JP2807785B2 - 超伝導磁力計 - Google Patents

超伝導磁力計

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JP2807785B2
JP2807785B2 JP14850396A JP14850396A JP2807785B2 JP 2807785 B2 JP2807785 B2 JP 2807785B2 JP 14850396 A JP14850396 A JP 14850396A JP 14850396 A JP14850396 A JP 14850396A JP 2807785 B2 JP2807785 B2 JP 2807785B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超伝導量子干渉素子
(Superconducting Quantum
Interference Device,以下SQU
IDと呼ぶ。)を用いた移動体に搭載される超伝導磁力
計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、特開平3−152488号公報
に示された従来の超伝導磁力計の実施例に基づくブロッ
ク図である。図において2A,2B,2Cはセンサブロ
ック1の互いに所定の角度をなす3平面上のそれぞれに
固着したSQUIDであり、一例として所定の角度が約
90゜の場合を示している。3A,3B,3Cはそれぞ
れ上記SQUID2A,2B,2Cを駆動し所望の出力
を得る駆動回路、4A,4B,4Cは上記駆動回路3
A,3B,3Cの出力を帯域制限するアナログフィル
タ、5A,5B,5Cは上記各アナログフィルタ4A,
4B,4Cの出力を量子化するA/D変換部、6A,6
B,6Cは上記駆動回路3A,3B,3Cのリセットパ
ルスをカウントしたデータである粗データに変換するカ
ウンタ、7A,7B,7Cは上記各A/D変換部5A,
5B,5Cと各カウンタ6A,6B,6Cの出力を合成
する合成部、8は上記合成部7A,7B,7Cの出力か
ら被測定磁界Hを算出する磁界算出部である。
【0003】次に図6中に記した各信号について説明す
る。VU ,VV ,VW は上記駆動回路3A,3B,3C
の出力電圧、PU ,PV ,PW は駆動回路3A,3B,
3Cから出力されるリセットパルスである。また、Δ
U ,ΔV ,ΔW は合成部7A,7B,7Cから出力され
る各チャンネルの磁界成分であり、Hは磁界算出部8か
ら出力される算出磁界である。
【0004】次に従来の超伝導磁力計の動作について説
明する。以下の説明では従来の超伝導磁力計が一例とし
て航空機等の移動物体に搭載されている場合を考え、地
磁気を被測定磁界とする。ここで、SQUID2A,2
B,2Cを例えば液体ヘリウムに浸すなどして冷却し、
超伝導状態に転移させる。次に駆動回路3A,3B,3
CからSQUID2A,2B,2Cへ変調信号を与える
ことにより、SQUID2A,2B,2Cは磁束ロック
される。磁束ロック後は磁束ロック値を原点とし、そこ
からの相対的な変化量に比例した値が出力される。各駆
動回路3A,3B,3Cの出力電圧VU ,VV ,VW
地磁気を各軸へ投影したベクトル成分である。本磁力計
が搭載された移動物体の姿勢変化に伴い地磁気の入射角
が変化するため、SQUID2A,2B,2Cが受ける
磁界成分は変化する。これに伴い、出力電圧VU ,V
V ,VW も変化する。
【0005】駆動回路3A,3B,3Cの出力は入力磁
界に対して図3(a)に示す特性を有している。ここで
出力電圧V0 は次式に示すように、SQUIDにおいて
磁束量子単位Φ0 を超伝導リングが囲む面積で除した磁
束密度に比例するものである。
【0006】
【数1】
【0007】
【数2】
【0008】図3(a)に示すように、駆動回路3A,
3B,3Cの出力は入力磁界に対してΦ0 毎の折り返し
特性を示すため、入力磁界の絶対値を計測することはで
きない。
【0009】次に図3(a)に示すような駆動回路3
A,3B,3Cの出力に対し、低域通過型で狭帯域のア
ナログフィルタ4A,4B,4Cを通している。次にA
/D変換部5A,5B,5Cはアナログフィルタ4A,
4B,4Cの帯域制限された出力を所要のサンプリング
周波数でサンプリングし、量子化する。次にカウンタ6
A,6B,6Cは図3(b)に示すような駆動回路3
A,3B,3CがV0 の折り返し毎に出力するリセット
パルスをカウントし、合成部7A,7B,7CによりA
/D変換部5A,5B,5Cの出力と合成するものであ
る。こうして図3(c)に示すような合成部7A,7
B,7Cの合成出力が得られる。次に各チャンネルの磁
界成分を磁界算出部8でベクトル合成により算出し、図
3(d)に示すように被測定磁界を出力するものであ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような移動物体
に搭載される従来の超伝導磁力計では、センサ駆動部の
出力に狭帯域の低域通過型アナログフィルタを使用して
おり、このフィルタを通過するために時間的遅延が生
じ、実際には図7(b)に示すような出力となってい
た。そのため、合成部で合成した出力には図7(d)に
示すようなフィルタの応答遅れによるノイズ成分が付加
されるという課題があった。
【0011】また、上記のような移動物体に搭載される
従来の各軸に狭帯域フィルタを用いた超伝導磁力計で
は、図8に示すように各軸毎の合成部出力がフィルタの
応答遅れによる変化量の違い、例えば、区間Δtの合成
部7B,7C出力のほぼ直線的な変化に対して、合成部
7A出力の変曲点を持つような変化とでは、各軸の平均
値に基づいた磁界算出部での合成磁界算出時に誤差が発
生するという課題があった。
【0012】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、移動物体に搭載された場合
にアナログフィルタによる応答遅れを無くし、合成部に
よる合成後にディジタルフィルタでSQUIDのもつ信
号帯域を帯域制限することで、被測定磁界の磁界算出を
行うことを目的としている。
【0013】またこの発明は、移動物体に搭載された場
合に各軸間の出力の変化量に違いがある場合でも、磁界
算出部の出力をディジタルフィルタにより帯域制限し、
被測定磁界の計測感度を高めることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る超伝導磁
力計は、センサブロックの互いに所定の角度をなす複数
平面上のそれぞれに固着したSQUID、上記SQUI
Dを駆動し所望の出力を得る駆動回路、上記駆動回路の
出力を量子化するA/D変換部、上記駆動回路のリセッ
トパルスをカウントし、粗データに変換するカウンタ、
上記A/D変換部の出力と上記カウンタの出力を合成す
る合成部、上記合成部の出力を移動平均し、信号帯域を
制限するディジタルフィルタ、上記ディジタルフィルタ
の出力から被測定磁界を算出する磁界算出部とを備える
ようにしたものである。
【0015】またこの発明に係る超伝導磁力計は、上記
に加えて磁界算出部の出力を、帯域制限するディジタル
フィルタを備え、被測定磁界計測感度を高めるようにし
たものである。
【0016】
【作用】この発明は、センサブロックの互いに所定の角
度をなす複数平面上のそれぞれに固着したSQUID、
上記SQUIDを駆動し所望の出力を得る駆動回路、上
記駆動回路の出力を量子化するA/D変換部、上記駆動
回路のリセットパルスをカウントし、粗データに変換す
るカウンタ、上記A/D変換部の出力と上記カウンタの
出力を合成する合成部、上記合成部の出力を移動平均
し、信号帯域を制限するディジタルフィルタ、上記ディ
ジタルフィルタの出力から被測定磁界を算出する磁界算
出部とを備えるようにしたので、移動物体に搭載されて
いる場合に、SQUIDがもつ広い信号帯域を有するこ
とができ、合成部でのフィルタの応答遅れによるノイズ
を軽減しその出力に対してディジタルフィルタで移動平
均して信号帯域を制限することができる。
【0017】また、この発明は、磁界算出部の出力をさ
らに帯域制限するディジタルフィルタを備えるようにし
たので、移動物体に搭載されている場合に、各軸間の合
成部出力の変化量に違いがある場合においても、合成部
の出力側のフィルタの帯域を狭くすることによる歪を防
ぎ、かつ被測定磁界の計測感度を高めることができる。
【0018】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1を示すブロック図
である。図において2A,2B,2Cはセンサブロック
1の互いに所定の角度をなす3平面上のそれぞれに固着
したSQUIDであり、一例として所定の角度が約90
゜の場合を示している。3A,3B,3Cはそれぞれ該
SQUID2A,2B,2Cを駆動し所望の出力を得る
駆動回路、5A,5B,5Cは各駆動回路3A,3B,
3Cの出力を量子化するA/D変換部、6A,6B,6
Cは駆動回路3A,3B,3Cのリセットパルスをカウ
ントし、粗データに変換するカウンタ、7A,7B,7
Cは各A/D変換部5A,5B,5Cと各カウンタ6
A,6B,6Cの出力を合成する合成部、9A,9B,
9Cは合成部7A,7B,7Cの出力に対しデータレー
トを変換する移動平均を行い、信号帯域を制限するディ
ジタルフィルタであり、磁界算出部8は上記ディジタル
フィルタ9A,9B,9Cの出力を用いて被測定磁界を
算出した結果を出力する。
【0019】次に図1中に記載した各信号について説明
する。VU ,VV ,VW は上記駆動回路3A,3B,3
Cの出力電圧、PU ,PV ,PW は駆動回路3A,3
B,3Cから出力されるリセットパルスである。また、
ΔU ,ΔV ,ΔW は合成部7A,7B,7Cから出力さ
れる各チャンネルの磁界成分であり、Hは磁界算出部8
から出力される算出磁界である。
【0020】図4はディジタルフィルタ9A,9B,9
Cの基本構成を示した図である。14は窓関数を例えば
N個(ただし、Nは正の整数)にサンプリングしたデー
タを記憶する窓関数データメモリ、12は窓関数データ
メモリ14のデータを係数とし、合成部7A,7B,7
Cから逐次入力される信号と乗算する係数乗算器、11
は係数乗算器12のN個の出力を加算器13で累積加算
するアキュムレータ、15はN個の累積加算を行って出
力される信号に対し、平均値の算出と窓関数の有する利
得分、例えばGを補正するための定数1/(N×G)を
乗算する乗算器である。このときのディジタルフィルタ
9A,9B,9Cの出力はそれぞれ下式のように示され
る。
【0021】
【数3】
【0022】
【数4】
【0023】
【数5】
【0024】これにより例えばt1秒毎に入力される信
号に対して、このディジタルフィルタ9A,9B,9C
を通過することにより、N×t1秒毎にデータレート変
換された出力が得られ、信号帯域は1/t1から1/
(N×t1)へ制限されるものである。
【0025】次にこの発明の実施例1による超伝導磁力
計の動作について説明する。以下の説明では従来の場合
と同様にこの発明による超伝導磁力計が一例として航空
機等の移動物体に搭載されている場合を考え、地磁気を
被測定磁界とする。
【0026】まず、SQUID2A,2B,2Cを例え
ば液体ヘリウムに浸すなどして冷却し、超伝導状態に転
移させる。次に駆動回路3A,3B,3CからSQUI
D2A,2B,2Cのそれぞれに変調信号を与えること
により、SQUID2A,2B,2Cは同時に磁束ロッ
クする。磁束ロック後は磁束ロック値を原点とし、そこ
からの相対的な変化量に比例した値が出力される。各駆
動回路3A,3B,3Cの出力電圧VU ,VV ,VW
地磁気を各軸へ投影したベクトル成分である。本磁力計
が搭載された移動物体の姿勢変化に伴い地磁気の入射角
が変化するため、SQUID2A,2B,2Cが受ける
磁界成分は変化する。これに伴い、出力電圧VU ,V
V ,VW も変化する。
【0027】駆動回路3A,3B,3Cの出力は入力磁
界に対して図3(a)に示す特性を有しており、Φ0
の折り返し特性を示している。このような鋸歯状波信号
の有する信号の周波数帯域をf1とし図3(e)に示
す。このような周波数帯域を有する信号をA/D変換部
5A,5B,5Cにおいて標本化定理が満足するように
サンプリングし、量子化する。つまり、サンプリング周
波数f0はf1の2倍以上の周波数でなければならな
い。次に、カウンタ6A,6B,6Cは駆動回路3A,
3B,3CがΦ0 の折り返し毎に出力するリセットパル
ス図3(b)をカウントし、粗データに変換して合成部
