JP2784815B2 - ビデオ信号伝送装置及び伝送方法 - Google Patents

ビデオ信号伝送装置及び伝送方法

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JP2784815B2 JP24770489A JP24770489A JP2784815B2 JP 2784815 B2 JP2784815 B2 JP 2784815B2 JP 24770489 A JP24770489 A JP 24770489A JP 24770489 A JP24770489 A JP 24770489A JP 2784815 B2 JP2784815 B2 JP 2784815B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ビデオ信号処理装置及び伝送方法、特に
デジタル画像信号の帯域幅をサブサンプリングによって
圧縮し伝送するビデオ信号処理装置及び伝送方法に関す
る。
〔従来の技術〕
ディジタルビデオ信号を伝送する場合に、データ量を
圧縮して伝送する方法として、サブサンプリングによっ
て画素を間引くものが知られている。サブサンプリング
を行う時は、折返し歪みを防止するため、一般的に、プ
リフイルタが使用される。しかしながら、プリフイルタ
の使用は統計的特性に基づくものであるため、広帯域の
信号が帯域制限される場合は解像度の劣化を生ずるとい
う欠点があった。
また、フイールドオフセットサブサンプリングで、サ
ンプリング位相がフレーム間で相補する型のものは時間
方向の補間を行うことになり、静止部での解像度劣化は
防止できるものの、その反面、動き部分で、いわゆる網
点劣化を生じるという欠点があった。
そこで、上述の欠点を改善するために、動き適応プリ
フイルタリングが提案されている。この動き適応プリフ
イルタリングは、例えば、MUSE(Multiple sub−Nyquis
t Sampling Encoding)に用いられているもので、送信
側、受信側の双方で独立的に、サンプル画素単位の動き
を検出するものである。動き適応プリフイルタリング
は、受信側に於いて、送信側でサブサンプリングされて
供給される伝送画素データに基づいてサンプル画素単位
で、動き検出を行ない、この検出に基づいて間引かれた
画素のデータの補間を行なうものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の動き適応プリフイルタリングでは、受信側に於
いて、サブサンプリングされた画素データに基づいて動
き検出が行われるため、動き検出にエラーを生ずるとい
う問題点があった。動き検出にエラーが発生すると、補
間エラーも発生するため、種々の問題を生ずる。例え
ば、復元画像の静止画部分では解像度が劣化し、また、
動画部分では網点劣化及び折返し歪みが発生してしまう
ものである。
このような問題を解決するためには、角画素毎に動き
検出結果を示すフラグを伝送することも考えられるが、
この場合には、サブサンプリングによるデータ圧縮の効
果を減殺してしまうという問題点があった。
従って、この発明の目的は、ブロック単位で動き検出
を行い、受信側にて適切な補間処理が行なわれるように
したビデオ信号処理装置及び伝送方法を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)の発明は、ブロック化された入力ビデオ
信号を、その連続するフレーム間でサンプリング位相の
異なる時空間サブサンプリングを行って伝送するビデオ
信号伝送装置に於いて、入力ビデオ信号が供給される第
1のプリフイルタ手段と、該第1のプリフイルタ手段の
出力が供給される第1のサブサンプル手段と、入力ビデ
オ信号が供給される第2のプリフイルタ手段と、該第2
のプリフイルタ手段の出力が供給される第2のサブサン
プル手段と、第1のサブサンプル手段及び第2のサブサ
ンプル手段の出力を混合する混合手段と、該混合手段の
混合比を制御する混合比制御手段と、混合手段の出力と
混合比情報を伝送する伝送手段とを有し、第2のプリフ
イルタ手段は直結構成または、時空間の弱いフイルタ特
性を有すると共に、混合比制御手段は間引き対象画素デ
