JP2788711B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

Info

Publication number
JP2788711B2
JP2788711B2 JP17159794A JP17159794A JP2788711B2 JP 2788711 B2 JP2788711 B2 JP 2788711B2 JP 17159794 A JP17159794 A JP 17159794A JP 17159794 A JP17159794 A JP 17159794A JP 2788711 B2 JP2788711 B2 JP 2788711B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
shaft member
optical pickup
nickel
pickup device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17159794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0822637A (ja
Inventor
徳久 筒井
康史 水嵜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP17159794A priority Critical patent/JP2788711B2/ja
Publication of JPH0822637A publication Critical patent/JPH0822637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2788711B2 publication Critical patent/JP2788711B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光デイスク装置や光磁
気デイスク装置などに用いられる光ピックアップ装置に
関する。更に詳述すると、本発明は、光ピックアップ装
置の対物レンズの摺動部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図12に、コンパクトデイスク駆動装置
に用いられている従来の光ピックアップ装置の要部を示
す。同図において、1は光学素子を支持する樹脂製の支
持フレ−ムで、このフレ−ム1には、半導体レ−ザ2、
センサレンズ3、ミラ−4等が取り付けられている。フ
レ−ム1は、図示しないネジ等で基板5に固定されてい
る。基板5には、更に軸部材6が立設され、この軸部材
6に、対物レンズ7を保持する保持部材8が摺動自在に
支持されている。
【0003】このような光ピックアップ装置では、対物
レンズ7を支持する保持部材8には、常にサ−ボがかか
り、フオ−カス方向あるいはトラック方向に位置補正が
加えられる。この動きは、高速かつ正確さが要求され
る。このことから、軸部材6の摺動抵抗を小さくするた
め、軸部材6には、潤滑性と耐磨耗性に優れたポリテト
ラフルオロエチレン系樹脂の塗装が施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、軸部材
6の表面処理をスプレ−や浸漬などの塗装で行うので
は、寸法精度が得られにくい。即ち、外径精度、真円
度、面粗度などの点で劣るものとなり易い。また、セン
タ−レス研削加工や熱処理などの精密な後工程を必要と
し、多くの手間がかかるとともに、コスト的にも割高と
なる。
【0005】本発明は、ポリテトラフルオロエチレン系
樹脂の塗装とほぼ同等の摩擦係数を持ち、かつ後工程を
省略することができる軸部材を用いるとともに、軸部材
の組み立て性を良くした光ピックアップ装置を得ること
を目的とする。また、本発明は、対物レンズを支持する
保持部材の摺動特性を一層上げ得る光ピックアップ装置
を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、対物レンズをデイスクの動きに追従させ
るため、該対物レンズを保持する保持部材が摺動する軸
部材を有する光ピックアップ装置において、軸部材の外
周面で摺動面となる部分にポリテトラフルオロエチレン
を分散させたニッケル−燐メッキ、もしくはニッケル−
ほう素メッキを施し、かつ外周面の一端部には該メッキ
を施さず、その部分を軸部材の取付部としている。
【0007】また本発明は、対物レンズをデイスクの動
きに追従させるため、該対物レンズを保持する保持部材
が摺動する軸部材を有する光ピックアップ装置におい
て、軸部材の外周面全体にポリテトラフルオロエチレン
を分散させたニッケル−燐メッキ、もしくはニッケル−
ほう素メッキを施し、かつ軸部材の端面には該メッキを
施さないようにしている。
【0008】また本発明は、対物レンズをデイスクの動
きに追従させるため、該対物レンズを保持する保持部材
が摺動する軸部材を有する光ピックアップ装置におい
て、軸部材の外周面全体と端面にポリテトラフルオロエ
チレンを分散させたニッケル−燐メッキ、もしくはニッ
ケル−ほう素メッキを施している。
【0009】更に、本発明は、対物レンズをデイスクの
動きに追従させるため、該対物レンズを保持する保持部
