JP2793638B2 - イオントフォレーシス装置 - Google Patents
イオントフォレーシス装置Info
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- JP2793638B2 JP2793638B2 JP19001289A JP19001289A JP2793638B2 JP 2793638 B2 JP2793638 B2 JP 2793638B2 JP 19001289 A JP19001289 A JP 19001289A JP 19001289 A JP19001289 A JP 19001289A JP 2793638 B2 JP2793638 B2 JP 2793638B2
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- Japan
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- iontophoresis device
- drug
- iontophoresis
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、直流電流によるイオンの流動を利用して、
薬物を皮膚又は粘膜に注入するイオントフォレーシス装
置に関するものである。
薬物を皮膚又は粘膜に注入するイオントフォレーシス装
置に関するものである。
従来技術とその問題点 内服薬は、患部に供給される必要量の100倍以上を服
用する必要があるが、イオントフォレーシスによれば、
局部に注入できるので1/100の量でよい。又、貼り薬が
提案されているが、これは吸収が遅い。イオントフォレ
ーシスによれば、数十倍から数百倍の早さで吸収され
る。さらに、注射の場合のように、注射針による痛み
や、感染の危険を伴わずに薬の投与ができる。イオント
フォレーシスは、上述のようにメリットがあるが、消費
電力の大部分が水の電解に消費されてしまう点に問題が
あった。
用する必要があるが、イオントフォレーシスによれば、
局部に注入できるので1/100の量でよい。又、貼り薬が
提案されているが、これは吸収が遅い。イオントフォレ
ーシスによれば、数十倍から数百倍の早さで吸収され
る。さらに、注射の場合のように、注射針による痛み
や、感染の危険を伴わずに薬の投与ができる。イオント
フォレーシスは、上述のようにメリットがあるが、消費
電力の大部分が水の電解に消費されてしまう点に問題が
あった。
発明の目的 本発明は、上記の欠点を除くもので、水電解による消
費エネルギーを最小にし、電気エネルギーの大部分を薬
注エネルギーに利用するイオントフォレーシス装置を提
供することを目的とする。
費エネルギーを最小にし、電気エネルギーの大部分を薬
注エネルギーに利用するイオントフォレーシス装置を提
供することを目的とする。
発明の構成 本発明は上記目的を達成するべく、 皮膚又は粘膜に電圧を印加し、電気的に薬剤を泳動せ
しめて、人体に注入するイオントフォレーシス装置にお
いて、薬剤溶液と接触する陽陰電極の表面に、水電解に
よるガス発生を低下せしめる物質を配置せしめることを
特徴とするイオントフォレーシス装置である。又、電極
表面に重金属を配置せしめた前記イオントフォレーシス
装置である。
しめて、人体に注入するイオントフォレーシス装置にお
いて、薬剤溶液と接触する陽陰電極の表面に、水電解に
よるガス発生を低下せしめる物質を配置せしめることを
特徴とするイオントフォレーシス装置である。又、電極
表面に重金属を配置せしめた前記イオントフォレーシス
装置である。
作用 皮膚又は粘膜に電圧を印加し、薬剤を経皮注入する装
置において、電極表面の金属を陽極は酸素発生の少ない
物質、陰極は水素発生の少ない物質を配し、電極表面か
らの水電解によるガス発生を抑制した。
置において、電極表面の金属を陽極は酸素発生の少ない
物質、陰極は水素発生の少ない物質を配し、電極表面か
らの水電解によるガス発生を抑制した。
実施例 以下、本発明の詳細について一実施例により説明す
る。
る。
第１図は、本発明の一実施例によるイオントフォレー
シス装置の模式図であり、第１図において、１は直流電
圧を印加するための薄型電池、２は陽極で表面が金の電
極、３の生理食塩水に薬剤を溶解させた電解液が接して
いる。４は陰極で表面が亜鉛の電極で、５のガーゼに含
ませた生理食塩水と接している。
シス装置の模式図であり、第１図において、１は直流電
圧を印加するための薄型電池、２は陽極で表面が金の電
極、３の生理食塩水に薬剤を溶解させた電解液が接して
いる。４は陰極で表面が亜鉛の電極で、５のガーゼに含
ませた生理食塩水と接している。
第２図は、電極の相違による効果を確認するための、
試験装置の模式図であり、６の印加電圧を可変できる直
流電源の他は、上記の実施例と同一の構成である。７は
皮膚である。
試験装置の模式図であり、６の印加電圧を可変できる直
流電源の他は、上記の実施例と同一の構成である。７は
皮膚である。
本発明の実施例において、陽極に金、陰極に亜鉛を用
いたイオントフォレーシス装置をＩとし、従来の、陽
極、陰極ともに、白金を用いたイオントフォレーシス装
置をIIとして、電極面積が1cm2、通電時間５分で、同一
