JP2809664B2 - 管形電球 - Google Patents

管形電球

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JP2809664B2
JP2809664B2 JP1030568A JP3056889A JP2809664B2 JP 2809664 B2 JP2809664 B2 JP 2809664B2 JP 1030568 A JP1030568 A JP 1030568A JP 3056889 A JP3056889 A JP 3056889A JP 2809664 B2 JP2809664 B2 JP 2809664B2
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和男 前田
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は管形電球、特に電子複写機用管形電球に関す
るものである。
従来の技術 従来、電子複写機用管形電球はその管軸方向の照度分
布を均一にする目的でフィラメントの発光部を複数個に
分割し、複数個の発光部コイルを非発光の複数本のショ
ートバーで接続した構造になっている。第4図は従来の
電子複写機用管形電球の一部切欠正面図、第5図はこの
管形電球のリングアンカー部を備えたショートバーと非
発光部コイルとの接続部を示す正面図である。石英ガラ
スの管形バイルブ1の中心軸にフィラメント2が設けら
れている。前記フィラメントは複数の発光部コイル3と
ショートバー4とがショートバーの先端部5が発光部コ
イル3の端部に設けられたとばし部6を介して形成され
た非発光部コイル7内に挿入されることにより直列に接
続されている。フィラメント2の端部はモリブデン箔8
の一端に接続されており、モリブデン箔8が管形バルブ
1の端部で気密に圧着封止され封止部9が形成されてい
る。従来の非発光部コイル3とショートバー4の接続
は、作業性を良くするために、非発光部コイル7の内径
より20ミクロンないし25ミクロン細い外径を持つショー
トバー4の先端部5を非発光部コイル7内に挿入し、非
発光部コイル7とショートバー4の先端部5とを抵抗溶
接機により溶接止めしていた。
発明が解決しようとする課題 上記したように、従来の管形電球では、非発光部コイ
ル7にショートバー4の先端部5を挿入し溶接止めする
にあたって、作業性を良くするため、ショートバー4の
先端部5の外径を非発光部コイル7の内径よりも20ミク
ロンないし25ミクロン細くしている。そのショートバー
の先端部5と非発光部コイル7とを溶接した場合、溶接
位置のバラツキにより、第6図に示すように、溶接され
た部分12においてはショートバー4の先端部5と非発光
部コイル7が溶着しているが、それ以外の部分において
は非発光部コイル7がショートバー4の先端部5に密着
せず、浮いたような状態になることがある。このような
電球に電流を流した場合、非発光部コイル7の発光部コ
イル3に近いターン13が発光するが、この時電球に振動
が加えられると、発光していたターン13がショートバー
4の先端部5に接触したり浮いたりすることがある。接
触したときはフィラメント2の抵抗が減少し電流が多く
流れることにより発光部コイル3から発せられる光量が
増加し、逆に浮いているときは光量が減少するので、結
果的に発光部から発せられる光量が不安定になるという
問題があった。
この問題を解決するために、非発光部コイル7の内径
と同じ外径規格を持つショートバーを用い、非発光部コ
イル7の浮いている部分13をなくする方法で管形電球を
製造したところ、非発光部コイル7の内径とショートバ
ー4の外径のバラツキにより非発光部コイル7の内径が
小さくショートバー4の外径が大きいという組合せの場
合には、非発光部コイル7にショートバーの先端5を挿
入する作業性が著しく悪くなることが判明した。それ
は、ショートバーのリングアンカー間の棒状部分を複数
の指の間に保持して回転させながら非発光部コイル7に
ショートバーの先端部5を挿入する時、指の間でショー
トバーが滑ってしまうために、円滑に非発光部コイル7
の中に挿入できないものであった。非発光部コイル7と
ショートバー5の外径のバラツキはともに1%程度であ
るが、両者のバラツキをこれ以下にすることはコイルと
シヨートバーが非常に高価となるので実用的ではなく、
またフィラメントの組立作業性を悪くするし、管形電球
を高価とすることになるので、これも実用的ではないと
いう問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたも
ので、管形電球の点灯中に振動が加えられても、光量が
不安定になるのを防止し、かつフィラメントの組立作業
性が容易な管形電球を提供するものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明の管形電球は、両端
に封着部を有する管形バルブの内側に管軸方向に沿って
フィラメントを備え、前記フィラメントは、発光部コイ
ルと、非発光のショートバーとを交互に接続して構成さ
れ、前記発光部コイルと前記ショートバーとは前記発光
部コイルの端部に形成されたとばし部を介して設けられ
た非発光部コイル内に前記ショートバーの両端部が挿入
されることにより接続され、前記ショートバーは、その
両端の前記非発光部コイルへの挿入部分の近傍に各々一
体に形成された一対のリングアンカーを有し、かつ偏平
部が前記非発光部コイル内に挿入される両端部以外の部
分で少なくとも一対のリングアンカーの間に設けられて
いるものである。
作用 この構成により、非発光部コイルの内径と同じ外径規
格を持つショートバーを用いても、複数の指の間に保持
して回転させながら非発光部コイルに挿入する時、ショ
ートバーの一対のリングアンカー間に形成された偏平部
により、複数の指の間に保持して回転させながら非発光
部コイルに挿入するとき、指の間でショートバーが滑ら
ないために、円滑に非発光部コイルの中に挿入できる。
実施例 本発明の実施例の管形電球は、両端に封着部を有する
管形バルブの内側に管軸方向に沿ってフィラメントを備
えている。フィラメントは、発光部コイルと、非発光の
ショートバーとを交互に接続して構成されている。発光
部コイルとショートバーとは、発光部コイルの端部に形
成されたとばし部を介して設けられた非発光部コイル内
にショートバーの両端部が挿入されることにより接続さ
れている。第1図に示すように、ショートバー14は、そ
の両端の非発光部コイルへの挿入部分の近傍に各々一体
に形成された一対のリングアンカー11を有し、かつこの
一対のリングアンカーの間に偏平部15を有している。第
2図にショートバーの正面図を示す。例えば、定格電圧
80v,出力230w,効率191m/wの複写機用管形電球の場合、
管形のガラスバルブの内部にその管軸に沿って配設され
るフィラメントコイル(第4図に示すものと同一構造)
の線径は130ミクロンで、コイルの内径は499ミクロン、
ピッチは220ミクロンである。このコイルに対し、リン
グアンカー11と一体となったショートバー14の偏平部15
以外の外径502はミクロンで、第3図に示すように、こ
のショートバーの偏平部15は最大幅wが530ミクロン厚
さtが450ミクロンである。非発光部コイルの内径の方
がショートバー14の先端部5の外径よりも小さいにもか
かわらず、複数の指の間に保持して回転させながら非発
光部コイルに挿入する時、偏平部14により指の間でショ
ートバー14が滑らないために、作業性を損なうことなく
円滑に非発光部コイル7の中にショートバー14の先端部
5を挿入することができた。このようにして組み立てら
れたフィラメントを使用し、通常のとおりの方法で製造
された管径電球は、点灯中に電球に振動を加えても光量
が不安定になることはなかった。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、ショートバー
の非発光部コイルに挿入される部分以外の一部に偏平部
が形成されているので、非発光部コイルの内径規格と同
じ外径規格のショートバーを使用しても、フィラメント
組立の作業性を損なうことがないので、非発光部コイル
の内径規格と同じ外径規格のショートバーを使用するこ
とができ、ショートバーの先端部と非発光部コイルを抵
抗溶接機で溶接した場合、溶接位置のバラツキにより、
非発光部コイルがショートバーの先端部に密着せず、浮
いたような状態になることがないので、光量が不安定に
なるような現象の発生を防止することができる管形電球
を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の管形電球におけるショート
バーの斜視図、第2図は同拡大平面図、第3図は同ショ
ートバーの偏平部の拡大断面図、第4図は従来の電子複
写機用管形電球の一部切欠正面図、第5図はこの管形電
球のショートバーと非発光部コイルとの接続部を示す正
面図、第6図は同拡大断面図である。 5……ショートバーの先端部、11……ショートバーのリ
ングアンカー、14……ショートバー、15……ショートバ
ーの偏平部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に封着部を有する管形バルブの内側に
    管軸方向に沿ってフィラメントを備え、前記フィラメン
    トは、発光部コイルと、非発光のショートバーとを交互
    に接続して構成され、前記発光部コイルと前記ショート
    バーとは前記発光部コイルの端部に形成されたとばし部
    を介して設けられた非発光部コイル内に前記ショートバ
    ーの両端部が挿入されることにより接続され、前記ショ
    ートバーは、その両端の前記非発光部コイルへの挿入部
    分の近傍に各々一体に形成された一対のリングアンカー
    を有し、かつ偏平部が前記非発光部コイル内に挿入され
    る両端部以外の部分で少なくとも前記一対のリングアン
    カーの間に設けられていることを特徴とする管形電球。
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