JP2795746B2 - 選択された特性を現わす集団についての細胞または形成体をスクリーニングする方法および装置 - Google Patents

選択された特性を現わす集団についての細胞または形成体をスクリーニングする方法および装置

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JP2795746B2 JP2501656A JP50165690A JP2795746B2 JP 2795746 B2 JP2795746 B2 JP 2795746B2 JP 2501656 A JP2501656 A JP 2501656A JP 50165690 A JP50165690 A JP 50165690A JP 2795746 B2 JP2795746 B2 JP 2795746B2
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    • G01N2015/1024
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、一般に研究、診断または工学的目的のため
に選択された特性を表す集団を計数するための細胞また
は形成体をスクリーニングする方法および装置に関す
る。特に、本発明は電子技術と特異的単クローン性抗体
の結合した微小球とを組合わせて用い、WBC集団および
少なくとも1つの副集団についての直接分析、形成体に
ついての分析および多数部分(種類)の血液細胞の分析
に指向するものである。
背景技術 本発明は、一般に研究、診断または工学的目的のため
に選択された特性を現わす集団を数えるのに生体細胞ま
たは形成体をスクリーニングするのに用いる自動分析装
置および方法に関する。特に、本発明における自動分析
装置および方法は、このような細胞および形成体のスク
リーニングおよび選択的計数のために電子技術と抗体の
ような選択生体分子の特異性とを組合わせて用いて、細
胞および形成体を機能表現型に表わし、特に白血病、リ
ンパ腺および固体腫瘍細胞を型別に分類することができ
る。
自動血液細胞カウンターによるヒト末梢血液の通常の
完全血液細胞(complete blood cell)(CBC)分析の自
動化は、クールター エレクトロニクス インコーポレ
ーション(Coulter Electronics,Inc.)の「クールター
カウンター(COULTER COUNTER)(商標登録)」モデ
ルAにより首尾よく達成されている。この器機の電子粒
子検知システム(electronic particle sensingsyste
m)原理については米国特許第2,656,508号明細書、1953
年10月20日発行、ウォレス エッチ.クールター(Wall
ace H.Coulter)氏、に記載されている。厄介で経費の
要する光学検知装置またはレーザーの使用は、このクー
ルター電子検知原理に基づいて動作する粒子分析器機で
は回避される。
このクールター検知原理は、多くの高性能器機、例え
ば、特定のコンピュータ プログラムによりCBCパラメ
ータ、絶対細胞数、血小板数および形態、赤血球(RB
C)形態、正常および異常血液検体の解釈を実行し得る
「クールター カウンター(商標登録)」モデルSタイ
プに開発および発展されている。
クールター電子粒子検知原理は直流(DC)開口電流供
給を用いる開口検知回路が用いられている。この粒子セ
ンサは構造が簡単で、極めてがんじょうで、かつその信
頼性はアメリカおよびその他の世界じゅうの国における
臨床研究所に利用されている「クールター カウンター
(商標登録)」自動分析装置によって証明されている。
この基本の開口検出回路についての改良については米国
特許第3,502,974号明細書、(1970年発行、ウォレス
クールターおよびウォールター ホグ(Walter Hogg)
氏)に記載されている。標準直流開口電流供給のほか
に、高周波開口電流を供給して分類目的に関し追加のパ
ラメータを検出することができる。この高周波開口電流
は血液細胞の内部導電率およびその容積の関数である信
号を生じさせる。直流開口回路により同時に生じた信号
は主として細胞容積を示す通常のDC振幅信号である。無
線周波振幅を高速ディバイダー第回路を用いて直流パル
ス振幅により除算し、細胞容積および「不透明度(opac
ity)」と称され細胞容積と内部抵抗との商を得るてい
る。更に、この原理は米国特許第3,502,973号明細書、
(1970年発行、ウォレン クールターおよびウォールタ
ー ホグ氏)に記載されている。このパラメータは細胞
分類システムに適用し得る。。単一または1対の個別の
開口をこの目的に利用することができる。
種々の集団の分類は発生する信号対のデータ、すなわ
ち、粒子容積の測定値および細胞内部抵抗率の測定値を
照合することによって達成される。このデータは通常、
分散プロット図または散布図と称せられに二次元プロッ
ト図の形で表される。このプロット図はフロー サイト
メトリー アンド ソーティング(Flow Cytometry and
Sortimg)、371ページ、メラメド メラネィおよびメ
デルソン氏編集、ジョン ウィレ アンド ソンス出版
(1979)に記載されている。
第5A図は正常血液の試料データ プロット図の1例を
示している。各点は個々の細胞を示している。基線の上
の高さは細胞の相対容積を示している。直線基線の右側
への点の距離は相対不透明度を示している。正常白血球
(WBC)のプロット図(赤血球は除去されている)は大
きさおよび内部組成の本質的な差異の結果に基づく3つ
の別個の集団を表わす点の3つのクラスタを示す。必要
に応じて、適切な回路により、これらの集団を計数して
それぞれの数を得ることができる。細胞はこれらの固有
の差異に基づいて分類される。
クールター電子粒子検知原理は、最初は赤血球の計数
に、次に他の赤血球パラメータの高性能測定に適用され
た。赤血球を全末梢血液から除去することによって、白
血球集団の分析は、この赤血球除去が測定すべき残留白
血球集団の特性を有意に害さないかぎり実施することが
できる。この目的のために開発された、有用であるもの
とみなされ、広く使用されている赤血球溶解試薬は次の
白血球測定にすべての観点で完全に満足いくものではな
い。
DC容積のみまたは種々の角度における光散乱を用いる
白血球の流動分析(flow analysis)の従来の方法はリ
ンパ球、単球および顆粒球(好中球、好塩基球および好
酸球集団を含む)に相当する白血球の3つのクラスタを
示す。好酸球濃度の概算でるが有用な推定値を若干の試
料について得ることができる。第5の主な集団はこのア
プローチのためには比較的に小さすぎる。また、好酸球
は特別の蛍光技術を用いて別個のクラスタとして観察さ
れている。
これらの蛍光技術は流動細胞計測器機、例えばクール
ター コーポレーションから入手される「エピシス(EP
ICS)(商標登録)流動細胞計測器に用いられている。
この器機は、細胞をシースフローによって制限されたカ
ラム流内を移動させて一列に整列させるとともに、レー
ザービームを個別に通過させる。次に、細胞からの光散
乱および/または蛍光信号を細胞集団の分類に使用す
る。吸収染料は蛍光染料による細胞染色は追加の細胞集
団分類を可能にする。更に、自動マルチパラメータ分析
用器機および蛍光色素の開発についてはR.C.レイフ氏ほ
か「クリニカル ケミストリー(Clinical Chemistr
y)」Vol.23,ページ,1492〜98(1977)に記載されてい
る。これらの開発は白血球を4種類、すなわち、リンパ
球、単球、好酸球および顆粒球(好中球および好塩基
球)に分類する多くの同時集団分類に発展されている。
もっとも最近の分析血液学器機は、光散乱技術を細胞
のペルオキシダーゼ酵素染色(吸収染料)と用いて5部
分(種類)白血球偏差を生成している。更に、染料を単
クローン性抗体のような特異反応生体分子と組合わせる
と、白血球分類の数を高めることができ、機能細分を行
うことができる。
改良された単一自動分析器機およびこれを用いる方法
については親の特許出願である、米国出願特許第025,34
5号明細書、1987年3月13日出願、名称:選択された特
性を現わす集団の計数のために細胞または形成体をスク
リーニングする自動分析装置および方法に記載されてい
る。親の特許出願明細書では電子検知開口原理と、細胞
または形成体の定められた集団の識別および/または計
数のための選択生体分子の特異性と、微粒子技術とを組
合わせている。
選択的に付着する微粒子は少なくとも1つの集団のも
との位置に対応するパラメータの変更を可能にする。選
択された標的集団に対する微粒子のバルク付加は、測定
される容積および/または不透明度に影響を及ぼし、1
つの集団を現わす点の位置をシフト(移動)させる。
既知の特異性抗体は微粒子の被覆に用いられる。この
被覆は粒子に、抗体が特異性である抗原を現わすある細
胞に選択的に付着する能力を与える。これらの各被覆ま
たは標識細胞は粒子と細胞の組合せであり、1つの新し
い要素のようにふるまう。不透明度、容積、または不透
明度および容積のパラメータは得られた信号に及ぼす細
胞および粒子の効果の和を表わすものと思われる。それ
らの特性が異なる場合には、新しい要素はその正味の効
果により新しい位置に移動する。細胞だけの前の位置と
異なり、新しい位置は、かかる新しい要素または新しい
要素のグループの分類を可能にする。細胞に付着した粒
子が磁性である場合には、慣例に従って、新しい要素を
磁石を用いて捕捉することができること勿論である。急
速に混合すれば、研究すべき細胞の特性に悪影響を与え
ることなく1つの集団を完全に捕捉するという予期しな
い結果が得られる。
上述したDC容積および不透明度パラメータの固有のお
よび独特の特性を使用すれば、3つの個別の細胞集団の
みを血液試料から容易に識別および計数することができ
る。改良された溶解システムのような追加のステップは
多くの集団の検出および計数を可能にする。勿論、これ
らの追加の集団はリンパ球、単球および顆粒球と称され
る3つの基本集団の副集団を表わす。親の特許出願によ
って実施されるステップはこれらの基本の3つの集団の
副集団をどのようにして得るかについて説明している。
上述した簡単な開口検知技術を2つ以上の生体粒子と
組合わせて用いると、所定のクラスタの独自の新しい位
置を生ずる。点プロット図または散布図におけるこの集
団のこの選択的移動は再現することができ、1つの集団
を基本の3つの集団から分離して分類することができ
る。
DC容積および不透明度のもとの固有の組合わせを微粒
子の選択された個々の粒子への付着をにより変化させる
ことができる。選択性は、表面の被覆に使用される生体
分子、特に抗体の性質または特異性によって粒子に与え
る。表面に粒子を有しない細胞のみの集団は、他の集団
または副集団と相違しない点プロット位置を占め、互い
に区別することができない。識別、計数および研究のた
めに、特定の細胞集団に選択的に付着する粒子の添加を
用いることができる。関心のある個別の集団への十分な
質量の選択性粒子の選択的添加は、質量、容積および不
透明度の新しい独自の組合わせの結果として、集団の点
プロット位置のシフトを生ずる。
特定の細胞集団の分離が残留細胞集団の特性に著しい
影響を与えることなく達成される。例えば、本発明によ
り赤血球(RBC)を全血液から除去することによって、
これまで入手することのできる化学的RBC溶解試薬では
不可能であったT4および/またはT8リンパ球の測定がで
きるようになった。T4対T8の数の場合は、特にAIDSウィ
ルスを含む重大なウィルス感染と一致する免疫不全症を
示すのに用いられている。細胞の表面における特異的受
容体の存在は集団をサブセットに分類するのに用いるこ
とができ、これらの計数は病気の発生を見出すことがで
きる。例えば、白血球の増殖の場合には、末梢血液リン
パ球に鋭い上昇が生ずる。急速に増殖するリンパ球の副
集団がT11受容体を保持する場合には、患者は免疫異常
の危険にさらされる。
T11ポジティブリンパ球の副集団がT4受容体を保持す
る場合には、患者は日本では共通に分類される。更に、
T4受容体副集団広がりが2H4ポジティブである場合に
は、患者は多重感染の傾向であるのみならず急性白血病
であるょうが証明され、、T11,T4,2H4ポジティブ細胞に
対し抗体を生ずる患者の能力が機能的に抑制される。こ
の場合、患者は多重感染を受け、白血病および免疫不全
症について治療する必要性が生ずる。(K.タカツキ氏ほ
か、「GANN monograph on Cancer Research」28:13〜22
(1982);C.モリモト氏ほか「Coulter fapan Sympoiu
m」(1984);C.モリモト氏ほか「Immunology」134
(3):1508〜1515(1985);C.モリモト氏ほか「New En
gland Journal of Medicine」316(2):67〜71(198
7)。また、本発明は特に細胞およびウィルスのような
形成体懸濁物の分析に適用することができる。
本発明を実施する方法および装置は種々の免疫反応
体、例えば反応体および形成体または細胞を含む免疫反
応のような免疫反応の変種を用いることができる。ここ
では、細胞とは別々にまたは全体として識別することの
できる動物または植物の細胞を意味する。細胞は独立の
単位として機能することのできる生きている物体の最小
構造体である。例えば、組織からのまたは血液試料から
のヒトRBCおよびWBC集団、ガンまたは他の異常な細胞で
ある。形成体とは基質に含まれる細菌、ウィルスおよび
菌を意味する。本発明は患者の診断、監視または治療に
利用することができる。特に、本発明は、集団を除去ま
たはシフトさせて、他の手段では容易に確認することが
できない集団または副次集団を分析するのに用いること
ができる。適当に標識付けした細胞および形成体をヒト
血液細胞の例と同様に本発明の方法および装置を用いて
検知することができる。パラメータの変化を基質または
その欠乏と無関係に検知することができる。
本発明は、電子粒子検知技術と選択性生体分子の特異
性とを組合せて、臨床研究用におよび工業用自動分析装
置の分野において大きな発展を可能にする単一の万能分
析装置およびこれを用いる方法を提供することである。
ヒト末梢血液内の多数の白血球副集団、およびそれらの
相互関係の検出は医学研究およびヒトの病気の診断に重
要である。このデータは白血病のような病気の識別およ
び分類のためのスクリーニング道具として有用である。
本発明の実施によって識別される異常状態は、本明細書
およびこれに添付した図面から明らかなように、白血球
集団の検出にかぎらない研究分野における診断に関連す
る情報を与える。
本発明のもっとも有用な要点の1つは、単一のがんじ
ょうな(rugged)クールター検知処理を用いることがで
きることである。この処理は安定であって、かつ複雑
で、高価な光学システムを必要としない。RF発生器およ
び検出器の付加を必要とする回路は経済的で、小型でか
つ信頼性が高い。単一の開口がすべての場合に要求され
るが、第2または第3の開口を付加して試料処理量を経
済的に高くすることができる。
発明の開示 本発明は、集団を計数して細胞または形成体またはそ
のサブセット(副集団)により現わされた選択された特
性を識別するために細胞または形成体をスクリーニング
する方法をおよび装置を提供するものである。多数部分
または5部分(種類)白血球偏差を全血液試料から、ま
たは赤血球、および/または白血球の集団を有する試料
から得ることができる。全血液試料またはその部分をス
クリーニングしてWBC集団およびその少なくとも1つのW
BC集団サブセットの直接分析を行うことができる。RBC
集団を試料から、WBC集団およびそのサブセットの関心
のある特性に実質的に影響を与えないようにして除去ま
たは予じめ除去する。
関心のある少なくともWBC集団サブセット容積および
/または不透明度パラメータを変更し、次いで少なくと
もこの集団およびそのサブセットを電子的に分析してWB
C集団の少なくとも1つの特性を測定する。最初に少な
くとも1つのWBC集団サブセットを、関心のある集団お
よびそのサブセットの分析前に、試料から除去すること
ができる。2つのサブセットを、各サブセットに異なる
大きさの微小球を結合させることによって同時に変更さ
せることもできる。更に、多くの微小球を関心のあるWB
Cサブセットの細胞のそれぞれに結合させることができ
る。これらの処理は、光学/光技術を用いないで任意の
所望とするサブセットを含むWBCの直接分析をもたら
す。
発明を実施するモード 第1〜13図は親の特許出願第025,345号明細書に記載
されている具体例について説明している。
第1図は親の特許出願025,345号明細書に記載されて
いる細胞集団を分析する方法および装置の第1の例を全
体的にで示している。分析装置10は全血液試料における
または全血液試料からの少なくとも第1組の生存可能な
生体細胞(図に示していない)を含有する生体試料12を
含んでいる。生体試料12の細胞は定量および/または定
性測定または分析における生成学的反応に関与する。試
料12は緩衝剤を含み、これに細胞を添加することができ
る。
試料12はライン14を介し、ライン18からの少なくとも
1種の反応体16と混合する。次いで、赤血球(RBC)を
混合物から機能的に示す。RBC除去ステーション20によ
って除する。RBCは混合物から、ステーション20によ
り、多くの手段で除去することができる。RBCは反応体1
6における溶解剤によって溶解させることができる。使
用し得るかかる選択的溶解剤および冷却剤については、
名称:全血液試料から白血球を分離、識別および/また
は分析する方法および試薬システムで1987年10月10日に
出願された特許出願第130,911号明細書(この出願明細
書は同じ名称で1987年3月13日に出願した特許出願第02
5,303号のCIPである)に記載されている。反応体16には
RBC特異抗体が結合された多数の磁性微小球(図に示し
ていない)を含めることができる。この例において、使
用する特定の赤血球特異抗体は名称:ヒト末梢血液中の
白血球を回収する単クローン性抗体、およびこの単クロ
ーン性抗体を用い回収する方法で1985年11月19日に出願
された特許出願第799,489号明細書に記載されている。
また、反応体16は試料緩衝剤のほかに、または代りにあ
る緩衝剤を含めることができる。更に、反応体16は選択
性RBC溶解剤とRBC特異性微小球との組合わせを含むもの
とすることができる。
RBCを混合物から実質的に除去した後に、混合物の1
部分を白血球(WBC)分析装置22にライン24を介して供
給する。WBC分析装置22は少なくとも混合物中の多数のW
BCを計数する。またWBC分析装置22はWBCの1または2つ
以上の容積または不透明度パラメータを測定する。分析
装置22からの結果をコンパレータ26にライン28を介して
送る。
RBCを除去した混合物の第2の部分をWBCサブセット
(副集団)を減らすステーション30にライン32を介して
送る。WBCは混合物から多くの手段により減らす又は除
去することができる。WBCサブセットの1つに特異的な
単クローン性抗体が結合された微小球を混合物に加える
ことができる。非磁性微小球はWBCに結合し、その結果
としてWBCの見かけの不透明度または容積パラメータ、
即ち結合した微小球も含めたWBCの不透明度または容積
パラメータを変化またはシフトさせることができる。ま
た、磁性微小球をWBCに結合し、これを混合物から磁界
によって除去することができる。
WBCサブセットが除去された混合物または1または2
つ以上の変化されたパラメータを有する混合物をWBCサ
ブセット分析装置34にライン36を介して送る。分析結果
34は分析装置22と同じにすることができる。次いで、分
析装置34の結果をコンパレータ26にライン38を介して送
る。次いで、コンパレータ26は分析装置22からのWBC結
果を分析装置34からの変更された結果と比較して選択さ
れた白血球集団の少なくとも1つの特性、例えば特定の
範囲内の細胞数を測定する。
第2図は親の特許出願において用いられている細胞集
団を分析する方法および装置の第2の例を全体的に40で
示している。この分析装置40は全血液試料におけるまた
は全血液試料からの少なくとも第1組の生存可能な生体
細胞(図に示してない)を含有する生体試料42を含んで
いる。生体試料42の細胞は定量および/または定性測定
または分析における生物学的反応に関与する。試料42は
緩衝剤を含み、これに細胞を添加することができる。
試料42はライン44を介し、ライン48からの少なくとも
1種の反応体46と混合する。分析装置40においては、機
能的に示す、RBC除去およびWBCシフティング ステーシ
ョン50によってRBCを混合物から除去し、同時に少なく
とも1つのWBCサブセットの少なくとも1つの特性を変
化またはシフトさせる。上述したように、RBCは混合物
から、ステーション20に関し列挙した多くの手段で除去
することができる。同時に、同じ混合物部分において、
WBCを一般に非磁性微小球に結合させてWBCの見かけの不
透明度および/または容積パラメータを変化またはシフ
トさせる。
RBCが除去され且つWBCサブセットがシフトされた混合
物を分析装置52にライン54を介して送る。分析装置52は
分析装置22と実質的に同じにすることができる。これに
より、分析装置40は選択したWBC集団またはWBCサブセッ
トの少なくとも1つの特性を速やかに直接分析すること
ができる。
第1および第2の分析装置10および40の分析方法を達
成する、親の特許出願を実施する分析器機の1つの特定
の実施例を第3図に56で示す。
分析器56において、1つの特定の実施例について説明
するが、これは親の特許出願の原理に従って種々変更を
加えることができる。
分析器56は関心のある生体試料、例えば試料12または
42を分析器56に誘引するのに用いるアスピレータ ポン
プ機構58を備える。アスピレータ58をライン60を介して
試料採取弁62に連結し、この弁62を試料プローブ63に結
合することができる。溶解剤ポンプ64は反応体18または
46の一部分のような溶解剤を含むことができ、またライ
ン66を介して弁62に連結される。弁62およびポンプ58は
適当な瞬時にポンプ64を介して溶解剤と一緒に生体試料
12または42を吸引をすることができる。
次いで反応体混合物または生体試料自体を排出ライン
68を介して混合装置70に供給する。混合装置70は試料ま
たは反応体を供給する混合室72を備える。この時点から
分析装置10および40の操作は異なるので別々に記載す
る。
分析装置10の場合には、RBCがポンプ64からの溶解剤
により溶解され、次いで反応が結合した際冷却剤または
固定剤をライン76を介してステーション74から供給す
る。反応は78で機能的に示すように室72において溶解剤
と試料を混合することにより促進させることができる。
ここで用いることができる適当な混合装置70の詳細
は、参考のためここに記載するメソッド・アンド・アパ
ラタス・オア・ラピッド・ミキシング・オフ・スモール
・ボリュムス・ホア・エンファンシング・バイオロジカ
ル・レアクションズ1987年3月13日提出されたシリーズ
No.025,337に開示されている。混合装置70を用いること
により、反応温度を上げることにより起り得るような細
胞の関心のある性質を有意に損傷することなく、反応速
度が著しく速くなる。更に、一般に反応は1分よりかな
り短く、一般に15秒以下の程度で完結する。このことに
より自動高容積分析器機56の迅速分析が可能である。
RBCが溶解剤により除去された冷却反応体(ステーシ
ョン20から)をライン80を介して貯留室82に供給し、こ
の場合滞留室は混合物の第2の部分を保持する。混合物
の第1の部分を室82からライン84を介してWBC分析装置8
6(即ち分析装置22)に供給する。分析装置86は米国特
許第2,656,508号においてウォレース エッチ・クール
ターにより記載された譲受人、クールター エレクトロ
ニクス,インコーポレイテッドの多数の市販の血液細胞
カウンターに具体化されているカウント−サイズ測定技
術による多くの物理的タイプのものがある。
一般に、分析装置86はフローセンサーまたは検出室88
を備える。室88は孔92を有する変換器90を有する。室88
は流体と接触する第1電極96を有する第1部分94を備え
る。
第1の室部分94および電極96は孔92を介して第2電極
100を有する第2の室部分98と連通する。電極96と100を
活性リード線102および104でRF/DC電源および検出回路1
06に接続する。回路106は電極96と100との間にDC若しく
は低周波数電流若しくは信号と高周波信号とを供給す
る。
低周波数信号を用いて孔92を通過する細胞により生じ
る信号パルスの大きさを検出する。高周波信号を用いて
孔92を通過する同じ細胞の電気不透明度を得る。細胞の
電気不透明度の評価は、別国特許第3,502,974号および
若干の特許および前記特許以来の譲受人、クールター
エレクトロニクス,インコーボレイテッドの文献に記載
されている。ここで使用することができる一つの特定回
路はここに参考のため記載する1986年10月21日出願さ
れ、現在米国特許出願第921,654号である、ケース168,0
08におけるパーティクル・アナライザー・ホア・メジャ
リング・ザ・レジスタンス・アンド・レアクタンス・オ
ブ・ア・パーティクルに開示されている。
回路106により発生する検出細胞からの信号をDC信号
リード線108およびRF信号リード線110を介してコンパレ
ータ112(コンパレータ26と同様)に供給する。コンパ
レータ112はWBCサブセットが除去された第1部分から発
生した信号を、後述の第2部分からの結果と比較するた
めに保持することができる。
分析装置86は、既知のように、細胞をセンサ88内で集
中させるシースフローを含むものとすることができる。
シースフローは既知方法で一対のライン116と118により
センサ88に結合された流体系114により与えられる。試
料反応体混合物を導入管120を介してセンサ88に供給す
ることができ、またセンサ88から出口管122を介して廃
液容器124に供給することができる。
混合物の第1部分を分析装置86において分析する間、
第2部分を室82に保持し、一方混合室72を洗浄ライン12
6を介して浄化またはフラッシ洗浄し、廃液ライン128を
介して排出する。室72を浄化した後、第2部分を室72に
ライン130を介して戻す。ステーション30と同様に、ラ
イン134、弁136および室ライン138を介してWBC微小球を
ステーション132から添加することによりWBCサブセット
を除去する。
WBC微小球を混合機構78により第2部分と混合する。W
BC微小球が非磁性である場合には、結合したWBC微小球
を有する反応混合物をライン80、室82およびライン84を
介して分析装置86(即ち分析装置34)に供給し、第2部
分を第1部分と同様に分析し次いで結果をコンパレータ
112(即ちコンパレータ26)で比較する。第2部分にお
いては少なくとも1つのWBCサブセット細胞パラメー
タ、例えばWBCサブセットの細胞不透明度が変化し、そ
の変化した結果を測定することができる。
WBC微小球が磁性である場合には、これに結合したWBC
サブセットが磁界または磁石140により混合中および/
または混合後磁界により除去される。この磁界は室72に
対して物理的に移動する磁石140または電磁手段により
与え、磁気的に結合したWBCサブセットを捕獲すること
ができる。結合WBCサブセットが除去された第2部分を
上述したようにライン80、室82およびライン84を介して
分析装置86に供給して分析を行う(分析装置34と同
様)。
次いで分析器56を次の分析のための次の試料を採取す
るために準備させる。プローブ63をプローブ洗浄機構14
2により洗浄することができラインおよび室72と82を従
来の方法でフラッシュ洗浄することができる。引続く試
料混合物の各分析は迅速な自動法で行われる。引き続く
試料混合物の分析を行う間の期間は数分以下の程度であ
る。
分析器56の動作時に、分析装置40と同様にRBC溶解剤
/反応体46および試料42との反応混合物を室72におい
て、ステーション132からの、WBCサブセットの一つに結
合する非磁性WBC微小球と一緒に混合する。冷却剤74を
反応体混合物に添加し次いでこれをライン80、室82およ
びライン84を介してWBC分析装置86に供給して分析する
(即ち分析装置52と同様)。
或いはまた分析装置10および40のいずれかにおいて、
弁62を介して試料12または42のみを混合装置70に供給
し、溶解剤を使用しないことができる。この場合、RBC
は、RBC微小球ステーション144からライン146を介して
弁136に、従ってライン138を介して室70に供給されるRB
C特異抗体が結合された微小球を使用することにより磁
気的に除去することができる。溶解剤を利用しない場合
には、結合RBCを混合処理後に上述の磁気結合WBCとほぼ
同様の方法で磁石140により磁気的に除去する。
更に、反応の速度を加速する第2の場合には、試料と
RBC溶解剤およびRBC磁性ビーズとの反応混合物を使用す
ることができる。反応混合物を混合する場合には、溶解
剤を冷却し、結合RBCを磁気的に除去し、次いでWBCを前
述の如く分析する。
第4図に、原出願を使用する細胞集団分析法および装
置の他の例を一般に148で示す。分析装置148は再び全血
試料におけるまたは全血試料から生存し得る少なくとも
第1組の生物細胞を含有する生体試料150を含む。再び
試料150は緩衝剤を含みこれに細胞を添加する。
ライン152を介して試料150を少なくとも1つの反応体
154とライン156を介して混合する。次いでRBCを前述の
如く機能的に示すRBC除去ステーション158により除去す
る。RBCが除去された反応体混合物をライン160を介して
WBC分析装置162に供給する。分析装置162からの結果を
ライン166を介してコンパレータ164に供給し、単球
(M)、リンパ球(L)および顆粒球(G)に対する結
果を有する3部分(種類)WBC偏差が得られる。
次に混合物をライン170を介して機能的に示す好中球
(N)除去ステーション168に供給する。好中球は、前
述の如く、不透明度の如き1つのパラメータを移動させ
るかまたは変えることにより、または磁気的除去により
除去することができる。この例においては、使用される
特定のN特異抗体は1986年12月8日に出願し、現在米国
特許出願第938,864号である、ケース168,306のモノクロ
ーナル・アンチボディ・スペシフィック・ツウ・ニュー
トロフィルズに開示されている。
Nが除去または移動された混合物をライン174を介し
て他のWBC分析装置172に供給する。分析装置172の結果
をライン176を介してコンパレータ164に供給する。分析
装置172の結果を用いて、再びMとLに対する結果に加
えて、この場合にはNが移動されるかまたは除去されて
いるので、好酸球(E)および好塩基球(B)に対する
結果を有する4部分(種類)WBC偏差が得られる。次い
で分析装置162と172からの2つの分析結果をコンパレー
タ164により比較して5部分(種類)WBC偏差を形成する
ことができる。特に、Gの数からBとEの数を減ずると
除去したNの数になる。
第5A図および第5B図において、分析装置148と同様の
基本型分析方法を用いて全血試料から得た2組の散布図
の結果を示す。生体試料150は20μlの全血試料で、こ
れをRBC特異抗体が結合された磁性微小球40mlと緩衝液1
40mlとを混合してなる反応体154と混合した。反応体混
合物を15秒間混合しステーショ158における磁界に10秒
間置いた。RBCを除去した混合物を分析装置162により分
析して第5A図の散布図に示すようなL45.6(1),M5.6
(2)およびG48.7(3)のカウント(%)を得た。
次いで混合物をN特異抗体が結合された磁性微小球10
mlと混合した。混合物を30秒混合し、次いで磁界に10秒
間置いた。次いでNを除去した混合物を分析装置176に
供給し、第5B図の散布図、即ちL 81.0(1),M 0.6
(2),E 11.0(3)およびB 1.8(4)のカウント
(%)を得た。次いでコンパレータ164によりL 45.6,M
5.6,N 41.6,E 6.0およびB 1.2のカウントの5部分WBC偏
差を得た。これはスライド上の試料に対しライト染色を
使用する標準顕微鏡の5部分WBC偏差:L 44.0,M 3.4,N 4
5.0,E 6.1およびB 0.4のカウトに対応する。
第6図は、一般的に178で表わす、原出願を使用する
細胞集団分析方法および装置の他の例を示す。分析装置
178は生体試料180を有しこの試料180は再び少なくとも
第1組の存在し得る生体細胞を含みまた緩衝液を含むこ
とができる。
試料180はライン182を介して反応体184とライン186を
介して混合する。機能的に示す混合物の第1の部分をラ
イン188を介して機能的に示すRBCおよびN除去ステーシ
ョン190に供給する。前述の如くRBCとNを除去するかま
たは移動させた第1の部分をライン192を介してWBC分析
装置194に供給する。
これにより分析装置194からの結果が得られ、これを
ライン196を介してコンパレータ198に供給する。これ等
の結果はM,L,EおよびBを含む前記4部分WBC偏差を含
む。
同時に、試料180と反応体184の混合物の第2の部分を
ライン200を介して機能的に示すRBC除去ステーション20
2に供給する。RBCを除去した混合物をライン204を介し
て他のWBC分析装置206に供給する。分析装置206の結果
をライン208を介してコンパレータ198に供給する。分析
装置206の結果はM,LおよびGを含む上記3部分WBC偏差
を直接含む。次いで分析装置194と206の結果をコンパレ
ータ198により比較して5部分WBC偏差を得る。
分析装置178の方法および装置を組み込んだ特定の分
競装置の例を第7図に一般的に210で示す。再び、唯一
特定装置の細目を示したが、分析装置56と同様に分析装
置210は多くの構成で形成することができる。
装置210はアスピレータポンプ機構212を備え、これを
ライン216を介して試料採取弁214に連結する。弁214は
試料プローブ218を備え、関心のある生体試料、例えば
試料180を吸引する。希釈剤供給ポンプ220をライン222
を介して弁214に連結して試料、例えば所要に応じて全
血試料用希釈剤を供給する。混合物の第1の部分をライ
ン224および226を介し第1混合装置228に供給する。同
時に、混合物の第2の部分をライン224および230を介し
て第2混合装置232に供給する。
ミキサー228(ステーション190に匹敵する)はミキサ
ー232(ステーション202に匹敵する)にほぼ等しく、こ
れについて最初に記載する。ミキサー228は混合室234を
備えこの室に第1の混合物部分を供給する。ミキサー22
8は上記の種々の選択し得るものすべてを含み所要に応
じてRBC溶解剤に対する溶解剤供給ライン236を備えるこ
とができる。
溶解剤を用いる場合には、238で機能的に示すように
混合後冷却剤を冷却剤ライン240を介して添加する。同
時に、N特異抗体の結合した適切な磁性または非磁性微
小球を微小球の給源242からライン244を介して室234に
供給することによりNを除去する。磁性微小球Nまたは
RBCに対して使用する場合には、磁石246または磁界を用
いて磁気的に結合した細胞を除去する。
次いで混合し冷却(所要に応じ)した混合物をライン
248を介し弁250およびライン252を通してWBC分析装置25
4(即ち分析装置194)に供給する。分析装置254は分析
装置86と同じであり詳細には記載しない。再び、分析装
置254は混合物および細胞が通過す孔258を有する検知室
256を備える。シースフロー流体系260を室256に連結す
ることができる。細胞により発生する信号をRF/DC電源
および検知回路により検出し、その出力を、前記の如
く、コンパレータ264に供給する。
同時に、第2の混合物部分を混合室266に供給する。
第2の部分において、RBCだけが除去される(即ちステ
ーション202と同様)。RBCはライン268を介して室226に
供給されるRBC溶解剤により除去することができる。溶
解剤を試料と混合し次いで冷却剤を冷却剤ライン270を
介して添加する。或いはまたRBCは微小球給源272からラ
イン274を介して室266に供給するRBC特異抗体の結合し
た磁性微小球により除去することができる。微小球は機
能的に示す276において混合し、次いで磁気的に結合し
たRBC微小球を磁石278により除去する。
RBCが除去された混合物を次いでライン280を介して弁
250へ供給しライン252を介して分析装置254に供給して
上記結果を得る。ミキサー228および232は適切な夫々の
洗浄ライン282および284並びに廃液ライン286および288
並びにプローブ洗浄機構290を備え、分析する試料また
は次の試料を吸引する前に装置210を洗浄する。
第8A図および第8B図は分析装置178に類似する分析方
法を用い全血試料から得た散布図の結果を示す。この例
においては20μlの全血が試料180を形成し、RBC特異抗
体の結合した磁性微小球40μlと140μlの緩衝液の混
合液が反応体184を形成する。混合物の一部分をステー
ション202において20秒間混合し次いで磁界に10秒間お
く。RBCが除去された混合物を分析装置206で分析してL2
9.4(1),M8.1(2)およびG62.4(3)のカウントを
与える第8A図の散布図を得た。
同時に、同じ混合物の他の部分をN特異抗体の結合し
た10μlの磁性微小球と混合してステーション190にお
いてRBCとNを除去する。混合物を30秒間混合し、次い
で磁界に10秒間おく、NとRBCを除去した混合物を次い
で分析装置194により分析してL73.5(1),M21.7
(2),E3.4(3)およびB1.4(4)のカウントを与え
る第8B図の散布図を得た。2つのカウントをコンパレー
タで比較して、L29.4,M8.0,N60.8,E1.2およびB0.6の5
部分WBC偏差カウントを得た。再び顕微鏡による比較を
行った結果L29.4,M5.0,N65.0,E1.0およびB1.0より小の
カウントを得た。
第9A図および第9B図は第8A図と第8B図と同様の5部分
WBC偏差の例の散布図の結果を示す。20μlの全血試料
を第8A図および第8B図に対して記載したと同様の工程で
分析しL35.4(1),M14.6(2)およびG50.0(3)のカ
ウントを与える第9A図の散布図を得た。第9B図の散布図
はL66.4(1),M25.0(2),E6.6(3)およびB2.0
(4)のカウントを与える。得られた5部分WBC偏差のL
35.4,M14.6,N45.5,E3.5およびB1.1のカウントの結果はL
36,M11,N49,E3およびB1の顕微鏡によるカウントに匹敵
した。
第10A図および第10B図は第8A図、第8B図および第9A
図、第9B図と同様の5部分WBC偏差の散布図の結果を示
すが、本例では溶解剤を用いた。本例においては、20μ
lの全血を80μlの緩衝液および240μlの上記RBC優先
溶解剤と混合した。混合物を6秒間混合し次いで冷却剤
を添加した。この時間の長さは、約10秒より長い時間冷
却されないままの溶解剤がWBCの重要な性質に影響を与
え始めるので、重要である。RBCが除去された混合物を
分析してL25.7(1),M9.6(2)およびG65.0(3)の
カウントを有する第10A図の散布図を得た。
第2の20μlの全血試料を含む混合物の第2の部分を
120μlの緩衝剤および特異抗体の結合した磁性微小球1
0μlと組合せ30秒間混合し、次いで磁界に10秒間おい
た。
RBC優先溶解剤を用いてNが除去された混合物に添加
しこれを冷却する前6秒間混合した。得られた散布図第
10B図ではL74.6(1),M21.6(2),E2.9(3)およびB
0.8(4)のカウント(%)となった。得られた5部分W
BC偏差ではL25.6,M9.6,N63.5,E1.06およびB0.3のカウン
ト(%)となった。再び顕微鏡による比較結果はL29.4,
M5.0,N65.0,E1.0およびB1より小のカウントとなった。
第10A図および第10B図と同様の区別されている5部分
WBC偏差の散布図の結果の他の例を第11A図および第11B
図に示す。全血試料は2つの試料を第10A図および第10B
図に対して記載したと同様の工程で同時に分析した。第
11A図の散布図からL31.9(1),M17.6(2)およびG50.
4(3)のカウントが得られた。第11B図の散布図からL6
7.1(1),M24.1(2),E7.6(3)およびB1.2(4)の
カウントが得られた。得られた5部分WBC偏差はL36,M1
1,N49,E3およびB1の顕微鏡カウントに匹敵するL31.9,M1
1.4,N46.0,E3.6およびB0.7のカウントとなった。
原出願を具体化する細胞集団分析法の更に他の例を第
12図で一般的に292により示す。分析装置292は生体試料
294を有し、再び少なくとも第1組の生存し得る生体細
胞を含み所要に応じて緩衝剤を含む。
試料294をライン296を介し少なくとも1種の反応体29
8をライン300を介して両者を混合する。分析装置292に
おいて、RBCを除去し引続きまたは同時にNを機能的に
示すステーション302で移動させる。RBC除去機能を304
で示し:Nのシフトまたは移動部分を306で示し、これら
の機能を同時にまたは引続き行なうことができることを
示す。RBCは前記の如く磁気的にまたは溶解剤を用いて
或いは両者を組合せて除去することができる。NはN特
異抗体の結合した微小球を混合物に添加することにより
除去または移動させる。
RBCを除去し且つNをシフトまたは移動させて得られ
た混合物をライン308を介して分析装置310に供給する。
この場合、NがEおよびBのパターンから十分に移動さ
れ、M,L,E,BおよびNの5部分WBC偏差が直接得られる。
分析装置292の機能は装置56および210またはそれ等を僅
かに変えたもので行なうことができる。
分析装置292により直接得られる5部分WBC偏差の一例
の散布図の結果を第13図に示す。この例においては、生
体試料294は20μlの全血試料であり反応体298はN特異
抗体の結合した非磁性微小球10μlに100μlの緩衝剤
を組合せサブステーション306で30秒間混合したもので
ある。RBC優先溶解剤10μlを、次いで混合物に添加
し、これをサブステーション304で6秒間混合し然る後
冷却剤を添加する。RBCが除去されNが移動された混合
物を次いで分析装置310で分析して第13図の散布図が得
られた。これは、L35,M5,N56,E4でBが0である顕微鏡
測定に匹敵するL29.6,M13.6,N52.2,E3.4およびB1.06の
直接のカウントを与える。この特定の例では、また全血
試料をクールター・エクレトロニクス・インコーポレー
テッドの一般の細胞計算装置で分析し、L29,M11.1およ
びG59.9(N,EおよびB)が得られた。
図14〜26Dを参照して本発明の例を説明する。
図14では、白血球集団サブセット分析方法および分析
装置の第1の例を全般的に符号320で示す。分析装置320
は生体試料322を有し、試料322は全血試料中または全血
試料からのような少なくとも1個の限定可能なサブセッ
トを有する少なくとも1個の白血球集団を含む少なくと
も第1組の生存可能な生体細胞(図示せず)を含有す
る。ここに使用するように、白血球サブセットとは特異
モノクローナル抗体が結合することができる白血球集団
のサブセットである。モノクローナル抗体の名前はは今
日ではワールド・ヘルス・オルガニゼィション(Word H
ealth Organization)およびインターナショナル・イム
ノロジィ・ソサイエティ(International Immunology S
ociety)によって定められている。モノクローナル抗体
は細胞または細胞群に対する特定の特異性およびCDグル
ープに特異的なモノクローナル抗体を定義する群識別名
(クラスター・オブ・ディファレンティエーション(cl
uster of differentiation))(CD)によって定義され
ている。この命名法は。例示の目的のためのみに、次の
例ではCD4、CD8、CD2およびCD20という4種のCDクルー
プを使用した。CD名、特異性およびモノクローナル抗体
のいくつかの商業的供給源を表1に示す。
生体試料322の細胞は、定量的および定性的の一方ま
たは両方の測定または分析における生物学的反応に関与
する。試料322は緩衝剤を含有することができ、緩衝剤
に細胞を添加する。
ライン324からの試料322をライン328からの少なくと
も1種の反応体326と組み合わせる。分析装置320におい
て、この混合物から赤血球を除去し、これと同時または
これに次いで、少なくとも1個の白血球サブセットの少
なくとも1個の特性を、機能的に名付けられた赤血球除
去および白血球サブセット移動ステーション330によっ
て変化または移動させる。親の特許出願に記載されてい
るように、混合物から赤血球を、ステーション20に関し
て述べたようないくつかの方法で、ステーション330に
より除去することができる。これと同時にあるいはこれ
に次いで、同じ混合物部分中で、少なくとも1個の白血
球サブセットを該サブセットに特異的なモノクローナル
抗体を有する白血球微小球に結合させ、その結果として
白血球の見かけの不透明度および/または容量パラメー
タを変更(変化または移動)させる。
次いで、赤血球が除去されかつ白血球サブセット集団
が移動されている混合物を、ライン334を経て分析装置3
32に供給する。分析装置332は分析装置22と実質的に同
一にすることができる。関心のある白血球サブセットは
一般的に関心のある白血球集団のパーセントとして関係
づけられる。従って、分析装置320は白血球集団の選択
されたサブセットの少なくとも1個の特性を迅速に直接
分析する。分析装置320は、移動した白血球サブセット
が他の一層多数の細胞によって不明瞭にされない場合、
あるいは不明瞭にされても白血球サブセットの移動した
十分な数の細胞が識別可能である場合に、使用すること
ができる。
図15では、白血球集団サブセット分析方法および分析
装置の第2の例を全般的に符号340で示す。分析装置340
は生体試料342を有し、試料342は全血試料中または全血
試料からのような少なくとも1個のサブセットを有する
少なくとも1個の白血球集団を含む少なくとも第1組の
生存可能な生体細胞(図示せず)を含有する。この例に
おいても、生体試料342の細胞は、定量的および定性的
の一方または両方の測定または分析における生物学的反
応に関与する。試料342は緩衝剤を含有することがで
き、緩衝剤に細胞を添加する。
ライン344からの試料342をライン348からの少なくと
も1種の反応体346と組み合わせる。分析装置340におい
