JP2808532B2 - 白水繊維回収機 - Google Patents
白水繊維回収機Info
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- JP2808532B2 JP2808532B2 JP8082079A JP8207996A JP2808532B2 JP 2808532 B2 JP2808532 B2 JP 2808532B2 JP 8082079 A JP8082079 A JP 8082079A JP 8207996 A JP8207996 A JP 8207996A JP 2808532 B2 JP2808532 B2 JP 2808532B2
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Description
紙を再利用する製紙原料の脱墨装置で処理された紙料
を、更に100%に近い脱墨処理を行った白水繊維を回
収する白水繊維回収機に関するものである。
うに圧縮を何度も繰り返して、汚れた水分を除去した
後、この白水繊維をかき取るようにしたものが従来から
知られている。
従来技術において、回収効果を上げるには、多量の水が
必要であり、さらに、圧縮洗浄後の白水繊維をかき取る
ことが大変であるという問題点があった。
水の使用量を少なくし、しかも、回収のために装置を停
止することなく常時回収が行え、回転するドラムの内張
金網でゆすぐように開放端に移動され簡単に白水繊維を
回収でき、回転動力も最小で済む白水繊維回収機を提供
することを目的とするものである。
決を図ったもので、次の技術手段を採用した。請求項1
記載の発明においては、開孔率が70%〜97%の一端
が開放した円筒ドラムに金網を内張りし、円筒ドラムの
開放端から他端まで延設した紙料供給パイプの吐出口を
ドラム内に配設し、さらに、円筒ドラムの他端に適宜数
の羽根板を設け、該円筒ドラムを回収機本体内に回転可
能に配設するという技術手段を採用した。
項1の白水繊維回収機に加えて、円筒ドラムの他端を放
射状にリブを備えたハンドル形状の鏡板にし、該鏡板に
金網を内張りし適数枚の羽根板を設けるという技術手段
を採用した。
項1、または請求項2の白水繊維回収機に加えて、外部
から白水繊維回収機本体を介してドラム内周面に近接す
るように金網の洗浄用ノズルを設けるという技術手段を
採用した。
項1〜請求項3のいずれか1項に記載の白水繊維回収機
に加えて、外部から白水繊維回収機本体を介してドラム
内に清水補充用パイプを配管するという技術手段を採用
した。
項1〜請求項4のいずれか1項に記載の白水繊維回収機
に加えて、白水繊維回収機本体の基台一端を支点とし
て、円筒ドラムの開放端側を上下動できるように上下動
装置を設けるという技術手段を採用した。
項1〜請求項5のいずれか1項に記載の白水繊維回収機
に加えて、円筒ドラム及び、または内張り金網を分割可
能にするという技術手段を採用した。
が70%〜97%の例えばパンチメタルや輪状の縦部材
と直線状の横部材で格子状に組み合わせた円筒ドラムを
製作し、一端には放射状にリブを備えたハンドル形状の
鏡板を設け、その鏡板に金網を張り付け、金網の表面積
を拡大し、洗浄力を増大した。また、この金網に近接し
て高圧洗浄水が噴射できるようにノズルを配置し、紙料
を円筒ドラムの一端に放射状にリブを備えたハンドル形
状の鏡板に設けられた羽根板に衝突させるように噴射し
て円筒ドラム自体の回転の補助を行うことにより、動力
源の節約、小型化が可能になり、さらに、ケース本体を
傾斜させることができるので紙料の汚れ度合に合わせ
て、傾斜を強くしたり、弱くしたりすることができ、よ
り洗浄度の精度を高めると同時に白水繊維回収が可能に
なった。
明する。図1は、本発明の一実施例で概略的にブロック
図で示したものである。緩圧式等の脱墨装置1から濃縮
されて、ほぼ原料30%、水分70%の紙料を従来公知
の離解機2に注入し、清水(工業用水)を補充して、分
解攪拌し、この分解攪拌された紙料を圧送ポンプで従来
公知のスクリーン3に流入して、異物、雑物(特に比重
の重いもの)を除去し、このスクリーン3を経由したほ
ぼ原料1%、水分99%の紙料を、本発明の白水繊維回
収機4の一端(駆動機側)に放射状にリブを備えたハン
ドル形状の鏡板及びパンチメタル14からなる円筒ドラ
ム10内周面に金網15を内張りしたものの羽根板12
に衝突させるようにノズルから噴射し、この円筒ドラム
10を駆動機11からの動力により回転し、さらに、清
水(工業用水)及び白水(再利用水等)を噴射して紙料
を洗浄し、原料7%、水分93%程度の白水繊維を回収
することがてきるものである。また、故紙だけでなくバ
ージン紙にも応用できるものである。
維回収機4の一実施例を詳細に説明すると、基台5の上
に載置された白水繊維回収機4は、前記基台5の一端を
支点6にして回動できるように支持し、他端(本実施例
では白水繊維排出口側に相当)を空気バネ、ピストンシ
リンダ、ジャッキ等の上下動装置7で支持され、基盤8
上に白水繊維回収機4全体が傾斜できるように載置され
ている。前記基盤8の支点6側の一端部に駆動機11
(小さい動力用モータ等)を設け、軸受けを介して白水
繊維回収機4の金網15を内張りした開孔率70%〜9
7%の例えばパンチメタル14製の円筒ドラム10に嵌
合固定して、円筒ドラム10を回転できるようにしてあ
ると同時に、中心部に清水(工業用水)用の噴射孔を多
数持ったパイプ13をロータリージョイントを介して設
けてある。
%〜97%の例えばパンチメタル14で円筒状に形成さ
れ、金網15が内張りされていて、駆動機11側に適数
枚の羽根板12(10枚程度が最適である)が設けてあ
り、なおかつ放射状にリブを備えたハンドル形状の鏡板
22を設け、この鏡板22の内面にも金網15が内張り
されている。なお、鏡板22は盲鏡板でも良いことはい
うまでもない。
にするために、円筒ドラム10の一端をさらにケース本
体9の適宜位置にローラ16が設けてある。ケース本体
9は、円筒ドラム10全体を覆うように設けられ、この
円筒ドラム10の内周に適宜高さ(約100mm)を有
するドーナツ状の仕切板17を適宜間隔で適宜数設け、
そして1端部に白水繊維排出口18等を具備したもので
ある。そしてインキ、糊、ワックス等の汚れた水分は、
廃液出口23から排出することはいうまでもない。スク
リーン3から供給される紙料の紙料供給パイプ19は、
ノズルを有し、このノズルが円筒ドラム10内の一端に
放射状にリブを備えたハンドル形状の鏡板に金網を内張
り、この鏡板に設けた羽根板12群に衝突噴射できるよ
うに配置して設けられ、さらに、洗浄用パイプ20、補
充用白水パイプ21の各配管が、円筒ドラム10の適宜
位置に多数のノズル状の孔として開口されている。なお
24は戻し口である。
イプ19の原料ノズルより回転する円筒ドラム10の中
に吐出され、円筒ドラム10の回転を受け、揉まれなが
ら脱水されます。そのため紙料そのものが充分な揉み洗
い効果を受け、繊維間のインキや薬品などが揉みほぐさ
れ分離しやすい状態となり、従来の機種のように単なる
脱水のみによる洗浄という方法に比べ、抜群の洗浄効果
を発揮します。水分は円筒ドラム10の内張り金網15
で濾過され系外に排出され、紙料は傾斜した円筒ドラム
10の中を揉まれゆすぐように洗浄されながら徐々に白
水繊維排出口18へと向かいます。
の汚れ状態に応じて洗浄度合を調節するために白水繊維
回収機4全体を傾斜させる機構を設けた。これをさらに
具体的に説明すると、基台5の一端には回動自在に支点
6を設け、他端には空気バネ、ピストンシリンダ、ジャ
ッキ、ラックとピニオン等の上下動装置7を設け、円筒
ドラム10の羽根板12群とは反対の開口側が上下動し
て傾斜角度を調整できるようにしてある。この傾斜角度
の範囲は、通常2゜〜5゜位が使用状態として最適であ
る。
を分割可能にするために、金網を内張りした円筒ドラム
を輪切りにして各端部にフランジを固定してボルト、ナ
ット等で隣接した輪切りの円筒ドラム同士を連結固着す
る。あるいは、円筒ドラムと金網を個々に分割して着脱
金具で着脱可能にする。しかも輪切りだけでなく、円周
方向に分割するようにしても良い。このように分割可能
にすることによって、部分的な補修の際に大変有効であ
る。
15で内張りした円筒ドラム10を回転できるように設
け、しかも、この円筒ドラム10の一端に羽根板12群
を具備し、金網15を洗浄し、水を補充しながら紙料を
攪拌して汚れを分解した白水繊維を回収するものであれ
ば、円筒ドラム10の形状も円筒でなければならないこ
とはなく、多角形状等も考えられる。また、薬品が多量
に含まれていて水切れの悪い洗浄紙料の場合は、ドーナ
ツ状の仕切板を設けることにより、仕切板で一旦堰止め
られ、滞留時間を長くすることができる。これにより、
この仕切板に堰止められた紙料が徐々に堆積されて乗り
越える間、排水の効率化を図ることができる。また、補
充する水も清水のみにすればより洗浄度は高められる
が、再利用水のみでも十分効果が上げられることはいう
までもない。
果を得ることができる。 (1) ドラムの一端に放射状にリブを備えたハンドル
形状の鏡板を設け、金網を内張りし、濾過面積を拡大し
て洗浄力と回収力を増大した。 (2) 羽根板の回転により紙料の揉み洗いが行われ、
洗浄効果が抜群に上がる。 (3) 薬品が多量に含まれていて水切れの悪い洗浄紙
料の場合は、ドーナツ状の仕切板を設けることにより、
仕切板で一旦堰止められ、滞留時間を長くすることがで
きる。これにより、この仕切板に堰止められた紙料が徐
々に堆積されて乗り越える間、排水の効率化を図ること
ができる。 (4) 流失する紙料が少なく歩留まりが向上する。 (5) 金網の網目は自由に選定できる。 (6) メンテナンスはほとんど必要なく金網の取り換
えが容易である。 (7) 脱墨剤等の薬剤、水の使用量が少なくて済み、
しかも少量の水で従来より漂白度を増すことができる。 (8) 紙料をドラム内の羽根板に衝突させるので、ド
ラムの回転を補助し、動力用モータを、その分小さいも
のにできる。 (9) ドラムの傾斜角度の調整ができるので、紙料の
