JP2793520B2 - 有音判定回路 - Google Patents

有音判定回路

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JP2793520B2
JP2793520B2 JP7124876A JP12487695A JP2793520B2 JP 2793520 B2 JP2793520 B2 JP 2793520B2 JP 7124876 A JP7124876 A JP 7124876A JP 12487695 A JP12487695 A JP 12487695A JP 2793520 B2 JP2793520 B2 JP 2793520B2
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裕 山上
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有音判定回路に関し、特
にデジタル信号処理による有音判定回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の有音判定回路は、無線通
信機の送受信自動切り替えや録音装置の自動録音制御な
どに用いられている。たとえば、図7は従来の有音判定
回路の構成を示すブロック図である。
【0003】図7を参照すると、この従来の有音判定回
路は、可聴周波数帯の交流信号を含む音声信号を整流す
る整流回路71と、この整流回路71の出力信号に含ま
れる交流成分を除去する平滑回路72と、この平滑回路
72の出力と既設定の基準値とを比較し比較結果を判定
出力信号として出力する比較回路73と、既設定の基準
値を生成する基準値発生回路74とから構成されてい
る。
【0004】次に、図7およびその動作の1例を示す波
形図である図8(a)〜(d)を参照して、この従来の
有音判定回路の動作を説明する。この従来の有音判定回
路において、整流回路61に図8(a)に示すような音
声信号を入力すると、整流回路71の出力には図8
(b)に示すような脈流信号が発生し、さらに平滑回路
72の出力には図8(c)に示すような平滑化された信
号が現れる。この平滑回路72の出力は比較回路73で
既設定の基準値と比較される。比較回路73の出力は、
図8(d)に示す判定出力信号として、平滑回路72の
出力が基準値を上回っているときに論理値“1”を出力
し、逆に平滑回路72の出力が基準値を下回っていると
きは論理値“0”を出力する。
【0005】以上説明したように、図7に示した従来の
有音判定回路は、一定以上の振幅の音声信号が一定時間
以上継続して入力すると論理値“1”を出力し、有音で
あることを通知する作用を成す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】有音判定回路の主な応
用分野は、無線通信機の送受信自動切り替えや録音装置
の自動録音などがある。また、携帯電話のように小型の
電池で長時間の通話を可能とすることが要求される分野
に於いては、電力消費を最小限に抑えるために無音時の
送信を停止しなければならないので、有音判定回路が必
要である。何れも有音判定の対象音声信号が送信または
録音の対象でもある。したがって、有音判定回路の判定
遅延が大きいと、音声が入力し始めてから送信または録
音が開始するまでの遅延が大きくなる。その結果、送信
または録音される音声信号の語頭が欠落してしまい、特
に語頭が子音の場合には会話に支障を生じるという問題
がある。
【0007】したがって、有音判定回路には、音声が入
力し始めてから有音と判定されるまでの遅延が少なく、
しかも音声以外の不要な雑音によって誤判定しないこと
が要求されている。
【0008】しかし、上述した従来の有音判定回路で
は、平滑化回路が本質的に遅延を伴うので、音声が入力
してから判定出力が論理値“1”になるまでに遅延を生
ずる原因となっている。
【0009】判定遅延を短縮するためには平滑回路の時
定数を小さくするか、または比較回路に供給する判定レ
ベルを低く設定しなければならない。一方、雑音に対す
る許容レベルを緩和するためには判定レベルを高く設定
する必要があり、またパルス状の雑音による誤判定を防
止するためには平滑回路の時定数を大きくする必要があ
る。つまり判定時間の短縮と雑音に対する許容レベルの
緩和は両立し得ない問題であった。
【0010】また、有音判定遅延を容認する代わりに音
声伝達系に遅延回路を挿入することによって、有音判定
よりも音声の送出を相対的に遅らせれば、語頭の子音が
欠落する問題が解決される。しかしながら、この方法は
伝送する音声信号の遅延を増大するので、録音や単一方
