JP2804807B2 - 磁気記録再生システムの照合方法及びその照合方法を使用した商品販売管理システム - Google Patents

磁気記録再生システムの照合方法及びその照合方法を使用した商品販売管理システム

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JP2804807B2
JP2804807B2 JP1323905A JP32390589A JP2804807B2 JP 2804807 B2 JP2804807 B2 JP 2804807B2 JP 1323905 A JP1323905 A JP 1323905A JP 32390589 A JP32390589 A JP 32390589A JP 2804807 B2 JP2804807 B2 JP 2804807B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、磁気記録カードに対して記録、再生を行な
う磁気記録再生装置の正当性の有無の照合を行なう磁気
記録再生システムの照合方法及びその照合方法を使用し
た商品販売管理システムに関する。
[従来の技術] 現在、ほとんどの量販点や小売店では商品販売管理に
電子式キャッシュレジスタが使用されている。そして最
近ではこのようなキャッシュレジスタに磁気記録再生装
置を接続して磁気記録カードをプリペイドカードとして
使用し金銭を使用しないで買い物ができる試みが行われ
ている。
ところで磁気記録カードは紙又はPET(ポリエチレン
・テレフタレート)等の基板の上に磁性媒体を設け、そ
の磁性媒体に金額データ等を記録するようになってい
る。
このような磁気記録カードにおいては記録データの改
ざんが比較的簡単にできるため、それを防止する対策が
各種講じられている。
例えば高保磁力の磁性媒体の上に低保磁力の磁性媒体
を積層し、両方の磁性媒体を使用してデータの記録、再
生を行なうもの、あるいはデータを記録する場合にデー
タの記録、再生方向と直交する方向に対してある傾きを
持たせて磁化の区切りを設け、その傾きに対応したギャ
ップをもつ特殊なヘッドを使用しなければ記録、再生が
出来ないようにしたものなどが知られている。
また磁気記録再生装置と磁気記録カードにある関係を
持つ固定データをそれぞれ設定し、磁気記録カードを使
用する場合にその各固定データを磁気記録再生装置内で
比較照合することによって磁気記録カードの正当性の有
無を判定するものが知られている。
さらに第9図に示すようにキャッシュレジスタ1から
のデータを磁気記録再生装置2において暗号装置2aによ
り暗号化して磁気記録カード3に記録し、再生時には磁
気記録カード3から読み取ったデータを磁気記録再生装
置2において復号装置2bにより復号化してキャッシュレ
ジスタ1に供給するものが知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしこのような従来の方式ではいずれにおいても磁
気記録再生装置が盗難された場合、その磁気記録再生装
置に設けられた偽造カード使用防止のためのセキュリテ
ィ対策が容易に見破られてしまい、このため磁気記録再
生装置を動作させて磁気記録カードのデータを改ざんす
ることが容易に為されてしまう問題があった。
そこで本発明は、たとえ磁気記録再生装置が盗難され
てもその磁気記録再生装置に設けられたセキュリティ対
策が見破られる虞はなく、従って磁気記録再生装置を使
用して磁気記録カードのデータを改ざんすることが困難
となり、カードの偽造防止をより確実にできる磁気記録
再生システムの照合方法及びその照合方法を使用した商
品販売管理システムを提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段と作用] 請求項(1)対応の発明は、データ処理を行うホスト
機器と、このホスト機器からデータを受信して磁気記録
カードに記録するとともにその磁気記録カードからデー
タを読取って前記ホスト機器へ送信する磁気記録再生装
置とからなる磁気記録再生システムにおいて、ホスト機
器に照合データ発生手段と復号装置を設けるとともに磁
気記録再生装置に暗号装置を設け、ホスト機器の照合デ
ータ発生手段からの照合データを磁気記録再生装置の暗
号装置で所定の組立鍵を使用して暗号化し、その暗号化
されたデータをホスト機器の復号装置で所定の翻訳鍵を
使用して復号化し、その復号化されたデータとホスト機
器の照合データ発生手段からの照合データをホスト機器
において照合する第1の照合方法と、磁気記録再生装置
に照合データ発生手段と復号装置を設けるとともにホス
ト機器に暗号装置を設け、磁気記録再生装置の照合デー
タ発生手段からの照合データをホスト機器の暗号装置で
所定の組立鍵を使用して暗号化し、その暗号化されたデ
ータを磁気記録再生装置の復号装置で所定の翻訳鍵を使
用して復号化し、その復号化されたデータと磁気記録再
生装置の照合データ発生手段からの照合データを磁気記
録再生装置において照合する第2の照合方法とを使用
し、各暗号装置が使用する組立鍵と各復号装置が使用す
る翻訳鍵との関係を公開鍵暗号とし、第1、第2の照合
方法のいずれか一方又は両方を使用して磁気記録再生装
置の正当性を判定し、正当性が判定されたとき磁気記録
再生装置による磁気記録カードに対する記録、再生を許
可することにある。
また請求項(2)対応の発明は、ホスト機器に照合デ
ータ発生手段と復号装置を設けるとともに磁気記録再生
装置に暗号装置を設け、ホスト機器の照合データ発生手
段からの照合データを磁気記録再生装置の暗号装置で所
定の組立鍵を使用して暗号化し、その暗号化されたデー
タをホスト機器の復号装置で所定の翻訳鍵を使用して復
号化し、その復号化されたデータとホスト機器の照合デ
ータ発生手段からの照合データをホスト機器において照
合する第1の照合方法と、磁気記録再生装置に照合デー
タ発生手段と復号装置を設けるとともにホスト機器に暗
号装置を設け、磁気記録再生装置の照合データ発生手段
からの照合データをホスト機器の暗号装置で所定の組立
鍵を使用して暗号化し、その暗号化されたデータを磁気
記録再生装置の復号装置で所定の翻訳鍵を使用して復号
化し、その復号化されたデータと磁気記録再生装置の照
合データ発生手段からの照合データを磁気記録再生装置
において照合する第2の照合方法とを使用し、第1の照
