JP2786429B2 - ボルト又はピンとそれを使用した収納庫用ヒンジステー - Google Patents

ボルト又はピンとそれを使用した収納庫用ヒンジステー

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JP2786429B2 JP8285706A JP28570696A JP2786429B2 JP 2786429 B2 JP2786429 B2 JP 2786429B2 JP 8285706 A JP8285706 A JP 8285706A JP 28570696 A JP28570696 A JP 28570696A JP 2786429 B2 JP2786429 B2 JP 2786429B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍冷蔵庫、自動販
売機、収納式保安箱、コインロッカー等の開閉式扉を有
する収納庫において、収納庫本体に扉を開閉自在なるよ
うに取付けるための収納庫用ヒンジステーと、それに使
用するのに適するボルト又はピンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記の様な各種収納庫は、物品を収容可
能な収納庫本体に扉を収納庫用ヒンジステーにより開閉
自在に取付けられている。従来の納庫用ヒンジステーは
材質がSPHC、T=6.0であるステーP(図9)
に、材質がSWCH10R又はS45Cである本体用ボ
ルトA(図9)及び扉用ボルトB(図9)が溶接或はス
ポット溶接されている。
【0003】この収納庫用ヒンジステーにより収納庫本
体Cに扉Dを取付けるには、図10に示すように収納庫
本体Cの上面Eと扉Dの上面Fの間、収納庫本体Cの底
面Gと扉Dの底面Hの間の夫々に収納庫用ヒンジステー
を掛け渡し、収納庫本体Cの差込み孔に本体用ボルトA
を差込み、扉Dの差込み孔に扉用ボルトBを差込み、そ
れらボルトにナットLを螺合したり、止めピンMを差込
んだりして、収納庫用ヒンジステーを収納庫本体C及び
扉Dに固定する。しかし、この場合、収納庫本体C及び
扉Dは夫々の自重で下がるため、それらの上面E、Fと
収納庫用ヒンジステーとの間には隙間Iが生じ易い。隙
間Iが生じると収納庫本体C及び扉Dの底面G、Hと収
納庫用ヒンジステーとの間に治具をこじ入れて収納庫本
体C及び扉Dを押し上げて、その部分に隙間を作ること
もできる。
【0004】前記の様に隙間Iができると、隙間Iから
鉄用カッター、鉄用ハサミ、鉄ノコ等を差込んで本体用
ボルトA又は扉用ボルトBの軸部Jを切断して収納庫本
体Cから扉Dを取外して、収納庫本体C内に収納されて
いる品物や金銭を奪うことができる。近年はこの種の盗
難事件が多くなっている。尚、図10のOは本体側のパ
ッキンであり、Qは扉側のパッキンである。このパッキ
ンは本体と扉を密着させるもためのものであり、樹脂或
はゴム等から形成される。
【0005】このような盗難事件を防止するため、従来
は本体用ボルトA及び扉用ボルトBを調質処理し、その
後に軸部Jに高周波焼き入れして軸部Jを硬化させて、
軸部Jが鉄用カッターや鉄ノコ等で切断されないように
している。この場合、鉄用カッター、鉄用ハサミ、鉄ノ
コ等で切断される箇所、即ち、本体用ボルトA及び扉用
ボルトBの軸部Jの根本まで高周波焼き入れするが望ま
しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の様に軸
部Jの根本まで高周波焼き入れをすると、図11の様に
頭部Kの内側に突設されているスポット溶接用の突子N
も硬化していまい、突子NがステーPに溶接されにくく
なる。このため、ステーPにスポット溶接された本体用
ボルトAや扉用ボルトBがステーPから分離し易くな
り、収納庫本体C及び扉Dと収納庫用ヒンジステーとの
間に隙間ができ易くなる。スポット溶接用の突子Nが硬
化しないように高周波焼き入れをすると、軸部Jの首の
部分まで高周波焼き入れされないため、その部分が鉄用
カッター、鉄用ハサミ、鉄ノコ等で切断され易くなる。
【0007】本体用ボルトA及び扉用ボルトBをスポッ
ト溶接ではなく、通常の溶接でステーPに溶接する場合
は、軸部Jの首の部分まで高周波焼き入れすることがで
きるため、スポット溶接の場合の様な難点は無いが、溶
接代が高いとか、振動等により溶接箇所が剥れ易いとい
った課題があった。
【0008】本発明の目的は本体用ボルトや扉用ボルト
をステーにスポット溶接や通常の溶接をしなくとも、そ
れらボルトをステーに確実に固定でき、また、それらボ
ルトが鉄用カッター、鉄用ハサミ、鉄ノコ等で切断しに
くい収納庫用ヒンジステーと、それに使用するのに適す
