JP2776341B2 - Secam標準に基づき符号化されたカラーテレビジョン信号の受信を検出するための検出器 - Google Patents

Secam標準に基づき符号化されたカラーテレビジョン信号の受信を検出するための検出器

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JP2776341B2 JP7295015A JP29501595A JP2776341B2 JP 2776341 B2 JP2776341 B2 JP 2776341B2 JP 7295015 A JP7295015 A JP 7295015A JP 29501595 A JP29501595 A JP 29501595A JP 2776341 B2 JP2776341 B2 JP 2776341B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/642Multi-standard receivers

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  • Signal Processing (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラーテレビジョン
信号の受信機内でSECAM標準により符号化された信
号の受信を検出するための検出器に関する。本発明はよ
り詳細には集積化された多標準受信回路内の装置の具体
化に関する。
【0002】
【従来の技術】多標準受信機内でテレビジョン信号を受
ける回路は、従来カラーテレビジョン信号を符号化する
標準、および特にクロミナンス情報を自動的に識別する
装置を含んでいる。クロミナンス情報は信号の輝度情報
を除去する帯域フィルタにより受信信号から取り出され
る。
【0003】カラーテレビジョン信号のクロミナンス情
報には通常B−YおよびR−Yと呼ばれる二つのパラメ
ータが含まれており、これらが復調されると、受信機に
より信号の三つの基本的な色、すなわち赤、緑、青の割
合が取り出される。二つのパラメータB−YおよびR−
Yは交互に、すなわち2ラインの中の1ラインとして送
信されている。
【0004】カラーテレビジョン信号が符号化される時
基づく三つの標準は区別することができる。これらの標
準はSECAM標準、PAL標準およびNTSC標準で
あり、これらの標準は送信すべき情報が変調される方法
で区別される。
【0005】SECAM標準の場合、信号は振幅と周波
数で変調され送信される。変調の振幅には現在のライン
の輝度情報を含み、変調の周波数にはクロミナンス情報
を含んでいる。周波数変調は交互に行なわれる、すなわ
ち搬送波はB−YラインおよびR−Yラインに対し異な
っている。搬送波周波数は一般にB−Y信号およびR−
Y信号に対しそれぞれ4.25MHzおよび4.406
MHzである。それぞれの周波数変調範囲はB−Yに対
しては−350kHzから+500kHzでありR−Y
に対しては−500kHzから+350kHzである。
【0006】PAL標準およびNTSC標準の場合、変
調は正方形の位相および振幅変調である。変調の振幅に
は前と同じく輝度情報を含むが、現在のラインのクロミ
ナンス情報は変調の位相および振幅により与えられてい
る。搬送波の周波数は一般に4.43MHzかまたは
3.58MHzのいずれかである。
【0007】PAL標準とNTSC標準の差は、PAL
標準の場合R−Yパラメータがほぼ90°の位相交番で
送信されることである。
【0008】図1AはSECAM標準の場合、テレビジ
ョン標準を識別するための回路が処理するコンポジット
ビデオベースバンド信号(CVBS)の波形を表す時間
軸の図を示している。
【0009】CVBS信号は順次ライン同期パルス(L
S)、BURST(バースト)基準信号、および交互に
B−YラインおよびR−Yラインを含んでいる。LSパ
ルスおよびBURST基準信号は各帰線の間に送信され
ている。
【0010】多標準受信機内で標準を識別することは従
来通常基準バーストと呼ばれる基準信号の受信の間、す
なわち各帰線で行なわれている。LSパルスの後の基準
バーストは現在のパラメータにクロミナンスデータがな
いBLACK(黒)レベルに対応した平坦領域にセンタ
ーがある。言い換えれば、BURST基準バーストはパ
ラメータB−YまたはR−Yの“黒”レベルに対応した
平坦な領域にある。
【0011】基準バーストの間、クロミナンス信号はS
