JP2780142B2 - ローラロッカアーム - Google Patents

ローラロッカアーム

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JP2780142B2
JP2780142B2 JP3201137A JP20113791A JP2780142B2 JP 2780142 B2 JP2780142 B2 JP 2780142B2 JP 3201137 A JP3201137 A JP 3201137A JP 20113791 A JP20113791 A JP 20113791A JP 2780142 B2 JP2780142 B2 JP 2780142B2
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JP
Japan
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roller
rocker arm
hole
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roller rocker
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JP3201137A
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JPH0526010A (ja
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信雄 原
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Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の動弁機構に
用いられるローラロッカアームに係り、特に、軽量化を
図ったローラロッカアームに関する。
【0002】
【従来の技術】OHC式の動弁機構のなかには、ロッカ
アームの一端をピボット軸により支持し、ロッカアーム
の中間部上方に配設したカムによりロッカアームを上下
に揺動させて、ロッカアームの他端によりエンジンバル
ブを開閉するようにしたエンドピボット(スイングアー
ム)式のものがある。
【0003】このエンドピボット式の動弁機構は、ロッ
カアームとカムとがすべり接触となっているのが一般的
であり、そのため、フリクションによる機械的損失も比
較的大きく、燃費や出力等の面で不利である。最近、こ
の問題を解決しうるものとして、ロッカアームにおける
カムとの摺接部に回転自在なローラを設けてころがり接
触とし、フリクションロスを少なくするようにしたロー
ラロッカアームが種々提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近の自動車用エンジ
ンは、過給機を搭載したり多弁機構を採用するなど、高
出力、高回転化の傾向にある。同一排気量のエンジンで
高出力を得るには、許容回転数を高めることが効果的で
あり、許容回転数を高めるためには、動弁系の構成部品
の総重量を軽減して慣性力による影響を少なくし、バル
ブやロッカアーム等のカムに対する追従性能を高める必
要がある。
【0005】ローラロッカアームは、通常のすべり接触
式のロッカアームに比して、ローラが付加された分だけ
質量が増加する欠点があり、許容回転数を高める上での
障害となっている。そのため、ロッカアーム全体の一層
の軽量化が求められている。また、ローラロッカアーム
のローラは、エンジンが高速回転になるほど、カムに対
する追従性が損なわれ、すべりが発生するようになるた
め、ローラとその支軸及びロッカアーム等との摺動面の
潤滑性をより向上させて摩擦抵抗を少なくし、円滑に回
転するようにする必要がある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、全体重量を軽減
し、かつローラ摺動面の潤滑性を向上することにより、
エンジンの許容回転数を高めうるようにしたローラロッ
カアームを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ロッカアーム本体のほぼ中央部に形成さ
れた上下方向を向く嵌合孔内に、ロッカアーム本体によ
り支持された前後方向を向く軸回りに回転するローラ
を、その上端面が回転カムと摺接しうるようにして収容
してなるローラロッカアームにおいて、前記ロッカアー
ム本体の両側面に、嵌合孔と連通する貫通孔を穿設した
ことを特徴としている。好ましくは、貫通孔の内側の開
口端の少なくとも一部が、ローラの側面と接するように
するとよい。
【0008】
【作用】ロッカアーム本体の両側面に貫通孔を穿設して
あるので、その分ローラロッカアーム全体の重量が軽減
し、作動時の慣性力が小さくなってエンジンの許容回転
数を高めることができる。また、貫通孔の内側の開口端
の一部を、ローラの側面と接するようにすると、貫通孔
を通して入り込んだ潤滑油により、ローラ摺動面が効果
的に潤滑される(請求項2)。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は、本発明の第1実施例のローラロ
ッカアーム(R)を備えるエンドピボット(スイングアー
ム)式の動弁機構を略示するもので、ロッカアーム本体
(1)の一端は、シリンダヘッド(2)に組込まれた公知の
油圧式バルブラッシュアジャスタ(3)におけるピボット
軸(3a)の上端の球面部(3b)に上方より嵌合することによ
り枢支され、同じく他端は、1対のコッタ(4)(4)、ス
プリングリテーナ(5)、及びバルブスプリング(6)等の
各部材によりシリンダヘッド(2)に組付けられたエンジ
ンバルブ(7)のステム端と当接している。
【0010】ロッカアーム本体(1)の中央部には、長手
方向に沿う所要大きさの長方形状の嵌合孔(8)が上下に
貫通して形成され、この嵌合孔(8)には、そのほぼ中間
部を貫通して、ロッカアーム本体(1)の中間部の両側板
(1a)(1a)により支持した支軸(9)に回転自在に遊嵌され
たローラ(10)が、その上端をロッカアーム本体(1)の上
端面より若干突出させるようにして収容されている。
【0011】ローラ(10)は、その上方に設けられた回転
カム(11)と摺接し、カム(11)がローラ(10)を回転させな
がら押動することにより、ロッカアーム本体(1)は、ピ
