JP2789889B2 - 塗料洩れ検知装置 - Google Patents

塗料洩れ検知装置

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JP2789889B2
JP2789889B2 JP3287888A JP28788891A JP2789889B2 JP 2789889 B2 JP2789889 B2 JP 2789889B2 JP 3287888 A JP3287888 A JP 3287888A JP 28788891 A JP28788891 A JP 28788891A JP 2789889 B2 JP2789889 B2 JP 2789889B2
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B12/00Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
    • B05B12/004Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area comprising sensors for monitoring the delivery, e.g. by displaying the sensed value or generating an alarm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B13/00Machines or plants for applying liquids or other fluent materials to surfaces of objects or other work by spraying, not covered by groups B05B1/00 - B05B11/00
    • B05B13/02Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work
    • B05B13/04Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation
    • B05B13/0431Means for supporting work; Arrangement or mounting of spray heads; Adaptation or arrangement of means for feeding work the spray heads being moved during spraying operation with spray heads moved by robots or articulated arms, e.g. for applying liquid or other fluent material to 3D-surfaces

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装ガンに塗料を供給す
るホースから塗料が洩れたことを検出するための塗料洩
れ検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車車体等の量産品を被塗物としてこ
れに対して塗装を行なう場合には、塗装ロボットや自動
塗装機が使用されている。塗装ロボットを用いて塗装を
行なうには、塗装ロボットのアームに塗装ガンを取付
け、塗装ガンをロボットアームの移動によって空間内の
任意の位置に移動させるようにしている。一方、自動塗
装機を使用する場合には、上下方向等に所定のストロー
ク内で往復動するアームに塗装ガンを取付けて、被塗物
に対して自動的に塗装するようにしている。
【0003】このような塗装ロボットや自動塗装機にお
いては、従来、溶剤と共に塗料を供給するホースをアー
ムの外側を這わせて塗装ガンに接続するようにしてい
る。したがって、万一、ホースに亀裂が発生し、その部
分から塗料が洩れた場合には、作業者が洩れを目視によ
り容易に検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】塗装ロボットに取付け
られた塗装ガンに塗料を供給するホースは、従来、アー
ムの外側に取付けられているので、アームの移動に伴な
ってホース揺動し、ホースの揺動により被塗装面上に粉
塵を飛散させる可能性がある。そのため、ホースの設置
スペースを有効に利用するという要請と相俟って、ホー
スをロボットのアーム内に組込む試みがなされた。
【0005】しかしながら、アーム内に組込まれたホー
スから万一塗料が洩れた場合には、作業者は洩れを外部
から検出することができないという問題点がある。
【0006】そこで、本発明はアーム内に組込まれた塗
料供給ホースからの塗料洩れを自動的に検出し得るよう
にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、塗装ガンが取付けられ前記塗装ガンを被塗
物に対して移動させる移動アームの内部に、前記塗装ガ