合方法に使用する組立鍵と翻訳鍵との関係及び第2の照
合方法に使用する組立鍵と翻訳鍵との関係を公開鍵暗号
とし、かつホスト機器が使用する翻訳鍵及び組立鍵を同
一の鍵とし、磁気記録再生装置が使用する組立鍵及び翻
訳鍵を同一の鍵とし、第1、第2の照合方法の両方を使
用して磁気記録再生装置の正当性を判定し、正当性が判
定されたとき磁気記録再生装置による磁気記録カードに
対する記録、再生を許可することにある。
また請求項(3)対応の発明は、ホスト機器に照合デ
ータ発生手段と暗号装置を設けるとともに磁気記録再生
装置に復号装置を設け、ホスト機器の照合データ発生手
段からの照合データをホスト機器の暗号装置で所定の組
立鍵を使用して暗号化し、その暗号化されたデータを磁
気記録再生装置の復号装置で所定の翻訳鍵を使用して復
号化し、その復号化されたデータとホスト機器の照合デ
ータ発生手段からの照合データをホスト機器において照
合する第1の照合方法と、磁気記録再生装置に照合デー
タ発生手段と暗号装置を設けるとともにホスト機器に復
号装置を設け、磁気記録再生装置の照合データ発生手段
からの照合データを磁気記録再生装置の暗号装置で所定
の組立鍵を使用して暗号化し、その暗号化されたデータ
をホスト機器の復号装置で所定の翻訳鍵を使用して復号
化し、その復号化されたデータと磁気記録再生装置の照
合データ発生手段からの照合データを磁気記録再生装置
において照合する第2の照合方法とを使用し、各暗号装
置が使用する組立鍵と各復号装置が使用する翻訳鍵との
関係を公開鍵暗号とし、第1、第2の照合方法のいずれ
か一方又は両方を使用して磁気記録再生装置の正当性を
判定し、正当性が判定されたとき磁気記録再生装置によ
る磁気記録カードに対する記録、再生を許可することに
ある。
また請求項(4)対応の発明は、商品販売管理端末
は、照合データを発生する照合データ発生手段と、磁気
記録再生装置からの暗号化された照合データを翻訳鍵を
使用して復号化する第1の復号装置と、照合データ発生
手段からの照合データと第1の復号装置からの復号化さ
れた照合データとを照合して磁気記録再生装置の正当性
の有無を判定する照合手段と、磁気記録再生装置が磁気
記録カードに記録すべきデータを組立鍵を使用して暗号
化する第1の暗号装置と、登録処理されたデータと磁気
記録再生装置からの復号化されたデータに含まれるデー
タとの加減算処理を行い、その結果を第1の暗号装置に
供給する演算部を設け、磁気記録再生装置は、照合デー
タ発生手段からの照合データを組立鍵を使用して暗号化
し第1の復号装置に戻す第2の暗号装置と、磁気記録カ
ードから読取ったデータを翻訳鍵を使用して復号化し演
算部に出力する第2の復号装置を設け、照合手段が磁気
記録再生装置の正当性を判定したとき、磁気記録再生装
置による第1の暗号装置からの暗号化されたデータの磁
気記録カードへの記録及びその磁気記録カードからのデ
ータの読取りを許可することにある。
また請求項(5)対応の発明は、商品販売管理端末
は、磁気記録再生装置からの照合データを組立鍵を使用
して暗号化し磁気記録再生装置へ戻す第1の暗号装置
と、磁気記録再生装置が磁気記録カードに記録すべきデ
ータを組立鍵を使用して暗号化する第2の暗号装置と、
登録処理されたデータと磁気記録再生装置からの復号化
されたデータとの加減算処理を行い、その結果を第2の
暗号装置に供給する演算部を設け、磁気記録再生装置
は、照合データを発生する照合データ発生手段と、第1
の暗号装置からの暗号化された照合データを翻訳鍵を使
用して復号化する第1の復号装置と、照合データ発生手
段からの照合データと第1の復号装置からの復号化され
た照合データとを照合して磁気記録再生装置の正当性の
有無を判定する照合手段と、磁気記録カードから読取っ
たデータを翻訳鍵を使用して復号化し演算部に出力する
第2の復号装置を設け、照合手段が磁気記録再生装置の
正当性を判定したとき、磁気記録再生装置による第2の
暗号装置からの暗号化されたデータの磁気記録カードへ
の記録及びその磁気記録カードからのデータの読取りを
許可することにある。
また請求項(6)対応の発明は、商品販売管理端末
は、照合データを発生する第1の照合データ発生手段
と、磁気記録再生装置からの暗号化された照合データを
翻訳鍵を使用して復号化する第1の復号装置と、磁気記
録再生装置からの照合データを組立鍵を使用して暗号化
し磁気記録再生装置へ戻す第1の暗号装置と、第1の照
合データ発生手段からの照合データと第1の復号装置か
らの復号化された照合データとを照合して磁気記録再生
装置の正当性の有無を判定する第1の照合手段と、磁気
記録再生装置が磁気記録カードに記録すべきデータを組
立鍵を使用して暗号化する第2の暗号装置と、登録処理
されたデータと磁気記録再生装置からの復号化されたデ
ータとの加減算処理を行い、その結果を第2の暗号装置
に供給する演算部を設け、磁気記録再生装置は、照合デ
ータを発生する第2の照合データ発生手段と、第1の照
合データ発生手段からの照合データを組立鍵を使用して
暗号化し第1の復号装置に戻す第3の暗号装置と、第1
の暗号装置からの暗号化された照合データを翻訳鍵を使
用して復号化する第2の復号装置と、第2の照合データ
発生手段からの照合データと第2の復号装置からの復号
化された照合データとを照合して磁気記録再生装置の正
当性の有無を判定する第2の照合手段と、磁気記録カー
ドから読取ったデータを翻訳鍵を使用して復号化し演算
部に出力する第3の復号装置を設け、各照合手段が磁気
記録再生装置の正当性を判定したとき、磁気記録再生装
置による第2の暗号装置からの暗号化されたデータの磁
気記録カードへの記録及びその磁気記録カードからのデ
ータの読取りを許可することにある。
さらに請求項(7)対応の発明は、商品販売管理端末
は、照合データを発生する照合データ発生手段と、磁気
記録再生装置からの暗号化された照合データを翻訳鍵を
使用して復号化する第1の復号装置と、照合データ発生
手段からの照合データと第1の復号装置からの復号化さ
れた照合データとを照合して磁気記録再生装置の正当性
の有無を判定する照合手段と、磁気記録再生装置が磁気
記録カードに記録すべきデータを組立鍵を使用して暗号
化する第1の暗号装置と、登録処理されたデータと磁気
記録再生装置からの復号化されたデータとの加減算処理
を行い、その結果を第1の暗号装置に供給する演算部を
