JP2789027B2 - ドア枠の施工方法とこの方法に使用されるドア枠 - Google Patents

ドア枠の施工方法とこの方法に使用されるドア枠

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドア枠を建築構造物
の壁開口部に取り付けする施工方法と、この方法に使用
されるドア枠に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、ドア枠とドアの工場一貫製作によ
り、製品自体の品質、精度は急速に向上し完成度が高め
られてきた。また、ドア付のドア枠の採用も急速に増加
しつつある。一方、現場では、ドア枠の取り付け技術者
である大工の高齢化による絶対数が減少しつつあり、さ
らに、全般的には、取り付け技術が低下している状況に
ある。このように状況で、セット品として提供されるド
アとドア枠は、現場においては、施工時に別々に取り付
けられているのが実状である。本来、ドア付のドア枠
は、ドアをセットした状態で施工し、ドアの開閉をスム
ーズにしようという考えがある。ただ、ドアをセットし
たドア枠の取付は、ドア枠が十分には固定されていない
ために、取扱い、作業性が悪く、ー般的にはあまり普及
していない。このため、現場では、ドア枠を建築構造物
の壁開口部に取り付けするとき、糸に重りを連結した下
げ振り、さしがね、曲尺等を用いて水平、垂直、壁との
出入り、寄り、高さ、幅を繰り返し計測しながらくさび
等で固定をしている。このため、非常に多くの時間と労
力を要し、熟練度によっては施工精度にバラツキがあ
り、ドアを連結した状態でスムーズに開閉できなくなる
など、さまざまな問題があった。
【0003】とくに、両側の竪枠を、正確に垂直に建築
構造物の壁開口部に固定するために、使用される下げ振
りは、便利に使用できない欠点がある。それは、少しの
衝撃で振子のように揺れ動き、これを静止させるのに極
めて時間がかかるからである。ドア枠を取り付けすると
きに、下げ振りにまったく触らないように施工するのは
難しい。下げ振りの糸に接触すると、重りが振動を始
め、静止させるのに極めて時間がかかる欠点がある。こ
のため、下げ振りを使用して竪枠を正確に建築構造物の
壁開口部に固定するのは相当に時間がかかっているのが
実状である。
【0004】さらに、ドア枠は、竪枠を互いに平行に建
築構造物の壁開口部に固定し、この竪枠に対して上枠を
正確に直角に固定するのにも手間がかかっている。ドア
枠の内側に、一定の隙間でドアを取り付けするためであ
る。竪枠の平行度や、竪枠と上枠の直角がずれると、ド
ア枠の内側とドアの外周との隙間を一定にできない。隙
間のアンバランスは、ドアがドア枠に接触してドアをス
ムーズに開閉できなくなる弊害がある。このため、両側
の竪枠は互いに平行に建築構造物の壁開口部に固定し、
この竪枠に対して上枠を直角に連結する必要がある。
【0005】下げ振りを使用して、2本の竪枠を誤差な
く正確に建築構造物の壁開口部に垂直に固定できるとす
れば、両方の竪枠は互いに平行に固定されることにな
る。ただ、両側の竪枠を誤差なく垂直に固定すること
は、実際にはほとんど不可能である。多少は垂直からず
れた姿勢で固定されることになる。竪枠の垂直からのず
れは、両方の竪枠の平行度を狂わせる。このため、実際
には、両側の竪枠は、垂直に固定し、さらに平行に調整
して固定する必要がある。さらに、竪枠に対して上枠を
正確に直角調整して固定する必要もある。このように、
竪枠と上枠を調整して建築構造物の壁開口部に固定する
ので、ドア枠の施工に相当に手間がかかっているのが実
状である。
【0006】このような弊害を防止するために、特公平
7−74567号公報に改良されたドア枠とその施工方
法が記載される。この公報に記載される施工方法は、図
1に示すように、竪枠1Aと上枠1Bを保形用仮止材3
で連結するドア枠1を、建築構造物の壁開口部2に取り
付けする。ドア枠1を固定した後、保形用仮止材3をド
ア枠1から外す。この施工方法は、保形用仮止材3でも
って、2本の竪枠1Aを平行に、また、竪枠1Aと上枠
1Bを直角に連結する状態に保持する。このため、建築
構造物の壁開口部2に固定された状態で、2本の竪枠1
Aは互いに平行となり、また、上枠1Bは竪枠1Aに対
して直角になる。ドア枠1を建築構造物の壁開口部2に
固定するときに、保形用仮止材3が竪枠1Aと上枠1B
とを正確に連結するからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、前記の公
報に記載されるドア枠1の施工方法は、従来の方法に比
べるとドア枠1の取り付け施工を簡単にできる。しかし
ながら、この公報に記載される方法は、下端に重り4を
連結している糸5に合わせてドア枠1を建築構造物の壁
開口部2に固定する必要がある。このため、取り付け施
工の手間を理想的な状態まで簡素化できない欠点があ
る。さらに、この施工方法は、建築構造物の壁開口部2
とドア枠1との出入りを調整して固定する必要もある。
ドア枠1と建築構造物の壁開口部2との出入り位置が狂
うと、ドア枠1を綺麗に正確に固定できなくなる欠点が
ある。
【0008】本発明は、さらにこれらの欠点を解決する
ことを目的に開発されたもので、本発明の重要な目的
は、ドア枠を簡単かつ容易に、しかも正確に建築構造物
の壁開口部に取り付けできるドア枠の施工方法と、その
施工に使用するドア枠とを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
されるドア枠の施工方法は、2本の竪枠1Aの上端を上
枠1Bで連結してドア枠1を組み立て、このドア枠1の
竪枠1Aと上枠1Bに保形用仮止材3を取り外しできる
ように固定して、保形用仮止材3でもって、竪枠1Aと
上枠1Bとを枠形状に保持し、保形用仮止材3を固定し
ているドア枠1を建築構造物の壁開口部2に取り付け、
その後に保形用仮止材3をドア枠1から外して、ドア枠
1を建築構造物の壁開口部2に取り付けする施工方法を
改良したものである。
【0010】本発明のドア枠の施工方法は、保形用仮止
材3をドア枠1の外周に突出するように固定する。保形
用仮止材3のドア枠1からの突出部3aは、壁厚に対応
してドア枠1の出入りを決める位置決定規に併用され
る。保形用仮止材3が建築構造物の壁開口部2に当接し
てドア枠1を固定することにより、ドア枠1は出入り位
置を調整して建築構造物の壁開口部2に固定される。
【0011】さらに、本発明の請求項2に記載されるド
ア枠の施工方法は、ドア枠1の内側に蝶番を介してドア
9を連結している。ドア9が開かれる反対側に、保形用
仮止材3を固定している。ドア9を連結しているドア枠
1を、建築構造物の壁開口部2に固定する。
【0012】さらにまた、本発明の請求項3に記載され
るドア枠1は、2本の竪枠1Aの上端を上枠1Bで連結
しており、このドア枠1の竪枠1Aと上枠1Bに、取り
外しできる保形用仮止材3を固定している。保形用仮止
材3は、竪枠1Aと上枠1Bを枠形状に保持して連結し
ている。ドア枠1は、保形用仮止材3を固定する状態で
建築構造物の壁開口部2に取り付けられる。建築構造物
の壁開口部2に固定された状態で、保形用仮止材3はド
ア枠1から外される。
【0013】さらに、このドア枠1は、保形用仮止材3
をドア枠1の外周に突出して固定している。保形用仮止
材3のドア枠1からの突出部3aは、壁厚に対応してド
ア枠1の出入りを決める位置決定規に併用される。保形
用仮止材3が建築構造物の壁開口部2に当接してドア枠
1を固定することにより、ドア枠1の出入り位置が調整
されたドア枠1が建築構造物の壁開口部2に固定される
ように構成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための施工方法とドア枠を例示
するものであって、本発明はドア枠の施工方法とドア枠
とを下記のものに特定しない。
【0015】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0016】図2に示すように、2本の竪枠1Aの上端
を上枠1Bで連結し、下端を下枠1Cで連結して方形状
のドア枠1を組み立てる。図に示すドア枠1は、竪枠1
Aの下端に下枠1Cを連結しているが、下枠1Cは必ず
しも連結する必要はない。竪枠1Aと上枠1Bとで下方
の開放されたドア枠1とすることもできる。
【0017】竪枠1Aと上枠1Bの連結部と、両側の竪
枠1Aは、保形用仮止材3を取り外しできるように固定
している。保形用仮止材3は、竪枠1Aと上枠1Bを連
結する三角形のコーナー定規3Aと、両側の竪枠1Aを
連結している補助桟3Bとからなっている。コーナー定
規3Aは、竪枠1Aと上枠1Bとの連結部に固定され
て、竪枠1Aと上枠1Bとを正確に直角に連結してい
る。補助桟3Bは両端を竪枠1Aに連結して、両側の竪
枠1Aを平行に連結する。補助桟3Bは、竪枠1Aの中
間と下部とに連結されている。このように、複数の補助
桟3Bで連結される竪枠1Aは、確実に平行に連結され
る特長がある。
【0018】保形用仮止材3は、ドア枠1を建築構造物
の壁開口部2に固定した後で、ドア枠1から外される。
保形用仮止材3は、ドア枠1を正確な姿勢で建築構造物
の壁開口部2に連結するために使用される補助パーツで
ある。このため、保形用仮止材3は、方形状に連結され
た竪枠1Aと上枠1Bの片面に、取り外しできるように
固定される。保形用仮止材3をドア枠1に取り外しでき
るように固定するには、たとえば、保形用仮止材3を貫
通する釘でドア枠1に固定する。さらに、剥離できる接
着材で連結することもできる。また、ネジ止して連結す
ることもできる。
【0019】保形用仮止材3であるコーナー定規3A
は、竪枠1Aと上枠1Bとを正確に直角に連結する。さ
らに、保形用仮止材3である補助桟3Bは、両側の竪枠
1Aを正確に平行に連結する。保形用仮止材3が、ドア
枠1を正確な姿勢で連結するために、保形用仮止材3は
ドア枠1を組み立てる工場でドア枠1に固定される。保
形用仮止材3を使用してドア枠1を正確に連結するため
に、保形用仮止材3を固定するドア枠1をジグ(図示せ
ず)にセットする。ジグは、ドア枠1の竪枠1Aと上枠
1Bとを正確に連結する姿勢に保持する。ジグで保持さ
れた竪枠1Aと上枠1Bに、コーナー定規3Aと補助桟
3Bとを固定して、正確に連結されるドア枠1を製作す
る。
【0020】保形用仮止材3は、ドア枠1の外周から突
出するように固定される。突出部3aを、壁厚に対応し
てドア枠1の出入りを決める位置決定規に併用するため
である。コーナー定規3Aは、ドア枠1の上方に突出
し、補助桟3Bは竪枠1Aの両側に突出する。位置決定
規は、図3の断面図に示すように、建築構造物の壁開口
部2に当接してドア枠1の出入りを調整する。いいかえ
ると、保形用仮止材3の位置決定規は、これを建築構造
物の壁開口部2に当てることにより、ドア枠1の出入り
を調整できるようにドア枠1に固定されている。
【0021】図3に示す位置決定規は、ドア枠1を、建
築構造物の壁開口部2と同一平面に固定する。ただ、本
発明のドア枠1は、必ずしも建築構造物の壁開口部2の
この位置に固定するとは限らない。図4の断面図に示す
位置決定規は、ドア枠1を建築構造物の壁開口部2の壁
面から多少突出させる位置に固定する。この構造の保形
用仮止材3は、ドア枠1を固定する部分に溝6を設け、
この溝6にドア枠1を嵌入して固定している。さらに、
図5の位置決定規は、ドア枠1を建築構造物の壁開口部
2の内側に固定している。この位置にドア枠1を固定す
る保形用仮止材3は、建築構造物の壁開口部2に固定す
る部分に凹部7を設けて、突出部3aを薄く加工してい
る。
【0022】ドア枠1は、位置決定規を建築構造物に固
定して、建築構造物の壁開口部2の定位置に正確に仮止
めされる。仮止めされたドア枠1は、竪枠1Aを貫通す
る止ネジ8で建築構造物の壁開口部2に固定される。
【0023】以上の構造のドア枠は下記のようにして建
築構造物の壁開口部に取り付けられる。 工場でドア枠を製造する工程 図2に示すように、竪枠1Aと上枠1Bと下枠1Cを長
方形に連結してドア枠1を組み立てる。ドア枠1の内側
に、蝶番(図示せず)を介して開閉できるようにドア9
を連結する。竪枠1Aと上枠1Bと下枠1Cをジグで直
角に保持し、ドア枠1とドア9との隙間を一定にして、
ドア枠1の上隅にコーナー定規3Aを、竪枠1Aの中間
と下端とに補助桟3Bを固定する。