るボルト又はピンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のうち第1のボル
ト又はピンは頭部に、取付け部材の取付け孔に圧入固定
する圧入部と、取付け部材と連結される他の部材に差込
まれる差込み部とが同じ方向に一連に形成され、圧入部
の外周面に圧入突子が多数形成され、差込み部に螺子や
孔等の止め部が形成され、前記差込み部又は同差込み部
及び圧入部付近に高周波焼き入れが施されてなるもので
ある。
【0010】本発明のうち第2のボルト又はピンは、頭
部に、取付け部材の取付け孔に圧入固定する圧入部が突
設され、頭部のうち圧入部と反対側に、取付け部材と連
結される他の部材に差込まれる差込み部が突設され、圧
入部の外周面に圧入突子が多数形成され、前記差込み部
に螺子や孔等の止め部が形成され、前記差込み部又は同
差込み部及び圧入部付近に高周波焼き入れが施されてな
るものである。
【0011】本発明のうち第3のボルト又はピンは、
記第1、第2のボルト又はピンにおいて、頭部にあって
圧入部よりも外側に、取付け部材に食込む食込み突子が
形成されてなるものである。
【0012】本発明のうち第4のボルト又はピンは、
記第1、第2、第3のボルト又はピンにおいて、圧入部
の首部の外周面に、食込み突子が取付け部材に圧入さる
ことにより前記首部側に押し寄せられる取付け部材の肉
が形成されてなるものである。
【0013】本発明のうち第5のボルト又はピンは、
記第1、第2、第3、第4のボルト又はピンにおいて、
高周波焼き入れ前に調質処理されてなるものである。
【0014】本発明のうち第6のボルト又はピンは、頭
部に、取付け部材の取付け孔に圧入固定する圧入部と、
取付け部材と連結される他の部材に差込まれる差込み部
とが同じ方向に一連に形成され、圧入部の外周面に圧入
突子が多数形成され、前記差込み部に螺子や孔等の止め
部が形成され、頭部にあって圧入部よりも外側に、取付
け部材に食込む食込み突子が形成され、圧入部の首部の
外周面に、食込み突子が取付け部材に食込むことにより
前記首部側に押し寄せられる取付け部材の肉が食込む凹
陥部が前記首部の外周面より内側に窪むように形成され
てなるものである。
【0015】本発明のうち第7のボルト又はピンは、頭
部に、取付け部材の取付け孔に圧入固定する圧入部が突
設され、頭部のうち圧入部と反対側に、取付け部材と連
結される他の部材に差込まれる差込み部が突設され、圧
入部の外周面に圧入突子が多数形成され、前記差込み部
に螺子や孔等の止め部が形成され、頭部にあって圧入部
よりも外側に、取付け部材に食込む食込み突子が形成さ
れ、圧入部の首部の外周面に、食込み突子が取付け部材
に圧入さることにより前記首部側に押し寄せられる取付
け部材の肉が食込む凹陥部が前記首部の外周面より内側
に窪むように形成されてなるものである。
【0016】本発明のうち第8のボルト又はピンは、前
記第6、第7のボルト又はピンにおいて、差込み部又は
同差込み部及び圧入部付近に高周波焼き入れが施されて
なるものである。
【0017】本発明のうち第9のボルト又はピンは、前
記第8のボルト又はピンにおいて、高周波焼き入れ前に
調質処理されてなるものである。
【0018】本発明のうち第10の収納庫用ヒンジステ
ーは、ステーに本体用ボルト類と扉用ボルト類とが取付
けら、本体用ボルト類を収納庫本体に取付け、扉用ボル
ト類を扉に取付けることにより収納庫本体に扉を開閉自
在に取付け可能な収納庫用ヒンジステーにおいて、本体
用ボルト類と扉用ボルト類の双方又は一方の頭部にステ
ーの取付け孔に圧入固定する圧入部と、収納庫本体又は
扉に差込まれる差込み部とが一連に形成され、圧入部の
外周面に圧入突子が多数形成され、差込み部に螺子や孔
等の止め部が形成され、差込み部又は同差込み部及び圧
入部付近に高周波焼き入れが施されてなるものである。
【0019】本発明のうち第11の収納庫用ヒンジステ
ーは、本体用ボルト類と扉用ボルト類の双方又は一方の
頭部にステーの取付け孔に圧入固定する圧入部が突設さ
れ、頭部の圧入部と反対側に収納庫本体又は扉に差込ま
れる差込み部が突設され、圧入部の外周面に圧入突子が
多数形成され、差込み部に螺子や孔等の止め部が形成さ
れ、差込み部又は同差込み部及び圧入部付近に高周波焼
き入れが施されてなるものである。
【0020】本発明のうち第12の収納庫用ヒンジステ
ーは、前記第10、第11の収納庫用ヒンジステーにお
いて、本体用ボルト類、扉用ボルト類が高周波焼き入れ
前に調質処理されてなるものである。
【0021】本発明のうち第13の収納庫用ヒンジステ
ーは、前記第10、第11、第12の収納庫用ヒンジス
テーにおいて、本体用ボルト類と扉用ボルト類の双方又
