JP2775183B2 - 眼調節力測定装置 - Google Patents

眼調節力測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、眼調節力測定に適するような視標を有する
眼調節力測定装置に関するものである。
[従来の技術] 近年、ワードプロセッサ及びコンピューター等による
VDT作業が増加傾向にあるが、作業者の作業前及び作業
後の眼調節力の変動を測定することによって眼精疲労や
肉体的な疲労を定量的に把握することができる。
眼調節力を測定するには、可視の視標位置を外部から
の信号により遠方から近方へ、また近方から遠方へ移動
制御することで、この固視標によって誘起される眼屈折
力変化を経時的に連続的に測定する装置が知られてい
る。
ところで、従来の眼調節力測定装置では眼屈折力を測
定する際に被検者にその中心を注視させ、被検眼を固定
するスターバーストのような放射線状パターンによる指
標を眼調節力測定にも用いている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような放射線状の形状をした視標を遠
点方向から近点方向へ、或いはその逆方向へ移動した場
合、以下のような不具合を生じる。
第5図は定屈折力変化速度(単位:diopt./sec.)で視
標を遠点方向から近点方向へ移動したときの軌跡aと、
その逆の軌跡bと比較し、その刺激に誘起された眼屈折
力変化をA、Bとして示す。ここで、A、Bのシフト
c、dは被検者が放射線状の視標を固視する方向を変え
たために起きたものである。
これは、被検眼が乱視眼である場合、焦点が2つある
ので被検者には放射線の各方向中に2方向、線が濃く見
える位置があるためであり、被検者が無意識に固視の方
向を変えるものである。一般に、これら2方向は互いに
90度の角度をなす方向であり、弱主経、強主経方向であ
る。
本発明は上記欠点に鑑み案出されたもので、眼屈折力
変化を正確かつ迅速に測定することのできる眼調節力測
定装置を提供することを技術課題とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の眼調節力測定装置は光軸方向に移動する第1
視標を被検者に固視させることにより被検眼の眼調節力
を測定する眼調節力測定装置において、調節を誘起する
第1視標を同一方向に伸びる複数の直線成分を持つパタ
ーンとし、該直線の向きを、第2視標を持つ入力用測定
手段を用いて予め測定した乱視軸と一定の位置関係をも
つよう回転させる視標呈示手段を具備したことを特徴と
する。
入力用測定手段は装置に内蔵、あるいは外部に取り付
けられた公知の自動眼屈折力計を採用してもよいし、他
の乱視軸の測定手段であっても良い。
[作用] 上記構成のとおり、調節を誘起する視標を同一方向に
のびる複数の直線成分を持つパターンとすることによっ
て、視標を回転させある特定経線方向での眼調節力変化
だけを抽出することができる。
ここで特定経線とは被検眼の弱主経線か強主経線のい
ずれかであり、視標の方向はこれらの方向に回転可能と
してある。なお、第4−1図は眼調節力の変化を示すグ
ラフであり、乱視軸が30度の場合を示す。この場合、視
標が遠点付近では被検者から見たとき第4−2図のよう
に60度方向の線がはっきり見える。続いて、第5図のa
のように視標を遠から近方向に移動したときに眼屈折力
はe1からe2のように変化する。このe1−e2間の距離が大
きいほど眼調節力は良好であるといえる。
[実施例] 以下、図面により発明の詳細を説明する。
第1図はこの発明に係る眼調節力測定装置の測定光学
系配置図の一実施例であり、1は赤外領域に波長をもつ
測定用光源で、集光レンズ2のほぼ焦点位置に配置され
ている。3は被検眼6の眼底と共役な位置に配置される
べく移動可能なスポット絞り、4は対物レンズ、5はビ
ームスプリッターである。7は対物レンズ、8はビーム
スプリッター、9は第1リレーレンズ、10は被検眼6の
角膜と共役は位置に配置されている角膜反射除去マスク
である。12は第2リレーレンズ、13は前記スポット絞り
3と一緒に移動する移動レンズ、14は結像レンズであ
る。15は測定用受光素子で、前記測定用光源1及び角膜
反射除去マスク10と同期して光軸を中心に回転するよう
になっている。16は反射鏡である。17は第3リレーレン
ズで軸方向に移動可能になっている。18は第4リレーレ
ンズである。19は被検眼6の眼底上に投影される固視用
視標である。この視標19は第4−2図に示すように一方
向にのびる直線成分を備えるパターンで後述する駆動部
により回転可能となっている。21は集光レンズ、22は可
視光源である。
第2図は眼調節力測定全体のシステム構成要素を示
す。
101は光軸中心に回転する視標19を備え、光軸上を遠
/近方向に移動させる視標呈示部でI/O回路104を介して
マイクロコンピュータ回路121により制御される。102は
眼屈折力を検知するオプトメーター部であり、アナログ
電圧として得られた眼屈折力変化信号はA/D回路105を介
してマイクロコンピュータ回路121に接続されている。1
03は被検眼と装置間の照準のための観察系である。111
はマイクロコンピュータ回路であり、視標呈示部101、
オプトメーター部102を眼屈折力計機能及び眼調節力測
定機能を満たすべく制御するものである。マイクロコン
ピュータ回路121は視標19の移動変化(刺激)と眼屈折
力変化(反応)を同時にディスプレイ122に表示すると
ともに、経時変化波形として外部記憶装置123に記憶す
るプログラムを内蔵している。124はプリンタである。
第3図は本装置の自動眼屈折力計部の信号処理系を示