ータと第1のサブサンプル手段の出力を用いた空間内補
間値との第1の誤差を求める第1の誤差検出手段と、間
引き対象画素データと第2のサブサンプル手段の出力を
用いた時間方向補間値との第2の誤差を求める第2の誤
差検出手段と、ブロック毎の間引き対象画素についての
第1及び第2の誤差検出手段の出力に基づいて、ブロッ
ク単位で混合比を決定する手段とを備えた構成としてい
る。
請求項(2)の発明は、ブロック化された入力ビデオ
信号を、その連続するフレーム間でサンプリング位相の
異なる時空間サブサンプリングを行って伝送するビデオ
信号伝送装置に於いて、入力ビデオ信号が供給される第
1のプリフイルタ手段と、該第1のプリフイルタ手段の
出力が供給される第1のサブサンプル手段と、入力ビデ
オ信号が供給される第2のプリフイルタ手段と、該第2
のプリフイルタ手段の出力が供給される第2のサブサン
プル手段と、第1のサブサンプル手段及び第2のサブサ
ンプル手段の出力を混合する混合手段と、該混合手段の
混合比を制御する混合比制御手段と、混合手段の出力と
混合比情報を伝送する伝送手段とを有し、第2のプリフ
イルタ手段は直結構成または、時空間の弱いフイルタ特
性を有すると共に、混合比制御手段は間引き対象画像デ
ータと第1のサブサンプル手段の出力を用いた空間内補
間値との第1の誤差を求める第1の誤差検出手段と、間
引き対象画素データと第2のサブサンプル手段の出力を
用いた時間方向補間値との第2の誤差を求める第2の誤
差検出手段と、第1の誤差検出手段の出力と闘値とを比
較する第1の比較手段と、該第1の比較手段の出力をブ
ロック毎にカウントする第1のカウント手段と、第2の
誤差検出手段の出力と上記闘値とを比較する第2の比較
手段と、該第2の比較手段の出力をブロック毎にカウン
トする第2のカウント手段と、第1及び第2のカウント
手段の出力に基づいて、ブロック単位で混合比を決定す
る手段とを構成としている。
請求項(3)の発明は、ブロック化された入力ビデオ
信号を、その連続するフレーム間でサンプリング位相の
異なる時空間サブサンプリングを行って伝送するビデオ
信号伝送方法に於いて、 入力ビデオ信号が供給される第1のプリフィルタ処理
の出力をサブサンプリングする第1のサブサンプルのス
テップと、 入力ビデオ信号が供給される第2のプリフィルタ処理
の出力をサブサンプリングする第2のサブサンプルのス
テップと、 第1のサブサンプルの出力及び第2のサブサンプルの
出力を混合する混合ステップと、 該混合のステップの混合比を制御する混合比制御のス
テップと、 混合された出力と混合比情報を伝送する伝送のステッ
プとを有し、 第2のプリフィルタ処理は、直結構成または、時空間
の弱いフィルタ特性を有すると共に、混合比制御のステ
ップは、間引き対象画素データと第1のサブサンプル処
理の出力を用いた時間内補間値との第1の誤差を求める
第1の誤差検出のステップと、間引き対象画素データと
第2のサブサンプル処理の出力を用いた時間方向補間値
との第2の誤差を求める第2の誤差検出のステップと、
ブロック毎の間引き対象画素についての第1及び第2の
誤差に基づいて、ブロック単位で混合比を決定するステ
ップとを有してなることを特徴とするビデオ信号伝送方
法である。
〔作用〕
請求項(1)の発明は、第1及び第2のサブサンプル
手段にて、デジタルビデオ信号が、夫々サブサンプリン
グされる。
上述の第1のサブサンプル手段の出力に基づいて、間
引き対象とされる画素に対し空間内補間が施される。そ
して、第1の誤差検出手段にて、空間内補間値と間引き
対象の画素データとの差、即ち、第1の誤差が検出され
る。また、第2のサブサンプル手段の出力に基づいて、
間引き対象とされる画素に対し時間方向補間が施され
る。そして、第2の誤差検出手段にて、時間方向補間値
と間引き対象の画素データとの差、即ち、第2の誤差が
検出される。
この第1及び第2の誤差に基づいて混合比を決定する
手段にて、ブロック単位での混合比が決定され、この混
合比が混合手段に供給される。
混合手段では、上述の第1のサブサンプル手段及び第
2のサブサンプル手段の出力が混合比に従って混合さ
れ、伝送画素データが形成される。この混合比の情報
