JP2792204B2 - スピーカ - Google Patents
スピーカInfo
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- JP2792204B2 JP2792204B2 JP2151951A JP15195190A JP2792204B2 JP 2792204 B2 JP2792204 B2 JP 2792204B2 JP 2151951 A JP2151951 A JP 2151951A JP 15195190 A JP15195190 A JP 15195190A JP 2792204 B2 JP2792204 B2 JP 2792204B2
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- JP
- Japan
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- speaker
- diaphragm
- sound
- reflection layer
- irregularities
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- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は理想的な音響再生空間を実現するために、大
面積振動板を多数配置してなる音響再生をするためのス
ピーカに関する。
面積振動板を多数配置してなる音響再生をするためのス
ピーカに関する。
従来の技術 理想的な音響再生空間を実現するために、各種スピー
カが提案されているが、その1つである薄型で大面積振
動板を多数配置してなる音響再生装置が実用化されてい
る。以下その構成について図面を参照しながら説明す
る。第4図は、長方形の壁で構成された六面体の室(1
0)に第3図の大面積振動板(1)を有するスピーカ(1
1)を多数配置した音響再生システムである。第3図に
このスピーカ(11)の構成を示す。第3図において
(1)は磁気回路(2)中にダンパー(3)を介して釣
り下げられ、入力信号電流が流れるボイスコイル(4)
にて駆動される大面積振動板である。大面積振動板
(1)の外周部はエッジ(5)を介してフレーム(6)
に固着されたスピーカを構成している。この大面積振動
板(1)を有するスピーカをキャビネット(8)に収納
し、入力信号電流に応じた音響再生を行う1台のスピー
カシステムを構成している。
カが提案されているが、その1つである薄型で大面積振
動板を多数配置してなる音響再生装置が実用化されてい
る。以下その構成について図面を参照しながら説明す
る。第4図は、長方形の壁で構成された六面体の室(1
0)に第3図の大面積振動板(1)を有するスピーカ(1
1)を多数配置した音響再生システムである。第3図に
このスピーカ(11)の構成を示す。第3図において
(1)は磁気回路(2)中にダンパー(3)を介して釣
り下げられ、入力信号電流が流れるボイスコイル(4)
にて駆動される大面積振動板である。大面積振動板
(1)の外周部はエッジ(5)を介してフレーム(6)
に固着されたスピーカを構成している。この大面積振動
板(1)を有するスピーカをキャビネット(8)に収納
し、入力信号電流に応じた音響再生を行う1台のスピー
カシステムを構成している。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、振動板(1)
の音の放射面は剛性が高いマイカやアルミなどが用いら
れているため、音響素子としての吸音力はほとんど零に
近い値となっている。しかも第4図のように多数のスピ
ーカ(11)を用いた場合は、室(10)の全表面積にしめ
る振動板(1)の面積の割合が増大し、音響設計を行う
上で無視できなくなる。第4図のように相対する面にス
ピーカ(11)を配置した場合には、スピーカ(11)の振
動板(1)の面が平行に対するので、フラッターエコー
を生じ、優れた再生を実件することは困難であった。本
発明は上記問題に留意し、大面積振動板を有するスピー
カにより優れた再生音が得られるスピーカおよびスピー
カシステムを提供しようとするものである。
の音の放射面は剛性が高いマイカやアルミなどが用いら
れているため、音響素子としての吸音力はほとんど零に
近い値となっている。しかも第4図のように多数のスピ
ーカ(11)を用いた場合は、室(10)の全表面積にしめ
る振動板(1)の面積の割合が増大し、音響設計を行う
上で無視できなくなる。第4図のように相対する面にス
ピーカ(11)を配置した場合には、スピーカ(11)の振
動板(1)の面が平行に対するので、フラッターエコー
を生じ、優れた再生を実件することは困難であった。本
発明は上記問題に留意し、大面積振動板を有するスピー
カにより優れた再生音が得られるスピーカおよびスピー
カシステムを提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 本発明の上記目的を達成するために、本発明のスピー
カは、振動板の放射面に音を反射させる多数の凹凸から
なる反射層を設けた構成である。このスピーカを前面が
バフルとなり、外形を形成するキャビネットに収納し、
スピーカシステムを構成し、単独であるいは複数個連結
して室内に配置して、大型のスピーカシステムとするも
のである。
カは、振動板の放射面に音を反射させる多数の凹凸から
なる反射層を設けた構成である。このスピーカを前面が
バフルとなり、外形を形成するキャビネットに収納し、
スピーカシステムを構成し、単独であるいは複数個連結
して室内に配置して、大型のスピーカシステムとするも
のである。
作用 上記構成の本発明のスピーカは、多数の凹凸からなる
反射層を有するため、音は反射層の多数個の凹凸部で乱
反射されて拡散されるので、フラッターエコーや定在波
の発生を防ぐことができる。本発明の構成により理想的
な音響再生システムを構成することができる。
反射層を有するため、音は反射層の多数個の凹凸部で乱
反射されて拡散されるので、フラッターエコーや定在波
の発生を防ぐことができる。本発明の構成により理想的
な音響再生システムを構成することができる。
実施例 以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図は本発明の実施例によるスピーカシステムを示
す構造断面図である。第1図に示すように、構成要素と
して(1)は、磁気回路(2)にダンパー(3)を介し
てつりさげられたボイスコイル(4)にて駆動される振
動板である。この振動板(1)の外周部はエッジ(5)
を介してスピーカフレーム(6)に固着されている。振
動板(1)の音の放射面には凹凸設けた音の反射層
(7)を構成した反射層を有するスピーカである。凹凸
の高さhは反射する音の波長の四分の一以上になるよう
に構成されている。その反射される音としてはできるだ
け低音域が有効であるが、構成の制限から決定される。
このスピーカをキャビネット(8)に収納して1台のス
ピーカシステムを構成している。これらのスピーカシス
テムを第2図のように、相対する面に各々6台ずつ配置
し大型のスピーカシステムを構成している。
す構造断面図である。第1図に示すように、構成要素と
して(1)は、磁気回路(2)にダンパー(3)を介し
てつりさげられたボイスコイル(4)にて駆動される振
動板である。この振動板(1)の外周部はエッジ(5)
を介してスピーカフレーム(6)に固着されている。振
動板(1)の音の放射面には凹凸設けた音の反射層
(7)を構成した反射層を有するスピーカである。凹凸
の高さhは反射する音の波長の四分の一以上になるよう
に構成されている。その反射される音としてはできるだ
け低音域が有効であるが、構成の制限から決定される。
このスピーカをキャビネット(8)に収納して1台のス
ピーカシステムを構成している。これらのスピーカシス
テムを第2図のように、相対する面に各々6台ずつ配置
し大型のスピーカシステムを構成している。
上記構成において動作を説明すると、スピーカ振動板
状には再生周波数の全周波数について波長の4分の1以
上の高さの凹凸を有する反射層が構成されている。この
ため最低周波数の音から有効に反射されるため、振動板
から放射された音は対向する反射層で拡散され発音部に
返らないのでフラッターエコーや定在波が軽減される。
状には再生周波数の全周波数について波長の4分の1以
上の高さの凹凸を有する反射層が構成されている。この
ため最低周波数の音から有効に反射されるため、振動板
から放射された音は対向する反射層で拡散され発音部に
返らないのでフラッターエコーや定在波が軽減される。
発明の効果 以上に説明より明らかなように、本発明はスピーカの
振動板の音の放射面に反射層を設けることにより、大面
積振動板を有するスピーカを多数配置してなる音響再生
装置においても再生周波数の波長の四分の一以上の高さ
の凹凸を表面に実現した反射層を構成した振動板を有す
るスピーカを用いることにより平行で相対する面に音の
乱反射層を構成でき、フラッターエコーや定在波を軽減
することができ、理想的な音響再生空間を実現できるも
のである。
振動板の音の放射面に反射層を設けることにより、大面
積振動板を有するスピーカを多数配置してなる音響再生
装置においても再生周波数の波長の四分の一以上の高さ
の凹凸を表面に実現した反射層を構成した振動板を有す
るスピーカを用いることにより平行で相対する面に音の
乱反射層を構成でき、フラッターエコーや定在波を軽減
することができ、理想的な音響再生空間を実現できるも
のである。
第1図は本発明の実施例のスピーカシステムの構造断面
図、第2図は本発明の実施例のスピーカシステムを複数
個用いた大型のスピーカシステムの構成を示す斜視図、
第3図は従来のスピーカシステムの構造断面図、第4図
は従来のスピーカシステムを複数個用いた大型のスピー
カシステムの構成を示す斜視図である。 1……振動板、2……磁気回路、3……ダンパー、4…
…ボイスコイル、5……エッジ、6……フレーム、7…
…反射層、8……キャビネット。
図、第2図は本発明の実施例のスピーカシステムを複数
個用いた大型のスピーカシステムの構成を示す斜視図、
第3図は従来のスピーカシステムの構造断面図、第4図
は従来のスピーカシステムを複数個用いた大型のスピー
カシステムの構成を示す斜視図である。 1……振動板、2……磁気回路、3……ダンパー、4…
…ボイスコイル、5……エッジ、6……フレーム、7…
…反射層、8……キャビネット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04R 7/02 106
Claims (1)
- 【請求項1】磁気回路中に配置され、入力信号電流が流
れるボイスコイルと、前記ボイスコイルと一体構成され
た振動板と、前記振動板をダンパーを介して取り付けら
れたフレームとを具備し、前記振動板の放射面が複数の
凹凸を有する音の乱反射層からなり、前記乱反射層が、
入力信号電流により再生される音の中低音域の周波数の
4分の1波長以上の高さの凹凸であることを特徴とする
スピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2151951A JP2792204B2 (ja) | 1990-06-11 | 1990-06-11 | スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2151951A JP2792204B2 (ja) | 1990-06-11 | 1990-06-11 | スピーカ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0443800A JPH0443800A (ja) | 1992-02-13 |
JP2792204B2 true JP2792204B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=15529771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2151951A Expired - Fee Related JP2792204B2 (ja) | 1990-06-11 | 1990-06-11 | スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2792204B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220032856A1 (en) * | 2018-09-25 | 2022-02-03 | Agc Glass Europe | An interior component of a vehicle |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5720158B2 (ja) * | 2010-09-22 | 2015-05-20 | ヤマハ株式会社 | バイノーラル録音された音信号の再生方法および再生装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5642091U (ja) * | 1979-09-10 | 1981-04-17 | ||
JPS5967077U (ja) * | 1982-10-27 | 1984-05-07 | 株式会社フジケンサウンド | スピ−カ−システム |
JPS6054198U (ja) * | 1983-09-22 | 1985-04-16 | 旭化成株式会社 | 音響板 |
JPS6248899A (ja) * | 1985-08-28 | 1987-03-03 | Sony Corp | スピ−カ |
-
1990
- 1990-06-11 JP JP2151951A patent/JP2792204B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220032856A1 (en) * | 2018-09-25 | 2022-02-03 | Agc Glass Europe | An interior component of a vehicle |
US11511680B2 (en) * | 2018-09-25 | 2022-11-29 | Agc Glass Europe | Interior component of a vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0443800A (ja) | 1992-02-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |