JP2798903B2 - 砂除去装置 - Google Patents

砂除去装置

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JP2798903B2
JP2798903B2 JP7254615A JP25461595A JP2798903B2 JP 2798903 B2 JP2798903 B2 JP 2798903B2 JP 7254615 A JP7254615 A JP 7254615A JP 25461595 A JP25461595 A JP 25461595A JP 2798903 B2 JP2798903 B2 JP 2798903B2
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JP7254615A
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千明 江藤
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千明 江藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ハウス内で栽培
する野菜等の灌水に、井戸水を揚水して利用する際、井
戸水に混じっている砂分を除去するために使用する砂除
去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、井戸から揚水
し、砂除去装置100の給水室200に送り込まれた砂
混じりの水は、砂除去装置100のハウジング300に
はめ込まれた網目壁400から成る筒状の瀘水部材50
0の網目壁400を通過し、砂分を分離して、流出口6
00から流出し、一方砂混じりの水は、瀘水部材500
から下方へ流出し、沈砂槽700に砂分を沈砂させる構
造になっていた。なお、800は、リング状のゴムパッ
キング、900は沈砂した砂を排出させるバルブであ
る。流出口600には、パイプが連結され、ハウスで栽
培されている野菜に、砂分を含まない水をスプリンクラ
−や灌水チュ−ブ等で補給できるようになっている。
【0003】しかし、前記した構造の砂除去装置では、
砂が網目壁400に付着し、流出口600からの水勢を
弱め、直列に間隔を置いて配置した複数個のスプリンク
ラ−への水圧が不足し、各スプリンクラ−に均等にかか
らず、例えば流出口600に近い位置のスプリンクラ−
には正常の水圧かかかり所定量の水を散水するが、流出
口600から離れた位置のスプリンクラ−では水圧が不
足し、所定量の水を散水できず、同一ハウス内において
も、散水量のばらつきによって野菜の成長にむらが生
じ、品質及び生産量が著しく低下するという欠点があっ
た。また、瀘水部材500から流出した砂混じりの水
は、直接に沈砂槽700に流下するから、沈砂槽700
の底に沈砂した砂の一部を舞い上げ、砂除去装置100
の内部を、砂を多く含んだ水で常に充満し、網目壁40
0への砂の付着を容易にし、付着した砂で網目を塞ぎ、
流出口600からの水の流出を著しく阻害するので、網
目壁400に付着した砂を頻繁に除去しなけれなならな
いという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の技
術で述べた欠点を解消するためになされたもので、網目
壁に付着した砂を自動的に除去でき、かつ沈砂槽に沈砂
した砂を舞い上げることがない砂除去装置の提供を目的
としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】供給された砂混じりの水
を、網目壁を通し、砂分を分離させ、砂分を沈砂槽に沈
砂させる構造の砂除去装置において、供給された砂混じ
りの水を付勢し、付勢した砂混じりの水を網目壁に強く
ぶち当て、砂分を分離させると同時に、網目壁に付着し
た砂分を自動的に洗い流し、洗い流した砂混じりの水を
集め、さらに付勢し、沈砂槽に水平方向に噴出させる。
【0006】また、砂除去装置の主要構成部材を、中
空筒体の底部に、外周方向にうず巻状の水流を発生させ
るための羽根と、流水路を狭くするための上面が密閉し
た筒体とを固定して成る水流付勢部材と、水流付勢部
材に密接して装着され、前記筒体を内包する網目壁から
成る瀘水部材と、瀘水部材に密接して装着され、瀘水
部材から流出した砂混じりの流水を集め、付勢するため
に、先細りに成形した筒体の先端部に、水平方向に開口
した噴出口を設けて成る吐砂部材とから構成する。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態の一例を示
す図面について説明するに、5は水流付勢部材で、図1
〜図3に示すように、上面が開口した中空筒体1の底部
の支持材11に、外周方向にうず巻状の水流を発生させ
るための羽根2と、上面が密閉した筒体4が固定され、
壁面に給水口12が設けられている。7は瀘水部材で、
図4に示すように、上下面が開口した網目壁6から成る
筒体で、上下の縁にはリング状のゴムパッキング13が
装着されている。10は吐砂部材で、瀘水部材7から流
出した砂混じりの流水を集め、付勢するために、図5に
示すように、先細りに成形した筒体8で、先端部に、水
平方向に開口した噴出口9が設けられている。
【0008】水流付勢部材5、瀘水部材7及び吐砂部材
10の装着に際しては、図6に示すように、まず、吐砂
部材10を砂除去装置のハウジング14に装着し、つい
で瀘水部材7を、下縁のゴムパッキング13が吐砂部材
10の上縁に密接するように装着し、ついで水流付勢部
材5を、下縁が吐砂部材10の上縁のゴムパッキング1
3に密接するように装着する。前記筒体4は瀘水部材7
に内包され、筒体4の壁面と瀘水部材7の網目壁6によ
って狭い流水路3が形成される。15はハウジング14
に設けた給水口、16はハウジング14に設けた流出
口、17は沈砂槽、18は沈砂した砂を吐出するバル
ブ、19は蓋である。
【0009】揚水された砂混じりの井戸水は、図6にお
いて矢印で示すように、水流付勢部材5に入り、羽根2
によって、外周方向にうず巻く水流に変換されると同時
に、狭い流水路3に流れ込むから、水速が増し、渦巻く
ゼット水流となって、瀘水部材7の網目壁6にぶち当
り、砂分のない水を網目壁6越しに流出口16に送り出
すと同時に、網目壁6に付着した砂を渦巻くゼット水流
によって洗い流し、網目壁6の目詰まりを防止する。瀘
水部材7から流出した砂混じりの水は、吐砂部材10に
集められ、一部は筒体4に侵入し、筒体4内の空気を圧
縮し、筒体4を押し上げようとするが、筒体4は動かな
いので、その反動として砂混じりの水が押圧され、付勢
される。さらに、砂混じりの水は、吐砂部材10の先細
りになった先端部で、水勢を増し、噴出口9から水平方
向に沈砂槽17に噴出されるから、沈砂槽17の底部に
沈砂した砂を舞い上げることがなく、かつ砂の粒子は沈
砂槽の壁面にぶち当り、エネルギ−を消失し、スム−ス
に沈下していく。また、噴出口9からは、常時水が水平
方向に噴出しているので、沈砂槽の砂が噴出口9から吐
砂部材10に逆流することはない。
【0010】なお、沈砂槽17内にセンサ−を設置し、
沈砂した砂の量が所定のレベルに達すると、自動的にバ
ルブ18を開閉し、吐砂させるようにしておくことも可
能である。
【0011】
【発明の効果】この発明は上述のように構成されている
ので、網目壁の目詰まりがないから従来必要であった頻
繁な付着砂の除去作業を省略でき、しかも流出水の水圧
が低下しないから、前記のような位置による散水量のば
らつきがなく、野菜はむらなく均一に成長する。
【図面の簡単な説明】
【図1】水流付勢部材の斜視図
【図2】水流付勢部材の平面図
【図3】水流付勢部材の底面図
【図4】瀘水部材の斜視図
【図5】吐砂部材の斜視図
【図6】砂除去装置の縦断面図
【図7従来の砂除去装置の縦断面図 【符号の説明】 1 中空筒体 2 羽根 3 狭い流水路 4 筒体 5 水流付勢部材 6 網目壁 7 瀘水部材 8 先細りに成形した筒体 9 噴出口 10 吐砂部材 11 支持材 12 給水口 13 ゴムパッキング 14 ハウジング 15 ハウジングに設けた給水口 16 ハウジングに設けた流出口 17 沈砂槽 18 沈砂した砂を吐出するバルブ 19 蓋 100 砂除去装置 200 給水室 300 ハウジング 400 網目壁 500 筒状の瀘水部材 600 流出口 700 沈砂槽 800 ゴムパッキング 900 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E03B 3/06 B01D 29/42 520

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空筒体(1)の底部に、外周方向にう
    ず巻状の水流を発生させるための羽根(2)と、狭い流
    水路(3)を形成するための上面が密閉した筒体(4)
    とを固定して成る水流付勢部材(5)と、 水流付勢部材(5)に密接して装着され、前記筒体
    (4)を内包する網目壁(6)から成る瀘水部材(7)
    と、 瀘水部材(7)に密接して装着され、瀘水部材(7)か
    ら流出した砂混じりの流水を集め、付勢するために、先
    細りに成形した筒体(8)の先端部に、水平方向に開口
    した噴出口(9)を設けて成る吐砂部材(10)と、 を主要構成部材として成ることを特徴とする砂除去装置
JP7254615A 1995-09-06 1995-09-06 砂除去装置 Expired - Lifetime JP2798903B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7254615A JP2798903B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 砂除去装置

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JP7254615A JP2798903B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 砂除去装置

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Publication Number Publication Date
JPH0975611A JPH0975611A (ja) 1997-03-25
JP2798903B2 true JP2798903B2 (ja) 1998-09-17

Family

ID=17267504

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JP7254615A Expired - Lifetime JP2798903B2 (ja) 1995-09-06 1995-09-06 砂除去装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100799285B1 (ko) 2006-08-31 2008-02-01 정수환 정수 처리 설비의 모래 제거 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100799285B1 (ko) 2006-08-31 2008-02-01 정수환 정수 처리 설비의 모래 제거 장치

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JPH0975611A (ja) 1997-03-25

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