JP2778176B2 - 光演算装置 - Google Patents

光演算装置

Info

Publication number
JP2778176B2
JP2778176B2 JP1006290A JP1006290A JP2778176B2 JP 2778176 B2 JP2778176 B2 JP 2778176B2 JP 1006290 A JP1006290 A JP 1006290A JP 1006290 A JP1006290 A JP 1006290A JP 2778176 B2 JP2778176 B2 JP 2778176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens
matrix
elements
array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1006290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03214127A (ja
Inventor
壮一郎 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP1006290A priority Critical patent/JP2778176B2/ja
Publication of JPH03214127A publication Critical patent/JPH03214127A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2778176B2 publication Critical patent/JP2778176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光を用いて、高速にベクトルと行列の積
を求める装置に関するものである。
〔従来の技術〕
大規模な情報を処理するために、高速に演算を実行す
る計算機の研究が進んでいるが、電気回路を用いた逐次
処理による方法では、既に性能限界が近づいている。そ
こで、スーパーコンピュータやアレイプロセッサなど、
複数の演算を同時に実行する並列処理アーキテクチャ等
の研究が進んでいる。一方、光は、空間的な広がりを持
ち、光を用いた演算は並列性に優れている。光を変調す
る手段として、振幅、位相、周波数、偏光などが考えら
れ、空間的な光変調器の開発が行われている。
ベクトルと行列の積を求める光演算装置として、これ
までに、1次元配列の発光素子と1次元配列の受光素子
をアナモルフィックな光学系で接続した装置や、入力デ
ータを空間光変調器で変調する装置が知られている。ア
ナモルフィックな光学系を用いる装置については、例え
ば雑誌オプティクスレターズ(OPTICS LETTERS)、2
巻、1978年、1〜3頁に記載された論文「離散フーリエ
変換を行うための並列・高速インコヒーレント光演算法
(Fully parallel,high−speed incoherent optical me
thod for performing discrete Fourier transform
s)」に、詳しく述べられている。また、入力データを
空間光変調器で変調させる装置については、例えば、雑
誌アプライドオプティクス(APPLIED OPTICS)、26巻、
1987年、5055〜5060頁に記載された論文「光双方向連想
メモリの設計とデバイス(Designs and devices for op
tical bidirectional fssocative memories)」に詳し
く述べられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の従来技術において、1次元の発光素子を用いる
装置では、素子数が増えた場合に非常に長い発光素子を
必要とする。また、画像情報を処理する際に、2次元の
画像を一旦1次元に展開しなければならないという欠点
があった。また、2次元配列受光素子を用いる装置で
は、マトリクス数が増えた場合、各々の素子から信号を
取り出す配線が複雑になってしまう欠点があった。
この発明の目的は、上述の欠点を除去して2次元の画
像を1次元に展開することなく、その情報のベクトルと
行列の積を高速に処理する光演算装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の光演算装置は、発光素子をマトリクス状に配
置した入力面と、1次元配列の受光素子アレイを持つ出
力面と、光の強度を変調する光変調素子をマトリクス状
に配置した光変調器と、レンズ素子をマトリクス状に配
置したレンズアレイとを有し、前記入力面の発光素子か
らの出射光を前記レンズアレイにより光変調器上に各レ
ンズ素子による像が重複しないように結像する構成に
し、さらに、各レンズ素子による入力面の像が行方向に
隣接するレンズ素子間で、列方向に1行ずれて結像さ
れ、前記光変調器の出射する変調された光を行方向を一
括して1つの素子で受光するように出力面の受光素子ア
レイを配置したことを特徴とする構成になっている。
〔作用〕
この発明の原理を第2図を参照して説明する。第2図
は3行5列の行列を展開した場合に15個の成分をもつベ
クトルと15行15列の行列との積演算を行なう装置に関し
て、入力行列Aと入力面101との関係(第2図
(a))、および出力面102と出力ベクトルBの関係
(第2図(b))を示す図である。15個の入力データA1
〜A15が、それぞれ発光素子に接続した駆動回路に入力
