JP2808494B2 - ディーゼル機関の燃料噴射装置 - Google Patents
ディーゼル機関の燃料噴射装置Info
- Publication number
- JP2808494B2 JP2808494B2 JP3087389A JP8738991A JP2808494B2 JP 2808494 B2 JP2808494 B2 JP 2808494B2 JP 3087389 A JP3087389 A JP 3087389A JP 8738991 A JP8738991 A JP 8738991A JP 2808494 B2 JP2808494 B2 JP 2808494B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel injection
- diesel engine
- crankshaft
- camshaft
- injection system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼル機関の燃料噴
射ポンプを駆動する動力伝達装置に関する。
射ポンプを駆動する動力伝達装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に示す従来形のディーゼル機関用の
燃料噴射ポンプ３ａ，３ｂはクランク軸と連動するカム
軸０５で駆動されている。従来のカム軸０５は４サイク
ル機関の場合はクランク軸の２回転に対し１回転し、２
サイクル機関の場合はクランク軸１回転に対し１回転と
なっている。また１回転中の角速度はクランク軸１が等
速で回転している時カム軸０５の回転も等速となってい
た。一般に燃料噴射ポンプ内の燃料油は短時間に圧縮さ
れその吐出圧力はプランジャの上昇速度に比例して高圧
となり、さらに燃料の圧縮性とか、噴射管長及び噴射管
径などの影響も受ける。一方ディーゼル機関の性能は燃
料の噴射圧力が高くなると向上するものである。
燃料噴射ポンプ３ａ，３ｂはクランク軸と連動するカム
軸０５で駆動されている。従来のカム軸０５は４サイク
ル機関の場合はクランク軸の２回転に対し１回転し、２
サイクル機関の場合はクランク軸１回転に対し１回転と
なっている。また１回転中の角速度はクランク軸１が等
速で回転している時カム軸０５の回転も等速となってい
た。一般に燃料噴射ポンプ内の燃料油は短時間に圧縮さ
れその吐出圧力はプランジャの上昇速度に比例して高圧
となり、さらに燃料の圧縮性とか、噴射管長及び噴射管
径などの影響も受ける。一方ディーゼル機関の性能は燃
料の噴射圧力が高くなると向上するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記のとおりディーゼ
ル機関の燃焼性能を向上させるためには、燃料噴射圧力
を高くするのが有効であるが、従来形のディーゼル機関
では機関の回転数が低下すると、燃料噴射ポンプのカム
軸の角速度が低下し、燃料噴射ポンプのプランジャの上
昇速度が低下し、燃料噴射圧力が低くなる。このため燃
焼が悪化し機関性能が低下する。カムの回転速度に対し
プランジャの速度を上げる手段としては、噴射時のカム
の立上りを大きくする方法があるが水平分力が増し耐久
性が低下する欠点がある。又カムの回転半径を大きくし
て周速を早くする方法もあるが燃料ポンプが大型となり
コストアップとなる。
ル機関の燃焼性能を向上させるためには、燃料噴射圧力
を高くするのが有効であるが、従来形のディーゼル機関
では機関の回転数が低下すると、燃料噴射ポンプのカム
軸の角速度が低下し、燃料噴射ポンプのプランジャの上
昇速度が低下し、燃料噴射圧力が低くなる。このため燃
焼が悪化し機関性能が低下する。カムの回転速度に対し
プランジャの速度を上げる手段としては、噴射時のカム
の立上りを大きくする方法があるが水平分力が増し耐久
性が低下する欠点がある。又カムの回転半径を大きくし
て周速を早くする方法もあるが燃料ポンプが大型となり
コストアップとなる。
【０００４】本発明の目的は前記従来装置の問題点を解
消し、低コストで燃料噴射圧力を高くでき、燃焼が改善
され、機関性能が向上するディーゼル機関の燃料噴射装
置を提供するにある。
消し、低コストで燃料噴射圧力を高くでき、燃焼が改善
され、機関性能が向上するディーゼル機関の燃料噴射装
置を提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のディーゼル機関
の燃料噴射装置は、クランク軸に連動されるカム軸によ
り燃料噴射ポンプを駆動するようにしたディーゼルエン
ジンにおいて、１回転中のカム軸速度が燃料噴射時期に
おいて最大となるように前記クランク軸とカム軸とを連
結するアイドラギヤをその回転軸心から偏心させたこと
を特徴としている。
の燃料噴射装置は、クランク軸に連動されるカム軸によ
り燃料噴射ポンプを駆動するようにしたディーゼルエン
ジンにおいて、１回転中のカム軸速度が燃料噴射時期に
おいて最大となるように前記クランク軸とカム軸とを連
結するアイドラギヤをその回転軸心から偏心させたこと
を特徴としている。
【０００６】
【作用】前記のように構成したので、燃料噴射時期にお
いて、プランジャ速度が上昇し噴射圧力を高くしうるた
め、ディーゼル機関性能を低コストで向上させることが
できる。
いて、プランジャ速度が上昇し噴射圧力を高くしうるた
め、ディーゼル機関性能を低コストで向上させることが
できる。
【０００７】
【実施例】以下図１に参照し本発明の一実施例について
説明する。図１は本発明の燃料噴射装置図である。図に
示すようにディーゼル機関と燃料噴射ポンプ３ａ，３ｂ
の燃料カム軸５ａ，５ｂはそれぞれアイドラギヤ（６
ａ，７ａ），（６ｂ，７ｂ）を介して連結され、クラン
ク軸１が１回転するとカム軸５ａ，５ｂは２サイクル機
関の場合は１回転、４サイクル機関の場合は１／２回転
するようになっている。燃料噴射ポンプ３ａ，３ｂの内
部には図示しないプランジャが挿入されており、回転カ
ム４ａ，４ｂにより上下動し燃料を圧送するようになっ
ている。図１に示すようにカム軸５ａ，５ｂと伝導歯車
軸２とはこれらの軸２，５ａ，５ｂの回転軸心から偏心
したアイドラギヤ（６ａ，７ａ），（６ｂ，７ｂ）で連
結されており、燃料噴射時期において、カム軸５ａ，５
ｂが最大回転速度となるように設計されている。即ち、
例えばカム４ａが図示しないプランジャを押し上げてい
るときアイドラギヤ（６ａ，７ａ）の駆動軸（５ａ，
２）はそれぞれ下方に偏心して構成されている。
説明する。図１は本発明の燃料噴射装置図である。図に
示すようにディーゼル機関と燃料噴射ポンプ３ａ，３ｂ
の燃料カム軸５ａ，５ｂはそれぞれアイドラギヤ（６
ａ，７ａ），（６ｂ，７ｂ）を介して連結され、クラン
ク軸１が１回転するとカム軸５ａ，５ｂは２サイクル機
関の場合は１回転、４サイクル機関の場合は１／２回転
するようになっている。燃料噴射ポンプ３ａ，３ｂの内
部には図示しないプランジャが挿入されており、回転カ
ム４ａ，４ｂにより上下動し燃料を圧送するようになっ
ている。図１に示すようにカム軸５ａ，５ｂと伝導歯車
軸２とはこれらの軸２，５ａ，５ｂの回転軸心から偏心
したアイドラギヤ（６ａ，７ａ），（６ｂ，７ｂ）で連
結されており、燃料噴射時期において、カム軸５ａ，５
ｂが最大回転速度となるように設計されている。即ち、
例えばカム４ａが図示しないプランジャを押し上げてい
るときアイドラギヤ（６ａ，７ａ）の駆動軸（５ａ，
２）はそれぞれ下方に偏心して構成されている。
【０００８】次に前記実施例の作用について説明する。
クランク軸１と燃料噴射ポンプのカム軸５ａと５ｂとは
前記偏心アイドラギヤで連結されているため、燃料噴射
時期で燃料噴射圧力が高くなり、ディーゼル機関性能を
低コストで向上させることができる。
クランク軸１と燃料噴射ポンプのカム軸５ａと５ｂとは
前記偏心アイドラギヤで連結されているため、燃料噴射
時期で燃料噴射圧力が高くなり、ディーゼル機関性能を
低コストで向上させることができる。
【０００９】
【発明の効果】本発明は前記のとおり構成したので、カ
ム軸の回転角速度が燃料噴射時期に最大速度となるため
その分噴射圧力が高くなり、燃焼が改善され機関性能が
向上する。
ム軸の回転角速度が燃料噴射時期に最大速度となるため
その分噴射圧力が高くなり、燃焼が改善され機関性能が
向上する。
【図１】本発明に係る実施例の燃料噴射系の説明図。
【図２】従来例の図１応当図。
１ クランク軸 ２ アイドラギヤ軸 ３ａ，３ｂ 燃料噴射ポンプ ４ａ，４ｂ カム ５ａ，５ｂ カム軸 （６ａ，７ａ），（６ｂ，７ｂ） アイドラギヤの組 １０ 燃料噴射弁
Claims (1)
- 【請求項１】 クランク軸に連動されるカム軸により燃
料噴射ポンプを駆動するようにしたディーゼルエンジン
において、１回転中のカム軸速度が燃料噴射時期におい
て最大となるように前記クランク軸とカム軸とを連結す
るアイドラギヤをその回転軸心から偏心させたことを特
徴とするディーゼル機関の燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3087389A JP2808494B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | ディーゼル機関の燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3087389A JP2808494B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | ディーゼル機関の燃料噴射装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04301178A JPH04301178A (ja) | 1992-10-23 |
| JP2808494B2 true JP2808494B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=13913535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3087389A Expired - Lifetime JP2808494B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | ディーゼル機関の燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2808494B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6620628B2 (ja) * | 2016-03-23 | 2019-12-18 | 株式会社デンソー | 燃料ポンプ |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP3087389A patent/JP2808494B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04301178A (ja) | 1992-10-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980609 |