JP2805185B2 - ドライアイス切断装置 - Google Patents

ドライアイス切断装置

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JP2805185B2 JP19613194A JP19613194A JP2805185B2 JP 2805185 B2 JP2805185 B2 JP 2805185B2 JP 19613194 A JP19613194 A JP 19613194A JP 19613194 A JP19613194 A JP 19613194A JP 2805185 B2 JP2805185 B2 JP 2805185B2
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郁哉 安西
克紀 麻薙
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドライアイス切断装置
に関し、更に詳細には、ドライアイス塊の端面を切り落
して平坦にしたり、または、ドライアイス塊を所定の寸
法に切り分ける自動のドライアイス切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、アイスクリーム店やケーキ店など
では、商品持ち帰りの客にドライアイス片を使用してい
るが、このドライアイス片は、重さ1kg程度の薄板状の
ものを適宜砕いて準備されている。薄板状のドライアイ
スは、一般に、1辺25cmの立方体として製造されたド
ライアイスブロック(塊)を半分に切断し、これら各半
分を更に数枚に切り分けることによって作られている。
また、立方体のドライアイスから前述した薄板状のもの
を切り出す際には、ドライアイス塊の少なくとも一端面
を平坦面にすべく、当該ドライアイス塊の一端を切り落
す作業が必要となることがある。すなわち、このような
作業は、製造直後のドライアイスから薄板状のものを切
り出す場合には、端面が平坦であるため必要ないが、製
造後に数日保管しその端面が湾曲したドライアイスにお
いて必要となる。このようなドライアイス端面の切り落
しや必要寸法での切り分けは、従来、バンドソーなどに
よって行なわれていた。そして、その後の薄板状への切
断は、実公昭63−39029号公報に記載されている
様なドライアイスの切断装置によって行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バンド
ソーなどによるドライアイス端面の切り落しや必要寸法
での切り分け作業は、手作業で行なわれることから大変
危険であるため熟練者に頼らなければならず、またその
労力は極めて大きなものであった。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、ドライアイス
の端面をスライスして切り落したり或いは所定の寸法に
切り分ける自動のドライアイス切断装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のドライアイス切
断装置は、送り込まれたドライアイスを上下から切り込
んで2つに切り分けるドライアイス切断装置であって、
ドライアイスを搭載して送り込む樹脂製のコンベヤ装置
と、当該コンベヤ装置に形成された間隔部に配置され且
つ一部が当該コンベヤ装置の搬送支持面より上方に突出
する第1の丸鋸と、当該第1の丸鋸と同一垂直面内で且
つ前記搬送支持面の上方に配置された第2の丸鋸と、前
記コンベヤ装置の両外側部に配設されたサイドガードと
を備え、前記第2の丸鋸には防護カバーが付設され、当
該防護カバーには通風孔が設けられていることを特徴と
する。
【0006】
【作用】本発明のドライアイス切断装置において、コン
ベヤ装置は、搭載されたドライアイスを第1及び第2の
丸鋸へ送り込み、また、コンベヤ装置の間隔部に配置さ
れた上下2つの丸鋸は、送り込まれたドライアイスを上
下から切り込んで2つに切り分ける。その際、樹脂製の
コンベヤ装置においては、水分の氷着が低減されるた
め、円滑な移送機能を発揮し、一方、コンベヤ装置の両
外側部に配設されたサイドガードは、搬送支持面上のド
ライアイスの位置を確実に維持する。そして、防護カバ
ーに設けられた複数の通風孔は、第2の丸鋸の回転に伴
って周囲の空気を防護カバー内部に流通させ、第2の丸
鋸の過冷却を防止する。
【0007】
【実施例】以下、本発明のドライアイス切断装置を図に
