JP2777494B2 - キャパシタにおける蓄積電極の形成方法 - Google Patents
キャパシタにおける蓄積電極の形成方法Info
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- JP2777494B2 JP2777494B2 JP3277302A JP27730291A JP2777494B2 JP 2777494 B2 JP2777494 B2 JP 2777494B2 JP 3277302 A JP3277302 A JP 3277302A JP 27730291 A JP27730291 A JP 27730291A JP 2777494 B2 JP2777494 B2 JP 2777494B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置の製造方
法に関するもので、特に蓄積電極の形成方法に関するも
のである。
法に関するもので、特に蓄積電極の形成方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置(DRAM)において高
集積化する為には、微小な面積の中にいかに大きなキャ
パシタ容量を得るかが開発の重要な要素の1つである。
キャパシタ容量はその面積に比例し、又キャパシタ絶縁
膜の膜厚に反比例する。
集積化する為には、微小な面積の中にいかに大きなキャ
パシタ容量を得るかが開発の重要な要素の1つである。
キャパシタ容量はその面積に比例し、又キャパシタ絶縁
膜の膜厚に反比例する。
【0003】近年の微細化に伴い、セル面積は小さくな
り蓄積電極の面積も小さくなる。これに対して、十分な
キャパシタ容量を確保するために、キャパシタ絶縁膜の
膜厚は酸化膜換算で16MDRAMでは6nm、64M
DAMでは5nm以下になると考えられている。そし
て、キャパシタ絶縁膜の薄膜化においては、従来のSi
3N4よりも誘電率の高いTa2O5膜等の採用により信頼
性の確保が検討されている。
り蓄積電極の面積も小さくなる。これに対して、十分な
キャパシタ容量を確保するために、キャパシタ絶縁膜の
膜厚は酸化膜換算で16MDRAMでは6nm、64M
DAMでは5nm以下になると考えられている。そし
て、キャパシタ絶縁膜の薄膜化においては、従来のSi
3N4よりも誘電率の高いTa2O5膜等の採用により信頼
性の確保が検討されている。
【0004】一方、キャパシタ構造は4MDRAMで積
層構造あるいは溝型構造が採用されたが、更に、高集積
化が進むと、従来の積層構造では、キャパシタ面積を確
保することが困難となる。又、溝型構造では、開口面積
が小さくなり、より深い溝を形成しても十分な面積を得
られない。
層構造あるいは溝型構造が採用されたが、更に、高集積
化が進むと、従来の積層構造では、キャパシタ面積を確
保することが困難となる。又、溝型構造では、開口面積
が小さくなり、より深い溝を形成しても十分な面積を得
られない。
【0005】この様な問題を解決する手段として、3次
元構造キャパシタが提案されている。例えば、Dige
st of Sympo.on VLSI Techn
o.1989に詳しい。しかしながら、そのプロセス
は、従来プロセスよりも工程数が増し高度なエッチング
制御技術が要求されることから、そのプロセスは十分と
は言い難い。
元構造キャパシタが提案されている。例えば、Dige
st of Sympo.on VLSI Techn
o.1989に詳しい。しかしながら、そのプロセス
は、従来プロセスよりも工程数が増し高度なエッチング
制御技術が要求されることから、そのプロセスは十分と
は言い難い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述した
問題点に鑑みてなされたもので、自己整合的にマスクパ
ターンの形成が可能で、且つプロセスを複雑化すること
なく、十分なキャパシタ表面積を確保することがでるキ
ャパシタ電極の形成方法を提供することを目的とする。
問題点に鑑みてなされたもので、自己整合的にマスクパ
ターンの形成が可能で、且つプロセスを複雑化すること
なく、十分なキャパシタ表面積を確保することがでるキ
ャパシタ電極の形成方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に、蓄
積電極となる膜を形成する工程と、この膜の上にマスク
パターンを形成する工程と、このマスクパターンをマス
クとして、前記膜を反応生成物又は反応副生成物が前記
マスクパターンの側壁及びエッチング後の前記膜の側壁
に堆積する条件でエッチングする工程と、前記マスクパ
ターンを除去し、前記側壁堆積物を残す工程と、前記側
壁堆積物をマスクとして前記膜をエッチングする工程
と、前記側壁堆積物を除去する工程と、からなるもので
ある。
積電極となる膜を形成する工程と、この膜の上にマスク
パターンを形成する工程と、このマスクパターンをマス
クとして、前記膜を反応生成物又は反応副生成物が前記
マスクパターンの側壁及びエッチング後の前記膜の側壁
に堆積する条件でエッチングする工程と、前記マスクパ
ターンを除去し、前記側壁堆積物を残す工程と、前記側
壁堆積物をマスクとして前記膜をエッチングする工程
と、前記側壁堆積物を除去する工程と、からなるもので
ある。
【0008】
【作用】この発明によれば、側壁堆積物は、既に形成さ
れている蓄積電極外周部のみに存在することから、外周