と、伝送画素データが、デコーダ側に伝送される。
デコーダ側では、間引かれた画素に対し、上述の伝送
画素データに基づいて空間内補間と時間方向補間が施さ
れる。そして、空間内補間値と時間方向補間値が、混合
比に基づいて混合され、補間値が得られる。この補間値
が間引かれた画素の画素データとされ、補間が行なわれ
る。
請求項(2)の発明は、請求項(1)の発明と同様
に、第1の誤差検出手段で第1の誤差が検出され、ま
た、第2の誤差検出手段で第2の誤差が検出される。
この第1の誤差は、第1の比較手段にて闘値と比較さ
れる。第1の誤差が闘値より大きくなった間にのみ第1
のカウント手段にて、クロックパルスが計数される。同
様にして、第2の誤差は、第2の比較手段にて闘値と比
較される。第2の誤差が闘値より大きくなった間のみ第
2のカウント手段にて、クロックパルスが計数される。
この第1及び第2のカウント手段における計数出力が
混合比を決定する手段に供給される。混合比を決定する
手段では、上述の計数出力に基づいて、ブロック単位で
の混合比が決定され、この混合比が混合手段に供給され
る。
その他の作用は、前述の請求項(1)の発明と同様な
ので、重複する説明を省略する。
〔実施例〕
以下、この発明について第1図乃至第8図を参照して
説明する。
第1図乃至第4図は、この発明の一実施例を示す図で
ある。
第1図に示される構成に於いて、1はエンコーダを示
し、2はデコーダを示す。そして、3は伝送路を示す。
尚、このエンコーダ1の前段には、図示せぬもののブロ
ック化回路が配されており、このブロック化回路にて、
1フレームの画像が所定の画素数を有する複数のブロッ
クBLKに分割される。
エンコーダ1では、端子4を介して供給される画素デ
ータqiが、プリフイルタを有する第1サブサンプリング
回路5と、プリフイルタを有さない第2サブサンプリン
グ回路6と、混合比制御部7とに夫々、供給される。第
1サブサンプリング回路5では、画素データqiが図示せ
ぬプリフイルタで帯域制限され、その後、フレーム相補
型のサブサンプリングが行われる。
上述のフレーム相補型のサブサンプリングの例が第3
図及び第4図に示されている。フレーム相補型のサブサ
ンプリングに於いて、第3図には、1ブロックBLKが
(4ライン×8サンプル=32画素)とされているフイー
ルドオフセットサブサンプリングが示され、第4図に
は、1ブロックBLKが(4ライン×8サンプル=32画
素)とされているラインオフセットサブサンプリングが
示されている。第3図及び第4図では、時間方向に順次
配された第1フレームF1、第2フレームF2の夫々にブロ
ックBLKが設定されており、このブロック内では、デー
タの伝送される画素(16画素)が○印で示され、サブサ
ンプリングで間引かれ非伝送とされる画素(16画素、以
下、補間画素と称する)が×印で夫々示されている。更
に、第1フイールドの走査線が実線で示され、第2フイ
ールドの走査線が破線で示されている。
第2のサブサンプリング回路6では、上述の第1サブ
サンプリング回路5と同様にして、フレーム相補型のサ
ブサンプリングが行われる。尚、この第2サブサンプリ
ング回路6には、プリフイルタに設けられていない例を
示しているが、これに代えて、弱い時空間のフイルタ特
性〔即ち、あまり帯域制限のきつくない特性〕を有する
プリフイルタを設けるようにしても良い。
第1サブサンプリング回路5からは、画素データqiが
混合回路8及び、ローカルデコーダ9の空間内補間回路
10に供給される。また、第2サブサンプリング回路6か
らは、画素データqiが混合回路8及び、ローカルデコー
ダ9の時間方向補間回路11に供給される。
ローカルデコーダ9では、間引かれた画素の補間が行
なわれる。空間内補間回路10では、動画ブロックに対
し、同フィールド内の画素データqiを使用したフィール
ド内補間〔いわゆる空間内補間〕がなされる。このフィ
ールド内補間としては、例えば、補間画素の左右に位置
する2個の画素データqiの平均値或は上下左右の夫々に
位置する4個の周囲の画素データqiの平均値が使用され
る。また、時間方向補間回路11では、直前のフレームで
且つ補間画素と対応する位置に存在する画素〔以下、対