設け、磁気記録再生装置は、照合データ発生手段からの
照合データを組立鍵を使用して暗号化し第1の復号装置
に戻す第2の暗号装置と、磁気記録カードから読取った
データの一部を翻訳鍵を使用して復号化する第2の復号
装置と、この第2の復号装置からのデータと磁気記録カ
ードから読取ったデータの残りを照合して磁気記録カー
ドの正当性の有無を判定する第2の照合手段と、この第
2の照合手段により磁気記録カードの正当性が判定され
ると磁気記録カードから読取ったデータを翻訳鍵を使用
して復号化し演算部に出力する第3の復号装置と、第1
の暗号装置からの暗号化されたデータの一部又は全部を
暗号化する第3の暗号装置と、この第3の暗号装置で暗
号化されたデータと第1の暗号装置からの暗号化された
データを合成する合成部を設け、第1の照合手段が磁気
記録再生装置の正当性を判定したとき、磁気記録再生装
置による合成部からのデータの磁気記録カードへの記録
及びその磁気記録カードからのデータの読取りを許可す
ることにある。
すなわち本発明においては、照合データを暗号化、復
号化することによりホスト機器と磁気記録再生装置との
照合を行なって使用する磁気記録再生装置の正当性の有
無を判定し、正当性ありと判定されたときのみ磁気記録
再生装置の記録、再生動作を許可しているので、たとえ
磁気記録再生装置が盗難にあってもその装置を動作させ
ることは不可能となる。また、ホスト機器と磁気記録再
生装置とで、一方が組立鍵を使用して暗号化し、他方が
翻訳鍵を使用して復号化するというように異なる暗号化
方式を使用し、しかも組立鍵と翻訳鍵との関係を公開鍵
暗号とすることでホスト機器と磁気記録再生装置との間
で異なる鍵を使用することになるため、たとえ何れかの
装置が盗難にあってもセキュリティが破られることはな
い。
また本発明においては、照合データを暗号化、復号化
することにより商品販売管理端末と磁気記録再生装置と
の照合を行ない、使用する磁気記録再生装置の正当性が
判定された後磁気記録カードに対するデータの記録、再
生を行なう。従ってこの場合もたとえ磁気記録再生装置
が盗難にあってもその装置を動作させることは不可能と
なる。
さらに磁気記録再生装置により磁気記録カードの正当
性の有無も判定することができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、11はホスト機器、12は磁気記録カー
ドに対してデータの記録、再生を行なう磁気記録再生装
置である。
前記ホスト機器11には、照合データm1を発生する第1
の照合データ発生手段13、前記磁気記録再生装置12から
の暗号化された照合データc1を鍵発生部14が発生する翻
訳鍵K2を使用して復号化する第1の復号装置15、前記磁
気記録再生装置12からの照合データm2を鍵発生部16が発
生する組立鍵K3を使用して暗号化し前記磁気記録再生装
置12へ暗号化された照合データc2として戻す第1の暗号
装置17、前記第1の照合データ発生手段13からの照合デ
ータm1と前記第1の復号装置15からの復号化された照合
データm1′とを照合して前記磁気記録再生装置12の正当
性の有無を判定する第1の照合手段18をそれぞれ設けて
いる。
前記磁気記録再生装置12には、照合データm2を発生す
る第2の照合データ発生手段19、前記第1の照合データ
発生手段13からの照合データm1を鍵発生部20が発生する
組立鍵K1を使用して暗号化し前記第1の復号装置15に暗
号化された照合データc1として戻す第2の暗号装置21、
前記第1の暗号装置17からの暗号化された照合データc2
を鍵発生部22が発生する翻訳鍵K4を使用して復号化する
第2の復号装置23、前記第2の照合データ発生手段19か
らの照合データm2と前記第2の復号装置23からの復号化
された照合データm2′とを照合して前記磁気記録再生装
置12の正当性の有無を判定する第2の照合手段24をそれ
ぞれ設けている。
前記第1の照合データ発生手段13、第1の復号装置1
5、第1の照合手段18及び第2の暗号装置21は1つの照
合システムを構成し、また前記第2の照合データ発生手
段19、第2の復号装置23、第2の照合手段24及び第1の
暗号装置17は別の照合システムを構成している。
このような構成の本実施例においては、ホスト機器11
の第1の照合データ発生手段13から発生した照合データ
m1は磁気記録再生装置12の第2の暗号装置21によって組
立鍵K1を使用して暗号化され照合データc1となる。この
照合データc1はホスト機器11の第1の復号装置15に供給
される。そしてこの第1の復号装置15により翻訳鍵K2
使用して復号化され照合データm1′となる。
こうして第1の照合手段18により第1の照合データ発
生手段13からの照合データm1と第1の復号装置15からの
照合データm1′とが比較照合され、ホスト機器11と磁気
記録再生装置12が果たして正当な関係にあるか否かが判
定される。
また、磁気記録再生装置12の第2の照合データ発生手
段19から発生した照合データm2はホスト機器11の第1の
暗号装置17によって組立鍵K3を使用して暗号化され照合
データc2となる。その照合データc2は磁気記録再生装置
12の第2の復号装置23に供給される。そしてこの第2の
復号装置23により翻訳鍵K4を使用して復号化され照合デ
ータm2′となる。
こうして第2の照合手段24により第2の照合データ発
生手段19からの照合データm2と第2の復号装置23からの
照合データm2′とが比較照合され、ホスト機器11と磁気
記録再生装置12が果たして正当な関係にあるか否かが判
定される。
そして各照合手段18,24の両方とも正当な関係にある
と判定したときホスト機器11に接続されている磁気記録
再生装置12が正当な装置であると判定される。
しかして以後はホスト機器11により磁気記録再生装置
12が制御され磁気記録カードに対するデータの記録、再
生が可能となる。
このようにホスト機器11で発生する照合データとその
照合データを磁気記録再生装置12で暗号化しそれをホス
ト機器11で復号化して得られる照合データとを照合して
ホスト機器11と磁気記録再生装置12との接続の正当性の
有無を判定し、また磁気記録再生装置12で発生する照合
データとその照合データをホスト機器11で暗号化しそれ
を磁気記録再生装置12で復号化して得られる照合データ
とを照合してホスト機器11と磁気記録再生装置12との接
続の正当性の有無を判定し、その両方の正当性が判定さ
れたとき、ホスト機器11に対して正規の磁気記録再生装
置12が接続されていると判定し、この判定結果に基づい
て磁気記録再生装置12による磁気記録カードに対するデ
ータの記録、再生を可能にしているので、例えば磁気記
録再生装置12が盗難されることがあってもホスト機器11
の設定内容を把握しないかぎりその磁気記録再生装置を
動作させることは不可能となる。従って磁気記録カード
の改ざん等は不可能となる。
なお、プログラムによる照合ルーチンを何回か繰り返
し、それでもホスト機器と磁気記録再生装置との正当性
が判定されない場合に、磁気記録再生装置において磁気
記録カードに対するデータの記録、再生を行なわせるた
めのプログラムを消去させる設定をしておけば、さらに
セキュリティを向上させることができる。この場合、プ
ログラムを電気的消去が可能なEEPROMに格納する構成に
なっていればよい。
なお、本実施例では第1の照合データ発生手段13、第
1の復号装置15、第1の照合手段18及び第2の暗号装置
21によって1つの照合システムを構成し、また第2の照
合データ発生手段19、第2の復号装置23、第2の照合手
段24及び第1の暗号装置17によって別の照合システムを
構成し、この両方の照合システムを使用したが必ずしも
これに限定されるものではなく、いずれか一方の照合シ
ステムのみを使用したものであってもよい。
次に本発明の他の実施例を図面を参照して説明する。
なお、前記実施例と同一の部分には同一符号付して詳細
な説明は省略する。
第2図に示すものは、組立鍵と翻訳鍵が公開鍵暗号と
なるようにしたもので、第2の暗号装置21が使用する組
立鍵KEECRと第1の復号装置15が使用する翻訳鍵KDECR
公開鍵暗号の関係になっており、また第1の暗号装置17
が使用する組立鍵KER/Wと第2の復号装置23が使用する
翻訳鍵KDR/Wが公開鍵暗号の関係になっている。
そして組立鍵KEECRを鍵発生部25で発生させ、翻訳鍵K
DECRを鍵発生部26で発生させ、組立鍵KER/Wを鍵発生部
27で発生させ、翻訳鍵KDR/Wを鍵発生部28で発生させる
ようにしている。
なお、公開鍵暗号は例えばRSA公開鍵暗号を例にして
説明すると、RSA公開鍵暗号は、 C=Me(mod n) 但し、Cは暗号文、Mは原文、eは組立鍵、nは組立
鍵、modは剰余。
により暗号文を生成し、 M=Cd(mod n) 但し、Mは翻訳文、Cは暗号文、dは翻訳鍵、nは翻
訳鍵、modは剰余。により翻訳を行なう。
ここで組立鍵は(e,n)、翻訳鍵は(d,n)であり、n
は共通である。そしてnは2つの素数p,qの積で表わさ
れる。すなわちn=p×qとなる。
またeとdは、(p−1)×(q−1)=φの余剰系
において互いに逆数の関係にある。すなわちe×d=1
(但し、mod φ)となる。
このように公開鍵暗号においては暗号化、復号化で基
本式は同一であるが鍵が異なるという特徴をもってい
る。従って、たとえホスト機器11及び磁気記録再生装置
12の何れかが盗難にあってもセキュリティが破られるこ
とはなく、充分なセキュリティ対策を講じることができ
る。
例えば一例を述べると、組立鍵KEECRを(e=17,n=4
747)とし、翻訳鍵KDECRを(d=1353,n=4747)とし、
照合データとして例えば10月5日に対応したM=1005を
使用すると、照合データ発生手段13からの照合データ
「1005」は第2の暗号装置21で組立鍵KEECRによりC=M
e(mod n)の関係式で暗号化されて暗号データC=3481
となる。
この暗号データ「3481」は第1の復号装置15で翻訳鍵
KDECRによりM=Cd(mod n)の関係式で復号化されて復
号データM=1005を得る。
こうして第1の照合手段18によりC=Mが照合され接
続されている磁気記録再生装置12が正当であると判定さ
れる。
従って本実施例においても前記実施例と同様の効果が
得られるものである。
なお、本実施例においてもいずれか一方の照合システ
ムのみを使用したものであってもよい。
第3図に示すものは、ホスト機器11及び磁気記録再生
装置12における鍵発生部をそれぞれ1つとし、ホスト機
器11の鍵発生部29から鍵KECRを発生してそれを翻訳鍵及
び組立鍵に共通に使用し、また磁気記録再生装置12の鍵
発生部30から鍵KR/Wを発生してそれを翻訳鍵及び組立
鍵に共通に使用するようにしたものである。
これは組立鍵eと翻訳鍵dとはe×d=1で示される
ように交換則が成立するため、RSA公開鍵暗号では一方
を組立鍵とすると他方は翻訳鍵となり、又はその逆も成
立するので、翻訳鍵及び組立鍵を共通にできることにな
る。
例えば一例を述べると、ホスト機器11の鍵KECRを(1
7,4747)とし、磁気記録再生装置12の鍵KR/Wを(1353,
4747)とし、ホスト機器11が照合判定を行なうときに
は、ホスト機器11は照合データ「1005」を磁気記録再生
装置12に送信する。これにより磁気記録再生装置12は鍵
R/W=(1353,4747)を組立鍵として第2の暗号装置21
で暗号化して暗号データ「784」を得、その暗号データ
をホスト機器11へ送信する。
ホスト機器11では暗号データ「784」を鍵KECR=(17,
4747)を翻訳鍵として第1の復号装置15で復号化し復号
データ「1005」を得る。
また逆に磁気記録再生装置12が照合判定を行なうとき
には、磁気記録再生装置12は照合データ「1005」をホス
ト機器11に送信する。これによりホスト機器11は鍵KECR
=(17,4747)を組立鍵として第1の暗号装置17で暗号
化して暗号データを得、その暗号データを磁気記録再生
装置12へ送信される。
磁気記録再生装置12では暗号データを鍵KR/W=(135
3,4747)を翻訳鍵として第2の復号装置23で復号化し復
号データ「1005」を得る。
このようにホスト機器11及び磁気記録再生装置12にお
いて1つの鍵を組立鍵及び翻訳鍵として共有できるの
で、必要とされる鍵のデータ量を少なくできる。
なお、本実施例においても前記実施例と同様の効果が
得られるのは勿論である。
第4図に示すものは、ホスト機器11に2つの暗号装置
31,32を設けるとともに、磁気記録再生装置12にも2つ
の暗号装置33,34を設ける。
そしてホスト機器11の照合データ発生手段13からの照