ボット軸(3a)を支点として上下に揺動して、エンジンバ
ルブ(7)を開閉させるようになっている。
【0012】前記ロッカアーム本体(1)における両側板
(1a)の支軸(9)を挾む両側には、嵌合孔(8)と連通する
各2個ずつの円形の貫通孔(12)が、それらの内側の開口
端のほぼ半分が、ローラ(10)の両側面の外周端部と接す
るようにして、すなわち各貫通孔(12)の開口面積のほぼ
半分が、ローラ(10)の側面により覆われるようにして穿
設されている。
【0013】以上説明したように、上記第1実施例のロ
ーラロッカアーム(R)においては、両側板(1a)に各2個
ずつの貫通孔(12)を穿設してあるので、その分ローラロ
ッカアーム(R)の全体重量が軽減し、作動時における慣
性力の影響が小さくなって、エンジンの許容回転数を高
めることができる。
【0014】また、各貫通孔(12)のほぼ半分が、ローラ
(10)の側面の外周端部と接しているため、回転カム(11)
やロッカアーム本体(1)等の運動により飛散した潤滑油
の一部が、貫通孔(12)を通して、側板(1a)とローラ(10)
の側面との間隙や支軸(9)とローラ(10)との嵌合部に浸
透し、互いの摺動面を効果的に潤滑する。従って、ロー
ラ(10)が高速で回転しても、潤滑不足により摺動面が摩
耗したり、摩擦抵抗が増大したりする恐れはなく、回転
カム(11)との追従性が良好となって、常に円滑に回転す
るようになる。
【0015】図3は、本発明の第2実施例のローラロッ
カアーム(R)を示し、この実施例では、貫通孔(12)の形
状を概ね円弧状とするとともに、その内側の開口端の半
部を、上記第1実施例と同様に、ローラ(10)の側面の外
周端部と接するようにして穿設したものである。
【0016】このようにすると、貫通孔(12)の開口面積
が大となってローラロッカアーム(R)全体の一層の軽量
化が図れるとともに、飛散した潤滑油が入り込み易くな
るため、ローラ(10)の摺動面の潤滑性が向上する。
【0017】図4は、本発明の第3実施例を示し、ニー
ドルベアリング式のローラロッカアーム(R)に適用した
ものである。
【0018】すなわち、ニードルベアリング(13)は、ロ
ッカアーム本体(1)の両側板(1a)(1a)に回転不能として
支持された支軸(14)に、外輪(ローラ)(15)を、両側板(1
a)間の寸法とほぼ等しい長さの多数の針状コロ(16)を介
して外嵌したもので、外輪(15)は回転カム(11)と摺接さ
せてある。
【0019】両側板(1a)には、上記第1実施例と同様の
円形の貫通孔(12)が、両側板(1a)による針状コロ(16)の
保持機能を損なわないように、各貫通孔(12)の内方の端
部が針状コロ(16)の軸心よりも外方に接するようにし
て、すなわち、針状コロ(16)の直径のほぼ2/3以上が
側板(1a)により常に覆われるようにして穿設されてい
る。
【0020】この実施例においても、ローラロッカアー
ム(R)全体の軽量化が図れるとともに、貫通孔(12)を通
して入り込んだ潤滑油により、針状コロ(16)の摺動面が
潤滑されるので、外輪(15)は円滑に回転する。
【0021】なお、上記貫通孔(12)の大きさ、形状、個
数等は、ロッカアーム本体(1)の強度、剛性を低下させ
ない範囲内において、適宜変更しうるのは言うまでもな
い。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ローラロッカアームの
全体重量が軽減されるので、作動時の慣性力の影響が小
さくなり、エンジンの許容回転数を高めることが可能と
なって、最高出力が高まる。また、貫通孔を通して入り
込む潤滑油により、ローラ又は針状コロの摺動面が効果
的に潤滑されるので、摺動面が早期に摩耗したり、摩擦
抵抗が増大したりする恐れはなく、ローラの回転カムと
の追従性が良好となって、信頼性の高いローラロッカア
ームが得られる。(請求項2、3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例とその装着例を示す一部切
欠正面図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿う平面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す正面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
【符号の説明】
(1)ロッカアーム本体 (1a)側板 (2)シリンダヘッド (3)バルブラッシュア
ジャスタ (3a)ピボット軸 (3b)球面部 (4)コッタ (5)スプリングリテー
ナ (6)バルブスプリング (7)エンジンバルブ (8)嵌合孔 (9)支軸 (10)ローラ (11)回転カム (12)貫通孔 (13)ニードルベアリン
グ (14)支軸 (15)外輪(ローラ) (16)針状コロ (R)ローラロッカアー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッカアーム本体のほぼ中央部に形成さ
    れた上下方向を向く嵌合孔内に、ロッカアーム本体によ
    り支持された前後方向を向く軸回りに回転するローラ
    を、その上端面が回転カムと摺接しうるようにして収容
    してなるローラロッカアームにおいて、 前記ロッカアーム本体の両側面に、嵌合孔と連通する貫
    通孔を穿設したことを特徴とするローラロッカアーム。
  2. 【請求項2】 貫通孔の内側の開口端の少なくとも一部
    が、ローラの側面と接するようになっている請求項1記
    載のローラロッカアーム。
  3. 【請求項3】 ローラが、その支軸の周面に設けた多数
    の針状コロにより支持され、かつ貫通孔の内側の開口端
    の一部が、針状コロの軸心よりも外方に接するようにな
    っている請求項1又は2記載のローラロッカアーム。
JP3201137A 1991-07-17 1991-07-17 ローラロッカアーム Expired - Lifetime JP2780142B2 (ja)

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JPH0526010A JPH0526010A (ja) 1993-02-02
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