JP2801188B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2801188B2
JP2801188B2 JP62054825A JP5482587A JP2801188B2 JP 2801188 B2 JP2801188 B2 JP 2801188B2 JP 62054825 A JP62054825 A JP 62054825A JP 5482587 A JP5482587 A JP 5482587A JP 2801188 B2 JP2801188 B2 JP 2801188B2
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zoom lens
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は撮像装置に関し、特に望遠から広角まで被写
体の画角を連続的に変化し得る機能を備えた撮像装置に
関するものである。 〔従来の技術〕 従来、撮像しようとする被写体の画角を連続的に変更
する手段として、光学的手段を用いたズームレンズが知
られている。 ズームレンズは、ズーム倍率が大きくなるほど、映像
の表現能力が向上し、種々の撮像効果を得ることができ
るため、その倍率可変範囲を大きくすることが求められ
ていた。 一方、たとえばビデオカメラを初めとする撮影機器に
おいては、携帯が容易で且つ機動性を高める必要から小
型軽量であることが望ましい。 [発明の解決しようとする問題点] しかしながら光学的ズームレンズは、ズーム倍率を大
きくするほどレンズの形状が大となって重量も増加し、
光学系の構成が複雑化するため、従来のように光学的手
段のみによってズーム倍率を大として映像の表現能力を
高めようとすると、ビデオカメラを小型軽量に構成する
ことが困難になるという欠点があった。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、上述したような従来の装置の欠点を除去
し、小型軽量で且つズーム倍率を大きくして映像の表現
能力を向上した撮像装置を提供することを目的とするも
ので、被写体を撮像する撮像素子と、該撮像素子に入射
する像の倍率を変化させるズームレンズと、該ズームレ
ンズの倍率変化の限界を検出する検出手段と、前記撮像
素子から出力された撮像信号を記憶するためのメモリ
と、該メモリの読出し走査範囲を変更する走査範囲変更
手段と、望遠側と広角側を選択するためのズームスイッ
チと、該ズームスイッチにより望遠側が選択され続けた
ときには前記ズームレンズを望遠側に向けて駆動すると
共に、該ズームレンズによる倍率変化が限界に達したこ
とが前記検出手段により検出された場合には続いて前記
走査範囲変更手段によって前記メモリの走査範囲を縮小
することにより電子的なズームアップを行なうよう制御
する制御手段と、を有することにより、ズームスイッチ
による望遠側の選択操作を続けるだけで自動的にズーム
レンズによる光学的なズームアップからメモリの読出し
走査範囲変更による電子的なズームアップに連続的に切
り換えられるようにしたことを特徴とするものである。 〔実施例〕 以下本発明における撮像装置を図に示す一実施例につ
いて詳細に説明する。 第1図は本発明の第1の実施例を示すブロツク図であ
る。 第1図において、1は望遠側または広角側を選択する
ズームスイツチである。 4はズームレンズ、41はズームレンズ4を駆動するズ
ームレンズ、駆動モータ、3はズームレンズを望遠側又
は広角側に駆動する駆動回路である。5はズームレンズ
4の位置が望遠端に達したとき、あるいは広角端に達し
たときに、それぞれ検出信号を発生するズーム位置検出
器である。11は撮像素子、7は撮像素子11における走査
範囲を設定する走査範囲設定回路である。 9は撮像素子11の走査を行う駆動回路であって、撮像
素子11に関して走査範囲設定回路7によって設定された
走査範囲を走査する。10は走査速度制御回路であって、
走査範囲設定回路7から走査範囲を示す信号71を入力し
て、走査範囲が変化しても水平および垂直の走査同期を
一定に保つように駆動回路9を制御する。撮像素子11
は、ズームレンズ4を介して被写体光を光電変換し、駆
動回路9によって走査されることによって、撮像信号が
読み出される。12は走査範囲検出器であって、走査範囲
設定回路7から情報を受けとり、撮像素子11の走査範囲
が最大であるときに走査範囲が最大であることを示す信
号121を出力し、また(走査範囲が最小であるとき以外
に)走査範囲が最小でないことを示す信号122を出力す
る。 14は同期信号発生回路であって、撮像素子11の水平お
よび垂直走査に必要な同期信号を発生し、その出力同期
信号141および142を走査範囲設定回路7および走査速度
制御回路10にそれぞれ入力する。 15はアンド回路であって、ズームスイツチ1からの広
角側が選択されたことを示す信号101と、ズーム位置検
出器5からのズームレンズ4の位置が広角端でないこと
を示す信号503と、走査範囲検出器12からの撮像素子11
の走査範囲が最大であることを示す信号121との全てが
入力されたときに駆動回路3に出力信号151を入力す
る。駆動回路3はアンド回路15から出力信号151が入力
されたときにズームレンズ駆動モータ41を動作してズー
ムレンズ4を広角側に駆動する。 16はアンド回路であって、ズームスイツチ1からの望
遠側が選択されたことを示す信号102と、ズーム位置検
出器5からのズームレンズの位置が望遠端であることを
示す信号501がオフのときに反転器510を介して得られた
信号502とが共に入力されたとき(すなわち、信号502は
ズームレンズ4の位置が望遠端でないときにアンド回路
16に入力される)に駆動回路3に出力信号161を入力す
る。駆動回路3はアンド回路16から出力信号161が入力
されたときにズームレンズ駆動モータ41を動作してズー
ムレンズ4を望遠側に駆動する。 17はアンド回路であって、ズームスイツチ1からの望
遠側が選択されたことを示す信号102と、ズーム位置検
出器5からのズームレンズ4の位置が望遠端であること
を示す信号501と、走査範囲検出器12からの撮像素子11
の走査範囲が最小でないことを示す信号122との全てが
入力されたときに走査範囲設定回路7に出力信号171を
入力する。 走査範囲設定回路7は、出力信号171が入力されたと
きに撮像素子11の走査範囲を縮小する制御信号を駆動回
路9へと出力する。すなわち、電子的に望遠効果を達成
するように動作する。 18はアンド回路であって、ズームスイツチ1からの広
角側が選択されたことを示す信号101と、走査範囲検出
器12からの撮像素子11の走査範囲が最大であることを示
す信号121がオフのときに反転器150を介して得られた信
号123とが共に入力されたとき(信号123は、走査範囲が
最大でないときにアンド回路18に入力される)に走査範
囲設定回路7に出力信号181を入力する。 走査範囲設定回路7はアンド回路18からの出力信号18
1が入力されたときに、撮像素子11の走査範囲を拡大す
る制御信号を駆動回路9へと出力する。すなわち、電子
的に広角効果を達成するように動作する。 本発明の装置は以上のように構成されており、以下述
べるように動作する。 ズームスイツチ1の望遠側をオンすると、スイツチ1
から出力された望遠側が選択されたことを示す信号102
はアンド回路16とアンド回路17とに入力される。ズーム
レンズ4の位置が望遠端でないときは、ズーム位置検出
器5からの信号502がアンド回路16に入力されるので、
駆動回路3はズームレンズ駆動モータ41を動作してズー
ムレンズ4を望遠側に駆動する。 このとき、信号501はアンド回路17に入力されないの
で、走査範囲設定回路7の走査範囲は変わらない(な
お、走査範囲は最大となっている)。したがって、ズー
ムレンズ4の動作のみによって望遠側へのズーム動作が
行われる。 ズームレンズ4の位置が望遠端に達すると信号501が
出力されるので、アンド回路16の出力信号161はオフと
なる。したがって、ズームレンズ4の望遠側への駆動は
停止される。さらにズームスイツチ1の望遠側が選択さ
れていれば、走査範囲が最小でないことを示す信号122
がアンド回路17に入力されるので、同回路17からの出力
信号171によって走査範囲設定回路7は撮像素子11の走
査範囲を縮小する動作を開始する。すなわち、ズームレ
ンズ4が望遠端で停止したままの状態で撮像素子11の走
査範囲が縮小されることによって、さらに望遠側へのズ
ーム動作が電子的につづけられる。走査範囲が最小にな
ると、走査範囲検出器12からの信号122がオフになり、
アンド回路17の出力信号171がオフになって、走査範囲
設定回路7による走査範囲縮小動作は停止する。すなわ
ち、電子的なズーム動作が停止する。 なお、ズームスイツチ1をオフにすることによっても
アンド回路17の出力信号171はオフになるので、走査範
囲設定回路7の走査範囲縮小動作は停止する。 つぎに、ズームスイツチ1の広角側をオンすると、広
角側が選択されたことを示す信号101は、アンド回路15
とアンド回路18とに入力される。撮像素子11の走査範囲
が最大となっていないとすると、走査範囲検出器12から
の信号121はオフであるので、アンド回路15の出力信号1
51はオフであって、駆動回路3は動作せず、ズームレン
ズ4も動作しない。一方、出力信号121がオフであるの
でアンド回路18からの出力信号181が走査範囲設定回路
7に入力され、撮像素子11の走査範囲を拡大するように
駆動回路9を制御する。これによって、ズームレンズ4
が動作される前に、電子的に広角側へのズームレンズ動
作が始まる。そしてズームスイツチ1の広角側をオフに
しない限り、撮像素子11の走査範囲が最大になるまで、
走査範囲が拡大する。 撮像素子11の走査範囲が最大になると、走査範囲検出
器12からの信号121がオンし、アンド回路18の出力信号1
81がオフとなる。 さらに、ズームスイツチ1の広角側がオンになってい
るとズーム位置検出器5からのズームレンズ4の位置が
広角端に達していないことを示す信号503と、信号121
と、信号101とがアンド回路15に入力され、同回路15か
らの出力信号151が駆動回路3に入力され、ズームレン
ズ4が広角側に駆動される。そして、ズームレンズ4の
位置が広角端に達するとズーム位置検出器5からの信号
503がオフとなり、アンド回路15の出力信号151はオフと
なって、ズームレンズ4の広角側へのズーム動作は停止
する。なお、ズームスイツチ1の広角側をオフしたとき
も、ズームレンズ4の広角側へのズーム動作が停止す
る。 ここで、走査範囲設定回路7としては、たとえばアツ
プダウンカウンタを用いる。すなわち、例えばアンド回
路18からの出力信号181が入力されたときに、同期信号
発生回路14からクロツク信号141が入力されるたびに数
値を増加し、撮像素子11の走査範囲を拡大する。この値
が、撮像素子11の走査範囲の出発点を示しており、水平
と垂直の出発点は、撮像面(モニター面)のアスペクト
比を保ったまま変化するように設定する。 走査速度制御回路10は、走査範囲が変化しても水平,
垂直の走査周期が一定に保たれるように撮像面の走査ス
ピードを制御するものであり、たとえばフエーズロツク
ループが用いられる。撮像素子11として撮像管を用いる
場合は、鋸歯状波の振幅を制御する。また、この走査速
度制御回路10は、同期信号発生回路14からの同期信号14
2と、走査範囲設定回路7からの走査範囲を示す信号71
とを入力して、走査速度(撮像管の場合は鋸歯状波)信
号111を駆動回路9に入力する。 上述の実施例は、広角側から望遠側へとズームレン
ズ、続いて撮像素子の走査範囲を変更して電子ズームを
行い、望遠側から広角側へと復帰させる場合はその逆に
動作させるようにしたものであるが、第2図は、第1図
とは逆に、広角側から望遠側へと撮像素子の走査範囲の
変更、続いてズームレンズの順に動作させ、望遠側から
広角側へと復帰させる場合はズームレンズ、続いで走査
範囲の順に動作させるようにした第2の実施例を示すも
のである。 同図において第1図に示す第1の実施例と同一構成部
分については同一符号にて説明する。 撮像素子11の走査範囲を検出する走査範囲検出器21
は、撮像範囲が最小であることを示す信号212を出力
し、また(走査範囲が最大のとき以外に)走査範囲が最
大でないことを示す信号221を出力する。 またズームレンズ4の位置を検出するズーム位置検出
器22は、ズームレンズ4の位置が広角端にあるとき信号
222を出力し、望遠端でないとき信号211を出力する。 そしてアンド回路15は、ズームスイツチ1から広角側
が選択されたことを示す信号101と、走査範囲検出器21
から撮像素子の走査範囲が最大でないことを示す信号21
1と、ズーム位置検出器22からズームレンズ4の位置が
広角端であることを示す信号222が全て入力されたと
き、出力信号151を出力する。走査範囲設定回路7は信
号151が入力されたとき走査範囲を拡大すなわち広角側
へと可変する。 アンド回路16は、ズームスイツチ1から望遠側が選択
されたことを示す信号102と、走査範囲検出器21から走
査範囲が最小(すなわち望遠端)であることを示す信号
212を反転器510で反転した信号すなわち走査範囲が最小
でないことを示す信号とがともに入力されたとき、出力
信号161を出力する。走査範囲設定回路7は信号161が入
力されたとき走査範囲を縮小すなわち望遠側へと可変す
る。 アンド回路17は、ズームスイツチ1から望遠側が選択
されたことを示す信号102と、走査範囲検出器21からの
走査範囲が最小すなわち望遠端であることを示す信号21
2と、ズーム位置検出器22からのズームレンズ4の位置
が望遠端でないことを示す信号221が全て入力されたと
き信号171を出力する。駆動回路3は信号171が入力され
ることによってズームレンズ駆動モータ41を動作し、ズ
ームレンズ4を望遠側へと駆動する。 アンド回路18は、ズームスイツチ1からの広角側が選
択されたことを示す信号101を、ズーム位置検出器22か
らのズームレンズ4が広角端であることを示す信号222
を反転器150で反転した信号223とが共に入力されたと
き、出力信号181を出力する。駆動回路3はこの信号181
が入力されることによってズームレンズ駆動モータ41を
動作し、ズームレンズ4を広角側へと駆動する。 次に本実施例の動作について説明する。 ズームスイツチ1の望遠側をオンにすると、スイツチ
1からの望遠側が選択されたことを示す信号102はアン
ド回路16とアンド回路17とに入力される。撮像素子11の
走査範囲が最小でないときは、走査範囲検出器21からの
信号212を反転器510で反転した信号213がアンド回路16
に入力されるので、走査範囲設定回路7は撮像素子11の
走査範囲を縮小すなわち望遠側に駆動する。 このとき信号212はアンド回路17に入力されないので
信号171は出力されず、ズームレンズ4は動作されない
(なお、走査範囲は最大となっている)。したがって撮
像素子11の走査範囲の縮小のみによって望遠側へのズー
ム動作が行われる。 撮像素子11の走査範囲が縮小すなわち望遠端に達する
と信号212が出力されるので、アンド回路16の出力信号1
61はオフとなる。したがって、撮像素子11の走査範囲の
縮小すなわち望遠側への変化は停止される。さらにズー
ムスイツチ1の望遠側が選択されていれば、ズームレン
ズ4の位置が望遠端でないことを示す信号221がアンド
回路17に入力されるので、同回路17からの出力信号171
によって駆動回路3はズームレンズ4の望遠側への駆動
を開始する。すなわち、撮像素子11の走査範囲が最小す
なわち望遠端で停止したままの状態でズームレンズ4が
望遠側へと駆動されることによって、さらに望遠側への
ズーム動作がつづけられる。ズームレンズ4が望遠端に
なると、ズーム位置検出器22からの信号221がオフにな
り、アンド回路17の出力信号171がオフになって、駆動
回路3によるズームレンズの望遠側への動作は停止す
る。すなわち、光学的なズーム動作が停止する。 なお、ズームスイツチ1をオフにすることによっても
アンド回路17の出力信号171はオフになるので、駆動回
路3のズームレンズ4の動作は停止する。 つぎに、ズームスイツチ1の広角側をオンすると、広
角側が選択されたことを示す信号101は、アンド回路15
とアンド回路18とに入力される。ズームレンズ4の位置
が広角端でないとすると、ズーム位置検出器22からの信
号222はオフであるので、アンド回路15の出力信号151は
オフであって、走査範囲設定回路7は動作せず、撮像素
子11の走査範囲も変化しない。一方、出力信号222がオ
フであるので、信号223がアンド回路18に入力され、そ
の出力信号181が駆動回路31に入力され、ズームレンズ
駆動モータ41を動作してズームレンズ4の位置を広角側
へと移動するように制御する。これによって撮像素子11
の走査範囲を可変する前に、光学的に光学側へのズーム
動作が開始される。そしてズームスイツチ1の広角側を
オフにしない限り、ズームレンズ4が広角端になるまで
駆動される。 ズームレンズ4の信号が広角端になると、ズーム位置
検出器22からの信号222がオンし、アンド回路18の出力
信号181がオフとなる。 さらに、ズームスイツチ1の広角側がオンになってい
ると走査範囲検出器21からの撮像素子11の走査範囲が最
大すなわち広角端に達していないことを示す信号211
と、信号222と、信号101とがアンド回路15に入力され、
同回路からの出力信号151が走査範囲設定回路7に入力
され、撮像素子の走査範囲が拡大すなわち広角側に可変
される。そして走査範囲が最大すなわち広角端に達する
と走査範囲検出器21からの信号211がオフとなり、アン
ド回路15の出力信号151はオフとなって、撮像素子11の
走査範囲の拡大すなわち広角側へのズーム動作は停止す
る。なお、ズームスイツチ1の広角側をオフしたとき
も、撮像素子の走査範囲の広角側へのズーム動作が停止
する。 なお撮像素子の走査範囲を変更して電子ズーム動作を
行う際、前述の第1の実施例と同様に、走査速度制御回
路10によって水平,垂直の走査同期が一定に保たれるよ
うに走査速度が制御されることは言うまでもない。 さて上述の実施例における撮像素子の走査範囲を拡
大,縮小することによる電子ビームによれば、電子ズー
ムを望遠側に駆動する際には走査範囲を狭めて行く方向
であるため全く問題は生じないが、予め光学レンズで撮
像素子へと入射される画像を設定した後だとさらに広角
側へのズーム手段を行うことができない。すなわち撮像
素子に入射されていない領域においては、撮像素子の走
査範囲を拡大しても正確な画像入力を行なうことはでき
ない。 この問題を解決するためには、例えば第6図に示すよ
うに、画像は常に撮像素子の受光面11′全体に入射する
ようになし、通常の走査範囲すなわち基準走査範囲を予
め設定しておき、その外側に最大走査範囲Smax、内側に
最小走査範囲Sminを設定する。これによって広角側へと
ズームを行うべく走査範囲を拡大した場合にも、走査可
能な領域が確保されているので、正確なズーム動作を行
うことができる。 第3図は本発明の第3の実施例を示すブロツクダイヤ
グラムで、上述の各実施例のように走査全体の倍率可変
範囲内において、光学的ズームと電子ズームとを行う領
域を割り当てるものとは異なり、ズームスイツチを操作
した際、まずズームレンズを望遠端または広角端に至る
まで駆動してから撮像素子11の走査範囲を拡大、縮小す
るようにしたものである。 第3図において前述の各実施例と同一構成部分につい
ては同一符号を付し、その説明を省略する。 23はズームレンズ4の移動位置を検出し、望遠端に達
したとき出力信号231を、広角端に達したとき出力信号2
32をそれぞれ出力するズーム位置検出器である。 24はアンド回路で、ズームスイツチ1からの望遠側が
選択されたことを示す信号102と、ズーム位置検出器23
からのズームレンズ4が望遠端に達したことを示す信号
231とが共に入力されたとき走査範囲設定回路7へと信
号241を出力し、これによって走査範囲設定回路7は撮
像素子11の走査範囲を縮小し望遠側へと可変する。 25はアンド回路で、ズームスイツチ1からの広角側が
選択されたことを示す信号101と、ズーム位置検出器23
からのズームレンズ4が広角端に達したことを示す信号
232とが、共に入力されたとき走査範囲設定回路7へと
信号251を出力し、これによって走査範囲設定回路7は
撮像素子11の走査範囲を拡大し広角側へと可変する。 他のブロツクについては前述の各実施例と同様であ
る。 したがって、ズームスイツチ1の望遠側をオンとする
と、スイツチ1からの望遠側が選択されたことを示す信
号102が駆動回路3へと入力され、ズームレンズ駆動モ
ータ41を動作してズームレンズ4が望遠側へと駆動され
る。また同時に信号102はアンド回路24へも供給されて
おり、したがってズームレンズ4が望遠端に達してズー
ム位置検出器23から信号231が出力されると、アンド回
路24より出力信号241が走査範囲設定回路7へと出力さ
れる。これによって撮像素子11の走査範囲が縮小され、
望遠側への電子ズーム動作が行われる。 次にズームスイツチ1の広角側をオンとすると、スイ
ツチ1からの広角側が選択されたことを示す信号101が
駆動回路3へと入力され、ズームレンズ4が広角側へと
駆動される。また同時に信号101はアンド回路25へも供
給されており、したがってズームレンズ4が広角端に達
してズーム位置検出器23から信号232が出力されるとア
ンド回路25より出力信号251が走査範囲設定回路7へと
出力される。これによって撮像素子11の走査範囲が拡大
され、広角側への電子ズーム動作が行われる。 なお上述の動作において、ズームレンズ4、走査範囲
設定回路7はそれぞれ望遠端または広角端に達したとこ
ろで停止されることは言うまでもない。 第4図は本発明の第4の実施例を示すブロツクダイヤ
グラムで、ズームスイツチを操作した際、まず撮像素子
11の走査範囲を拡大,縮小して電子ズーム動作を行った
後、ズームレンズ4を駆動するようにしたものである。 同図において前述の各実施例と同一構成部分について
は同一符号を付し、その説明を省略する。 26は走査範囲設定回路7から情報を受けとり、撮像素
子11の走査範囲が最大であるときに信号261を出力し、
走査範囲が最小であるときに信号262を出力する。 27はアンド回路で、ズームスイツチ1からの望遠側が
選択されたことを示す信号102と、走査範囲検出回路26
からの撮像素子11の走査範囲が最小となったことを示す
信号262とが共に入力されたとき駆動回路3へと信号271
を出力し、これによって駆動回路3はズームレンズ駆動
モータ41を動作してズームレンズ4を望遠側へと駆動す
る。 28はアンド回路で、ズームスイツチ1からの広角側が
選択されたことを示す信号101と、走査範囲検出回路26
からの撮像素子11の走査範囲が最大となったことを示す
信号261とが共に入力されたとき、駆動回路3へと出力
信号281を出力し、これによって駆動回路3はズームレ
ンズ駆動モータ41を動作してズームレンズ4を広角側へ
と駆動する。 他のブロツクについては前述の各実施例と同様であ
る。 従ってズームスイツチ1の望遠側をオンとすると、ス
イツチ1からの望遠側が選択されたことを示す信号102
が走査範囲設定回路7へと入力され、撮像素子11の走査
範囲が縮小すなわち望遠側へと変化する。また信号102
は同時にアンド回路27へも供給されており、したがっ
て、撮像素子11の走査範囲が最小となって走査範囲検出
器26から信号262が駆動回路3へと出力されると、ズー
ムレンズ4が望遠側へと駆動を開始される。 次にズームスイツチ1の広角側をオンとすると、スイ
ツチ1からの広角側が選択されたことを示す信号101が
走査範囲設定回路7へと入力され、撮像素子11の走査範
囲が拡大すなわち広角側へと変化する、また信号101は
同時にアンド回路28へも供給されており、したがって撮
像素子11の走査範囲が最大となって、走査範囲検出器26
から信号261が駆動回路3へと出力されると、ズームレ
ンズ4が広角側へと駆動を開始される。 なお本実施例においても、ズームレンズ4、走査範囲
設定回路7はそれぞれ望遠端または広角端に達したとこ
ろで停止される。 またズームレンズで入射画像が設定された後における
撮像素子の広角側への駆動については、前述した通り、
第6図に示すように基準走査範囲Srefを予め設定し、そ
の外側に最大走査範囲Smaxを設定しておけば何等問題を
生じることなく電子ズーム動作を行うことができる。 尚、上述の各実施例において、撮像素子11の走査範囲
を変化させるにあたっては、撮像素子11そのものの走査
範囲を可変するものに限るものではなく、たとえば第5
図に示すように、撮像素子11全面から信号を読み出して
一旦フレームメモリ(またはフイールドメモリ)29に蓄
積し、蓄積された画像信号を走査範囲設定回路7の示す
走査範囲の指示に従って走査速度制御回路10の発生する
走査信号のタイミングで順次読み出しても同じ効果を得
ることができる。 同図において他の構成及び動作については、第3図に
示す第3の実施例と同様であるので、これ以上の説明は
省略するが、基本回路構成は第3図以外のどの実施例に
おいても適用可能である。 また本実施例のように撮像素子11より読み出された信
号を一旦フレームメモリ29へと蓄積するものにおいて
も、その走査範囲の設定にあたっては、第6図に示すよ
うな基準走査範囲Sref、最大走査範囲Smax、最小走査範
囲Sminの関係をフレームメモリ29上の走査において満足
するように設定しておけば、上述した電子ズームを広角
側に行ったときの問題は解決されるであろう。 以上述べたように、本発明によれば光学ズームと電子
ズームを組み合わせることにより、その用途に応じて多
くの変形が可能である。 〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明における撮像装置によれ
ば、被写体を撮像する撮像素子と、該撮像素子に入射す
る像の倍率を変化させるズームレンズと、該ズームレン
ズの倍率変化の限界を検出する検出手段と、前記撮像素
子から出力された撮像信号を記憶するためのメモリと、
該メモリの読出し走査範囲を変更する走査範囲変更手段
と、望遠側と広角側を選択するためのズームスイッチ
と、該ズームスイッチにより望遠側が選択され続けたと
きには前記ズームレンズを望遠側に向けて駆動すると共
に、該ズームレンズによる倍率変化が限界に達したこと
が前記検出手段により検出された場合には続いて前記走
査範囲変更手段によって前記メモリの走査範囲を縮小す
ることにより電子的なズームアップを行なうよう制御す
る制御手段と、を有することにより、ズームスイッチに
よる望遠側の選択操作を続けるだけで自動的にズームレ
ンズによる光学的なズームアップからメモリの読出し走
査範囲変更による電子的なズームアップに連続的に切り
換えられるようにし、従来の煩雑な操作をシンプルにす
ることによって初心者でも扱いやすく、かつ画像の劣化
を最小限に抑えることができる撮像装置を得ることがで
きる効果を有する。
【図面の簡単な説明】 各図はいずれも本発明における撮像装置の一実施例を示
すもので、 第1図は本発明の第1の実施例の構成を示すブロツク
図、 第2図は本発明の第2の実施例の構成を示すブロツク
図、 第3図は本発明の第3の実施例の構成を示すブロツク
図、 第4図は本発明の第4の実施例の構成を示すブロツク
図、 第5図は本発明の第5の実施例の構成を示すブロツク
図、 第6図は本発明の電子ズーム手段の動作を説明するため
の図である。 1……ズームスイツチ 4……ズームレンズ 5,22,23……ズーム位置検出器 7……走査範囲設定回路 10……走査速度制御回路 11……撮像素子 12,21,26……走査範囲検出器 14……同期信号発生回路 15,16,17,18,24,25,27,28……アンド回路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.被写体を撮像する撮像素子(11)と、 該撮像素子に入射する像の倍率を変化させるズームレン
    ズ(4)と、 該ズームレンズの倍率変化の限界を検出する検出手段
    (23)と、 前記撮像素子から出力された撮像信号を記憶するための
    メモリ(29)と、 該メモリの読出し走査範囲を変更する走査範囲変更手段
    (7)と、 望遠側と広角側を選択するためのズームスイッチ(1)
    と、 該ズームスイッチにより望遠側が選択され続けたときに
    は前記ズームレンズを望遠側に向けて駆動すると共に、
    該ズームレンズによる倍率変化が限界に達したことが前
    記検出手段により検出された場合には続いて前記走査範
    囲変更手段によって前記メモリの走査範囲を縮小するこ
    とにより電子的なズームアップを行なうよう制御する制
    御手段(3、24)と、 を有することにより、ズームスイッチによる望遠側の選
    択操作を続けるだけで自動的にズームレンズによる光学
    的なズームアップからメモリの読出し走査範囲変更によ
    る電子的なズームアップに連続的に切り換えられるよう
    にしたことを特徴とする撮像装置。
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