合データm1を自己の暗号装置31で鍵発生部35からの鍵K1
で暗号化するとともに磁気記録再生装置12の暗号装置33
で鍵発生部36からの鍵K1で暗号化する。そしてこの各暗
号データをホスト機器11の照合手段18によって照合して
正当性の有無を判定する。
また磁気記録再生装置12の照合データ発生手段19から
の照合データm2を自己の暗号装置34で鍵発生部37からの
鍵K2で暗号化するとともにホスト機器11の暗号装置32で
鍵発生部38からの鍵K2で暗号化する。そしてこの各暗号
データを磁気記録再生装置12の照合手段24によって照合
して正当性の有無を判定する。
この実施例ではホスト機器11と磁気記録再生装置12で
それぞれ並行して暗号処理を行なうため処理効率が良
く、照合時間を短縮できる。
なお、本実施例においても前記実施例と同様の効果が
得られるのは勿論である。
なお、本実施例においてもいずれか一方の照合システ
ムのみを使用したものであってもよい。
第5図に示すものは、第4図において鍵発生部35を公
開鍵暗号の組立鍵KEECRを発生する鍵発生部39とし、鍵
発生部36を公開鍵暗号の組立鍵KEECRを発生する鍵発生
部40とし、鍵発生部37を公開鍵暗号の組立鍵KER/Wを発
生する鍵発生部41とし、鍵発生部38を公開鍵暗号の組立
鍵KER/Wを発生する鍵発生部42としたものである。
この実施例においても第4図の実施例と同様にホスト
機器11と磁気記録再生装置12でそれぞれ並行して暗号処
理を行なうため処理効率が良く、照合時間を短縮でき
る。
また組立鍵KEECR、KER/W以外の鍵、すなわち翻訳鍵K
DECR、KDR/Wをコマンド送信等の別の用途に使用するこ
とが可能となり、用途別の鍵の使用ができる。
なお、本実施例においても前記実施例と同様の効果が
得られるのは勿論である。
なお、本実施例においてもいずれか一方の照合システ
ムのみを使用したものであってもよい。
第6図に示すものは、ホスト機器11に暗号装置43と復
号装置44を設けるとともに、磁気記録再生装置12に復号
装置45と暗号装置46を設ける。
そしてホスト機器11の照合データ発生手段13からの照
合データm1を自己の暗号装置43で鍵発生部47からの鍵K
DECRで暗号化し、さらに磁気記録再生装置12の復号装置
45で鍵発生部48からの鍵KEECRで復号化してデータm1
を得る。そして照合データ発生手段13からの照合データ
m1とデータm1′をホスト機器11の照合手段18によって照
合して正当性の有無を判定する。
また磁気記録再生装置12の照合データ発生手段19から
の照合データm2を自己の暗号装置46で鍵発生部49からの
鍵KDR/Wで暗号化し、さらにホスト機器11の復号装置44
で鍵発生部50からの鍵KER/Wで復号化してデータm2′を
得る。そして照合データ発生手段13からの照合データm1
とデータm2′を磁気記録再生装置12の照合手段24によっ
て照合して正当性の有無を判定する。
この実施例においては例えば第3者が磁気記録再生装
置12を偽造しようとしても受信する照合データが暗号装
置43で暗号化されているので、偽造がより困難となる。
また解読を試みようとしてもその暗号化の鍵がホスト機
器11の内部にしか無いため解読がより困難となる。従っ
て磁気記録再生装置12の盗難に対するセキュリティをさ
らに向上できる。
なお、本実施例においても前記実施例と同様の効果が
得られるのは勿論である。
なお、本実施例においてもいずれか一方の照合システ
ムのみを使用したものであってもよい。
第7図及び第8図はホスト機器11として例えば電子式
キャッシュレジスタ51を使用し、このキャッシュレジス
タ51により磁気記録再生装置12を制御して磁気記録カー
ド52に対するデータの記録、再生を行なうもので、本発
明を商品販売管理システムに適用したものである。
この商品販売管理システムにおいては図示しないが前
述した第3図の照合システムと同様の照合システムを設
けており、磁気記録カード52に対するデータの再生、記
録を行なうに先立って磁気記録再生装置12の正当性の有
無の判定を行い、正当性が判定されてから磁気記録再生
装置12の磁気記録カード52に対するデータの記録、再生
を許可するようになっている。従って本システムにおい
てもキャッシュレジスタ51と磁気記録再生装置12との正
当性が判定されない限り磁気記録再生装置12を動作でき
ないので、たとえ磁気記録再生装置12が盗難にあっても
その磁気記録再生装置12を動作させることは不可能とな
り、磁気記録カードの偽造防止に十分に対処することが
できる。
第7図に示すものは、キャッシュレジスタ51において
入力される商品販売データを商品販売データ処理部53で
登録処理し、その登録合計金額データを演算部54に供給
している。前記演算部54では前記磁気記録再生装置12か
ら入力される読出し金額データから前記商品販売データ
処理部53から入力される登録合計金額データを減算して
残金額データを算出し、暗号装置55に供給している。前
記暗号装置55では鍵発生部56からの鍵KECRを使用して残
金額データを暗号化し、その暗号化したデータを前記磁
気記録再生装置12に供給するようになっている。
前記磁気記録再生装置12は、前記キャッシュレジスタ
51からの暗号化された残金額データを前記磁気記録カー
ド52の記録トラック57に記録するとともに自己の復号装
置58に供給している。そして前記復号装置58で鍵発生部
59からの鍵KR/Wを使用して暗号化された残金額データ
を復号化し、その残金額データを印字制御部60に供給す
るようにしている。
前記印字制御部60は、モータ61を駆動して前記磁気記
録カード52を搬送させるとともに印字装置62を駆動して
前記磁気記録カード52の印字面63に残金額データを印字
させるようになっている。
また前記磁気記録カード52の記録トラック57に記録さ
れている金額データを読取ったときには前記復号装置58
でその金額データを復号化し前記キャッシュレジスタ51
の演算部54に供給するようになっている。
本実施例においては、磁気記録再生装置12が盗難さ
れ、その磁気記録再生装置12を使用して磁気記録カード
52の偽造を行なおうとしても、記録トラック57に記録さ
れている金額データは暗号化され、しかもその暗号化に
使用した鍵はキャッシュレジスタ51にしかないので解読
が困難となる。
このように磁気記録カード52の記録されたデータにつ