て、この混合物から赤血球を除去し、これと同時または
これに次いで、少なくとも1個の白血球サブセットの少
なくとも1個の特性を、機能的に名付けられた赤血球除
去および白血球サブセット移動ステーション350によっ
て変化または移動させる。前述のように、混合物から赤
血球を、ステーション20に関して述べたようないくつか
の方法で、ステーション350により除去することができ
る。この例においても、これと同時にあるいはこれに次
いで、同じ混合物部分中で、少なくとも1個の赤血球サ
ブセットを微小球に結合させて、その結果として白血球
の見かけの不透明度および/または容量パラメータを変
更(変化または移動)させる。
これと同時にあるいはこれに次いで、混合物から少な
くとも1個の白血球集団またはサブセットを除去する。
この白血球集団またはサブセットは、関心のある白血球
サブセットが白血球集団によって不明瞭にならないよう
に除去するう。これは、白血球集団に特異的なモノクロ
ーナル抗体が結合された磁性微小球に結合させた後に、
白血球集団を磁気的に除去することにより達成するのが
好ましい。
次いで、赤血球および白血球集団が除去されかつ白血
球サブセット集団が移動されている混合物を、ライン35
4を経て分析装置352に供給する。この例においても分析
装置352は分析装置22と実質的に同一にすることができ
る。
図16では、本出願を具体化し、第1および第2の分析
装置320および340による分析方法を達成することができ
る分析機器の1つの特定例を全般的に符号360で示す。
分析器360については、分析器56と同様に、1つの特
定例のみを示したが、この例は最初の親の特許出願の発
明思想に従って、極めて詳細に変えることができる。さ
らに、分析器360は全般的に機能上詳細に示されてお
り、種々の特定例を構造上多数の既知の手段で実施する
ことができる。
分析器360はアスピレータポンプ機構362を具え、アス
ピレータポンプ362を使用して関心のある生体試料、例
えば試料322または342を分析器360中に吸引する。アス
ピレータポンプ362はライン364によって試料採取弁366
に連結され、弁366は試料プローブ368に連結することが
できる。溶解剤ポンプ370は反応体326または346の一部
のような溶解剤を含むことができ、またライン372によ
って弁に連結されている。弁366およびアスピレータポ
ンプ362は適切な時期に生体試料322または342をポンプ3
70からの溶解剤と共に吸引することができる。生体試料
322または342は溶解剤とは別個に添加するのが好まし
い。
次いで、反応混合物または生体試料そのものを、排出
ライン374を得て混合装置376内に供給する。混合装置37
6は混合室378を具え、混合室378には試料または反応体
が供給される。分析装置320と340とは操作の点で僅か異
なるにすぎないので、こらを一緒に説明する。
操作の際に、赤血球がポンプ370からの溶解剤によっ
て溶解されている場合には、反応が完結した際に冷却剤
または固定剤をステーション380からライン382を経て供
給する。このとき赤血球除去反応が完結する。この反応
は機能上384で示すように混合室378内において溶解剤と
試料とを混合することによって促進される。
赤血球の除去前、除去後あるいは除去と同時に白血球
を移動させ、分析装置340の場合にはまた1個の白血球
集団またはサブセットを除去する。白血球サブセットは
特異的白血球微小球をステーション386からライン388、
弁390および混合室へのライン392を経て添加することに
より移動させる。この白血球微小球と混合物または試料
とを混合機構384によって混合する。
適当な混合装置376の詳細は混合装置70と実質的に同
一とすることができる。混合装置376を使用することに
より、例えば温度を上昇させることにより起こり得る関
心のある細胞の有意の損傷を生ずることなく、反応を促
進させることができる。さらに、一般的に反応は数分よ
りかなり短い時間で完結し、一般的に2分以内程度にし
うる。これは自動的高容量分析機器360による迅速な分
析を可能にする。
次いで、分析装置320においては、赤血球が溶解剤に
よって除去され、変更された血球サブセットを有する反
応体をライン394を経て白血球分析装置396(すなわち、
分析装置332)に供給する。分析装置396は、米国特許第
2,656,508号中にウォーレス・エッチ・クールターによ
って記載され、クールター・エレクトロニクス社の多数
の市販の血球カウンターに具体化されている計数−サイ
ズ措定技術による多くの物理的タイプのものとすること
ができる。
前述のように、一般的に、分析装置396はフローセン
サまたはフロー検知室398を具える。室398は変換器400
を具え、変換器400はこれを貫通する開口402を有する。
フロー検知室398は第1部分404を具え、第1部分404は
このなかの流体と接触する第1電極406を有する。第1
室部分404および電極406は開口402によって第2室部分4
08と連通し、第2室部分408はそのなかに第2電極410を
有する。電極406および410は活性リード線412および414
によってRF/DC電源および検知回路416に連結されてい
る。回路416は電極406と410との間において直流または
低周波の電流または信号と高周波信号との両者を供給す
る。
低周波信号は開口102を通る細胞によって生じる信号
パルスの振幅を検知するのに使用される。高周波信号は
開口402を通る同じ細胞の電気的不透明度を得るために
使用される。
細胞の電気的不透明度の測定は、米国特許第3,502,97
4号およびこの特許以降のクールター・エレクトロニク
ス社のいくつかの特許および刊行物中にウォーレス・エ
ッチ・クールターおよびウォルター・アール・ホフによ
って記載されている。ここに使用することができる特定
の1つの回路はここに参考して記載する米国特許出願第
921,654号明細書に開示されている。
検知された細胞から回路416によって生じた信号はDC
信号リード線418およびRF信号リード線420を経てコンパ
レータ422(コンパレータ26と同様のもの)に供給され
る。
分析装置396は、よく知られているように、細胞をセ
ンサ398内で集中させるシースフローを含むことができ
る。シースフローは流体系424によって提供することが
でき、流体系424は既知のように1対のライン426および
428によってセンサ398に連結されている。試料反応体混
合物は導入管430を経てセンサ398に供給することがで
き、センサ398から出口管432を経て廃棄物容器434に供
給することができる。
各操作に次いで、混合室378を、洗浄ライン436を経て
清浄にするかあるいは水で洗い流し、廃液ライン438を
経て空にする。混合室378が清浄になったら、別の試料
または試料部分を分析器360に供給することができる。
分析装置340においては、操作は分析装置320と同じで
あり。磁性白血球集団またはサブセット微小球を添加す
る。次いで、微小球に結合した白血球サブセットを、磁
界または磁石440による混合プロセス中および/または
混合プロセス後に磁界によって除去する。磁界は電磁気
手段または磁石440によって提供することができ、電磁
気手段または磁石440を混合室に関して物理的に移動さ
せて磁気的に結合している白血球サブセットを捕捉す
る。次いで、結合白血球サブセットの存在していない混
合物を、ライン394を経て前述と同様にして分析して分
析装置396に供給して分析を達成する(分析装置320と同
様である)。
次いで、次の分析のために次の試料を採取するよう分
析器360を準備する。プローブ368はプローブ洗浄機構44
2によって清浄にすることができ、ラインおよび混合室3
78は常法により水で洗い流すことができる。逐次の試料
混合物の分析はいずれも迅速かつ自動的に達成される。
逐次の試料混合物分析間の期間は5分以内程度とするこ
とができる。
分析装置320および340のいずれかにおいて、溶解剤を
使用する代りに、溶解剤を使用せずに試料322または342
を、弁366を経て混合装置376に供給することができる。
この場合には、赤血球微小球ステーション444からライ
ン446を経て弁390に、従ってライン392を経て混合室378
に供給される赤血球特異抗体が結合された微小球を使用
することにより赤血球を磁気的に除去することができ
る。溶解剤を使用しない場合には、結合赤血球も、上述
の磁気的に結合した白血球と実質的に同様にして、混合
後に磁石440により磁気的に除去される。
さらに、反応の速度または効率を促進させる第2の場
合には、試料と赤血球溶解剤と赤血球磁性ビーズとの混
合体混合物を使用することができる。この反応体混合物
を混合し、溶解剤を冷却し、結合赤血球を磁気的に除去
し、次いで白血球を前述のようにして分析する。
図17Aおよび17Bには、機器360に類似した基本型分析
装置を使用して全血試料から得た2組の結果を散布図と
して示す。2個の白血球集団を取り出し、T8サブセット
を直接分析する。T8サブセットは、T8特異抗体が結合す
る受容体または抗原を有する細胞または形成体である。
図面にはこれらをT8 +として表示する。T8特異抗体が結
合する受容体または抗原を有していない細胞または形成
体はT8 -と表示する。これらの例において、生体試料342
は混合装置376を使用して得た20マイクロリットルの全
血試料である。図17Aおよび17Bの両方において、20マイ
クロリットルの全血試料、すなわち生体試料342を、赤
血球特異抗体が結合された磁性微小球40マイクロリット
ルと緩衝液120マイクロリットルおよびNおよびE特異
抗体が結合された磁性微小球10マイクロリットルと緩衝
液30マイクロリットルとを含む反応体346と組み合わせ
た。このようなNおよびE特異抗体の具体例の1つは、
ここに参考として記載する1987年6月3日付けにて出願
された「好中球および好酸球の共通の決定部位に特異的
なモノクローナル抗体」という名称の米国特許第068,61
8号明細書に開示されている。
磁性微小球は任意の適当なタイプのものとすることが
でき、この例では米国インディアナ州、インディアナポ
リス所在のセラジン社(Seradyn,Inc.)から販売されて
いる直径0.7ミクロン、固形分10重量/容量%のポリス
チレン磁性微小球である。次いで、反応体混合物を混合
装置376内で10秒間混合し、磁石440の磁界内に15秒間置
き、次いで赤血球とEとNが除去された生成混合物を分
析装置396で分析した。得られた散布図Aを図17Aに示
す。
図17Bの散布図は、T8特異抗体が結合された非磁性微
小球12.5マイクロリットルを緩衝液12.5マイクロリット
ルと組み合わせて添加して反応体346を形成し、同様な
操作によって得たものである。T8クールター社の特異抗
体はクールター・イムノロジィ・ディビジョン(Coulte
r Immunology Division)により「クールター・クロー
ン(COULTER CLONE 」という商法登録名で販売されて
いる。この場合にも、非磁性微小球は適当なタイプのも
のとすることでき、これらの例では米国、オレゴン州ポ
ートランド存在のインターフェイシャル・ダイナミクス
社(Interfacial Dynamics)によりIDC微小球として販
売されている直径1.78ミクロン、界面活性剤を含有して
いない固形分8重量/容量%の硫酸化ポリスチレンラテ
ックス微小球である。
T8微小球の添加により結合CD8細胞は区域Bに移動
し、図17Aおよび17Bの散布図を比較することにより分る
ように、区域Bでは結合CD8細胞を個別に識別し、計数
することができる。図17Aでは、CD8細胞は残存する白血
球によって隠されている。NおよびEは散布図から除去
されており、さもなければNおよびEが図17Bにおける
移動CD8細胞の識別を不明瞭にする。図17AはNおよびE
が除去されていることを示し、他方図17BはCD8結合細胞
が区域Aから区域Bに移動したことを明瞭に示してい
る。緩衝液は米国ミズーリ州セントルイス所在のシグマ
・ケミカル社(Sigma Chemical Company)によって販売
されているリン酸塩でpHを調節した食塩水とすることが
できる。
さらに、図18Aは分析装置352からの細胞集団M,Lおよ
びGの通常の散布図、すなわち3種のパラメータのヒス
トグラム位置を示す。Gを除去しない場合には、図17B
で分るように、移動した白血球サブセットの区域Bは数
の点で遥かに多数であるGによって不明瞭になる。図18
BはEおよびNを除去した後に残っている白血球集団M,L
およびBを示す散布図である。Bがなお関心のある区域
を部分的に不明瞭にしているかもしれないが、白血球集
団のBの数の割合は十分小さいのでサブセットの割合の
所望の計算に実質的に影響を与えない。しかし、Bの寄
与を所望に応じてサブセットの割合から差し引くことが
できる。
図19A〜D、図20A〜Dおよび図21A〜Dには、3人の
患者からの各自の試料のCD2,CD4,CD8およびCD20白血球
サブセット集団の直接サブセット分析を示す。各サブセ
ット集団の場合には、28マイクロリットルの全血試料
を、NおよびE特異抗体が結合された20マイクロリット
ルの磁性微小球(2.5重量/容量%溶液)と組み合わせ
た。さらに、非磁性微小球をそれぞれ白血球サブセット
に対するそれぞれのモノクローナル抗体と一緒に試料と
組み合わせた。T4,T8,T11またはB1被覆微小球のそれぞ
れの量はいずれも40マイクロリットルである(それぞれ
1重量/容量%溶液)。それぞれの全混合物、すなわち
例えばNおよびE微小球をT8と共に、1%のウシの血清
アルブミンを含有しかつリン酸塩でpHを7.2〜7.4に調節
した食塩水である緩衝液と組み合わせて全容積を150マ
イクロリットルにした。それぞれの混合物を混合室378
内で混合装置376により2分間混合し、次いで磁界440内
に1分間置いた。これらの例では、上述の溶解剤を使用
して赤血球を逐次除去した。先ず白血球微小球を加え、
次いで例えば溶解剤ポンプ370からの、クールター・エ
レクトロニクス社から販売されているエリスロライズ
(Erythrolyse)溶血試薬のような溶解剤300マイクロリ
ットルによって溶解することにより赤血球を除去する。
次いで、この混合物をステーション380からの、クール
ター・エレクトロニクス社により販売されている白血球
保存剤であるスタビライズ(Stabilyse)のような冷却
剤120マイクロリットルで冷却する。
各散布図における右手ブロック(1)は関心のあるそ
れぞれの白血球サブセット集団を示す。図面に示されて
いるブロック1,2,3等を、関心のある白血球集団または
サブセットのまわりに目視によりあるいは自動的に適合
させて設ける。
従来の流動細胞計測法を使用して結果を比較し、本発
明方法(Shaft)と流動細胞計測法(CYT)とにより3種
の試料に関して次のパーセントで示す比較結果を得た。
図22Aも分析装置位352からの細胞集団M,LおよびGの
通常の散布図、すなわち3種のパラメータの位置を示
す。NおよびEを除去しない場合には、CD4細胞集団は
不明瞭になる。NおよびEをNおよびE特異モノクロー
ナル抗体微小球と共に図22Bに示す区域すなわちブロッ
ク1に移動させることにより、CD4集団をN及びEのも
との位置すなわち区域2内に移動させることができる。
この区域は図22Aから分るようにNおよびEによって不
明瞭になっていた。図22Cに示す例では、28マイクロリ
ットルの全血試料を、NおよびE特異モノクローナル抗
体が結合された2.2ミクロン微小球50マイクロリットル
およびT4特異モノクローナル抗体が結合された微小球50
マイクロリットルおよび希釈剤22マイクロリットルと組
み合わせた。図22BはT4微小球が存在せず、希釈剤が72
マイクロリットルである点を除けば同じであり、図22A
はどよのうな微小球も存在せず、希釈剤が122マイクロ
リットルである点を除けば同一である。
図23A〜Dには、関心のある白血球サブセットに結合
される複数個の微小球を使用する白血球直接分析の結果
を示す。図23Aおよび図23BはそれぞれL集団のみの散布
図を示し、T4白血球サブセットおよびT11白血球サブセ
ットはそれぞれ0.8ミクロン非磁性微小球と共に移動さ
れている。この移動は図23Aおよび図23Bにおいて白血球
サブセット集団を区別するのに不十分である。図23Cお
よび図23DはそれぞれL集団のみの散布図を示し、T4
血球サブセットおよびT11白血球サブセットは0.8ミクロ
ンおよび2.2ミクロンの両微小球に結合させることによ
り移動されている。0.8ミクロン微小球に結合したT4
たはT11抗体に結合するゴート(Goat)好マウスIgG抗体
を結合させることにより0.8ミクロン微小球2.2ミクロン
微小球を結合させる。
関心のある白血球サブセットに結合させた非磁性微小
球の大きさの影響を図24A〜Cに示す。この例では、28
マイクロリットルの全血試料を、NおよびE特異抗体が
結合している磁性微小球(2.5重量/容量%溶液)10マ
イクロリットルおよびT8特異抗体が結合された非磁性微
小球(1重量/容量%溶液)40マイクロリットルと組み
合わせた。T8微小球は2種の大きさの異なるものからな
り、これは散布図において移動における差を示す。この
場合にも、緩衝液を加えて容積150マイクロリットルの
混合物を形成した。この混合物を2分間混合し、磁界内
に1分間置いた。次いでNおよびEが除去された生成混
合物を溶解して赤血球を除去し、次いで分析した。図24
Aは微小球が結合していないコントロール白血球サブセ
ット、2.2ミクロン非磁性微小球が結合しているT8白血
球サブセット、および3.0ミクロン非磁性微小球が結合
しているT8白血球サブセットを示す。幅および高さは検
出された信号の標準偏差を示す。図24Bは3.0ミクロン微
小球が結合しているT8白血球サブセットの移動を示す散
布図であり、他方図24Cは2.2ミクロン微小球が結合して
いるT8白血球サブセットの移動を示す散布図である。2
つの異なる微小球についてT8白血球サブセットの分析で
求めたパーセントはそれぞれ20.9および19.3であった。
図24Bに示すように、微小球が大きい程はっきりと区別
された散布図パターンが得られるは明らかである。
図25A〜Dには、本発明による2種の白血球サブセッ
ト集団の同時の直接分析の結果を示す。この例では、28
マイクロリットルの全血試料を、NおよびE特異抗体が
結合している磁性微小球10マイクロリットル、緩衝液52
マイクロリットルおよびT8特異抗体が結合された3.0ミ
クロン非磁性微小球40マイクロリットルと組み合わせ、
2分間混合した。次に、この混合物を磁界内に1分間置
き、次いでNおよびEの除去された生成混合物を溶解し
て赤血球を除去し、次いで分析した。図25Aは微小球が
結合していないコントロール白血球サブセット試料、2.