材が摺動する軸部材を有する光ピックアップ装置におい
て、軸部材の少なくとも摺動面に、凹凸の差の平均が1
μm以下となる、ポリテトラフルオロエチレンを分散さ
せたニッケル−燐メッキ、もしくはニッケル−ほう素メ
ッキを施している。
【0010】
【作用】したがって、上記のように構成された光ピック
アップ装置では、その摺動面がポリテトラフルオロエチ
レンを分散させたニッケル−燐メッキ、もしくはニッケ
ル−ほう素メッキを施しているので、高摺動性が得られ
るとともに、請求項1の発明では、組み立て時、ポリテ
トラフルオロエチレン系のメッキが施されていない部分
を取付部として基板に嵌合させることができる。
【0011】また、請求項2の発明では、同様に高摺動
性が得られるとともに、組み立て時、方向性を考えるこ
となく軸部材を基板に嵌合させることができる。しか
も、軸部材の端面には該メッキを施さないようにしてい
るので、軸部材の長さ方向の精度を維持できる。
【0012】また、請求項3の発明では、同様に高摺動
性が得られるとともに、組み立て時、方向性を考えるこ
となく軸部材を基板に嵌合させることができる。しか
も、柱形の軸部材の角部もメッキされる。
【0013】更に、請求項4の本光ピックアップ装置で
は、軸部材の少なくとも摺動面に、凹凸の差の平均が1
μm以下となる、ポリテトラフルオロエチレンを分散さ
せたニッケル−燐メッキ、もしくはニッケル−ほう素メ
ッキを施しているので、摺動特性が非常に良いものとな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0015】図1にコンパクトデイスク駆動装置に用い
られる軸部材6の構成を示す。この軸部材6は、図12
に示されるような光ピックアップ装置に使用されるもの
で、軸部材6の外周面62において摺動面となる部分6
2aにポリテトラフルオロエチレンを分散させたニッケ
ル−燐メッキ、もしくはニッケル−ほう素メッキが施さ
れている。そして、外周面62の一端部には該メッキが
施されず、その部分が軸部材の取付部62bとして利用
される。
【0016】このような構成の軸部材6は、例えば図2
に示す表面処理工程図によって容易に製作される。ま
ず、軸部材6を水洗−酸洗い−水洗の工程により表面を
洗浄する。これは次のポリテトラフルオロエチレンを分
散させたニッケル−燐メッキの密着力を向上させるため
である。その後、無電解ニッケル−燐メッキを施す。次
に、メッキ処理後の軸部材6を、次亜燐酸ニッケル液に
ポリテトラフルオロエチレンを分散させて得たメッキ材
料中に浸漬し、ポリテトラフルオロエチレンを分散させ
たニッケル−燐メッキを無電解にて施す(以下、このメ
ッキ処理を無電解Ni−P−PTFEメッキと呼ぶ)。
この無電解Ni−P−PTFEメッキは、支持台9に未
貫通の穴91を設け、その穴91に軸部材6の端面61
の一方を入れ、メッキする。穴91の深さは、軸部材6
の一端の取付部62bの軸方向長さに相当する。このた
め、無電解Ni−P−PTFEメッキは外周面62全体
にされるのではなく、摺動面として利用される部分62
aと、支持台とは反対側の端面61とにのみ施される。
そして、光ピックアップ装置の基板5に嵌合される取付
部62bには無電解Ni−P−PTFEメッキが施され
ない。なお、この無電解Ni−P−PTFEメッキは、
ポリテトラフルオロエチレンを20容積%以上含有し、
PHが5〜5.5で、かつ約90℃の液中で行われる。
その後、水洗−乾燥の工程を経て軸部材6の処理が終わ
る。
【0017】図3に軸部材6の第二の実施例とその実施
例に対する無電解Ni−P−PTFEメッキの方法を示
す。軸部材6は、上述の実施例と同様に無電解Ni−P
メッキが施された後に、その両端面61,61を除いた
全外周面に無電解Ni−P−PTFEメッキが施されて
いる。このような構成の軸部材6は図3の(B)に示す
ようにして得られる。まず、軸部材6をはさみこみ用プ
レ−ト92、92ではさみ、固定手段93、93で固定
する。そして、その状態で無電解Ni−P−PTFEメ
ッキ処理をする。このメッキを行った後は、外周面62
全体に当該メッキが施され、両端面61、61には、無
電解Ni−P−PTFEメッキが施されない。
【0018】図4に軸部材6の第三の実施例とその実施
例に対する無電解Ni−P−PTFEメッキの方法を示
す。軸部材6は、上述の実施例と同様に無電解Ni−P
メッキが施された後に、全外周面に無電解Ni−P−P
TFEメッキが施されている。このような構成の軸部材
6は、図4の(B)に示すようにして得られる。まず、
複数に区切られた部屋94a、94b、94c、94d
を有する樹脂製のかご94の中に、各部屋ごとに軸部材
6を各1個入れ、軸部材6同士が接触しない状態で無電
解Ni−P−PTFEメッキ処理をする。この方法で
は、メッキの最中に軸部材6は動くことが可能であり、
このメッキを行った後は、両端面61、61と外周面6
2の全体に当該メッキが施される。また、かごが樹脂製
のため軸部材6の表面のメッキが削り落とされること
は、ほとんどない。
【0019】このように無電解Ni−P−PTFEメッ
キ処理された軸部材6は、光ピックアップ装置の基板5
に嵌合され、対物レンズ7を保持する保持部材8がを摺
動自在に支持するように組み立てられる。なお、第一の
実施例にて処理された軸部材6は、他の方法で処理され
た軸部材6とは異なり、無電解Ni−P−PTFEメッ
キが施されていない支持部62bを基板5に嵌合するこ
とにより組み立てられる。
【0020】以上の表面処理工程によって得られた軸部
材6は、一般的に行われているバレルメッキ方法に比
べ、メッキ面の凹凸が非常に少なくなる。即ち、バレル
メッキ方法では、かごの中に入れられた軸部材6同士が
メッキの最中に接触するため、そのメッキ面は、図5の
金属表面組織を示す電子顕微鏡写真に見られるように、
大きさは微小ではあるが、メッキがつかない部分を海島
状に有する状態となる。図7にその断面状態を示す。軸
部材6は、アルミ材の素地6aと、その素地6aに下地
メッキとして無電解ニッケル−燐メッキがされた無電解
ニッケル−燐メッキ層6bと、更に、無電解Ni−P−
PTFEメッキが施された層(以下、PTFE層と呼
ぶ)6cの三層構造になっており、PTFE層6cのと
ころどころにはメッキが付いていない部分6dがある。
そしてメッキ面の表面に生じた凹凸の差の平均(以下、
面粗度と呼ぶ)は、図9に示されるように大きくばらつ
き、かつその最高値(以下、Rmax値と呼ぶ)も大き
い値となっている。即ち、PTFE層6cの面粗度のR
max値は、1.40μmとなっている。このように面
粗度が大きいと摺動特性にも悪影響を与え、コンパクト
デイスク駆動装置用の光ピックアップの軸部材に用いる
と特性への影響も無視できなくなることが判明した。即
ち、図11(A)に示されるように、Rmax値が2μ
mであるとコンパクトデイスク駆動装置用の光ピックア
ップの可動中点速度(保持部材8の軸方向変位、即ち、
レンズホルダ−のフオ−カス方向の時間に対する変位量
を積分して得た値のうち最大のもの)の上で、停止時間
が長くなり、コンパクトデイスク駆動装置用の光ピック
アップの規格上、問題となる。他方、図11(B),
(C)に見られるように、PTFE層6cの面粗度が細
かくなるほど保持部材8の動きがスム−ズになる。そし
て、Rmax値で1μm以下とする場合、ピックアップ
の規格(市場要求に基づいて本件出願人が独自に定めた
市場要求より厳しい規格)を達する上で必要があること
がわかった。したがって、バレルメッキ方法によってメ
ッキ処理される軸部材6は、コンパクトデイスク駆動装
置用の光ピックアップ装置には適さないことが判明し
た。
【0021】これに対し、上述の各実施例の工法では、
軸部材6同士が接触することは無いので、そのメッキ面
は、図6の金属表面組織を示す電子顕微鏡写真に見られ
るように、メッキがつかない部分はほとんど無い状態と
なる。図8にその断面状態を示す。素地6aと、無電解
ニッケル−燐メッキ層6bと、PTFE層6cの三層構
造となっているのはバレルメッキ方法と同様であるが、
PTFE層6cにはメッキが付いていない箇所はほとん
どない。図10に示されるように、PTFE層6cの表
面のRmax値は1μm以下となっており、コンパクト
デイスク駆動装置用の光ピックアップ装置の可動中点速
度に関する規格を満足するものとなることが確認され
た。ここでPTFE層6cの厚さは、上記各実施例およ
びバレルメッキ方法のいずれにおいても約2〜3μmと
なっているが、下地のニッケルメッキ6bとの兼ね合い
で摺動性を上げるには、もっと薄く、例えば1μmとす
ることが好ましい。
【0022】各実施例のPTFE層6cは、塗装とは異
なり、無電解メッキにて処理されるので被膜厚さのコン
トロ−ルができ、軸部材6の軸外径のバラツキや表面粗
度が管理し易くなり、後加工も不要もしくは低減され
る。したがって、表面処理費の大幅な低減が図れる。
【0023】なお、上述の各実施例は、本発明の好適な
実施例の一例ではあるが、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実
施可能である。例えば、無電解Ni−P−PTFEメッ
キの代わりにポリテトラフルオロエチレンを分散した無
電解ニッケル−ほう素メッキでも同様に高摺動性などの
特性を持った軸部材6が得られる。また上記各実施例で
は、2個または4個の軸部材6を保持する器具が利用さ
れているが、必要により、もっと多数または少数の軸部
材6を扱える形の器具を使用しても良い。更に、各実施
例においては、バレルメッキ方法を採用していないが、
コンパクトデイスク駆動装置用以外の光ピックアップ装
置には、バレルメッキ方法を適宜採用することも可能で
ある。またコンパクトデイスク駆動装置の規格が緩やか
になることなどがあれば、バレルメッキ方法をコンパク
トデイスク駆動装置用に採用しても良い。なお第三の実
施例において、ボ−ル状物体を入れ、全面にPTFE層
を施すと、ボ−ルベアリングの代替えとして利用でき
る。またPTFE層の厚さは、他の用途では5〜10μ
m程度となることが多いが、コンパクトデイスク駆動装
置用光ピックアップの軸部材6においては上述のように
非常に薄い膜となる。
【0024】更に、保持部材8の軸部材挿入内周部8a
にも上記と同様なポリテトラフルオロエチレンを分散さ
せたニッケル−燐メッキ、もしくはニッケル−ほう素メ
ッキを施せば、摺動性が一層向上する。軸部材6の素地
としてはステンレスやSK材などでも良いが、アルミ材