いても十分なセキュリティ対策を講じているので、磁気
記録カードの偽造がより困難となる。
また磁気記録カード52に金額データとともに例えば照
合コードを暗号化して記録し、金額データの読出し時に
照合コードも同時に読出して復号装置58で復号化し、キ
ャッシュレジスタ51において内部設定されている照合コ
ードと照合して磁気記録カード52の正当性の有無を判定
することも可能である。
第8図に示すものは、磁気記録再生装置12に合成部6
4、暗号装置65、分離部66、2つの復号装置67,68、照合
手段69を設け、前記キャッシュレジスタ51で暗号化され
た金額データ(残金額データ)、照合データ等からなる
記録データの一部又は全部を暗号装置65で鍵発生部70か
らの鍵KER/Wを使用してさらに暗号化する。そしてこの
暗号化されたデータと前記暗号装置65で暗号化される前
のデータを前記合成部64で合成してから前記磁気記録カ
ード52の記録トラック57に記録する。
また前記キャッシュレジスタ51からの暗号化された金
額データを前記復号装置68で復号化し、その復号化され
た金額データを印字制御装置60に供給する。そして前記
印字制御部60でモータ61及び印字装置62を駆動して前記
磁気記録カード52の印字面63に金額データを印字させる
ようになっている。
また再生時には、磁気記録カード52の記録トラック57
から読み出されたデータを前記分離部66で2つのデータ
に分離し、その一方を前記復号装置67で鍵発生部71から
の鍵KDR/Wを使用して復号化し、この復号化したデータ
と分離された他方のデータを前記照合手段69で照合し磁
気記録カード52の正当性の有無を判定する。。
そして磁気記録カード52が不当であると判定されたと
きには印字制御部60によりモータ61と印字装置62が駆動
され磁気記録カード52の印字面63にカードの不当を意味
する文字が印字される。また磁気記録カード52の正当性
が判定されると、磁気記録カード52から読み出されたデ
ータを前記復号装置68で復号化して前記キャッシュレジ
スタ51の演算部54に供給するようになっている。
従って本実施例においても前述下第7図の実施例と同
様の効果が得られるものである。
また磁気記録再生装置12に照合手段69を設けているの
で、磁気記録再生装置12において磁気記録カード52の正
当性の有無を判定することができる。
なお、前記実施例は共通鍵暗号と公開鍵暗号のいずれ
かを使用したが必ずしもこれに限定されるものではな
く、両方を組み合わせて使用したものであってもよい。
また、第7図及び第8図に示した商品販売管理システ
ムにおいてキャッシュレジスタをターミナル機器として
上位機器に複数接続した、いわゆるPOSシステムにおい
て、さらに各キャッシュレジスタと上位機器との正当性
の照合判定を行うことも本発明を適用すれば容易に実現
できる。
[発明の効果] 請求項(1)乃至(3)記載の発明によれば、ホスト
機器と磁気記録再生装置とで、一方が組立鍵を使用して
暗号化し、他方が翻訳鍵を使用して復号化するというよ
うに異なる暗号化方式を使用し、しかも組立鍵と翻訳鍵
との関係を公開鍵暗号とすることでホスト機器と磁気記
録再生装置との間で異なる鍵を使用することになるた
め、たとえ何れの装置が盗難にあっても盗難された装置
からセキュリティ対策が見破られる虞はなく、従って磁
気記録カードのデータを改ざんすることが困難となり、
カードの偽造防止をより確実にできる磁気記録再生シス
テムの照合方法を提供できる。
また、請求項(4)乃至(7)記載の発明によれば、
たとえ磁気記録再生装置が盗難されてもその磁気記録再
生装置に設けられたセキュリティ対策が見破られる虞は
なく、従って磁気記録再生装置を使用して磁気記録カー
ドのデータを改ざんすることが困難となり、カードの偽
造防止をより確実にできる商品販売管理システムを提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す磁気記録再生システム
のブロック図、第2図乃至第8図は本発明の他の実施例
を示すもので、第2図乃至第6図は磁気記録再生システ
ムのブロック図、第7図及び第8図は商品販売管理シス
テムのブロック図、第9図は従来例を示す磁気記録再生
システムのブロック図である。 11……ホスト機器、 12……磁気記録再生装置、 13,19……照合データ発生手段、 15,23……復号装置、 17,21……暗号装置、 14,16,20,22……鍵発生部、 18,24……照合手段。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ処理を行うホスト機器と、このホス
    ト機器からデータを受信して磁気記録カードに記録する
    とともにその磁気記録カードからデータを読取って前記
    ホスト機器へ送信する磁気記録再生装置とからなる磁気
    記録再生システムにおいて、 前記ホスト機器に照合データ発生手段と復号装置を設け
    るとともに前記磁気記録再生装置に暗号装置を設け、前
    記ホスト機器の照合データ発生手段からの照合データを
    前記磁気記録再生装置の暗号装置で所定の組立鍵を使用
    して暗号化し、その暗号化されたデータを前記ホスト機
    器の復号装置で所定の翻訳鍵を使用して復号化し、その
    復号化されたデータと前記ホスト機器の照合データ発生
    手段からの照合データを前記ホスト機器において照合す
    る第1の照合方法と、前記磁気記録再生装置に照合デー
    タ発生手段と復号装置を設けるとともに前記ホスト機器
    に暗号装置を設け、前記磁気記録再生装置の照合データ
    発生手段からの照合データを前記ホスト機器の暗号装置
    で所定の組立鍵を使用して暗号化し、その暗号化された
    データを前記磁気記録再生装置の復号装置で所定の翻訳
    鍵を使用して復号化し、その復号化されたデータと前記
    磁気記録再生装置の照合データ発生手段からの照合デー
    タを前記磁気記録再生装置において照合する第2の照合
    方法とを使用し、前記各暗号装置が使用する組立鍵と前
    記各復号装置が使用する翻訳鍵との関係を公開鍵暗号と
    し、前記第1、第2の照合方法のいずれか一方又は両方
    を使用して前記磁気記録再生装置の正当性を判定し、正
    当性が判定されたとき前記磁気記録再生装置による磁気