応画素と称する〕のデータにより時間方向補間される。
上述の空間内補間によって得られるデータが空間内補間
値xiとされ、時間方向補間によって得られるデータが時
間方向補間値yiとされ、空間内補間値xi及び時間方向補
間値yiが混合比制御部7に供給される。
混合比制御部7の詳細が第2図に示されている。この
混合比制御部7では、ブロックBLK毎の画像の動き検出
がなされる。端子15を介して空間内補間値xiが供給さ
れ、端子16を介して時間方向補間値yiが供給され、そし
て、端子17を介して画素データqiが供給される。
画素データqiと、(ー)符号の付された空間内補間値
xiは、加算器18にて加算され、その出力は、誤差ER1と
して絶対値回路19にて絶対値化された後、加算器20とレ
ジスタ21からなるアキュムレータ22に供給される。アキ
ュムレータ22では、順次、供給される誤差ER1が累加算
され、この累加算出力がラッチ23に供給される。
画素データqiと、(ー)符号の付された時間方向補間
値yiは、加算器25に加算され、その出力は、誤差ER2と
して絶対値回路26にて絶対値化された後、加算器27とレ
ジスタ28からなるアキュムレータ29に供給される。アキ
ュムレータ29では、順次、供給される誤差ER2が累加算
される。この累加算出力がラッチ30に供給される。端子
34、35に供給されるブロックパルスBLKPのタイミング
で、アキュムレータ22、29の出力がラッチ23、30に取込
まれると共に、ROM24に供給される。尚、上述のブロッ
クパルスBLKPは、第6図Aに示されるようにハイアクテ
イブとされているが、ローアクテイブとしてもよい。
ROM24からは、上述のラッチ23、30の出力に対応する
混合比αがラッチ31に出力される。ラッチ31では、端子
36に供給されるハイアクテイブのブロックパルスBLKPの
タイミングで、混合比αが取込まれると共に、端子33か
ら取出される。このROM24では、上述の空間内補間値x
i、時間方向補間値yi、画素データqiに対応して、下記
(1)式にて示される混合比αが出力される。
但し、S1=Σ(|xi−qi|) ……(2) S2=Σ(|yi+qi|) ……(3) (2)式及び(3)式は、各ブロックBLK毎の誤差ER1、
ER2の累加算値を意味する。
この(1)式に於いて、S1:S2=1:2の時は、α=2/3
となり、空間内補間値xiと、時間方向補間値yiとは、
α:(1−α)=2:1の割合で混合される。即ち、誤差
の多い方の寄与が減らされ誤差の少ない方が増すように
される。
混合比αは、混合回路8に供給されると共に、デコー
ダ2に伝送される。
この混合比制御部7では、レジスタ21、28、ラッチ2
3、30、31に対し、ハイアクテイブのブロックパルスBLK
PがブロックBLKの切り替わる度に供給され、このブロッ
クパルスBLKPの供給されるタイミングで、ラッチ23、3
0、31では、上述したように前段からの出力データが取
込まれると共に次段に出力され、そしてレジスタ21、28
では、夫々保持されている各種の旧データがリセットさ
れる。尚、34、35、36、46、47は、夫々、ハイアクテイ
ブのブロックパルスBLKPの供給される端子であり、また
32、45は、ラッチ31、23、30に夫々クロックパルスCLKP
を供給するための端子である。
混合回路8では、以下の(4)式に基づいて伝送画素
データZが形成される。
Z=α・xi+(1−α)・yi ……(4) この伝送画素データZが、伝送路3を介してデコーダ
2に伝送される。
デコーダ2では、上述の第(4)式で表される伝送画
素データZが、空間内補間回路41と、時間方向補間回路
42に供給されると共に、上述の第(1)式で表される混
合比αが、混合回路43に供給される。
空間内補間回路41では、伝送画素データZに基づいて
補間画素の空間内補間xioが求められ、また時間方向補
間回路42では、伝送画素データZに基づいて補間画素の
時間方向補間値yioが求められる。この空間内補間値xio
と時間方向補間値yioは、混合回路43に供給される。
混合回路43では、上述の空間内補間値xio、時間方向
補間値yio、混合比αに基づいて、下記第(5)式で表
される混合データZOが形成される。この混合データZOに
基づいて、各ブロックBLKに於ける補間画素のデータが
求められ、端子44から取出される。
ZO=α・xio+(1−α)・yio ……(5) この実施例によれば、動き検出に基づいて、空間内補
間値xiと時間方向補間値yiとの内、誤差の多い方の寄与
を減らし、誤差の少ない方の寄与を増すように混合され
補間画素のデータとされるので、復元画像に於いて静止
画部分では解像度の劣化がなく、動画部分では網点劣化
及び折返し歪みを防止でき、そして、動画部分と静止画
部分の境界部分の画質劣化を防止でき、自然な動きとし
てみることができる。
第5図及び第6図は、この発明の他の実施例を示す図
である。この他の実施例が、前述の一実施例と異なる点
は、混合比制御部61の構成と、混合比αの定義である。
混合比制御部61の詳細が第5図に示されている。この
混合比制御部61では、動き検出がなされる。端子62を介
して空間内補間値xiが供給され、端子63を介して時間方
向補間値yiが供給され、そして、端子64を介して画素デ
ータqiが供給される。
画素データqiと、(ー)符号の付された空間内補間値
xiは、加算器65にて加算され、その出力は誤差ER1とさ
れて、絶対値回路66にて絶対値化された後、比較器67に
供給される。比較器67では、端子68を介して供給される
所定のスレッショルドTh 0と比較され、誤差ER1の絶対
値がスレッショルドTh 0以上になった時のみ、例えば、
ローレベルのイネーブル信号SENがカウンタ69に供給さ
れる。
第6図AにはハイテクテイブのブロックパルスBLKPが
示され、また、第6図Bには、クロックパルスCLKPが示
されている。第6図Cに示されるようにカウンタ69にロ
ーレベルのイネーブル信号SENが供給されている間は、
カウンタ69は、端子82を介して供給されるクロックパル
スCLKPを計数しており、現在のブロックBLKに於けるカ
ウンタ69の計数値n0がROM70に供給される。
画素データqiと、(ー)符号の付された時間方向補間
値yiは、加算器71にて加算され、その出力は誤差ER2と
されて、絶対値回路72にて絶対値化された後、比較器73
に供給される。比較器73では、端子74を介して供給され
る所定のスレッショルドTh 0と比較され、誤差ER2の絶
対値がスレッショルドTh 0以上になった時のみ、例え
ば、ローレベルのイネーブル信号SENがカウンタ75に供
給される。
カウンタ75では、上述のカウンタ69と同様に、各ブロ
ックBLK毎に計数されたクロックパルスCLKPの計数値n1
がOM70に供給される。尚、83は、クロックパルスCLKPの
供給される端子である。
ROM70からは、計数値n0、n1に対応して、下記(6)
式にて示される混合比αが、ラッチ76に供給される。
ラッチ76では、端子81に供給されるブロックパルスBL
KPのタイミングで、混合比αが取込まれ、端子78から取
り出される。
尚、80、81は、夫々、ブロックパルスBLKPの供給され
る端子を表し、このブロックパルスBLKPによって、カウ
ンタ69、75の内容がクリヤされる。また、77はラッチ76
にクロックパルスCLKPを供給するための端子である。
但し、n0=CNT (|xi−qi|≧Th 0) ……(7) n1=CNT (|yi−qi|≧Th 0) ……(8) 尚、(7)式及び(8)式は、各ブロックBLK 毎の、誤
差ER1、ER2の絶対値が、スレッショルドTh 0以上になっ
た場合のクロックパルスCLKPの計数値を意味する。
このようにスレッショルドTh 0と誤差ER1、ER2の比較
に基づいて、混合比αを定義することによって、前記一
実施例の効果を加えて、ノイズ成分の影響を低滅させる
ことができ、S/Nの悪い画像であっても、静止画像、動
画像といった画像の性質に適応した補間が可能となる。
尚、その他の内容については、前述の一実施例と同様
であるので、同一符号を付し、重複する説明を省略す
る。
ところで、この他の実施例では、混合比αの定義とし
て誤差ER1、ER2の絶対値が、スレッショルドTh 0以上に
なった場合のクロックパルスCLKPの計数値n0、n1を採用
しているが、混合比αの他の定義として、誤差ER1、ER2
の絶対値の最大値を取る場合が考えられる。
しかしながら、この混合比αの定義によると、画素デ
ータqiに突発的なノイズが混じっていたような場合、画
像の性質から本来行われるべきではない制御、例えば、
静止画像に対し空間内補間の強められた補間のなされる
ことがあり、このような場合には、解像度が突然に劣化
してしまうものである。この実施例に示される混合比α
の定義によれば、このようなことが防止できる。
第7図及び第8図は、この発明の更に他の実施例を示
す図である。
この更に他の実施例が、前述の一実施例及び他の実施
例と異なる点は、第8図に示されるように、補間誤差の
レベル分布を考慮して混合比制御部91の構成と、混合比
αを求めていることである。
第8図に示されるように、補間誤差のレベルと、補間
誤差のレベル毎のカウント値を知ることにより、補間誤
差の分布を知ることができ、ノイズの影響を知ることが
できる。即ち、第8図に示されるように、例えば、スレ
ッショルドTh i以上のレベルを有するカウント値niと、
スレッショルドTh j以上のレベルを有するカウント値nj
の差(=ni−nj)を知ることによって、スレッショルド
Th i、Th j間のカウント値を知ることができ、補間誤差
の分布を知ることができ、ノイズの影響を知ることがで
きる。従って、ノイズの影響を考慮して混合比αを決定
できる。この更に他の実施例では、例として、2個のス
レッショルドTh 0、Th 1の場合を想定している。
混合比制御部91の詳細が第7図に示されている。端子
92を介して空間内補間値xiが供給され、端子93を介して
時間方向補間値yiが供給され、そして、端子94、95を介
して画素データqiが供給される。
画素データqiと、(ー)符号の付された空間内補間値
xiは、加算器96にて加算され、その出力は誤差ER1とさ
れて、全体値回路97にて絶対値化された後、比較器98、
99に供給される。
比較器98、99では、端子109、110を介して供給される
所定のスレッショルドTh 0、Th 1と比較され、誤差ER1
の絶対値がスレッショルドTh 0、Th 1を越えた時のみ、
例えば、ローレベルのイネーブル信号SENがカウンタ10
0、101に供給される。
カウンタ100、101には、端子102、103を介して夫々、
クロックパルスCLKPが供給されており、上述のローレベ
ルのイネーブル信号SENが供給されている期間、クロッ
クパルスCLKPの計数がなされる。そしてカウンタ100、1
01に於けるクロックパルスCLKPの計数値n0、n1がロジッ
ク回路104に供給される。
画素データqiと、(ー)符号の付された空間内補間値
yiは、加算器105にて加算され、その出力は誤差ER2とさ
れて、絶対値回路106にて絶対値化された後、比較器10
7、108に供給される。
比較器107、108では、端子11、112を介して供給され
る所定のスレッショルドTh 0、Th 1と比較され、誤差ER
2の絶対値がスレッショルドTh 0、Th 1を越えた時の
み、例えば、ローレベルのイネーブル信号SENごカウン
タ113、114に供給される。
カウンタ113、114には端子115、116を介して夫々、ク
ロックパルスCLKPが供給されており、上述のローレベル
のイネーブル信号SENが供給されている期間、クロック
パルスCLKPの計数がなされる。そしてカウンタ113、114
に於けるクロックパルスCLKPの計数値m0、m1がロジック
回路104に供給される。
ロジック回路104からは、上述の計数値n0、n1、m0、m
1に対応して出力される混合比αが、端子121を介して供
給されるブロックパルスBLKPのタイミングでラッチ117
に取込まれると共に、ラッチ117を介して端子118から取
り出される。尚、119はクロックパルスCLKPの供給され
る端子である。
空間内補間の誤差 ER1(i)=|xi−qi| ……(9) 時間方向補間の誤差ER2(i)=|yi−qi| ……(10) 空間内補間の誤差のカウント値; n(1)=CNT(ER1(i);ER1(i)>Th 1 ……(11) n(0)=CNT(ER1(i);ER1(i)>Th 0) ……(12) 時間方向補間の誤差のカウント値; m(1)=CNT(ER2(i);ER2(i)>Th 1) ……(13) m(0)=CNT(ER2(i);ER2(i)>Th 0) ……(14) 但し、上記(11)式乃至(14)式に於けるCNT( )
は、各ブロックBLKに於ける誤差ER1、ER2の絶対値が、
スレッショルドTh 0、Th 1を越えた場合のクロックパル
スCLKPの計数値を意味する。また、Th 1>Th 0である。
このロジック回路104では、上述の空間内補間の誤差E
R1の計数値n0、n1、時間方向補間の誤差ER2の計数値m
0、m1に基づいて、混合比αが決定される。
混合比α=F(n0,n1,m0,m1) ……(15) この混合比αの決定には、様々な論理、例えば、下記
第(16)式に示されたような定義を考えることができ
る。
尚、120、121は、夫々、ブロックパルスBLKPの供給さ
れる端子を表し、このブロックパルスBLKPによって、カ
ウンタ100、101、113、114の内容がクリヤされる。
この実施例では、第7図に示される混合比制御回路91
は、2つのスレッショルドTh 0、Th 1を設定する例につ
いて説明しているが、これに限定されるものではなく、
任意数のスレッショルドを設定することもできる。
尚、その他の内容については、前述の他の実施例と同
様であるので、同一部分には、同一符号を付し、重複す
る説明を省略する。
〔発明の効果〕
請求項(1)及び(3)の発明によれば、送信側にて
ブロック単位の動き検出を行ない、受信側では動き検出
の結果に基づいて補間処理がなされるので、復元画像に
於いて静止画部分では解像度の劣化がなく、動画部分で
は網点劣化及び折返し歪みを防止でき、そして、動画部
分と静止画部分が異なる処理を施されることによって生
ずる境界部分の画質劣化を防止できるという効果があ
る。
請求項(2)の発明によれば、送信側にてブロック単
位の動き検出を行ない、受信側では動き検出の結果に基
づいて補間処理がなされるので、復元画像に於いて静止
画部分では解像度の劣化がなく、動画部分では網点劣化
及び折返し歪みを防止でき、そして、動画部分と静止画
部分が異なる処理を施されることによって生ずる境界部
分の画質劣化を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図は混
合比制御部の詳細を示すブロック図、第3図及び第4図
は夫々フレーム相補型のサブサンプリング格子を示す略
線図、第5図は他の実施例に於ける混合比制御部の詳細
を示すブロック図、第6図はカウンタの動作を示すタイ
ミングチャート、第7図は更に他の実施例に於ける混合
比制御部の詳細を示すブロック図、第8図は誤差分布の
例を示す図である。 図面における主要な符号の説明 3:伝送路、5:第1サブサンプリング回路、6:第2サブサ
ンプリング回路、7、61、91:混合比制御部、8:混合回
路、18、25、65、71、96、105:加算器、22、29:アキュ
ムレータ、23、30、31、76:ラッチ、24、70:ROM、67、7
3、98、99、107、108:比較器、69、75、100、101、11
3、114:カウンタ、104:ロジック回路、α:混合比、xi:
空間内補間値、yi:時間方向補間値、qi:画素データ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロック化された入力ビデオ信号を、その
    連続するフレーム間でサンプリング位相の異なる時空間
    サブサンプリングを行って伝送するビデオ信号伝送装置
    に於いて、 上記入力ビデオ信号が供給される第1のプリフィルタ手
    段と、該第1のプリフィルタ手段の出力が供給される第
    1のサブサンプル手段と、 上記入力ビデオ信号が供給される第2のプリフィルタ手
    段と、該第2のプリフィルタ手段の出力が供給される第
    2のサブサンプル手段と、 上記第1のサブサンプル手段及び第2のサブサンプル手
    段の出力を混合する混合手段と、 該混合手段の混合比を制御する混合比制御手段と、 上記混合手段の出力と上記混合比情報を伝送する伝送手
    段とを有し、 上記第2のプリフィルタ手段は直結構成または、時空間
    の弱いフィルタ特性を有すると共に、上記混合比制御手
    段は間引き対象画素データと上記第1のサブサンプル手
    段の出力を用いた時間内補間値との第1の誤差を求める
    第1の誤差検出手段と、上記間引き対象画素データと上
    記第2のサブサンプル手段の出力を用いた時間方向補間
    値との第2の誤差を求める第2の誤差検出手段と、上記
    ブロック毎の間引き対象画素についての上記第1及び第
    2の誤差検出手段の出力に基づいて、ブロック単位で混
    合比を決定する手段とを有してなることを特徴とするビ
    デオ信号伝送装置。
  2. 【請求項2】ブロック化された入力ビデオ信号を、その
    連続するフレーム間でサンプリング位相の異なる時空間
    サブサンプリングを行って伝送するビデオ信号伝送装置
    に於いて、 上記入力ビデオ信号が供給される第1のプリフィルタ手
    段と、該第1のプリフィルタ手段の出力が供給される第
    1のサブサンプリング手段と、 上記入力ビデオ信号が供給される第2のプリフィルタ手
    段と、該第2のプリフィルタ手段の出力が供給される第
    2のサブサンプリング手段と、 上記第1のサブサンプル手段及び第2のサブサンプル手
    段の出力を混合する混合手段と、 該混合手段の混合比を制御する混合比制御手段と、 上記混合手段の出力と上記混合比情報を伝送する伝送手
    段とを有し、 上記第2のプリフィルタ手段は直結構成または、時空間
    の弱いフィルタ特性を有すると共に、上記混合比制御手
    段は間引き対象画素データと上記第1のサブサンプル手
    段の出力を用いた空間内補間値との第1の誤差を求める
    第1の誤差検出手段と、上記間引き対象画素データと上
    記第2のサブサンプル手段の出力を用いた時間方向補間
    値との第2の誤差を求める第2の誤差検出手段と、上記
    第1の誤差検出手段の出力と闘値とを比較する第1の比
    較手段と、該第1の比較手段の出力をブロック毎にカウ
    ントする第1のカウント手段と、上記第2の誤差検出手
    段の出力と上記闘値とを比較する第2の比較手段と、該
    第2の比較手段の出力をブロック毎にカウントする第2
    のカウント手段と、上記第1及び第2のカウント手段の
    出力に基づいて、ブロック単位で混合比を決定する手段
    とを有してなることを特徴とするビデオ信号伝送装置。
  3. 【請求項3】ブロック化された入力ビデオ信号を、その
    連続するフレーム間でサンプリング位相の異なる時空間
    サブサンプリングを行って伝送するビデオ信号伝送方法
    に於いて、 上記入力ビデオ信号が供給される第1のプリフィルタ処
    理の出力をサブサンプリングする第1のサブサンプルの
    ステップと、 上記入力ビデオ信号が供給される第2のプリフィルタ処
    理の出力をサブサンプリングする第2のサブサンプルの
    ステップと、 上記第1のサブサンプルの出力及び第2のサブサンプル
    の出力を混合する混合のステップと、 該混合のステップの混合比を制御する混合比制御ステッ
    プと、 上記混合された出力と上記混合比情報を伝送する伝送の
    ステップとを有し、 上記第2のプリフィルタ処理は、直結構成または、時空
    間の弱いフィルタ特性を有すると共に、上記混合比制御
    のステップは、間引き対象画素データと上記第1のサブ
    サンプル処理の出力を用いた時間内補間値との第1の誤
    差を求める第1の誤差検出のステップと、上記間引き対
    象画素データと上記第2のサブサンプル処理の出力を用
    いた時間方向補間値との第2の誤差を求める第2の誤差
    検出のステップと、上記ブロック毎の間引き対象画素に
    ついての上記第1及び第2の誤差に基づいて、ブロック
    単位で混合比を決定するステップとを有してなることを
    特徴とするビデオ信号伝送方法。
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