7A,7B,7CでA/D変換部5A,5B,5Cの出
力と合成する。こうして図3(c)に示すように合成部
7A,7B,7Cの合成出力が得られる。
【0028】次にディジタルフィルタ9A,9B,9C
により移動平均処理を行い、図3(f)に示す被測定磁
界の有する周波数帯域f2に帯域を制限する。すなわ
ち、合成部7A,7B,7Cから出力される信号のデー
タレートはA/D変換部5A,5B,5Cのサンプリン
グ周波数で決まり、例えばt1(=1/f0)秒周期と
する。そこでt1秒周期で入力される信号と前述のN個
にサンプリングした窓関数データとを逐次累積して加算
を行い、N回の加算が終了したとき、すなわちN×t1
秒毎に出力するようなデータレート変換を行う。またこ
の出力と同時にアキュムレータは0にクリアするもので
ある。さらにN回の累積加算された出力の平均値算出と
窓関数の有する利得分の補正を行うために定数を乗算す
る。これにより移動平均とデータレート変換を行い、そ
の出力信号の帯域がf2すなわち1/(N×t1)に帯
域制限されたことになる。また、窓関数データとの乗算
により、f2より大きな側波帯を極力抑えることができ
る。次に各チャンネルの磁界成分を磁界算出部8で算出
し、図3(d)に示すような被測定磁界を出力する。
【0029】上記の構成により、図7(d)に示すよう
なフィルタによる応答遅れのノイズの発生を無くすため
に、図7(a)に示すような駆動回路出力の有する信号
周波数帯域を得られるようにA/D変換器5A,5B,
5Cのサンプリング周波数を決め、図3(c)に示すよ
うな合成部出力を得、移動平均を行うディジタルフィル
タ9A,9B,9Cにより図3(f)に示すような被測
定磁界の有する信号帯域に制限し、磁界量を得ることが
可能となる。
【0030】実施例2.また図2はこの発明の実施例2
を示すブロック図である。図2においてSQUID2
A,2B,2C、駆動回路3A,3B,3C、A/D変
換部5A,5B,5C、カウンタ6A,6B,6C、合
成部7A,7B,7C、磁界算出部8は実施例1と同様
であり、実施例1で図3(f)に示すような周波数f2
の帯域に制限した各軸毎のディジタルフィルタ9A,9
B,9Cはその帯域を磁界算出部8で算出可能な信号帯
域まで広げ、磁界算出部8の出力である算出磁界に対
し、低域通過型のディジタルフィルタ10により、図3
(g)に示すように被測定磁界のみの信号帯域を通過さ
せるように帯域制限を行い、被測定磁界の計測感度を高
めるものである。
【0031】図5はディジタルフィルタ10の一例とし
てFIRフィルタ(FiniteImpulse Re
sponse;非巡回型フィルタ)の基本構成を示した
図であり、遅延素子16、係数乗算器17、加算器13
で構成され、磁界算出部8から出力される信号に対し
て、図3(g)に示すような被測定磁界のみの信号帯域
f3以下の周波数を通過させるためのフィルタ係数を係
数乗算器17の係数としたフィルタリングを行い、さら
に帯域制限を加えるものである。
【0032】また、図2中に記載した各信号は上記実施
例1と同様であり、かつ、この発明による超伝導磁力計
が一例として航空機等の移動物体に搭載されている場合
を考え、地磁気を被測定磁界とした場合のその動作につ
いて説明する。
【0033】上記実施例1で説明したように、各チャン
ネルの磁界成分を磁界算出部8で算出し、被測定磁界を
出力する。このとき移動物体に搭載されている場合、各
軸間の変化量に違いがある場合に感度を上げることがで
きないため、各軸毎のディジタルフィルタ9A,9B,
9Cの帯域を図3(f)に示すf2より広げる。これは
実施例1で移動平均処理を行う際のNの値を小さくする
ことにより実現する。こうして合成磁界を磁界算出部8
で算出し、次に図3(g)に示すような被測定磁界のみ
の信号帯域を通過させる低域通過型のディジタルフィル
タ10により帯域制限を行い、被測定磁界の計測感度を
高めることが可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、以下に
記載されるような効果を奏する。
【0035】この発明では、センサブロックの互いに所
定の角度をなす複数平面上のそれぞれに固着したSQU
ID、上記SQUIDを駆動し所望の出力を得る駆動回
路、上記駆動回路の出力を量子化するA/D変換部、上
記駆動回路のリセットパルスをカウントし、粗データに
変換するカウンタ、上記A/D変換部の出力と上記カウ
ンタの出力を合成する合成部、上記合成部の出力を移動
平均し、信号帯域を制限するディジタルフィルタ、上記
ディジタルフィルタの出力から被測定磁界を算出する磁
界算出部とを備えるようにしたので、この発明による超
伝導磁力計が移動物体に搭載されている場合に、フィル
タの応答遅れによるノイズを軽減し、SQUIDの有す
る広い信号帯域を得ることができる。
【0036】また、この発明では、さらに磁界算出部の
出力を帯域制限するディジタルフィルタを備えるように
したので、この発明による超伝導磁力計が移動物体に搭
載され、各軸間の変化量の違いがある場合においても被
測定磁界の計測感度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施例2を示すブロック図であ
る。
【図3】 この発明の実施例1,2の動作を説明するた
めの図である。
【図4】 この発明の実施例1のディジタルフィルタを
示す構成図である。
【図5】 この発明の実施例2のディジタルフィルタを
示す構成図である。
【図6】 従来の超伝導磁力計を示すブロック図であ
る。
【図7】 従来の超伝導磁力計の動作を説明するための
図である。
【図8】 従来の超伝導磁力計の各軸の変化量の違いを
説明するための図である。
【符号の説明】
1 センサブロック、2A,2B,2C 超伝導量子干
渉素子、3A,3B,3C 駆動回路、4A,4B,4
C アナログフィルタ、5A,5B,5C A/D変換
部、6A,6B,6C カウンタ、7A,7B,7C
合成部、8 磁界算出部、9A,9B,9C ディジタ
ルフィルタ、10 ディジタルフィルタ、11 アキュ
ムレータ、12 係数乗算器、13 加算器、14 窓
関数データメモリ、15 乗算器、16 遅延素子、1
7 係数乗算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 中塚 直樹 (56)参考文献 特開 平2−271276(JP,A) 特開 平4−335151(JP,A) 特開 平5−264682(JP,A) 特開 平6−258360(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 33/035 ZAA H01L 39/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサブロックの互いに所定の角度をな
    す複数平面上のそれぞれに固着した超伝導量子干渉素
    子、上記超伝導量子干渉素子を駆動し所望の出力を得る
    駆動回路、上記駆動回路の出力を量子化するA/D変換
    部、上記駆動回路のリセットパルスをカウントし、粗デ
    ータに変換するカウンタ、上記A/D変換部の出力と上
    記カウンタの出力を合成する合成部、上記合成部の出力
    を移動平均し、信号帯域を制限するディジタルフィル
    タ、上記ディジタルフィルタの出力から被測定磁界を算
    出する磁界算出部とを備えたことを特徴とする超伝導磁
    力計。
  2. 【請求項2】 センサブロックの互いに所定の角度をな
    す複数平面上のそれぞれに固着した超伝導量子干渉素
    子、上記超伝導量子干渉素子を駆動し所望の出力を得る
    駆動回路、上記駆動回路の出力を量子化するA/D変換
    部、上記駆動回路のリセットパルスをカウントし、粗デ
    ータに変換するカウンタ、上記A/D変換部の出力と上
    記カウンタの出力を合成する合成部、上記合成部の出力
    を移動平均し、信号帯域を制限するディジタルフィル
    タ、上記ディジタルフィルタの出力から被測定磁界を算
    出する磁界算出部、上記磁界算出部の出力をさらに帯域
    制限し被測定磁界計測感度を高めたディジタルフィルタ
    とを備えたことを特徴とする超伝導磁力計。
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