量の薬剤を注入するのに必要な印加電圧を第２図の試験
装置で測定した。その結果を次表に示す。
いたイオントフォレーシス装置をＩとし、従来の、陽
極、陰極ともに、白金を用いたイオントフォレーシス装
置をIIとして、電極面積が1cm2、通電時間５分で、同一
量の薬剤を注入するのに必要な印加電圧を第２図の試験
装置で測定した。その結果を次表に示す。
陽極の電極材料としては、金のほかに、白金、イリジ
ウム、ロジウム、ニッケルがガスの発生を抑える効果が
あり、陰極の電極材料としては、亜鉛のほか、鉛、銅、
銀が有効であった。
ウム、ロジウム、ニッケルがガスの発生を抑える効果が
あり、陰極の電極材料としては、亜鉛のほか、鉛、銅、
銀が有効であった。
以上のように本発明によれば、電極からのガスの発生
が抑えられるので、薬剤の注入が効率よく行なえること
から、電池の電圧を低く設定でき安定性が向上する効果
が得られる。
が抑えられるので、薬剤の注入が効率よく行なえること
から、電池の電圧を低く設定でき安定性が向上する効果
が得られる。
発明の効果 上述した如く、本発明は水電解による消費エネルギー
を最小にし、電気エネルギーの大部分を薬注エネルギー
に利用するイオントフォレーシス装置を提供することが
出来るので、その工業的価値は極めて大である。
を最小にし、電気エネルギーの大部分を薬注エネルギー
に利用するイオントフォレーシス装置を提供することが
出来るので、その工業的価値は極めて大である。
第１図は本発明の一実施例によるイオントフォレーシス
装置の模式図であり、第２図は、試験装置の模式図であ
る。 １……電池、２……陽極 ３……薬剤含有生理食塩水、４……陰極 ５……生理食塩水、６……直流電源 ７……皮膚
装置の模式図であり、第２図は、試験装置の模式図であ
る。 １……電池、２……陽極 ３……薬剤含有生理食塩水、４……陰極 ５……生理食塩水、６……直流電源 ７……皮膚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−44092（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−115578（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−16573（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−156651（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A61N 1/30
Claims (2)
- 【請求項１】皮膚に電圧を印加し、電気的に薬剤を泳動
せしめて、人体に注入するイオントフォレーシス装置に
おいて、薬剤溶液と接触する陽陰電極の表面に、水電解
によるガス発生を低下せしめる物質を配置せしめたこと
を特徴とするイオントフォレーシス装置。 - 【請求項２】電極表面に重金属を配置せしめた請求項１
記載のイオントフォレーシス装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19001289A JP2793638B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | イオントフォレーシス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19001289A JP2793638B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | イオントフォレーシス装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0351062A JPH0351062A (ja) | 1991-03-05 |
| JP2793638B2 true JP2793638B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=16250906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19001289A Expired - Fee Related JP2793638B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | イオントフォレーシス装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2793638B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3459724B2 (ja) | 1996-03-17 | 2003-10-27 | 久光製薬株式会社 | イオントフォレーシス用電極デバイス |
-
1989
- 1989-07-20 JP JP19001289A patent/JP2793638B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0351062A (ja) | 1991-03-05 |
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