JP2794265B2 - 競技動作の能力測定装置 - Google Patents

競技動作の能力測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、競技トレーニングにお
いて、実際の競技に直結した動作形態で、その競技に必
要なスピードやパワーが測定でき、さらに、競技動作と
同様な形式でトレーニングが実施できる競技動作の能力
測定装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の体力評価法は、握力、背筋力、腕
力、脚力といった簡便さに基づいた測定であったり、
膝、肘といった単関節を対象とし、しかも単関節毎に関
節の曲げ角を、例えば30度、60度、90度、120
度のように設定して行う精密な動作規定による測定であ
った。
【0003】そのため、上記の膝、肘といった単関節を
対象とした精密な動作規定による測定では、その動作規
定が精密であるがゆえに測定のための測定装置の操作が
複雑であり、しかも測定装置自体が高価であった。な
お、従来においても多関節を対象とする運動装置とし
て、実開昭59−96053号(負荷変動型トレーニ
ング器具)、実公昭62−32057号(トレーニン
グ器具)、実公平1−27802号(外腹斜筋トレー
ニングマシン)、実公平2−46926号(三角筋ト
レーニングマシン)のものが存在するが、これら各公報
に開示されている技術は、いずれも運動者のトレーニン
グを主とするものであって、競技動作の能力を測定する
ものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際の競技に
於ける動作は、例えば走る動作一つを例にとっても判る
ように多関節運動であり、しかも個々の関節部の動作は
速い動作速度を伴うものであり、したがって従来の測定
は実際の競技動作とかけ離れた測定となり、測定結果が
必ずしも実際の競技能力を反映しているものではなかっ
た。
【0005】本発明では、実際の競技に直結した動作形
態、例えば手の回転動作、手の引き動作、腿上げ・振り
下ろし動作、スクワット等の多関節運動で、実際の競技
に必要なスピードやパワーを測定し、その測定結果に基
づき実際の競技に直結した動作形態でトレーニングを行
うことによって、例えば水泳、野球、サッカー等の競技
能力を向上させるものである。さらに、この測定しよう
とする動作形態を一般人の日常生活における歩行動作、
スクワット動作等の基本動作を測定項目に加えることに
よって、広く一般の人の日常の体力を測定して体力評価
を行うとか、その体力評価に基づいて歩行動作、スクワ
ット動作等のトレーニングを実施することにより体力の
向上に役立たせるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の競技動作の能力測定装置は、一端を運動
者の身体の各部位(手・足・股・腰等)に自由に取り付
ける装着具を設けたロープの引出し代が運動者の身体の
動きを妨げることがないように構成すると共に、上下に
配置したガイドローラ間を案内される前記ロープの他端
を巻取ドラムに固定して該ロープを一方向に巻き取るよ
うにしたロープ巻取機構と、該ロープ巻取機構にワンウ
ェイクラッチを介して併設された増速機構と、該増速機
構に所定の負荷を与えるための負荷装置(電磁ブレー
)と、前記ロープの引き出し速度を検出するための検
出器と、該検出器で検出したロープ引き出し速度より求
められる加速度(a)、機構部の持つ所定の負荷
(M)、機構部の慣性質量(M)および負荷装置の
ブレーキ力(B)に基づき、ロープ荷重(運動者が発
揮した力)(L)を演算すると共に、前記検出器で検
したロープ引き出し速度(V)及び演算により求め
られたロープ荷重(L)に基づき、仕事率(L)を
演算するための演算器とで構成し、運動者の体力レベル
に応じた最適な負荷量でトレーニングが行えるように構
成する。
【0007】
【作用】本発明は、上記の構成を採用したので、実際の
競技のトレーニングを行う場合、実際の競技の動作形態
でトレーニングを実施することが可能であり、しかもそ
のトレーニングは、個々の運動者の動作能力測定結果に
基づき、動作能力測定装置の負荷を当該トレーニングに
対応するように設定して実施すると共に、トレーニング
に当たっては、その競技固有の動作形態で所定の回数繰
り返しトレーニングを行うことによって実際の競技に直
結したトレーニングを行う。また、個々の運動者の動作
能力測定結果に基づき、運動者個人個人の動作能力の弱
点を確認し、その動作を集中的にトレーニングするこも
可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図1乃至図6に基づいて本発明に係る
競技動作の能力測定装置の一実施例を詳細に説明する。
図1は本発明の競技動作の能力測定装置の要部を示す全
体斜視図、図2は競技動作の能力測定装置のロープ巻取
機構の縦断面図、図3は競技動作の能力測定装置の制御
回路、図4は表示パネルの説明図、図5は本発明に係る
競技動作の能力測定装置を腕振りトレーニングに応用し
た実施例の説明図であり、(a)は全体の概要を示す説
明図、(b)はその斜視図、図6は本発明に係る競技動
作の能力測定装置の他のトレーニング状態を示す説明図
であり、(a)は腿上げのトレーニングの説明図、
(b)は腿振り下ろしのトレーニングの説明図、(c)
はスクワットのトレーニングの説明図である。
【0009】本発明に係る競技動作の能力測定装置1
は、一端を運動者Mに固定したロープ2と、該ロープ2
の他端をロープ巻取ドラム3に固定してロープ2を一方
向に巻き取ることができるロープ巻取機構4と、該ロー
プ巻取機構4にワンウェイクラッチ5を介して併設され
た増速機構6と、該増速機構6に所定の負荷を与えるた
めの負荷装置7と、前記ロープ2の引き出し速度を検出
するための検出器8と、該検出器8で検出したロープ引
き出し速度より求めた加速度(a)、機構部の持つ所定
の負荷(ML )、機構部の慣性質量(Mi )および負荷
装置のブレーキ力(B1 )に基づき、ロープ荷重(運動
者が発揮した力)( LL ) を演算すると共に、前記検出
器で検出したロープ引き出し速度(VL )および演算に
より求められたロープ荷重(LL )に基づき、仕事率(
W ) を演算するための演算器(マイクロコンピュー
タ)9を主要部として構成されている。
【0010】ロープ2の他端を固定したロープ巻取ドラ
ム3は、同軸3aに併設した巻取バネ3bの付勢力でロ
ープ2を一方向に巻き取ることができ、巻き取ったロー
プ2を運動者Mが引き出すことによりロープ巻取ドラム
3は巻取バネ3bに抗して一方向に回転させられ、該ロ
ープ巻取ドラム3の回転は、ワンウェイクラッチ5を介
して同軸3aに併設された増速機構6を構成するタイミ
ングプーリー6aに伝達されるように成っている。そし
て、前記タイミングプーリー6aで増速された回転はタ
イミングプーリ6aに巻回したタイミングベルト6bを
介して、前記増速機構6に所定の負荷を与えるための負
荷装置7に伝達されるように成っている。なお、本実施
例では、前記負荷装置7はディスクロータ型の電磁ブレ
ーキを例に説明しているが、アウターロータ型・出力端
を抵抗で短絡した直流発電機、パウダーブレーキ等の電
磁ブレーキ等を利用することも可能である。
【0011】また、前記ロープ2の引き出し速度を検出
するための検出器8は、ロープ巻取ドラム3の側部に配
置したセンサー(回転数検出器)8aで構成され、該セ
ンサー8aで検出したロープ引き出し速度(VL )は、
前述した演算器9に入力されるように構成されている。
ところで、前記演算器9では、センサーで検出したロー
プ引き出し速度より求めた加速度(a)、機構部の持つ
所定の負荷(ML )、機構部の慣性質量(Mi)および
負荷装置のブレーキ力(B1 )に基づき、ロープ荷重
(運動者が発揮した力)( LL ) を下記の式で演算し、 LL =B1 +ML +(a×Mi ) LL :ロープ荷重(運動者が発揮した力)(Kg) B1 :ブレーキ力(Kg) ML :機構部の持つ所定の負荷(Kg) Mi :機構部の慣性質量(Kg) a :加速度(m/sec2 ) 前記検出器で検出したロープ引き出し速度(VL )およ
び前記演算により求められたロープ荷重(LL )に基づ
き、仕事率( LW ) を下記式で演算 LW =VL ×LL ×9.8 VL :ロープ引き出し速度(m/sec ) LW :仕事率(Watt ) LL :ロープ荷重(Kg) 9.8:重力加速度(m/sec2) するように構成されている。
【0012】なお、ロープ巻取ドラム3の回転は、セン
サー8aにより検出パルスとして演算器9へ入力され
る。また、この演算器9には、各種スイッチ10からの
キー入力も供給され、これら各種キー入力に基づいて所
定の演算処理が実行される。また、前述したロープ速
度、ロープ荷重、仕事率、経過時間、運動回数等は前記
演算器9に接続された表示装置20(図4参照)でそれ
ぞれ個々的に表示されるように構成されている。また、
前記演算器9は、定電流電源ユニット30に負荷装置7
の制御用のアナログ信号を供給し、負荷装置7の界磁電
流を制御することによって、運動者Mの体力等に最適な
状態でロープ2の負荷を制御し、測定およびトレーニン
グを行う。さらに、演算器9は、インターフェイス回路
40を介して、プリンタ・メモリカード・外部コンピュ
ータ等と接続することにより、前述した各種スイッチ1
0から所定のキー入力を供給する代わりに、所定のデー
タを外部から入力したり、測定結果やトレーニング結果
等を出力できる機能も装備している。
【0013】また、前記表示装置20におけるコントロ
ールボックス21のパネル面には、設定負荷・経過時間
・運動回数・ロープ速度・ロープ荷重・仕事率等の各種
表示をはじめ、その他、例えば運動者Mの個人データ・
年齢・性別・体重等や、運動中の測定データ・速度・仕
事率等も適宜表示されるように構成され、かつこれらの
各データは外部のコンピュータ等にも入出力可能に成っ
ている。また、パネル面にはデータ入力、リセット、ス
タート/ストップ、設定負荷等のスイッチおよび測定開
始合図用のブザーおよびランプが設けられており、運動
者Mは、このパネル面を適宜操作することにより所定の
入力データを設定した、測定およびトレーニングの結果
を確認することができるように構成されている。
【0014】また、前記演算器9は運動者Mに対する測
定開始を音または光で知らし、これらの合図から運動が
開始されるまでの反応時間を演算し、表示装置20で表
示することも可能である。ところで、運動者Mに固定す
るためのロープ2端には、装着具50が装備されてお
り、この装着具50は、運動者Mの身体の各部位(手・
脚・股・腰等)に自由に取り付けられるように構成され
ている。
【0015】また、運動者Mの身体の各部位(手・足・
股・腰等)に自由に取り付けられたロープ2の引出し代
は、引出し口に設けられた上下1対のガイドローラ5
1、51間に案内されているため、ガイドローラ51、
51の案内の許容範囲内でロープ2を所望の角度に引き
出すことができ、運動者Mの身体の動きを妨げることが
なく、円滑な動作が可能であるように構成されている。
以下、図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)、
(c)に基づいて本発明に係る競技動作の能力測定装置
1による動作能力測定の要領と種々のトレーニングの一
例を説明する。
【0016】本発明に係る競技動作の能力測定装置1
は、前述のようにその構造上あらゆる動作形態にも対応
可能であるが、基本的な動作形態として走、跳、投の動
作を代表する腕振り、腿上げ、腿の振り下ろし、スクワ
ットの4つの動作形態を例に掲げて説明する。 先ず、図5(a)、(b)に示した競技動作の能力測
定装置1は、腕振りの動作能力測定を行う装置であり、
この腕振り動作能力測定により運動者Mの投げあるいは
水泳のプル動作に求められる基本的動作である肩関節を
中心とした動作能力を測定することができる。
【0017】この実施例では、ベンチ60の上にうつ伏
せに寝た状態の運動者Mの手首にロープ2の一端に設け
た装着具50を固定し肘を延ばした状態で前方より後方
へ腕を振る動作を繰り返す。この繰り返し動作で引き出
されるロープ2は、ロープ巻取ドラム3を巻取バネ3b
に抗して一方向に回転し、該ロープ巻取ドラム3の回転
はワンウェイクラッチ5を介して同軸3aに併設された
タイミングプーリー6aに伝達され、タイミングプーリ
ー6aで増速された回転はタイミングベルト6bを介し
て負荷装置7に伝達される。この運動者Mの腕振り動作
はセンサー(回転数検出器)8aで検出され、演算器9
に入力されてロープ引き出し加速度(a)、機構部の持
つ所定の負荷(ML )、機構部の慣性質量(Mi )およ
び負荷装置のブレーキ力(B1 )の所データと共にロー
プ荷重(運動者が発揮した力)(LL ) あるいは仕事率
( LW ) が測定される。そして、以上の動作をそれぞれ
所定回数全力で繰り返して実施しその時の、最大速度、
最大仕事率および合図から動作開始までの反応時間を測
定し、その運動者の動作能力の指標として、予め各運動
種目毎に同様の測定を多数の運動者M(トップアスリー
トから一般人)に対して行った測定値と比較することに
よって運動能力の相対比較や各競技種目の比較を行い、
かつ目的にあった評価を得る。 次に、図6(a)、(b)に示した競技動作の能力測
定装置1は、腿上げ、腿の振り下ろしの動作能力測定を
行う装置であり、この腿上げ、腿の振り下ろし動作によ
り運動者Mの走動作の基本的動作の測定がなされる。こ
の測定は図6(a)、(b)に示すように、運動者Mの
大腿下部にロープ2を固定し、腿の振り上げまたは、振
り下ろして行われる。すなわち、この繰り返し動作で引
き出されるロープ2は、ロープ巻取ドラム3を巻取バネ
3bに抗して一方向に回転し、該ロープ巻取ドラム3の
回転がワンウェイクラッチ5を介して同軸3aに併設さ
れたタイミングプーリー6aに伝達され、タイミングプ
ーリー6aで増速された回転はタイミングベルト6bを
介して負荷装置7に伝達される。この運動者Mの腿の振
り上げまたは、振り下ろし動作はセンサー(回転数検出
器)8aで検出され、演算器9に入力されてロープ引き
出し加速度(a)、機構部の持つ所定の負荷(ML )、
機構部の慣性質量(Mi )および負荷装置のブレーキ力
(B1 )の所データと共にロープ荷重(運動者が発揮し
た力)( LL ) あるいは仕事率( LW )が測定される。
そして、以上の動作をそれぞれ所定回数全力で繰り返し
て実施しその時の、最大速度、最大仕事率および合図か
ら動作開始までの反応時間を測定し、その運動者の動作
能力の指標として、予め各運動種目毎に同様の測定を多
数の運動者M(トップアスリートから一般人)に対して
行った測定値と比較することによって運動能力の相対比
較や各競技種目の比較を行い、かつ目的にあった評価を
得る。 最後に、図6(c)に示した競技動作の能力測定装置
1は、スクワット動作能力測定を行う装置であり、この
スクワット動作により運動者Mの跳動作の基本動作であ
り、日常生活における椅子からの立ち上がり動作といっ
た基本動作の測定がなされる。この測定は図6(c)に
示すように、運動者Mの腰にロープ2を固定し、ベンチ
に腰を下ろした状態より垂直に立ち上がる動作を行うこ
とにより実施する。すなわち、この繰り返し動作で引き
出されるロープ2は、ロープ巻取ドラム3を巻取バネ3
bに抗して一方向に回転し、該ロープ巻取ドラム3の回
転がワンウェイクラッチ5を介して同軸3aに併設され
たタイミングプーリー6aに伝達され、タイミングプー
リー6aで増速された回転はタイミングベルト6bを介
して負荷装置7に伝達される。この運動者Mの腿の振り
上げまたは、振り下ろし動作はセンサー(回転数検出
器)8aで検出され、演算器9に入力されてロープ引き
出し加速度(a)、機構部の持つ所定の負荷(ML )、
機構部の慣性質量(Mi )および負荷装置のブレーキ力
(B1 )の所データと共にロープ荷重(運動者が発揮し
た力)( LL ) あるいは仕事率( LW ) が測定される。
そして、以上の動作をそれぞれ所定回数全力で繰り返し
て実施しその時の、最大速度、最大仕事率および合図か
ら動作開始までの反応時間を測定し、その運動者の動作
能力の指標として、予め各運動種目毎に同様の測定を多
数の運動者M(トップアスリートから一般人)に対して
行った測定値と比較することによって運動能力の相対比
較や各競技種目の比較を行い、かつ目的にあった評価を
得る。
【0018】ところで、上記の競技動作の能力測定装置
1により種々の競技のトレーニングを行う場合は、その
競技動作により近い形態でトレーニングを実施すること
によってその実際の競技のトレーニング効果を上げるこ
とができる。なお、前記動作能力測定結果に基づき競技
動作の能力測定装置1の負荷を当該トレーニングに対応
した負荷に設定し、当該トレーニングを所定回数繰り返
して行うことで、実際の競技に直結したトレーニングが
行える。また、個々の運動者Mの動作能力測定結果に基
づき、運動者M個人の動作能力の弱点を確認し、その動
作を集中的にトレーニングすることも可能となる。
【0019】以上説明したように、本発明に係る競技動
作の能力測定装置は、運動者がロープを所望の角度に引
き出すことにより、各競技動作や日常の基本動作に直結
した多関節運動におけるスピードやパワーを測定し、競
技能力及び日常行動能力に即した体力評価を行うことが
できる。さらに、この評価に基づきトレーニングを実施
することにより効果的に競技能力及び日常行動能力を向
上させることができる等種々の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の競技動作の能力測定装置の要部を示
す全体斜視図。
【図2】は競技動作の能力測定装置のロープ巻取機構の
縦断面図。
【図3】は競技動作の能力測定装置の制御回路。
【図4】は表示パネルの説明図。
【図5】(a)は本発明に係る競技動作の能力測定装置
を腕振りトレーニングに応用した実施例の全体の概要を
示す説明図、(b)はその斜視図。
【図6】は本発明に係る競技動作の能力測定装置の他の
トレーニング状態を示す説明図であり、(a)は腿上げ
のトレーニングの説明図、(b)は腿振り下ろしのトレ
ーニングの説明図、(c)はスクワットのトレーニング
の説明図。
【符号の説明】
1 競技動作の能力測定装置 2 ロープ 3 ロープ巻取ドラム 3a 軸 3b 巻取バネ 4 ロープ巻取機構 5 ワンウェイクラッチ 6 増速機構 6a タイミングプーリー 6b タイミングベルト 7 負荷装置 8 検出器 8a センサー(回転数検出器) 9 演算器(マイクロコンピュータ) 10 各種スイッチ 20 表示装置 21 コントロールボックス 30 定電流電源ユニット 40 インターフェイス回路 50 装着具 51 ガイドローラ 60 ベンチ M 運動者

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を運動者の身体の各部位(手・足・股
    ・腰等)に自由に取り付ける装着具を設けたロープの引
    出し代が運動者の身体の動きを妨げることがないように
    構成すると共に、上下に配置したガイドローラ間を案内
    される前記ロープの他端を巻取ドラムに固定して該ロー
    プを一方向に巻き取るようにしたロープ巻取機構と、該
    ロープ巻取機構にワンウェイクラッチを介して併設され
    た増速機構と、該増速機構に所定の負荷を与えるための
    負荷装置と、前記ロープの引き出し速度を検出するため
    の検出器と、該検出器で検出したロープ引き出し速度よ
    り求められる加速度(a)、機構部の持つ所定の負荷
    (M)、機構部の慣性質量(M)および負荷装置の
    ブレーキ力(B)に基づき、ロープ荷重(運動者が発
    揮した力)(L)を演算すると共に、 L=B+M+(a×M) L:ロープ荷重(運動者が発揮した力)(Kg) B:ブレーキ力(Kg) M:機構部の持つ所定の負荷(Kg) M:機構部の慣性質量(Kg) a:加速度(m/sec) 前記検出器で検出したロープ引き出し速度(V)及び
    演算により求められたロープ荷重(L)に基づき、仕
    事率(L)を演算するための L=V×L×9.8 V:ロープ引き出し速度(m/sec) L:仕事率(Watt) L:ロープ荷重(Kg) 9.8:重力加速度(m/sec) 演算器とで構成したことを特徴とする競技動作の能力測
    定装置。
  2. 【請求項2】前記演算器には運動者の個人データ(年齢
    ・性別・体重等)が入力可能で、しかも運動中の測定デ
    ータ(速度・仕事率等)は所定の表示装置により表示で
    きるようにしたことを特徴とする請求項1記載の競技動
    作の能力測定装置。
  3. 【請求項3】前記運動者の個人データ(年齢・性別・体
    重等)や、運動中の測定データ(速度・仕事率等)は外
    部のコンピュータ等に入出力できるように構成したこと
    を特徴とする請求項1記載の競技動作の能力測定装置。
  4. 【請求項4】前記運動者に対する測定開始は音または光
    で知らすことができ、これら測定開始データは演算器に
    外部データとして入力可能であり、該データによる合図
    から運動が開始されるまでの反応時間を演算し、表示装
    置で表示できるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の競技動作の能力測定装置。
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