ンに塗料を溶剤と共に供給するホースを備え、前記移動
アーム内に組込まれる支持部材に、相対的に接近する方
向の弾発力が付勢された一対の第1接触子および第2接
触子を設け、前記ホース内から洩れた溶剤によって破壊
する溶剤破壊性部材を、前記両接触子の間に挟持して当
該両接触子が離反するように設け、前記両接触子を、こ
らの接触子が接触したことを検出する接触検知手段に
接続してなる塗料洩れ検知装置である。また、本発明
塗装ガンが取付けられ前記塗装ガンを被塗物に対し
て移動させる移動アームの内部に、前記塗装ガンに塗料
を溶剤と共に供給するホースを備え、前記移動アーム内
に組込まれる支持部材に、所定距離離間した一対の第1
接触子および第2接触子を設け、前記ホース内から洩れ
た溶剤によって破壊する溶剤破壊性部材を、前記両接触
子のうちの一方の接触子の側から当該一方の接触子をそ
の弾発力に抗するように押圧して他方の接触子に接触す
るように設け、前記両接触子を、これらの接触子が離間
したことを検出する離間検知手段接続してなる塗料洩
れ検知装置である。また、本発明は、塗装ガンが取付け
られ前記塗装ガンを被塗物に対して移動させる移動アー
ムの内部に、前記塗装ガンに塗料を溶剤と共に供給する
ホースを備え、前記移動アーム内に組込まれる支持部材
に、所定距離離間した一対の第1接触子および第2接触
子を設け、前記両接触子を複数の導電部材により導通状
態となるように当該導電部材を保持する一方、前記ホー
ス内から洩れた溶剤により破壊する溶剤破壊性部材を有
し、前記両接触子を、これらの接触子が電気的に離間し
たことを検出する離間検知手段に接続してなる塗料洩れ
検知装置である。
【0008】
【作用】上記構成の本発明にあっては、塗装ガンが取付
けられた移動アームの内部に塗料供給用のホースが設け
られると共に塗料洩れ検知センサーが設けられている。
その検知センサーは、相対的に接近する方向の弾発力が
付勢された一対の第1接触子および第2接触子を有し、
これらの接触子の間に挟持するように溶剤破壊性部材が
設けられている。この溶剤破壊性部材によって両接触子
の相互の接触が抑制される。移動アーム内部のホースか
ら塗料が溶剤等と共に洩れた場合には、溶剤によって溶
剤破壊性部材が溶解ないし破壊され、2つの接触子は相
互に接触状態となる。この接触は接触検知手段によって
検知され、塗料の洩れが検出される。したがって、アー
ム内部のように外部から目視できない部分において塗料
の洩れが発生しても、その洩れを確実に検出することが
できる。また、本発明は、離間した一対の第1接触子お
よび第2接触子を備えたタイプの洩れ検知センサーを有
し、この接触状態は、両接触子のうちの一方の接触子の
側から当該一方の接触子をその弾発力に抗するように押
圧して他方の接触子に接触するように設けられた溶剤破
壊性部材によって維持されている。万一、ホースから塗
料が洩れた場合には、溶剤破壊性部材が塗料と共に洩れ
た溶剤によって溶解ないし破壊され、接触子相互は接触
状態が解除される。このように接触状態の解除は離間検
知手段によって検知され、塗料が洩れが検出される。
た、本発明は、離間した一対の第1接触子および第2接
触子を複数の導電部材により導通状態としたタイプの洩
れ検知センサーを有し、この導通状態は、当該導電部材
を保持する溶剤破壊性部材によって維持されている。万
一、ホースから塗料が洩れた場合には、溶剤破壊性部材
が塗料と共に洩れた溶剤によって溶解ないし破壊され
て、導電部材の保持が解かれる。これにより、接触子相
互は電気的に離間して導通しなくなる。このように導通
状態の解除は離間検知手段によって検知され、塗料が洩
れが検出される。
【0009】
【実施例】以下、図示する本発明の実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図1は塗装ロボットの一例を示
す図であり、塗装ブース10内に設置されたロボットの
アーム11の先端には塗装ガン12が取付けられてお
り、塗装ブース10の隔壁13の外部に設置された制御
盤14からの制御信号により塗装ロボットが作動すると
共に、ホース15によって塗装ガン12に溶剤と共に塗
料が供給されるようになっている。このホース15はア
ーム11の内部を通って塗装ガン12に接続されてい
る。上記アーム11の内部には、図3及び図4に示され
るように、塗料洩れ検知センサー20が組込まれてい
る。このセンサー20は、樹脂等の絶縁性材料からなる
支持部材23を有しており、この支持部材23は図示し
ないねじ部材等によってアーム11の内部に固定され
る。更にこの支持部材23には、第1接触子21と第2
接触子22とが所定の間隔を隔てて取付けられている。
これらの接触子21、22は、それぞれ銅等の導電性材
料からなる帯状の板材により形成されており、両接触子
21、22は、これらの先端部が相互に接近する方向の
弾発力を有し、一方の接触子21の先端には接点部21
aが他方の接触子22に向けて突設されている。
【0010】両接触子21と22との間には、ホース1
1内から洩れた溶剤によって破壊する溶剤破壊性部材2
4が設けられている。この溶剤破壊性部材24は、図示