【0024】 ドア枠を建築構造物の壁開口部にセッ
トする工程 床を水平とする建築構造物の壁開口部2は、床の上にド
ア枠1を載せる。床が水平でない建築構造物の壁開口部
2は、図6に示すように、合板10やパッキン(図示せ
ず)等で床を水平に修正して、その上に下枠1Cを置
く。
【0025】 ドア枠を建築構造物の壁開口部に仮止
めする工程 図7に示すように、ドア枠1を建築構造物の壁開口部2
に仮止めする。ドア枠1は、保形用仮止材3の位置決定
規を建築構造物の壁開口部2に固定して仮止めされる。
保形用仮止材3であるコーナー定規3Aは、ドア枠1か
ら上に突出する位置決定規を建築構造物の壁開口部2の
壁面に釘止、ネジ止等の方法で固定される。補助桟3B
は、竪枠1Aから両側に突出する位置決定規を釘止、ネ
ジ止等の方法で固定される。位置決定規は、ドア枠1を
建築構造物の壁開口部2の定位置に仮止めする。
【0026】 ドア枠と建築構造物の壁開口部の隙間
にパッキンを挿入する工程 図8に示すように、保形用仮止材3の反対側から、ドア
枠1と建築構造物の壁開口部2との隙間に合板等のパッ
キン11を挿入する。このとき、図9に示すように、ド
ア9を開閉して、スムーズに開閉できることを確認す
る。
【0027】 ドア枠を建築構造物の壁開口部に固定
する工程 図10に示すように、ドア枠1の竪枠1Aを貫通する止
ネジ8で、ドア枠1を建築構造物の壁開口部2の内側に
固定する。止ネジ8は、ドア枠1と建築構造物の壁開口
部2とでパッキン11を挟着して、竪枠1Aを建築構造
物の壁開口部2に固定する。パッキン11を挟着して建
築構造物の壁開口部2に固定されるドア枠1は確実に固
定される。止ネジ8は、ドア枠1の外部に表出しないよ
うに、図11に示すように、戸当り12を固定する縦溝
13にねじ込まれる。
【0028】 ドア枠から保形用仮止材を外す工程 ドア枠1を建築構造物の壁開口部2に固定した後、図1
2に示すように、保形用仮止材3を建築構造物の壁開口
部2に固定する釘等を抜いて、位置決定規を建築構造物
の壁開口部2から外す。この状態で、ドア枠1は建築構
造物の壁開口部2に固定されているので、保形用仮止材
3を外しても建築構造物の壁開口部2から外れることは
ない。
【0029】 ドア枠に戸当りと装飾用のケーシング
を固定する工程 図13に示すように、竪枠1Aの内側に戸当り12を固
定する。戸当り12は、縦溝13の止ネジ8の頭をカバ
ーして見えないようにする。戸当り12は、竪枠1Aに
のみ固定する。上枠1Bの戸当り12は、前記のの工
程で上枠1Bに固定される。図14に示すように、ドア
枠1と建築構造物の壁開口部2との境界に、装飾用のケ
ーシング14を固定する。ケーシング14は、竪枠1A
と上枠1Bの表面に固定される。ケーシング14は、ド
ア枠1の両面に固定される。最後に、図15に示すよう
に、ドア9にレバーハンドル15を固定して、図16に
示すように、ドア枠1の施工を完了する。
【0030】
【発明の効果】本発明のドア枠の施工方法とこの方法に
使用するドア枠は、簡単かつ容易に、しかも正確に建築
構造物の壁開口部に取り付けできる特長がある。それ
は、ドア枠を正確な形状に連結するための保形用仮止材
を、ドア枠を建築構造物の壁開口部の定位置に仮止めす
る位置決定規に併用するからである。保形用仮止材の位
置決定規で建築構造物の壁開口部に仮止めされたドア枠
は、形状を狂わせないようにして建築構造物の壁開口部
に仮止めされる。この状態で、ドア枠を建築構造物の壁
開口部に固定すると、ドア枠は極めて簡単にしかも、ド
アをスムーズに開閉できるように固定できる。
【0031】さらに、本発明のドア枠は、保形用仮止材
を位置決定規に併用するので、ドア枠を建築構造物の壁
開口部の定位置に仮止めするために特別な部材を使用す
る必要がなく、簡単な構造で正確に建築構造物の壁開口
部に固定できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のドア枠の施工方法を示す正面図
【図2】本発明のドア枠の施工方法に使用されるドア枠
の正面図
【図3】ドア枠を建築構造物の壁開口部に仮止めする状
態を示す断面図
【図4】ドア枠を建築構造物の壁開口部に仮止めする他
の実施例を示す断面図
【図5】ドア枠を建築構造物の壁開口部に仮止めする他
の実施例を示す断面図
【図6】ドア枠を装着する建築構造物の壁開口部を示す
斜視図
【図7】建築構造物の壁開口部にドア枠を仮止めする状
態を示す斜視図
【図8】図7に示す建築構造物の壁開口部の裏面を示す
斜視図
【図9】ドア枠に連結されたドアを開いた状態を示す斜
視図
【図10】ドア枠を止ネジで建築構造物の壁開口部に固
定する状態を示す斜視図
【図11】ドア枠を止ネジで建築構造物の壁開口部に固
定する状態を示す断面図
【図12】建築構造物の壁開口部にドア枠を固定して保
形用仮止材を除去する状態を示す斜視図
【図13】建築構造物の壁開口部に固定されたドア枠に
戸当りを固定する状態を示す斜視図
【図14】建築構造物の壁開口部に固定されたドア枠に
ケーシングを固定する状態を示す斜視図
【図15】ドア枠にレバーハンドルを連結する状態を示
す斜視図
【図16】ドア枠にレバーハンドルを連結した状態を示
す斜視図
【符号の説明】
1…ドア枠 1A…竪枠 1B…上枠 1
C…下枠 2…壁開口部 3…保形用仮止材 3A…コーナー定規 3B…補
助桟 3a…突出部 4…重り 5…糸 6…溝 7…凹部 8…止ネジ 9…ドア 10…合板 11…パッキン 12…戸当り 13…縦溝 14…ケーシング 15…レバーハンドル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の竪枠(1A)の上端を上枠(1B)で連結
    してドア枠(1)を組み立て、このドア枠(1)の竪枠(1A)と
    上枠(1B)に保形用仮止材(3)を取り外しできるように固
    定して、保形用仮止材(3)でもって、竪枠(1A)と上枠(1
    B)とを枠形状に保持し、保形用仮止材(3)を固定してい
    るドア枠(1)を建築構造物の壁開口部(2)に取り付け、そ
    の後に保形用仮止材(3)をドア枠(1)から外して、ドア枠
    (1)を建築構造物の壁開口部(2)に取り付けするドア枠の
    施工方法において、 保形用仮止材(3)をドア枠(1)の外周に突出するように固
    定し、ドア枠(1)からの突出部(3a)を、壁厚に対応して
    ドア枠(1)の出入りを決める位置決定規に併用し、保形
    用仮止材(3)を建築構造物の壁開口部(2)に当接してドア
    枠(1)を固定することにより、ドア枠(1)の出入り位置を
    調整して固定することを特徴とするドア枠の施工方法。
  2. 【請求項2】 ドア枠(1)の内側に蝶番を介してドア(9)
    を連結しており、ドア(9)が開かれる反対側に保形用仮
    止材(3)を固定して、ドア(9)の連結されたドア枠(1)を
    建築構造物の壁開口部(2)に固定する請求項1に記載さ
    れるドア枠の施工方法。
  3. 【請求項3】 2本の竪枠(1A)の上端が上枠(1B)で連結
    されたドア枠(1)であって、このドア枠(1)の竪枠(1A)と
    上枠(1B)は、取り外しできる保形用仮止材(3)が固定さ
    れており、この保形用仮止材(3)でもって、竪枠(1A)と
    上枠(1B)が枠形状に保持して連結されており、保形用仮
    止材(3)を固定する状態で建築構造物の壁開口部(2)に取
    り付けられ、建築構造物の壁開口部(2)に固定された状
    態で、保形用仮止材(3)がドア枠(1)から外されるように
    構成されてなるドア枠において、 保形用仮止材(3)がドア枠(1)の外周に突出して固定され
    ており、ドア枠(1)からの突出部(3a)が、壁厚に対応し
    てドア枠(1)の出入りを決める位置決定規に併用され、
    保形用仮止材(3)が建築構造物の壁開口部(2)に当接して
    ドア枠(1)が固定されることにより、ドア枠(1)の出入り
    位置を調整して建築構造物の壁開口部(2)に固定される
    ように構成されてなるドア枠。
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