示された実施例について更に詳細に説明する。図1は本
発明の一実施例に係るドライアイス切断装置10の平面
図、図2はその正面図、図3は図2のドライアイス切断
装置の右側面図である。符号10で示す本発明のドライ
アイス切断装置は、ドライアイスを搭載して送り込む樹
脂製のコンベヤ装置11を備えている。斯かるコンベヤ
装置11は、少なくともその途中に間隔部が形成された
構造を有し、例えば、幅の異なる2つのエンドレス搬送
体12,13を僅ずかな間隔(間隔部を14で示す)を
あけて並列に配置してなる。
【0008】エンドレス搬送体12,13の各々は、搬
送方向に張設された平行な2本のエンドレスチェーンに
橋渡し固定され且つ搬送方向に沿って並列に配置された
多数の短冊状支持板12a,13aを備えている。斯か
る短冊構造のエンドレス搬送体12,13は、一体に形
成された無端ベルトなどに比べ、低温硬化による装置端
部での作動不良がなく、エンドレスチェーンに追従して
円滑に回転するため、コンベヤとしての機能を十分に維
持し得る。しかも、エンドレス搬送体12,13を構成
する短冊状の支持板12a,13aは、ドライアイスと
いう極めて低温の被搬送物を支持するために高密度ポリ
エチレン樹脂から形成されている。従って、表面の氷着
が低減または防止され且つ支持板相互の凍結固着が防止
されるため、円滑な移送機能を発揮する。
【0009】コンベヤ装置11は、入口部15から出口
部16へ至る搬送経路に備えられた2本のレールにより
エンドレス搬送体12,13を摺動可能に支えて構成さ
れている。各エンドレス搬送体の短冊状支持板12a,
13aを固定する上記の各チェーンは2本のレールに沿
って配置されており、2つのエンドレス搬送体12,1
3は1つの駆動モータ17により同速度で作動させられ
る。なお、便宜上、レール上に位置する各エンドレス搬
送体12,13の各支持板12a,13a表面を搬送支
持面と称する。
【0010】更に、ドライアイス切断装置10は、コン
ベヤ装置11の各エンドレス搬送体12,13双方の外
側部に配設され、かつ、それぞれに内側へ往復移動が可
能なサイドガード18,19を備えている。サイドガー
ド18,19は、図2に示される様に、当該サイドガー
ドの長手方向に沿って連続する帯状の板状体をその幅方
向(高さ方向)に複数枚並列に配置して構成される。各
サイドガード18,19を複数の板状体にて構成した場
合には、ドライアイスに接触して冷却された際にも、低
温歪による全体の歪曲を防止することが出来る。しか
も、サイドガード18,19は、コンベヤ装置11の幅
方向にそれぞれ独立して移動可能に構成される。次に、
サイドガード18,19の可動構造を説明する。
【0011】コンベヤ装置11の搬送経路の上方には、
これを横断する様に入口部15側と出口部16側にそれ
ぞれ支持棒20,21が配置されている。これら支持棒
20,21のそれぞれ一端側即ちエンドレス搬送体12
の外側の端部には、スライダ22a,22bが当該支持
棒20,21上を摺動可能に取付けられている。各スラ
イダ22a,22bの下部には、エンドレス搬送体12
の外側部に配置された一方のサイドガード18が連結さ
れている。従って、このサイドガード18は、2つのス
ライダ22a,22bによって懸架されていることにな
る。また、これと同様に、支持棒20,21のそれぞれ
他端側即ちエンドレス搬送体13の外側の端部には、ス
ライダ23a,23bが当該支持棒20,21上を摺動
可能に取付けられている。そして、他方のサイドガード
19は、各スライダ23a,23bに連結されて懸架さ
れている。
【0012】これらの各対のスライダ22a,22b及
び23a,23bは、各対ごとに連結棒24,25で連
結されている。従って、各対のスライダ22a,22b
及び23a,23bは、それぞれ一体に移動し、各サイ
ドガード18,19をエンドレス搬送体の幅方向に平行
移動させることが出来る。各側のスライダ22a,22
b及び23a,23bを連結する各連結棒24,25
は、スライダを支持棒20,21に対して摺動させるた
めの摺動手段を兼ねている。この摺動手段について、一
方のスライダ23aと連結棒25を例にとって説明す
る。
【0013】連結棒25の端部は、支持棒20を挾んで
その両側においてスライダ23aに設置された軸受2
6,26によって回転可能に支持されていると共に、こ
れらの軸受26,26間においてスライダ23aに形成
された窓部27から露出する支持棒20に直交した状態
でその上部に相互接触している。そして、スライダ23
aに隣接した位置において、連結棒25には回転操作用
のハンドル車28が取付けられている。上記の構造にお
いては、連結棒25を回転させると、スライダ23aの
窓部27で支持棒20に接触していることから、当該支
持棒20上をころがり移動し、その結果、スライダ23
aが支持棒20上を摺動する。
【0014】ところで、連結棒25は、図1から明らか
な様に、1本のまっすぐな棒材で形成されているが、他
の連結棒24は、5本の棒材を自在継手で回転伝達可能
に接続することによって構成されている。これは、連結
棒25の様に1本の棒材で構成しようとすると、ほぼ中
間位置で本切断装置10の構成要素とぶつかることから
これを避けるためにとった構成であり、機能的には先に
説明した連結棒25と同じである。従って、一方のスラ
イダ22aに隣接して当該スライダ22aの軸受26で
回転可能に支持される1本の分割棒材に取付けられたハ
ンドル車28を回転させた場合には、スライダ22a,
22bが支持棒20,21上を摺動する。
【0015】コンベヤ装置11の搬送方向中間位置にお
いて、2つのエンドレス搬送体12,13間の間隔部1
4を通る垂直面内には、2つの丸鋸29,30が上下に
配置されている。下側即ち第1の丸鋸29は、その回転
軸31がエンドレス搬送体12,13の短冊状支持板の
支えレールの下側に配置されており、従って、ほぼ上半
分が間隔部14から搬送経路上に突出する様に配設され
ている。また、上側即ち第2の丸鋸30は、その全体が
エンドレス搬送体12,13の搬送支持面上に位置し且
つその回転軸32の中心位置が下側の丸鋸29のそれに
対して搬送方向入口側にずれて配置されている。すなわ
ち、第2の丸鋸30は、第1の丸鋸29よりも搬送方向
上流側に位置させられている。そして、上側の丸鋸30
は、周囲刃部の最下部が下側の丸鋸29の周囲刃部の最
上部と搬送支持面に対して同じ高さに位置する様に配置
されている。
【0016】このような両丸鋸29,30の配置は、エ
ンドレス搬送体12,13によって搬送されてきたドラ
イアイスを2つに切り分けるために上側の丸鋸30によ
る切断溝と下側の丸鋸29による切断溝とが高さ方向に
おいて最終的に連続する必要があるからである。このよ
うな観点から言えば、図4に示される様に、下側の丸鋸
29の最上部の搬送支持面からの高さをh1 とし、上側
の丸鋸30の最下部の搬送支持面からの高さをh2 とす
れば、h1 ≧h2 の関係で両丸鋸29,30の位置を設
定すればよい。
【0017】本実施例のドライアイス切断装置10が上
述の様に2つの丸鋸29,30によって構成されるのは
次の理由による。丸鋸で切れるドライアイスの厚さは、
丸鋸の半径のほぼ2/3の距離に一致し、従って1辺2
5cmの立方体の塊を一枚の丸鋸で切断しようとすると最
低でも約70cm以上の直径のものを使用しなければなら
ない。このような丸鋸は装置全体の中で非常に大きな設
置面積を占めてとても危険であり、しかも丸鋸の重量も
相当なものとなるためその交換も容易ではない。これに
対し、丸鋸を2つに分けてドライアイス塊を上側と下側
とから切断する様にすれば、それぞれの丸鋸は小さく、
そのため防護カバーも付け易く且つ重量も軽いためその
交換作業も容易である。また、丸鋸を2つにすれば、各
丸鋸の厚さを薄く出来、その結果切削ロスを少なく出
来、従って切り屑も少なくなる。
【0018】また、第1の丸鋸29と第2の丸鋸30
は、図2中に矢印で示される様に、コンベヤ装置11に
よって搬入されたドライアイスに対し、それぞれ上方か
ら下方へ向けて切り込む様に構成されている。すなわ
ち、両丸鋸29,30は、被切断物に対して所謂ダウン
カットの配置とされている。この様に、両丸鋸29,3
0においてダウンカット配置を採用した場合には、ドラ
イアイスを切断した際の低温の切り屑を当該切断装置の
下方および後方へ排出することが出来るため、当該切断
装置周辺の作業環境の保全を図ることが出来る。しか
も、切断装置10において、両丸鋸29,30における
回転方向を上記特定の方向とし、かつ、上記の様に、両
丸鋸29,30をずらした配置とした場合には、エンド
レス搬送体12,13上の比較的滑り易いドライアイス
を確実に銜え込むことが出来る。なお、符号33は両丸
鋸29,30を回転駆動させるモータを示し、両丸鋸2
9,30の各回転軸31,32は該モータ33の駆動軸
とベルト34,35で作動的に連係されている。
【0019】また、図中、符号36は危険防止用に上側