されると、駆動回路から発光素子に供給される電力が入
力データの大きさに応じて変化し、発光素子の発光強度
が変調される。発光素子から発光した光は、レンズアレ
イによって空間光変調器上に集光される。この場合、レ
ンズアレイの1列目が結んだ像の隣の1行上に2列目の
像が結ぶようにレンズを調整しておく。3列目のレンズ
は2列目のさらに1行上に結像せしめるように調整して
おく。ここで、空間光変調器の1行目に着目する。1列
目のレンズが結んだA1〜A5の像の隣に2列目のレンズが
A6〜A10の像を結び、さらにその隣に3列目のレンズがA
11〜A15の像を結ぶ。従って、空間光変調器の1行目にA
1〜A15の像が結像される。同様に2行目以降にも、それ
ぞれの行にA1〜A15の像が重複なく結像される。空間光
変調器の各素子に対応する部分の振幅透過率を独立に変
化させ、出力面の受光素子に1行分の光を受けることが
可能な受光素子を配置すれば、各受光素子への入力光量
の和Bjは、次の式で与えられる。
ここで、Wijは空間光変調器の振幅透過率を表わす。
(1)式は、入力ベクトルAiと行列Wijの積演算を表わ
しており、入力ベクトルの値によって発光素子の強度を
変更させ、行列の値によって空間光変調器の振幅透過率
を変化させれば、光学的に、これらの積演算が実行され
る。これらの積演算は、レンズアレイの1列目が結んだ
像の隣の1行下に2列目の像が結ぶようにレンズを調整
し、3列目のレンズは2列目のさらに1行下に結像せし
めるようにレンズを調整し、3列目のレンズは2列目の
さらに1行下に結像せしめるように調整して演算を行な
うことも可能である。さらに、この発明において、行と
列を入れ換えて構成した光演算装置においてもベクトル
と行列の積演算が実行される。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を説明する。
第1図は、この発明の光演算装置を実現する第1の実
施例を示す斜視図である。この光演算装置は、例えば半
導体レーザなどの発光素子をマトリクス状に配置した発
光素子アレイ1と、例えばSiの光検出器を1次元配列し
た受光素子アレイ2と、例えばTN液晶から構成されてい
る液晶テレビなどに使われている空間光変調器3と、発
光素子から出射した光を分岐する、例えばマイクロレン
ズアレイなどの分岐光学系4と、発光素子に電圧を印加
する回路から構成される駆動装置5と、空間光変調器に
電圧を印加する回路から構成される変調器駆動装置6と
を備えて図示の如く配置してある。
第3図に第2の実施例の一部を示す。この実施例で
は、この空間光変調器3と受光素子アレイ2の間に空間
光変調器を透過した光を集光するレンズアレイ7を備え
ている。この他は先の実施例と同じである。
第3の実施例の一部を第4図に示す。この実施例は空
間光変調器以降に、アナモルフィックな光学系を配置し
ている。すなわち、空間光変調器を透過した光をコリー
メートするシリンドリカルレンズアレイ7と、コリーメ
ートされた一行分の光を受光素子の一点に集光するシリ
ンドリカルレンズ8とレンズ9の組を備えている。この
他は先の実施例と同じである。
なお、液晶を用いた空間光変調器3及び各駆動装置5,
6は従来から用いられているものを使用できるので、こ
れらの説明は省略する。
以上の構成の光演算装置において、光発光素子は、入
力ベクトルの値によって変調される。発光素子から出射
した光は、空間光変調器によって変調され、対面する受
光素子アレイに集光され、出力信号となる。空間光変調
器のパタンを行列の値によって変化させることにより、
ベクトルと行列の積演算が可能である。
従来では、入力に1次元の発光素子アレイを用いてい
たので、画像情報のような2次元情報は一旦1次元に展
開しなければ、ベクトルと行列の積演算が実行できなか
った。この発明の光演算装置では、入力面が2次元であ
るので2次元情報を2次元のまま、ベクトルと行列の積
演算が実行できる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明の光演算装置を用いる
ことにより、2次元情報を1次元に展開せずに2次元情
報のまま積和演算することが可能となり、ベクトルと行
列の積を高速に処理できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の光演算法の第1の実施例を示す斜
視図、第2図は、入出力データと入出力面の関係を示す
図、第3図は、この発明の光演算法の第2の実施例を示
す斜視図、第4図は、この発明の光演算法の第3の実施
例を示す斜視図、図において、 1……発光素子アレイ、2……受光素子アレイ、3……
空間光変調器、4……レンズアレイ、5……発光素子駆
動装置、6……変調器駆動装置、101……入力面、102…
…出力面、7……シリンドリカルレンズアレイ、8……
シリンドリカルレンズ、9……レンズ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子をマトリクス状に配置した入力面
    と、1次元配列の受光素子アレイを持つ出力面と、光の
    強度を変調する光変調素子をマトリクス状に配置した光
    変調器と、レンズ素子をマトリクス状に配置したレンズ
    アレイとを有し、前記入力面の発光素子からの出射光を
    前記レンズアレイにより光変調器上に各レンズ素子によ
    る像が重複しないように結像する構成とし、さらに、各
    レンズ素子による入力面の像が行方向に隣接するレンズ
    素子間で、列方向に1行ずれて結像され、前記光変調器
    の出射する変調された光を行方向を一括して1つの受光
    素子で受光するように出力面の受光素子アレイを配置し
    たことを特徴とする光演算装置。
JP1006290A 1990-01-18 1990-01-18 光演算装置 Expired - Lifetime JP2778176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1006290A JP2778176B2 (ja) 1990-01-18 1990-01-18 光演算装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1006290A JP2778176B2 (ja) 1990-01-18 1990-01-18 光演算装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03214127A JPH03214127A (ja) 1991-09-19
JP2778176B2 true JP2778176B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=11739897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1006290A Expired - Lifetime JP2778176B2 (ja) 1990-01-18 1990-01-18 光演算装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2778176B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03214127A (ja) 1991-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4633428A (en) Optical matrix-vector multiplication
US4603398A (en) Matrix-matrix multiplication using an electrooptical systolic/engagement array processing architecture
US11062101B2 (en) Optical processing systems
US4800519A (en) Optical data processing systems and methods for matrix inversion, multiplication, and addition
JPS61179424A (ja) 並列光演算子
JPH065495B2 (ja) 光学分離結合装置、光学クロスオーバー・ネットワーク
Ishikawa et al. Optically interconnected parallel computing systems
JP2778176B2 (ja) 光演算装置
Cathey et al. Digital computing with optics
EP0256033A1 (en) OPTICAL ANALOGUE DATA PROCESSING ARRANGEMENTS FOR THE TREATMENT OF BIPOLAR AND COMPLEX DATA.
McArdle et al. Optoelectronic parallel computing using optically interconnected pipelined processing arrays
McArdle et al. Reconfigurable optical interconnections for parallel computing
McAulay Spatial-light-modulator interconnected computers
JPH0259914A (ja) 光演算方法
JPH03256032A (ja) 光演算装置
EP3596576B1 (en) Optical processing systems
Young et al. Implementation and performance considerations of hybrid digital/optical correlator configurations
EP0215822B1 (en) Programmable multistage lensless optical data processing system
JPH0259915A (ja) 光演算方法
McArdle et al. A smart-pixel parallel optoelectronic computing system with free-space dynamic interconnections
McArdle et al. Realisation of a smart-pixel parallel optoelectronic computing system
KR19980050960A (ko) 홀로그램 어레이를 이용한 광 연산장치
Kar‐Roy et al. New integrated acousto‐optic matrix algebra processor architecture
JPH0259916A (ja) 光演算装置
JPS62502067A (ja) デ−タ処理システムを使用して複雑な光学計算を実行するためのプログラマブルな方法