JP2783386B2 - 集光装置 - Google Patents

集光装置

Info

Publication number
JP2783386B2
JP2783386B2 JP62127853A JP12785387A JP2783386B2 JP 2783386 B2 JP2783386 B2 JP 2783386B2 JP 62127853 A JP62127853 A JP 62127853A JP 12785387 A JP12785387 A JP 12785387A JP 2783386 B2 JP2783386 B2 JP 2783386B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
collector
light collector
incident
collected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62127853A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63292102A (ja
Inventor
良一 古河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP62127853A priority Critical patent/JP2783386B2/ja
Publication of JPS63292102A publication Critical patent/JPS63292102A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2783386B2 publication Critical patent/JP2783386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、太陽からの光を一個所に集める集光装置の
改良に関する。 (従来の技術) 従来、この種の集光装置としては、鏡やレンズなどを
使用したものが知られている。 (発明が解決しようとする問題点) ところで、太陽からの光の方向は時々刻々変化するの
で、従来装置ではこの変化に対応して鏡やレンズ等の配
置方向を変化する都合上、太陽光線の追尾設備を必要と
する。そのため、その設備経費がかかって全体として制
作費用が嵩み、集光装置の普及に大きな障害となってい
た。 そこで、本発明の目的は、太陽光線の追尾設備を必要
とせずに効率的に太陽光線を一個所に集めることができ
る簡易な集光装置を提供することにある。 (問題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明は以下のような
構成とした。 すなわち、屈折率が周囲の光を伝搬する媒質より大き
くかつ周側面が採光可能な細長い複数本の集光体を集合
し、その一方の端部を結束するとともに、他方の端部を
放射状に拡開して光のあたる場所に配置し、集光体の周
側面から採光しやすく、かつ重なりあった集光体により
再採光を行えるようにして成る。 (作用) いま、集光体1の周側面に当った光のうち、周側面に
対し所定の入射角で入射した光は、周囲の媒質(空気)
と集光体との屈折率の違いにより角度を変えられて(屈
折して)集光体1内に進入して、その内部を第8図に示
すように光の集合部である下端面3まで伝搬する。 一方、集光体1の周側面に当った光の中には、第2図
に示すようにその周端面で反射するものがある。この光
は、放射状に拡開したことにより入射角が前記集光体1
と異なる近接する他の集光体1内に進入し、その集光体
1内を伝搬する。また、集光体1を透過したり漏洩した
光も同様に、放射状に拡開したことにより入射角が異な
る近接する他の集光体1内に進入し、その集光体1内を
伝搬する。 従って、結束した複数の各集光体には、集光体1が1
本のみの場合に採光可能な周側面に直接入射する光以外
に、複数本集合し放射状に拡開したことにより透過や反
射にて採光されなかった光が採光可能となった光として
進入して各端面に伝搬し、各集光体の1本ごとの集光量
の和以上に集光量が増える。 また、放射状に拡開した端部を光のあたる場所に配置
するので、集光体の何本かが直接太陽光を採光する。ま
た採光できなかった光を近接する他の集光体1が採光す
る。従って、太陽光の到来方向に追尾しなくとも時々刻
々変化する太陽光を集光効率を低下することなく一定に
集光できる。 (実施例) 以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。 まず、本発明実施例の説明に先立って、本発明の原理
について説明する。 第1図に示すように空気等の屈折率の小さい媒質中
に、その媒質よりも屈折率の大きい繊維状の集光体1を
置いて、その周側面に光を当てると、第3図に示すよう
に入射角xの光Xはその境界面で屈折して集光体1内に
進入し、入射角yの光Yはその境界面で反射される。そ
して、集光体1内に進入した光のうちの一部は集光体1
内を透過する透過光となるが、その透過光を除く他の光
は、第1図に示すように集光体1内を反射しながらその
終端に向けて伝搬されるものとなる。本発明は、この原
理を利用して集光するものである。 さらに、これを詳述すると、第4図に示すように集光
体1に入射角αで入射する入射光は、集光体1の半周面
のうち領域Aに入射するものは透過し、領域Bに入射す
るものは集光体1内を伝搬し、領域Cに入射するものは
集光体1の表面で反射する。また、第5図に示すように
集光体1に入射角βで入射する入射光は、集光体1の半
周面のうち領域Bに入射するものは集光体1内を伝搬
し、その他のCに入射するものはその表面で反射する。
さらに、第6図に示すように集光体1に入射角θで入射
する入射光は、集光体1の半周面のいずれの領域に入射
しても全領域Cで反射される。 なお、入射角α,β,θの各関係は、以下の関係にあ
るものとする。 α<β<θ ところが、第1図に示すように集光体1が1本では、
直接入射し集光体1内を伝搬する光しか集光できず、集
光量に限界がある。これに対し、第2図に示すように集
光体1を複数本用意して近接しておくと、ある集光体1
の周側面で反射した光が、近接する他の集光体1の周側
面から進入し、集光体1内を終端に向けて伝搬する。ま
た、これと同様にある集光体1を透過した光が、近接す
る他の集光体1の周側面から進入し、集光体1内を終端
に向けて伝搬する。本発明は、上述の集光体1の周側面
より集光するという原理の他に、この原理を利用して効
率的に集光するものである。 次に、本発明の第1実施例について第7図〜第9図を
参照して説明する。 第1実施例は、例えば数10本または数100本というよ
うに複数本の集光体1を、すすきの穂となるように複数
個所結束するとともに、その各集光体1の下端部をゴム
バンドのような結束具2で結束し、その各下端面3を揃
える。そして、第8図に示すように各下端部3を光の集
光部とする。集光体1は、ガラスやプラスチックなどを
構成素材とする細長い透明の繊維であり、周側面から採
光できるものである。 各集光体1の上端面は、集光体1内を伝搬する光がそ
の上端面から放射されずに反射されて集光体1の下端面
に向けて伝搬されるように反射膜4を形成するのが集光
効率を向上させる上で好ましい。 このような構成の第1実施例では、集光体1を複数本
結束するので、集光体が1本の場合に比較して近接しあ
う集光体同士によって得られる反射光や透過光も集光体
1内に進入して伝搬するようになるので、集光効率が向
上する。従って、例えば室内に採光するためのガラスタ
イルと一体で使用すれば、ガラスタイルだけの場所に比
較して採光率が格段に向上する。 次に、本発明の第2実施例について第10図を参照して
説明する。 第2実施例は、家屋の屋根5に複数本の集光体1の各
上端部が放射状となるように配置し、その各集光体1の
上端部を除く部分を複数個所結束するとともに、その下
端部を結束具2で締結してその各下端面3を揃える。そ
して、その各下端面3を地下室6に配置する。また、放
射状に配置した各集光体1の各上端部の周囲を、ほこり
を防止するために透明の半球ドーム7で覆う。 このような構成の第2実施例では、集光地点とその集
めた光を使用する地点が相当離れていても、その距離に
応じて集光体1を延長するだけでよい。また、集光体1
にほこりが付着しないので集光効率が低下することがな
く、地下室の照明のみならず野菜を栽培するための野菜
工場の照明などにも好適である。 (発明の効果) 以上のように本発明では、屈折率が周囲の光を伝搬す
る媒質より大きくかつ周側面が採光可能な細長い複数本
の集光体を集合し、その一方の端部を結束するととも
に、他方の端部を放射状に拡開したので、到来方向が時
々刻々変化する太陽光でも集光効率が低下することなく
一定となる。従って、従来のように太陽光線を追尾する
追尾施設等の制作費用が不要となり、もって廉価かつ簡
易な普及型の装置を提供することができる。 また、放射状の端部を光のあたる場所に配置し、集光
体の周側面から採光しやすいようにしたので、集光体の
周側面より採光して効率的に集光できる。さらに、本発
明の集光装置は集光体の本数が増えると、入射角度によ
って集光体の周側面で反射した光や集光体を透過した光
を別の集光体が採光することになり、各集光体の1本ご
との集光量の和以上に集光量が増え、曇りのときや室内
光などの光量が少ない場合であっても集光できるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第6図は、それぞれ本発明の原理を説明するた
めの説明図、第7図は第1実施例の正面図、第8図はそ
の底面図、第9図は集光体先端の拡大図、第10図は第2
実施例の正面図である。 1は集光体、2は結束具、3は下端面。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.屈折率が周囲の光を伝搬する媒質より大きくかつ周
    側面が採光可能な細長い複数本の集光体を集合し、 その一方の端部を結束するとともに、他方の端部を放射
    状に拡開して光のあたる場所に配置し、集光体の周側面
    から採光しやすく、かつ重なりあった集光体により再採
    光を行えるようにしてなる集光装置。
JP62127853A 1987-05-25 1987-05-25 集光装置 Expired - Lifetime JP2783386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62127853A JP2783386B2 (ja) 1987-05-25 1987-05-25 集光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62127853A JP2783386B2 (ja) 1987-05-25 1987-05-25 集光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63292102A JPS63292102A (ja) 1988-11-29
JP2783386B2 true JP2783386B2 (ja) 1998-08-06

Family

ID=14970286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62127853A Expired - Lifetime JP2783386B2 (ja) 1987-05-25 1987-05-25 集光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2783386B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49105545A (ja) * 1973-02-07 1974-10-05
JPS54111840A (en) * 1978-02-21 1979-09-01 Hitoshi Nakamura Lighting method and apparatus of sunlight by optical fiber
JPS5528055A (en) * 1978-08-19 1980-02-28 Takashi Mori Solar light collector
IN162443B (ja) * 1984-02-16 1988-05-28 Hughes Aircraft Co
JPS61154270U (ja) * 1985-03-18 1986-09-25
JPS61277905A (ja) * 1985-06-03 1986-12-08 Mitsubishi Rayon Co Ltd 集光繊維

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63292102A (ja) 1988-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4344417A (en) Solar energy collector
US4389085A (en) Lighting system utilizing the sunlight
US4329021A (en) Passive solar lighting system
WO2004012273A1 (en) An electromagnetic radiation collector and transport system
US20100229854A1 (en) Solar energy collector
JP2000147262A (ja) 集光装置及びこれを利用した太陽光発電システム
CN101681949A (zh) 光导太阳能电池板及其制备方法
US6015950A (en) Refractive spectrum splitting photovoltaic concentrator system
US4612913A (en) Solar energy collector array
CA1286270C (en) Refracting solar energy concentrator and thin flexible fresnel lens
US6840636B1 (en) Solar diffusion loss compensator and collimator
WO1993003404A1 (en) Solar powered lamp having a cover containing a fresnel lens structure
JPH11340493A (ja) 太陽光集光装置
JP2783386B2 (ja) 集光装置
US4124017A (en) Collimating solar radiation collector
JP2008066133A (ja) 集光方法および集光板
WO2011087194A1 (ko) 태양광 집광장치
JP3432168B2 (ja) 不連続線集光レンズ
JPH02139802A (ja) 太陽光集光装置
EP0016245B1 (en) A system for collecting solar energy
JP2002521709A (ja) 放射エネルギー・コンセントレータ
JPH11149809A (ja) 採光装置
JPS5997461A (ja) 太陽光集光装置
JPH11183838A (ja) 太陽光線集束装置
JPH06308367A (ja) 太陽光導光装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080522

Year of fee payment: 10