向の通信の場合には効果があるものの、双方向の通信、
特に電話の場合には不自然な残響の原因となって、通話
品質を劣化させてしまう欠点がある。したがって音声伝
達系に遅延回路を挿入する方法は電話への応用に適して
おらず、有音判定遅延そのものを短縮しなければ根本的
な問題解決にならなかった。
【0011】以上説明したように、従来の有音判定回路
では、信号自体の遅延を伴わず、有音判定時間が短く、
しかも雑音に対する十分な許容量を持つ有音判定回路を
実現することは、非常に困難であった。
【0012】したがって、本発明の目的は、有音判定回
路において、雑音に対する十分な許容量を維持し有音判
定時間を短縮することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の有音判定回路
構成は、入力される音声信号をデジタル信号に変換する
AD変換回路(11)と、このAD変換回路の出力信号
を絶対値に変換する絶対値化回路(12)と、この絶対
値化回路からの入力信号を予め設定した下限値と比較し
その入力信号の値が前記下限値より大きいときその入力
信号を出力しその入力信号の値が前記下限値より小さい
とき前記下限値を出力する下限値制限回路(13)と、
この下限値制限回路の出力信号を平滑化するデジタルロ
ーパスフィルタ(14)と、このデジタルローパスフィ
ルタの出力信号を前記下限値より大きく設定された基準
値と比較しその結果を判定出力信号として出力する比較
回路(15)とを備えることを特徴とする。なお、入力
される音声信号をデジタル信号に変換するAD変換回路
(11)と、このAD変換回路の出力信号を絶対値に変
換する絶対値化回路(12)と、この絶対値化回路から
の入力信号を一方の加算入力とし他方の加算入力と加算
する加算器(46)と、この加算器の出力を予め設定し
た下限値と比較しその入力信号の値が前記下限値より大
きいときその入力信号を出力しその入力信号の値が前記
下限値より小さいとき前記下限値を出力する下限値制限
回路(13)と、この下限値制限回路の出力信号を遅延
させる遅延器(47)と、この遅延器の出力を所定比率
で変換し前記加算器の他方の加算入力とする乗算器(4
5)と、前記下限値制限回路の出力信号を前記下限値よ
り大きく設定した基準値と比較しその結果を判定出力信
号として出力する比較回路(15)とを備えることがで
き、また、入力される音声信号をデジタル信号に変換す
るAD変換回路(11)と、このAD変換回路の出力信
号を絶対値に変換する絶対値化回路(12)と、この絶
対値化回路からの入力信号を一方の加算入力とし他方の
加算入力と加算する加算器(56)と、この加算器の出
力を予め設定した下限値と比較しその入力信号の値が前
記下限値より大きいときその入力信号を出力しその入力
信号の値が前記下限値より小さいとき前記下限値を出力
する下限値制限回路(13)と、この下限値制限回路の
出力信号を遅延させる遅延器(57)と、この遅延器の
出力を所定比率で変換し前記加算器の他方の加算入力と
する乗算器(55)と、前記加算器の 出力信号を前記下
限値より大きく設定した基準値と比較しその結果を判定
出力信号として出力する比較回路(15)とを備えるこ
とができる。さらに、下限値制限回路(13)が、所定
下限値を設定し出力する下限値発生器(31)と、前記
下限値および入力信号の値を比較し判定信号を出力する
比較器(32)と、前記下限値および前記入力信号を入
力し前記判定信号が前記入力信号の値の方が大きいこと
を示す場合には前記入力信号を、前記判定信号が前記入
力信号の値の方が小さいことを示す場合には前記下限値
を出力する選択回路(32)とを有することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0015】図1は、本発明の有音判定回路の第1の実
施例を示すブロック図である。
【0016】図1を参照すると、本実施例の有音判定回
路は、AD変換回路11,絶対値化回路12,下限値制
限回路13およびローパスフィルタ14からなる平滑手
段10,比較回路15,基準値発生回路16とから構成
されている。
【0017】AD変換回路11は、有音判定回路に入力
された音声信号を一定の時間間隔ごとにデジタル信号に
変換し出力する。
【0018】絶対値化回路12は、AD変換回路11の
出力信号を絶対値に変換し平滑手段10に出力する。
【0019】平滑手段10は、絶対値化回路12の出力
信号の交流成分を除去し平滑化するデジタルフィルタ手
段であり、本実施例では下限値制限回路13およびロー
パスフィルタ14のカスケード接続により構成されてい
る。
【0020】比較回路15は、既設定の基準値に対して
平滑手段10の出力信号を比較しその結果を判定出力信
号としている。
【0021】基準値発生回路16は、設計時に設定した
基準値を生成し比較回路15に出力する。
【0022】次に、図1およびその動作の1例を示す波
形図である図2を参照して、本実施例の有音判定回路の
動作を簡単に説明する。
【0023】図2(a)は本発明の有音判定回路に入力
する音声信号の一例を示す波形図であり、図2(b)〜
(f)は本発明の有音判定回路内部のデジタル信号の値
を、図2(a)と同一の時間軸で表現した波形図であ
る。
【0024】音声入力端子17に図2(a)に示すよう
な音声信号を入力すると、AD変換回路11の出力には
図2(b)のように、入力信号に比例したデジタル符号
が一定のサンプリング間隔ごとに現れる。AD変換回路
11の出力信号は絶対値化回路12によって、図2
(c)のように絶対値に変換され、下限値制限回路13
を経てローパスフィルタ14に入力される。
【0025】図3は、図1の有音判定回路における平滑
手段10の詳細構成例を示す回路図である。
【0026】本実施例における平滑手段10は、フィル
タ手段の入力信号の下限値を制限する構成としているた
め、下限値発生器31,比較器32,選択器33とから
なる下限値制限回路13と、第1の乗算器34,第2の
乗算器35,加算器36,遅延器37とからなるIIR
(Infinite Impulse Respons
e)フィルタ部に分離できる。
【0027】下限値制限回路13において、絶対値化回
路12の出力が下限値発生器31の出力より小さい値で
あることが比較器32によって判定されると、選択器3
3は下限値発生器31の出力を選択し、それ以外の場合
には絶対値化回路12の出力を選択する。こうして選択
器33からは、下限値制限回路13の出力信号として、
図2(d)のように下限が制限された信号が出力され
る。
【0028】下限値制限回路13の出力信号は、次に第
1の乗算器34、第2の乗算器35、加算器36、遅延
器37から成るIIRフィルタ部によって平滑化される
ことによって図2(e)に示すような信号となり、平滑
手段10の出力信号として出力される。
【0029】この平滑手段10の出力信号は、最後に、
比較回路15によって基準値発生回路16の出力と比較
される。比較回路15は、図2(f)に示す判定出力信
号として、平滑手段10の出力信号が基準値発生回路1
6の出力より大きいとき論理値“1”を出力し、それ以
外のときは論理値“0”を出力する。
【0030】以上説明したように、本実施例の有音判定
回路は、AD変換回路11に入力する音声信号の強度が
所定の強度を越えると、比較回路15から論理値“1”
が出力されることにより、有音と判定する。ここで特に
注目すべき点は、下限値制限回路13の効果によって平
滑手段10の出力値が、下限値発生器31の出力値より
常に大きいので、AD変換回路11に音声が入力し始め
てから比較回路15が論理値“1”を出力するまでの遅
延が少ないことである。
【0031】次に、一般的なローパスフィルタの入力信
号に下限を設けたことによる遅延短縮の効果を数式を用
いて説明する。
【0032】次に示す式(1)は、時刻t=0を境界と
して、以後一定値を入力した場合のローパスフィルタの
出力値を表す式の一例である。VO はt≧0における入
力の値、τは時定数、V(t)は時刻tにおける出力の
値を表している。
【0033】
【0034】この場合、有音判定レベルをVD =rD
O (ただし0≦rD <1)とすれば、判定時間td
式(1)より式(2)が導かれる。
【0035】
【0036】これに対して、下限値をVL =rL ・VD
=rL ・rD ・VO (ただし0≦rL <1)とした場合
の本発明を用いたローパスフィルタの出力値を同様の条
件の下で表したのが式(3)である。
【0037】
【0038】この場合には、有音判定レベルを同様にV
D =rD ・VO (ただし0≦rD <1)とすると、判定
時間td は式(3)より式(4)導かれる。
【0039】
【0040】図6は、本発明の有音判定回路の判定出力
の判定時間特性を示す特性図である。式(2)および式
(4)をグラフに表したものであり、横軸には有音判定
レベルとしてrD を、縦軸には有音判定時間としてtd
を表している。
【0041】図6によれば、本発明によって従来よりも
判定遅延が短縮されることがわかる。たとえば、下限レ
ベルを有音判定レベルの90%(rL =0.9)に設定
した場合では、本発明の有音判定時間は従来の技術によ
る有音判定時間の3分の1以下に短縮されることがわか
る。また、さらに下限レベルと有音判定レベルの差を縮
めれば、即ちrL をより大きくすれば、有音判定時間が
さらに短縮されることは明らかである。
【0042】なお、本発明においてデジタル方式で実現
されている部分は、アナログ方式によっても同様の機能
を実現することが可能である。
【0043】しかし、仮にアナログ方式で実現した場
合、構成要素である各素子の製造上の精度や均一性を考
慮する必要がある。たとえば、下限値制限回路で使用さ
れる下限電圧値と基準値発生回路の電圧値との相対誤差
が10%の場合、基準値発生回路の電圧よりも下限電圧
を10%以上低く設定されなければならない。なぜな
ら、無音時に有音と誤判定する可能性があるからであ
る。しかし、本発明ではこれら下限値制限回路,比較回
路および基準値発生回路をデジタル回路で構成している
ため、製造上の誤差や不均一性の影響を全く受けない。
【0044】したがって、本実施例の有音判定回路の場
合、基準値発生回路の出力と下限値制限回路の下限値と
の差は、デジタル値として表現可能な範囲で最小に設定
しても、誤判定を起こすことがない。そのため、AD変
換回路11に音声が入力し始めてから比較回路15が論
理値“1”を出力するまでの遅延を極めて少なくするこ
とが可能である。
【0045】なお、図3は、本発明による有音判定回路
の平滑手段10の一実施例を示すにすぎず、他の構成に
よっても本発明を実現することは容易である。
【0046】たとえば、図4は、本発明の有音判定回路
における平滑手段の第2の実施例を示す回路図である。
【0047】図4を参照すると、下限値発生器41、比
較器42、選択器43により下限値制限回路13が構成
される点は図3と同様である。しかし、第1の乗算器4
4、第2の乗算器45、加算器46、遅延器47によっ
て構成されるIIRフィルタ部の加算器46の出力側に
下限値制限回路13が置かれている点が、図3の回路と
異なっている。
【0048】これにより生じる図4の回路の特徴は、平
滑手段の出力としての下限値が下限値発生器41の出力
値に等しく、IIRフィルタの係数を変更しても出力の
下限値が変化することが無いことである。したがって、
図4の回路を用いた場合、フィルタの設計変更に伴う回
路修正の量が削減できる。
【0049】また、図5は、本発明の有音判定回路にお
ける平滑手段の第3の実施例を示す回路図である。
【0050】図5を参照すると、下限値発生器51、比
較器52、選択器53により下限値制限回路13が構成
される点は図3および4と同様であるが、第1の乗算器
54、第2の乗算器55、加算器56、遅延器57によ
って構成されるIIRフィルタ部において、出力端子か
らの信号帰還経路上に下限値制限回路13が置かれてい
る点が図3および4の回路と異なっている。
【0051】これにより生じる図5の回路の特徴は、平
滑手段としての入力端子から出力端子に至る信号処理経
路上に下限値制限手段が無いので、デジタル処理による
遅延の少ない回路が実現できることである。
【0052】なお、本実施例で説明した絶対値化回路1
2,下限値制限回路13を含む平滑手段10,比較回路
15および基準値発生回路16は、ハードウェアによる
手段以外に、マイクロコンピュータを用いたシステムの
ソフトウェア逐次制御により実現できる機能手段でもあ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による有音
判定回路は、デジタルフィルタ手段からなる平滑手段の
信号処理経路または信号帰還経路に被処理信号の下限値
を制限する下限値制限手段を備えるため、音声が入力し
始めてから有音であることが判定されるまでの遅延時間
を著しく短縮できる効果がある。
【0054】また、下限値制限手段を備えるため、設定
された下限レベル以下の信号による影響が全く無くな
る。すなわち、下限レベル以下のいかなる信号も、下限
レベルに引き上げられるので、平滑手段以降の処理は雑
音の影響を受けない。したがって、有音判定時間を短縮
したにもかかわらず、雑音による誤判定が少なくなる。
【0055】さらに、本発明による有音判定回路は、A
D変換回路以降をデジタル処理で実現しているため、下
限レベルと有音判定レベルを極めて近い値に設定するこ
とが容易に可能である。すなわち、回路を構成する素子
の製造上の誤差や使用条件および環境変化による誤動作
防止のために、下限レベルと有音判定レベルの差に余裕
をもって設計する必要性が全く無くなる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有音判定回路の第1の実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の有音判定回路における動作の1例を示す
波形図である。
【図3】図1の有音判定回路における平滑手段の詳細構
成例を示す回路図である。