部のみの自己整合的なマスクとなり、蓄積電極の中央の
みがエッチングされる。そして、その深さ方向のエッチ
ング量を膜の厚さ以下にすることで、蓄積電極の断面形
状は凹型となり、蓄積面積は従来形状と比較して内面面
積だけ増加することができる。
れている蓄積電極外周部のみに存在することから、外周
部のみの自己整合的なマスクとなり、蓄積電極の中央の
みがエッチングされる。そして、その深さ方向のエッチ
ング量を膜の厚さ以下にすることで、蓄積電極の断面形
状は凹型となり、蓄積面積は従来形状と比較して内面面
積だけ増加することができる。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の一実施例における各工程
を示す断面図である。この図1に従いこの発明の実施例
を説明する。
を示す断面図である。この図1に従いこの発明の実施例
を説明する。
【0010】図1−(a)において、1はシリコン基
板、2は素子分離領域としてのフィールド酸化膜、3は
ゲート電極、4はソース領域、5はドレイン領域、6は
層間絶縁膜、7はワード線である。
板、2は素子分離領域としてのフィールド酸化膜、3は
ゲート電極、4はソース領域、5はドレイン領域、6は
層間絶縁膜、7はワード線である。
【0011】まず、この基板1表面に蓄積電極となる膜
10として、例えば、ポリシリコンを5000Å堆積す
る。このポリシリコン膜10には、例えば、イオン注入
法を用いて、N型不純物をドーピングすることにより、
N型化しておく(図1−(b))。
10として、例えば、ポリシリコンを5000Å堆積す
る。このポリシリコン膜10には、例えば、イオン注入
法を用いて、N型不純物をドーピングすることにより、
N型化しておく(図1−(b))。
【0012】次に、この基板1上に蓄積電極パターンを
形成するためのマスクパターン11を設ける。このマス
クパターン11は、例えば、TSMR−ix170等の
レジストをスピンコートして、膜厚1.0μmのレジス
ト層を全面に塗布し、その後、露光、現像してパターニ
ングされる(図1−(c))。尚、マスクパターン11
の側面は、図面では垂直に描いているが、下から上に向
かってしだいに縮径するテーパーが付いている。
形成するためのマスクパターン11を設ける。このマス
クパターン11は、例えば、TSMR−ix170等の
レジストをスピンコートして、膜厚1.0μmのレジス
ト層を全面に塗布し、その後、露光、現像してパターニ
ングされる(図1−(c))。尚、マスクパターン11
の側面は、図面では垂直に描いているが、下から上に向
かってしだいに縮径するテーパーが付いている。
【0013】次に、基板1上のポリシリコン膜10をマ
スクパターン11をマスクとしてエッチングする。この
エッチングは、反応性イオンエッチング(RIE)によ
り行われる。この時のエッチング条件としては、例え
ば、圧力5mTorr、反応ガスとしてHBr40sc
cm、酸素(O2)6sccm、高周波出力(Prf)
40W、加速電圧(Pμ)1.0kw、基板温度20℃
である。
スクパターン11をマスクとしてエッチングする。この
エッチングは、反応性イオンエッチング(RIE)によ
り行われる。この時のエッチング条件としては、例え
ば、圧力5mTorr、反応ガスとしてHBr40sc
cm、酸素(O2)6sccm、高周波出力(Prf)
40W、加速電圧(Pμ)1.0kw、基板温度20℃
である。
【0014】この条件下でポリシリコン膜10のエッチ
ングを行うと、マスクパターン11のレジスト側面及び
被エッチング膜のポリシリコン10の側面にエッチング
中の反応生成物あるいは反応副生成物と考えられている
SiBrxOyからなる側壁堆積物12が堆積する(図2
−(d))。
ングを行うと、マスクパターン11のレジスト側面及び
被エッチング膜のポリシリコン10の側面にエッチング
中の反応生成物あるいは反応副生成物と考えられている
SiBrxOyからなる側壁堆積物12が堆積する(図2
−(d))。
【0015】この後、マスクパターン11のレジストを
除去する。この除去は、例えば、H2SO4:H2O2=1
0:1からなる溶液を温度140℃の状態に保ち、この
溶液中に10分間漬けて、レジスト除去し、温度25℃
の超純水中で、10分間洗浄する(図2−(e))。こ
の時、マスクパターン11のレジストは容易に除去でき
るが、側壁堆積物12は除去されない。この側壁堆積物
12は既に形成されている蓄積電極となるポリシリコン
膜10の外周部のみに存在することから、外周部のみの
自己整合的なマスクとなる。
除去する。この除去は、例えば、H2SO4:H2O2=1
0:1からなる溶液を温度140℃の状態に保ち、この
溶液中に10分間漬けて、レジスト除去し、温度25℃
の超純水中で、10分間洗浄する(図2−(e))。こ
の時、マスクパターン11のレジストは容易に除去でき
るが、側壁堆積物12は除去されない。この側壁堆積物
12は既に形成されている蓄積電極となるポリシリコン
膜10の外周部のみに存在することから、外周部のみの
自己整合的なマスクとなる。
【0016】然る後、この側壁堆積物12をマスクとし
て、再度ポリシリコン膜10をRIE法によりエッチン
グを行う。この時のエッチング条件は、異方性エッチン
グが可能な条件で、例えば、圧力5mTorr、反応ガ
スHBr40sccm、高周波出力(Prf)40W、
加速電圧(Pμ)1.0kw、基板温度20℃で行う。
更に、このエッチングは、下層の層間絶縁膜が露出しな
い量、つまりポリシリコン膜10の堆積膜厚以下、この
実施例では、3000Åのエッチングを行う。
て、再度ポリシリコン膜10をRIE法によりエッチン
グを行う。この時のエッチング条件は、異方性エッチン
グが可能な条件で、例えば、圧力5mTorr、反応ガ
スHBr40sccm、高周波出力(Prf)40W、
加速電圧(Pμ)1.0kw、基板温度20℃で行う。
更に、このエッチングは、下層の層間絶縁膜が露出しな
い量、つまりポリシリコン膜10の堆積膜厚以下、この
実施例では、3000Åのエッチングを行う。
【0017】次に、側壁堆積物12をアルカリ溶液、例
えば、NH4OH:H2O2:H2O=1:1:5の溶液を
用いて温度70℃の状態で、10分間漬けることにより
除去する。
えば、NH4OH:H2O2:H2O=1:1:5の溶液を
用いて温度70℃の状態で、10分間漬けることにより
除去する。
【0018】このように、側壁堆積物12は、既に形成
されている蓄積電極外周部のみにあることから、外周部
のみの自己整合的なマスクとなり、蓄積電極の中央のみ
がエッチングされる。この結果、形成されたキャパシタ
蓄積電極では図2(f)に示すように、断面形状は凹型
となり、蓄積表面積は内側面積だけ増加し、キャパシタ
蓄積面積表面積が大きくなる。この蓄積電極を用いてキ
ャパシタを作製すれば、従来より1.4倍も面積の広い
キャパシタ蓄積電極を作製することがでる。
されている蓄積電極外周部のみにあることから、外周部
のみの自己整合的なマスクとなり、蓄積電極の中央のみ
がエッチングされる。この結果、形成されたキャパシタ
蓄積電極では図2(f)に示すように、断面形状は凹型
となり、蓄積表面積は内側面積だけ増加し、キャパシタ
蓄積面積表面積が大きくなる。この蓄積電極を用いてキ
ャパシタを作製すれば、従来より1.4倍も面積の広い
キャパシタ蓄積電極を作製することがでる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
によれば、凹型断面形状を有するキャパシタ蓄積電極を
プロセスを複雑にすることなく形成することができ、電
極面積の拡大を容易に図ることが可能となり、高集積化
が容易となる。
によれば、凹型断面形状を有するキャパシタ蓄積電極を
プロセスを複雑にすることなく形成することができ、電
極面積の拡大を容易に図ることが可能となり、高集積化
が容易となる。
【図1】この発明の一実施例を工程別に示す断面図であ
る。
る。
【図2】この発明の一実施例を工程別に示す断面図であ
る。
る。
1 シリコン基板 2 フィールド酸化膜 3 ゲート電極 4 ソース領域 5 ドレイン領域 6 層間絶縁膜 10 蓄積電極 11 マスク 12 側壁堆積物
Claims (1)
- 【請求項1】 基板上に、蓄積電極となる膜を形成する
工程と、この膜の上にマスクパターンを形成する工程
と、このマスクパターンをマスクとして、前記膜を反応
生成物又は反応副生成物が前記マスクパターンの側壁及
びエッチング後の前記膜の側壁に堆積する条件でエッチ
ングする工程と、前記マスクパターンを除去し、前記側
壁堆積物を残す工程と、前記側壁堆積物をマスクとして
前記膜をエッチングする工程と、前記側壁堆積物を除去
する工程と、からなることを特徴としたキャパシタにお
ける蓄積電極の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3277302A JP2777494B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | キャパシタにおける蓄積電極の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3277302A JP2777494B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | キャパシタにおける蓄積電極の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0590496A JPH0590496A (ja) | 1993-04-09 |
JP2777494B2 true JP2777494B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=17581647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3277302A Expired - Fee Related JP2777494B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | キャパシタにおける蓄積電極の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2777494B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP3277302A patent/JP2777494B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0590496A (ja) | 1993-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |