JP2795130B2 - 保護継電装置 - Google Patents

保護継電装置

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JP2795130B2 JP5137195A JP13719593A JP2795130B2 JP 2795130 B2 JP2795130 B2 JP 2795130B2 JP 5137195 A JP5137195 A JP 5137195A JP 13719593 A JP13719593 A JP 13719593A JP 2795130 B2 JP2795130 B2 JP 2795130B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力系統の保護継電装置
に関し、特にアナログ入力回路の不良の場合でもトリッ
プ出力等の不要出力がでない誤動作防止回路を有する保
護継電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統において系統状態を常に監視
し、いったん故障が発生すれば、これを直ちに検出して
故障区間を切り離す保護継電装置がある。図3はこのよ
うな従来の保護継電装置のブロック図である。51a は
電力系統からの3相入力電圧のうちa相の入力電圧Va
をこの装置に適した電圧に変換する変圧器からなる相電
圧入力変換器、51b 、51c は同様にb、c相の入力
電圧Vb 、Vc 用の相電圧入力変換器、52a1、52a2
は相電圧入力変換器51a の出力を後述するA/D変換
回路に入力するために不要な周波数帯域を遮断する相電
圧フィルタ、52b1、52b2、52c1、52c2は同様の
相電圧フィルタである。
【0003】また、53a は電力系統からのa相の入力
電流Ia をこの装置に適した電流に変換する変流器から
なる相電流入力変換器、53b 、53c は同様にb、c
相の入力電流Ib 、Ic 用の相電流入力変換器、54a
1、54a2は相電流入力変換器53a の出力の不要な周
波数帯域を遮断する相電流フィルタ、54b1、54b2、
54c1、54c2は同様の相電流フィルタ、55は相電圧
フィルタ52a1〜52c2、相電流フィルタ54a1〜54
c2の出力をA/D変換するA/D変換回路、56はA/
D変換された電圧Va1〜Vc1及び電流Ia1〜Ic1からイ
ンピーダンスを演算して系統故障と判定するとリレー動
作信号を出力する演算回路である。
【0004】また、57は後述する論理和回路から不一
致信号が出力されたときはリレー動作信号のリレーへの
出力を禁止して誤動作を防止する誤動作防止回路、58
a 、58b 、58c はそれぞれ電圧Va1とVa2、Vb1と
Vb2、Vc1とVc2に設定値以上の差が生じたときは不一
致信号を出力する相電圧不一致検出回路、60a 、60
b 、60c はそれぞれ電流Ia1とIa2、Ib1とIb2、I
c1とIc2に設定値以上の差が生じたときは不一致信号を
出力する相電流不一致検出回路、61は相電圧不一致検
出回路58a 〜58c 、相電流不一致検出回路60a 〜
60c の出力の論理和をとる論理和回路である。
【0005】この保護継電装置はディジタル距離継電装
置であり、A/D変換された電圧及び電流の比、すなわ
ち送電線の距離の尺度となるインピーダンスを監視して
一定値以下になったときに故障と判定して動作する。ま
た、相電圧フィルタ52a1〜52c2の特性は全て同じで
あり、同様に相電流フィルタ54a1〜54c2の特性も全
て同じとなっている。
【0006】次に、このような保護継電装置の動作とし
て、まず電力系統に故障が発生したときの動作を説明す
る。電力系統からの3相入力電圧のうちa相の入力電圧
Va は相電圧入力変換器51a に入力され、回路に適し
た電圧に変換されて相電圧フィルタ52a1、52a2に入
力される。次いで、相電圧フィルタ52a1、52a2の出
力がA/D変換回路55によってA/D変換されてそれ
ぞれ電圧Va1、Va2として出力される。そして、b、c
相の入力電圧Vb 、Vc も同様にして変換されてA/D
変換回路55から電圧Vb1、Vb2、Vc1、Vc2として出
力される。
【0007】また、3相入力電流のうちa相の入力電流
Ia は相電流入力変換器53a に入力され、回路に適し