すブロック図である。
自動眼屈折力計としての機能は省略して眼調節力測定
について手順にしたがって以下説明する。
眼屈折力計の測定で球面、柱面屈折力および乱視軸の
値を得る。次に装置を不図示の測定モード切換スイッチ
またはマイクロコンピュータ回路121からの信号(1)
により眼調節力測定モードに切り換える。マイクロコン
ピュータ回路111はドライバ208を介してモータ209を制
御し、測定用光源1、角膜反射除去マスク10及び受光素
子15を乱視軸に合わせて回転する。また乱視軸の角度に
基づいてマイクロコンピュータ回路111がドライバ210を
介してモータ211を駆動し、乱視をマイナス表現する場
合、視標19を乱視軸と直交する主経線方向に回転させ
る。
つづいてマイクロコンピュータ回路121からの信号
(1)で測定開始の信号がマイクロコンピュータ回路11
1に与えられるとドライバ201によって測定用光源1を所
定のパルス周期で発光させ、スポット絞り3の像を眼
内、眼底に投影する。その反射光は受光素子15で検出さ
れる。そして位相検波回路202で眼底に投影された像の
フオーカスの良否に比例した直流電圧に変換されA/D変
換器203を経てマイクロコンピュータ回路111に加えられ
る。マイクロコンピュータ回路111はスポット絞り3の
位置をドライバ204を介したモータ205の駆動により最良
のフォーカスとなるまで移動させる。スポット絞り3の
位置は眼屈折力値と対応しており、スポット絞り3に連
結されたポテンショメータ207の電圧出力(3)として
眼屈折力値が得られる。そしてマイクロコンピュータ回
路121からの測定停止の信号(1)がくるまでは常に被
検眼6の眼屈折力変化をアナログ信号出力としてマイク
ロコンピュータ回路121に出力する。なお206はバッファ
アンプである。
調節刺激としての視標19の移動(本実施例では第3リ
レーレンズ17を移動させることで等価な効果が得られる
光学系としている。視標19の移動方法は遠点よりさらに
プラス側から近点よりさらにマイナス側に徐々に移動さ
せる方法と遠点と近点との間を瞬時に階段状に一定時間
ごとに移動させる方法とがある。)は、マイクロコンピ
ュータ回路121により遠近への移動量、移動の開始位
置、移動の速度、繰り返し回路などの設定条件に従った
信号(1)としてマイクロコンピュータ回路111に加え
られることによってなされる。ここでドライバ212とモ
ータ213は第3リレーレンズ17を駆動するものである。
また215は第3リレーレンズ17に直結したポテンショメ
ータ、214はバッファアンプであり、(2)は視標19の
位置を示すアナログ出力であり、実際に移動した位置信
号としてA/D回路105を経てマイクロコンピュータ回路12
1に返される。
被検眼6がこの視標19の遠近への移動を固視する結
果、スポット絞り3の移動として眼屈折力変化を連続的
にとらえることができる。
ここで視標19は回転させるため円形とし、遠近に移動
させてぼけた場合でも存在がわかるように直線群に適当
な面積をもたせたものとする。具体的には線の幅の各線
間の間隔は例えば1対1とし、視力0.7相当とする。面
積は固視位置を制限する大きさとし、眼屈折力計の要求
するものとする。本実施例では1度から2度である。
本実施例では自動眼屈折力計に内蔵された視標19で説
明したが、外部に設置すべく製作された視標においても
同様に入力用測定手段としての機能をもたせることは可
能である。他面、自動眼屈折力計機能で使用する調節解
除のための視標を別に備えて複数枚の視標を円盤上に配
置してもよい。各々の測定時で回転させて切り替えれば
よい。
さらにマイクロコンピュータ回路は111と121とに分け
ているが1つのマイクロコンピュータ回路に統一しても
よい。
[発明の効果] 本発明の眼調節力測定装置によれば被検者の眼調節力
を容易かつ迅速かつ被検者が視標を固視する方向を変え
ることなく正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の主要光学系を示す光学配置図である。
第2図は眼調節力測定装置のシステム構成要素を示すブ
ロック図である。第3図は信号処理系のブロック図であ
る。第4−1図は被検者の眼屈折力の変化を示すグラフ
である。第4−2図は視標を示す図である。第5図は定
屈折力変化速度を示すグラフである。 6……被検眼 19……視標 101……視標呈示部 102……オプトメーター部 103……観察系 111、121……マイクロコンピュータ回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光軸方向に移動する第1視標を被検者に固
    視させることにより被検眼の眼調節力を測定する眼調節
    力測定装置において、 該第1視標を同一方向に伸びる複数の直線成分を持つパ
    ターンとし、該直線の向きを、第2視標を持つ入力用測
    定手段を用いて予め測定した乱視軸と一定の位置関係を
    もつよう回転させる第1視標呈示手段を具備したことを
    特徴とする眼調節力測定装置。
  2. 【請求項2】入力用測定手段は乱視軸を測定できる自動
    眼屈折力計であることを特徴とする第1項記載の眼調節
    力測定装置
  3. 【請求項3】第1視標の持つ光学系は第2視標の持つ光
    学系と共通であることを特徴とする第2項記載の眼調節
    力測定装置。
  4. 【請求項4】第1視標は第2視標を共用することを特徴
    とする第3項記載の眼調節力測定装置。
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