【図4】本発明の有音判定回路における平滑手段の第2
の実施例を示す回路図である。
【図5】本発明の有音判定回路における平滑手段の第3
の実施例を示す回路図である。
【図6】本発明の有音判定回路の判定出力の判定時間特
性を示す特性図である。
【図7】従来の有音判定回路の1例を示すブロック図で
ある。
【図8】図7の有音判定回路における動作の1例を示す
波形図である。
【符号の説明】
10 平滑手段 11 AD変換回路 12 絶対値化回路 13 下限値制限回路 14 ローパスフィルタ 15 比較回路 16 基準値発生回路 31,41,51 下限値発生器 32,42,52 比較器 33,43,53 選択器 34,44,54 第1の乗算器 35,45,55 第2の乗算器 36,46,56 加算器 37,47,57 遅延器 71 整流回路 72 平滑回路 73 比較回路 74 基準値回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10L 3/00 G10L 9/00 H04B 1/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力され音声信号をデジタル信号に変
    換するAD変換回路(11)と、このAD変換回路の出
    力信号を絶対値に変換する絶対値化回路(12)と、
    の絶対値化回路からの入力信号を予め設定した下限値と
    比較しその入力信号の値が前記下限値より大きいときそ
    の入力信号を出力しその入力信号の値が前記下限値より
    小さいとき前記下限値を出力する下限値制限回路(1
    3)と、この下限値制限回路の出力信号を平滑化する
    ジタルローパスフィルタ(14)と、このデジタルロー
    パスフィルタの出力信号を前記下限値より大きく設定さ
    れた基準値と比較しその結果を判定出力信号として出力
    する比較回路(15)とを備えることを特徴とする有音
    判定回路。
  2. 【請求項2】 入力される音声信号をデジタル信号に変
    換するAD変換回路(11)と、このAD変換回路の出
    力信号を絶対値に変換する絶対値化回路(12)と、こ
    の絶対値化回路からの入力信号を一方の加算入力とし他
    方の加算入力と加算する加算器(46)と、この加算器
    の出力を予め設定した下限値と比較しその入力信号の値
    が前記下限値より大きいときその入力信号を出力しその
    入力信号の値が前記下限値より小さいとき前記下限値を
    出力する下限値制限回路(13)と、この下限値制限回
    路の出力信号を遅延させる遅延器(47)と、この遅延
    器の出力を所定比率で変換し前記加算器の他方の加算入
    力とする乗算器(45)と、前記下限値制限回路の出力
    信号を前記下限値より大きく設定した基準値と比較しそ
    の結果を判定出力信号として出力する比較回路(15)
    とを備えることを特徴とする有音判定回路。
  3. 【請求項3】 入力される音声信号をデジタル信号に変
    換するAD変換回路(11)と、このAD変換回路の出
    力信号を絶対値に変換する絶対値化回路(12)と、こ
    の絶対値化回路からの入力信号を一方の加算入力とし他
    方の加算入力と加算する加算器(56)と、この加算器
    の出力を予め設定した下限値と比較しその入力信号の値
    が前記下限値より大きいときその入力信号を出力しその
    入力信号の値が前記下限値より小さいとき前記下限値を
    出力する下限値制限回路(13)と、この下限値制限回
    路の出力信号を遅延させる遅延器(57)と、この遅延
    器の出力を所定比率で変換し前記加算器の他方の加算入
    力とする乗算器(55) と、前記加算器の出力信号を前
    記下限値より大きく設定した基準値と比較しその結果を
    判定出力信号として出力する比較回路(15)とを備え
    ることを特徴とする有音判定回路
  4. 【請求項4】 下限値制限回路(13)が、所定下限値
    を設定し出力する下限値発生器(31)と、前記下限値
    および入力信号の値を比較し判定信号を出力する比較器
    (32)と、前記下限値および前記入力信号を入力し前
    記判定信号が前記入力信号の値の方が大きいことを示す
    場合には前記入力信号を、前記判定信号が前記入力信号
    の値の方が小さいことを示す場合には前記下限値を出力
    する選択回路(32)とを有する請求項1乃至3記載の
    有音判定回路
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