JP2794887B2 - 映像切換混合装置 - Google Patents

映像切換混合装置

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JP2794887B2 JP8286190A JP8286190A JP2794887B2 JP 2794887 B2 JP2794887 B2 JP 2794887B2 JP 8286190 A JP8286190 A JP 8286190A JP 8286190 A JP8286190 A JP 8286190A JP 2794887 B2 JP2794887 B2 JP 2794887B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、画像処理装置等に使用され、互いに非同期
な複数の映像入力信号を切換えて混合する映像切換混合
装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の映像切換混合装置として、第3図に示
す装置が知られている。
互いに非同期な第1〜第nの映像入力信号Si1,Si2,
…,Sinは、映像信号切換回路12に入力されている。この
映像信号切換回路12は、制御回路11から出力される第1
の制御信号C11に基づいて、これらの映像入力信号Si1
Sinを順次切換える。この映像信号切換回路12から出力
される映像入力信号Siは、第1の同期信号分離回路13に
入力されている。
第1の同期信号分離回路13は、映像入力信号Siから同
期信号SYNCを分離する。ここで分離された同期信号SYNC
は、ブランキング信号発生回路14に入力されている。
ブランキング信号発生回路14は、同期信号SYNCに基づ
いて、映像入力信号Siのブランキング期間を示すブラン
キング信号BLを出力する。
一方、映像信号切換回路12から出力される映像入力信
号Siは、映像混合増幅回路15にも入力されている。ま
た、この映像混合増幅回路15には、制御回路11からの第
2の制御信号C2とブランキング信号発生回路14からのブ
ランキング信号BLも入力されている。映像混合増幅回路
15は、ブランキング信号BLによって特定されるブランキ
ング期間では、映像入力信号Siをそのまま通過させ、ブ
ランキング期間以外では、制御信号C2に基づいて内部で
発生する黒レベルのデータと映像入力信号Siとを合成す
る。この映像混合増幅回路15の出力Smは第2の同期信号
分離回路16に入力され、ここで同期信号SYNCが分離され
るようになっている。
第2の同期信号分離回路16で分離された同期信号SYNC
は、ブラックバースト信号発生回路17に入力されてい
る。このブラックバースト信号発生回路17は、第2の同
期信号分離回路16で分離された同期信号SYNCに基づい
て、ブラックバースト信号BBと、このブラックバースト
信号BBを付替えるタイミングを示すタイミング信号Tと
を出力する。これらの信号は同期信号付替回路18に入力
されている。同期信号付替回路18は、映像混合増幅回路
15で黒レベルと合成された映像信号を入力し、タイミン
グ信号Tに従って、ブラックバースト信号BBを付替え、
これを映像信号S0として出力するものとなっている。
このように構成された映像切換混合装置では、互いに
非同期の複数の映像入力信号が順次切り換えられて入力
される度に、第1及び第2の同期信号分離回路13,16が
映像入力信号中の同期信号を検出する。そして、検出さ
れた同期信号に基づいて、ブランキング信号及びブラッ
クバースト信号が夫々生成され、同期信号が付替えられ
て混合された映像信号S0が出力されるようになってい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の映像切換混合装置で
は、互いに非同期の複数の映像入力信号を切換えたとき
に切換え時点から最初に同期信号が検出されるまでの間
は、まだ同期が確立していないため、最終出力として得
られる信号がノイズになって現われるという問題点があ
る。
また、上述した従来の映像切換混合装置では、同期信
号分離回路13,16が2段構成になっているため、映像入
力信号を切換えてから、後段の同期信号分離回路16が切
換え後の映像入力信号の同期信号を検出するまでに時間
がかかり、上述したノイズの発生期間が長く、画質に影
響を及ぼすという問題点もある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、互いに非同期の映像入力信号の切換え時点にいおけ
るノイズの発生を防止して画質の向上を図ることができ
る映像切換混合装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る映像切換混合装置は、互いに非同期の複
数の映像入力信号(第4図(a))を切換えて出力する
切換手段と、この手段から出力される映像入力信号(第
4図(b))から同期信号を分離する同期信号分離手段
と、この手段で分離された同期信号(第4図(c))か
らブランキング期間を示す信号(第4図(d))を生成
出力するブランキング信号発生手段と、この手段からの
出力に基づいて非ブランキング期間に前記切換手段から
の映像入力信号に黒レベル信号を合成する混合処理を施
して混合増幅された映像信号(第4図(e))を得る映
像混合手段と、この手段からの出力に含まれる同期信号
に同期したブラックバースト信号(第4図(f))を発
生するブラックバースト信号発生手段と、この手段から
出力されるブラックバースト信号に基づいて前記映像混
合手段の出力の同期信号を付替える(付替タイミング信
号:第4図(g))同期信号付替手段と、前記切換手段
における前記映像入力信号の切換え時点から前記ブラッ
クバースト信号発生手段が前記同期信号を検出するまで
の期間を含む所定の期間だけ前記同期信号付替手段の出
力(第4図(h):同期信号が付け替えられた映像信号
を黒レベルに固定する手段とを有することを特徴とす
る。
[作用] 本発明によれば、切換手段での映像入力信号の切換え
時点からブラックバースト信号発生手段が同期信号を検
出するまでの期間を含む所定の期間だけ、同期信号付替
手段の出力を黒レベルに固定するようにしたので、切換
え直後から同期確立までに発生するノイズを除去するこ
とができる。
また、同期信号分離手段を1つにし、この同期信号分
離手段で分離された同期信号によってブラックバースト
信号を生成するようにすると、上記の黒レベル固定期間
も短くすることができるので、更に画質の向上を図るこ
とができる。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して本発明の実施例について
説明する。
第1図は、本発明の実施例に係る映像切換混合装置の
構成を示すブロック図である。
この装置では、制御信号1が、どの映像入力信号を出
力するかというクロスポイント制御を行なう第1の制御
信号C1と、映像入力の混合制御のための第2の制御信号
C2とに加えて、映像入力信号の切換えの直前に出力され
る第3の制御信号C3を出力するものとなっている。
互いに非同期の第1〜第nの映像信号Si1,Si2,…,Sin
は、映像信号切換回路2に入力されている。この映像信
号切換回路2は、制御回路1から出力される第1の制御
信号C1に基づいて、これらの映像入力信号Si1〜Sinを切
換え、1つの映像入力信号Siを出力する。この映像信号
切換回路2から出力される映像入力信号Siは、同期分離
回路4に供給されている。
同期分離回路4は、映像入力信号Siから同期信号を分
離する。ここで分離された同期信号SYNCは、ブランキン
グ信号発生回路5及びブラックバースト信号発生回路6
に入力されている。
ブランキング信号発生回路5は、同期信号SYNCに基づ
いてブランキング信号BLを出力する。ブラックバースト
信号発生回路6は、同期信号SYNCを入力し、同期信号SY
NCに同期したブラックバースト信号BBと、このブラック
バースト信号BBを付替えるタイミングを示すタイミング
信号Tを出力する。また、このブラックバースト信号発
生回路6は、制御回路1から出力される映像入力信号の
切換えタイミングを示す第3の制御信号C3に基づいて、
クロスポイントの切換わりから同期信号分離回路4が同
期信号を検出するまでの期間を含む一定の期間だけブラ
ックバースト信号BBを黒レベル信号に固定する。
一方、映像切換回路2から出力される映像入力信号Si
は、映像混合増幅回路7にも入力されている。また、こ
の映像混合増幅回路7には、制御回路1からの第2の制
御信号C2とブランキング信号発生回路5からのブランキ
ング信号BLも入力されている。映像混合増幅回路7はブ
ランキング信号BLによって特定されるブランキング期間
では、映像入力信号Siをそのまま通過させ、ブランキン
グ期間以外では、第2の制御信号C2に基づいて内部で発
生する黒レベルのデータと映像入力信号Siとを合成す
る。この映像混合増幅回路7の出力Smは、同期信号付替
回路8に入力されている。
同期信号付替回路8は、映像混合増幅回路7で黒レベ
ルと合成された映像信号を入力し、ブラックバースト信
号発生回路6からのタイミング信号Tに従ってブラック
バースト信号BBを付替え、これを映像信号S0として出力
する。
次に上記のように構成された本実施例に係る映像切換
混合装置の動作について説明する。
第2図は本装置の動作を示すタイミングチャート図で
ある。
制御回路1から出力される第1の制御信号C1が、第2
図に示すように、第1の映像入力信号を指定するデータ
から第2の映像入力信号を指定するデータに切り換わる
クロスポイントの切り換わり時点では、これに先立っ
て、制御回路1からこの切り変わりを予告する第3の制
御信号C3が出力される。そうすると、ブラックバースト
信号発生回路6は、これを受けて、第2図に示すよう
に、ブラックバーストデータBBを一定期間tだけ黒レベ
ルデータに固定する。この期間tは、映像入力信号の切
換わりから、ブラックバースト信号発生回路6が最初に
同期信号を検出するまでの期間を少なくとも含む長さに
設定される。また、その間、付替タイミングデータT
も、ブラックバーストデータBBが黒レベルを維持するた
めのデータを出力する。
これにより、同期信号付替回路8の出力は、切換え時
点で黒レベルに固定されることになり、その間のノイズ
の発生を防止することができる。
なお、以上の実施例では、ブランキング信号発生回路
5とブラックバースト信号発生回路6とに供給される同
期信号を、1つの同期信号分離回路4から得るようにし
たが、ブラックバースト信号発生回路6に供給される同
期信号を映像混合増幅回路7の出力から得るようにして
も良い。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、切換手段での映
像入力信号の切換え時点からブラックバースト信号発生
手段が同期信号を検出するまでの期間を含む所定の期間
だけ、同期信号付替手段の出力を黒レベルに固定するよ
うにしたので、切換え直後から同期確立までに発生する
ノイズを除去することができる。
また、同期信号分離手段を1つにし、この同期信号分
離手段で分離された同期信号によってブラックバースト
信号を生成することにより、黒レベル固定期間を短くす
ることができ、更に画質の向上を図ることが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る映像切換混合装置のブロ
ック図、第2図は同装置の動作を示すタイミングチャー
ト図、第3図は従来の映像切換混合装置のブロック図、
第4(a)乃至(h)は本発明実施例の映像切換混合装
置における各信号の波形図である。 1,11;制御回路、2,12;映像信号切換回路、4;同期信号分
離回路、5,14;ブランキング信号発生回路、6,17;ブラッ
クバースト信号発生回路、7,15;映像混合増幅回路、8,1
8;同期信号付替回路、13;第1の同期信号分離回路、16;
第2の同期信号分離回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに非同期の複数の映像入力信号を切換
    えて出力する切換手段と、この手段から出力される映像
    入力信号から同期信号を分離する同期信号分離手段と、
    この手段で分離された同期信号からブランキング期間を
    示す信号を生成出力するブランキング信号発生手段と、
    この手段からの出力に基づいて非ブランキング期間に前
    記切換手段からの映像入力信号に黒レベル信号を合成す
    る混合処理を施す映像混合手段と、この手段からの出力
    に含まれる同期信号に同期したブラックバースト信号を
    発生するブラックバースト信号発生手段と、この手段か
    ら出力されるブラックバースト信号に基づいて前記映像
    混合手段の出力の同期信号を付替える同期信号付替手段
    と、前記切換手段における前記映像入力信号の切換え時
    点から前記ブラックバースト信号発生手段が前記同期信
    号を検出するまでの期間を含む所定の期間だけ前記同期
    信号付替手段の出力を黒レベルに固定する手段とを有す
    ることを特徴とする映像切換混合装置。
  2. 【請求項2】前記ブラックバースト信号発生手段は、前
    記同期信号分離手段で分離された同期信号に基づいて前
    記ブラックバースト信号を出力するものであることを特
    徴とする請求項1に記載の映像切換混合装置。
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