は一方の頭部であって圧入部の外側に、ステーに食込む
食込み突子が形成されてなるものである。
【0022】本発明のうち第14の収納庫用ヒンジステ
ーは、前記第10、第11、第12、第13の収納庫用
ヒンジステーにおいて、本体用ボルト類と扉用ボルト類
の双方又は一方の圧入部の首部の外周面に、それらボル
トの食込み突子がステーに圧入さることにより前記首部
側に押し寄せられるステーの肉が食込む凹陥部が形成さ
れてなるものである。
【0023】本発明のうち第15の収納庫用ヒンジステ
ーは、前記第10、第11、第12、第13、第14の
収納庫用ヒンジステーにおいて、本体用ボルト類と扉用
ボルト類の圧入部が圧入されたステーのうち、圧入部の
外周の肉を圧入部側に押し寄せてなるものである。
【0024】本発明のうち第16の収納庫用ヒンジステ
ーは、ステーに本体用ボルト類と扉用ボルト類とが取付
けられ、本体用ボルト類を収納庫本体に取付け、扉用ボ
ルト類を扉に取付けることにより収納庫本体に扉を開閉
自在に取付け可能な収納庫用ヒンジステーにおいて、本
体用ボルト類と扉用ボルト類の双方又は一方の頭部に、
ステーの取付け孔に圧入固定する圧入部と、収納庫本体
又は扉に差込まれる差込み部とが同じ方向に一連に形成
され、圧入部の外周面に圧入突子が多数形成され、前記
差込み部に螺子や孔等の止め部が形成され、頭部にあっ
て圧入部よりも外側に、取付け部材に食込む食込み突子
が形成され、圧入部の首部の外周面に、食込み突子が取
付け部材に食込むことにより前記首部側に押し寄せられ
る取付け部材の肉が食込む凹陥部が、首部の外周面より
も外側に窪むように形成されてなるものである。
【0025】本発明のうち第17の収納庫用ヒンジステ
ーは、ステーに本体用ボルト類と扉用ボルト類とが取付
けられ、本体用ボルト類を収納庫本体に取付け、扉用ボ
ルト類を扉に取付けることにより収納庫本体に扉を開閉
自在に取付け可能な収納庫用ヒンジステーにおいて、本
体用ボルト類と扉用ボルト類の双方又は一方の頭部に、
ステーの取付け孔に圧入固定する圧入部が突設され、頭
部のうち圧入部と反対側に、収納庫本体又は扉に差込ま
れる差込み部が突設され、圧入部の外周面に圧 入突子が
多数形成され、前記差込み部に螺子や孔等の止め部が形
成され、頭部にあって圧入部よりも外側に、取付け部材
に食込む食込み突子が形成され、圧入部の首部の外周面
に、食込み突子が取付け部材に圧入さることにより前記
首部側に押し寄せられる取付け部材の肉が食込む凹陥部
が、首部の外周面よりも外側に窪むように形成されてな
ものである。
【0026】本発明のうち第18の収納庫用ヒンジステ
ーは、前記第16、第17の収納庫用ヒンジステーにお
いて、本体用ボルト類と扉用ボルト類の差込み部に高周
波焼き入れが施されてなるものである
【0027】本発明のうち第19の収納庫用ヒンジステ
ーは、前記第18の収納庫用ヒンジステーにおいて、本
体用ボルト類と扉用ボル本体用ボルト類と扉用ボルト類
が高周波焼き入れ前に調質処理されてなるものである。
【0028】
【発明の実施の形態1】本発明の収納庫用ヒンジステー
の実施の形態の一例を図1〜図4に基づいて詳細に説明
する。以下の説明においてボルトとは図2の様にピンの
外周面に螺子が切られているものをいい、ピンとは図3
の様に外周面に螺子が切られていないものをいい、ピン
又はボルトを総称して本体用ボルト類2又は扉用ボルト
類3という。
【0029】図1に示すものは、図4に示す様に収納庫
本体4の上面17と扉5の上面18を連結するための上
部用ヒンジステー19である。この上部用ヒンジステー
19はステー1に本体用ボルト類2と扉用ボルト類3と
が取付けられ、本体用ボルト類2を収納庫本体4の上面
17に取付け、扉用ボルト類3を扉5の上面18に取付
けることにより、収納庫本体4に扉5を開閉自在に取付
け可能としたものである。
【0030】図1のステー1は方形の金属板であり、扉
5の上にあてがう扉側部20(図1の左側)が、収納庫
本体4の上にあてがう本体側部21(図1の右側)より
一段高く形成して、湾曲した扉5の上面18が開閉時に
ステー1の当らないようにしてある。また、ステー1の
扉側部20は端面を斜めに形成して、扉5の上面18に
取り付けたときに、その上面18から外側に突出しない
ようにしてある。この扉側部20の幅方向一端には扉用
ボルト類3を取付けるための取付け孔7が開口されてお
り、本体側部21には本体用ボルト2類を取付けるため
の2つの取付け孔7が斜めに開口されている。
【0031】前記の本体用ボルト類2は図2に示す様
に、頭部6の内面22の中心部に、ステー1の取付け孔
7に圧入固定する圧入部8と、収納庫本体4又は扉5に
差込まれる差込み部9とが同一軸線上に一連に形成され
てなる。圧入部8の外周面には取付け孔7への圧入時に
取付け孔7の内周面に圧入する圧入突子10が多数形成
されている。頭部6の内面22で圧入部8よりも外側に
は、断面三角形の食込み突子12がリング状に形成され
ている。この圧入部8は図2(b)に示す様に、ステー
1の取付け孔7に圧入部8を圧入したときにステー1の
外面23に食い込むものである。圧入部8の首部13の
外周面の全周には内側に窪んだ凹陥部15が形成されて
いる。この凹陥部15は前記の食込み突子12がステー
1に圧入されるときに首部13側に押し寄せられるステ
ー1の肉14が食込んで、ステー1への圧入部8の圧入
を一層強固にするためのものである。
【0032】前記の圧入部8は頭部6よりも径の小さな
丸棒状に形成されており、その外周面にローレット加工
により均一間隔で平目ローレット(圧入突子)10が形
成さている。この圧入突子10は図2(b)に示すよう
にステー1の外面23から取付け孔7に圧入すると、取
付け孔7の内周面に食込んで圧入するものである。
【0033】前記の差込み部9は圧入部8よりも一回り
小さな径の丸棒状であり、その外周面に螺子を切って止
め部11を形成してある。この差込み部9には高周波焼
き入れが施されてなる。この場合、予め、ボルト全体を
調質処理した後に、図2のA部に高周波焼き入れを施し
てなる。この差込み部9は図4に示す様に収納庫本体4
の上面17と扉5の上面18を連結するときに、収納庫
本体4に形成されている止め孔に差込まれて収納庫本体
4の内側まで突出し、収納庫本体4の内側から螺子の止
め部11にナット24を螺合して、ステー1を収納庫本
体4の天井に固定するためのものである。
【0034】前記の扉用ボルト類3は図3に示す様に、
基本的構成は本体用ボルト類2と同じであり、異なるの
は扉用ボルト類3では差込み部9の止め部11を螺子孔
としたことである。この扉用ボルト類3も調質処理さ
れ、その後に差込み部9のA部に高周波焼き入れが施さ
れている。この差込み部9も図4に示す様に収納庫本体
4の上面17と扉5の上面18を連結するときに、扉5
に形成されている止め孔に差込まれて扉5の内側まで突
出し、扉5の内側から孔の止め部11にピン25を差込
んで、ステー1を扉5の天井に取付けるためのものであ
る。
【0035】前記した実施の形態1の収納庫用ヒンジス
テーを使用するには、図4に示す様にステー1の扉側部
20を収納庫の扉5の上面18にあてがい、ステー1の
本体側部21を収納庫本体4の上面17にあてがって、
扉用ボルト類3を扉5に形成されている止め孔に差込ん
で扉5の内側まで突出させ、本体用ボルト類2を収納庫
本体4に形成されている止め孔に差込んで収納庫本体4
の内側まで突出させ、本体用ボルト類2の止め部(螺
子)11に収納庫本体4の内側からナット24を螺合
し、扉用ボルト類3の止め部(孔)11に扉5の内側か
らピン25を差込んで、ステー1を収納庫本体4及び扉
5に固定し、これにより収納庫本体4の上面17に扉5
の上面18をステー1を介して開閉可能に取付ける。
尚、図4の31は扉5側のパッキンであり、32は収納
庫4側のパッキンである。このパッキン31、32は扉
5を閉じた時に互いに密着するものであり、樹脂製或は
ゴム製のものである。
【0036】
【発明の実施の形態2】本発明の収納庫用ヒンジステー
の第2の実施の形態を図6に基づいて詳細に説明する。
図6に示すものは収納庫本体4の下面26に扉5の下面
27を取付けるための下部用ヒンジステー28である。
この下部用ヒンジステー28の基本構成は図1に示す上
部用ヒンジステー19と同一である。異なるのはステー
1の形状である。この下部用ヒンジステー28のステー
1は平坦な板であり、それに4つの取付け孔7が形成さ
れ、そのうちの1つを扉用ボルト類3を取付けるための
取付け孔7、3つを本体用ボルト類2を取付けるための
取付け孔7としてある、この3つの取付け孔7は多少の
位置ずれに対応できるように楕円形に形成してある。
【0037】
【発明の実施の形態3】本発明の収納庫用ヒンジステー
の第3の実施の形態を図7に基づいて詳細に説明する。
図7に示す収納庫用ヒンジステーはステー1に本体用ボ
ルト類2と扉用ボルト類3とを取付けてある。このうち
本体用ボルト類2は図1に示すものと同じであり、扉用
ボルト類3は図1のものと異なる。この扉用ボルト類3
は頭部6の外面29にステー1の取付け孔7に圧入固定
する圧入部8が突設され、圧入部8の外周に断面三角形
の食込み突子12がリング状に形成されてなる。この食
込み突子12はステー1の取付け孔7に圧入部8を圧入
したときに、ステー1に食い込んで扉用ボルト類3にス
テー1への固定をより確実にするためのものである。圧
入部8の首部13の外周面の全周には内側に窪んだ凹陥
部15が形成されている。この凹陥部15は前記の食込
み突子12がステー1に圧入されるときに首部13側に
押し寄せられるステー1の肉14が食い込んで、ステー
1への圧入部8の圧入を一層強固にするためのものであ
る。頭部6の内面22には収納庫本体4又は扉5に差込
まれる差込み部9が突設されてなる。図7(b)に示す
様に圧入部8の外周面にはアヤメローレット(圧入突
子)11が多数形成され、差込み部9に孔(止め部)1
1が形成されている。この、扉用ボルト類3も調質処理
が施された後に、差込み部9のA部に高周波焼き入れが
施されている。前記の圧入突子10はステー1に開口し
た取付け孔7に圧入部8を圧入すると取付け孔7の内周
面に食込むものである。
【0038】前記した実施例2の収納庫用ヒンジステー
を使用するには、図4に示す様にステー1の扉側部20
を収納庫の扉5の下面27にあてがい、ステー1の本体
側部21を収納庫本体4の下面26にあてがって、本体
用ボルト類2を収納庫本体4にに形成されている止め孔
に差込んで収納庫本体4の内側まで突出させ、扉用ボル
ト類3を扉5に形成されている止め孔に差込んで扉5の
内側まで突出させ、本体用ボルト類2の止め部(螺子)
11に収納庫本体4の内側がらナット24を螺合し、扉
用ボルト類3の止め部(孔)11に扉5の内側からピン
25を差込んで、ステー1を収納庫本体4及び扉5に固
定し、これにより収納庫本体4の底面に扉5の底面をス
テー1を介して開閉可能に取付ける。
【0039】
【発明の実施の形態4】本発明の収納庫用ヒンジステー
1の第4の実施の形態を図2(b)に基づいて詳細に説
明する。この実施の形態の収納庫用ヒンジステーは、図
2(b)に示す本体用ボルト類2、扉用ボルト類3の圧
入部8をステー1の取付け孔7に圧入してから、ボルト
2、3の外周に筒状の加圧具30を上方から被せて、同
治具30によりステー1の圧入部8の外周を加圧し、ス
テー1の加圧された箇所の肉16を圧入部8側(図2
(b)の矢印Y方向)に押し寄せて、その肉16により
圧入部8を締付けてステー1への圧入部8の固定をより
一層強固にしたものである。
【0040】
【発明の他の実施の形態】本体用ボルト類2及び扉用ボ
ルト類3は前記の形状に限られるものではなく、図8に
示すように差し込み部9の先端部分にのみ螺子を形成し
て止め部11としてもよく、図2、図3に示す頭部6の
食い込み突止12を設けなくてもよい。本体用ボルト類
2、扉用ボルト類3及びステー1の表面には亜鉛メッキ
等の防錆処理を施すことが望ましい。前記のステー1の
材質としてはSPHCが適し、本体用ボルト類2及び扉
用ボルト類3の材質としてはS45C、SCMが適する
が、これらに限られるものではない。
【0041】前記した実施の形態1〜4の収納庫用ヒン
ジステーは、高周波焼き入れした後に全体を亜鉛メッキ
して表面処理し、更にベーキング処理(もろさ除去処
理)をするのが望ましい。
【0042】
【発明の効果】本発明のうち請求項1及び請求項2記載
のボルト又はピンは次のような効果がある。 .頭部6に形成された圧入部8の外周面に圧入突子1
0が多数形成されているので、ボルト又はピンが回転し
ないように圧入部8を取付け部材の取付け孔7に圧入固
定することができる。 .差込み部9に高周波焼き入れが施されてなるので、
強度に優れ、金属鋏や金鋸等でも切断されにくくなる。
【0043】本発明のうち請求項3記載のボルト又はピ
ンは、頭部6に食込み突子12が形成されてなるので、
その食込み突子12を取付け部材、例えばステー1等に
食い込ませることができ、ボルト又はピンの回転が確実
に防止される。
【0044】本発明のうち請求項4記載のボルト又はピ
ンは、圧入部8の首部13の外周面に凹陥部15が形成
されてなるので、食込み突子12が取付け部材、例えば
ステー1に圧入されて取付け部材の肉14が首部13側
に押し寄せられると、その肉14が凹陥部15に食込
み、ステー1へのボルト又はピンの取付けが確実にな
る。
【0045】本発明のうち請求項5記載のボルト又はピ
ンは、高周波焼き入れ前に調質処理されてなるので、高
周波焼き入れが確実になる。
【0046】本発明のうち請求項10〜15の収納庫用
ヒンジステーは本体用ボルト類2又は扉用ボルト類3の
圧入部8をステー1の取付け孔7に圧入することによ
り、それらボルトをステー1に固定するため、次のよう
な効果がある。 .本体用ボルト類2、扉用ボルト類3の頭部6をステ
ー1に溶接する必要が無いため、ステー1への本体用ボ
ルト類2、扉用ボルト類3への取付が容易になり、取付
け作業のコストも安価になる。 .圧入部8の外周面に圧入突子10が形成されている
ので、本体用ボルト類2、扉用ボルト類3に大きなトル
クがかかってもそれらが空転せず、ステー1への固定が
確実になる。 .ボルトの頭部6にスポット溶接用の突子が無いた
め、差込み部9の根元まで高周波焼き入れを施すことが
でき、収納庫に取付けたときに収納庫本体4又は扉5と
の間の隙間に露出する部分が確実に高周波焼き入れさ
れ、鉄用カッター、鉄用ハサミ、鉄ノコ等で切断しにく
くなり、盗難防止に極めて有効である。
【0047】本発明のうち請求項11の収納庫用ヒンジ
ステーは、頭部6の外面29に圧入部8が形成されてい
るので、前記効果の他に次の様な効果もある。即ち、圧
入部8をステー1の取付け孔7に圧入すると、頭部6が
ステー1の外面23の上にのるため本体用ボルト類2又
は扉用ボルト類3の差込み部9側から頭部6側に大きな
力(収納庫本体の荷重、扉の荷重)がかかっても本体用
ボルト類2、扉用ボルト類3がステー1から抜けること
がなく、それらの荷重が確実に受け止められる。
【0048】本発明のうち請求項12の収納庫用ヒンジ
ステーは、本体用ボルト類2、扉用ボルト類3が高周波
焼き入れ前に調質処理されてなるので、それらボルト類
2、3が高周波焼き入れされ易くなる。
【0049】本発明のうち請求項13の収納庫用ヒンジ
ステーは、頭部6のステー1側の面にステー1に食い込
む食い込み突子12が形成されているので、前記効果の
他に次の様な効果もある。即ち、食い込み突子12が形
成されていない場合に比して、ステー1への本体用ボル
ト類2、扉用ボルト類3の取付が強固になる。
【0050】本発明のうち請求項14の収納庫用ヒンジ
ステーは、圧入部8の首部13の外周面に、食込み突子
12がステー1に圧入さることにより首部13側に押し
寄せられるステー1の肉14が食込む凹陥部15が形成
されてなるので、前記効果の他に次の様な効果もある。
即ち、ステー1の肉15が凹陥部15に食い込む分だけ
ステー1への本体用ボルト類2、扉用ボルト類3の取付
がより一層強固になる。
【0051】本発明のうち請求項15の収納庫用ヒンジ
ステーは、圧入部8が圧入されたステー1のうち、圧入
部8の外周部の肉16を圧入部8側に寄せてなるので、
前記効果の他に次の様な効果もある。即ち、圧入部8を
単に圧入した場合に比して本体用ボルト類2又は扉用ボ
ルト類3とステー1の係止がさらに強固になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の収納庫用ヒンジステーの第一の実施形
態を示す斜視図。
【図2】(a)は、本体用ボルト類2の形状を示す説明
図、(b)は、本体用ボルト類2のヒンジステーへの取
付け状態を示す部分断面図。
【図3】扉用ボルト類3の形状を示す説明図。
【図4】本発明の収納庫用ヒンジステーによって収納庫
本体4に扉5を取り付けた状態を示す説明図。
【図5】(a)は、本発明の収納庫用ヒンジステーによ
って収納庫本体4に扉5を取り付けた状態を示す上面斜
視図、(b)は、同下面斜視図。
【図6】下部用ヒンジステー28の形状を示す平面図。
【図7】(a)は、本発明の収納庫用ヒンジステーの他
の実施形態を示す説明図、(b)は扉用ボルト類3の形
状を示す説明図。
【図8】ボルト2、3の他の形状を示す説明図。
【図9】従来の収納庫用ヒンジステーを示す斜視図。
【図10】従来の収納庫用ヒンジステーによって収納庫
本体に扉を取り付けた状態を示す説明図。
【図11】(a)は従来の収納庫用ヒンジステーによっ
て収納庫本体に扉を取り付けた状態を示す上面斜視図、
(b)は同底面斜視図。
【図12】従来の収納庫用ヒンジステーに使用される、
ボルトを示す斜視図。
【符号の説明】
1 ステー 2 本体用ボルト類 3 扉用ボルト類 4 収納庫本体 5 扉 6 頭部 7 取り付け孔 8 圧入部 9 差込み部 10 圧入突子 11 止め部 12 食い込み突子 13 首部 14 肉 15 凹陥部 16 肉

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭部(6)に、取付け部材の取付け孔
    (7)に圧入固定する圧入部(8)と、取付け部材と連
    結される他の部材に差込まれる差込み部(9)とが同じ
    方向に一連に形成され、圧入部(8)の外周面に圧入突
    子(10)が多数形成され、差込み部(9)に螺子や孔
    等の止め部(11)が形成され、前記差込み部(9)の
    み又は同差込み部(9)及び圧入部(8)付近のみに
    周波焼き入れが施されてなるボルト又はピン。
  2. 【請求項2】頭部(6)に、取付け部材の取付け孔
    (7)に圧入固定する圧入部(8)が突設され、頭部
    (6)のうち圧入部(8)と反対側に、取付け部材と連
    結される他の部材(4)に差込まれる差込み部(9)が
    突設され、圧入部(8)の外周面に圧入突子(10)が
    多数形成され、前記差込み部(9)に螺子や孔等の止め
    部(11)が形成され、前記差込み部(9)のみ又は同
    差込み部(9)及び圧入部(8)付近のみに高周波焼き
    入れが施されてなるボルト又はピン。
  3. 【請求項3】頭部(6)にあって圧入部(8)よりも外
    側に、取付け部材に食込む食込み突子(12)が形成さ
    れてなる請求項1又は請求項2記載のボルト又はピン。
  4. 【請求項4】圧入部(8)の首部(13)の外周面に、
    食込み突子(12)が取付け部材に圧入さることにより
    前記首部(13)側に押し寄せられる取付け部材の肉
    (14)が食込む凹陥部(15)が形成されてなる請求
    項1乃至請求項3記載の夫々のボルト又はピン。
  5. 【請求項5】高周波焼き入れ前に調質処理されてなる請
    求項1乃至請求項4記載の夫々のボルト又はピン。
  6. 【請求項6】頭部(6)に、取付け部材の取付け孔
    (7)に圧入固定する圧入部(8)と、取付け部材と連
    結される他の部材に差込まれる差込み部(9)とが同じ
    方向に一連に形成され、圧入部(8)の外周面に圧入突
    子(10)が多数形成され、前記差込み部(9)に螺子
    や孔等の止め部(11)が形成され、頭部(6)にあっ
    て圧入部(8)よりも外側に、取付け部材に食込む食込
    み突子(12)が形成され、圧入部(8)の首部(1
    3)の外周面に、食込み突子(12)が取付け部材に食
    込むことにより前記首部(13)側に押し寄せられる取
    付け部材の肉(14)が食込む凹陥部(15)が前記首
    部(13)の外周面より内側に窪むように形成されてな
    るボルト又はピン。
  7. 【請求項7】頭部(6)に、取付け部材の取付け孔
    (7)に圧入固定する圧入部(8)が突設され、頭部
    (6)のうち圧入部(8)と反対側に、取付け部材と連
    結される他の部材(4)に差込まれる差込み部(9)が
    突設され、圧入部(8)の外周面に圧入突子(10)が
    多数形成され、前記差込み部(9)に螺子や孔等の止め
    部(11)が形成され、頭部(6)にあって圧入部
    (8)よりも外側に、取付け部材に食込む食込み突子
    (12)が形成され、圧入部(8)の首部(13)の外
    周面に、食込み突子(12)が取付け部材に圧入さるこ
    とにより前記首部(13)側に押し寄せられる取付け部
    材の肉(14)が食込む凹陥部(15)が前記首部(1
    3)の外周面より内側に窪むように形成されてなるボル
    ト又はピン。
  8. 【請求項8】差込み部(9)に高周波焼き入れが施され
    てなる請求項6又は請求項7記載のボルト又はピン
  9. 【請求項9】高周波焼き入れ前に調質処理されてなる請
    求項8記載のボルト又はピン。
  10. 【請求項10】ステー(1)に本体用ボルト類(2)と
    扉用ボルト類(3)とが取付けら、本体用ボルト類
    (2)を収納庫本体(4)に取付け、扉用ボルト類
    (3)を扉(5)に取付けることにより収納庫本体
    (4)に扉(5)を開閉自在に取付け可能な収納庫用ヒ
    ンジステーにおいて、本体用ボルト類(2)と扉用ボル
    ト類(3)の双方又は一方の頭部(6)に、ステー
    (1)の取付け孔(7)に圧入固定する圧入部(8)
    と、収納庫本体(4)又は扉(5)に差込まれる差込み
    部(9)とが同じ方向に一連に形成され、圧入部(8)
    の外周面に圧入突子(10)が多数形成され、差込み部
    (9)に螺子や孔等の止め部(11)が形成され、差込
    み部(9)のみ又は同差込み部(9)及び圧入部(8)
    付近のみに高周波焼き入れが施されてなる収納庫用ヒン
    ジステー。
  11. 【請求項11】ステー(1)に本体用ボルト類(2)と
    扉用ボルト類(3)とが取付けら、本体用ボルト類
    (2)を収納庫本体(4)に取付け、扉用ボルト類
    (3)を扉(5)に取付けることにより収納庫本体
    (4)に扉(5)を開閉自在に取付け可能な収納庫用ヒ
    ンジステーにおいて、本体用ボルト類(2)と扉用ボル
    ト類(3)の双方又は一方の頭部(6)に、ステー
    (1)の取付け孔(7)に圧入固定する圧入部(8)が
    突設され、頭部(6)のうち圧入部(8)と反対側に収
    納庫本体(4)又は扉(5)に差込まれる差込み部
    (9)が突設され、圧入部(8)の外周面に圧入突子
    (10)が多数形成され、差込み部(9)に螺子や孔等
    の止め部(11)が形成され、差込み部(9)のみ又は
    同差込み部(9)及び圧入部(8)付近のみに高周波焼
    き入れが施されてなる収納庫用ヒンジステー。
  12. 【請求項12】本体用ボルト類(2)、扉用ボルト類
    (3)が高周波焼き入れ前に調質処理されてなる請求項
    10又は請求項11記載の収納庫用ヒンジステー。
  13. 【請求項13】本体用ボルト類(2)と扉用ボルト類
    (3)の双方又は一方の頭部(6)であって圧入部
    (8)の外側に、ステー(1)に食込む食込み突子(1
    2)が形成されてなる請求項10乃至請求項12記載の
    夫々の収納庫用ヒンジステー。
  14. 【請求項14】本体用ボルト類(2)と扉用ボルト類
    (3)の双方又は一方の圧入部(8)の首部(13)の
    外周面に、それらボルト類(2、3)の食込み突子(1
    2)がステー(1)に圧入さることにより前記首部(1
    3)側に押し寄せられるステー(1)の肉(14)が食
    込む凹陥部(15)が形成されてなる請求項10乃至請
    求項3記載の夫々の収納庫用ヒンジステー。
  15. 【請求項15】本体用ボルト類(2)と扉用ボルト類
    (3)の圧入部(8)が圧入されたステー(1)の、圧
    入部(8)の外周の肉(16)を圧入部(8)側に押し
    寄せてなる請求項10乃至請求項14記載の夫々の収納
    庫用ヒンジステー。
  16. 【請求項16】ステー(1)に本体用ボルト類(2)と
    扉用ボルト類(3)とが取付けられ、本体用ボルト類
    (2)を収納庫本体(4)に取付け、扉用ボルト類
    (3)を扉(5)に取付けることにより収納庫本体
    (4)に扉(5)を開閉自在に取付け可能な収納庫用ヒ
    ンジステーにおいて、本体用ボルト類(2)と扉用ボル
    ト類(3)の双方又は一方の頭部(6)に、ステー
    (1)の取付け孔(7)に圧入固定する圧入部(8)
    と、収納庫本体(4)又は扉(5)に差込まれる差込み
    部(9)とが同じ方向に一連に形成され、圧入部(8)
    の外周面に圧入突子(10)が多数形成され、前記差込
    み部(9)に螺子や孔等の止め部(11)が形成され、
    頭部(6)にあって圧入部(8)よりも外側に、取付け
    部材に食込む食込み突子(12)が形成され、圧入部
    (8)の首部(13)の外周面に、食込み突子(12)
    が取付け部材に食込むことにより前記首部(13)側に
    押し寄せられる取付け部材の肉(14)が食込む凹陥部
    (15)が、首部(13)の外周面よりも外側に窪むよ
    うに形成されてなる収納庫用ヒンジステー。
  17. 【請求項17】ステー(1)に本体用ボルト類(2)と
    扉用ボルト類(3)とが取付けられ、本体用ボルト類
    (2)を収納庫本体(4)に取付け、扉用ボルト類
    (3)を扉(5)に取付けることにより収納庫本体
    (4)に扉(5)を開閉自在に取付け可能な収納庫用ヒ
    ンジステーにおいて、本体用ボルト類(2)ど扉用ボル
    ト類(3)の双方又は一方の頭部(6)に、ステー
    (1)の取付け孔(7)に圧入固定する圧入部(8)が
    突設され、頭部(6)のうち圧入部(8)と反対側に、
    収納庫本体(4)又は扉(5)に差込まれる差込み部
    (9)が突設され、圧入部(8)の外周面に圧入突子
    (10)が多数形成され、前記差込み部(9)に螺子や
    孔等の止め部(11)が形成され、頭部(6)にあって
    圧入部(8)よりも外側に、取 付け部材に食込む食込み
    突子(12)が形成され、圧入部(8)の首部(13)
    の外周面に、食込み突子(12)が取付け部材に圧入さ
    ることにより前記首部(13)側に押し寄せられる取付
    け部材の肉(14)が食込む凹陥部(15)が、首部
    (13)の外周面よりも外側に窪むように形成されてな
    る収納庫用ヒンジステー。
  18. 【請求項18】本体用ボルト類(2)、扉用ボルト類
    (3)の差込み部(9)に高周波焼き入れが施されてな
    る請求項16又は請求項17記載の収納庫用ヒンジステ
    ー。
  19. 【請求項19】本体用ボルト類(2)、扉用ボルト類
    (3)が高周波焼き入れ前に調質処理されてなる請求項
    18記載の収納庫用ヒンジステー。
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