ECAM標準によれば現在のラインの搬送波の正確な周
波数に対応している。クロミナンス信号はNTSC標準
によれば180°の位相に対応し、PAL標準によれば
現在のラインに対し135°または225°に対応して
いる。基準バーストの間信号の振幅は規格化されてい
る、すなわちほぼ300mVピーク対ピークである。
【0012】標準を識別することは(PALまたはNT
SCの場合)バースト全体の上で、または(SECAM
の場合)該基準バーストの一部で行なわれる。標準が識
別される間の時間範囲は通常“バーストゲート(B
G)”と呼ばれている。図1BはSECAM標準に関連
したバーストゲートBGを示す時間的な図である。
【0013】標準の識別には帯域フィルタが使用されて
いる。該フィルタの出力信号により受信機の「時間リセ
ット」すなわちB−YタイプのラインまたはR−Yタイ
プのラインに対し同期させること、およびクロミナンス
情報を符号化する時基づく標準を決定することの両方が
行なわれている。
【0014】SECAM標準により符号化された信号を
識別するため従来から使用されている種々の方法を以下
に述べる。
【0015】一番目の方法は、4.25MHzと4.4
06MHzの二つの搬送波周波数以外で同調する外部帯
域フィルタを使用することから成る。フィルタの出力は
BG信号により制御されるゲートを通り、二つの連続し
たラインの振幅の差が出力される。差がゼロでなけれ
ば、SECAM標準により符号化された信号が存在する
ことが示される。
【0016】二番目の方法は、PAL標準の検出器の基
準周波数を発生するため使用される4.43MHzで、
水晶発振器によりSECAM標準に関係する搬送波の二
つの周波数を発生することから成る。次に、信号はこれ
ら二つの周波数によりバーストゲートBGの間復調さ
れ、二つの復調出力が連続して解釈される。この方法の
欠点は広範囲な周波数範囲でフレームの制御を行なうこ
とが必要であることである。これを行なうため使用され
るモードロックループは、例えばループが追跡するよう
にされた周波数範囲で変動を生ずる動作温度に変化があ
る場合、制御が難しい。
【0017】三番目の方法は二つの搬送波周波数の中
央、すなわち約4.32MHzの周波数でQの高い外部
の帯域フィルタを使用し、フィルタ出力の振幅または位
相情報を使用することから成る。欧州特許申請第024
50238号により4.33MHzに中心がある帯域フ
ィルタの出力信号のピーク振幅を使用する回路が開示さ
れている。図2は外部帯域フィルタ1からの位相情報が
使用されている例を図示している。中心周波数はある場
合はデジタル周波数基準により与えられている。フィル
タの出力はBG信号によりサンプリングされている位相
比較器2を通り、フィルタの出力位相とフィルタに入る
信号の位相が比較される。フィルタの出力信号の位相特
性は、現在の信号がSECAM標準により符号化されて
いるならば二つのラインの内一つのラインに反対の符号
の出力を生じ、現在の信号がPAL標準またはNTSC
標準により符号化されているならば同じ符号の出力を生
ずる。比較器2は、SECAM標準により符号化された
入力信号がある場合、二つの連続したラインに対し振幅
は同じであるが符号が反対の信号を、バーストゲートB
Gの間発生する。
【0018】比較器2の出力は「時間リセット」信号R
により制御されているフリップフロップ3に送られる。
フリップフロップ3の出力は記憶コンデンサCKSを充
電または放電するため使用され、該記憶コンデンサの電
圧はSECAM標準を識別した結果を示している。この
結果は他の標準の検出器の記憶コンデンサにより生ずる
識別結果により連続して利用される。
【0019】この方法の欠点は、位相と振幅情報を用い
ているので、中心周波数が動くことにより識別誤りを生
ずる動作温度の変化に影響を受けない外部の帯域フィル
タを作ることが難しいことである。実際、フィルタの中
心周波数が動き4.25MHzおよび4.406MHz
のいずれかの搬送波周波数を越えると、位相比較の結果
はSECAM標準の識別ではないと解釈される。
【0020】多標準受信機の最近の発展により、特に外
部フィルタの使用を避けた回路内へのフィルタの集積
が、全てのフィルタが共通電圧で制御される標準の識別
用回路に導入されている。このように、フィルタの中心
周波数は同じように全て予め同調できる。現存の制御回
路の許容誤差をフィルタの理論的な同調周波数のほぼ±
5%にしてフィルタの中心周波数を設定できる。
【0021】フィルタの中心周波数の共通制御によりフ