が加工性の面ですぐれており、コスト低減が可能とな
る。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明の光ピックアップ装置は、軸部材の摺動面がポ
リテトラフルオロエチレンを分散させたニッケル−燐メ
ッキ、もしくはニッケル−ほう素メッキを施しているの
で、高摺動性が得られるとともに、組み立て時、ポリテ
トラフルオロエチレン系のメッキが施されていない部分
を取付部として基板に嵌合させることができるので、メ
ッキ部分を嵌合するのに比べ嵌合精度を出しやすい。
【0026】また、請求項2の発明の光ピックアップ装
置では、軸部材の外周面全体にポリテトラフルオロエチ
レンを分散させたニッケル−燐メッキ、もしくはニッケ
ル−ほう素メッキを施しているので、高摺動性が得られ
るとともに、組み立て時、方向性を考えることなく軸部
材を基板に嵌合させることができるので組立ての自動化
が容易となる。しかも、軸部材の端面には該メッキを施
さないようにしているので、軸部材の長さ方向の精度を
維持できる。
【0027】また、請求項3の発明の光ピックアップ装
置では、軸部材の外周面全体と端面にポリテトラフルオ
ロエチレンを分散させたニッケル−燐メッキ、もしくは
ニッケル−ほう素メッキを施しているので、高摺動性が
得られるとともに、組み立て時、方向性を考えることな
く軸部材を基板に嵌合させることができるので組立ての
自動化が容易となる。しかも、柱形の軸部材の角部もメ
ッキされるので、角部からメッキがはげる危険性がなく
なる。
【0028】更に、請求項4の発明の光ピックアップ装
置では、軸部材の少なくとも摺動面に、凹凸の差の平均
が1μm以下となる、ポリテトラフルオロエチレンを分
散させたニッケル−燐メッキ、もしくはニッケル−ほう
素メッキを施しているので、摺動特性が極めて良いもの
となる。その結果、摺動特性の規格が厳しい製品への対
応も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップ装置に使用される軸部
材の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の光ピックアップ装置に使用される軸部
材を得るための表面処理工程図である。
【図3】本発明の光ピックアップ装置に使用される軸部
材の第二の実施例と該実施例に対する無電解Ni−P−
PTFEメッキの方法を示す図で、(A)は軸部材の斜
視図、(B)はメッキ治具を含めた斜視図である。
【図4】本発明の光ピックアップ装置に使用される軸部
材の第三の実施例と該実施例に対する無電解Ni−P−
PTFEメッキの方法を示す図で、(A)は軸部材の斜
視図、(B)はメッキ治具を含めた斜視図である。
【図5】バレルメッキ方法でメッキされた軸部材の表面
の金属組織を示した電子顕微鏡写真である。
【図6】本発明の光ピックアップ装置に使用される軸部
材の表面の金属組織を示した電子顕微鏡写真である。
【図7】バレルメッキ方法でメッキされた軸部材の表面
状況を示す断面構造図である。
【図8】本発明の光ピックアップ装置に使用される軸部
材の表面状況を示す断面構造図である。
【図9】バレルメッキ方法でメッキされた軸部材の面粗
度を示すグラフである。
【図10】本発明の光ピックアップ装置に使用される軸
部材の面粗度を示すグラフである。
【図11】X軸に時間経過をとり、Y軸に保持部材の変
位をとったグラフで、(A)はRmax値が2μmのも
ので、(B)はRmax値が1μmのもので、(C)は
Rmax値が0.5μmのものである。
【図12】コンパクトデイスク駆動装置用の光ピックア
ップ装置の要部断面図である。
【符号の説明】
6 軸部材 7 対物レンズ 8 レンズホルダ− 9 支持台 61 端面 62 外周面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズをデイスクの動きに追従させ
    るため、前記対物レンズを保持する保持部材が摺動する
    軸部材を有する光ピックアップ装置において、前記軸部
    材の外周面で摺動面となる部分にポリテトラフルオロエ
    チレンを分散させたニッケル−燐メッキ、もしくはニッ
    ケル−ほう素メッキを施し、かつ前記外周面の一端部に
    は該メッキを施さず、その部分を軸部材の取付部とした
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 対物レンズをデイスクの動きに追従させ
    るため、前記対物レンズを保持する保持部材が摺動する
    軸部材を有する光ピックアップ装置において、前記軸部
    材の外周面全体にポリテトラフルオロエチレンを分散さ
    せたニッケル−燐メッキ、もしくはニッケル−ほう素メ
    ッキを施し、かつ前記軸部材の端面には該メッキを施さ
    ないことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 対物レンズをデイスクの動きに追従させ
    るため、前記対物レンズを保持する保持部材が摺動する
    軸部材を有する光ピックアップ装置において、前記軸部
    材の外周面全体と端面にポリテトラフルオロエチレンを