する実施例では、発泡スチロールが使用されている。こ
の溶剤破壊性部材24とそれぞれの接触子21、22の
間には、補強板25、26が配置されている。図4に示
されるように、溶剤破壊性部材24の幅は、接触子2
1、22の幅よりも長く設定されており、溶剤破壊性部
材24の中に、通常では接触子21、22が食い込まれ
ないようになっている。したがって、接触子21、22
は、補強板25、26を介してその弾発力で溶剤破壊性
部材24を押し付けるようになっているので、通常状態
では、溶剤破壊性部材24が破壊されることはない。た
だし、両接触21、22の弾発力があまり強くなけれ
ば、この補強板25、26は不要である。両接触子2
1、22の外側には、発泡スチロールからなる絶縁用の
カバー27、28が取付けられている。
【0011】それぞれの接触子21の後端部には、図3
に示されるように、接続端子31、32が設けられてお
り、この接続端子31、32の部分で、図1に示された
制御盤14内に設けられた制御回路33に対して、図2
に示されるように塗料洩れ検知センサー20は接続され
ている。制御回路33からの出力信号は、警報器や警報
ブザー等の外部機器34に伝達される。したがって、図
3及び図4に示される塗料洩れ検知センサー20にあっ
ては、通常は両接触子21、22は離れてオフの状態と
なっており、この状態は制御回路33で検出されて、警
報器等の外部機器34には信号が出力されない。万一、
ホース11の部分から塗料が溶剤と共に洩れた場合に
は、この溶剤によって発泡スチロール製の溶剤破壊性部
材24が解け、つまり破壊されて両接触子21、22自
体のばね力つまり弾発力によって両接触子21、22の
先端部が接触することになる。この接触状態は制御回路
33に送られる信号により検出され、警報器等の外部機
器34に信号が送られることから作業者に塗料の洩れが
知らされる。実験によれば、0.1CC以下であっても、
塗料の洩れが存在すれば、その洩れを検出することがで
きた。また、溶剤破壊性部材24には通常時では圧縮力
が作用するようになるため、有機溶剤により破壊される
場合のみを考慮すればよく機械的な破壊は殆んど考慮す
る必要がないという利点を有する。すなわち、例えば溶
剤破壊性部材に引張力が作用するように構成した場合と
比較して、機械的な破断や経時変化による伸びは殆んど
考慮しなくて済むので信頼性が高く、しかも接触子との
係合部に孔などの特殊な形状を付加しなくてもよいので
製造が容易なばかりか、当該部分に応力が集中して破断
や伸びが生じる虞れを回避することができる。
【0012】図5は他の実施例に係る塗料洩れ検知セン
サー20aを示す図であり、前記実施例に示された部材
と共通する部材には同一の符号が付されている。このセ
ンサー20aは、マイクロスイッチのタイプのものであ
り、マイクロスイッチのケーシングを構成する支持部材
23には、第1接触子としての固定側接触子21が固定
されている。更に、支持部材23には銅板等から構成さ
れた第2接触子22が取付けられ、この第2接触子22
は、その先端部が第1接触子21に接近する方向の弾発
力を有している。この弾発力に抗して、第2接触子22
を第1接触子21から離反させるための溶剤破壊性部材
24が支持部材23に設けられている。接続端子31、
32は図5において紙面に垂直な方向に並んで配置され
ており、それぞれの接続端子31、32は接触子21、
22に電気的に接続されている。
【0013】図6(A)(B)は更に他のタイプの塗料
洩れ検知センサー20bを示す図であり、正面から見て
図6(A)に示されるように、C字形状となった支持部
材としてのケーシング23には、図6(B)に示される
ように、収容溝41が形成され、この収容溝41内に
は、帯状となった第1接触子21が組込まれている。こ
の第1接触子21の内側には、溶剤破壊性部材としての
帯状となった発泡スチロール24を介して、同様に帯状
となった第2接触子22が配置されている。この第2接
触子22は押し広げられる方向の弾発力を有しており、
前記それぞれの実施例と同様に、通常では、両接触子2
1、22は離反されているが、塗料の洩れが発生した場
合には、溶剤によって溶剤破壊性部材24が破壊される
ことによって、塗料の洩れが検出されることになる。図
6におけるセンサー20bは、図示しない接続端子によ
り検知信号が制御部33に送られる。塗料と共に塗装ガ
ン12に供給される溶剤としては、水系溶剤と有機溶剤
とがある。発泡スチロールを溶剤破壊性部材として使用
した場合には、シンナー等の有機溶剤によって発泡スチ
ロールは解けて破壊されることになる。水系溶剤は発泡
スチロールを破壊することはないが、上述した常開タイ
プのスイッチとした場合には、水系溶剤を使用した塗料
であっても、水分が両接触子21、22の間に入り込む
ことによって、導通状態となり、塗料の洩れが検出され
る。
【0014】図7は更に他の実施例に係る塗料洩れ検知
センサー20cを示す。このセンサー20cは、図5に
示されたセンサー20aと同様に、マイクロスイッチを
応用したタイプのセンサーであり、支持部材23に固定