    記録カードに対する記録、再生を許可することを特徴と
    する磁気記録再生システムの照合方法。
  2. 【請求項2】データ処理を行うホスト機器と、このホス
    ト機器からデータを受信して磁気記録カードに記録する
    とともにその磁気記録カードからデータを読取って前記
    ホスト機器へ送信する磁気記録再生装置とからなる磁気
    記録再生システムにおいて、 前記ホスト機器に照合データ発生手段と復号装置を設け
    るとともに前記磁気記録再生装置に暗号装置を設け、前
    記ホスト機器の照合データ発生手段からの照合データを
    前記磁気記録再生装置の暗号装置で所定の組立鍵を使用
    して暗号化し、その暗号化されたデータを前記ホスト機
    器の復号装置で所定の翻訳鍵を使用して復号化し、その
    復号化されたデータと前記ホスト機器の照合データ発生
    手段からの照合データを前記ホスト機器において照合す
    る第1の照合方法と、前記磁気記録再生装置に照合デー
    タ発生手段と復号装置を設けるとともに前記ホスト機器
    に暗号装置を設け、前記磁気記録再生装置の照合データ
    発生手段からの照合データを前記ホスト機器の暗号装置
    で所定の組立鍵を使用して暗号化し、その暗号化された
    データを前記磁気記録再生装置の復号装置で所定の翻訳
    鍵を使用して復号化し、その復号化されたデータと前記
    磁気記録再生装置の照合データ発生手段からの照合デー
    タを前記磁気記録再生装置において照合する第2の照合
    方法とを使用し、前記第1の照合方法に使用する組立鍵
    と翻訳鍵との関係及び前記第2の照合方法に使用する組
    立鍵と翻訳鍵との関係を公開鍵暗号とし、かつ前記ホス
    ト機器が使用する翻訳鍵及び組立鍵を同一の鍵とし、前
    記磁気記録再生装置が使用する組立鍵及び翻訳鍵を同一
    の鍵とし、前記第1、第2の照合方法の両方を使用して
    前記磁気記録再生装置の正当性を判定し、正当性が判定
    されたとき前記磁気記録再生装置による磁気記録カード
    に対する記録、再生を許可することを特徴とする磁気記
    録再生システムの照合方法。
  3. 【請求項3】データ処理を行うホスト機器と、このホス
    ト機器からデータを受信して磁気記録カードに記録する
    とともにその磁気記録カードからデータを読取って前記
    ホスト機器へ送信する磁気記録再生装置とからなる磁気
    記録再生システムにおいて、 前記ホスト機器に照合データ発生手段と暗号装置を設け
    るとともに磁気記録再生装置に復号装置を設け、前記ホ
    スト機器の照合データ発生手段からの照合データを前記
    ホスト機器の暗号装置で所定の組立鍵を使用して暗号化
    し、その暗号化されたデータを前記磁気記録再生装置の
    復号装置で所定の翻訳鍵を使用して復号化し、その復号
    化されたデータと前記ホスト機器の照合データ発生手段
    からの照合データを前記ホスト機器において照合する第
    1の照合方法と、前記磁気記録再生装置に照合データ発
    生手段と暗号装置を設けるとともに前記ホスト機器に復
    号装置を設け、前記磁気記録再生装置の照合データ発生
    手段からの照合データを前記磁気記録再生装置の暗号装
    置で所定の組立鍵を使用して暗号化し、その暗号化され
    たデータを前記ホスト機器の復号装置で所定の翻訳鍵を
    使用して復号化し、その復号化されたデータと前記磁気
    記録再生装置の照合データ発生手段からの照合データを
    前記磁気記録再生装置において照合する第2の照合方法
    とを使用し、前記各暗号装置が使用する組立鍵と前記各
    復号装置が使用する翻訳鍵との関係を公開鍵暗号とし、
    前記第1、第2の照合方法のいずれか一方又は両方を使
    用して前記磁気記録再生装置の正当性を判定し、正当性
    が判定されたとき前記磁気記録再生装置による磁気記録
    カードに対する記録、再生を許可することを特徴とする
    磁気記録再生システムの照合方法。
  4. 【請求項4】商品販売データの登録処理を行う商品販売
    管理端末と、この商品販売管理端末から少なくとも金額
    データを含むデータを受信して磁気記録カードに記録す
    るとともにその磁気記録カードからデータを読取って前
    記商品販売管理端末へ送信する磁気記録再生装置とから
    なる商品販売管理システムにおいて、 前記商品販売管理端末は、照合データを発生する照合デ
    ータ発生手段と、前記磁気記録再生装置からの暗号化さ
    れた照合データを翻訳鍵を使用して復号化する第1の復
    号装置と、前記照合データ発生手段からの照合データと
    前記第1の復号装置からの復号化された照合データとを
    照合して前記磁気記録再生装置の正当性の有無を判定す
    る照合手段と、前記磁気記録再生装置が前記磁気記録カ
    ードに記録すべきデータを組立鍵を使用して暗号化する
    第1の暗号装置と、登録処理されたデータと前記磁気記
    録再生装置からの復号化されたデータに含まれるデータ
    との加減算処理を行い、その結果を前記第1の暗号装置
    に供給する演算部を設け、 前記磁気記録再生装置は、前記照合データ発生手段から
    の照合データを組立鍵を使用して暗号化し前記第1の復
    号装置に戻す第2の暗号装置と、前記磁気記録カードか
    ら読取ったデータを翻訳鍵を使用して復号化し前記演算
    部に出力する第2の復号装置を設け、 前記照合手段が前記磁気記録再生装置の正当性を判定し
    たとき、前記磁気記録再生装置による前記第1の暗号装
    置からの暗号化されたデータの前記磁気記録カードへの
    記録及びその磁気記録カードからのデータの読取りを許
    可することを特徴とする商品販売管理システム。
  5. 【請求項5】商品販売データの登録処理を行う商品販売
    管理端末と、この商品販売管理端末から少なくとも金額
    データを含むデータを受信して磁気記録カードに記録す
    るとともにその磁気記録カードからデータを読取って前
    記商品販売管理端末へ送信する磁気記録再生装置とから
    なる商品販売管理システムにおいて、 前記商品販売管理端末は、前記磁気記録再生装置からの
    照合データを組立鍵を使用して暗号化し前記磁気記録再
    生装置へ戻す第1の暗号装置と、前記磁気記録再生装置
    が前記磁気記録カードに記録すべきデータを組立鍵を使
    用して暗号化する第2の暗号装置と、登録処理されたデ
    ータと前記磁気記録再生装置からの復号化されたデータ
    との加減算処理を行い、その結果を前記第2の暗号装置
    に供給する演算部を設け、 前記磁気記録再生装置は、照合データを発生する照合デ
    ータ発生手段と、前記第1の暗号装置からの暗号化され
    た照合データを翻訳鍵を使用して復号化する第1の復号
    装置と、前記照合データ発生手段からの照合データと前
    記第1の復号装置からの復号化された照合データとを照
    合して前記磁気記録再生装置の正当性の有無を判定する
    照合手段と、前記磁気記録カードから読取ったデータを
    翻訳鍵を使用して復号化し前記演算部に出力する第2の
    復号装置を設け、 前記照合手段が前記磁気記録再生装置の正当性を判定し
    たとき、前記磁気記録再生装置による前記第2の暗号装
    置からの暗号化されたデータの前記磁気記録カードへの
    記録及びその磁気記録カードからのデータの読取りを許
    可することを特徴とする商品販売管理システム。
  6. 【請求項6】商品販売データの登録処理を行う商品販売
    管理端末と、この商品販売管理端末から少なくとも金額
    データを含むデータを受信して磁気記録カードに記録す
    るとともにその磁気記録カードからデータを読取って前
    記商品販売管理端末へ送信する磁気記録再生装置とから
    なる商品販売管理システムにおいて、 前記商品販売管理端末は、照合データを発生する第1の
    照合データ発生手段と、前記磁気記録再生装置からの暗
    号化された照合データを翻訳鍵を使用して復号化する第
    1の復号装置と、前記磁気記録再生装置からの照合デー
    タを組立鍵を使用して暗号化し前記磁気記録再生装置へ
    戻す第1の暗号装置と、前記第1の照合データ発生手段
    からの照合データと前記第1の復号装置からの復号化さ
    れた照合データとを照合して前記磁気記録再生装置の正
    当性の有無を判定する第1の照合手段と、前記磁気記録
    再生装置が前記磁気記録カードに記録すべきデータを組
    立鍵を使用して暗号化する第2の暗号装置と、登録処理
    されたデータと前記磁気記録再生装置からの復号化され
    たデータとの加減算処理を行い、その結果を前記第2の
    暗号装置に供給する演算部を設け、 前記磁気記録再生装置は、照合データを発生する第2の
    照合データ発生手段と、前記第1の照合データ発生手段
    からの照合データを組立鍵を使用して暗号化し前記第1
    の復号装置に戻す第3の暗号装置と、前記第1の暗号装
    置からの暗号化された照合データを翻訳鍵を使用して復
    号化する第2の復号装置と、前記第2の照合データ発生
    手段からの照合データと前記第2の復号装置からの復号
    化された照合データとを照合して前記磁気記録再生装置
    の正当性の有無を判定する第2の照合手段と、前記磁気
    記録カードから読取ったデータを翻訳鍵を使用して復号
    化し前記演算部に出力する第3の復号装置を設け、 前記各照合手段が前記磁気記録再生装置の正当性を判定
    したとき、前記磁気記録再生装置による前記第2の暗号
    装置からの暗号化されたデータの前記磁気記録カードへ
    の記録及びその磁気記録カードからのデータの読取りを
    許可することを特徴とする商品販売管理システム。
  7. 【請求項7】商品販売データの登録処理を行う商品販売
    管理端末と、この商品販売管理端末から少なくとも金額
    データを含むデータを受信して磁気記録カードに記録す
    るとともにその磁気記録カードからデータを読取って前
    記商品販売管理端末へ送信する磁気記録再生装置とから
    なる商品販売管理システムにおいて、 前記商品販売管理端末は、照合データを発生する照合デ
    ータ発生手段と、前記磁気記録再生装置からの暗号化さ
    れた照合データを翻訳鍵を使用して復号化する第1の復
    号装置と、前記照合データ発生手段からの照合データと
    前記第1の復号装置からの復号化された照合データとを
    照合して前記磁気記録再生装置の正当性の有無を判定す
    る照合手段と、前記磁気記録再生装置が前記磁気記録カ
    ードに記録すべきデータを組立鍵を使用して暗号化する
    第1の暗号装置と、登録処理されたデータと前記磁気記
    録再生装置からの復号化されたデータとの加減算処理を
    行い、その結果を前記第1の暗号装置に供給する演算部
    を設け、 前記磁気記録再生装置は、前記照合データ発生手段から
    の照合データを組立鍵を使用して暗号化し前記第1の復
    号装置に戻す第2の暗号装置と、前記磁気記録カードか
    ら読取ったデータの一部を翻訳鍵を使用して復号化する
    第2の復号装置と、この第2の復号装置からのデータと
    前記磁気記録カードから読取ったデータの残りを照合し
    て前記磁気記録カードの正当性の有無を判定する第2の
    照合手段と、この第2の照合手段により前記磁気記録カ
    ードの正当性が判定されると前記磁気記録カードから読
    取ったデータを翻訳鍵を使用して復号化し前記演算部に
    出力する第3の復号装置と、前記第1の暗号装置からの
    暗号化されたデータの一部又は全部を暗号化する第3の
    暗号装置と、この第3の暗号装置で暗号化されたデータ
    と前記第1の暗号装置からの暗号化されたデータを合成
    する合成部を設け、 前記第1の照合手段が前記磁気記録再生装置の正当性を
    判定したとき、前記磁気記録再生装置による前記合成部
    からのデータの前記磁気記録カードへの記録及びその磁
    気記録カードからのデータの読取りを許可することを特
    徴とする商品販売管理システム。
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