    分散させたニッケル−燐メッキ、もしくはニッケル−ほ
    う素メッキを施したことを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  4. 【請求項4】 対物レンズをデイスクの動きに追従させ
    るため、前記対物レンズを保持する保持部材が摺動する
    軸部材を有する光ピックアップ装置において、前記軸部
    材の少なくとも摺動面に凹凸の差の平均が1μm以下と
    なる、ポリテトラフルオロエチレンを分散させたニッケ
    ル−燐メッキ、もしくはニッケル−ほう素メッキを施し
    たことを特徴とする光ピックアップ装置。
JP17159794A 1994-07-01 1994-07-01 光ピックアップ装置 Expired - Fee Related JP2788711B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17159794A JP2788711B2 (ja) 1994-07-01 1994-07-01 光ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17159794A JP2788711B2 (ja) 1994-07-01 1994-07-01 光ピックアップ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0822637A JPH0822637A (ja) 1996-01-23
JP2788711B2 true JP2788711B2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=15926121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17159794A Expired - Fee Related JP2788711B2 (ja) 1994-07-01 1994-07-01 光ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2788711B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0822637A (ja) 1996-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010051572A (ko) 유체동압 베어링, 유체동압 베어링 장치, 유체동압베어링의 제조방법 및 베어링 표면 가공방법
JPWO2006080527A1 (ja) 薄肉軸受
WO1992008062A1 (en) Gas dynamic bearing
US8537498B2 (en) Baseplate for disk drive suspension and method for manufacturing baseplate
JP2788711B2 (ja) 光ピックアップ装置
US7024754B1 (en) Method of assembling an actuator assembly of a disk drive and of reducing torque out retention values in subsequent de-swaging
US5271631A (en) Magnetic fluid seal apparatus
JP2017043801A (ja) 摺動構造、めっき浴及び摺動部材の製造方法
US20010033460A1 (en) Hardened and lubricated load/unload ramp and method for preparing the same
JPH06195734A (ja) 光ピックアップ用摺動部材
JP3978289B2 (ja) 光学式ピックアップ用支持軸およびその製造方法
JPH06325389A (ja) 光ピックアップ用摺動部材
JP2005195094A (ja) 組立部品
JPH07141663A (ja) 光ピックアップ用摺動部材
JP2006144864A (ja) 流体軸受装置、スピンドルモータ、および流体軸受装置の製造方法
JP2881369B2 (ja) 複合めっきおよび、これを用いた摺動部材
KR20090128860A (ko) 리드스크류의 제조방법, 리드스크류 및 이를 사용한 스테핑모터
JP2001355636A (ja) 転がり運動部品
JP4599738B2 (ja) モータ及びこれを備えたディスク装置
JPH11213409A (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2000076675A (ja) 光学式ピックアップ用支持軸およびその製造方法
JP2004084768A (ja) 転がり軸受装置
JP2002005174A (ja) 流体動圧軸受部品及びその製造方法、並びにそれを用いたモータ及びディスク装置
JP4000870B2 (ja) 転動部材及び転動装置
JPH11175999A (ja) 光学式ピックアップ用支持軸およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees