JP2797063B2 - 射撃用弾 - Google Patents

射撃用弾

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JP2797063B2
JP2797063B2 JP6190184A JP19018494A JP2797063B2 JP 2797063 B2 JP2797063 B2 JP 2797063B2 JP 6190184 A JP6190184 A JP 6190184A JP 19018494 A JP19018494 A JP 19018494A JP 2797063 B2 JP2797063 B2 JP 2797063B2
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shooting bullet
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國男 舘野
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興東電子株式会社
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  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばゲームとして
楽しむ射的などに使用して好適な射撃用弾に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技場でゲームとして楽しむ射的
は、コルク、プラスチックなどで構成したもの、BB
弾、ピンポン玉などを弾として使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の射撃用弾は、す
なわちコルク、プラスチックなどで構成したもの、BB
弾、ピンポン玉などは反発弾性が大きいので、標的など
に当たった後に跳ね返ってきて射手などに当たる恐れが
あり、危険であった。そこで、標的などに当たった後に
跳ね返ってくる射撃用弾が、射手などに当たらないよう
にアクリルやガラスなどで囲う必要がある。このよう
に、標的などから跳ね返る射撃用弾が射手などに当たら
ないようにアクリルやガラスなどで囲うと、標的が見ず
らくなり、設置コストが上昇するとともに、レイアウト
を制約されるなどの不都合があった。
【0004】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、安全で、標的が見易く、設
置コストを低減させることができるとともに、レイアウ
トの自由度を増大させることができ、回収が容易にでき
る射撃用弾を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる射撃用
弾は、反発弾性が1.5%〜20%のゴム系材料、また
は反発弾性が5%〜25%のスポンジ系材料で構成した
ものである。そして、球形とするのが望ましい。
【0006】
【作用】この発明における射撃用弾は、反発弾性が小さ
な材料、すなわち弾力性のある材料で構成されているの
で、標的などに当たった衝撃を吸収する。したがって、
射撃用弾は、標的などに当たっても、当たった標的など
の近くに跳ね返る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。まず、
反発弾性が2%、硬度がJIS−Aで57のニトリルゴ
ムを用い、直径を12mmの球形に構成したものを実施
例1の射撃用弾とする。次に、反発弾性が5%、硬度が
JIS−Aで28のニトリルゴムを用い、直径を12m
mの球形に構成したものを実施例2の射撃用弾とする。
さらに、反発弾性が13%、硬度がSRIS−Cで40
のニトリルゴムのスポンジを用い、直径を12mmの球
形に構成したものを実施例3の射撃用弾とする。また、
反発弾性が10%、硬度がSRIS−Cで22のニトリ
ルゴムのスポンジを用い、直径を12mmの球形に構成
したものを実施例4の射撃用弾とする。
【0008】そして、短径の直径が12mm、長径の直
径が13mmで、高さが15mmの円錐状台形にコルク
で構成した射撃用弾を参考例1とし、直径が12mmの
球形にコルクで構成した射撃用弾を参考例2とする。な
お、各実施例は、中まで同じ材料が詰まっている。
【0009】図1は各射撃用弾の反発距離を測定した模
式図である。図1において、Gはエアー式の銃、Tは標
的としての厚さが1mmのアルミ板、Fはコンクリート
製の床を示す。そして、銃Gの銃口先端とアルミ板Tと
の間隔は3mとされ、水平状態の銃Gの銃口先端と床F
との間隔は1mとされている。ここで、反発距離とは、
各射撃用弾がアルミ板Tに当たって跳ね返り、床F上で
停止したアルミ板Tとの距離である。
【0010】図2は各射撃用弾の跳ね返り高さと移動距
離とを測定した模式図である。図2において、Pは各射
撃用弾を自然落下させる位置を示し、アルミ板Tとの間
隔は3mとされている。Rは衝突点を示し、射撃用弾が
位置Pから落下してアルミ板Tに最初に衝突する位置で
ある。ここで、跳ね返り高さとは、最初に各射撃用弾が
アルミ板Tから跳ね返る高さである。そして、移動距離
とは、衝突点Rから各射撃用弾が停止した位置までの距
離である。
【0011】図3は各射撃用弾の反発距離を測定したデ
ータを示す図、図4は各射撃用弾の跳ね返り高さと移動
距離とを測定したデータを示す図である。まず、反発距
離において、実施例1〜実施例4および参考例2は射撃
用弾の跳ね返る方向が一定しているが、参考例2は、跳
ね返る方向が右に左にと一定しなかった。そして、実施
例1〜実施例4の場合、反発弾性が小さくなるにつれ、
硬度が軟らかくなるにつれてアルミ板Tから跳ね返る距
離は短く、転がる距離も短くなった。また、参考例2の
場合、アルミ板Tから跳ね返る距離は参考例1と同じで
あるが、転がる距離が長くなった。
【0012】次に、跳ね返り高さおよび移動距離におい
て、実施例1〜実施例4および参考例2は射撃用弾の跳
ね返る方向が一定しているが、参考例1は、跳ね返る方
向が360度まちまちであった。そして、実施例1〜実
施例4の場合、反発弾性が小さくなるにつれ、硬度が軟
らかくなるにつれてアルミ板Tから跳ね返る高さは低
く、転がる距離も短くなった。また、参考例2の場合、
アルミ板Tから跳ね返る高さは参考例1よりも高くなっ
たが、転がる距離は短くなった。
【0013】この発明の各実施例は、反発弾性が2%〜
5%で、硬度がJIS−Aで28〜57のニトリルゴ
ム、反発弾性が10%〜13%で、硬度がSRIS−C
で22〜40のニトリルゴムのスポンジで射撃用弾を構
成したので、図3および図4のデータから理解できるよ
うに、反発距離、跳ね返り高さおよび移動距離が小さく
なるため、標的などに当たった後に跳ね返って射手など
に当たることがなくなる。そして、万一、各実施例の射
撃用弾が標的などに当たった後に跳ね返って射手などに
当たっても、弾力性が大きいので、安全である。
【0014】さらに、各実施例の射撃用弾は、あまり跳
ね返らないので、射撃用弾が射手などに当たらないよう
にアクリルやガラスなどで覆う必要がないため、標的が
見易く、設置コストを低減させることができるととも
に、レイアウトの自由度を増大させることができる。ま
た、標的などに当たって標的などの近辺に落ちて止まる
ので、回収が容易にできるようになる。そして、球形で
あるので、射撃用弾の落ちる部分が一定し、この射撃用
弾の落ちる部分からわずかに傾斜させて回収用溝などを
形成すると、射撃用弾の回収が一層容易にできるように
なる。
【0015】なお、実施例1および実施例2において、
ニトリルゴムの反発弾性を2%〜5%とし、硬度をJI
S−Aで28〜57とした例で説明したが、反発弾性を
1.5%〜20%とし、硬度をJIS−Aで20〜65
とし、圧縮永久歪み(摂氏70度で22時間)を5%〜
55%としても、同様な効果を得ることができる。しか
し、銃Gで撃つので、射撃用弾の弾性、硬度を考慮する
と、反発弾性を10%〜13%とし、硬度をJIS−A
で28〜57とし、圧縮永久歪み(摂氏70度で22時
間)を7%〜35%の範囲とするのが最適である。
【0016】また、実施例3および実施例4において、
ニトリルゴムのスポンジの反発弾性を10%〜13%と
し、硬度をSRIS−Cで22〜40とした例で説明し
たが、反発弾性を5%〜25%とし、硬度をSRIS−
Cで12〜48とし、圧縮永久歪み(摂氏70度で22
時間)を55%〜80%としても、同様な効果を得るこ
とができる。しかし、銃Gで撃つので、射撃用弾の弾
性、硬度を考慮すると、反発弾性を8%〜12%とし、
硬度をSRIS−Cで22〜25とし、圧縮永久歪み
(摂氏70度で22時間)を60%〜70%の範囲とす
るのが最適である。
【0017】さらに、ゴム系材料およびスポンジ系材料
をニトリルゴムとした例で説明したが、上記したような
反発弾性および/または硬度を有する他のゴム系材料ま
たはスポンジ系材料であってもよいことは言うまでもな
い。そして、球形に構成した例で説明したが、球形以外
の形状、例えば円錐状台形、円柱形などであってもよい
ことは言うまでもない。また、大きさを12mmとした
例で説明したが、この大きさに限定されないことは言う
までもない。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、反発
弾性が1.5%〜20%のゴム系材料、または反発弾性
が5%〜25%のスポンジ系材料で射撃用弾を構成した
ので、反発距離、跳ね返り高さおよび移動距離が小さく
なるため、標的などに当たった後に跳ね返って射手など
に当たることがなくなる。そして、万一、標的などに当
たった後に跳ね返って射手などに当たっても、弾性が大
きいので、安全である。
【0019】さらに、あまり跳ね返らないので、射撃用
弾が射手などに当たらないようにアクリルやガラスなど
で覆う必要がないため、標的が見易く、設置コストを低
減させることができるとともに、レイアウトの自由度を
増大させることができる。そして、標的などに当たって
標的などの近辺に落ちて止まるので、回収が容易にでき
るようになる。
【0020】また、ゴム系材料の反発弾性を2%〜13
%とし、スポンジ系材料の反発弾性を8%〜12%とし
たので、銃で撃つための適度な弾性、硬度を得ることが
できる。そして、球形としたので、射撃用弾の落ちる部
分が一定し、この射撃用弾の落ちる部分からわずかに傾
斜させて回収用溝などを形成すると、射撃用弾の回収が
一層容易にできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各射撃用弾の反発距離を測定した模式図であ
る。
【図2】各射撃用弾の跳ね返り高さと移動距離とを測定
した模式図である。
【図3】各射撃用弾の反発距離を測定したデータを示す
図である。
【図4】各射撃用弾の跳ね返り高さと移動距離とを測定
したデータを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F41J 3/00 F42B 6/00 F42B 6/12 F42B 8/00 A63F 9/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反発弾性が1.5%〜20%のゴム系材
    料で構成した射撃用弾。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の射撃用弾において、 反発弾性が2%〜13%である、 ことを特徴とする射撃用弾。
  3. 【請求項3】 反発弾性が5%〜25%のスポンジ系材
    料で構成した射撃用弾。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の射撃用弾において、 反発弾性が8%〜12%である、 ことを特徴とする射撃用弾。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項に
    記載の射撃用弾において、 球形である、 ことを特徴とする射撃用弾。
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US3930530A (en) * 1973-06-13 1976-01-06 Dunlop Limited Clamping device
JPS6349198U (ja) * 1986-09-10 1988-04-02
JPH07104120B2 (ja) * 1987-04-18 1995-11-13 大阪エヤゾ−ル工業株式会社 遊戯ガン用弾丸

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