の丸鋸30の上半分を覆うべく取付けられた防護カバー
を示している。この防護カバー36には、図2に示され
る様に、複数の通風孔が設けられており、斯かる通風孔
は、丸鋸30の回転に伴って周囲の空気を当該防護カバ
ー内部に流通させ、丸鋸30の過冷却を防止する機能を
有する。
【0020】次に、本実施例のドライアイス切断装置1
0の動作を説明する。まず、ドライアイスの湾曲した一
端面を薄く切り落して平坦面にする場合について説明す
る。先ず、ドライアイスの一端面のスライス厚さ即ち切
り落す厚さを決め、次いで、ハンドル車28を回転させ
てスライダ23a,23bを動かし、サイドガード19
をエンドレス搬送体13の搬送支持面上における搬送経
路内側に移動させて丸鋸29,30に近接させ、それと
の距離をスライス厚さと同じ寸法になる位置で停止す
る。そして、コンベヤ装置11の入口部15に設置され
たテーブル37上において、ドライアイス塊のスライス
される端面をそのサイドガード19の内側面に当接さ
せ、その後、ハンドル車28を回転させて他方のサイド
ガード18をエンドレス搬送体12の搬送支持面上にお
ける搬送経路内側に移動させてその内側面をドライアイ
スの他端面に当接させる。これで切断準備が完了し、エ
ンドレス搬送体12,13を駆動するモータ17及び丸
鋸29,30を駆動するモータ33の電源が入れられ
る。
【0021】次いで、テーブル37上のドライアイスを
搬送経路上に押し入れると、ドライアイス塊は同速度で
移動する2つのエンドレス搬送体12,13の搬送支持
面に跨がる様に乗って搬送され且つその搬送は両側のサ
イドガード18,19により幅方向に一分の揺らぎもな
く正確に搬送支持面上の位置を維持しながら進行する。
そして、ドライアイス塊は最初に上側の丸鋸30に当っ
てその上半分に切り込みが入れられ、続いて下側の丸鋸
29にも当ってその下半分にも切り込みが入れられる。
これらの切り込みは、前述した様に、ドライアイスの中
心部でつながって連続するため、ドライアイス塊が2つ
の丸鋸29,30を通過した時点で、当該ドライアイス
塊は縦割りにされる。また、切断されたドライアイス塊
の一方はエンドレス搬送体12の搬送支持面上にあり、
他方はエンドレス搬送体13の搬送支持面上にある。こ
の他方の切り分け部分が丸鋸29,30とサイドガード
19との設定距離に一致する厚さのスライス部となる。
そして、このスライス部は、ドライアイス塊の一端面を
平坦にするために切り落されたものであり、コンベヤ装
置11の出口部16に設置されたテーブル38に送り出
されて廃棄される。
【0022】この様に、湾曲端面が切り落されたドライ
アイスは、小口の小片に切り分ける前段階として、スラ
イス端面とは90度異にする方向から2等分される。す
なわち、一端が切り落されて平坦にされたドライアイス
は、再びコンベヤ装置11の入口部15に戻される。そ
の場合、各サイドガード18,19の丸鋸29,30か
らの距離を切り分けるドライアイスの2等分厚さに合わ
せて設定し直し、その後、このドライアイスをエンドレ
ス搬送体12,13に乗せ、搬送しつつ切断する。この
様に2等分に切断されたドライアイスは、別な切断装置
によって平坦な端面側を基準面として所定の厚さの複数
の小口小片が切り取られることとなる。
【0023】本実施例のドライアイス切断装置10は、
前述の様に、各サイドガード18,19の位置を調整す
ることにより、ドライアイスを任意の異なる寸法厚さに
若しくは等分に切り分けることが出来る。但し、その
際、切り分けられる最大厚さは幅広のエンドレス搬送体
12の幅にほぼ等しい。これは、サイドガード18,1
9がそれぞれのエンドレス搬送体12,13の外側位置
以上に外側へは移動しないからである。そして、サイド
ガード18の最外側位置と丸鋸29,30との間の距離
に等しい厚さのドライアイスについてのみが任意の異な
る寸法厚さに切り分けに供することが出来る。
【0024】上記の様に、本発明のドライアイス切断装
置において、コンベヤ装置11は、搭載されたドライア
イスを第1及び第2の丸鋸29,30へ送り込み、ま
た、コンベヤ装置11の間隔部14に配置された上下2
つの丸鋸29,30は、送り込まれたドライアイスを上
下から切り込んで2つに切り分ける。その際、樹脂製の
コンベヤ装置11においては、水分の氷着が低減される
ため、円滑な移送機能を発揮し、一方、コンベヤ装置1
1の両外側部に配設されたサイドガード18は、搬送支
持面上のドライアイスの位置を確実に維持する。そし
て、防護カバー36に設けられた複数の通風孔は、第2
の丸鋸30の回転に伴って周囲の空気を防護カバー36
内部に流通させ、第2の丸鋸30の過冷却を防止する。
その結果、本発明のドライアイス切断装置においては、
切削ロスが少なく、従って、切り屑も少なく、しかも、
自動的に且つ正確にドライアイス塊の端面をスライスし
たり或いは所定の寸法に切り分けることが出来、作業効
率の向上と共に当該作業の安全性と労力の軽減に著しく
寄与することが出来る。
【0025】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のドライアイ
ス切断装置によれば、自動的に且つ正確にドライアイス
塊の端面を切り落したり或いは所定の寸法に切り分ける
ことが出来、作業効率の向上と共に当該作業の安全性と
労力の軽減に著しく寄与することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るドライアイス切断装置
を示す平面図である。
【図2】図1に示されたドライアイス切断装置の正面図
である。
【図3】図1に示されたドライアイス切断装置の側面図
である。
【図4】図1に示されるドライアイス切断装置における
2つの丸鋸の配置状態を概略的に示す構成説明図であ
る。
【符号の説明】
10 :ドライアイス切断装置 11 :コンベヤ装置 12 :エンドレス搬送体 12a:短冊状支持板 13 :エンドレス搬送体 13a:短冊状搬送体 14 :間隔部 17 :モータ 18 :サイドガード 19 :サイドガード 29 :下側の丸鋸 30 :上側の丸鋸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−47100(JP,A) 特開 昭54−157367(JP,A) 特開 平3−187912(JP,A) 実開 昭59−183726(JP,U) 実開 昭59−79783(JP,U) 実開 昭62−78218(JP,U) 実公 昭63−39029(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26D 3/18 - 3/22 B23D 45/10 B23D 47/00 B26D 1/14 - 1/24 F25C 5/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り込まれたドライアイスを上下から切
    り込んで2つに切り分けるドライアイス切断装置であっ
    て、ドライアイスを搭載して送り込む樹脂製のコンベヤ
    装置と、当該コンベヤ装置に形成された間隔部に配置さ
    れ且つ一部が当該コンベヤ装置の搬送支持面より上方に
    突出する第1の丸鋸と、当該第1の丸鋸と同一垂直面内
    で且つ前記搬送支持面の上方に配置された第2の丸鋸
    と、前記コンベヤ装置の両外側部に配設されたサイドガ
    ードとを備え、前記第2の丸鋸には防護カバーが付設さ
    れ、当該防護カバーには通風孔が設けられていることを
    特徴とするドライアイス切断装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の丸鋸の最上部の前記搬送体の
    搬送支持面からの高さをh1 とし、前記第2の丸鋸の最
    下部の前記搬送支持面からの高さをh2 とするとき、h
    1=h2 とされている請求項1に記載のドライアイス切
    断装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の丸鋸と前記第2の丸鋸の回転
    中心位置が前記コンベヤ装置の搬送方向にずれ、かつ、
    前記第2の丸鋸は前記第1の丸鋸よりも上流側に位置さ
    せられ、しかも、前記第1の丸鋸と前記第2の丸鋸は、
    搬入されたドライアイスに対し、それぞれ上方から下方
    へ向けて切り込む様に構成されている請求項1又は2に
    記載のドライアイス切断装置。
  4. 【請求項4】 前記各サイドガードは、当該サイドガー
    ドの長手方向に沿って連続する帯状の板状体をその幅方
    向に複数枚並列に配置してなり、かつ、各々に前記コン
    ベヤ装置の幅方向に移動可能に構成されている請求項1
    〜3の何れかに記載のドライアイス切断装置。
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