ィルタの予めの同調が行なわれ、例えば全ての同調周波
数が動作温度のもとで同じように変化するならば、許容
誤差範囲により、標準の二つの搬送波周波数の間に中心
があるSECAM標準を識別するための帯域フィルタの
周波数の中心を十分正確にすることができない。事実、
4.25MHzと4.406MHzの二つの周波数は
4.32MHzの周波数に予め同調されたフィルタの許
容誤差の範囲(ほぼ±200kHz)内にある。このよ
うに、全てのフィルタに共通に予め同調させることは、
フィルタの同調周波数が二つの搬送波周波数の間になけ
れば、SECAM標準を識別することに生ずる誤りを避
けることができない。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、カラー
テレビジョン信号を符号化する標準を識別するための集
積回路内のフィルタに対する全体の制御により予め同調
されたフィルタを使用し、フィルタの予め同調される周
波数の変化に無関係であるSECAM標準を使用でき
る、SECAM標準により符号化されたカラーテレビジ
ョン信号の受信を検出する検出器を提示することであ
る。
【0023】この目的および他の目的を達成するため、
本発明はテレビジョン信号を符号化する時基づく標準を
識別するための集積回路内のフィルタに対する全体の制
御により予め同調されたフィルタと、フィルタの入力信
号および出力信号を受ける位相比較器とを含み、更に信
号の二つの連続したラインの実際の平均周波数に対し前
記フィルタの周波数を同調させる手段を含む、SECA
M標準により符号化されたカラーテレビジョン信号の受
信を検出する検出器を提示している。
【0024】本発明の実施態様によれば、前記手段が位
相比較器と前記の位相比較から生ずる値を記憶するコン
デンサを含む逆フィードバックループから構成されてい
る。
【0025】本発明の実施態様によれば、位相比較器の
出力はコンデンサの一番目の端子と相互コンダクタンス
増幅器に接続され、他の端子は接地され、該相互コンダ
クタンス増幅器の出力はフィルタの同調周波数を調整す
る端子に送られている。
【0026】本発明の実施態様によれば、位相比較器の
出力は「時間リセット」信号により制御されたフリップ
フロップを通し識別の結果を記憶するコンデンサに送ら
れている。
【0027】本発明の実施態様によれば、前記フィルタ
の理論的に予め同調された周波数はSECAM標準のク
ロミナンスの搬送波の二つの周波数の間の平均周波数に
対応している。
【0028】本発明の実施態様によれば、前記フィルタ
は高いQを有する高域フィルタである。
【0029】本発明の実施態様によれば、前記フィルタ
は帯域フィルタであり、90゜静止移相器が前記フィル
タの上手に与えられている。
【0030】本発明の実施態様によれば、位相比較器は
テレビジョン信号内に含まれた基準バーストの間サンプ
リングされている。
【0031】本発明の実施態様によれば、本検出器は前
記フィルタの上手に帰線時間の間にサンプリングされる
利得段を含んでいる。
【0032】本発明の実施態様によれば、前記フィルタ
の理論的な同調周波数は4.32MHzである。
【0033】
【発明の実施の形態】図3に関連して述べる。図1Aに
示すようにCVBS信号は利得が制御された増幅器5に
送られている。直流成分を取り除く(図示していない)
装置、例えば結合コンデンサは増幅器5の上手に置かれ
ている。増幅器5は符号化が行なえるように受信信号の
レベルを規格レベルまで上げる。増幅器5は信号内にあ
るクロミナンス情報を取り出すためベルフィルタ6を内
蔵している。増幅器5/フィルタ6の全体の出力は現在
のパラメータに対しクロミナンスのデータがないレベル
に対応するBLACK基準レベルに中心がある規格化さ
れた大きさの信号(ほぼ300mVピーク対ピーク)で
ある。
【0034】フィルタ6の出力は標準を検出する検出器
が利用できる信号である。この信号は検出器7の一番目
の入力INに送られ、本発明に基づきSECAM標準に
より符号化された信号を検出する。
【0035】検出器7の他の三つの入力、RL、CTお
よびBGはテレビジョン信号の符号化標準を識別する集
積回路内に従来からある制御信号を受ける。
【0036】入力RLは帰線期間の間サンプリングされ
た信号を受ける(同期パルスと基準バーストを備えてい
る)。該信号RLは入力INを通して検出器7に到着す
る信号が送られる利得段8のサンプリング入力に与えら
れている。利得段8は信号のアクティブラインB−Yと
R−Yを取り除き、ラインB−YとラインR−Yのアク
ティブクロミナンス情報により検出器7が使用する信号
の劣化を避ける。
【0037】利得段8の出力はQが高く二つの端子が遮
断周波数に予め同調され調整を行なう広域フィルタに送
られる。予め同調される端子は、検出器が集積されてい
る識別回路のフィルタに対する全体的な制御に対応した
信号CTを受けている。フィルタ9はこのように集積回
路内の全てのフィルタに共通な制御により予め同調され
ている。既に述べたように、前記の制御によりフィルタ
9は理論的な同調周波数、すなわちここではほぼ±5%
の許容誤差を有する遮断周波数に設定される。フィルタ
9に対する理論的な遮断周波数はSECAM標準の二つ
のクロミナンス搬送波周波数の間、4.32MHzに固
定されている。
【0038】フィルタ9の出力によりフィルタ9の入力
信号の周波数とフィルタの実際の遮断周波数との周波数
の間隔に比例した信号が与えられている。該信号は位相
比較器10の一番目の入力に与えられており、二番目の
入力はフィルタ9に入る信号を受けている。フィルタ9
は位相比較器10に必要な90゜の位相の推移を行な
う。
【0039】比較器10は制御入力にバーストゲートB
Gを受けることによりSECAM標準に関係のある識別
期間の間サンプリングされる。位相比較器10は、この
ようにバーストゲートBGの間、利得段8の出力信号と
フィルタ9の出力信号の間の位相差に比例した信号を発
生する。該信号はフィルタ9の実際の遮断周波数と入力
信号の周波数、それ故現在のラインの搬送波周波数との
間の周波数の間隔に比例している。
【0040】比較器10の出力電流はコンデンサCFを
充電または放電するのに使用されている。蓄えられた電
圧は相互コンダクタンス増幅器11を通り、該増幅器の
出力は端子FTに加えられ、フィルタ9の同調周波数を
調整する。これを変形して、フィルタ9の入力FTは電
圧制御を行なうこともできる。前記入力FTは位相比較
器10により観測される周波数間隔に対しフィルタを正
確に調整する入力である。
【0041】従って、フィルタ9の同調周波数は入力信
号の周波数に固定され、バーストゲートBGの間CVB
S信号のラインの搬送波周波数の平均値に設定される。
フィルタのQは高く、例えばほぼ25であり、ロックル
ープに十分な利得が得られている。
【0042】位相比較器10の出力は更に、本発明によ
る検出器の出力端子OUTにも加えられている。前記出
力端子は、「時間リセット」信号Rにより制御されたフ
リップフロップ12を通し、コンデンサCKSを充電す
るのに使用されている。
【0043】コンデンサCKSは既に述べたように、S
ECAM標準に関連した検出に結果を記憶するコンデン
サである。従来の方法と同じく、このコンデンサCKS
に記憶されたレベルは、PAL標準およびNTSC標準
の検出器(図示していない)の結果に関連したコンデン
サに記憶されたレベルと順次調べられる。実際には図3
に示すように、位相比較器10には二つの独立した出力
があり、コンデンサCFに記憶された電圧によりフリッ
プフロップ12に送られる検出の結果が劣化することを
防いでいる。
【0044】他の実施態様によれば、高域フィルタ9は
帯域フィルタに関連した利得段8の出力信号に対する9
0°静的移相器に置き換えることができ、該移相器の理
論的な中心周波数は4.32MHzである。
【0045】図4は実際の同調周波数の値に対するフィ
ルタ9の位相特性の三つの場合を図示している。これら
の場合は、それぞれフィルタが理論的な周波数に予め同
調されている時と、フィルタの予め同調された周波数が
理論的な周波数に対し予め同調された周波数の最大の許
容誤差を表す値を加えまたは引いた値だけシフトされて
いる時の位相特性に対応している。
【0046】フィルタ9が理論的な周波数に同調されて
いれば(図4の特性)、フィルタの出力信号はSEC
AM標準により符号化された信号が示すように、B−Y
およびR−Yの二つの連続したラインに対し大きさが同
じで符号が反対である。位相比較器10の出力で二つの
連続したラインの上の平均電流はゼロである。このよう
に、ロック端子FTの上で補正は行なわれない。更に、
コンデンサCKS内に蓄積された値によりSECAM標
準の識別が示される。
【0047】フィルタの遮断周波数は理論的な周波数に
対し予め同調された周波数の最大許容誤差を加えること
だけ(すなわち、ほぼプラス200kHz)シフトして
いるならば(図4の特性)、二つの連続したラインの
大きさは同じ符号の異なる値を取る。B−Yの間の大き
さは次のR−Yラインの間の大きさより大きい。
【0048】逆の場合(図4の特性)、フィルタの遮
断周波数は理論的な周波数に対し予め同調された周波数
の最大許容誤差を差し引くことだけ(すなわち、ほぼマ
イナス200kHz)シフトされており、二つの連続し
たラインの大きさは同じ符号であるが、前述の場合(図
4の特性)と反対にB−Yの間の大きさは次のR−Y
ラインの間の大きさより小さい。
【0049】後者の二つの場合の中間の場合は、フィル
タの二つの連続したラインの平均の搬送波周波数、すな
わち理論的には4.32MHzに徐々に中心が戻る。実
際、フィルタ9の同調回路に加えられた逆フィードバッ
クにより二つの連続したラインの上でゼロとなる位相比
較器10の平均出力電流に設定される。二つの連続した
ラインに対応した大きさは再び等しくなり、SECAM
標準が識別される。
【0050】しかし、コンデンサCFにより与えられる
フィルタ出力は、フィルタロックループがあることによ
り、あるラインから他のラインに過度に大きな周波数変
化を避けるのに十分な大きさであることが判る。更に、
位相比較器は電流の変化の範囲が予め同調された許容誤
差の範囲に対応するフィルタの周波数ロック範囲を取る
ように設計する必要がある。言い換えれば、位相比較器
の電流範囲によりほぼ±200kMzのロック範囲と
し、コンデンサCFによりフィルタの同調周波数にシフ
トを生ずる電流の変化を避ける必要がある。SECAM
標準の搬送波の二つの周波数の差に対応したほぼ±70
kHzの周波数偏移があるため、ライン毎の同調はロッ
クループの性能を変えることなしにほぼ3kHz変動す
ることが許容できる。
【0051】例えば、位相比較器の平均電流はほぼ70
0nAに設定され、コンデンサCFの容量はほぼ40p
Fである。
【0052】SECAM標準により符号化された信号を
受信する場合は、検出器3は常に二つの連続した搬送波
の平均周波数に同調される。それ故、SECAM標準が
存在する時に識別がないという結果を検出器が出す場合
は発生しない。
【0053】PAL標準またはNTSC標準により符号
化された信号を4.43MHzで受信する場合、フィル
タは4.43MHzである信号の搬送波の周波数に同調
されており、位相比較器の出力での大きさはゼロに近
い。このように、コンデンサCKSによりSECAM標
準の識別がないことが示される。
【0054】PAL標準またはNTSC標準により符号
化された信号を3.58MHzで受信する場合、3.5
8MHzの周波数は±5%の許容誤差の範囲外にあるの
で、フィルタは予め同調された周波数に同調されてい
る。位相比較器10の出力での大きさは二つの連続した
ラインに対し同じで、符号も同じである。このように、
コンデンサCKSは時間リセット信号によりSECAM
標準の識別がないことを示す。
【0055】本発明による検出器の他の利点は、二つの
連続したラインの搬送波に対する二つの実際の周波数の
間で平均を取りフィルタを同調することは、受信信号の
搬送波の周波数が例えば雑音により理論的な周波数に正
確に対応していなくとも、SECAM標準を検出するこ
とができることである。
【0056】本発明はSECAM標準に基づき符号化さ
れたカラーテレビジョン信号の発生の識別を確実に行な
うことができる。
【0057】本発明には当業者が容易に考えつく種々の
変形や変更を行なうことができることは勿論である。特
に、記載した構成要素のそれぞれは、同じ機能を有する
幾つかのエレメントに置き換えることができる。更に、
本発明による検出器の種々の要素を実際に構成するこ
と、およびその際に生ずる制約は当業者が考えることが
できる。
【0058】このような、変更、変形および改善はこの
発明の開示の一部であり、本発明の内容および範囲の中
にある。従って前述の記載は一例であり、これにより制
限されない。
【図面の簡単な説明】
【図1A】SECAM標準に対するコンポジットビデオ
ベースバンド信号の波形を時間的に示す図である。
【図1B】SECAM標準に関連したバーストゲートB
Gを時間的に示す図である。
【図2】外部の帯域フィルタからの位相情報が使用され
ている例を示す図である。
【図3】本発明に基づきSECAM標準により符号化さ
れたカラーテレビジョン信号の受信を検出する検出器の
実施態様の図である。
【図4】図3に示す検出器の幾つかの位相特性を示す図
である。
【符号の説明】
1 外部の帯域フィルタ 2、10 位相比較器 3、12 フリップフロップ 5 利得が制御された増幅器 6 ベルフィルタ 7 検出器 8 利得段 9 高域フィルタ 11 相互コンダクタンス増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 11/00 - 11/24 H04N 9/64 - 9/66

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン信号を符号化する標準を識
    別するための集積回路内のフィルタに対する一般的制御
    (CT)により予め同調されたフィルタ(9)と、フィ
    ルタの出力信号および入力信号を受ける位相比較器(1
    0)と、信号の二つの連続したライン(R−Y,B−
    Y)の実際の平均周波数に対し前記フィルタ(9)の周
    波数をサーボにより制御するための手段とを備えたこと
    を特徴とする、SECAM標準により符号化されたカラ
    ーテレビジョン信号の受信を検出するための検出器。
  2. 【請求項2】 前記手段が位相比較器(10)と前記の
    位相比較から生ずる値を記憶するコンデンサ(CF)を
    含む逆フィードバックループを備えたことを特徴とする
    請求項1に記載のSECAM標準により符号化されたカ
    ラーテレビジョン信号の受信を検出するための検出器。
  3. 【請求項3】 位相比較器(10)の出力がコンデンサ
    (CF)の一番目の端子と相互コンダクタンス増幅器
    (11)に接続され、他の端子が接地され、該相互コン
    ダクタンス増幅器の出力がフィルタ(9)の同調周波数
    を調整する端子(FT)に送られることを特徴とする請
    求項2に記載のSECAM標準により符号化されたカラ
    ーテレビジョン信号の受信を検出するための検出器。
  4. 【請求項4】 位相比較器(10)の出力が「時間リセ
    ット」信号により制御されたフリップフロップを通し識
    別の結果を記憶するコンデンサ(CKS)に送られるこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の
    SECAM標準により符号化されたカラーテレビジョン
    信号の受信を検出するための検出器。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ(9)の理論的に予め同調
    された周波数がSECAM標準のクロミナンスの搬送波
    の二つの周波数の間の平均周波数に対応することを特徴
    とする請求項1に記載のSECAM標準により符号化さ
    れたカラーテレビジョン信号の受信を検出するための検
    出器。
  6. 【請求項6】 前記フィルタが高いQを有する高域フィ
    ルタ(9)であることを特徴とする請求項5に記載のS
    ECAM標準により符号化されたカラーテレビジョン信
    号の受信を検出するための検出器。
  7. 【請求項7】 前記フィルタが帯域フィルタであり、9
    0°移相器が前記フィルタの上手に与えられることを特
    徴とする請求項5に記載のSECAM標準により符号化
    されたカラーテレビジョン信号の受信を検出するための
    検出器。
  8. 【請求項8】 位相比較器(10)がテレビジョン信号
    内に含まれた基準バーストの間サンプリングされること
    を特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のS
    ECAM標準により符号化されたカラーテレビジョン信
    号の受信を検出するための検出器。
  9. 【請求項9】 前記フィルタ(9)の上手に、帰線時間
    (RL)の間にサンプリングされる利得段(8)を含む
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載
    のSECAM標準により符号化されたカラーテレビジョ
    ン信号の受信を検出するための検出器。
  10. 【請求項10】 前記フィルタ(9)の理論的な同調周
    波数が4.32MHzであることを特徴とする請求項1
    から9のいずれか1項に記載のSECAM標準により符
    号化されたカラーテレビジョン信号の受信を検出するた
    めの検出器。
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