滞留時間の調整ができるので、紙料の汚れに対応して調
整が可能である。 (10) 非常にコンパクトで設置面積を取らない。 (11) 構成が簡単なので、故障が起こりにくい。
概略ブロック図である。
解機 3‥‥スクリーン 4‥‥白
水繊維回収機 5‥‥基台 6‥‥支
点 7‥‥上下動装置 8‥‥基
盤 9‥‥ケース本体 10‥‥円
筒ドラム 11‥‥駆動機 12‥‥
羽根板 13‥‥清水用の噴射孔を多数持ったパイプ 14‥‥
パンチメタル 15‥‥金網 16‥‥
ローラ 17‥‥仕切板 18‥‥
白水繊維排出口 19‥‥紙料供給パイプ 20‥‥
洗浄用パイプ 21‥‥補充用白水パイプ 22‥‥
鏡板 23‥‥廃液出口 24‥‥
戻し口
Claims (6)
- 【請求項1】 開孔率が70%〜97%の一端が開放し
た円筒ドラムに金網を内張りし、円筒ドラムの開放端か
ら他端まで延設した紙料供給パイプの吐出口を円筒ドラ
ム内に配設し、さらに、円筒ドラムの他端に適宜数の羽
根板を設け、該円筒ドラムを回収機本体内に回転可能に
配設したことを特徴とする白水繊維回収機。 - 【請求項2】 円筒ドラムの他端を放射状にリブを備え
たハンドル形状の鏡板にし、該鏡板に金網を内張りし適
数枚の羽根板を設けたことを特徴とする請求項1記載の
白水繊維回収機。 - 【請求項3】 外部から白水繊維回収機本体を介してド
ラム内周面に近接するように金網の洗浄用ノズルを設け
たことを特徴とする請求項1、または請求項2記載の白
水繊維回収機。 - 【請求項4】 外部から白水繊維回収機本体を介してド
ラム内に清水補充用パイプを配管したことを特徴とする
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の白水繊維回
収機。 - 【請求項5】 白水繊維回収機本体の基台一端を支点と
して、円筒ドラムの開放端側を上下動できるように上下
動装置を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4の
いずれか1項に記載の白水繊維回収機。 - 【請求項6】 円筒ドラム及び、または内張り金網を分
割可能にしたことを特徴とする請求項1〜請求項5のい
ずれか1項に記載の白水繊維回収機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8082079A JP2808532B2 (ja) | 1996-03-10 | 1996-03-10 | 白水繊維回収機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8082079A JP2808532B2 (ja) | 1996-03-10 | 1996-03-10 | 白水繊維回収機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09250093A JPH09250093A (ja) | 1997-09-22 |
JP2808532B2 true JP2808532B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=13764462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8082079A Expired - Lifetime JP2808532B2 (ja) | 1996-03-10 | 1996-03-10 | 白水繊維回収機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2808532B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011132641A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Voith Patent Gmbh | スクリーンドラム |
JP6753704B2 (ja) * | 2016-06-09 | 2020-09-09 | 株式会社丸島アクアシステム | 固液分離装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57111899U (ja) * | 1980-12-25 | 1982-07-10 | ||
JPS6440155A (en) * | 1987-08-04 | 1989-02-10 | Kawasaki Steel Co | Metallurgical treating apparatus in tundish for continuous casting |
-
1996
- 1996-03-10 JP JP8082079A patent/JP2808532B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09250093A (ja) | 1997-09-22 |
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