スイッチのタイプとなった第1接触子21を固定する一
方、支持部材23に取付けられた帯板状の第2接触子2
2は、この第1接触子21に対して常時接触するように
なっている。また、この第2接触子22は、それ自体が
第1接触子21から離反する弾発力を有しており、この
弾発力に抗して、常時第2接触子22を第1接触子21
に接触しておくために、2枚の補強板25、26の間に
挾み込まれた溶剤破壊性部材としての発泡スチロール2
4が固定金具42によって支持部材23に取付けられて
いる。この場合には、通常は両接触子21、22が接触
しており、その状態は制御回路33によって検出され
る。万一、塗料が洩れた場合には、塗料と共に洩れた溶
剤によって溶剤破壊性部材24が破壊され、第2接点2
2は、それ自体が有する弾発力により第1接点21から
離反される。これによりオフ信号が制御部に送られて、
警報器等が作動することになる。
【0015】図8は更に他のタイプの塗料洩れ検知セン
サー20dを示す図であり、底付きの筒形の支持部材2
3には、帯板状の第1接触子21と第2接触子22とが
取付けられており、支持部材23には両接触子21、2
2を覆うように溶剤破壊性部材としての発泡スチロール
24が取付けられている。そして、溶剤破壊性部材24
内には両接触子21、22の先端部の間に位置させて収
容空間44が形成されており、この収容空間44内には
多数の導電体45が封入されており、この導電体45を
介して両接触子21、22は導通状態となっている。こ
の導電体45としては、図示する場合には、カーボン粉
末が使用されており、この粉末が導電物質として封入さ
れている。この導電体45の他の具体例としては、発泡
スチロール等の吸水性の素材を細かく砕いて収容空間4
4内に充填すると共に、その内部に硫酸銅等の水溶液を
注入することによって、導電体45を製造するようにし
ても良い。更には、連続気泡型の発泡体からなり、針等
によって連続孔を形成した母材や、多孔質の部材を母材
として、その母材に硫酸銅等の導電性の水溶液を注入す
ることにより導電体45を製造するようにしても良い。
更には、吸水性の素材として綿を使用し、その中に導電
性の水溶液を注入するようにしても良い。また、この実
施例の場合には、接触子に弾発力が生じる状態にする必
要がないため溶剤破壊性部材には基本的に外力は作用せ
ず、溶剤破壊性部材の内部応力による経時変化や劣化な
どによって誤検知する虞れを一層確実に回避することが
でき、信頼性がさらに向上する。
【0016】図9は更に他のタイプの塗料洩れ検知セン
サー20eを示す図であり、この場合には第1接触子2
1と第2接触子22とがそれぞれ底付きの筒体形状とな
って形成されており、これらは所定の間隔を隔てて対向
して配置されている。そして、これらの接触子21、2
2の間には、円柱形状の溶剤破壊性部材24が組付けら
れている。この部材24の内部には両端間を貫通する収
容孔44が形成されており、この中には図8に示された
場合と同様な導電体45が充填されている。
【0017】図10は図8に示された洩れ検知センサー
20dの変型タイプの洩れ検知センサー20fを示す図
であり、この場合には溶剤破壊性部材24の中に、カー
ボン粉末等の導電物質が付加されている。したがって、
図8に示されるような収容空間44を形成し、その中に
導電体45を充填することなく、溶剤破壊性部材24自
体によって、両接触子21、22は通常電気的に接触さ
れた状態となっている。このように、溶剤破壊性部材2
4に導電性を持たせる方式としては、溶剤破壊性部材2
4としての発泡体の中に導電性を向上させるべく、硫酸
銅等の導電性の水溶液を含浸させるようしても良い。更
には、発泡体の表面の一部に導電塗料等の導電材料を塗
布するようにしても良い。
【0018】図11は、図9に示された洩れ検知センサ
ー20eの変形例を示す図であり、この洩れ検知センサ
ー20gは、底付き円筒形状の2つの接触子21、22
の間に設けられた円柱形状の溶剤破壊性部材24の中
に、図10に示された洩れ検知センサー20fと同様
に、導電物質を付加することによって、部材24自体が
導電性となっている。
【0019】このように溶剤破壊性物質24自体に導電
性を持たせたタイプの洩れ検知センサーを、図6に示さ
れるように、C字形状としたタイプの洩れ検知センサー
に適用すると、図12(A)(B)に示される洩れ検知
センサー20hとすることが可能となる。この場合に
は、図12(A)に示するように、C字形状となった支
持部材23の内側に2本の溝46、47を形成し、これ
らの溝に棒状の第1接触子21と第2接触子22とを配
置するようにし、導電性を有する溶剤破壊性部材24を
支持部材23の内側に配置することによって、これらの
接触子21、22が常に電気的に接続されるようになっ
ている。尚、図示実施例では、ロボットのアーム内に洩
れ検知センサーが取付けられた場合を示すが、塗装用ロ
ボット以外に、自動塗装機の移動アーム内にこの洩れ検
知センサーを組込むようにして、アーム内に設けられた
塗料供給用のホースからの塗料の洩れを検出することも
可能である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、移動ア
ームの内部に組込まれ、アームの先端に取付けられた塗
装ガンに塗料を供給するホースから塗料が洩れた場合に
は、両接触子を導通状態あるいは非接触の状態に維持し
ている溶剤破壊性部材が破壊されることになり、両接触
子は導通状態から非接触の状態あるいは非接触の状態か
ら導通状態に変化し、この変化が接触検知手段あるいは
離間検知手段によって検出されるので、外部から目視す
ることができない移動アーム内における塗料の洩れを確
実に検出することができる。しかも、接触子の弾発力を
利用して両接触子を導通状態や非接触状態に変化させる
タイプの場合は、溶剤破壊性部材には通常時では圧縮力
が作用するようになるため、有機溶剤により破壊される
場合のみを考慮すればよく機械的な破壊は殆んど考慮す
る必要がないので信頼性が高いという利点を有する。一
方、導電部材を利用して両接触子を導通状態や非接触状
態に変化させるタイプの場合は、接触子に弾発力が生じ
る状態にする必要がないため溶剤破壊性部材には基本的
に外力は作用せず、溶剤破壊性部材の内部応力による経
時変化や劣化などがなく、信頼性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は塗装ガンがアームの先端に取付けられた塗装
用ロボットを示す側面図、
【図2】は塗料の洩れを検出する洩れ検知回路を示すブ
ロック図、
【図3】は本発明の一実施例を示す断面図、
【図4】は図3における4−4線に沿う断面図、
【図5】は本発明の他の実施例に係る塗料洩れ検知セン
サーを示す側面図、
【図6】(A)は本発明の他の実施例に係る塗料洩れ検
知センサーを示す正面図、図6(B)は図6(A)にお
ける6B −6B 線に沿う断面図、
【図7】は本発明の更に他の実施例に係る塗料洩れ検知
センサーを示す正面図、
【図8】は本発明の更に他の実施例に係る塗料洩れ検知
センサーを示す断面図、
【図9】は本発明の更に他の実施例に係る塗料洩れ検知
センサーを示す断面図、
【図10】は本発明の更に他の実施例に係る塗料洩れ検
知センサーを示す断面図、
【図11】は本発明の更に他の実施例に係る塗料洩れ検
知センサーを示す断面図、
【図12】(A)は本発明の更に他の実施例に係る塗料
洩れ検知センサーを示す正面図、図12(B)は図12
(A)における12A −12A 線に沿う断面図である。
【符号の説明】
11…アーム、 12…塗装ガン、 15…ホース、 20〜20h…塗
料洩れ検知センサー 21…第1接触子、 22…第2接触
子、 23…支持部材、 24…溶剤破壊性
部材、 33…制御回路(接触検知手段、離間検知手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 3/16 B05B 7/24 B05B 15/00 G01M 3/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装ガンが取付けられ前記塗装ガンを被
    塗物に対して移動させる移動アームの内部に、前記塗装
    ガンに塗料を溶剤と共に供給するホースを備え、 前記移動アーム内に組込まれる支持部材に、相対的に接
    近する方向の弾発力が付勢された一対の第1接触子およ
    び第2接触子を設け、前記ホース内から洩れた溶剤によって破壊する溶剤破壊
    性部材を、前記両接触子の間に挟持して当該両接触子が
    離反するように設け、 前記両接触子を、こらの接触子が接触したことを検出
    する接触検知手段に接続してなる塗料洩れ検知装置。
  2. 【請求項2】 塗装ガンが取付けられ前記塗装ガンを被
    塗物に対して移動させる移動アームの内部に、前記塗装
    ガンに塗料を溶剤と共に供給するホースを備え、 前記移動アーム内に組込まれる支持部材に、所定距離離
    間した一対の第1接触子および第2接触子を設け、前記ホース内から洩れた溶剤によって破壊する溶剤破壊
    性部材を、前記両接触子のうちの一方の接触子の側から
    当該一方の接触子をその弾発力に抗するように押圧して
    他方の接触子に接触するように設け、 前記両接触子を、これらの接触子が離間したことを検出
    する離間検知手段接続してなる塗料洩れ検知装置。
  3. 【請求項3】 塗装ガンが取付けられ前記塗装ガンを被
    塗物に対して移動させる移動アームの内部に、前記塗装
    ガンに塗料を溶剤と共に供給するホースを備え、 前記移動アーム内に組込まれる支持部材に、所定距離離
    間した一対の第1接触子および第2接触子を設け、 前記両接触子を複数の導電部材により導通状態となるよ
    うに当該導電部材を保持する一方、前記ホース内から洩
    れた溶剤により破壊する溶剤破壊性部材を有し、 前記両接触子を、これらの接触子が電気的に離間したこ
    とを検出する離間検知手段接続してなる塗料洩れ検知
    装置。
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