た電流に変換されて相電流フィルタ54a1、54a2に入
力される。次いで、相電流フィルタ54a1、54a2の出
力がA/D変換回路55によってA/D変換されてそれ
ぞれ電流Ia1、Ia2として出力される。そして、b、c
相の入力電流Ib 、Ic も同様にして変換されてA/D
変換回路55から電流Ib1、Ib2、Ic1、Ic2として出
力される。
【0008】演算回路56は、これら電圧Va1〜Vc1、
電流Ia1〜Ic1からインピーダンスを演算して系統を監
視し、電力系統に故障が発生したと判断するとリレー動
作信号を出力する。次に、誤動作防止回路57は、後述
する論理和回路61からの出力がなければこのリレー動
作信号を図示しないメイン出力リレー及びその二重化の
ためのフェールセーフリレーに出力する。よって、これ
らリレーの動作により系統に設置された図示しない遮断
器が制御されて故障区間が切り離される。
【0009】次に、電力系統が健全で相電圧フィルタ5
2a1、52a2が正常であればA/D変換回路55の出力
電圧Va1とVa2は等しくなる。ここで、例えば相電圧フ
ィルタ52a1に電子部品等の不良が発生すると、A/D
変換回路55の出力電圧Va1が異常に低下又は上昇し、
電圧Va1とVa2には差異が生じる。そして、この差異が
設定値以上になると相電圧不一致検出回路58a から不
一致信号が出力され、続いてこの不一致信号が論理和回
路61から出力される。このとき、演算回路56が故障
と判断してリレー動作信号を出力することがあるが、こ
れは相電圧フィルタ52a1の不良なので、誤動作防止回
路57は、論理和回路61から出力された不一致信号に
よりリレー動作信号のメイン出力リレー及びフェールセ
ーフリレーへの出力を禁止し、遮断器の誤動作を防止す
る。
【0010】加えて、論理和回路61から出力された不
一致信号は図示しない常時監視出力リレーに出力されて
警報が発せられる。また、他の相電圧フィルタ52a2〜
52c2が不良の場合も上記と同様である。なお、相電圧
不一致検出回路58a 〜58c の検出感度は、演算回路
56の動作感度より高感度とすることが必要で、例えば
3相入力電圧Va 〜Vc の定格電圧の5%に相当する電
圧の差異が電圧Va1、Va2に生じると動作するように設
定される。
【0011】また、電圧の場合と同様に正常時の電流I
a1とIa2は等しい。今、相電流フィルタ54a1に不良が
発生すると、電流Ia1が異常に低下又は上昇する。そし
て、電流Ia1とIa2の差異が設定値以上になると相電流
不一致検出回路60a から不一致信号が出力され、続い
てこの不一致信号が論理和回路61から出力される。よ
って、電圧の場合と同様に誤動作防止回路57は、この
不一致信号によりリレー動作信号の出力を禁止し、遮断
器の誤動作を防止する。また、他の相電流フィルタ54
a2〜54c2が不良の場合も上記と同様である。なお、相
電流不一致検出回路60a 〜60c の検出感度は、例え
ば3相入力電流Ia 〜Ic の定格電流の5%に相当する
電流の差異が電流Ia1、Ia2に生じると動作するように
設定される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の保護継電装置は
以上のように構成されているので、アナログ入力回路を
構成している相電圧フィルタ及び相電流フィルタの常時
監視のために、相電圧フィルタ及び相電流フィルタが1
相ごとに1つずつ余計に必要であり、相電圧フィルタ及
び相電流フィルタがアナログ部品のため信頼性が低下
し、スペースファクターが大きく製品コストが高くなる
という問題点があった。本発明は、上記課題を解決する
ために、回路構成が簡単で信頼性の高い保護継電装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、A/D変換回
路から出力された3相の電圧を合成する電圧合成回路
と、電圧合成回路の出力が所定値以上になると検出信号
を出力する電圧不良検出回路と、A/D変換回路から出
力された3相の電流を合成する電流合成回路と、電流合
成回路の出力が所定値以上になると検出信号を出力する
電流不良検出回路と、電圧不良検出回路、電流不良検出
回路の出力の排他的論理和をとる排他的論理和回路と、
排他的論理和回路から出力があったときはリレー動作信
号のリレーへの出力を禁止する誤動作防止回路とを有す
るものである。
【0014】また、A/D変換回路から出力された零相
電圧が所定値以上になると検出信号を出力する電圧不良
検出回路と、A/D変換回路から出力された零相電流が
所定値以上になると検出信号を出力する電流不良検出回
路と、電圧不良検出回路、電流不良検出回路の出力の排
他的論理和をとる排他的論理和回路と、排他的論理和回
路から出力があったときはリレー動作信号のリレーへの
出力を禁止する誤動作防止回路とを有するものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、電力系統からの3相入力電圧
がA/D変換された3相の電圧が電圧合成回路によって
合成され、この電圧合成回路の出力が所定値以上になる
と電圧不良検出回路から検出信号が出力される。また、
3相入力電流がA/D変換された3相の電流が電流合成
回路によって合成され、この電流合成回路の出力が所定
値以上になると電流不良検出回路から検出信号が出力さ
れる。そして、電圧不良検出回路、電流不良検出回路の
出力の排他的論理和をとる排他的論理和回路から出力が
あったときは、誤動作防止回路からリレーにリレー動作
信号が出力されなくなる。また、電力系統からの零相入
力電圧がA/D変換された零相電圧が所定値以上になる
と電圧不良検出回路から検出信号が出力される。また、
零相入力電流がA/D変換された零相電流が所定値以上
になると電流不良検出回路から検出信号が出力される。
そして、電圧不良検出回路、電流不良検出回路の出力の
排他的論理和をとる排他的論理和回路から出力があった
ときは、誤動作防止回路からリレーにリレー動作信号が
出力されなくなる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示す保護継電装置
のブロック図である。1a 、1b 、1c は相電圧入力変
換器、2a 、2b 、2c は相電圧フィルタ、3a 、3b
、3c は相電流入力変換器、4a 、4b 、4c は相電
流フィルタ、5はA/D変換回路、6は演算回路、7は
後述する排他的論理和回路から検出信号が出力されたと
きはリレー動作信号のリレーへの出力を禁止して誤動作
を防止する誤動作防止回路、8は電圧Va1、Vb1、Vc1
をベクトル合成する電圧合成回路、9は電圧合成回路8
の出力が所定値以上になると検出信号を出力する電圧不
良検出回路、10は電流Ia1、Ib1、Ic1をベクトル合
成する電流合成回路、11は電流合成回路10の出力が
所定値以上になると検出信号を出力する電流不良検出回
路、12は電圧不良検出回路9と電流不良検出回路11
の出力の排他的論理和をとる排他的論理和回路である。
【0017】この保護継電装置は図3の例と同様なディ
ジタル距離継電装置になっている。次に、このような保
護継電装置の動作を説明する。電力系統に故障が発生し
た場合の動作は図3の例と同様であって、A/D変換さ
れた電圧Va1〜Vc1、電流Ia1〜Ic1から演算回路6に
よってインピーダンスが演算され、故障が検出されると
誤動作防止回路7を介してリレー動作信号が図示しない
メイン出力リレー及びフェールセーフリレーに出力され
る。よって、図示しない遮断器が制御されて故障区間が
切り離される。
【0018】次に、アナログ入力回路が不良の場合を説
明する。電力系統が健全で3相入力電圧Va 、Vb 、V
c が平衡しており、相電圧フィルタ2a 〜2c が正常な
状態では、電圧Va1、Vb1、Vc1をベクトル合成する電
圧合成回路8の出力は、a相、b相、c相の位相が12
0°ずつずれていることから0である。
【0019】ここで、例えばa相の相電圧フィルタ2a
に電子部品等の不良が発生すると、A/D変換回路5の
出力電圧Va1が異常に低下又は上昇して電圧Va1、Vb
1、Vc1が不平衡となり、電圧合成回路8の出力は0で
なくなる。そして、電圧不良検出回路9は、電圧合成回
路8の出力があらかじめ設定された所定値以上になると
検出信号を出力する。次いで、排他的論理和回路12
は、後述する電流不良検出回路11から同様な検出信号
が出力されていなければこの検出信号をそのまま出力す
る。
【0020】よって、図3の例と同様に誤動作防止回路
7は、演算回路6からリレー動作信号が出力されてもこ
のリレー動作信号をメイン出力リレー及びフェールセー
フリレーへ出力せず、相電圧フィルタ2a の不良による
遮断器の誤動作を防止する。上記の動作は相電圧フィル
タ2b 、2c が不良になったときも同様である。なお、
電圧不良検出回路9の検出感度は、演算回路6の動作感
度より高感度とすることが必要で、例えば3相入力電圧
Va 〜Vc の定格電圧の5%に相当する電圧が電圧合成
回路8の出力に生じると動作するように設定される。
【0021】次に、相電流フィルタ4a 〜4c が不良の
場合も同様であって、正常な状態では電流Ia1、Ib1、
Ic1をベクトル合成する電流合成回路10の出力は、電
圧の場合と同様に0である。今、相電流フィルタ4a に
不良が発生すると、電流Ia1が異常に低下又は上昇して
電流Ia1、Ib1、Ic1が不平衡となり、電流合成回路1
0の出力は0でなくなる。そして、電流不良検出回路1
1は、電流合成回路10の出力があらかじめ設定された
所定値以上になると検出信号を出力する。
【0022】次いで、排他的論理和回路12は、電圧不
良検出回路9から検出信号が出力されていなければこの
検出信号をそのまま出力する。よって、電圧の場合と同
様に誤動作防止回路7によってリレー動作信号のメイン
出力リレー及びフェールセーフリレーへの出力が禁止さ
れる。なお、電流不良検出回路11の検出感度は、演算
回路6の動作感度より高感度とすることが必要で、例え
ば3相入力電流Ia 〜Ic の定格電流の5%に相当する
電流が電流合成回路10の出力に生じると動作するよう
に設定される。
【0023】電圧不良検出回路9及び電流不良検出回路
11の後に排他的論理和回路12を設けて両回路の排他
的論理和をとるのは、電圧不良検出回路9及び電流不良
検出回路11の両方から検出信号が出力されたときは電
力系統の故障であって、相電圧フィルタ2a 〜2c と相
電流フィルタ4a 〜4c とが同時に不良となることは確
率的に低いと考えることができるためである。このよう
にして図3の例と同様の動作を簡単な回路で実現するこ
とができ、アナログ部品の減少により信頼性を上げるこ
とができる。
【0024】図1の実施例では距離継電器に適用した
が、零相電圧及び零相電流から地絡故障を検出する地絡
方向継電装置に適用することもできる。図2は本発明の
他の実施例を示す保護継電装置のブロック図である。2
1は電力系統からの零相入力電圧をこの装置に適した電
圧に変換する零相電圧入力変換器、22は零相電圧フィ
ルタ、23は電力系統からの零相入力電流をこの装置に
適した電流に変換する零相電流入力変換器、24は零相
電流フィルタ、25はA/D変換回路、26はA/D変
換された電圧V01及び電流I01に基づく演算を行い地絡
故障と判定するとリレー動作信号を出力する演算回路、
27は誤動作防止回路、29は電圧V01が所定値以上に
なると検出信号を出力する電圧不良検出回路、31は電
流I01が所定値以上になると検出信号を出力する電流不
良検出回路、32は排他的論理和回路である。
【0025】零相入力電圧V0 は3相入力電圧Va 、V
b 、Vc があらかじめ合成されたものに相当し、同様に
零相入力電流I0 は3相入力電流Ia 、Ib 、Ic があ
らかじめ合成されたものに相当する。
【0026】次に、このような保護継電装置の動作を説
明する。電力系統からの零相入力電圧V0 は、零相電圧
入力変換器21によって適当な電圧に変換されて零相電
圧フィルタ22に入力され、A/D変換回路25によっ
てA/D変換されて電圧V01として出力される。また、
零相入力電流I0 は、零相電流入力変換器23によって
適当な電流に変換されて零相電流フィルタ24に入力さ
れ、A/D変換回路25によってA/D変換されて電流
I01として出力される。
【0027】演算回路26は、これら電圧V01、電流I
01に基づいた演算を行って系統を監視し、地絡故障が発
生したと判断するとリレー動作信号を出力する。以後の
動作は図1の例と同様である。
【0028】次に、アナログ入力回路が不良の場合を説
明する。電力系統が健全で零相電圧フィルタ22が正常
なときは電圧V01は0である。ここで、零相電圧フィル
タ22の不良が発生すると、電圧V01は異常な値とな
る。そして、電圧不良検出回路29は、この電圧V01が
あらかじめ設定された所定値以上になると検出信号を出
力する。以後の排他的論理和回路32、誤動作防止回路
27の動作は図1の例と同様である。
【0029】また、電力系統が健全で零相電流フィルタ
24が正常なときは電流I01は0である。ここで、零相
電流フィルタ24の不良が発生すると、電流I01は異常
な値となる。そして、電流不良検出回路31は、この電
流I01があらかじめ設定された所定値以上になると検出
信号を出力する。以後の排他的論理和回路32、誤動作
防止回路27の動作は図1の例と同様である。よって、
このようなディジタル地絡方向継電装置においても図1
の例と同様の効果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、電力系統からの3相の
入力電圧、入力電流がA/D変換された3相の電圧、電
流をそれぞれ合成して検出しその排他的論理和をとるこ
とにより、アナログ入力回路を構成している相電圧フィ
ルタ及び相電流フィルタの常時監視のために用いられて
いる余分な相電圧フィルタ及び相電流フィルタをなくす
ことができるので、回路の簡素化によって信頼性が向上
し、スペースファクターの縮小と製品コストの低減を図
ることができる。
【0031】また、電力系統からの零相入力電圧及び零
相入力電流がA/D変換された零相電圧及び零相電流を
検出してその排他的論理和をとることにより、余分な零
相電圧フィルタ及び零相電流フィルタをなくすことがで
きるので、上記と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す保護継電装置のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す保護継電装置のブロ
ック図である。
【図3】従来の保護継電装置のブロック図である。
【符号の説明】
1a 、1b 、1c 相電圧入力変換器 2a 、2b 、2c 相電圧フィルタ 3a 、3b 、3c 相電流入力変換器 4a 、4b 、4c 相電流フィルタ 5、25 A/D変換回路 6、26 演算回路 7、27 誤動作防止回路 8 電圧合成回路 9、29 電圧不良検出回路 10 電流合成回路 11、31 電流不良検出回路 12、32 排他的論理和回路 21 零相電圧入力変換器 22 零相電圧フィルタ 23 零相電流入力変換器 24 零相電流フィルタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統からの3相の入力電圧及び入力
    電流がA/D変換された3相の電圧及び電流に基づいて
    電力系統を監視し、故障を検出すると遮断器を制御する
    リレーにリレー動作信号を出力する保護継電装置におい
    て、 A/D変換回路から出力された3相の電圧を合成する電
    圧合成回路と、 前記電圧合成回路の出力が所定値以上になると検出信号
    を出力する電圧不良検出回路と、 A/D変換回路から出力された3相の電流を合成する電
    流合成回路と、 前記電流合成回路の出力が所定値以上になると検出信号
    を出力する電流不良検出回路と、 前記電圧不良検出回路、電流不良検出回路の出力の排他
    的論理和をとる排他的論理和回路と、 前記排他的論理和回路から出力があったときはリレー動
    作信号のリレーへの出力を禁止する誤動作防止回路とを
    有することを特徴とする保護継電装置。
  2. 【請求項2】 電力系統からの零相入力電圧及び零相入
    力電流がA/D変換された零相電圧及び零相電流に基づ
    いて電力系統を監視し、故障を検出すると遮断器を制御
    するリレーにリレー動作信号を出力する保護継電装置に
    おいて、 A/D変換回路から出力された零相電圧が所定値以上に
    なると検出信号を出力する電圧不良検出回路と、 A/D変換回路から出力された零相電流が所定値以上に
    なると検出信号を出力する電流不良検出回路と、 前記電圧不良検出回路、電流不良検出回路の出力の排他
    的論理和をとる排他的論理和回路と、 前記排他的論理和回路から出力があったときはリレー動
    作信号のリレーへの出力を禁止する誤動作防止回路とを
    有することを特徴とする保護継電装置。
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