形センタリング部分、 23……インサートの補強部分、 25、29……コイルスプリング、 27……キャリヤ、 30……可動接点、 33……固定接点。

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1部分と第2部分とを備えたハウジング
    と、前記第1部分内で伸長位置と押込み位置との間を移
    動可能なプランジャと、前記第2部分内に設けられてい
    て少なくとも1つの第1接点と少なくとも1つの第2接
    点とを備えているスイッチング手段と、前記プランジャ
    の前記押込み位置への移動に応答して前記第2接点を前
    記第1接点に係合させる係合手段であって、前記プラン
    ジャと前記第2接点との間で前記ハウジング内に配置さ
    れた浮動インサート、前記第2接点と前記浮動インサー
    トとの間に配置されたプッシャ、該プッシャを前記イン
    サートに押し付ける押圧手段、n点(nは2を超える整
    数)で前記インサートと前記プランジャとの間に運動を
    伝達する運動伝達手段を備えた係合手段とを有している
    ことを特徴とするプッシュボタンスイッチ。
  2. 【請求項2】前記係合手段が更に前記少なくとも1つの
    第2接点のキャリヤを備えており、前記押圧手段が前記
    プッシャに対して前記キャリヤを押し付けるスプリング
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のプッシ
    ュボタンスイッチ。
  3. 【請求項3】前記点が多角形のコーナに配置されてお
    り、前記プッシャが前記多角形内で前記インサートに作
    用することを特徴とする請求項1に記載のプッシュボタ
    ンスイッチ。
  4. 【請求項4】前記運動伝達手段が前記プランジャに設け
    られた複数の突出部を備えており、該突出部の各々が前
    記点の1つにおいて前記インサートと係合することを特
    徴とする請求項3に記載のプッシュボタンスイッチ。
  5. 【請求項5】前記プランジャが管状に形成されているこ
    とを特徴とする請求項4に記載のプッシュボタンスイッ
    チ。
  6. 【請求項6】前記インサートが実質的に直径方向に延在
    している補強部分を備えたリングであり、前記プッシャ
    が前記補強部分と整合していることを特徴とする請求項
    3に記載のプッシュボタンスイッチ。
  7. 【請求項7】前記スイッチング手段が複数の第1接点
    と、これらの第1接点の各々についての第2の接点とを
    備えており、前記係合手段が前記第2接点の各々につい
    てのプッシャを備えており、該プッシャの各々が前記補
    強部分と整合していることを特徴とする請求項6に記載
    のプッシュボタンスイッチ。
  8. 【請求項8】前記ハウジングに対して反作用しかつ前記
    インサートを前記プランジャの方向に押圧するように配
    置された弾性手段を更に有していることを特徴とする請
    求項3に記載のプッシュボタンスイッチ。
  9. 【請求項9】前記弾性手段が複数のスプリングであり、
    各スプリングが前記インサートを前記運動伝達手段に押
    し付けるように配置されていることを特徴とする請求項
    8に記載のプッシュボタンスイッチ。
  10. 【請求項10】前記弾性手段が、前記多角形内で前記イ
    ンサートを前記プランジャに向けて押圧するように配置
    されていることを特徴とする請求項8に記載のプッシュ
    ボタンスイッチ。
  11. 【請求項11】前記インサートが実質的に直径方向に延
    在している補強部分を備えたリングであり、前記弾性手
    段が前記補強部分に作用するように配置されていること
    を特徴とする請求項8に記載のプッシュボタンスイッ
    チ。
  12. 【請求項12】前記押圧手段が少なくとも1つの第1コ
    イルスプリングを備えており、前記弾性手段が少なくと
    も1つの第2コイルスプリングを備えていることを特徴
    とする請求項11に記載のプッシュボタンスイッチ。
  13. 【請求項13】前記係合手段が更に前記第2接点のキャ
    リヤを備えており、該キャリヤが前記ハウジング内でて
    こ支点により支持された第1部分と、前記第2接点を支
    持する第2部分と、これらの第1部分と第2部分との間
    のヒンジとを備えており、前記押圧手段が、前記プッシ
    ャに対して前記キャリヤの第2部分を押し付けることが
    できるように配置されていることを特徴とする請求項1
    に記載のプッシュボタンスイッチ。
  14. 【請求項14】雌形センタリングエレメント及び該雌形
    センタリングエレメント内に延入する補完雄形センタリ
    ングエレメントを更に有しており、前記センタリングエ
    レメントの中の一方は前記インサートに設けられてお
    り、他方は前記プッシャに設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載のプッシュボタンスイッチ。
  15. 【請求項15】前記押圧手段が、前記プッシャ、前記イ
    ンサート及び前記運動伝達手段を介して前記プランジャ
    を前記伸長位置に向けて押圧するように配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のプッシュボタンスイ
    ッチ。
JP1023646A 1988-02-01 1989-02-01 プッシュボタンスイッチ Expired - Lifetime JP2810078B2 (ja)

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