2ミクロン非磁性微小球が結合しているT4の読み、およ
び3.0ミクロン非磁性微小球が結合しているT8の読みを
示す。この図は2種の移動した白血球サブセット集団の
間の分離を示す。図25Bは2.2ミクロン微小球に結合して
いるT4白血球サブセット集団のみが区域Aに移動してい
る散布図分析を示し、図25Cは3.0ミクロン微小球に結合
しているT8白血球サブセット集団のみが区域Bに移動し
ている散布図分析を示す。図25DはT4およびT8の両白血
球サブセット集団がそれぞれ区域AおよびBに移動して
いる散布図分析を示す。これはT4およびT8の両サブセッ
ト集団の同時分析を可能にする。
図26A〜Dには、L,MおよびGの3種の集団を、異なる
パラメータを使用して4個の異なる散布図に示す。前述
の諸例はDC対不透明度(RF/DC)を使用して示したが、
実際には2種の異なる任意のパラメータを使用して散布
図を作ることができる。図26AはDC対RF単独を使用する
散布図を示し、図26BはRF対不透明度を使用し、図26Cは
DC−RF対不透明度を使用し、図26Dは先に示したようにD
C対不透明度を使用している。さらに、NC対RFまたはRF/
DCを使用したが、周波数スペクトルの位置および/また
は位相関係の差により信号を互に分離できる限り2つの
異なる任意の周波数が使用することができる。不透明度
は本質的にRF信号の標準化であるから好ましいパラメー
タである。図26A〜Dに示すように、データの表示は所
望のように変えることができること明らかである。DCは
細胞または形成体の容積の関数であるが、RFは検知され
た細胞または形成体の内部導電率および容積の関数であ
る。
全血試料を使用して本発明の方法および装置を説明し
たが、赤血球および/または若干の白血球集団が除去さ
れている試料の一部を使用するのが望ましい場合もあ
る。赤血球を除去しているが、これは外部で行ない、本
発明の装置内では行わないようにすることもできる。こ
のような除去すなわち調整は、フィコール(ficoll)、
デキストラン、「バフィーコート」等のような溶解剤、
密度または遠心分離の技術を使用するような多くの従来
方法で行うことができる。本発明を使用する自動化され
た分析装置では、試料の分析速度および完全性の点で全
血試料を使用するのが好ましい。
上述の説明を考慮すれば、本発明の多くの変形および
変更が可能である。試料12,42,150,180,294,322および3
42は全血、細胞を含有するヒトの体液、または細菌、ウ
ィルスあるいは真菌のような形成体を含有する他の流体
とすることができる。特定した微小球の量は希釈剤容量
に対する微小球重量で表わされている。いくつかの例は
逐次工程で実施したが、これらの工程は同時に行うこと
も可能である。同時分析は複雑さの極めて小さい機器モ
ジュールの使用を可能にする。従って、本発明は、請求
の範囲に記載した範囲内において、特定の例について説
明したこととは異なるように実施することができる。
図面の簡単な説明 第1〜13図は親の特許出願第025,345号明細書に記載
されている具体例について記載している。
第1図は親の特許出願において実施されている1つの
細胞集団分析装置のブロック図; 第2図は親の特許出願において実施されている第2の
分析装置のブロック図; 第3図は第1および第2図に相当する親の特許出願に
おいて実施されている1つの特定の分析装置のブロック
図; 第4図は親の特許出願において実施されている他の分
析装置のブロック図; 第5Aおよび5B図は第2および3図について説明したと
同じ基本型の分析装置システムを用いて得た1組の結果
を示す散布図; 第6図は親の特許出願において実施されている他の分
析装置のブロック図; 第7図は親の特許出願において実施されている更に他
の分析装置のブロック図; 第8Aおよび8B図、第9Aおよび9B図、第10Aおよび10B
図、および第11Aおよび11B図は第6および7図について
説明したと同じ基本型の分析装置システムを用いて得た
それぞれの組の結果を示す散布図; 第12図は親の特許出願において実施されている更に他
の分析装置のブロック図;および 第13図は第12図について説明したと同じ基本型の分析
装置システムを用いて得た1組の結果を示す散布図であ
る。
第14〜26D図は本発明を実施する具体例について記載
している: 第14図は本発明を実施する1つのWBC集団サブセット
分析装置のブロック図; 第15図は本発明を実施する他のWBC集団サブセット分
析装置のブロック図; 第16図は第14および15図に相当する本発明を実施する
1つの特定の分析装置のブロック図; 第17Aおよび17B図は第3および16図について説明した
と同じ基本型の分析装置システムを用いて得た1組の結
果を示す散布図; 第18Aおよび18B図は第16図について説明したと同じ基
本型の分析装置システムを用いて得た結果を示してお
り、この場合第18A図はL,MおよびG集団について、およ
び第18B図はL,MおよびB集団について得た結果を示す散
布図; 第19A〜D図、第20A〜D図および第21A〜D図は異な
る患者の試料のCD4,CD8,CD2およびCD20サブセット集団
について得た結果を示す散布図; 第22A図は第18A図において示す同じ散布図であり、第
22B図はEおよびN集団のシフトすることについて示す
散布図であり、および第22C図はE,NおよびCD4集団をシ
フトすることによって示す散布図; 第23A〜D図は関心のあるWBCサブセットに結合した1
つの微小球および第1微小球に結合した第2微小球を用
いるWBCサブセットの直接分析において得た結果を示す
散布図; 第24A〜C図は本発明のシフティング分析に用いた微
小球の大きさの効果を示す散布図; 第25A〜D図は本発明の技術による2つのWBCサブセッ
ト集団の同時分析において得た結果を示す散布図;およ
び 第26A〜D図は異なるパラメータ散布図について説明
した同じ集団において得た結果を示す散布図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロドリゲス カルロス アメリカ合衆国フロリダ州 33175 マ イアミ エスダブリュー エイティーン ス ストリート11780 アパートメント 517 (72)発明者 ラッセル トーマス アメリカ合衆国フロリダ州 33186 マ イアミ エスダブリュー ワンハンドレ ッドイレブンス ストリート 14000 (72)発明者 ポール ロナルド アメリカ合衆国フロリダ州 33184 ノ ース マイアミ ビーチ エヌイー ワ ンハンドレッドナインティフォース ス トリート2355 (56)参考文献 国際公開88/7199(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 33/53 G01N 33/543

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の異なる白血球集団を有し、これらの
    集団の少なくとも一つが複数のサブセットを含む全血液
    試料内の予め選択した一つのサブセットの白血球を検出
    し、且つ/又計数する方法において、 a)前記全血液試料を処理し、前記異なる白血球集団か
    ら少なくとも一つの白血球集団を減らすステップと、 b)その後に前記全血液試料を処理し、前記予め選択し
    たサブセットの白血球に特異的に結合する単クローン性
    抗体を有する微小球を前記予め選択したサブセットの白
    血球に結合させることにより、微小球により結合された
    白血球の見かけの容積及び/又は不透明度パラメータが
    前記減らした白血球の同パラメータにほぼ等しくなるよ
    うに前記予め選択したサブセットの白血球の見かけの容
    積及び/又は不透明度パラメータを変更されるステップ
    と、 c)その後に、前記全血液試料内の全白血球の容積及び
    /又は不透明度を検出することにより前記全血液試料を
    電気的に分析し、前記変更された予め選択したサブセッ
    トの白血球を前記全血液内の白血球から検出するステッ
    プと、を具えることを特徴とする白血球検出方法。
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